JP2007274480A - 電話システム及び電話端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】IP電話機TAにてIP電話機TBとの間で音声コネクションを確立後、IP電話機TBからの応答に応じてIP電話機TA−BGMサーバSVとIP電話機TB−BGMサーバSVとの間にBGMコネクションを確立する。IP電話機TAにて選曲されたBGMをIP電話機TBにてIP電話機TAのユーザが希望するBGMデータを音響再生するようにしている。
【選択図】 図1
Description
音声パケットを伝送する通信ネットワークに接続される複数の電話端末のうち第1の電話端末と第2の電話端末との間で通信コネクションを確立して通信を実行する電話システムにおいて、第1の電話端末は、互いに異なる複数の音楽データの中から任意の音楽データを選択的に取得する取得手段と、音楽データを取得した場合に、第2の電話端末に対し通信ネットワークを介して音楽データの受信要求を送信する要求送信手段と、受信要求の送出に対し第2の電話端末から応答が返送された場合に、音楽データを第2の電話端末に対し通信ネットワークを介して送信する音楽データ送信手段とを備え、第2の電話端末は、第1の電話端末から通信ネットワークを介して音楽データの受信要求が到来した場合に、第1の電話端末から送られる当該音声データを音響再生する再生手段を備えるようにしたものである。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態におけるIP電話システムの概略構成図であり、CMA,CMBはユーザシステム、BTはSIPサーバ、SVはBGMサーバをそれぞれ示している。
図5は、IP電話機TAと、SIPサーバBTと、BGMサーバSVと、IP電話機TBとの間における情報の送受信動作を示す概略シーケンス図である。IP電話機TAとIP電話機TBとBGMサーバSV間のコネクションの確立にはSIP(Session Initiation Protocol)プロトコルとSIP関連プロトコルを使用した場合について示す。
音声コネクションの確立を確認したBGM挿入希望側である発信側IP電話機TAは、次にBGMサーバSVに対して接続要求を行う(図5(3))。この際、発信側のIP電話機TAのBGM挿入ボタン131は、接続中を示す榿点滅になる。
BGMサーバSVは、接続要求したIP電話機TAがユーザエージェントが正当なユーザであるかを判定する。判定には登録されているIP電話番号と接続を求めているIP電話機TAとのIP電話番号などの情報比較により判定を行なう。
BGMサーバSVは発信者であるIP電話機TAが正当なユーザであると判定されると、BGMサーバSVとIP電話機TA間に音楽用広帯域コネクションが確立する。判定エラーとなった場合には、BGM挿入ボタン131は赤色点灯となり、BGMサーバSVへの接続が失敗したことを示す。
BGMサーバSV間とのコネクションの確立を確認した発信側のIP電話機TAは、相手側のIP電話機TBに対してBGMサーバSVに接続するように要求する(図5(4))。この接続要求は、SIPのREFERメッセージにより送信される。このとき、発信側のIP電話機TAのBGM挿入ボタン131は緑色点滅する。受信側のIP電話機TBのBGM挿入ボタン131はBGM配信サーバ接続中を示す燈点滅になる。
上記接続要求を受信したIP電話機TBは、BGMサーバSVに対して接続要求を行なう(図5(5))。すると、IP電話機TBのBGM挿入ボタン131は緑色点滅する。
IP電話機TBから接続要求を求められたBGMサーバSVは、接続を要求しているIP電話機TBが正当なIP電話機であるかを確認するために、登録されているBGM登録リスト情報を検索する。検索の結果、接続要求者(受信側BGMIP電話)が意図する正当なIP電話機であると判定されると、IP電話機TBとBGMサーバ間に音楽用広帯域コネクションが確立する。すると、IP電話機TBのBGM挿入ボタン131は緑色点灯する。
IP電話機TBとBGMサーバSV間に音楽用広帯域コネクションが確立すると、BGMサーバSVは発信側のIP電話機TAと受信側のIP電話機TBに対して音楽配信を開始する。
受信側のIP電話機TBとBGMサーバSV間に音楽用広帯域コネクションが確立されると、受信側のIP電話機TBから発信側のIP電話機TAに対して、コネクション結果が通知される。つまり、正常に接続された場合には発信側のIP電話機TAのBGM挿入ボタン131は緑色点灯となり、BGM接続完了を音声・または合図音を発信者側のスピーカ141に流す。失敗した場合には赤色点灯となり、音声・または合図音を発信者側のスピーカ141に流す。
上記の手順が正常に終了するとBGM配信コネクションが確立する。通話コネクションとして「IP電話機TA−IP電話機TB」、BGMコネクションとして「発信BGM−BGMサーバ、受信BGMIP電話−BGMサーバ」が、それぞれ確立する。
BGMの音量は予めBGMサーバSV側で音量調整をして配信されているが、発信または受信側のIP電話機TA,TBの音量調整機能により任意に音量に調整することができる。上記では、BGMを通話時開始時から挿入する場合を示した。通話中に発信者または受信者がIP電話機TA,TBまたはパーソナル・コンピュータPCを操作してBGMサーバSVに接続して選曲を行いBGMを挿入することも可能である。選曲後、IP電話機TA,TBのBGM挿入ボタン131を押すことより、BGM要求側のIP電話機TAと相手側のIP電話機TBはBGMサーバSVとのコネクション確立動作を開始する。
図7は、この発明の第2の実施形態におけるIP電話システムの概略構成図であり、CMCはユーザシステムを示している。なお、図7において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図8は、IP電話機TCと、SIPサーバBTと、IP電話機TBとの間における情報の送受信動作を示す概略シーケンス図である。IP電話機TCとIP電話機TBとのコネクションの確立にはSIP(Session Initiation Protocol)プロトコルとSIP関連プロトコルを使用した場合について示す。
BGMとして使用する曲目を個人コンテンツサーバ18から選択し、個人コンテンツサーバ18の出力端子とIP電話機TCを接続する。
IP電話機TCのユーザは、IP電話機TCを用いて相手のIP電話機TBへの発信操作を行なったとする。そうすると、SIPサーバBTは通常のIP電話の動作と同じようにIP電話機TC,TB間に音声コネクションを確立する(図8(1))。
発信側のIP電話機TCと受信側のIP電話機TBとの間の音声コネクションが確立されたことが確認されると、発信側のIP電話機TCは、BGMコネクションの確立を行なう。IP電話機TCは、BGMコネクション情報を取得するために受信側のIP電話機TBに対して「Offerer」を送信する(図8(2))。発信側のBGM挿入ボタン131は、接続中を示す燈点滅する。
発信側のIP電話機TCは、受信側のIP電話機TBからの回答(Answerer)情報を解析して、受信BGMIP電話がサポートしているコネクション情報に適合するBGMコネクションがあるかを判定する。
適合するBGMコネクションがある場合には、IP電話機TCのボタンがBGM挿入ボタン131が緑色点灯に変わり、BGM挿入が可能であることを示す。またBGM接続完了を音声・または合図音を発信者側のスピーカ141に流す。また受信側のBGMIP電話ボタンが橙色点滅から緑色点灯に変わる。
発信者はBGM用コネクションが確立を確認すると所有しているBGMコンテンツサーバ18からIP電話機TCに対してBGMを入力する(再生)。
オーディオ入力がアナログの場合には発信側BGMIP電話にてA/D変換、エンコードが実施される。エンコードされたデータは発信側においてもデコードされ、ハンドセット14のスピーカ141で視聴することができる。BGMの音量は、BGM音量制御機能により、任意の音量に設定することができる。
エンコードされたBGMデータは、BGMコネクションにより受信側のIP電話機TBに転送される。
受信側のIP電話機TBのBGM音量調整機能により、BGMの音量は任意に設定することができる。上記の例では、発信者が持つ個人BGMコンテンツを送信する場合について説明した。受信者側が持つ個人コンテンツをIP電話機TBの外部入力に接続することにより、受信者側からBGMを挿入することも可能である。受信者側からBGMも入力する場合は、受信者側でBGM挿入ボタン131を使用した操作を行うことによりBGMを挿入することができる。
図9は、この発明の第3の実施形態におけるIP電話システムの概略構成図であり、CMDはユーザシステムを示している。なお、図9において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
IP電話機TAからIP電話機TDに対しBGM挿入要求を送信すると、受信側のIP電話機TDから発信側のIP電話機TAに対して電話機TDとBGMサーバSV間のコネクションの確立結果が通知される(受信側の電話機TDから応答がない場合がある)。
発信者は電話音質でのBGM挿入を希望する場合には、IP電話機TAのミキシングボタン132を押す。
図10は、IP電話機TAのミキシング処理の流れを示す図である。IP電話機TAにおいて、ミキシングボタン132が押されると、BGMサーバSVから取得したBGMを復調、D/A変換する。アナログ変換されたBGMデータは、BGMと受信音声アナログミキシングレベル調整器に入力される。ミキシングレベル調整器によりハンドセット14のスピーカ141から出力されるレベルが自動調整される。またミキシングレベル調整器を手動で変更することにより任意のレベルにBGMを設定することができる。
BGMサーバSVから受信したBGMデータのD/A変換後、マイク入力音声・BGMミキシングレベル調整器に入力される。マイク入力音声・BGMミキシングレベル調整器では、マイク入力音量レベルを基準にD/A変換後のBGMデータをBGMレベルに調整する。
マイク入力音声・BGMミキシングレベル調整器でレベル調整が完了したアナログBGM信号は、「音声+BGMミキシング器」に入力される。マイク入力音声とBGMは、「音声+BGMミキシング器」でミキシングされる。
音声とBGMがミキシングされた後、ミキシングデータは、電話音質フィルター変換器により通常のIP電話の音声変換手順に従い電話音質に変換される。
変換されたマイク入力音声とBGMミキシングデータはLANパケットフレーム化される。フレーム化が完了すると家庭内ルータに向かって送信される。ここではアナログミキシングの場合を示したが、デジタルミキシングすることも可能である。
図11は、この第4の実施形態におけるIP電話システムの概略構成図である。なお、図11において、上記図9と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
IP電話機TCから電話機TDに対しBGM挿入要求を送信したとする。そして、BGM挿入ボタン131が榿点滅から緑色点灯変化せず、BGM挿入ボタン131が赤色点灯した場合には、BGM挿入が不可能である非BGMIP電話であることを示す。また音声にて相手側がBGMIP電話でないことが発信側のIP電話機TCから告げられる。発信者は、BMG挿入ボタン131を再度押して、電話機TDに状態を確認したことを通知する。
発信者は電話音質でのBGM挿入を希望する場合には、IP電話機TCのミキシングボタン132を押す。
図12は、IP電話機TCのミキシング処理の流れを示す図である。IP電話機TCのミキシングボタン132を押し、個人コンテンツサーバ18の再生を開始する。
個人コンテンツサーバ18からのBGMデータ形式(デジタル・アナログ)により、IP電話機TCはその入力形式を判定する。
(復調と増幅)
個人コンテンツサーバ18から取得したBGMを復調、D/A変換する。アナログ変換されたデータは増幅部210の受話器スピーカアンプで増幅される。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器に入力される。ミキシングレベル調整器では、受信音声レベルを基準にD/A変換後のBGMデータを自動的に設定されたBGMレベルに増幅する。また手動操作によりBGMミキシングレベルを任意に調整することも可能である。出力制御器により出力先を選択する。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器で自動的にBGMミキシングレベル調整が行なわれる。ミキシングレベル調整完了したアナログBGM信号は、音声+BGMミキシング器に入力される。マイク入力音声とBGMは「マイク入力音声+BGMミキシング器」で適正なミキシングが行なわれる。
マイク入力音声とBGMがミキシングされた後、ミキシングデータは、通常のIP電話の音声変換手順に従い電話音質に変換される。
変換されたミキシングデータはLANパケットフレーム化される。フレーム化が完了すると家庭内のルータRTCに向かって送信される。
(入力レベル変換)
入力されたアナログデータは、レベル変換器でレベル変換される。変換されたデータは送信ミキシングレベル調整器に入力される。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器に入力される。ミキシングレベル調整器では、受信音声レベルを基準にD/A変換後のBGMデータを自動的に設定されたBGMレベルに増幅する。また手動操作によりBGMミキシングレベルを任意に調整することも可能である。出力制御器により出力先を選択する。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器で自動的にBGMミキシングレベル調整が行なわれる。ミキシングレベル調整完了したアナログBGM信号は、音声+BGMミキシング器に入力される。マイク入力音声とBGMは「マイク入力音声+BGMミキシング器」で適正なミキシングが行なわれる。
音声とBGMがミキシングされた後、ミキシングデータは、通常のIP電話の音声変換手順に従い電話音質に変換される。
変換されたミキシングデータはLANパケットフレーム化される。フレーム化が完了するとルータRTCに向かって送信される。ここではマイク入力音声とBGM及び受信音声とBGMのミキシングについて、アナログミキシングの場合を示したがデジタルミキシングすることも可能である。
図13は、この第5の実施形態におけるIP電話システムの概略構成図であり、CMEはユーザシステムである。なお、図13において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
IP電話機TAは、通常の携帯電話または固定電話と同じように電話機TEとの間に音声コネクションを確立する。
音声コネクションの確立を確認したIP電話機TAは、次にBGMサーバSVに対して接続要求を行う。すると、BGM挿入ボタン131は、接続中を示す橙点滅になる。
BGMサーバSVは、接続要求を行なっているIP電話機TAがユーザエージェントが正当なユーザであるかを判定する。判定には、登録されているIP電話番号と接続を求めているIP電話機TAとのIP電話番号との比較により判定を行なう。
BGMサーバSVに発信者であるIP電話機TAが正当なユーザであると判定されると、BGMサーバSVとIP電話機TA間に音楽用広帯域コネクションが確立される。判定エラーとなった場合には、IP電話機TAのBGM挿入ボタン131は赤色点灯となり、サーバへの接続が失敗したことを示す。
BGMサーバSV−IP電話機TA間にコネクションの確立を確認したIP電話機TAは、受信側の電話機TEに対して、BGMサーバSVに接続するように要求する。電話番号がIP電話番号ではなく、携帯または固定電話であることを判定するとBGM挿入ボタン131は赤色点灯する。
IP電話機TAにおいて、BGM挿入ボタン131が赤色点灯なると音声にて相手側がBGMIP電話でないことが告げられる。発信者は、BMG挿入ボタン131を再度押して、電話機に状態を確認したことを通知する。
発信者は電話音質でのBGM挿入を希望する場合には、IP電話機TAのミキシングボタン132を押す。
IP電話機TAにおいて、ミキシングボタン132が押されると、BGMサーバSVから取得したBGMを復調、D/A変換する。アナログ変換されたBGMデータは、BGMと受信音声アナログミキシングレベル調整器に入力される。ミキシングレベル調整器により受話器スピーカから出力されるレベルが自動調整される。またミキシングレベル調整器を手動で変更することにより任意のレベルにBGMを設定することができる。
BGMサーバSVから受信したBGMデータのD/A変換後、マイク入力音声・BGMミキシングレベル調整器に入力される。マイク入力音声・BGMミキシングレベル調整器では、マイク入力音量レベルを基準にD/A変換後のBGMデータをBGMレベルに調整する。
マイク入力音声・BGMミキシングレベル調整器でレベル調整が完了したアナログBGM信号は、「音声+BGMミキシング器」に入力される。マイク入力音声とBGMは「音声+BGMミキシング器」でミキシングされる。
音声とBGMがミキシングされた後、ミキシングデータは、電話音質フィルター変換器により通常のIP電話の音声変換手順に従い電話音質に変換される。
変換されたマイク入力音声とBGMミキシングデータはLANパケットフレーム化される。フレーム化が完了すると家庭内のルータRTAに向かって送信される。ここではアナログミキシングの場合を示したが、デジタルミキシングすることも可能である。
図14は、この第6の実施形態におけるIP電話システムの概略構成図である。なお、図14において、上記図7及び図13と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
IP電話機TCのユーザは、BGMとして使用する曲目を個人コンテンツサーバ18から選択し、個人コンテンツサーバ18出力とIP電話機TCを接続する。
BGM挿入機能を使用する場合には、IP電話機TCのユーザはBGM挿入ボタン131を押し、相手の電話機TEに発信要求を送出する。すると、BGM挿入ボタン131は、接続準備を示す榿点灯する。
IP電話機TCは通常の固定電話動作と同じように発信者と受信者間に音声コネクションを確立する。
発信側のIP電話機TCと受信側の電話機TEとの音声コネクションが確立されたことが確認されると、発信側のIP電話機TCは、BGMコネクションの確立を実行する。IP電話機TCは、電話機TEが携帯電話・固定電話と判定すると、BGM挿入ボタン131を赤色点灯させる。また音声にて相手側がBGMIP電話でないことが告げられる。
発信者は、IP電話機TCのBGM挿入ボタン131を再度押して、電話機に状態を確認したことを通知する。
発信者は電話音質でのBGM挿入を希望する場合には、IP電話機TCのミキシングボタン132を押す。
IP電話機TCにユーザがミキシングボタン132を押し、個人コンテンツサーバ18の再生を開始する。
個人コンテンツサーバ18からのBGMデータ形式(デジタル・アナログ)により、IP電話機TCはその入力形式を判定する。
(復調と増幅)
個人コンテンツサーバ18から取得したBGMを復調、D/A変換する。アナログ変換されたデータは受話器スピーカアンプで増幅される。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器に入力される。ミキシングレベル調整器では、受信音声レベルを基準にD/A変換後のBGMデータを自動的に設定されたBGMレベルに増幅する。また手動操作によりBGMミキシングレベルを任意に調整することも可能である。出力制御器により出力先を選択する。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器で自動的にBGMミキシングレベル調整が行なわれる。ミキシングレベル調整完了したアナログBGM信号は、音声+BGMミキシング器に入力される。マイク入力音声とBGMは「マイク入力音声+BGMミキシング器」で適正なミキシングが行なわれる。
マイク入力音声とBGMがミキシングされた後、ミキシングデータは、通常のIP電話の音声変換手順に従い電話音質に変換される。
変換されたミキシングデータはLANパケットフレーム化される。フレーム化が完了すると家庭内のルータRTCに向かって送信される。
(入力レベル変換)
入力されたアナログデータは、レベル変換器でレベル変換される。変換されたデータは送信ミキシングレベル調整器に入力される。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器に入力される。ミキシングレベル調整器では、受信音声レベルを基準にD/A変換後のBGMデータを自動的に設定されたBGMレベルに増幅する。また手動操作によりBGMミキシングレベルを任意に調整することも可能である。出力制御器により出力先を選択する。
D/A変換後のBGMデータは、ミキシングレベル調整器で自動的にBGMミキシングレベル調整が行なわれる。ミキシングレベル調整完了したアナログBGM信号は、音声+BGMミキシング器に入力される。マイク入力音声とBGMは「マイク入力音声+BGMミキシング器」で適正なミキシングが行なわれる。
音声とBGMがミキシングされた後、ミキシングデータは、通常のIP電話の音声変換手順に従い電話音質に変換される。
変換されたミキシングデータはLANパケットフレーム化される。フレーム化が完了すると家庭内のルータRTCに向かって送信される。ここではマイク入力音声とBGM及び受信音声とBGMのミキシングについて、アナログミキシングの場合を示したがデジタルミキシングすることも可能である。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、BGMを通話相手に送信する例について説明したが、その他ジャズやロック等であってもよい。
Claims (17)
- 音声パケットを伝送する通信ネットワークに接続される複数の電話端末のうち第1の電話端末と第2の電話端末との間で通信コネクションを確立して通信を実行する電話システムにおいて、
前記第1の電話端末は、
互いに異なる複数の音楽データの中から任意の音楽データを選択的に取得する取得手段と、
前記音楽データを取得した場合に、前記第2の電話端末に対し前記通信ネットワークを介して前記音楽データの受信要求を送信する要求送信手段と、
前記受信要求の送出に対し前記第2の電話端末から応答が返送された場合に、前記音楽データを前記第2の電話端末に対し前記通信ネットワークを介して送信する音楽データ送信手段とを備え、
前記第2の電話端末は、
前記第1の電話端末から前記通信ネットワークを介して前記音楽データの受信要求が到来した場合に、前記第1の電話端末から送られる当該音声データを音響再生する再生手段を備えたことを特徴とする電話システム。 - 前記取得手段は、前記通信ネットワーク上の前記複数の音楽データを管理する音楽提供サーバとの通信により任意の音楽データを取得することを特徴とする請求項1記載の電話システム。
- 前記取得手段は、前記複数の音楽データを記録する音楽記録装置から任意の音楽データを取得することを特徴とする請求項1記載の電話システム。
- 前記再生手段は、音響再生される音楽データの音量を調整可能とすることを特徴とする請求項1記載の電話システム。
- 前記音楽データ送信手段は、前記第2の電話端末からの応答に応じて、前記通信コネクションとは異なる音楽コネクションを第2の電話端末との間で確立し、この音楽コネクションを介して前記音楽データを前記第2の電話端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の電話システム。
- 前記要求送信手段は、前記受信要求に前記音楽データを受信するための前記音楽提供サーバへの接続要求を含めて前記第2の電話端末へ送信し、
前記再生手段は、前記接続要求を受信した場合に、当該接続要求に従って前記音楽提供サーバとの間で前記通信コネクションとは異なる音楽コネクションの確立を行って前記音楽提供サーバから前記音楽データを受信して音響再生することを特徴とする請求項2記載の電話システム。 - 前記音楽データ送信手段は、前記受信要求の送出に対する前記第2の電話端末からの応答に応じて、前記第2の電話端末が前記第1の電話端末と異なる種類の電話端末である場合に、前記音声パケットに前記音楽データを合成し、この合成データを前記通信コネクションを介して前記第2の電話端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の電話システム。
- 音声パケットを伝送する通信ネットワークに接続される複数の電話端末のうち第1の電話端末と第2の電話端末との間で通信コネクションを確立して通信を実行する電話システムで前記第1の電話端末として使用される電話端末装置において、
互いに異なる複数の音楽データの中から任意の音楽データを選択的に取得する取得手段と、
前記音楽データを取得した場合に、前記第2の電話端末に対し前記通信ネットワークを介して前記音楽データの受信要求を送信する要求送信手段と、
前記受信要求の送出に対し前記第2の電話端末から応答が返送された場合に、前記音楽データを前記第2の電話端末に対し前記通信ネットワークを介して送信する音楽データ送信手段とを具備したことを特徴とする電話端末装置。 - 前記取得手段は、前記通信ネットワーク上の前記複数の音楽データを管理する音楽提供サーバとの通信により任意の音楽データを取得することを特徴とする請求項8記載の電話端末装置。
- 前記取得手段は、前記複数の音楽データを記録する音楽記録装置から任意の音楽データを取得することを特徴とする請求項8記載の電話端末装置。
- 前記音楽データ送信手段は、前記第2の電話端末からの応答に応じて、前記通信コネクションとは異なる音楽コネクションを第2の電話端末との間で確立し、この音楽コネクションを介して前記音楽データを前記第2の電話端末へ送信することを特徴とする請求項8記載の電話端末装置。
- 前記要求送信手段は、前記受信要求に前記音楽データを受信するための前記音楽提供サーバへの接続要求を含めて前記第2の電話端末へ送信することを特徴とする請求項9記載の電話端末装置。
- 前記音楽データ送信手段は、前記受信要求の送出に対する前記第2の電話端末からの応答に応じて、前記第2の電話端末が前記第1の電話端末と異なる種類の電話端末である場合に、前記音声パケットに前記音楽データを合成し、この合成データを前記通信コネクションを介して前記第2の電話端末へ送信することを特徴とする請求項8記載の電話端末装置。
- 前記音楽データ送信手段は、前記受信要求の送出に対する前記第2の電話端末からの応答に応じて、前記音楽データを前記第2の電話端末で音響再生可能なデータフォーマットに変換する変換手段を備えることを特徴とする請求項8記載の電話端末装置。
- 音声パケットを伝送する通信ネットワークに接続される複数の電話端末のうち第1の電話端末と第2の電話端末との間で通信コネクションを確立して通信を実行する電話システムで前記第2の電話端末として使用される電話端末装置において、
前記第1の電話端末から前記通信ネットワークを介して前記音楽データの受信要求が到来した場合に、前記第1の電話端末から送られる当該音声データを音響再生する再生手段を備えたことを特徴とする電話端末装置。 - 前記再生手段は、前記受信要求に前記音楽データを受信するための音楽提供サーバへの接続要求が含まれている場合に、当該接続要求に従って前記音楽提供サーバとの間で前記通信コネクションとは異なる音楽コネクションの確立を行って前記音楽提供サーバから前記音楽データを受信して音響再生することを特徴とする請求項15記載の電話端末装置。
- 前記再生手段は、音響再生される音楽データの音量を任意に調整可能とすることを特徴とする請求項15記載の電話端末装置。
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