JP2007272623A - 画像合成装置及び画像合成プログラム - Google Patents

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弘和 佐藤
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Abstract

【課題】使用者が所望の位置に容易に3次元オブジェクトを合成することが出来る画像合成装置および画像合成プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】対象物の少なくとも3箇所に輝点を投影する出射部と、前記輝点が投影された前記対象物を撮影する撮影手段と、所定の3次元オブジェクトを記憶する記憶手段と、前記撮影手段から前記出射部までの距離である出射部距離と、前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向と、前記出射部から前記輝点への方向である照射方向と、前記撮影手段から前記輝点への方向である輝点方向であって前記撮影手段で撮影した画像の画像認識により求めた前記2次元座標に基づいて算出した前記輝点方向とに基づいて、前記撮影手段により撮影した画像情報と、前記記憶手段に記憶された前記3次元オブジェクトとを合成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像合成装置及び画像合成プログラムに関するものである。
従来、画像合成装置として4点以上の特徴点が印刷されたシート状のタグを使用するタイプがある。そのタグを対象物上に載置して画像合成装置でこれを撮影するのである。そのようにして撮影された撮影画像に映されたタグの位置に3次元オブジェクトを合成する画像合成装置が知られている。この場合、撮影画像に映されたタグの特徴点を画像認識により認識して、3次元オブジェクトを配置するための仮想的な平面である合成平面を算出し、撮影画像のタグの付近に3次元オブジェクトの底面と合成平面とを一致させて、合成平面上に3次元オブジェクトを合成する。これにより3次元オブジェクトの仮想的な物体があたかもタグが実際に配置された面に乗っているような合成画像を得ることができる。
図20及び図21に3次元オブジェクトを合成する前の撮影画像と、3次元オブジェクトを合成した後の合成画像との一例を示す。図20は机の上にタグを配置して撮影した撮影画像である。図21は図20の撮影画像に基づいて3次元オブジェクトを合成した時の合成画像である。
このように3次元オブジェクトを撮影画像に合成する技術については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2000−322602号公報
しかしながら、このような画像合成装置は、タグの特徴点に基づく位置に3次元オブジェクトを合成するので、3次元オブジェクトを合成する位置を移動させたい場合、その都度、わざわざタグの配置位置を調整しなおして、再度画像を撮影する必要があった。このため使用者は撮影する対象物とカメラとの間を行ったり来たりする必要があり、合成したい位置に3次元オブジェクトを容易に合成することが困難であった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、使用者が所望の位置に3次元オブジェクトを容易に合成することが出来る画像合成装置および画像合成プログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像合成装置は、対象物の少なくとも3箇所に輝点を投影する出射部と、前記輝点が投影された前記対象物を撮影する撮影手段と、所定の3次元オブジェクトを記憶する記憶手段と、前記撮影手段から前記出射部までの距離である出射部距離と、前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向と、前記出射部から前記輝点への方向である照射方向と、前記撮影手段から前記輝点への方向である輝点方向であって前記撮影手段で前記対象物を撮影した画像の画像認識により求めた前記2次元座標に基づいて算出した前記輝点方向とに基づいて、前記輝点の3次元座標を算出する3次元座標算出手段と、前記3次元座標算出手段により算出された少なくとも3つの輝点の前記3次元座標に基づいて、前記撮影手段により撮影した前記対象物の画像情報と、前記記憶手段に記憶された前記3次元オブジェクトとを合成する合成手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の画像合成装置は、請求項1記載の画像合成装置であって、前記撮影画像のサイズを記憶する撮影画像サイズ記憶手段と、前記撮影手段の焦点距離を記憶する焦点距離記憶手段と、前記撮影手段の撮像素子のサイズを記憶する撮像素子サイズ記憶手段とを備え、前記3次元座標算出手段は、前記画像認識により算出された前記2次元座標と、前記撮影画像サイズ記憶手段に記憶されている前記撮影画像のサイズと、前記焦点距離記憶手段に記憶されている前記撮影手段の焦点距離と、前記撮像素子サイズ記憶手段に記憶されている前記撮像素子のサイズとに基づいて、前記輝点方向を算出することを特徴とする。
また、請求項3記載の画像合成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像合成装置であって、前記出射部及び前記撮影手段は筐体に固定されており、前記出射部距離を記憶した前記出射部距離記憶手段を備え、前記3次元座標算出手段は、前記出射部距離記憶手段に記憶された前記出射部距離に基づいて前記3次元座標を算出することを特徴とする。
また、請求項4記載の画像合成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像合成装置であって、前記出射部と前記撮影手段との距離である出射部距離及び前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向を測定する距離センサを備え、前記3次元座標算出手段は、前記距離センサにより測定された前記出射部距離及び前記出射部方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする。
また、請求項5記載の画像合成装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像合成装置であって、前記出射部及び前記撮影手段は筐体に固定されており、前記出射部方向を記憶した前記出射部方向記憶手段を備え、前記3次元座標算出手段は、前記出射部方向記憶手段に記憶された前記出射部方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする。
また、請求項6記載の画像合成装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像合成装置であって、前記出射部は輝点を特定の方向に照射するように固定されており、前記固定された照射方向を記憶する照射方向記憶手段を備え、前記3次元座標算出手段は、前記照射方向記憶手段に記憶された前記照射方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする。
また、請求項7記載の画像合成装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像合成装置であって、使用者が前記照射方向を入力する照射方向入力手段を備え、前記出射部は、前記照射方向入力手段に入力された前記照射方向に前記輝点を投影し、前記3次元座標算出手段は、前記照射方向入力手段に入力された前記照射方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする。
また、請求項8記載の画像合成装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記出射部の方向を検出する照射方向検出手段を備え、前記3次元座標算出手段は、前記照射方向検出手段から得られる前記照射方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする。
また、請求項9記載の画像合成装置は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記合成手段は3つの輝点の3次元座標の中心の位置に前記3次元オブジェクトを合成することを特徴とする。
また、請求項10記載の画像合成プログラムは、対象物の少なくとも3箇所に輝点を投影する出射部と、前記輝点が投影された前記対象物を撮影する撮影手段と、所定の3次元オブジェクトを記憶する記憶手段とを備えた画像処理装置のコンピュータを、前記撮影手段から前記出射部までの距離である出射部距離と、前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向と、前記出射部から前記輝点への方向である照射方向と、前記撮影手段から前記輝点への方向である輝点方向であって前記撮影手段で前記対象物を撮影した画像の画像認識により求めた前記2次元座標に基づいて算出した前記輝点方向とに基づいて、前記輝点の3次元座標を算出する3次元座標算出手段と、前記3次元座標算出手段により算出された少なくとも3つの輝点の前記3次元座標に基づいて、前記撮影手段により撮影した前記対象物の画像情報と、前記記憶手段に記憶された前記3次元オブジェクトとを合成する合成手段として機能させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、輝点の照射位置に基づく位置に3次元オブジェクトが合成されるので、その照射位置を変更するだけで3次元オブジェクトの合成位置を変更できる。このため、従来のように3次元オブジェクトの合成位置と姿勢を示す特徴点を示すタグを対象物上に載置して、それをいちいち移動させる必要がない。使用者が所望の位置に容易に3次元オブジェクトを合成することが出来る。
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明が奏する効果に加え、撮影画像サイズ記憶手段と、焦点距離記憶手段と、撮像素子サイズ記憶手段とに予め記憶されている情報に基づいて、前記輝点方向を算出することができる。このため前記輝点方向の算出のための計算量が低減され、合成画像生成における処理時間を短縮することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明が奏する効果に加え、予め出射部距離記憶手段に記憶された出射部距離に基づいて前記3次元座標を算出することができる。このため出射部距離検出の為のモジュールが不要となり、装置の小型化が可能となる。
また、請求項4記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明が奏する効果に加え、距離センサにより測定された出射部距離及び出射部方向に基づいて前記3次元座標を算出ことができるので、出射部と撮影手段との位置関係を固定しなくても良い。このため、レーザポインタのような光源を用いて、出射部を本体とは別体にして構成することができる。
また、請求項5記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、予め出射部方向記憶手段に記憶された出射部方向に基づいて3次元座標を算出することができる。このため出射部方向検出の為のモジュールが不要となり、低コストで装置を実現できる。
また、請求項6記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、予め照射方向記憶手段に記憶された照射方向に基づいて3次元座標を算出することができる。このため照射方向変更の為の機構が不要となり、構成が簡単となるので、低コストで装置を実現できる。
また、請求項7記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、照射方向入力手段により使用者が照射方向を設定することができる。よって、各輝点を頂点とする三角形の大きさを変更することができる。このため、使用者は遠方に照射を行う際、三角形を大きくすることでシステムの認識精度を向上させることができる。よって、遠方に照射を行った場合でも、ユーザは適切な合成画像を閲覧することが可能となる。
また、請求項8記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、照射方向検出手段から得られる照射方向に基づいて前記3次元座標を算出することができるので、出射部と撮影手段との位置関係を固定しなくても良い。このため、レーザポインタのような光源を用いて、出射部を本体とは別体にして構成することができる。
また、請求項9記載の発明によれば、請求項1から請求項8のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、3つの輝点の3次元座標の中心の位置に3次元オブジェクトを合成することができる。このため、使用者は輝点位置を見て容易に合成位置を認識できる。
また、請求項10記載の発明によれば、輝点の照射位置を変更するだけで3次元オブジェクトの合成位置を変更できるので、使用者が所望の位置に容易に3次元オブジェクトを合成することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態である携帯型の画像合成装置1の斜視図である。画像合成装置1は画像を表示するためのディスプレイ10を備えたディスプレイ部2と各種の操作ボタン400が備えられた操作部3とからなる。操作ボタン400としては、後述する電源ボタン41、シャッターボタン42、設定ボタン43、閲覧ボタン44、照射方向調整ボタン45等のボタンが存在する。
図2はディスプレイ部2の裏面を模式的に示した模式図である。ディスプレイ部2の裏面の中央には画像を撮影するためのカメラ70が設けられている。
カメラ70の紙面上の上方には所定間隔を隔てて出射部91が設けられている。更に、図29の紙面上において左右方向から30°斜め右下に出射部92が設けられている。更に、紙面上において左右方向から30°斜め左下に出射部93が設けられている。以下、出射部91〜93をまとめて出射部90と称す。尚、出射部90は後述の光源200からの光を出射する点である。
図3に電気的構成を示すブロック図を示す。画像合成装置には、画像合成装置1の動作を制御するマイコン30が内蔵されている。マイコン30はCPU31と各種プログラムを記憶したROM32と各種情報を記憶するRAM33とから構成されており、CPU31とRAM32及びRAM33とはバス34を介して接続されている。
また、外部インターフェース40は外部装置とのデータの入出力を行なうためのインターフェースであり、バス34を解してCPU31に接続されている。
画像処理回路20を介してディスプレイ10がマイコン30と接続されている。画像処理回路20はマイコン30からの指示に従い、ディスプレイ10に画像を表示させる。
操作ボタン400(電源ボタン41、シャッターボタン42、設定ボタン43、閲覧ボタン44、照射方向調整ボタン45等)は、外部入力インターフェース40を介してマイコン30と接続されており、各操作ボタン400の押下に応じて対応する指令信号をマイコン30に送信する。
カメラ70はカメラインタフェース60を介してマイコン30と接続されており、カメラ70により撮影した画像の信号をマイコン30に送信する。
光源200はドライバ80を介してマイコン30と接続されており、マイコン30の指示に基づいて発光し、撮影する対象物に輝点を照射する。
モータ204は後述するミラー201の傾きを調整するための駆動源であり、モータ制御回路209を介してマイコン30と接続されている。モータ制御回路209はマイコン30の指示に基づいて、モータ204の動作を制御する。
ここで、輝点の照射方向について説明する。図4は画像合成装置1における輝点の照射方向を説明する模式図である。ここで、出射部90とカメラ70とを結ぶ直線と出射部90と輝点100とを結ぶ直線とがなす角度を角度γとする。尚、各出射部91〜93は全て同じγの値をとる。
照射方向は、後述するメイン処理のS103において、上述の角度γが変更されることによって調整される。
また、各出射部91,92,93とそれに対応する輝点101,102,103について、出射部90からカメラ70へのベクトルと出射部90から輝点100へのベクトルとの外積が示す方向と、光軸にそってカメラ70の向いている方向を示すベクトルとカメラ70から出射部90への方向を示すベクトルとの外積が示す方向は、角度γの値によらず常に同じ方向となるように照射方向は変更される。同一平面に輝点が存在するとき、角度γの値が大きくなるほど、各輝点91,92,93を頂点とする三角形は大きくなる。角度γは照射方向調整ボタン45を操作することにより入力される。
ここで、照射する角度γを変更する機構について簡単に説明する。図5は、画像合成装置1の筐体内部に納められる角度調整機構の構成を模式的に示す模式図である。
図5に示すように、角度調整機構は、出射部90からの光の照射方向を調整可能に備えられ、光源200と、角度γを変更するミラー201と、ミラー201を回動するための駆動源であるモータ204とを備える。
モータ204は、ウォームギア206を備えた回転軸206を回転さる。ウォームギア206は、ミラー201が設置された回転軸202に備えられたウォームホイール203に、モータ204の駆動力を伝える。尚、本実施形態において、ミラー201における光源200からの光が反射される部分を、出射部90とする。光源200は各出射部90に対してそれぞれ設けられる。
また、ディスプレイ部2の裏面から見たときに、カメラ70と出射部90とを結ぶ直線と直交する方向を長手方向にして回転軸202は備えられている。例えば、出射部91に対して備えられる回転軸202は、カメラ70と出射部91とを結ぶ直線と直交する方向を長手方向にして回転軸202は備えられる。また、出射部92に対して備えられる回転軸202は、カメラ70と出射部92とを結ぶ直線と直交する方向を長手方向にして回転軸202は備えられる。出射部93に対して備えられる回転軸202は、カメラ70と出射部93とを結ぶ直線と直交する方向を長手方向にして回転軸202は備えられる。また、出射部91〜93に対応する全ての回転軸202は、ディスプレイ部2の裏面に対して平行に備えられる。
モータ201を回転させることによって、ミラー201の向きを変え、輝点の照射方向を変更する。
このような画像合成装置1において、撮影した撮影画像の一例として、机の上に輝点を照射し撮影した撮影画像を図6に示す。図6に示すように撮影画像中の机の上には出射部91により照射された輝点101、出射部92により照射された輝点102、出射部93により照射された輝点103が撮影されている。本実施形態の画像合成装置によれば、この輝点101〜103を画像認識により認識し、撮影された輝点101〜103の位置に3次元オブジェクトを合成し、図21に示したような合成画像を生成する。
尚、輝点101〜103の位置は、ユーザが画像合成装置1を傾けるだけで変更することができるので、3次元オブジェクトを合成したい位置に容易に移動することができる。
また、輝点101〜103の位置は上述したように照射方向調整ボタン45を操作することにより自由に変更可能であるので、各輝点同士の間隔を自由に広げることができるので、遠くの位置に輝点を照射する場合は間隔を広げて、後述する画像認識を精度よく行なうことができる。
図7にRAM33の各記憶領域を模式的に示す構成図を示す。図7に示すように、RAM33には撮影画像サイズ記憶領域301、焦点距離記憶領域302、視錐台記憶領域303、3次元オブジェクトデータ記憶領域304、出射部距離記憶領域305、出射部方向記憶領域306、撮影画像記憶領域307、合成パラメータ記憶領域308、合成画像記憶領域309、照射方向記憶領域310、作業領域311とを備えている。
撮影画像サイズ記憶領域301には、カメラ70で撮影した撮影画像の予め設定されている縦横サイズが記憶されている。焦点距離記憶領域302には、カメラ70の焦点距離が記憶されている。視錐台記憶領域303には、後述するカメラ座標系(におけるカメラの視錐台に関する情報が記憶されている。3次元オブジェクトデータ記憶領域304には、カメラ70で撮影した撮影画像と合成するための3次元オブジェクトのデータである3次元オブジェクトデータが複数記憶されている。出射部距離記憶領域305には、カメラ70から出射部91〜93までの距離がそれぞれ記憶されている。出射部方向記憶領域306には、カメラ座標系におけるカメラ70(後述のカメラ原点)から出射部91〜93への方向がそれぞれ記憶されている。撮影画像記憶領域307は、カメラ70により撮影した撮影画像が記憶される領域である。合成パラメータ記憶領域308は、後述する合成パラメータ算出処理で算出される合成パラメータが記憶される領域である。合成画像記憶領域309は、後述する合成処理で作成される合成画像が記憶される領域である。照射方向記憶領域310には、照射方向調整ボタン45で調整される角度γの値と、輝点のカメラ座標系における照射方向のデフォルトの方向と、角度γの値とデフォルトの照射方向とに基づいて算出された調整後の照射方向とを記憶する領域である。尚、調整後の照射方向は後述のS103において算出される。作業領域311は、後述する各処理をCPU31が実行する際に使用される領域である。
立体図形である3次元オブジェクトの透視図を、カメラ70で撮影した撮影画像に合成してコンピュータグラフィックスで表す処理には、種々の座標変換が行われる。公知の技術であるが、この変換に関係する座標系であるワールド座標系とカメラ座標系について簡単に説明する。
ワールド座標系とは、現実の空間をモデル化して、擬似的な3次元の空間を考えたときに、そこに考える座標系をワールド座標系いう。
カメラ座標系とは、ワールド座標系の中に存在する仮想的なカメラを点として考えたときに、その仮想的なカメラを原点とした座標系である。カメラ座標系は、この仮想的なカメラのスクリーンの向きを定義するものである。カメラ座標系は仮想的なカメラの位置を原点とし、仮想的なカメラの向き(スクリーンの向き)をz軸方向とする座標系である。
上述の仮想的なカメラはワールド座標系の任意の位置に設置することができるが、カメラ座標系の原点であるカメラ原点の位置をワールド座標系の原点の位置と一致させて、更にx軸、y軸、z軸をそれぞれ一致させて考えることで、座標変換の処理を簡単に説明することができる。以下、本実施形態ではこのようにワールド座標系とカメラ座標系とを一致させたものとして説明する。尚、視錐台は一般にワールド座標系で設定されるが本実施形態ではワールド座標系とカメラ座標系とを一致させて考えるので、視錐台記憶領域303にはカメラ座標系における視錐台が記憶されている。
図8は、本実施形態におけるカメラ座標系と実際のカメラ70との位置関係を示す。カメラ70のレンズ中心を原点とし、x軸がスクリーンの横軸、y軸がスクリーンの縦軸、z軸がカメラ70の光軸とする。
次に画像合成装置1の動作について説明する。図9は画像合成装置1のCPU31が実行するメイン処理のフローチャートである。
電源ボタン41が押下されるとメイン処理が開始され、先ず初期化処理を実行する(ステップ101、以下ステップをSと称す)。ここで初期化処理とはカメラ70及びディスプレイ10を起動し、出射部90から対象物に輝点101〜103を投影することである。
次にカメラ70からの入力画像にディスプレイ10の表示を切換える(S102)。
次に照射方向調整ボタン45からの入力を一定時間受け付け、その入力に基づいて輝点101〜103の照射方向を調整する(S103)。ここで、照射方向調整ボタン45により、上述の角度γが入力されるが、その入力された角度γと、予め照射方向記憶領域310に記憶されている照射方向のデフォルト値に基づいて、調整後の照射方向が算出され、算出されたカメラ座標系における照射方向が照射方向記憶領域310に記憶される。
次に、電源ボタン41が押下されたか否かを判断する(S104)。電源ボタン41が押下された場合(S104:Yes)、終了処理を実行し(S105)、メイン処理が終了され画像処理装置1の電源がオフ状態になる。ここで終了処理とはカメラ70及びディスプレイ10を停止し、パターン光の照射を終了することである。
電源ボタン41が押下されていないと判断した場合は(S104:No)、シャッターボタン42が押下されたか否かを判断する(S106)。
シャッターボタン42が押下されたと判断した場合は(S106:Yes)、後述する認識画像処理を実行し(S107)、S102に戻る。
シャッターボタン42が押下されていないと判断した場合は(S106:No)、設定ボタン43が押下されたか否かを判断する(S108)。
設定ボタン43が押下されたと判断した場合は(S108:Yes)、後述する設定処理を実行し(S109)、S102に戻る。
設定ボタン43が押下されていないと判断した場合は(S108:No)、閲覧ボタン44が押下されたか否かを判断する(S110)。
閲覧ボタン44が押下されたと判断した場合は(S110:Yes)、後述する閲覧処理を実行し(S111)、S102に戻る。閲覧ボタン44が押下されていないと判断した場合は(S110:No)、そのままS103に戻る。
次に認識合成処理について説明する。図10はCPU31が実行する認識合成処理のフローチャートである。認識合成処理は上述したように、メイン処理のS106においてシャッターボタン105が押下されたと判断された場合に開始される。
CPU31は認識合成処理を開始すると先ず、カメラ70で静止画を撮影し、静止画として撮影された撮影画像をRAM33に記憶する(S201)。
次に撮影画像から出射部90より投影された輝点101〜103について画像認識を行い、撮影画像における3つの輝点の位置を求める(S202)。
ここで、たとえば、図6に示した撮影画像には、机の上には出射部90により投影された3つの輝点101、102、103が撮影されている。S202ではこの3つの輝点101〜103の撮影画像上での2次元座標を求める。
次に3つの輝点の認識が成功したか否かを判断する(S203)。S203において3つの輝点のうちいずれか一つでも認識できなかった場合は、認識が成功しなかったと判断し(S203:No)、認識失敗を通知する画像をディスプレイ10に一定時間表示させ(S204)、メイン処理に戻る
3つの輝点の認識が成功した場合は(S203:Yes)、合成パラメータ算出処理を実行する(S205)。
ここで合成パラメータ算出処理について説明する。図11に合成パラメータ算出処理のフローチャートを示す。
合成パラメータ算出処理を開始すると先ず、カメラ座標系におけるカメラ原点から輝点101〜103への方向である輝点方向を算出する(S301)。各輝点101〜103への方向については、撮影画像サイズ記憶領域301に記憶されている撮影画像の縦横のサイズ(例えば300×400pixel)と、上述のS202で算出した2次元座標(例えば左上から縦25pixel目,横320pixel目)と、焦点距離記憶領域302に記憶されているカメラ70の焦点距離に基づいて、ピンホールカメラモデルを用いてカメラ70から各輝点101〜103への方向を求めることができる。
次にカメラ70から各輝点101〜103までの距離である輝点距離を算出する(S302)。
図12は、出射部91とそれに対応する輝点101の位置関係を示す。ここで、カメラ70から輝点101までの輝点距離Lは、カメラ70から出射部91までの距離Lと、カメラ70と輝点101とを結んだ直線とカメラ70から出射部91とを結んだ直線とがなす角度βと、カメラ70と出射部91とを結んだ直線と輝点101と出射部91とを結んだ直線とがなす角度αと、から余弦定理により算出することができる。他の2つの輝点距離についても同様である。
ここで、カメラ70から輝点101までの輝点距離の算出方法について図13を用いて説明する。図13はカメラ70と出射部91と輝点101との位置関係を模式的に示した模式図である。
尚、カメラ70から出射部91までの距離をLとし、出射部91から輝点101までの距離をLとし、カメラ70から輝点101までの距離をLとする。また、出射部91とカメラ70とを結ぶ直線と出射部91と輝点101とを結ぶ直線とがなす角度をαとし、カメラ70と輝点101とを結ぶ直線とカメラ70と出射部91とを結ぶ直線とが成す角度をβとする。
このとき、余弦定理により以下の式が成り立つ。
Figure 2007272623
この2式よりL、α、βから輝点距離Lを導くことができる。ここで、図2に示したようにカメラ70と出射部91とは画像合成装置1に固定されているので距離Lについては予め出射部距離記憶領域305に記憶されている値を取得するものとする。
また、角度α及びβについては、予め定め出射部方向記憶領域に記憶されたカメラ座標系におけるカメラ原点から出射部91への方向と、S103で記憶された輝点101の調整後の照射方向と、S301で算出した輝点方向とに基づいて算出することができる。
輝点102及び輝点103までの輝点距離についても、輝点101同様に算出することができる。
このように、輝点方向と輝点距離が求められるので、カメラ座標系における各輝点101〜103までの各ベクトルa〜aを算出することができる。よって、S301で算出した輝点方向及びS302で算出した輝点距離に基づいて、カメラ座標系におけるカメラ原点の位置からカメラ座標系における各輝点101〜103までのベクトルa〜aを求め、カメラ座標系におけるにおける各輝点101〜103の座標を算出する(S302)。
ここで、
Figure 2007272623
とする。
次に、S302で求めたベクトルa〜aに基づいて合成パラメータを算出する(S303)。ここで、合成パラメータとしては、カメラ座標系における3次元オブジェクトの合成位置を示すベクトルpと、3次元オブジェクトの正面方向を示すベクトルfと、3次元オブジェクトの上方向を示すベクトルuとを算出する。
合成位置を示すベクトルpは次の式で算出される。
Figure 2007272623
正面方向を示すベクトルf、及び、上方向を示すベクトルuは次の式で算出される。
Figure 2007272623
このように合成パラメータのベクトルp、u、fを算出し、RAM33に記憶させた後、合成パラメータ算出処理を終了し、認識合成処理へ戻る。
ここで、認識合成処理の説明に戻る。上述のように合成パラメータ算出処理(S205)にて合成パラメータを算出後、合成処理を実行し撮影画像に3次元オブジェクトを合成する(S205)。
ここで、合成処理について説明する。図14は合成処理のフローチャートである。合成処理を開始すると先ず、S205で算出した合成パラメータと、S201で記憶した撮影画像と、3次元オブジェクトのデータである3次元オブジェクトデータとをRAM33から読み出す(S261)。
ここで、3次元オブジェクトデータについて説明する。図15は一例として立方体の3次元オブジェクトを示す。このように3次元オブジェクトデータには、立方体の底面の中心点Pと、立方体の正面方向を示すベクトルfと、立方体の上方向を示すベクトルuとの情報を備えている。
次に、70の視錐台に関する情報(カメラの焦点距離、アスペクト比等)をRAM33から読み出す(S262)。ここでいう視錐台とは、カメラ座標系においておいて見えるもの全てを包含する空間領域のことを指し、「ゲームプログラミングのための3Dグラフィックス数学,Eric Lengyel 緒 狩野智英 訳, ボーンデジタル, P.89−93」に記載されている。
次に算出された合成パラメータを考慮して、3次元オブジェクトをカメラ座標系(ワールド座標系)で回転させる。ここでは、合成パラメータであるベクトルuの方向と3次元オブジェクトの上方向を示すベクトルuoの方向とを一致させるように回転させた後、合成パラメータであるベクトルfの方向と3次元オブジェクトの正面方向を示すベクトルfoの方向とを一致させるように回転させる(S264)。
3次元オブジェクトの回転方法については、「ゲームプログラミングのための3Dグラフィックス数学,Eric Lengyel 緒 狩野智英 訳, ボーンデジタル, P.58−62」に記載されているが、ここでは簡単に説明する。
3次元オブジェクトのカメラ座標系(ワールド座標系)における各頂点の座標を(x,y,z)とするとき、単位ベクトルA(Ax, Ay, Az)で示される軸にそって、角度θ回転させた座標である頂点(x',y',z')は次の行列式で求めることができる。
Figure 2007272623
ここで、S=sinθ、C=cosθである。
ここで軸Aまわりの正の角度の回転とは、軸Aが視点側向いているときに反時計回りさせることをいう。
同じことを4x4の座標変換の行列式であらわすと、
Figure 2007272623
ただし、
Figure 2007272623
このように、S264において、3次元オブジェクトを回転させた後、次に、合成パラメータであるベクトルpを考慮してカメラ座標系(ワールド座標系)における3次元オブジェクトを移動させる(S265)。このとき3次元オブジェクトの底面の中心点pがベクトルpの座標と一致するように3次元オブジェクトを移動させる。
そして、S262で読み出した視錐台で、カメラ座標系における3次元オブジェクトをクリップし、撮影画像とクリップした3次元オブジェクトの透視図とを合成し、RAM33の作業領域に合成画像を記憶して(S266)、認識合成処理に戻る。
上述のように合成処理(S206)で合成画像を記憶した後、認識合成処理では、ディスプレイ2の表示をS206で作成した合成画像の表示に切換える(S207)。
そして、合成画像の保存が選択されるか否かを判断する(S208)。合成画像の保存が選択された場合(S208:Yes)、合成画像をRAM33の合成画像記憶領域309に記憶して(S210)メイン処理に戻る。
合成画像の保存が選択されなかった場合(S208:No)、合成画像の破棄が選択されるか否かを判断する(S209)。合成画像の破棄が選択されなかった場合(S209:No)、S208へ戻り、合成画像の保存か破棄のいずれかが選択されるまでS208とS209を繰り返す。
合成画像の破棄が選択された場合(S209:Yes)、RAM33の作業領域に作成された合成画像を消去して(S211)、メイン処理に戻る。
次に図16を参照し、設定処理について説明する。図16は設定処理のフローチャートである。設定処理では合成するオブジェクトを設定する。ここでいう設定とは、3次元オブジェクト記憶領域304に複数記憶されている3次元オブジェクトの中から、合成する3次元オブジェクトを設定することをいう。
図16に示すように、先ず、現在の設定内容(いずれの3次元オブジェクトが設定されているか)をディスプレイ10に表示させる(S331)。次に設定終了が選択されるか否かを判断する(S332)。
設定終了が選択された場合は(S332:Yes)、設定処理を終了し、メイン処理に戻る。
設定終了が選択されなかった場合は(S332:No)、設定が変更されたか否かを判断する(S333)。設定が変更された場合は(S333:Yes)、変更された設定内容をRAM33に記憶して(S334)、S331に戻る。設定が変更されなかった場合は(S333:No)、そのままS331にもどる。
次に、閲覧処理について説明する。図17は閲覧処理のフローチャートである。先ず、RAM33の合成画像記憶領域309に記憶されている全ての合成画像をディスプレイ10にリスト表示する(S401)。合成画像がない場合はリストには何も表示しない。
そして、閲覧の終了の操作が行なわれるか否かを判断する(S402)。閲覧の終了の操作が行なわれた場合は(S402:Yes)、メイン処理に戻る。
閲覧の終了の操作が行なわれない場合は(S402:No)、リストから特定の合成画像を選択する操作が行なわれたか否かを判断する(S403)。リストから特定の合成画像を選択する操作が行なわれない場合は(S403:No)、S401に戻る。
リストから特定の合成画像を選択する操作が行なわれた場合は(S403:Yes)、選択された合成画像をディスプレイ10に表示させる(S404)。
そして、表示した合成画像を削除する操作が行なわれるか否かを判断する(S405)。削除の操作が行なわれた場合は(S405:Yes)、その合成画像をRAM33の合成画像記憶領域310から消去し(S406)、S401に戻る。
削除の操作が行なわれなかった場合は(S405:No)、ディスプレイ10の表示をリスト表示の画面に戻す操作が行なわれたか否かを判断する(S407)。
リスト表示の画面に戻す操作が行なわれなかった場合は(S407:No)、S404へ戻る。リスト表示の画面に戻す操作が行なわれた場合は(S407:Yes)、S401へ戻る。
上述の実施形態によれば、従来に比べ、合成位置の指定・変更がより容易となる。輝点の照射方向を変えるだけで容易に位置変更が可能である。また、紙のタグを配置するわけではないので、天井などの手の届かない場所にも合成位置を指定できる。
また、上述の実施形態によれば、3つの輝点の3次元座標の中心に、3次元オブジェクトを合成するものとして説明したが、撮影画像中の3輝点の2次元座標の中心に3次元オブジェクトを合成するようにしても良い。
また、上述の実施形態によれば、出射部90はユーザが入力した照射方向に輝点を照射し、ユーザが入力した照射方向に基づいて、カメラ座標系における輝点の3次元座標を算出したが、出射部90の照射方向が予め固定されており、その方向をあらかじめRAM33に記憶させておき、RAM33に記憶された照射方向に基づいて輝点の3次元座標を算出するようにしても良い。
また、照射方向については、出射部90を備えた輝点照射機構とカメラ70にジャイロセンサ等の角度センサを設置しておき、そのジャイロセンサ等の角度センサの計測値に基づいて照射方向を求め、その照射方向に基づいて輝点の3次元座標を算出するようにしても良い。この場合の角度センサはジャイロセンサ以外であっても良く、図18に示したような構成にしても良い。図18は手動で輝点の照射方向γを調整し、手動で調整されたミラー201の角度を取得する機構を示した模式図である。図18に示した機構は、図5で示した機構同様に、光源200の光の照射方向に配置されたミラー201を備えた回転軸202を備える。回転軸202の一端にはウォームホイール203が形成されている。このウォームホイール203と接触するウォームギア206を備えた回転軸205が、所定の方向から見たときに回転軸202と略垂直に交わるように配置される。回転軸205の一端は画像合成装置1の筐体から突出しており、回転軸205の突出した部分に角度調整つまみ208が形成されている。ユーザは、この角度調整つまみ208を回転させて、回転軸205を回転させることにより、ウォームギア206、ウォームホイール203を介して、ミラー201が回転される。これにより、輝点の照射方向を調整することができる。また、回転軸207の他端には角度センサ207が備えられ、角度調整つまみ208により調整されるミラー201の傾きを検出することができる。この角度センサ207としては、可変抵抗器(ポテンショメータ)を使用する。
また、上述の実施形態によれば、出射部90とカメラ70とが筐体に固定されており、予めRAM33に記憶されている出射部距離及び出射部方向に基づいて、3次元座標を算出するものとして説明したが、その他の方法により取得した出射部距離及び出射部方向に基づいて3次元座標を算出するようにしても良い。
例えば、出射部距離については、超音波、光などによる距離センサによって距離を測定ようにしてもよい。このようにすれば、出射部を含む装置をカメラを含む装置とは別体に設けることも可能である。また、特開2003−13062にあるように、出射部を含む装置に画像処理用のマーカを設置し、それをカメラで撮影し画像認識することにより、出射部距離、出射部方向、及び照射方向を求めるようにしてもよい。
図19は、出射部を含む装置とカメラを含む装置とを別体に設けた場合の実施形態の一例のシステムを示した模式図である。図19の例では、本システムは、ユーザに画像を提示するHMD1002と、HMD1002につけられたカメラ1001と、ユーザが合成位置を指定するために用いるポインティングデバイス3から成る。ポインティングデバイス3は3つの出射部1031〜1033を持つとする。
この場合、ユーザはポインティングデバイス3を用いて、望む合成位置に輝点を照射することができる。
また、上述の実施形態では3つの出射部91〜93からそれぞれ3つの輝点101〜103を投影するものとして説明したが、これに限るものではない。たとえば、一つの出射部から、3つの特徴点を備えた所定のパターンを投影し、その3つの特徴点を輝点101〜103として、3次元オブジェクトを合成するようにしてもよい。
画像合成装置1の斜視図。 ディスプレイ部2の裏面を模式的に示した模式図。 画像合成装置1の電気的構成を示すブロック図。 輝点を照射する方向を示す模式図。 画像合成装置1の筐体内部に納められる角度調整機構の構成を模式的に示す模式図。 机の上に輝点を照射し撮影した撮影画像の一例。 RAM33の各記憶領域を模式的に示す構成図。 本実施形態におけるカメラ座標系の位置関係を示す説明図。 メイン処理のフローチャート。 認識合成処理のフローチャート。 合成パラメータ算出処理のフローチャート。 出射部91とそれに対応する輝点101の位置関係を示す説明図。 カメラ70と出射部91と輝点101との位置関係を示した模式図。 合成処理のフローチャート。 一例としての立方体の3次元オブジェクトの説明図。 設定処理のフローチャート。 閲覧処理のフローチャート。 手動で輝点の照射方向γを調整し、手動で調整されたミラー201の角度を取得する機構を示した模式図。 出射部を含む装置とカメラを含む装置とを別体に設けた場合の実施形態の一例のシステムを示した模式図。 3次元オブジェクトを合成する前の撮影画像。 3次元オブジェクトを合成した後の合成画像。
符号の説明
10 ディスプレイ
20 画像処理回路
30 マイコン
31 CPU
32 ROM
33 RAM
40 外部入力インターフェース
50 外部インターフェース
60 カメラインタフェース
70 カメラ
80 ドライバ
91、92、93 出射部
101、102、103 輝点

Claims (10)

  1. 対象物の少なくとも3箇所に輝点を投影する出射部と、
    前記輝点が投影された前記対象物を撮影する撮影手段と、
    所定の3次元オブジェクトを記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段から前記出射部までの距離である出射部距離と、前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向と、前記出射部から前記輝点への方向である照射方向と、前記撮影手段から前記輝点への方向である輝点方向であって前記撮影手段で前記対象物を撮影した画像の画像認識により求めた前記2次元座標に基づいて算出した前記輝点方向とに基づいて、前記輝点の3次元座標を算出する3次元座標算出手段と、
    前記3次元座標算出手段により算出された少なくとも3つの輝点の前記3次元座標に基づいて、前記撮影手段により撮影した前記対象物の画像情報と、前記記憶手段に記憶された前記3次元オブジェクトとを合成する合成手段とを備えたことを特徴とする画像合成装置。
  2. 前記撮影画像のサイズを記憶する撮影画像サイズ記憶手段と、
    前記撮影手段の焦点距離を記憶する焦点距離記憶手段と、
    前記撮影手段の撮像素子のサイズを記憶する撮像素子サイズ記憶手段とを備え、
    前記3次元座標算出手段は、前記画像認識により算出された前記2次元座標と、前記撮影画像サイズ記憶手段に記憶されている前記撮影画像のサイズと、前記焦点距離記憶手段に記憶されている前記撮影手段の焦点距離と、前記撮像素子サイズ記憶手段に記憶されている前記撮像素子のサイズとに基づいて、前記輝点方向を算出することを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  3. 前記出射部及び前記撮影手段は筐体に固定されており、
    前記出射部距離を記憶した前記出射部距離記憶手段を備え、
    前記3次元座標算出手段は、前記出射部距離記憶手段に記憶された前記出射部距離に基づいて前記3次元座標を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像合成装置。
  4. 前記出射部と前記撮影手段との距離である出射部距離及び前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向を測定する距離センサを備え、
    前記3次元座標算出手段は、前記距離センサにより測定された前記出射部距離及び前記出射部方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像合成装置。
  5. 前記出射部及び前記撮影手段は筐体に固定されており、
    前記出射部方向を記憶した前記出射部方向記憶手段を備え、
    前記3次元座標算出手段は、前記出射部方向記憶手段に記憶された前記出射部方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像合成装置。
  6. 前記出射部は輝点を特定の方向に照射するように固定されており、
    前記固定された照射方向を記憶する照射方向記憶手段を備え、
    前記3次元座標算出手段は、前記照射方向記憶手段に記憶された前記照射方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像合成装置。
  7. 使用者が前記照射方向を入力する照射方向入力手段を備え、
    前記出射部は、前記照射方向入力手段に入力された前記照射方向に前記輝点を投影し、
    前記3次元座標算出手段は、前記照射方向入力手段に入力された前記照射方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像合成装置。
  8. 前記出射部の方向を検出する照射方向検出手段を備え、
    前記3次元座標算出手段は、前記照射方向検出手段から得られる前記照射方向に基づいて前記3次元座標を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記合成手段は3つの輝点の3次元座標の中心の位置に前記3次元オブジェクトを合成することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 対象物の少なくとも3箇所に輝点を投影する出射部と、前記輝点が投影された前記対象物を撮影する撮影手段と、所定の3次元オブジェクトを記憶する記憶手段とを備えた画像処理装置のコンピュータを、
    前記撮影手段から前記出射部までの距離である出射部距離と、前記撮影手段から前記出射部への方向である出射部方向と、前記出射部から前記輝点への方向である照射方向と、前記撮影手段から前記輝点への方向である輝点方向であって前記撮影手段で前記対象物を撮影した画像の画像認識により求めた前記2次元座標に基づいて算出した前記輝点方向とに基づいて、前記輝点の3次元座標を算出する3次元座標算出手段と、
    前記3次元座標算出手段により算出された少なくとも3つの輝点の前記3次元座標に基づいて、前記撮影手段により撮影した前記対象物の画像情報と、前記記憶手段に記憶された前記3次元オブジェクトとを合成する合成手段として機能させることを特徴とする画像合成プログラム。
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