JP2007278103A - 軸流ファン - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、やむことの無い小型化と性能向上のニーズに対応することのできる高性能と小型化、特に薄型化を実現する軸流ファンの実現を課題とする。
【解決手段】
本発明に成る軸流ファンは、
ベンチュリケースと、該ベンチュリケースと一体を成す脚(静翼)で連結保持された電動機と、該電動機の回転子と一体を成し前記ベンチュリケースの風洞部内を回転自在の動翼を有する羽根車とを備える軸流ファンで、前記ベンチュリケースと一体に吐出口側に設けられる脚(静翼)の動翼対向面と、動翼の吐出口側端縁との軸方向離間距離が、1.5mm以下好ましくは0.8乃至1mmとなるよう近接して配置形成され、また、前記動翼を形成する複数のブレードの、夫々の前記脚(静翼)との軸方向離間精度が、0.5mm以下であるように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被冷却側の実装密度の高まりで、冷却ファンが高圧領域で使用されるケースが多くなっていることへの対応に係る改良である。
従来汎用されている軸流ファンは、図1(a)に見るように、ベンチュリケース3と一体を成す脚(静翼)3−1は吐出口側に設けられ、脚(静翼)と動翼との間隔が広がると、動翼の端縁にて空気の乱れが生じる事から、圧力側で脚(静翼)にて空気の流れを整流できずに乱れが生じ、この空気の流れの乱れが、いわゆるサージングポイントの発生に係る性能劣化や騒音の増加を余儀なくするもので、これに起因する性能低下も改善の重要課題となっていた。
上述特許文献もその改良提案のひとつであるが、該例に見るように、吸込口側に脚(静翼)を設ける構成での改良の狙いは、静翼を形成する脚と動翼との接近・配置による空気の乱れが特性劣化の主たる要因として捉え、両者の近接を回避することに着目していた。
この背景には、羽根車を構成するブレードの形成精度に留意して、動翼の回転による脚(静翼)との接触を回避する意識が作用していることも考えられる。
上述のような従来技術に成る軸流ファンの解決すべき課題のひとつは、小型化のニーズに対応可能な薄型化の実現にある。
本発明に成る軸流ファンは、
ベンチュリケースと、該ベンチュリケースと一体を成す脚(静翼)で連結保持された電動機と、該電動機の回転子と一体を成し前記ベンチュリケースの風洞部内を回転自在の動翼を有する羽根車とを備える軸流ファンで、前記ベンチュリケースと一体に吐出口側に設けられる脚(静翼)の動翼対向面と、動翼の吐出口側端縁との軸方向離間距離が、1.5mm以下となるよう形成され、好ましくは、
ベンチュリケースと、該ベンチュリケースと一体を成す脚(静翼)で連結保持された電動機と、該電動機の回転子と一体を成し前記ベンチュリケースの風洞部内を回転自在の動翼を有する羽根車とを備える軸流ファンで、前記ベンチュリケースと一体に吐出口側に設けられる脚(静翼)の動翼対向面と、動翼の吐出口側端縁との軸方向離間距離が、1.5mm以下となるよう形成され、好ましくは、
脚(静翼)の動翼対向面と、動翼の吐出口側端縁との軸方向離間距離が、0.8乃至1mmとなるよう形成され、また、
前記動翼を形成する複数のブレードの、夫々の前記脚(静翼)との軸方向離間精度が、0.5mm以下となるように形成される。
本発明に成る軸流ファンは、サージングポイントの少ない小型化特に軸方向寸法の小さな軸流ファンの実現に有効である。
以下図面により本発明の実施例を説明する。
図1は、本願発明に係る軸流ファン1の例の断面図(a)と、脚(静翼)3−1と動翼2−1との近接状態を説明する部分拡大図(b)である。
発明の骨子は、上述の通り従前改良技術での検討が、脚(静翼)3−1と動翼2−1との離間拡大での整流化志向であったことへの見直しにより、近接配置での効果を発見したものである。
図2は、検討結果の一例で、小型化と性能維持との両面をにらんで、従前汎用されて来ている脚(静翼)3−1と動翼2−1との軸方向離間距離設定:2.5mmの構成と近接配置志向での1.0mmの構成での騒音と風量特性を比較したものである。
いうまでも無く、軸流ファン1の構成部材は同一仕様となっている。
いうまでも無く、軸流ファン1の構成部材は同一仕様となっている。
図2に見るように、騒音レベルでの変化が無いままに、中間領域でのサージングポイントの風量特性では15〜20%の改善が実現している。
本発明に成る軸流ファン1は、小型化を図りつつ性能向上を実現することで、小型化・高性能化のニーズにより応えることを可能とする。
1 軸流ファン
2 羽根車
2−1 動翼
2−11 動翼端
3 ベンチュリーケース
3−1 静翼
3−11 静翼先端縁
4 モータ
A 本願発明構成の特性の例
B 従来技術構成の特性の例
2 羽根車
2−1 動翼
2−11 動翼端
3 ベンチュリーケース
3−1 静翼
3−11 静翼先端縁
4 モータ
A 本願発明構成の特性の例
B 従来技術構成の特性の例
Claims (3)
- ベンチュリケースと、該ベンチュリケースと一体を成す脚(静翼)で連結保持された電動機と、該電動機の回転子と一体を成し前記ベンチュリケースの風洞部内を回転自在の動翼を有する羽根車とを備える軸流ファンにおいて、前記ベンチュリケースと一体に吐出口側に設けられる脚(静翼)の動翼対向面と、動翼の吐出口側端縁との軸方向離間距離が、1.5mm以下となるよう近接して配置形成されていること、を特徴とする軸流ファン。
- 前記動翼を形成する複数のブレードは、夫々の前記脚(静翼)との軸方向離間精度が、0.5mm以下となるように形成されていること、を特徴とする請求項1に記載の軸流ファン。
- 脚(静翼)の動翼対向面と、動翼の吐出口側端縁との軸方向離間距離が、0.8乃至1mmであること、を特徴とする請求項2に記載の軸流ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006102648A JP2007278103A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 軸流ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006102648A JP2007278103A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 軸流ファン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007278103A true JP2007278103A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38679805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006102648A Pending JP2007278103A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 軸流ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007278103A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014034770A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | シャープ株式会社 | 送風装置 |
JP2014047712A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Sharp Corp | 送風装置 |
-
2006
- 2006-04-04 JP JP2006102648A patent/JP2007278103A/ja active Pending
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WO2014034770A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | シャープ株式会社 | 送風装置 |
JP2014047712A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Sharp Corp | 送風装置 |
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