JP2007274124A - ホワイトバランスの補正方法及び補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作器(以下、リモコンという)に、R,G,Bの各色光のセンサを搭載することにより、前記リモコンを持つ視聴者の位置にて視聴者からみたホワイトバランスの補正が可能になり、視聴者の要求に応じて容易にホワイトバランス補正を行うことができるホワイトバランスの補正方法及び補正装置を提供する。
【解決手段】基準となる白色光を表示装置に表示させ、リモコンに搭載されたR,G,B各色の光センサによってR,G,B各色の輝度を検出し、検出されたR,G,B各色の輝度からホワイトバランスを算出し、予め初期値として設定したホワイトバランス値との差をもって表示装置のホワイトバランスを補正する。また、視聴者が補正箇所を正確に把握するために、リモコンにレーザーポインタを搭載し、表示装置上のR,G,B輝度を検出する箇所を指示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、PDP(Plasma Diisplay Panel:プラズマディスプレイパネル)又はLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)等の表示装置において、遠隔操作器(所謂リモコン)を使用して、ホワイトバランスを補正する方法及び装置に関する
従来、電子カメラのホワイトバランス調整をリモートコントローラで行う制御装置として、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された技術は、リモートコントローラを使用した撮影において、撮影者の周囲とカメラ本体の周囲において、色温度が異なっていても適切なホワイトバランス調整を行うことを目的として、電子カメラの撮影動作を制御可能なリモートコントローラ内に、色温度検出手段を設け、更に、得られた色温度に基づいて、電子カメラにおいて実行されるホワイトバランス制御量を演算する演算手段を設けたものである。
また、特許文献2には、プロジェクタの色補正方法及び装置が開示されている。この特許文献2においては、プロジェクタから基準となる色光をスクリーンに投影し、反射光の色情報をカラーセンサで検出し、色補正処理部にてカラーセンサ側からの色情報と入力画像の色情報が一致する色変換を生成して色変換部メモリに格納する。色変換部はメモリに格納された色変換情報を元に入力画像の色を補正し、プロジェクタへ出力する。
特開2001−36915号公報 特開2003−323610号公報
しかしながら、これらの従来技術には、以下に示す問題点がある。先ず、特許文献1に記載の従来技術は、カメラ撮影時のホワイトバランスの調整であり、PDP(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイパネル)又はLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)等の表示装置のホワイトバラスの調整には適用できない。
また、特許文献2に記載の従来技術においては、補正を行う際に、プロジェクタとは別にカラーセンサをその都度設置する必要があるので、手間が掛かるという問題点がある。即ち、プロジェクタとカラーセンサが別体であり、補正を行うとき以外はカラーセンサが邪魔になる。
しかも、視聴者から見たホワイトバランスが正確に補正されるとは限らない。これは、カラーセンサの設置位置が視聴者と同じ位置であるとは限らず、視聴者が認識する色情報とセンサが検出する色情報が同じとは限らないことに起因する。また、センサの向きがスクリーンに対してずれていたような場合でも、センサの設置者がそれを把握できないことにより、ホワイトバランスの補正が不正確になる。
また、従来のPDPにおいては、蛍光体の経時的な劣化によるホワイトバランスのずれを補正するために、予め、蛍光体の経時的な劣化の特性をメモリに記憶しておき、装置の使用時間に応じて、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色の輝度を補正することにより、ホワイトバランスを補正する方法が採用されている。しかしながら、このような方法では、表示した映像によってRGBの各色の使用頻度に違いが生じるため、色毎に、補正に過不足が生じる可能性がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、遠隔操作器(以下、リモコンという)に、R,G,Bの各色光のセンサを搭載することにより、前記リモコンを持つ視聴者の位置にて視聴者からみたホワイトバランスの補正が可能になり、視聴者の要求に応じて容易にホワイトバランス補正を行うことができるホワイトバランスの補正方法及び補正装置を提供することを目的とする。
本発明に係るホワイトバランス補正方法は、表示装置のホワイトバランスを補正する方法において、前記表示装置の画面に白色を表示させ、リモートコントローラに装備した光センサにより、前記表示装置の画面の表示光と前記画面における外光の反射光とを入射したそのR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の輝度を検出し、前記表示装置に装備した信号処理装置のホワイトバランス検出部により、前記センサにより求めた各色光の輝度からそのホワイトバランスを求め、この検出されたホワイトバランスと基準となるホワイトバランスとを比較してその差を求め、この差に基づいてホワイトバランス調整値を演算し、このホワイトバランス調整値を基に前記表示装置に表示させる信号のホワイトバランスを調整することを特徴とする。
このホワイトバランス補正方法において、前記リモートコントローラにて検出された各色光の輝度を基に、前記表示装置の経時劣化に伴う各色光の輝度の変化特性から、前記表示装置の各色光の使用時間を推定し、前記RGBの各色間の使用頻度の相違に応じて、前記リモートコントローラにより検出された各色光の輝度を補正することができる。例えば、前記表示装置の経時劣化は、前記表示装置の蛍光体の経時劣化である。
また、本発明のホワイトバランス補正方法においては、前記表示装置の画面に映像信号を表示する通常動作モードと、ホワイトバランスを調整する調整モードとを選択的に切り替え、前記調整モードにおいては、前記ホワイトバランス調整値を基に、基準となる白色信号のホワイトバランスを調整して前記表示装置に表示させ、前記通常モードにおいては、前記ホワイトバランス調整値を基に、前記映像信号のホワイトバランスを調整して前記表示装置に表示させるように構成することができる。
更に、前記表示装置の画面における前記光センサにより輝度を検出する位置は、前記リモートコントローラに装備したレーザポインタにより指示することができる。
更にまた、前記ホワイトバランス調整値を基に前記表示装置に表示させる白色信号のホワイトバランスを調整し、前記光センサが検出した光の輝度を基に検出されたホワイトバランスと、前記基準となるホワイトバランスとが一致するまで、ホワイトバランスの検出及び調整を行うことが好ましい。
本発明に係るホワイトバランス補正装置は、表示装置のホワイトバランスを補正する装置において、前記表示装置の画面の白色光及び前記画面における外光の反射光とを入射してそのR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の輝度を検出する光センサを装備したリモートコントローラと、前記表示装置に設置された信号処理装置とを有し、この信号処理装置は、前記リモートコントローラからの各色光の検出信号を受信する受信部と、前記各色光の輝度を基にホワイトバランスを求めるホワイトバランス検出部と、予め基準として設定された基準ホワイトバランスを記憶するメモリと、前記ホワイトバランス検出部で求められたホワイトバランスと前記基準ホワイトバランスとを比較する比較器と、この比較器の比較結果に基づいてホワイトバランス調整値を演算する演算部と、この演算部にて求めたホワイトバランス調整値を基に前記表示装置に表示させる信号のホワイトバランスを調整する表示信号処理部とを有することを特徴とする。
このホワイトバランス補正装置において、前記リモートコントローラにて検出された各色光の輝度を基に、前記表示装置の経時劣化に伴う各色光の輝度の変化特性から、前記表示装置の各色光の使用時間を推定する使用時間検出部を有し、前記RGBの各色間の使用頻度の相違に応じて、前記リモートコントローラにより検出された各色光の輝度を補正するように構成することができる。前記表示装置の経時劣化は、例えば、前記表示装置の蛍光体の経時劣化である。
また、本発明のホワイトバランス補正装置において、基準となる白色信号を発生する表示信号発生部と、前記表示装置の画面に映像信号を表示する通常動作モード及びホワイトバランスを調整する調整モードを選択的に切り替える切替回路とを有し、この切替回路は、前記調整モードにおいて前記表示信号発生部の出力を前記表示信号処理部に入力させ、前記通常モードにおいて前記映像信号を前記表示信号処理部に入力させるように構成することができる。
更に、前記リモートコントローラに装備されたレーザポインタを有し、このレーザポインタから出射されたレーザ光の出射方向は、前記光センサが検出する光の入射方向と一致するように構成することができる。
更にまた、前記ホワイトバランス調整値を基に前記表示装置に表示させる白色信号のホワイトバランスを調整し、前記光センサが検出した光の輝度を基に検出されたホワイトバランスと、前記基準となるホワイトバランスとが一致するまで、ホワイトバランスの検出及び調整を行うことが好ましい。
次に、本発明の実施の形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るホワイトバランス補正方法及び装置を示す模式図、図2は、その回路構成を示すブロック図である。PDP(Plasma Diisplay Panel:プラズマディスプレイパネル)又はLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)等の表示装置14に対し、視聴者15がリモートコントローラ(以下、リモコン)17を所持して、表示装置14の電源のオンオフ及びテレビ番組の切替等を行う。リモコン17には、通常、赤外線送信部19が設けられており、表示装置14には赤外線受光部20が設けられていて、リモコン17からの信号は、赤外線に変換されて、送信部19から受光部20に送信される。本実施形態においては、このリモコン17に、レーザポインタ16と、R(赤)、G(緑)及びB(青)の各色のセンサ18とが搭載されている。
表示装置14の表面で反射した外光及び表示装置14の画面に表示された白色光等の光は、リモコン17のセンサ18に入射し、各色の検出信号は、赤外線に変換されて送信部19から受光部20に送信され、表示装置14に設けられた信号処理装置に入力される。リモコン17に搭載されたレーザポインタ16は、その出射方向が表示装置からの光入射方向と一致するものであり、従って、レーザポインタ16が表示装置14の画面上で指し示す位置からの光がリモコン17のセンサ18に入射するようになっている。
図2に示すように、リモコン17内には、R,G,Bの各色に対応した3個のセンサ18が設置されており、各光センサ18にて検出されたR,G,Bの各輝度データ信号は、シリアルインターフェース変換部30にてシリアル信号に変換され、赤外線送信部19にて赤外線に変換されて出力される。
このリモコン17から出射された赤外線信号は、表示装置14の赤外線受光部20に受信され、電気信号に変換される。各光センサ18の受光信号は、赤外線受光部20からホワイトバランス検出部32に入力され、このホワイトバランス検出部32にて、R,G,B各色光の輝度バランスからホワイトバランスが算出される。ホワイトバランスメモリ35には、初期値としてのホワイトバランスデータが格納されている。比較器34は、ホワイトバランスメモリ35に格納された初期値としてのホワイトバランスデータとホワイトバランス検出部32にて算出したホワイトバランスデータとを比較する。ホワイトバランス調整値演算部36は、比較器34から受け取るデータを基に、ホワイトバランス調整値を演算する。表示信号発生部38は、基準となる白色信号を生成する。表示信号処理部37は、ホワイトバランス調整値演算部36の調整値を基に、表示信号発生部38からの基準白色信号データのホワイトバランスを補正する。駆動部39は、表示信号処理部37にて補正された表示信号を、表示装置14の画素を駆動するのに適した駆動信号に変換して表示部40に出力する。表示部40は、入力された駆動信号に基づいて、モニタに表示信号を表示する。また、表示信号処理部37に対する入力を、表示信号発生部38と映像信号入力41とで切り替える切替回路42が設けられている。
次に、上述の如く構成された本実施形態の動作について説明する。表示装置14においては、外部から表示装置14に入力された信号を表示する「通常動作モード」と、ホワイトバランスが一定になるよう調整する「調整モード」との2つのモードが用意されており、「調整モード」に入ると、表示装置14の内部の表示信号発生部38にて全白信号が生成され、表示信号処理部37、駆動部39を経て、表示部40の画面上に全白が表示される。
従って、先ず、表示装置14に、基準となる白色信号が表示される。視聴者15はレーザポインタ16を使用して、リモコン17の向きを表示装置14のホワイトバランスをとりたい位置に合わせる。そうすると、リモコン17に搭載されたR,G,Bの各光センサ18は、表示装置14の画面におけるレーザポインタ16で指示された位置からの白色画像光と、外光が表示装置14の画面にて反射した反射光とを検出し、R,G,B各光の輝度を電気信号に変換する。センサ18で検出されたR,G,B各色光の輝度データは、シリアルインターフェース変換部30でシリアル信号に変換され、赤外線送信部19から赤外線にて表示装置14の赤外線受光部20へ送信される。
このリモコン17で検出されたR,G,B輝度データは、表示装置14の赤外線受光部20で受光され、電気信号に変換された後、ホワイトバランス検出部32に入力される。ホワイトバランスとは白表示における表示部40のR,G,B各色光の輝度の比であり、例えばR輝度を基準としたときのG輝度とB輝度のそれぞれの比で表すことができる。ホワイトバランス検出部32はR,G,B輝度データを基にホワイトバランスを算出し、比較器34はこの検出及び算出されたホワイトバランスと、予め表示装置14内のホワイトバランスメモリ35に格納されている初期値としてのホワイトバランスの値(ホワイトバランス基準値)との差を算出する。
比較器34の比較結果(ホワイトバランスメモリ5に記憶されている初期値としてのホワイトバランスと、ホワイトバランス検出部32で算出されたホワイトバランスデータとの差又は比)はホワイトバランス調整値演算部36に出力される。このホワイトバランス調整値演算部36は、前記比較結果を基に、ホワイトバランス調整値を演算し、このホワイトバランス調整値を表示信号処理部37に出力する。表示信号処理部9では、ホワイトバランス調整値の演算結果を基に、ホワイトバランスが一定値になるように、表示信号発生部38からの白色信号を調整し、この白色信号を駆動部39を経て表示部40に送り、画面上に全白を表示させる。これにより、リモコン17の各センサ18が検出した白色信号を基に、ホワイトバランスが一定値になるように調整された白色信号が、表示装置14の画面に表示される。
そして、リモコン117のR,G,Bセンサ18は、ホワイトバランスが調整された全白の光と外光を再び検出し、上述と同様にして、ホワイトバランスを検出し、検出したホワイトバランスとホワイトバランスメモリ5に格納された初期値とが一致するまで、上述の動作を繰り返す。このようにして、検出したホワイトバランスとホワイトバランスメモリ5に格納された初期値とが一致した時点で処理を終了すると、視聴者15が見る白色画像は、リモコン17の位置、即ち、視聴者15の位置で、ホワイトバランスが正しい値になるように調整されたものとなる。
通常動作モードでは、切替回路42が、表示信号処理部37への入力信号を、表示信号発生部38から、映像信号入力41に切り替える。これにより、表示信号処理部37の入力として映像信号が選択され、この映像信号が調整モードにて調整された値を基に表示信号処理部37にて補正され、駆動部39及び表示部40を経て画面上に映像が表示される。
このようにして、基準となる白色光を表示装置14に表示し、リモコン17に搭載されたR,G,B各色の光センサ18によってR,G,B各色の輝度を検出し、検出されたR,G,B各色の輝度からホワイトバランスを算出し、予め初期値として設定した値との差又は比をもって表示装置14のホワイトバランスを補正するので、リモコン操作者である視聴者15からみたホワイトバランスの補正を確実に実施することができる。
しかも、レーザポインタを搭載しているので、視聴者が補正箇所を正確に把握することができ、表示装置14上のR,G,B輝度を検出すべき箇所を容易に指定することができる。
上述の方法は外光の影響も考慮し、リモコン操作者である視聴者15からみたホワイトバランスの補正を行う方法である。従って、外光の条件が変化する度にホワイトバランスの再調整を行う必要がある。外光の条件が変化する度にホワイトバランスの再調整を行いたくない場合は、外光の影響のない条件でホワイトバランスの調整を行う必要がある。そのためには例えばリモコン17に搭載されたR,G,Bの各光センサ18を表示面に接触させてR,G,B各輝度を測定する、部屋の照明を消灯し、窓に暗幕をかける等の暗室と同等の条件でR,G,B各輝度を測定するなどの工夫が必要である。
また、リモコン17に搭載されたR,G,Bの各光センサ18を表示面に接触させてR,G,B各輝度を測定することにより、絶対輝度を測定することもできる。R,G,Bの各光センサ18を表示面に接触させなくとも、R,G,Bの各光センサ18と表示面の距離を規定することによっても絶対輝度を測定することができる。RGBの輝度の相対値のみでなく、絶対輝度も測定することができ、初期輝度の値を記憶しておけば、R,G,Bの各輝度の劣化状況を知ることができる。このように表示部の絶対輝度を測定する場合の応用例を第2実施形態に示す。
図3及び図4を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、PDPにおける蛍光体の経時的な劣化によるホワイトバランスのずれを補正するものである。図3において、図2と同一構成物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。本実施形態が図1及び図2に示す第1実施形態と異なる点は、表示装置14に、表示装置の使用時間検出部33、輝度劣化メモリ51、初期輝度メモリ52を設けたこと、及びホワイトバランス検出部53に第1実施形態におけるホワイトバランス検出部32の機能にさらに機能を追加したことにある。輝度劣化メモリ51には、図4に示すようなRGB各色の蛍光体の時間経過による輝度劣化特性が、初期輝度を1.0とする相対値の形で記憶されている。図4は横軸に使用時間をとり、縦軸に輝度をとって、RGBの各色の輝度の経時変化を示すグラフ図である。このように、各色について、輝度の経時劣化特性が異なる。初期輝度メモリ52には図4の初期におけるRGBの各色の輝度が記憶されている。
本発明の第2実施形態の構成は図3のとおりであり、図2におけるホワイトバランス検出部32の替わりにホワイトバランス検出部53が配置されている。このホワイトバランス検出部53に使用時間検出部33、輝度劣化メモリ51、処理輝度メモリ52が接続されている。その他の構成は図2と同じである。
実施例1では、使用時間検出部33は表示部の表示時間を積算して表示部の使用時間Tを算出する。輝度劣化メモリ51には、図4に示すようなRGB各色の蛍光体の時間経過
による輝度劣化特性が記憶されている。ホワイトバランス検出部53は使用時間検出部33から入力される使用時間と、輝度劣化メモリ51から入力されるRGB各色の蛍光体の時間経過による輝度劣化特性から、現時点の各色の輝度比を推測することができ、これからホワイトバランスを算出する。あとは第1実施形態と同様である。すなわち、この算出したホワイトバランスを比較器34にてホワイトバランス基準値と比較する。ホワイトバランス調整値演算部36は、比較器34から受け取るデータを基に、ホワイトバランス調整値を演算する。表示信号処理部37はこのホワイトバランス調整値により、表示部に表示されるホワイトバランスがホワイトバランス基準値と等しくなるように表示信号を調整する。
また、第2の実施形態の実施例2においては、第1実施形態と同様にして、リモコン17により白表示のRGBの各色の輝度を測定する。ここでの輝度測定は、上述したように絶対輝度を測定できる方法で測定される。ホワイトバランス検出部53はリモコン受光部20から入力された各色の輝度信号を基に、輝度劣化メモリ51に記憶された輝度劣化の経時変化特性と、初期輝度メモリ52に記憶された初期輝度から類推されるRGB各色の蛍光体の使用時間を求める。そして、使用時間検出部33は、類推された蛍光体の使用時間と、実施例1で説明した実際に表示装置の使用時間計測した使用時間Tとの差Tr,Tg,Tbを求め、これを記憶する。上述のように経時変化特性等より類推された使用時間と使用時間Tの大小関係によりTr,Tg,Tbには「+」又は「ー」の符号をつける。
そして、通常動作中において、表示装置14は、実施例1において説明した表示部の表示時間を積算して求めた表示部の使用時間がTの時点で、R輝度の補正について、使用時間を(T−Tr)として輝度補正を行う。また、G輝度の補正は、使用時間を(T−Tg)として輝度補正を行う。同様にBの輝度補正は、使用時間を(T−Tb)として輝度補正を行う。ホワイトバランス検出部53は、輝度劣化メモリ51に記憶されている図4の輝度劣化特性から、R、G、Bの各輝度をそれぞれ使用時間(T−Tr)、(T−Tg)、(T−Tb)の各輝度劣化特性から求め、ホワイトバランスを算出する。この算出したホワイトバランスを比較器34にてホワイトバランス基準値と比較する。ホワイトバランス調整値演算部36は、比較器34から受け取るデータを基に、ホワイトバランス調整値を演算する。表示信号処理部37はこのホワイトバランス調整値により、表示部に表示されるホワイトバランスがホワイトバランス基準値と等しくなるように表示信号を調整する。
本実施例においては、各色の使用頻度に応じて輝度の補正を行うため、入力映像信号によるRGB各色の使用頻度の違いによる劣化の差を補正することができる。実際にホワイトバランスがずれたと感じたときに、リモコン17による補正を行えば、実際の各色の輝度劣化に対応したホワイトバランスの補正が可能であり、かつそのときの使用時間Tとの差Tr,Tg,Tbを求め、これを記憶することにより、その後の経時変化は使用時間Tを差Tr,Tg,Tbにより補正した推定使用時間から推定することができる。
本発明によれば、リモコンに光センサを設けたので、パネルの経年変化又は外光環境が変化した場合等に、ホワイトバランスの補正を行うとき、リモコン操作者である視聴者と光センサの位置とが同じとなるため、視聴者の位置から表示装置を見た場合のホワイトバランスを、容易に補正することができる。このリモコンは、通常、身近な存在であるため、視聴者が容易にホワイトバランスを補正することができる。
また、リモコンにレーザポインタを搭載すれば、このレーザポインタにより、表示装置の画面上のどの箇所を検出しているかを、視聴者が容易に認識できる。このため、より正確にホワイトバランスを補正できる。
本発明の第1実施形態に係るホワイトバランスの補正方法及び装置を示す模式図である。 同じく、その補正装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るホワイトバランスの補正装置の回路構成を示すブロック図である。 蛍光体の経時的劣化特性を示すグラフ図である。
符号の説明
14:表示装置
15:視聴者
166:レーザポインタ
17:リモコン
18:光センサ
19赤外線送信部
20:赤外線受光部
32:ホワイトバランス検出部
33;使用時間検出部
34:比較器
35:ホワイトバランスメモリ
36:ホワイトバランス調整値演算部
37:表示信号処理部
38:表示信号発生部
39:駆動部
40:表示部
41:映像信号入力
42:切替回路
51:輝度劣化メモリ
52:初期輝度メモリ

Claims (10)

  1. 表示装置のホワイトバランスを補正する方法において、表示部の画面に白色を表示させ、リモートコントローラに装備した光センサにより前記表示部の画面の表示光の各色の輝度を検出し、ホワイトバランス検出部により、前記センサにより求めた各色光の輝度からそのホワイトバランスを求め、この検出されたホワイトバランスと基準となるホワイトバランスが等しくなるように前記表示部に入力される表示信号を調整することを特徴とするホワイトバランス補正方法。
  2. 前記光センサは前記表示部の画面の表示光と前記画面における外光の反射光とを入射したその各色の輝度を検出することを特徴とする請求項1に記載のホワイトバランス補正方法。
  3. 表示装置のホワイトバランスを補正する方法において、表示部の使用時間を検出する使用時間検出手段と、前記表示部の色ごとの輝度劣化特性を有し、前記使用時間に応じて前記表示部の前記各色の輝度の変化を予測し、予測された各色光の輝度からそのホワイトバランスを求め、この検出されたホワイトバランスと基準となるホワイトバランスが等しくなるように前記表示部に入力される表示信号を調整することを特徴とするホワイトバランス補正方法。
  4. 表示部の画面に白色を表示させ、光センサにより前記表示部の画面の表示光の各色の輝度を測定する輝度検出手段と、前記表示部の色ごとの初期輝度をさらに有し、測定された輝度、初期輝度、輝度劣化特性から色ごとの前記使用時間を補正することを特徴とする請求項3に記載のホワイトバランス補正方法。
  5. 前記表示部の輝度劣化は、前記表示装置の蛍光体の経時劣化であることを特徴とする請求項3又は4に記載のホワイトバランス補正方法。
  6. 前記表示部の画面に映像信号を表示する通常動作モードと、ホワイトバランスを調整する調整モードとを選択的に切り替え、前記調整モードにおいては、前記ホワイトバランス調整値を基に、基準となる白色信号のホワイトバランスを調整して前記表示部に表示させ、前記通常モードにおいては、前記ホワイトバランス調整値を基に、前記映像信号のホワイトバランスを調整して前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のホワイトバランス補正方法。
  7. 前記表示部の画面における前記光センサにより輝度を検出する位置は、前記リモートコントローラに装備したレーザポインタにより指示することを特徴とする請求項1又は2に記載のホワイトバランス補正方法。
  8. 表示部と、前記表示部のホワイトバランス基準値を記憶するホワイトバランスメモリと、白色を表示する前記表示部の各色の輝度を測定するリモートコントローラに装備した光センサ部と、前記光センサ部の測定した各色の輝度に基づきホワイトバランスを検出するホワイトバランス検出部と、前記ホワイトバランス検出部により検出された前記ホワイトバランスと前記ホワイトバランス基準値を比較し、前記ホワイトバランスを前記ホワイトバランス基準値と同じになるように前記表示部に入力される表示信号を調整する表示信号処理部と、を具備することを特徴とする表示装置。
  9. 表示部と、前記表示部のホワイトバランス基準値を記憶するホワイトバランスメモリと、前記表示部の使用時間を検出する使用時間検出部と、前記表示部の色ごとの輝度劣化特性を有する輝度劣化メモリと、前記使用時間に応じて前記表示部の前記各色の輝度の変化を予測し、予測された各色光の輝度からそのホワイトバランスを検出するホワイトバランス検出部と、この検出されたホワイトバランスと前記ホワイトバランス基準値が等しくなるように前記表示部に入力される表示信号を調整する表示信号処理部と、を具備することを特徴とする表示装置。
  10. 白色を表示する前記表示部の各色の輝度を測定する光センサ部と、前記表示部の色ごとの初期輝度を記憶する初期輝度メモリをさらに具備し、前記光センサにより測定された白色を表示する前記表示部の各色の前記輝度、色ごとの前記初期輝度、色ごとの前記輝度劣化特性から色ごとの前記使用時間を補正することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。

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JP2015142239A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 フーチー ウーFu−Chi WU ディスプレイのホワイトバランス装置
CN108234971A (zh) * 2018-02-09 2018-06-29 上海小蚁科技有限公司 白平衡参数确定方法、白平衡调整方法及装置、存储介质、终端
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