JP2007275114A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 払出装置から払出された賞球によって発生する静電気量を予測し、予測結果を図形又は記号によって報知することで遊技者に不快な思いをさせないようにする。
【解決手段】静電気予測手段は、下皿63の満タン状態が解消されたあとに、賞球センサー30によって検出された賞球数をカウント手段によってカウントし(S108)、該カウント結果をもとに発生する静電気量を予測し(S116)、該予測結果を図形又は記号に変換してから演出図柄表示装置6にて表示するようにしたので、遊技者に分かりやすく静電気に対する注意を呼びかけることが出来る弾球遊技機になる。
【選択図】 図15

Description

本発明は、払出装置から払出された賞球によって発生する静電気によって遊技者に不快な思いをさせないように注意を促がすようにしたものである。
従来のパチンコ遊技機は、遊技盤面上に配置された入賞口に発射した遊技球が入球するとパチンコ遊技機の裏側に配置された球タンクに貯留された遊技球を払出装置によりパチンコ遊技機の正面に配置された貯留皿(上皿)に払出している。
通常、発射された遊技球は頻繁に入賞口には入球しないほか、入球したとしても賞球数の少ない入賞口にしか入球しないので貯留皿(上皿)が賞球によって満タンになることはないが、例えば発射された遊技球が始動口(入賞口)に入球し、入球した時に抽出した乱数が予め定められた値と一致すると遊技領域の下部に設けられ通常は入球不可能であり入球すると多くの賞球が排出される大入賞口が所定回数開放する、いわゆる大当り状態が発生する。この大当り遊技は約2000個の賞球が排出されるので貯留皿(上皿及び下皿)だけでは、全ての賞球は貯留出来ないので、貯留皿から遊技店に備えられている別箱(俗にいうドル箱)に移すようになっている。
なお、大当り遊技終了後直ぐに再び大当りした場合には、現在、貯留しているドル箱だけでは賞球を貯留できないので、現在、貯留しているドル箱が満タンになったら違うドル箱を店員に用意してもらい、その新しいドル箱に賞球を貯留する。
なお、貯留皿(上皿及び下皿)に貯留された遊技球が減ってきたらドル箱に貯留した遊技球を再び貯留皿(上皿や下皿)に移して遊技を行う。
パチンコ遊技機に使用する遊技球は鉄でできている、パチンコ遊技機の遊技球が流下する部分のほとんどがプラスチックで構成されている、遊技球は遊技店内を循環しているので循環している際に遊技球を研磨する必要がある。このような原因(遊技球同士の摩擦、遊技球とプラスチック製品との摩擦、遊技球と研磨材との摩擦など)からパチンコ遊技機では多くの静電気が発生する。
このように発生した静電気は、パチンコ遊技機に設けられたマイクロコンピュータなどを含む電子制御回路の動作を停止させたり、誤動作を引き起こすので、パチンコ遊技機の各場所にアース処理を施している。
特開2002−35329号公報 特開2001−259142号公報 特開2001−25560号公報
従来技術に記載したようにパチンコ遊技機では多くの静電気が発生し、該発生した静電気によって、パチンコ遊技機に設けられた電子制御回路に悪影響を与えてしまうので特許文献1のように下皿に案内する受け部材に導電性部材を設け、さらに、複数の制御用基板と電源基板の少なくとも1つに静電気によるノイズを吸収するノイズ吸収回路を設け、前記導電部材とノイズ吸収回路とを接続するとい方法などが考え出されている。この特許文献1に記載された方法を使用することで、静電気に電子制御回路に与える影響は少なくなるが、完全には静電気の影響を防止することは出来ない。
また、パチンコ遊技機で発生する静電気はパチンコ遊技機に設けられた電子制御回路に影響を与えるだけではなく、人体(遊技者)にも影響を与える。
従来技術に記載したように、貯留皿が遊技球で満タンになったらドル箱に移さなければならないほか、逆に貯留皿に貯留された遊技球が減ってくればドル箱に貯留された遊技機を貯留皿に移さなければならない。また、ドル箱に遊技球を貯留する際、ドル箱に多くの遊技球を貯留するためにドル箱に移した遊技球を整える。このような際に遊技者は手で遊技球を触れることになるのだが、遊技者が遊技球に触れた瞬間に遊技球に帯電していた静電気が人体に放電し、遊技者に激痛を与えてしまっている。
パチンコ遊技機で発生する静電気は上述したようにパチンコ遊技機に設けられた電子制御回路だけではなく遊技者にも影響を及ぼすが、電子制御回路への悪影響を抑える発明が沢山なされているが、人体への悪影響を抑える方法としては、遊技球が排出される部分をアース処理を施すくらいしか考え出されていない。
つまり、パチンコ遊技機で発生する静電気による悪影響を完全に無くすことを極めて困難である。パチンコ遊技機で発生する静電気による悪影響を完全に無くすことが出来ない以上、遊技者に、静電気の発生により人体に影響を与える可能性があることを教えなければならないが、今現在、そのような注意をするパチンコ遊技機は存在しない。
特許文献2や特許文献3では、未払い数(未だ払出されていない遊技球の数)を報知する発明がなされている。特許文献2では、未払い数を概算表示したりレベルメータのように報知し、特許文献3では未払い数を報知する時期などが記載されている。
しかし、静電気による注意表示などについては何ら記載されていない。
前記課題を解決するために請求項1記載の弾球遊技機は、遊技盤上に複数の入賞口を備え、発射された遊技球が前記入賞口に入球すると前記入賞口に応じた賞球数を未払い数として加算し、該加算された未払い数に応じて払出装置より賞球を貯留皿に向けて払出し、前記払出装置より排出された賞球が賞球検出手段によって検出される毎に前記未払い数を減算する弾球遊技機であり、
前記貯留皿に貯留された遊技球が満タンになっていることを検出する満タン検出手段を備え、前記満タン検出手段によって、前記貯留皿が満タンであることが検出されている間は前記払出装置の作動を停止させ、前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことを検出すると前記停止している払出装置の作動を再開させる弾球遊技機において、
発生する静電気量の大きさを予測する静電気量予測手段と、
該静電気量予測手段により予測された静電気量の大きさを図形又は記号に変換する表示変換手段と、
該表示変換手段によって変換された図形又は記号を表示する表示手段と、を
備えたことを特徴とする弾球遊技機である。
現在のパチンコ遊技機は、上皿(発射装置に遊技球を導く貯留皿)だけのタイプと上皿と上皿が遊技球で満タンになった際に排出される下皿の2つを設けたタイプが存在する。
請求項1に記載した貯留皿とは、上皿しかないタイプであれば上皿が貯留皿に該当し、上皿と下皿の両方を設けたタイプであれば上皿と下皿の両方が貯留皿に該当する。
なお、本実施例では上皿と下皿の両方を備えたタイプのパチンコ遊技機を使用して説明する。
パチンコ遊技機は複数の電子制御回路から成り立っており、遊技機全体の制御を司る主制御装置、遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御装置、演出表示装置を制御する演出図柄制御装置、パチンコ遊技機から発生する音や光を制御する音・ランプ統合制御装置、発射装置を制御する発射制御装置、パチンコ遊技機の電源を管理する電源制御装置(電源基板)などが存在する。
なお、未払い数の制御、満タン検出手段の接続先、賞球検出手段の接続先は、主制御装置又は払出制御装置が適している。最適なのは未払い数の制御を行う制御装置に満タン検出手段及び賞球検出手段が接続され、未払い数の記憶はパチンコ遊技機の電源が遮断されても一定時間、保持される構成(バックアップされる構成)である。
静電気量予測手段は、主制御装置や払出制御装置に備えてもよいが、演出図柄制御装置や音声・ランプ統合制御装置などのサブ制御装置に備えてもよい。演出図柄制御装置や音声・ランプ制御装置に備える場合は、主制御装置又は払出制御装置から送られてくるデータをもとに発生する静電気量の大きさを予測することになる。
表示変換手段は、演出図柄制御装置又は音声・ランプ統合制御装置などのサブ制御装置に備えることが好適である。
表示変換手段によって変換された図形又は記号を表示する表示装置は、特別図柄の疑似演出を行う演出図柄表示装置にて兼用してもよいし、パチンコ遊技機の枠側(前面枠や上皿、下皿など)に設けてもよい。パチンコ遊技機は、周知の通り盤面交換と枠交換の2種類の交換方法が存在する。盤面交換は頻繁に行われるが枠交換の場合には、滅多に行われない。盤面交換の場合は枠側の部品は交換されないので、上記表示装置を枠側に設ければ上記表示装置は長く使用できることになり費用負担も少なく出来る。
満タン検出手段によって貯留皿が遊技球で満タン状態であることが検出されている状態時には払出装置の作動を停止するだけでなく遊技球の発射も停止させる構成にしてもよいが、発射は停止させないほうが好適である。
また、パチンコ遊技機は、球タンク、タンクレールが備えられ、その球タンク、タンクレールに払出される遊技球がある程度貯留されている。
球タンクやタンクレールに貯留されている遊技球が無くなると賞球が払出されなくなるので、球タンクやタンクレールに貯留されている遊技球が無くなったことあるいは少なくなったことを検出する球切れ検出手段もパチンコ遊技機には備えられている。この球切れ検出手段の検出によっても満タン検出手段によって検出されたとき同様に払出装置の作動が停止する。なお、球切れ検出手段の検出がなくなれば、作動を停止している払出装置の作動は再開する。
前記課題を解決するために請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検知された後の前記賞球検出手段によって検出された賞球数をカウントするカウント手段を備え、
前記静電気量予測手段は、前記カウント手段のカウント結果を基に発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機である。
上記記載のカウント手段は、貯留皿の状態が満タン状態から解消された後の賞球検出手段によって検出された賞球数のみをカウントするだけでなく、貯留皿が満タン状態になる前の賞球検出手段によって検出された賞球数もカウントする構成にしてもよい。さらに、貯留皿が満タン状態になる前の賞球検出手段によって検出された賞球数も含めて発生する静電気量の大きさを予測するようにしてもよい。
また、貯留皿の状態が満タンでないときもカウントする構成にした場合は、貯留皿が満タンでないときには常にカウントする構成ではなく大当り遊技中だけに限定する構成でもよい。
また、カウント手段によってカウントされたカウント数は大当り遊技終了後から所定時間経過後にリセットする構成が好適である。大当り遊技終了直後にリセットする構成でもよいのだが、大当り遊技が終了しても沢山の未払い数が残っている場合も考えられるので、所定時間経過後のほうが、確実に静電気による影響を遊技者に注意出来る。
静電気量予測手段は、貯留皿が満タン状態から解消された後にカウント手段によってカウントされたカウント結果のみで発生する静電気量の大きさを予測するのではなく、賞球検出手段に検出されたが貯留皿に未だに排出されていない賞球の数(賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成するのが好適である。
賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球検出手段に検出される遊技球よりも先に貯留皿に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
前記課題を解決するために請求項3記載の弾球遊技機は、請求項2記載の弾球遊技機において、前記カウント手段によってカウントされた所定単位の賞球数の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機である。
所定単位の賞球数の増加とは、例えば常に100個ずつであってもよいし、50個、70個、100個と増えていってもよいし、100個、60個、40個と減っていってもよい。つまり、1個単位ではなく予め定まってさえいればどのような単位であってもよい。
表示されている図形又は記号の更新される内容は、基本的な構成は、ほとんど変更させずに、部分的なところを変化させたり、同じ形のところの数を変更させるような構成が好適である。詳しい例は実施例に記載する。
前記課題を解決するために請求項4記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検知された後の前記未払い数の増減数によって前記貯留皿の状態が満タン状態から解消された後に払出された賞球数を演算する演算手段を備え、
前記静電気量予測手段は、前記演算手段の演算結果を基に発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機である。
上記記載の演算手段は、貯留皿の状態が満タン状態から解消された後の未払い数の増減数により、満タン状態が解消されたあとの賞球数を演算するのではなく、貯留皿が満タン状態になる前の賞球数も演算する構成にしてもよい。さらに、貯留皿が満タン状態になる前の演算された賞球数も含めて発生する静電気量の大きさを予測するようにしてもよい。
また、貯留皿の状態が満タンでないときも演算する構成にした場合は、貯留皿が満タンでないときには常に演算する構成ではなく大当り遊技中だけに限定する構成でもよい。
静電気量予測手段は、貯留皿が満タン状態から解消された後に演算手段によって演算された演算結果のみで発生する静電気量の大きさを予測するのではなく、賞球検出手段に検出されたが貯留皿に未だに排出されていない賞球の数(賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成するのが好適である。
賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球検出手段に検出される遊技球よりも先に貯留皿に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
前記課題を解決するために請求項5記載の弾球遊技機は、請求項4記載の弾球遊技機において、前記演算手段によって演算された所定単位の賞球数の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機である。
所定単位の賞球数の増加とは、例えば常に100個ずつであってもよいし、50個、70個、100個と増えていってもよいし、100個、60個、40個と減っていってもよい。つまり、1個単位ではなく予め定まってさえいればどのような単位であってもよい。
表示されている図形又は記号の更新される内容は、基本的な構成は、ほとんど変更させずに、部分的なところを変化させたり、同じ形のところの数を変更させるような構成が好適である。詳しい例は実施例に記載する。
前記課題を解決するために請求項6記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検知された後の前記払出装置が作動している時間を計測する作動経過計測手段を備え、
前記静電気量予測手段は、前記作動経過計測手段の計測結果を基に発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機である。
上記記載の作動経過計測手段は、貯留皿の状態が満タン状態から解消された後の払出装置の作動時間のみを計測するだけでなく、貯留皿が満タン状態になる前の払出装置の作動時間も計測する構成にしてもよい。さらに、貯留皿が満タン状態になる前の払出装置の作動時間も含めて発生する静電気量の大きさを予測するようにしてもよい。
また、貯留皿の状態が満タンでないときも計測する構成にした場合は、貯留皿が満タンでないときには常に計測する構成ではなく大当り遊技中だけに限定する構成でもよい。
静電気量予測手段は、貯留皿が満タン状態から解消された後に作動経過計測手段によって計測された計測結果のみで発生する静電気量の大きさを予測するのではなく、賞球検出手段に検出されたが貯留皿に未だに排出されていない賞球の数(賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成するのが好適である。
賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球検出手段に検出される遊技球よりも先に貯留皿に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
前記課題を解決するために請求項7記載の弾球遊技機は、請求項6記載の弾球遊技機において、前記作動経過計測手段によって計測された所定単位の作動経過時間の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機である。
所定単位の作動経過時間の増加とは、例えば常に5分ずつであってもよいし、1分、3分、5分と増えていってもよいし、5分、3分、1分と減っていってもよい。つまり、1秒単位ではなく予め定まってさえいればどのような単位であってもよい。
表示されている図形又は記号の更新される内容は、基本的な構成は、ほとんど変更させずに、部分的なところを変化させたり、同じ形のところの数を変更させるような構成が好適である。詳しい例は実施例に記載する。
前記課題を解決するために請求項8記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記静電気量予測手段は、前記満タン検出手段により前記貯留皿が満タンと検出されたときの未払い数から前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出されるまでの前記未払い数の増加量に応じて発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機である。
前記課題を解決するために請求項9記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記静電気量予測手段は、前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出された時点の前記未払い数に応じて発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機である。
請求項8又は請求項9記載の弾球遊技機の構成において、表示変換手段により変換された図形又は記号を表示装置に表示するタイミングは、満タン検出手段により貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出されたことに起因して行われる構成が好適である。
請求項8又は請求項9記載の弾球遊技機の構成において、静電気量予測手段は、貯留皿が満タンと検出されたときの未払い数から貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出されるまでの未払い数の増加量のみ又は貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出された時点の未払い数のみで発生する静電気量の大きさを予測するのではなく、賞球検出手段に検出されたが貯留皿に未だに排出されていない賞球の数(賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成するのが好適である。
賞球検出手段よりも下流で貯留皿よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球検出手段に検出される遊技球よりも先に貯留皿に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
前記課題を解決するために請求項10記載の弾球遊技機は、請求項8又は請求項9記載の弾球遊技機において、前記未払い数の所定単位の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機である。
未払い数の所定単位の増加とは、例えば常に100個ずつであってもよいし、50個、70個、100個と増えていってもよいし、100個、60個、40個と減っていってもよい。つまり、1個単位ではなく予め定まってさえいればどのような単位であってもよい。
表示されている図形又は記号の更新される内容は、基本的な構成は、ほとんど変更させずに、部分的なところを変化させたり、同じ形のところの数を変更させるような構成が好適である。詳しい例は実施例に記載する。
前記課題を解決するために請求項11記載の弾球遊技機は、請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の弾球遊技機において、前記表示装置に表示されている図形又は記号は、前記未払い数が予め定められた特定の数よりも少なくなると前記表示装置より消去することを特徴とする弾球遊技機である。
なお、未払い数の予め定められた数を0としてもよい。つまり未払い数が0になると表示されている図形又は記号は消去される。
請求項1ないし請求項11記載の弾球遊技機において、静電気量予測手段によって予測された静電気量が予め定められた予測量よりも多い場合には、危険と判断し、満タン検出手段により貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことを検出しても払出装置の作動を再開しないような構成にしてもよい。
請求項1記載の発明によれば、発生する静電気によって発生する悪影響を完全には回避できない現状の弾球遊技機において、遊技者に対して静電気に対する注意を呼びかけ、出来る限り遊技者に対して悪影響を回避してもらえるようにできる(遊技者が手で遊技球に触れる前に心構えができるほか遊技者が手で遊技球を触れる際には細心の注意を図ることが出来るようになる)。
また、実際の発生する静電気量(〇〇〇mVなど)を表示されても遊技者は、その量が多い値なのか少ない値なのか判別できないが、発生する静電気量の大きさを図形又は記号に変換し、その変換された図形又は記号を表示するので遊技者は実際の数値を表示するより判別がし易くなる。
請求項2記載の発明によれば、発射された遊技球が入賞口に入球する度に発生する静電気量の大きさを予測する構成だと、制御が複雑化してしまうほか、ほとんど遊技者に悪影響を与えないのに変換された図形又は記号を表示していたのでは、遊技者の遊技への集中を欠くことにもなりかねないが、請求項2記載の構成にすれば、多く静電気が発生すると予測されるときのみに、発生する静電気量の大きさを予測し、変換された図形又は記号を表示するので制御は複雑化しないほか、遊技者の遊技への集中を欠くおそれもなく、静電気によって発生する悪影響の注意を促がすことが出来る。
満タン検出手段が満タンであることを検出すると払出装置の作動は停止する。払出装置の作動が停止すれば未払い数が多く溜まる。多く未払い数が溜まった状態で満タン検出手段によって満タンが解消されたと判断されれば、払出装置の作動は再開されて、溜まっていた未払い数が賞球として一気に払出されるので、このような場合には多くの静電気が発生する。
また、静電気量予測手段は、実際に払いだされた賞球数をもとに発生する静電気量の大きさを予測するので予測の正確差が増す。
請求項3記載の発明によれば、変換された図形又は記号を1回だけ表示するのではなく表示された後も、その後の賞球の払出状態に応じて発生する静電気量の大きさを予測し、その新な予測を表示されている図形又は記号に反映させていくので予測の正確差が増すほか遊技者が理解し易くなる。
請求項4記載の発明によれば、発射された遊技球が入賞口に入球する度に発生する静電気量の大きさを予測する構成だと、制御が複雑化してしまうほか、ほとんど遊技者に悪影響を与えないのに変換された図形又は記号を表示していたのでは、遊技者の遊技への集中を欠くことにもなりかねないが、請求項4記載の構成にすれば、多く静電気が発生すると予測されるときのみに、発生する静電気量の大きさを予測し、変換された図形又は記号を表示するので制御は複雑化しないほか、遊技者の遊技への集中を欠くおそれもなく、静電気によって発生する悪影響の注意を促がすことが出来る。
満タン検出手段が満タンであることを検出すると払出装置の作動は停止する。払出装置の作動が停止すれば未払い数が多く溜まる。多く未払い数が溜まった状態で満タン検出手段によって満タンが解消されたと判断されれば、払出装置の作動は再開されて、溜まっていた未払い数が賞球として一気に払出されるので、このような場合には多くの静電気が発生する。
また、静電気量予測手段は、実際に払いだされた賞球数をもとに発生する静電気量の大きさを予測するので予測の正確差が増す。
請求項5記載の発明によれば、変換された図形又は記号を1回だけ表示するのではなく表示された後も、その後の賞球の払出状態に応じて発生する静電気量の大きさを予測し、その新な予測を表示されている図形又は記号に反映させていくので予測の正確差が増すほか遊技者が理解し易くなる。
請求項6記載の発明によれば、発射された遊技球が入賞口に入球する度に発生する静電気量の大きさを予測する構成だと、制御が複雑化してしまうほか、ほとんど遊技者に悪影響を与えないのに変換された図形又は記号を表示していたのでは、遊技者の遊技への集中を欠くことにもなりかねないが、請求項6記載の構成にすれば、多く静電気が発生すると予測されるときのみに、発生する静電気量の大きさを予測し、変換された図形又は記号を表示するので制御は複雑化しないほか、遊技者の遊技への集中を欠くおそれもなく、静電気によって発生する悪影響の注意を促がすことが出来る。
満タン検出手段が満タンであることを検出すると払出装置の作動は停止する。払出装置の作動が停止すれば未払い数が多く溜まる。多く未払い数が溜まった状態で満タン検出手段によって満タンが解消されたと判断されれば、払出装置の作動は再開されて、溜まっていた未払い数が賞球として一気に払出されるので、このような場合には多くの静電気が発生する。
また、静電気量予測手段は、実際に払出装置の作動時間をもとに発生する静電気量の大きさを予測するので予測の正確差が増す。
請求項7記載の発明によれば、変換された図形又は記号を1回だけ表示するのではなく表示された後も、その後の賞球の払出状態に応じて発生する静電気量の大きさを予測し、その新な予測を表示されている図形又は記号に反映させていくので予測の正確差が増すほか遊技者が理解し易くなる。
請求項8記載の発明によれば、発射された遊技球が入賞口に入球する度に発生する静電気量の大きさを予測する構成だと、制御が複雑化してしまうほか、ほとんど遊技者に悪影響を与えないのに変換された図形又は記号を表示していたのでは、遊技者の遊技への集中を欠くことにもなりかねないが、請求項8記載の構成にすれば、多く静電気が発生すると予測されるときのみに、発生する静電気量の大きさを予測し、変換された図形又は記号を表示するので制御は複雑化しないほか、遊技者の遊技への集中を欠くおそれもなく、静電気によって発生する悪影響の注意を促がすことが出来る。
満タン検出手段が満タンであることを検出すると払出装置の作動は停止する。払出装置の作動が停止すれば未払い数が多く溜まる。多く未払い数が溜まった状態で満タン検出手段によって満タンが解消されたと判断されれば、払出装置の作動は再開されて、溜まっていた未払い数が賞球として一気に払出されるので、このような場合には多くの静電気が発生する。
また、貯留皿の満タンが解消されてから直ぐに予測が行えるので、早い段階で遊技者に発生する静電気への注意を促がすことができる。
請求項9記載の発明によれば、発射された遊技球が入賞口に入球する度に発生する静電気量の大きさを予測する構成だと、制御が複雑化してしまうほか、ほとんど遊技者に悪影響を与えないのに変換された図形又は記号を表示していたのでは、遊技者の遊技への集中を欠くことにもなりかねないが、請求項8記載の構成にすれば、多く静電気が発生すると予測されるときのみに、発生する静電気量の大きさを予測し、変換された図形又は記号を表示するので制御は複雑化しないほか、遊技者の遊技への集中を欠くおそれもなく、静電気によって発生する悪影響の注意を促がすことが出来る。
満タン検出手段が満タンであることを検出すると払出装置の作動は停止する。払出装置の作動が停止すれば未払い数が多く溜まる。多く未払い数が溜まった状態で満タン検出手段によって満タンが解消されたと判断されれば、払出装置の作動は再開されて、溜まっていた未払い数が賞球として一気に払出されるので、このような場合には多くの静電気が発生する。
また、貯留皿の満タンが解消されてから直ぐに予測が行えるので、早い段階で遊技者に発生する静電気への注意を促がすことができる。
請求項10記載の発明によれば、変換された図形又は記号を1回だけ表示するのではなく表示された後も、その後の賞球の払出状態に応じて発生する静電気量の大きさを予測し、その新な予測を表示されている図形又は記号に反映させていくので予測の正確差が増すほか遊技者が理解し易くなる。
請求項11記載の発明によれば、表示装置に表示されている図形又は記号が通常遊技中における表示の邪魔になることを防止することが出来る。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、長方形の外枠51と前面枠52とからなる筐体にて構成の各部を保持する構造である。
前面枠52は、左側上下のヒンジ53により外枠51に対し開閉可能に取り付けられており、通常は図示するように閉じた状態になっている。
前面枠52には、窓状のガラス枠60が前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。このガラス枠60には板ガラス61が二重にはめ込まれ、板ガラス61の奥には前面枠52に保持された遊技盤10(図2参照)が収納されている。
ガラス枠60の下方には上皿55が前面枠52に対して開放可能に取り付けられ、上皿55の下方にては下皿63が前面枠52に固定され、下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられている。発射ハンドル64を時計回りに回動操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿55から供給された遊技球を遊技盤10に向けて発射する。
上皿55の左上側には、遊技者が操作可能な演出ボタン66が備えられており、遊技者が特定期間に、この演出ボタン66を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ67より出力される音が変化する。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
また、前面枠52には、遊技者の趣向を高めるためや遊技状態を遊技者や店員に知らすための複数の枠側装飾ランプ65、スピーカ67が備えられている。
図2に示すように遊技盤10には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には7セグメントの特別図柄表示装置9及び4個のLEDからなる特別図柄保留記憶表示装置10が設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている。
センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当たり、普通図柄表示装置7に当たりの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置され、その下方にはアウト穴15が設けられている。
また、大入賞口14の左右には、ガイドレール2bに沿うようにして普通入賞口16が配置されている。
図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、前述した遊技盤10を脱着可能に取り付ける機構盤70が前述した外枠51に収納されている。この機構盤70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤10上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられ(演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85がサブ制御装置に該当する)、機構盤70の右上部には枠用外部接続端子79、盤用外部接続端子78が設けられている。
このパチンコ機50の電気的構成は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、音声・ランプ統合制御装置83、発射制御装置84は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、普通入賞口16に入球した遊技球を検出する普通入賞口スイッチ16a等の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及び音声・ランプ統合制御装置83に出力する。
また主制御装置80は、図柄中継基板41を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄保留記憶表示装置10及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力され、また図柄変動や大当たり等の管理用の信号が盤用外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて賞球モータ32を稼働させて賞球を払い出させる。賞球として払い出される遊技球を計数するための賞球センサー30の検出信号は払出制御装置81と主制御装置80とに入力され、払出制御装置81と主制御装置80の双方で賞球の計数が行われる。
なお、払出制御装置81は、満タンスイッチ34、球切れスイッチ35が入力され、満タンスイッチ34により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ35により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると賞球モータ32を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満タンスイッチ34も球切れスイッチ35も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることを起因にして賞球モータ32の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット56及びCR精算表示装置と通信して、球貸ソレノイドを制御して貸球の払い出しも行う。貸球として払い出される遊技球の計数は、球貸しセンサー33の検出信号に基づいて払出制御装置81が行う。
また、払出制御装置81は、主制御装置80から送られてきたコマンドを中継して発射制御装置84に送信する。
発射制御装置84は、払出制御装置81経由で主制御装置80から送られてくるコマンド、タッチスイッチのタッチ信号、発射ハンドルの回動量信号及び発射停止スイッチの信号に基づいて発射モータを制御することで遊技球の発射を制御する。
なお、本実施例では、満タンスイッチ34及び球切れスイッチ35からの信号が払出制御装置81に入力されると賞球モータ32を停止させるのみで遊技球の発射には何ら影響を与えない構成にしているが、下皿63が満タン状態あるいは球タンク71に遊技球が無い状態時には、払出制御装置81から発射制御装置84に発射停止信号を送信する構成にして、発射が不可能な状態にしてもよい。
音声・ランプ統合制御装置83はサブ制御装置に該当し、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ67からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。
また、音声・ランプ統合制御装置83には、演出ボタン66が接続されており、遊技者が演出ボタン66を操作した際には、その信号が音声・ランプ統合制御装置83に入力される。
音声・ランプ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、音声・ランプ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものと音声・ランプ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
次に遊技球が入賞口に入球した際に払出される賞球の流れを図5を使用して説明する。
図5は、機構盤70を通る遊技球を分かりやすく説明するために断面にした図である。
図5に示すように賞球としてあるいは貸し球として排出される遊技球は、賞球モータ32よりも上流にある球タンク71やタンクレール72によって予め貯留されている。その貯留している遊技球が不足しないように球タンク71には球切れスイッチ35が設けられている。この球切れスイッチ35が球タンク71の遊技球が少ないことを検出すると上述したように払出制御装置81は払出モータ32を停止させる。
球タンク71に遊技球がある程度存在する場合に遊技球が入賞口に入賞すると、その信号は主制御装置80に入力され、主制御装置80から払出制御装置81に所定個数の賞球を払い出させる命令(賞球払出命令)が出力され、払出制御装置81は、払出モータ32を駆動させて所定数の賞球を払出す。
なお、遊技球が入賞口に入賞した信号が主制御装置80に入力されると主制御装置80は、その入賞口に入賞した際に払出される賞球数を未払い数として加算する。また、払出制御装置81も主制御装置80からの賞球払出命令を受信したら、主制御装置80と同様に払出すべき賞球数を未払い数として加算する。賞球モータ32によって払出された遊技球は、賞球センサー30によって検出される。賞球センサー30は主制御装置80と払出制御装置81に接続されており、主制御装置80と払出制御装置81は賞球センサー30が遊技球を検出する毎に各々の未払い数を減算する。
このように本実施例では、主制御装置80と払出制御装置81の両方によって賞球(未払い数)が管理されているので、正確な払出しが可能になっている。
なお、この未払い数はバックアップされる構成であるので、仮に停電などが発生した場合でも未払い数は消去されず、遊技者に損失を与えないようになっている。
賞球センサー30に検出された遊技球は、図5に示すように機構盤70に設けられた賞球排出路を通って機構盤70の上皿排出口40を通って上皿55に排出される。上皿55が遊技球で満タンになり、さらに、賞球排出路まで遊技球で満タンになると、同じく機構盤70に設けられた下皿排出路41に遊技球が溢れる構成になっている。下皿排出路41を通った遊技球は下皿排出口42を通って下皿63に排出される。
次に下皿63も遊技球にて満タンになった場合を図6にて説明する。図6は図5に記載したX部分を拡大したものである。
図6aに記載してあるように、下皿63が満タン状態でない場合には、下皿排出路41に設けられ、バネによって付勢されている検出板35が内側(通路中央側)に反り出している。
一方、下皿63が満タンになっている状態では図6bに示すように検出板35が遊技球によって通路の脇に追いやれる状態になる。この検出板35の先端(バネが設けられていない側)付近には、満タンスイッチ35の検出部36が配置され、下皿63が遊技球で満タンになると、検出板35の先端によって検出部36を押すようになっている。満タンスイッチ34は検出部36が、押されることで信号を出力する。なお、本実施例では、検出部36が押されている間は、満タンスイッチ35から払出制御装置81に満タンであることを示す信号(満タン検出信号)が出力され続ける構成になっている。つまり、検出部36が押されなくなることで出力され続けている満タン検出信号が停止する。
次に、このパチンコ機50の基本仕様を図7に従って説明する。なお、この図中で始動口1とあるのは第1始動口11を、始動口2は第2始動口12を示す。
通常確率状態と高確率状態とは特別図柄の大当たり確率によって区別され、通常確率状態と時間短縮状態とは特別図柄の平均変動時間及び普通図柄の平均変動時間の違い、即ち図柄の変動時間の長短で区別される。
変動短縮機能は時間短縮状態及び高確率状態で作動し、その場合、特別図柄の平均変動時間は約6秒、最短変動時間は約5秒になる。また、通常確率状態でも、特別図柄の変動開始時に保留記憶が2個以上あると、その特別図柄の変動について変動短縮機能が作動して、変動時間は上記と同様になる。
開放延長機能は時間短縮状態及び高確率状態で作動し、その場合、第2始動口12の開放時間の上限が基底時間の0.3秒(未作動時)から4秒に延長される。但し、規定数(本実施例では3個)の入球があれば、上限時間に達していなくても閉鎖される。
特別図柄の大当たり確率は、通常確率状態(1/396.7)と高確率状態(1/39.67)とで異なるが、第1始動口11と第2始動口12とでは差がない。
普通図柄の当たり確率は、通常確率状態、時間短縮状態及び高確率状態とも同じ(1/2)である。
特別図柄の平均変動時間、特別図柄の最短変動時間、普通図柄の平均変動時間及び第2始動口12の開放時間(上限)は、図示並びに上述のとおりである。
1入賞あたりの賞球数は図示の通りであり、普通図柄作動ゲート17は通過口であるので賞球はない。
次に、主制御装置80が、メインルーチンのサブルーチンとして行う各処理に従って、パチンコ機の動作を説明する。
図8に示されるフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S20までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS21の処理を「残余処理」と称する。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると、前記メモリの所定領域に所定値を書き込む、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み、即ち初期設定が為され(S11)、残余処理に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると、まず初期乱数更新処理が実行される(S12)。この処理は、初期乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「3966」のときには次回の処理で初期値である「0」に戻り、「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S12に続く大当り決定用乱数更新処理(S13)は、初期乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であるが、最大値である「3966」に至ると次回の処理では、そのときの前記初期乱数の値を初期値(以下、「更新初期値」という。)とし、更に割り込み毎に+1する処理を続行して更新初期値より「1」少ない値(以下、「更新最大値」という。)に至れば次回の処理では、更にそのときの初期乱数の値を初期値とし「0」〜「3966」までの3967個の整数値を繰り返し作成する。
即ち、割り込み処理毎に+1し、乱数を構成する要素を「0」〜「3966」までの整数値とすることは前記初期乱数と何等変わることはないが、今回の更新最大値に至れば次回の割り込み処理ではそのときの更新初期値を初期値とし更新最大値に至るまで割り込み毎に+1し、更に次回の更新初期値を初期値とする構成である。これにより、当否乱数は、乱数を構成する要素を「0」〜「3966」までの3967個の整数値とし、割り込み処理毎に+1するが、更新最大値に至れば、次回の割り込み処理ではそのときの初期乱数により決定される値に変更されるので、当否乱数の値を予測不可能にすることができる。また、更新初期値と更新最大値とにより決定される乱数の構成要素は従来の当否乱数と同じ「0」〜「3966」の3967個の整数値と何等変わることがないので乱数を構成する要素の出現率を均一にしている。
なお、通常確率状態時の当選することとなる値の数は10で、値は「775」〜「777」、「1775」〜「1777」、「2774」〜「2777」であり、高確率状態時の当選することとなる値の数は100で、値は「775」〜「777」、「1314」〜「1333」、「1758」〜「1777」、「2758」〜「2777」、「3314」〜「3333」である。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S14)は「0」〜「59」の60個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。
なお、特別図柄によるハズレの確定表示は「――」の1種類しかないので、ハズレ図柄(特別図柄)は選択する必要はない。
当り決定用乱数更新処理(S15)は、「0」〜「5」の6個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。なお、当選することとなる値の数は通常確率状態時、高確率状態時ともに3であり、値は「0」、「3」、「5」である。
なお、この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S16)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時に当選する値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時に当選する値の数は5で、値は「0」〜「4」であり、高確率状態時に当選する値の数は6で、値は「0」〜「5」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S17)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初期値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S18)では、始動口11、12の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。
本実施例では、遊技球が入賞口11、12に入賞すると大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が始動口11、12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、大当りか否かを判定する条件成立判定手段としての当否判定処理(S19)を行う。この当否判定処理については後述する。この当否判定処理(S19)が終了すると、続いて画像出力処理等の各出力処理(S20)が実行される。
各出力処理(S20)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、音声・ランプ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S18)により遊技盤10上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
本処理に続く前述の残余処理は、初期乱数更新処理(S21)から構成されるが、各々前述したS12と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S20までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図8に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期乱数の更新される(加算される)値も一律ではなくなる。これにより、初期乱数が当否乱数と同期する可能性はなくなる。尚、本実施形態においては、当否乱数の更新は初期乱数の値により変更される構成なので同期の虞は全くない。また、前述した当り判定用乱数更新処理(S15)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
図9に示す始動入賞確認処理では、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11aの検出信号と第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S30)。
肯定判断なら、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S31)。
保留記憶が満杯でなければ(S31:NO)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S32)。既に4個の保留記憶があれば(S31:YES)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
なお、特別図柄の保留記憶数の増減は音声・ランプ統合制御装置83を経由して演出図柄制御装置82に伝えられ、演出図柄表示装置6の画面6aにて、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。
図10に示す当否判定処理では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S40)。
否定判断で、特別図柄の変動中でなく(S41:NO)、確定図柄の表示中でもなければ(S42:NO)、特別図柄保留記憶(上記、S32による保留記憶)があるか否かを判断する(S43)。
この保留記憶があれば(S43:YES)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その特別図柄保留記憶は保留記憶から消去し)、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S44)。
肯定判断であれば(S44:YES)、読み込んだ大当たり判定用乱数を確変テーブルに記録されている当たり値と照合し(S46)、否定判断であれば、読み込んだ大当たり判定用乱数を通常テーブルに記録されている当たり値と照合する(S45)。
本実施例の場合、上述したように通常確率状態時には1/396.7の確率で当選し、高確率遊技状態には1/39.67の確率で当選する。
S45又はS46の判定で当たりなら(S47:YES)、大当たり図柄決定用乱数によって大当たり図柄を決定し(S48)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S49)。
また、外れのときは(S47:NO)、リーチ判定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S50)。本実施例の場合、上述したようにハズレの場合の特別図柄の表示は「− −」の1種類しかないので、ハズレ図柄は決定しなくてもよい。
S49又はS50に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には通常大当たり、確変大当たり、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)を音声・ランプ統合制御装置83に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の変動表示を開始させる(S51)。
従って、音声・ランプ統合制御装置83は変動開始コマンドに基づけば大当たり図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。
変動開始コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。演出図柄制御装置82は、変動開始コマンドを受信すると、該変動開始コマンドに応じて、疑似図柄及び変動演出を決定し、演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる。
主制御装置80は、特別図柄の変動中であれば(S41:YES)、図11(a)に示すように図柄変動時間(S49又はS50の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判断する(S52)。
肯定判断なら図柄停止コマンドを音声・ランプ統合制御装置83に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して確定図柄を確定表示させる(S53)。
図柄停止コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させ、また演出図柄制御装置82に図柄停止コマンドを送る。
演出図柄制御装置82は、図柄停止コマンドを受信すると、演出図柄表示装置6を制御して、決めておいた疑似図柄を確定表示させる。
主制御装置80は、確定表示させた特別図柄が大当たりになる表示であれば(S54:YES)、確定図柄表示設定(S55)を行い、条件装置作動開始処理(S56)により、大当たりフラグをセットする。
続いて、確変フラグがセットされているか否かを判定し(S57)、肯定判断なら確変フラグをクリアする(S58)。否定判断なら、時短フラグがセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定し(S59)、肯定判断なら時短フラグをクリアする(S60)。
確定表示させた特別図柄が大当たりにならない表示(つまり外れ)のときは(S54:NO)、確定図柄表示設定(S61)を行い、確変フラグが立っているか否かを判断する(S62)。確変フラグが立っていなければ(S62:NO)、時短フラグがセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定する(S63)。
肯定判断なら時短回数カウンタを−1して(S64)、このカウンタの値が0になったなら(S65:YES)、時短フラグをクリアする(S66)。S62で肯定の場合及びS63又はS65で否定判断ならリターンする。
S42で確定図柄の表示中であれば(S42:YES)、図11(b)に示すように、確定図柄表示設定(S55又はS61)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断し(S67)、経過していれば(S67:YES)、確定図柄表示終了処理(S68)により特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、また音声・ランプ統合制御装置83経由で演出図柄制御装置82に指示して、疑似図柄の確定表示を終了させる。
図12に示す特別遊技処理では、主制御装置80は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S70)。
条件装置の作動中なら(S70:YES)、大入賞口14が開放中か否かを判断する(S71)。
大入賞口14の開放中でなく(S71:NO)、大当たり開始演出中でなく(S72:NO)、インターバル中でもなく(S73:NO)、大当たり終了演出中でもなければ(S74:NO)、大当たり図柄及び大当たりした状態を記憶し(S75)、大当たり開始演出処理(S76)により、音声・ランプ統合制御装置83に大当たり開始コマンドを送信し、また大入賞口14を開放させる。
音声・ランプ統合制御装置83は大当たり用の音声及びランプの演出を開始し、また演出図柄制御装置82に大当たり開始コマンドを送る。大当たりコマンドを受信した演出図柄制御装置82は、演出図柄表示装置6を制御して大当たり開始演出(いわゆるファンファーレ画面)を表示させる。上記大入賞口14の開放は、この大当たり開始演出を待って行われる。
S72、S73又はS74で肯定判断のときはリターンする。S71で肯定判断のときは大入賞口14への入賞球が10個になったか否かをカウントスイッチ14aの検出信号に基づいて判断し(S77)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S78)。S78で否定判断ならリターンし、S77又はS78で肯定判断なら大入賞口14を閉鎖させる(S79)。
続いて、最終ラウンドであったか否かを判断し(S80)、否定判断なら大当たりインターバル処理(S81)により、音声・ランプ統合制御装置83にインターバルコマンドを送信し、音声・ランプ統合制御装置83からインターバルコマンドを受信した演出図柄制御装置82の制御で演出図柄表示装置6の画面表示が変更されるのを待って、大入賞口14を開放させる。
なお、本実施例での特別遊技は 最終ラウンドが2ラウンドの場合と最終ラウンドが15ラウンドの場合が存在し、それらは、特別図柄の確定図柄(大当り図柄)によって決定される。
S80で肯定判断のときは大当たり作動は継続しないので、大当たり終了演出処理(S82)を実行してから、条件装置停止処理(S83)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
そして、S55で特別図柄表示装置9に確定表示させS75で記憶した大当たりした図柄が確変図柄であれば(S84:YES)、確変フラグ・時短フラグ作動処理(S85)を行い、確変フラグ、時短フラグをセットする。
確変図柄でないときは(S84:NO)、時短フラグ作動処理(S86)により時短フラグをセットし(時間短縮状態の開始)、時短回数カウンタを設定値(例えば100)にセットする。
なお、大当りした図柄が確変図柄であった場合に行われる確変フラグ・時短フラグ作動処理(S85)では、時短回数カウンタに設定値をセットすることはない。高確率遊技状態時には、高確率遊技状態が終了するまで時短フラグはクリアされない。
次に本発明の特徴的部分でもある発生する静電気量の大きさを予測し、その予測結果を遊技者に分かりやすく報知するために演出図柄表示装置6にて図形又は記号によって表示する構成を説明する。
実際の予測結果の表示例としては図13に示すように演出図柄表示装置6の画面6aの右下に予測結果を図形又は記号に変換した内容が表示される。
図13aは疑似図柄が変動中に変換された内容が表示された例であり、図13bは大当り遊技中の演出が行われている際に変換された内容が表示された例である。
なお、本実施例では、図14に記載するように、A表示、B表示、C表示の3種類の画像から1つの画像が選択されて表示される構成になっている。
この3種類の画像の共通点としては、ドル箱(下皿63が遊技球で満タンになった場合に、遊技球を移し変えるための箱)と、ドル箱に入った遊技球、ドル箱の上にある雷のような画像が表示されている部分であり、異なる部分としては、ドル箱に入った遊技球の数と雷のような記号の数である。
A表示は、ドル箱に入った遊技球の数が少なく、雷の記号が中央に1個だけあり、B表示は、ドル箱に入った遊技球の数がA表示の数よりも多く、雷の記号が左右に2個あり、C表示は、ドル箱に入った遊技球の数がB表示の数よりも多く、雷の記号が3個ある。
しかし、これに限るわけではなく、表示される種類をもっと多くしてもよいし、A表示,B表示、C表示とは 異なる画像(図形又は記号)にて遊技者に報知するようにしてもよい。
なお、本実施例では、発生する静電気量が5kV〜10kVであれば、A表示がなされ、11kV〜14kVであればB表示がなされ、15kV〜20kVであればC表示がなされるようになっている。
しかし、遊技機によって発生する静電気量は、遊技機ごとあるいは設置環境によって変化するので、静電気量と表示の関係は適宜変更してもよい。
また、これは、発生する可能性がある静電気量を予測する構成なので、実際に発生する静電気量と予測された静電気量とが一致するとは限らない。また、本発明は、遊技者に注意を呼びかけるために考え出されたものなので、予測される静電気量は可能性がある最大値を適用している。
次に、発生する静電気量の予測方法1について図15、図16、図17を用いて説明する。
予測方法1では、満タンスイッチ34(満タン検出手段に該当)により下皿63が満タン状態から解消されたことが検出された後の賞球センサー30(賞球検出手段に該当)によって検出された賞球数をカウントし、該カウント結果を基に発生する静電気量を予測する方法である。
図15に記載されているように、大当りが発生した後は、賞球の払出動作よりも大入賞口14への遊技球の入賞のほうが多いため未払い数が徐々に増えていく。
遊技者が下皿63からドル箱に移すことを忘れていたり、店員がドル箱を持ってこなかったりすると下皿63は満タンになり、満タンスイッチ34より払出制御装置81に信号を送信する。信号を受信した払出制御装置81は、未払い数がまだ残っているにも関らず払出モータ32を停止させる。その結果、さらに未払い数が増えていく。
遊技者が下皿63からドル箱に遊技球を移すことが出来ると、下皿63が満タン状態から解消され、その旨が払出制御装置81に伝わると停止している払出モータ32の駆動を再開させ、賞球を払出す。
下皿63が満タン状態から解消されたあとは、賞球センサー30によって検出された賞球は主制御装置80(カウント手段に該当)によってカウントされる。
また、主制御装置80は下皿63が満タン状態が解消されたあと、所定時間が経過するとカウント手段によってカウントされた賞球数を確認し、該確認された賞球数を基に発生する静電気量を予測する。つまり、主制御装置80に静電気予測手段が設けられている。
なお、主制御装置80には、予め賞球数と発生する静電気量の関係を示したデータが記憶され、そのデータをもとに発生する静電気量を予測する。
本実施例では、賞球個数が50〜100個ならば、5kV〜10kVの静電気が発生すると予測され、賞球個数が101〜200個ならば、11kV〜14kVの静電気が発生すると予測され、賞球個数が201個以上ならば15kV〜20kVの静電気が発生すると予測されるようになっている。もちろん、この賞球個数と発生する静電気の大きさは適宜変更可能である。
次に主制御装置80は、予測された静電気量を示すデータをサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83に送信し、音声・ランプ制御装置83は受信した静電気量を示すデータから演出図柄表示装置6にて表示する画像(図形又は記号)を選択し、該選択結果を同じサブ制御装置である演出図柄制御装置82に送信する。そして、演出図柄制御装置82は選択された画像(図形又は記号)を演出図表示装置6にて表示する。つまり、本実施例では表示変換手段とは音声・ランプ制御装置83に含まれるのだが、表示変換手段を演出図柄制御装置82に設けてもよい。また、本実施例では前述したように、カウント手段及び静電気量予測手段は主制御装置80に設ける構成にしたが、カウント手段を払出制御手段81に設けてもよいし、静電気量予測手段をサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83又は演出図柄制御装置82に設けてもよい。
なお、本実施例では、一度、予測された静電気量を図形又は記号を用いて報知したあとも、発生する静電気量を再び予測し、現在表示されている図形又は記号を更新させる構成になっている。このような構成にすることで、発生する静電気量をより確実に予測することが出来る。
そして、演出図柄表示装置6に表示されている図形又は記号は、未払い数が予め定められた数よりも少なくなると消去される。
なお、予測方法1では、下皿63が満タン状態から解消された後にカウント手段によってカウントされたカウント結果のみで発生する静電気量の大きさを予測するようにしたが、賞球センサー30に検出されたが貯留皿(上皿55、下皿63)に未だに排出されていない賞球の数(賞球センサー30よりも下流で下皿63よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成する構成でもよい。
賞球センサー30よりも下流で下皿63よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球センサー30に検出される遊技球よりも先に下皿63に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
次に予測方法1の制御方法を図16、図17を用いて説明する。
なお、本実施例では図16、図17に記載した処理は主制御装置80が行う。
まず、主制御装置80は、下皿63が満タン状態なのか否かを判断する(S100)。満タンであれば(S100:YES)、満タンフラグが作動中なのか否かを判断し(S101)、作動中でなければ満タンフラグを作動させ(S102)、作動中であれば(S101:YES)リターンに抜ける。
下皿63が満タンでなければ(S100:NO)、満タンフラグが作動中なのか否かを判断する(S103)。満タンフラグが作動中でなければ(S103:NO)リターンに抜け、満タンフラグが作動中であれば(S103:YES)、現在の未払い数が30個よりも少ないなのか否かを判断する(S104)。このS104の処理は、演出図柄表示装置6にて表示されている画像(予測された静電気量を図形又は記号に変換されたもの)を消すために必要な処理である。
未払い数が30個よりも多ければ(S104:NO)、カウント手段が作動中か否かを判断し(S105)、カウント手段が作動していなければ(S105:NO)、カウント手段を作動させ(S106)、カウント手段が作動していれば(S105:YES)、賞球センサー30が遊技球を検出したか否かを判断し(S107)、検出した場合には(S107:YES)、現在のカウント値を+1してリターンに抜ける(S108)。
一方、S104にて未払い数が30個よりも少ない場合(S104:YES)には、演出図柄表示装置6に図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S109)。S109で否定判断であればリターンに抜け、肯定判断であれば、表示されている図形又は記号を画面6aから消去する命令を音声・ランプ統合制御装置83を通して演出図柄制御装置82に送る(S110)。S110の処理の後には、カウント値をリセットする処理(S111)、カウント手段を終了させる処理(S112)、満タンフラグを終了する処理(S113)を行う。
図17の処理は下皿63の満タン状態が解消されてから、所定時間経過後に行われる処理であり、まず、現在、予測結果を変換した図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S115)。S115で否定判断の場合には、現在のカウント値を確かめる(S116)。カウント値が50〜100であれば、A表示処理(S117)を行う。このA表示処理とは、A表示を行えという命令を出力する処理ではなく、カウント値(所定時間中に排出された賞球数)が50〜100個であった場合に発生する静電気量を予測し、該予測結果を示したデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理である。ここでは、カウント値が50〜100であれば結果的にA表示が行われるので、A表示処理としている。
カウント値が101〜200であればB表示処理(S118)を行い、カウント値が201以上であればC表示処理(S119)を行う。なお、B表示処理、C表示処理は、上述したA表示処理と同様な処理である。
S115にて肯定判断された場合には、現在、どの表示を行っているか確認する(S120)。表示されているものが、A表示であるならば、カウント値が100よりも多いのか否かを判断し(S121)、肯定判断ならば、B表示処理を行い(S122)、否定判断であればリターンに抜ける。表示されているものが、B表示であれば、カウント値が200よりも多いのか否かを判断し(S123)、肯定判断であればC表示処理を行い(S124)、否定判断であればリターンに抜ける。なお、表示されているものがC表示であれば、そのままリターンに抜ける。なお。ここでいうB表示処理、C表示処理とは、S118、S119の処理と同様である。
次に発生する静電気量の予測方法2について、図15、図18、図19を用いて説明する。
この予測方法2は予測方法1と同様に下皿63が満タン状態から解消されたあとに払出される賞球数によって発生する静電気量を予測する方法である。予測方法1との違いは、予測方法1では、賞球センサー30の検出をカウント手段によってカウントすることで払出された賞球数を割り出す方法であるが、予測方法2では、満タン状態解消後の未払い数の増減数を演算手段によって演算することによって払出された賞球数を割り出す方法である。なお、この演算手段は主制御装置80に備えられているが払出制御装置81に備えてもよい。
予測方法2は、予測方法1と払出された賞球数の割り出し方が違うのみであるので、制御方法のみ説明する。
まず、主制御装置80は、下皿63が満タン状態なのか否かを判断する(S130)。満タンであれば(S130:YES)、満タンフラグが作動中なのか否かを判断し(S131)、作動中でなければ満タンフラグを作動させ(S132)、作動中であれば(S131:YES)リターンに抜ける。
下皿63が満タンでなければ(S130:NO)、満タンフラグが作動中なのか否かを判断する(S133)。満タンフラグが作動中でなければ(S133:NO)リターンに抜け、満タンフラグが作動中であれば(S133:YES)、現在の未払い数が30個よりも少ないなのか否かを判断する(S134)。このS134の処理は、演出図柄表示装置6にて表示されている画像(予測された静電気量を図形又は記号に変換されたもの)を消すために必要な処理である。
未払い数が30個よりも多ければ(S134:NO)、演算手段が作動中か否かを判断し(S135)、演算手段が作動していなければ(S135:NO)、演算手段を作動させる(S136)。なお、この演算手段を作動させることで、現在の未払い数を記憶する。
演算手段が作動していれば(S135:YES)、未払い数が減少したか否かを判断する(S137)。このS137の処理は、満タン解消時の未払い数から現在の未払い数を引いて未払い数が減少したか否かを判断するのではなく、一時的でも未払い数が減少すれば肯定判断になる。つまり、満タン解消時の未払い数が100で、現在の未払い数が109であっても、100から−1されて99になってから10がプラスされて109になったのであれば減少したと判断される。S137で肯定判断であれば賞球数をプラス1する処理を行って(S138)リターンする。
一方、S134にて未払い数が30個よりも少ない場合(S134:YES)には、演出図柄表示装置6に図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S139)。S139で否定判断であればリターンに抜け、肯定判断であれば、表示されている図形又は記号を画面6aから消去する命令を音声・ランプ統合制御装置83を通して演出図柄制御装置82に送る(S140)。S140の処理の後には、演算手段によって演算された賞球数をリセットする処理(S141)、演算手段を終了させる処理(S142)、満タンフラグを終了する処理(S143)を行う。
図19の処理は下皿63の満タン状態が解消されてから、所定時間経過後に行われる処理であり、まず、現在、予測結果を変換した図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S145)。S145で否定判断の場合には、現在の演算手段によって演算された賞球数を確かめる(S146)。賞球数が50〜100であれば、A表示処理(S147)を行う。このA表示処理とは、A表示を行えという命令を出力する処理ではなく、賞球数(所定時間中に排出された賞球数)が50〜100個であった場合に発生する静電気量を予測し、該予測結果を示したデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理である。ここでは、賞球数が50〜100であれば結果的にA表示が行われるので、A表示処理としている。
賞球数が101〜200であればB表示処理(S148)を行い、賞球数が201以上であればC表示処理(S149)を行う。なお、B表示処理、C表示処理は、上述したA表示処理と同様な処理である。
S145にて肯定判断された場合には、現在、どの表示を行っているか確認する(S150)。表示されているものが、A表示であるならば、賞球数が100よりも多いのか否かを判断し(S151)、肯定判断ならば、B表示処理を行い(S152)、否定判断であればリターンに抜ける。表示されているものが、B表示であれば、賞球数が200よりも多いのか否かを判断し(S153)、肯定判断であればC表示処理を行い(S154)、否定判断であればリターンに抜ける。なお、表示されているものがC表示であれば、そのままリターンに抜ける。なお。ここでいうB表示処理、C表示処理とは、S148、S149の処理と同様である。
次に、発生する静電気量の予測方法3について図20、図21、図22を用いて説明する。
予測方法3では、満タンスイッチ34(満タン検出手段に該当)により下皿63が満タン状態から解消されたことが検出された後の払出モータ32の作動している時間を計測し、該計測結果を基に発生する静電気量を予測する方法である。
図20に記載されているように、大当りが発生した後は、賞球の払出動作よりも大入賞口14への遊技球の入賞のほうが多いため未払い数が徐々に増えていく。
遊技者が下皿63からドル箱に移すことを忘れていたり、店員がドル箱を持ってこなかったりすると下皿63は満タンになり、満タンスイッチ34より払出制御装置81に信号を送信する。信号を受信した払出制御装置81は、未払い数がまだ残っているにも関らず払出モータ32を停止させる。その結果、さらに未払い数が増えていく。
遊技者が下皿63からドル箱に遊技球を移すことが出来ると、下皿63が満タン状態から解消され、その旨が払出制御装置81に伝わると停止している払出モータ32の駆動を再開させ、賞球を払出す。
下皿63が満タン状態から解消されたあとには、払出制御装置81(作動経過計測手段に該当)によって賞球モータ32の作動時間を計測する。
また、払出制御装置81は下皿63が満タン状態から解消されたあと、所定時間が経過すると作動経過計測手段によって計測された作動時間を確認し、該確認された作動時間を基に発生する静電気量を予測する。つまり、払出制御装置81に静電気予測手段が設けられている。
なお、払出制御装置81には、予め作動時間と発生する静電気量の関係を示したデータが記憶され、そのデータをもとに発生する静電気量を予測する。
本実施例では、作動時間が30秒〜60秒ならば、5kV〜10kVの静電気が発生すると予測され、作動時間が61秒〜120秒ならば、11kV〜14kVの静電気が発生すると予測され、作動時間が121秒以上ならば15kV〜20kVの静電気が発生すると予測されるようになっている。もちろん、この作動時間と発生する静電気の大きさは適宜変更可能である。
次に払出制御装置81は、予測された静電気量を示すデータを主制御装置80を介してサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83に送信し、音声・ランプ制御装置83は受信した静電気量を示すデータから演出図柄表示装置6にて表示する画像(図形又は記号)を選択し、該選択結果を同じサブ制御装置である演出図柄制御装置82に送信する。そして、演出図柄制御装置82は選択された画像(図形又は記号)を演出図表示装置6にて表示する。つまり、本実施例では表示変換手段とは音声・ランプ制御装置83に含まれるのだが、表示変換手段を演出図柄制御装置82に設けてもよい。また、本実施例では前述したように、作動経過計測手段及び静電気量予測手段は払出制御装置81に設ける構成にしたが、作動経過計測手段及び静電気量予測手段を主制御装置80に設けてもよいし、静電気量予測手段をサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83又は演出図柄制御装置82に設けてもよい。
なお、本実施例では、一度、予測された静電気量を図形又は記号を用いて報知したあとも、発生する静電気量を再び予測し、現在表示されている図形又は記号を更新させる構成になっている。このような構成にすることで、発生する静電気量をより確実に予測することが出来る。
そして、演出図柄表示装置6に表示されている図形又は記号は、未払い数が予め定められた数よりも少なくなると消去される。
なお、予測方法3では、下皿63が満タン状態から解消された後に作動経過計測手段によって計測された計測結果のみで発生する静電気量の大きさを予測するようにしたが、賞球センサー30に検出されたが貯留皿に未だに排出されていない賞球の数(賞球センサー30よりも下流で下皿63よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成する構成でもよい。
賞球センサー30よりも下流で下皿63よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球センサー30に検出される遊技球よりも先に下皿63に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
次に予測方法3の制御方法を図21、図22を用いて説明する。
なお、本実施例では図21、図22に記載した処理は払出制御装置81が行う。
まず、払出制御装置81は、下皿63が満タン状態なのか否かを判断する(S160)。満タンであれば(S160:YES)、満タンフラグが作動中なのか否かを判断し(S161)、作動中でなければ満タンフラグを作動させ(S162)、作動中であれば(S161:YES)リターンに抜ける。
下皿63が満タンでなければ(S160:NO)、満タンフラグが作動中なのか否かを判断する(S163)。満タンフラグが作動中でなければ(S163:NO)リターンに抜け、満タンフラグが作動中であれば(S163:YES)、現在の未払い数が30個よりも少ないなのか否かを判断する(S164)。このS164の処理は、演出図柄表示装置6にて表示されている画像(予測された静電気量を図形又は記号に変換されたもの)を消すために必要な処理である。
未払い数が30個よりも多ければ(S164:NO)、作動経過計測手段が作動中か否かを判断し(S165)、作動経過計測手段が作動していなければ(S165:NO)、作動経過計測手段を作動させ(S166)、作動経過計測手段が作動していれば(S165:YES)リターンに抜ける。
作動経過計測手段が作動している間は、賞球モータ32が作動した時間が記憶される。仮に一旦、賞球モータ32が停止し、再び賞球モータ32が作動した場合には、今まで作動していた時間に今回作動した時間がプラスされる構成になっている。
一方、S164にて未払い数が30個よりも少ない場合(S164:YES)には、演出図柄表示装置に図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S167)。S167で否定判断であればリターンに抜け、肯定判断であれば、表示されている図形又は記号を画面6aから消去する命令を音声・ランプ統合制御装置83を通して演出図柄制御装置82に送る(S168)。S168の処理の後には、作動時間をリセットする処理(S169)、作動経過計測手段を終了させる処理(S170)、満タンフラグを終了する処理(S171)を行う。
図22の処理は下皿63の満タン状態が解消されてから、所定時間経過後に行われる処理であり、まず、現在、予測結果を変換した図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S175)。S175で否定判断の場合には、現在の作動時間を確かめる(S176)。作動時間が30秒〜60秒であれば、A表示処理(S177)を行う。このA表示処理とは、A表示を行えという命令を出力する処理ではなく、作動時間が30秒〜60秒であった場合に発生する静電気量を予測し、該予測結果を示したデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理である。ここでは、作動時間が30秒〜60秒であれば結果的にA表示が行われるので、A表示処理としている。
作動時間が61秒〜120秒であればB表示処理(S178)を行い、作動時間が121秒以上であればC表示処理(S179)を行う。なお、B表示処理、C表示処理は、上述したA表示処理と同様な処理である。
S175にて肯定判断された場合には、現在、どの表示を行っているか確認する(S180)。表示されているものが、A表示であるならば、作動時間が60秒よりも多いのか否かを判断し(S181)、肯定判断ならば、B表示処理を行い(S182)、否定判断であればリターンに抜ける。表示されているものが、B表示であれば、作動時間が120秒よりも多いのか否かを判断し(S183)、肯定判断であればC表示処理を行い(S184)、否定判断であればリターンに抜ける。なお、表示されているものがC表示であれば、そのままリターンに抜ける。なお。ここでいうB表示処理、C表示処理とは、S178、S179の処理と同様である。
次に、発生する静電気量の予測方法4について図23、図24、図25を用いて説明する。
予測方法4では、満タンスイッチ34(満タン検出手段に該当)により下皿63が満タン状態になった時点の未払い数から満タンが解消された時点までの未払い数の増加量を確認し、該増加量を基に発生する静電気量を予測する方法である。
図23に記載されているように、大当りが発生した後は、賞球の払出動作よりも大入賞口14への遊技球の入賞のほうが多いため未払い数が徐々に増えていく。
遊技者が下皿63からドル箱に移すことを忘れていたり、店員がドル箱を持ってこなかったりすると下皿63は満タンになり、満タンスイッチ34より払出制御装置81に信号を送信する。信号を受信した払出制御装置81は、未払い数がまだ残っているにも関らず払出モータ32を停止させる。その結果、さらに未払い数が増えていく。
遊技者が下皿63からドル箱に遊技球を移すことが出来ると、下皿63が満タン状態から解消され、その旨が払出制御装置81に伝わると停止している払出モータ32の駆動を再開させ、賞球を払出す。
なお、下皿63が満タンになると、満タンになった際の未払い数を記憶するとともに、下皿63が満タン状態から解消された際の未払い数も記憶され、この下皿63が満タン状態から解消された時点の未払い数から満タンになった時点での未払い数を引くことで未払い数の増加量を割り出し、該増加量を基に発生する静電気量を予測する。つまり、払出制御装置81に静電気予測手段が設けられている。
なお、払出制御装置81には、予め増加量と発生する静電気量の関係を示したデータが記憶され、そのデータをもとに発生する静電気量を予測する。
本実施例では、増加量が50個〜100個ならば、5kV〜10kVの静電気が発生すると予測され、増加量が101個〜200個ならば、11kV〜14kVの静電気が発生すると予測され、増加量が201個以上ならば15kV〜20kVの静電気が発生すると予測されるようになっている。もちろん、この増加量と発生する静電気の大きさは適宜変更可能である。
次に払出制御装置81は、予測された静電気量を示すデータを主制御装置80を介してサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83に送信し、音声・ランプ制御装置83は受信した静電気量を示すデータから演出図柄表示装置6にて表示する画像(図形又は記号)を選択し、該選択結果を同じサブ制御装置である演出図柄制御装置82に送信する。そして、演出図柄制御装置82は選択された画像(図形又は記号)を演出図表示装置6にて表示する。つまり、本実施例では表示変換手段とは音声・ランプ制御装置83に含まれるのだが、表示変換手段を演出図柄制御装置82に設けてもよい。また、本実施例では前述したように、静電気量予測手段は払出制御装置81に設ける構成にしたが、静電気量予測手段を主制御装置80に設けてもよいし、静電気量予測手段をサブ制御装置である音声・ランプ統合制御装置83又は演出図柄制御装置82に設けてもよい。
なお、本実施例では、一度、予測された静電気量を図形又は記号を用いて報知したあとも、発生する静電気量を再び予測し、現在表示されている図形又は記号を更新させる構成になっている。このような構成にすることで、発生する静電気量をより確実に予測することが出来る。
そして、演出図柄表示装置6に表示されている図形又は記号は、未払い数が予め定められた数よりも少なくなると消去される。
なお、予測方法4では、下皿63が満タン状態時の未払い数から満タンが解消された時点までの未払い数の増加量のみで発生する静電気量の大きさを予測するようにしたが、賞球センサー30に検出されたが貯留皿に未だに排出されていない賞球の数(賞球センサー30よりも下流で下皿63よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球)も含めて発生する静電気量の大きさを予測するように構成する構成でもよい。
賞球センサー30よりも下流で下皿63よりも上流の球流下経路に溜まっている遊技球は、貯留皿が満タン状態から解消されれば、満タン状態が解消されてから賞球センサー30に検出される遊技球よりも先に下皿63に排出され、そのときにも静電気が発生するので、その静電気も予測に加えたほうがより正しく発生する静電気量の大きさを予測することが出来るようになる。
次に予測方法4の制御方法を図24、図25を用いて説明する。
なお、本実施例では図24、図25に記載した処理は払出制御装置81が行う。
まず、払出制御装置81は、下皿63が満タン状態なのか否かを判断する(S190)。満タンであれば(S190:YES)、満タン時の未払い数が記憶されているか否かを判断し(S191)、記憶されていなければ(S191:NO)、現在の未払い数を満タン時の未払い数として記憶する(S192)、記憶されていれば(S191:YES)リターンに抜ける。
下皿63が満タンでなければ(S190:NO)、現在の未払い数が30個よりも少ないなのか否かを判断する(S193)。このS193の処理は、演出図柄表示装置6にて表示されている画像(予測された静電気量を図形又は記号に変換されたもの)を消すために必要な処理である。
未払い数が30個よりも多ければ(S193:NO)、満タン時の未払い数が記憶されているか否かを判断し(S194)、記憶されていなければリターンに抜け、記憶されていれば(S194:YES)、第1増加量が計算されているか否かを判断する(S195)、第1増加量が記憶されていない場合には(S195:NO)、現在の未払い数を解消時の未払い数として記憶し(S196)、解消時の未払い数から満タン時の未払い数を引いた値を第1増加量にする(S197)。
第1増加量が既に計算されていた場合には(S195:YES)、現在の未払い数から解消時の未払い数を引いた値を第2増加量とする(S198)。
一方、S193にて未払い数が30個よりも少ない場合(S193:YES)には、演出図柄表示装置6に図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S199)。S199で否定判断であればリターンに抜け、肯定判断であれば、表示されている図形又は記号を画面6aから消去する命令を音声・ランプ統合制御装置83を通して演出図柄制御装置82に送る(S200)。S200の処理の後には、記憶されている各未払い数(満タン時の未払い数、解消時の未払い数)、各増加量(第1増加量、第2増加量)をリセットする(S201)。
図25の処理は下皿63の満タン状態が解消されてから(増加量が計算された後に行われる)行われる処理である。
まず、現在、予測結果を変換した図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S205)。S205で否定判断の場合には、第1増加量を確かめる(S206)。第1増加量が50個〜100個であれば、A表示処理(S207)を行う。このA表示処理とは、A表示を行えという命令を出力する処理ではなく、第1増加量が50個〜100個であった場合に発生する静電気量を予測し、該予測結果を示したデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理である。ここでは、第1増加量が50個〜100個であれば結果的にA表示が行われるので、A表示処理としている。
第1増加量が101個〜200個であればB表示処理(S208)を行い、第1増加量が201個以上であればC表示処理(S209)を行う。なお、B表示処理、C表示処理は、上述したA表示処理と同様な処理である。
S205にて肯定判断された場合には、現在、どの表示を行っているか確認する(S210)。表示されているものが、A表示であるならば、第2増加量が50個よりも多いのか否かを判断し(S211)、肯定判断ならば、B表示処理を行い(S212)、否定判断であればリターンに抜ける。表示されているものが、B表示であれば、第2増加量が50個よりも多いのか否かを判断し(S213)、肯定判断であればC表示処理を行い(S214)、否定判断であればリターンに抜ける。なお、表示されているものがC表示であれば、そのままリターンに抜ける。なお。ここでいうB表示処理、C表示処理とは、S208、S209の処理と同様である。
次に発生する静電気量の予測方法5について、図23、図26、図27を用いて説明する。
この予測方法5は予測方法4と同様に下皿63が満タン状態から解消された時点での未払い数を使って発生する静電気量を予測する方法である。予測方法4との違いは、予測方法4では、満タン解消時の未払い数から満タン時の未払い数を引いて予測する方法であるが予測方法5は解消時の未払い数のみで予測する方法である。
予測方法5は、予測方法4の満タン時の未払い数を使用しないだけの構成なので制御方法のみ説明する。
なお、本実施例では図26、図27に記載した処理は払出制御装置81が行う。
まず、払出制御装置81は、下皿63が満タン状態なのか否かを判断する(S220)。満タンであれば(S220:YES)、満タンフラグが作動中か否かを判断し(S221)、満タンフラグが作動中ならばリターンに抜け、満タンフラグが作動していなければ(S221:NO)、満タンフラグを作動させる(S222)。
下皿63が満タンでなければ(S220:NO)、満タンフラグが作動中か否かを判断する(S213)。満タンフラグが作動していなければリターンに抜け、満タンフラグが作動中であれば(S213:YES)、現在の未払い数が30個よりも少ないなのか否かを判断する(S214)。このS214の処理は、演出図柄表示装置6にて表示されている画像(予測された静電気量を図形又は記号に変換されたもの)を消すために必要な処理である。
未払い数が30個よりも多ければ(S214:NO)、満タン解消時の未払い数が記憶されているか否かを判断し(S215)、記憶されていなければ(S215:NO)、現在の未払い数を解消時の未払い数として記憶し(S216)、解消時の未払い数が既に記憶されていた場合には(S215:YES)、現在の未払い数から解消時の未払い数を引いた値を増加量とする(S217)。
一方、S214にて未払い数が30個よりも少ない場合(S214:YES)には、演出図柄表示装置6に図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S218)。S218で否定判断であればリターンに抜け、肯定判断であれば、表示されている図形又は記号を画面6aから消去する命令を音声・ランプ統合制御装置83を通して演出図柄制御装置82に送る(S219)。S219の処理の後には、記憶されている未払い数と増加量をリセットし(S220)、満タンフラグを終了させる(S221)。
図27の処理は下皿63の満タン状態が解消されてから行われる処理である。
まず、現在、予測結果を変換した図形又は記号が表示されているか否かを判断する(S225)。S225で否定判断の場合には、満タン解消時の未払い数を確かめる(S226)。満タン解消時の未払い数が100個〜200個であれば、A表示処理(227)を行う。このA表示処理とは、A表示を行えという命令を出力する処理ではなく、満タン解消時の未払い数が100個〜2000個であった場合に発生する静電気量を予測し、該予測結果を示したデータを音声・ランプ統合制御装置83に出力する処理である。ここでは、満タン解消時の未払い数が100個〜200個であれば結果的にA表示が行われるので、A表示処理としている。
満タン解消時の未払い数が201個〜300個であればB表示処理(S228)を行い、満タン解消時の未払い数が301個以上であればC表示処理(S229)を行う。なお、B表示処理、C表示処理は、上述したA表示処理と同様な処理である。
S225にて肯定判断された場合には、現在、どの表示を行っているか確認する(S230)。表示されているものが、A表示であるならば、増加量が50個よりも多いのか否かを判断し(S231)、肯定判断ならば、B表示処理を行い(S232)、否定判断であればリターンに抜ける。表示されているものが、B表示であれば、増加量が50個よりも多いのか否かを判断し(S233)、肯定判断であればC表示処理を行い(S234)、否定判断であればリターンに抜ける。なお、表示されているものがC表示であれば、そのままリターンに抜ける。なお。ここでいうB表示処理、C表示処理とは、S228、S229の処理と同様である。
なお、予測方法1〜5にて、発生する静電気量が特的基準よりも多く判断された場合には、ただ単に静電気に対して注意を促がす表示をするだけでなく、下皿63が満タン状態なく、未払い数が残っている場合でも、賞球の払出しを行わないようにしてもよい。
弾球遊技機50の正面図。 遊技盤10の正面図。 弾球遊技機50の裏面図。 弾球遊技機50の電気的構成を示すブロック図。 賞球の排出経路を示す説明図。 下皿63が満タン状態でないときと満タン状態であるときの満タンスイッチ34の状態を示す説明図。 弾球遊技機50の仕様説明図。 主制御装置80が実行するメイン処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート(1)。 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート(2)。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート。 演出図柄表示装置6にて表示される予測された静電気量を図形又は記号に変換されたときの表示例を示す図。 予測された静電気量を図形又記号に変換して表示される表示内容の種類を示す図。 静電気予測手段の作動から変換された図形又は記号が消去されるまでを表したタイムチャート(1)。 予測方法1を行う際に実行されるフローチャート(1)。 予測方法1を行う際に実行されるフローチャート(2)。 予測方法2を行う際に実行されるフローチャート(1)。 予測方法2を行う際に実行されるフローチャート(2)。 静電気予測手段の作動から変換された図形又は記号が消去されるまでを表したタイムチャート(2)。 予測方法3を行う際に実行されるフローチャート(1)。 予測方法3を行う際に実行されるフローチャート(2)。 静電気予測手段の作動から変換された図形又は記号が消去されるまでを表したタイムチャート(3)。 予測方法4を行う際に実行されるフローチャート(1)。 予測方法4を行う際に実行されるフローチャート(2)。 予測方法5を行う際に実行されるフローチャート(1)。 予測方法5を行う際に実行されるフローチャート(2)
符号の説明
3・・・・演出図柄表示装置
14・・・大入賞口
30・・・賞球センサー
32・・・賞球モータ
32・・・満タンスイッチ
55・・・上皿
63・・・下皿
80・・・主制御装置
81・・・払出制御装置
82・・・演出図柄制御装置(サブ制御装置)
83・・・音声・ランプ統合制御装置(サブ制御装置)

Claims (11)

  1. 遊技盤上に複数の入賞口を備え、発射された遊技球が前記入賞口に入球すると前記入賞口に応じた賞球数を未払い数として加算し、該加算された未払い数に応じて払出装置より賞球を貯留皿に向けて払出し、前記払出装置より排出された賞球が賞球検出手段によって検出される毎に前記未払い数を減算する弾球遊技機であり、
    前記貯留皿に貯留された遊技球が満タンになっていることを検出する満タン検出手段を備え、
    前記満タン検出手段によって、前記貯留皿が満タンであることが検出されている間は前記払出装置の作動を停止させ、前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことを検出すると前記停止している払出装置の作動を再開させる弾球遊技機において、
    発生する静電気量の大きさを予測する静電気量予測手段と、
    該静電気量予測手段により予測された静電気量の大きさを図形又は記号に変換する表示変換手段と、
    該表示変換手段によって変換された図形又は記号を表示する表示手段と、を
    備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検知された後の前記賞球検出手段によって検出された賞球数をカウントするカウント手段を備え、
    前記静電気量予測手段は、前記カウント手段のカウント結果を基に発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項2記載の弾球遊技機において、
    前記カウント手段によってカウントされた所定単位の賞球数の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検知された後の前記未払い数の増減数によって前記貯留皿の状態が満タン状態から解消された後に払出された賞球数を演算する演算手段を備え、
    前記静電気量予測手段は、前記演算手段の演算結果を基に発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項4記載の弾球遊技機において、
    前記演算手段によって演算された所定単位の賞球数の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検知された後の前記払出装置が作動している時間を計測する作動経過計測手段を備え、
    前記静電気量予測手段は、前記作動経過計測手段の計測結果を基に発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機。
  7. 請求項6記載の弾球遊技機において、
    前記作動経過計測手段によって計測された所定単位の作動経過時間の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機。
  8. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記静電気量予測手段は、前記満タン検出手段により前記貯留皿が満タンと検出されたときの未払い数から前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出されるまでの前記未払い数の増加量に応じて発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機。
  9. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記静電気量予測手段は、前記満タン検出手段により前記貯留皿の状態が満タン状態から解消されたことが検出された時点の前記未払い数に応じて発生する静電気量の大きさを予測することを特徴とする弾球遊技機。
  10. 請求項8又は請求項9記載の弾球遊技機において、
    前記未払い数の所定単位の増加に応じて前記表示装置にて表示されている図形又は記号の形状を更新させることを特徴とする弾球遊技機。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の弾球遊技機において、
    前記表示装置に表示されている図形又は記号は、前記未払い数が予め定められた特定の数よりも少なくなると前記表示装置より消去することを特徴とする弾球遊技機。
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