JP2007279304A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化や液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収することができる液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】TFTアレイ部14aの応答速度測定領域に設けたフォトセンサ14dに測定用駆動電圧を印加して応答速度測定領域の液晶を駆動する。このとき、応答速度測定領域を透過したバックライトからの光をフォトセンサ14dで検出して液晶の応答速度を検出する。この応答速度に基づいて、映像データ強調回路12で得られた強調データを補正し、この補正値を用いて映像データを表示する。これにより、温度変化や液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収することができ、表示品質を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機やノート型のパソコンなどの表示手段を備える電子機器に用いられる液晶表示装置に関し、特にアクティブマトリクス型の液晶表示装置に関する。
従来、アクティブマトリクス型の液晶表示装置では、応答時間を短縮する、すなわち液晶分子の動作を早めるために、オーバドライブと呼ばれる手法が用いられている。オーバドライブ手法は、現在の映像データを1つ前の映像データと比較し、その差分により補正値を決定して現在の映像データ値を補正するものである。例えば、映像データ(以下、映像データという)を一時的に保持するようにするとともに、液晶特性の平均的な映像データに合わせて作成された比較テーブルから現在の映像データと1つ前の映像データとに対応する強調レベルを取得して、その強調レベルを用いて現在の映像データを強調する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、この種の液晶表装置の概略構成を示すブロック図である。図11に示す液晶表示装置は、映像データを格納するフレームメモリ101と、同期信号にしたがってフレームメモリ101に格納した映像データを出力する制御を行う制御回路102と、映像データを強調する映像データ強調回路103と、強調された映像データを表示する液晶パネル104とから主に構成される。映像データ強調回路103は、現在の映像データと1つ前の映像データとから強調レベルが得られる比較テーブル103aを有する。液晶パネル104は、TFTアレイ部104aと、信号駆動回路104bと、走査駆動回路104cとを有する。このような構成を有する液晶表示装置において、映像データ強調回路103、1フレーム前の映像データと現在の映像データとに対応する強調レベルを比較テーブル103aから読み出し、該強調レベルにしたがって現在の映像データのレベル補正を行い、それを出力信号として液晶パネル104に出力する。
特開2002−062850号公報
しかしながら、従来の液晶表示装置においては、時間的に前後する2つの映像データと、液晶パネル104の応答が1表示周期内に略完了する映像データが書き込まれた比較テーブル103aとから現在の映像データのレベル補正を行うのみであり、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収することができず、表示品質の向上が望めないという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、温度変化や液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収することができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、表示画素及び応答速度測定領域を有する液晶パネルと、現在の映像データと1つ前の映像データとの差分に基づいて現在の映像データを強調して強調データを出力する映像データ強調手段と、前記応答速度測定領域において前記液晶パネルを透過する光を検出する光検出手段と、前記光検出手段による検出結果に基づいて前記強調データを補正する補正手段と、を具備することを特徴とする。
この構成によれば、液晶パネルを透過する光を検出して液晶の応答特性を直接検出し、その応答特性に基づいて強調データを補正するので、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収することができ、表示品質向上を図ることができる。
本発明の液晶表示装置においては、前記光検出手段がフォトセンサであることが好ましい。この場合において、前記補正手段は、前記液晶パネルに電圧を印加したときの前記フォトセンサの出力電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間と、前記強調データの補正値とを関連づけたテーブルを有することが好ましく、あるいは、前記補正手段は、前記液晶パネルに電圧を印加したときの前記フォトセンサの出力電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間から前記強調データの補正値を算出する演算手段を有することが好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、前記光検出手段は、前記液晶パネルの表示領域に照射される光を検出できる位置に配置されたことが好ましい。この構成によれば、表示領域で使用するバックライトを液晶の応答特性検出にも使用することができるので、専用のバックライトを設ける必要がない。
本発明の液晶表示装置によれば、表示画素及び応答速度測定領域を有する液晶パネルと、現在の映像データと1つ前の映像データとの差分に基づいて現在の映像データを強調して強調データを出力する映像データ強調手段と、前記応答速度測定領域において前記液晶パネルを透過する光を検出する光検出手段と、前記光検出手段による検出結果に基づいて前記強調データを補正する補正手段と、を具備するので、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収でき、表示品質を改善することができる。
液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきの主なものとして、温度変化による液晶の応答特性の変化がある。一般に、液晶の応答時間は、図1に示すように、温度によって変化することが知られている。すなわち、図1から分かるように、液晶の応答時間は温度が低いほど遅くなる。一方、液晶の応答は、液晶パネルの光の透過状態であるので、液晶パネルの光の透過状態を検出することにより、液晶の応答を直接検出することができる。
本発明者はこの点に着眼したものであり、液晶パネルの光の透過状態を検出して、液晶の応答速度を直接検出し、その検出結果に基づいてオーバドライブ処理における映像データの強調データを補正することにより、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収できることを見出し本発明をするに至った。すなわち、本発明の骨子は、表示画素及び応答速度測定領域を有する液晶パネルと、現在の映像データと1つ前の映像データとの差分に基づいて現在の映像データを強調して強調データを出力する映像データ強調手段と、前記応答速度測定領域において前記液晶パネルを透過する光を検出する光検出手段と、前記光検出手段による検出結果に基づいて前記強調データを補正する補正手段と、を具備する液晶表示装置により、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収し、表示品質を改善することである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態においては、光検出手段による検出結果に基づいて映像データ強調手段で強調した強調データを補正する補正手段が、液晶パネルに電圧を印加したときの光検出手段であるフォトセンサの出力電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間と、強調データの補正値とを関連づけたテーブルを有する場合について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。図2に示す液晶表示装置は、TFT(Thin Film Transistor)を能動素子とするアクティブマトリクス型液晶表示装置である。この液晶表示装置は、1つ前のタイミングの入力映像データを格納するフレームメモリ11と、現在の入力映像データと1つ前の入力映像データとの間の差分に基づいて入力映像データを強調して強調データを出力する映像データ強調回路12と、映像データ強調回路12からの強調データを補正する補正部13と、映像データを表示する液晶パネル14と、液晶パネルの応答時間を測定する応答時間測定回路15と、応答時間の検出のタイミングを制御するタイミング発生回路16とから主に構成されている。
映像データ強調回路12は、図3に示すような比較テーブル12aを有する。この比較テーブル12aは、すべての信号レベル変化の組み合わせにおいて、信号レベルが変化した場合に応答が1表示周期内に過不足なく完了するデータで構成されている。図3においては、データが256(8ビット)×256(8ビット)のマトリクス状に表記される。これにより、入力された映像データ(現画像データ)は、比較テーブル12aのアドレス内の8ビットに入力されると共に、フレームメモリ11にも入力される。フレームメモリ11からは1表示周期分遅延したデータ(前画像データ)が比較テーブル12aに出力され、この遅延したデータが比較テーブル12aのアドレスの残り8ビットに入力される。その結果、比較テーブル12aに入力された現画像データと前画像データとから強調データが求められる。この強調データは、オーバドライブ処理が行われた映像データである。このように強調された映像データは補正部13に出力される。
補正部13は、図4に示すような補正テーブル13aを有する。この補正テーブル13aは、後述するフォトセンサの応答時間に対応するカウント値と上記強調データとの組み合わせにおいて、カウント値に対応する強調データの補正値で構成されている。これにより、補正部13に入力された強調データは、補正テーブル13aの一方のアドレスに入力される。後述する応答時間測定回路15のレジスタ15aからはフォトセンサの応答時間に対応するカウント値が補正テーブル13aに出力され、このカウント値が補正テーブル13aの他方のアドレスに入力される。その結果、補正テーブル13aに入力された強調データとカウント値とから補正値が求められる。この補正値は、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上の変動に対応したものであり、これらのばらつきを吸収した強調データである。このように補正された強調データは液晶パネル14に出力される。
液晶パネル14は、通常のアクティブマトリクス型の液晶表示装置に用いられる液晶パネルであり、TFTアレイ部14aを有するTFT基板と対向基板とが対向配置され、両者の間に液晶層が挟持されて構成されている。TFT基板と対向基板には、それぞれ液晶制御層として、電極や配向膜などが形成されている。TFT基板の各TFTのソース電極には、信号駆動回路14bが電気的に接続されており、TFT基板の各TFTのゲート電極には、走査駆動回路14cが電気的に接続されている。そして、信号駆動回路14bは、補正部13と電気的に接続されている。
TFTアレイ部14aは、図5に示すように、ガラス基板21,22と、ガラス基板21,22間に挟持された液晶層23とから主に構成されている。TFT基板であるガラス基板21の液晶層23と当接する面上には、TFT24が設けられている。このTFT24は、図6に示すように、ガラス基板21上に形成されたゲート電極24aと、ゲート電極24a上にゲート絶縁膜24bを介して形成された半導体層24cと、半導体層24上に分離して形成された不純物半導体層24dと、不純物半導体層24d上にそれぞれ形成されたドレイン電極24e及びソース電極24fと、ドレイン電極24e及びソース電極24f上に形成された層間絶縁膜24gとから構成される。そして、ガラス基板21上には、TFT24のソース電極24fと電気的に接続するように画素電極25が形成されている。
一方、対向基板であるガラス基板22の液晶層23と当接する面上には、共通電極26が形成されている。ガラス基板21,22の液晶層23と反対側の面上には、それぞれ偏光板27,28が配置されている。このような構成の液晶パネル24に対してガラス基板21の外側からバックライトの光が照射される。また、TFT基板と対向基板との間に駆動電圧が印加される。なお、ここでは、液晶パネル14のTFTアレイ部14aを表示領域という。
TFTアレイ部14aには、上述した表示領域以外の領域に応答速度測定領域が設けられており、この応答速度測定領域に光検出手段であるフォトセンサ14dが設けられている。フォトセンサ14dは、図7に示すように、図5に示すTFTアレイ部14aの構造に反射層29を設けた構造を有する。すなわち、対向基板であるガラス基板22の外側の偏光板28上に反射層29を設ける。このフォトセンサ14dは、液晶パネル14の表示領域に照射される光を検出できる位置に配置される。これにより、表示領域で使用するバックライトを液晶の応答特性検出にも使用することができるので、専用のバックライトを設ける必要がない。また、表示領域以外の応答速度測定領域にフォトセンサ14dを設けるので、フォトセンサ14dはTFTアレイ部14aと異なる電極を用いることができ、液晶パネル14の表示と異なる測定用の駆動電圧を印加することができる。
このフォトセンサ14dは、液晶の応答速度を検出するものであり、タイミング発生回路16から入力されるタイミング信号で動作する。タイミング信号にしたがって、TFT基板と対向基板との間に測定用駆動電圧を印加すると、応答速度測定領域の液晶が駆動する。バックライトからの光(図7における破線)は、液晶パネル14を透過して反射層29で反射してフォトセンサ14dに入射する。フォトセンサ14dの出力は、図1に示すように応答時間測定回路15に出力される。
応答時間測定回路15は、タイミング発生回路16からのタイミング信号で動作し、フォトセンサ14dの立ち上がり時間と立ち下がり時間をカウントし、カウント値を出力する。ここで、図8は応答時間測定タイミングを示すチャートである。図8において、液晶駆動電圧(測定用電圧)が印加された時点から液晶の応答遅延によってセンサ出力(フォトセンサ14dの出力電圧)が徐々に増加し、液晶駆動電圧を印加した時点からセンサ出力が所定の閾値THを超えるまでの時間(立ち上がり時間tr)と、液晶駆動電圧の印加を停止した時点からセンサ出力が閾値THを下回るまでの時間(立ち下がり時間tf)がカウントされる。そして、立ち上がり時間trと立ち下がり時間tfから求められるカウント値がレジスタ15aに一時記憶される。その後、カウント値が補正部13の補正テーブル13aにアドレスとして入力される。なお、立ち上がり時間trと立ち下がり時間tfから求められるカウント値が液晶の応答時間に対応する。
次に、上記構成を有する液晶表示装置の動作について説明する。
液晶表示装置のタイミング発生回路16から応答時間測定回路15とフォトセンサ14dにそれぞれタイミング信号が出力される。このタイミングは、液晶表示装置の表示タイミングとは別のタイミングである。なお、応答速度測定タイミングと表示タイミングとが同期していても良い。この応答時間測定タイミングにしたがって、TFTアレイ部14の応答速度測定領域に設けられたフォトセンサ14dに測定用駆動電圧が印加される。これにより、応答速度測定領域の液晶が駆動される。この応答速度測定タイミング及び測定用駆動電圧は、液晶パネル14の表示タイミング及び駆動電圧と独立したタイミング及び駆動電圧とする。
応答速度測定領域の液晶が駆動された状態において、バックライトからの光は、液晶パネル14を透過して反射層29で反射してフォトセンサ14dに入射する。フォトセンサ14dにおいては、上述したように、出力波形の立ち上がり時間trと立ち下がり時間tfとによりカウント値が求められ、そのカウント値が応答時間測定回路15に出力される。応答時間測定回路15は、フォトセンサ14dから出力されたカウント値をレジスタ15aに一時記憶し、補正部13の補正テーブル13aに出力する。補正テーブル13aにおいては、カウント値がアドレスとして入力される。
一方、映像データが入力されると、フレームメモリ11及び映像データ強調回路12に送られる。現在の映像データが映像データ強調回路12に出力されると共に、フレームメモリ11に格納された1つ前の映像データが映像データ強調回路12に出力される。この1つ前の映像データは、液晶パネル14に出力される同期信号にしたがって制御回路11aにより映像データ強調回路12に出力される。
現映像データは、映像データ強調回路12の比較テーブル12aの一方のアドレスに入力され、1つ前の映像データは、比較テーブル12aの他方のアドレスに入力される。そして、比較テーブル12aに入力された現画像データと前画像データとから強調データが求められる。この強調データは、オーバドライブ処理が行われた映像データとして補正部13に出力される。
強調データが補正部13の補正テーブル13aの一方のアドレスに入力され、応答時間測定回路15からのカウント値が補正テーブル13aの他方のアドレスに入力される。そして、補正テーブル13aに入力された強調データとカウント値とから補正値が求められる。この補正値が液晶パネル14に出力される。液晶パネル14においては、この補正値を用いて映像データを表示する。
このように、本実施の形態の液晶表示装置は、フォトセンサにより液晶の応答速度(応答時間)を直接測定しているので、温度などの要因により液晶の応答速度が変化しても、温度だけでなくセルギャップや液晶材料のばらつきなども含めた補正が可能となり、常に最適な補正量が得られる。その結果、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収でき、表示品質を改善することができる。
また、フォトセンサを表示領域以外の領域に設け、液晶パネルの駆動電圧と独立してフォトセンサに測定用駆動電圧を印加するので、液晶パネルの表示タイミングに影響を受けることなく、任意の電圧とタイミングで液晶の応答速度を測定することができる。例えば、1フレームの表示を行う間に数段階の組み合わせで中間調の応答速度を測定し、次のフレームからその応答速度に応じた補正値を用いて中間調表示を行うことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、光検出手段による検出結果に基づいて映像データ強調手段で強調した強調データを補正する補正手段が、液晶パネルに電圧を印加したときの光検出手段の出力電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間から強調データの補正値を算出する演算手段を有する場合について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図9において図2と同じ部分については図2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図9に示す液晶表示装置は、補正テーブル13aを有する補正部13の代わりに、レジスタ15aに格納した応答時間に対応するカウント値を用いて補正係数を求める補正係数演算回路17を備えている。この補正係数演算回路17は、図10に示すように、立ち上がりカウント値及び立ち下がりカウント値の補正係数を求めるデータ切り替え部171と、データ切り替え部171で得られた補正係数を強調データに加算する加算部172とから構成されている。データ切り替え部171においては、液晶の応答時間に対応する立ち上がりカウント値及び立ち下がりカウント値間の測定カウント差と基準カウント差との間の倍率を補正係数として求める。補正係数演算回路17を備えることにより、補正テーブル13aを省略することができ、メモリの効率化を図ることができる。
次に、上記構成を有する液晶表示装置の動作について説明する。
実施の形態1と同様に、液晶表示装置のタイミング発生回路16から応答時間測定回路15とフォトセンサ14dにそれぞれタイミング信号が出力される。このタイミングは、液晶表示装置の表示タイミングとは別のタイミングである。なお、応答時間測定タイミングと表示タイミングとが同期していても良い。この応答時間測定タイミングにしたがって、TFTアレイ部14aの応答速度測定領域に設けられたフォトセンサ14dに測定用駆動電圧が印加される。これにより、応答速度測定領域の液晶が駆動される。
応答速度測定領域の液晶が駆動された状態において、バックライトからの光は、液晶パネル14を透過して反射層29で反射してフォトセンサ14dに入射する。フォトセンサ14dにおいては、上述したように、出力波形の立ち上がり時間trと立ち下がり時間tfとによりカウント値が求められ、そのカウント値が応答時間測定回路15に出力される。応答時間測定回路15は、フォトセンサ14dから出力されたかウント値をレジスタ15aに一時記憶し、補正係数演算回路17のデータ切り替え部171に出力する。データ切り替え部171では、立ち上がりカウント値及び立ち下がりカウント値から補正係数を求め、その補正係数を加算部172に出力する。
一方、映像データが入力されると、フレームメモリ11及び映像データ強調回路12に送られる。現在の映像データが映像データ強調回路12に出力されると共に、フレームメモリ11に格納された1つ前の映像データが映像データ強調回路12に出力される。この1つ前の映像データは、液晶パネル14に出力される同期信号にしたがって制御回路11aにより映像データ強調回路12に出力される。
現映像データは、映像データ強調回路12の比較テーブル12aの一方のアドレスに入力され、1つ前の映像データは、比較テーブル12aの他方のアドレスに入力される。そして、比較テーブル12aに入力された現画像データと前画像データとから強調データが求められる。この強調データは、オーバドライブ処理が行われた映像データとして補正係数演算回路17の加算部172に出力される。加算部172において、強調データに補正係数が加算されて補正値が求められる。この補正値が液晶パネル14に出力される。液晶パネル14においては、この補正値を用いて映像データを表示する。
このように、本実施の形態の液晶表示装置も、フォトセンサにより液晶の応答速度(応答時間)を直接測定しているので、温度などの要因により液晶の応答速度が変化しても、温度だけでなくセルギャップや液晶材料のばらつきなども含めた補正が可能となり、常に最適な補正量が得られる。その結果、温度変化や個々の液晶パネルにおけるハードウェア特性上のばらつきを吸収でき、表示品質を改善することができる。また、この場合においても、フォトセンサを表示領域以外の領域に設け、液晶パネルの駆動電圧と独立してフォトセンサに測定用駆動電圧を印加するので、液晶パネルの表示タイミングに影響を受けることなく、任意の電圧とタイミングで液晶の応答速度を測定することができる。
本発明の液晶表示装置は、パーソナルコンピュータで使用されるモニタや液晶テレビ受信機などの電子機器への適用が可能である。
液晶の応答時間と温度との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図2に示す液晶表示装置の映像データ強調回路の比較テーブルの一例を示す図である。 図2に示す液晶表示装置の補正部の補正テーブルの一例を示す図である。 図2に示す液晶表示装置のTFTアレイ部を示す断面図である。 図5に示すTFTアレイ部の薄膜トランジスタの構造を示す断面図である。 図2に示す液晶表示装置のフォトセンサを示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図9に示す液晶表示装置の補正係数演算回路の構成を示す図である。 従来の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 フレームメモリ
11a 制御回路
12 映像データ強調回路
12a 比較テーブル
13 補正部
13a 補正テーブル
14 液晶パネル
14a TFTアレイ部
14b 信号駆動回路
14c 走査駆動回路
14d フォトセンサ
15 応答時間測定回路
15a レジスタ
16 タイミング発生回路
17 補正係数演算回路
21,22 ガラス基板
23 液晶層
24 TFT
25 画素電極
26 共通電極
27,28 偏光板
29 反射層

Claims (5)

  1. 表示画素及び応答速度測定領域を有する液晶パネルと、現在の映像データと1つ前の映像データとの差分に基づいて現在の映像データを強調して強調データを出力する映像データ強調手段と、前記応答速度測定領域において前記液晶パネルを透過する光を検出する光検出手段と、前記光検出手段による検出結果に基づいて前記強調データを補正する補正手段と、を具備することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記光検出手段がフォトセンサであることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記補正手段は、前記液晶パネルに電圧を印加したときの前記フォトセンサの出力電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間と、前記強調データの補正値とを関連づけたテーブルを有することを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 前記補正手段は、前記液晶パネルに電圧を印加したときの前記フォトセンサの出力電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間から前記強調データの補正値を算出する演算手段を有することを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置。
  5. 前記光検出手段は、前記液晶パネルの表示領域に照射される光を検出できる位置に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の液晶表示装置。
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