JP2007272417A - システム規模推計システム、システム規模推計方法及びシステム規模推計プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】演算処理部20のFP数推計式パラメータ生成処理部23は、案件実績データ記憶部21に記憶されている案件実績データを取得し、パラメータ(画面数、帳票数、内部ファイル数及び他システム連携数)毎に集計を行なう。そして、FP数推計式パラメータ生成処理部23は、集計した各パラメータを用いて各ファンクション(EI、EO、EQ、ILF、EIF)の表現式を算出する。次に、ファンクション数の統計的平均比率を用いてパラメータの係数(A,B,C,D)を算出し、推計式パラメータ記憶部24に記憶する。見積対象システムの各パラメータを取得した演算処理部20は、この係数を用いてFP数を算出する。
【選択図】図1
Description
FP数=4×EI+5×EO+4×EQ+7×ILF+5×EIF …(6)
ここで、EIは入力処理機能の数、EOはデータ加工出力機能の数、EQはデータ参照機能の数、ILFは内部論理ファイルの数、EIFは外部インターフェースファイルの数である。
門は予算化のために、開発部門に参考見積を依頼する。その場合、ユーザ部門は予算額の妥当性を確認するために提示された工数の妥当性を評価する必要があるが、先の第1の課題と同様に評価が困難となっていた。また、ユーザ部門にFP法を理解している担当者がいない場合、要件を定義した後の開発段階に移行しても、開発部門が提示するFP数の妥当性を検証することが困難である。
された人件費単価と前記工数見積とを乗算して開発見積を算出する手段を、更に備えたことを要旨とする。
を備えたことを要旨とする。
を実行させることを要旨とする。
入力処理機能=fd×p×画面数 …(1)
データ加工出力機能=(fd×q×画面数)+帳票数 …(2)
データ参照機能=fd×(1−p−q)×画面数 …(3)
内部論理ファイル=内部ファイル数 …(4)
外部インターフェースファイル=sf×他システム連携数 …(5)
請求項1、6又は7に記載の発明によれば、新たに開発するシステムにおける画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を推計式に代入してFP数を算出する。この推計式では、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数をパラメータとしており、詳細な仕様が確定していない段階であっても、FP法の知識がない場合でもあっても、FP数を算定することができる。この画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を用いて表現した推計式で算出したFP数は、従来のFP法により算出したFP数が示すシステムの規模とほぼ等しい精度である。従って、開発するシステムの規模を的確かつ効率的に算出することができる。
ットを用いて推計式を生成し、FP数算出手段はこの推計式を用いてFP数数を推定する。これにより、最新の実績を考慮して、推計式パラメータを算出し、これを用いてシステムの規模を算出することができる。
図1に示すように、本実施形態のシステム規模推計システムは、入力部10、演算処理部20及び出力部30を備えている。
案件実績データ記憶部21には、既に開発されたシステムの案件毎の案件実績データ210が記録される。この案件実績データ210は、図2に示すように、開発したシステムにおける案件番号、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数及び工数に関するデータを含んで構成される。
画面数データ領域には、この案件のシステムにおいて用いられている画面の数に関するデータが記録される。
内部ファイル数データ領域には、この案件のシステムにおいて使用される内部ファイルの数に関するデータが記録される。
工数データ領域には、この案件のシステムの開発において要した工数に関するデータが記録される。
また、演算処理部20は、FP数推計式パラメータ生成処理部23、推計式パラメータ記憶部24及びFP数算出処理部25を備えている。
ここで、係数「A」は画面数、係数「B」は帳票数、係数「C」は内部ファイル数、係数「D」は他システム連携数に、それぞれ乗算する数値である。
生産性指標生成処理部26は、案件実績データ記憶部21に記憶された案件実績データ210を用いて生産性指標を算出する。ここで、生産性指標とは、単位FP数あたりの工数を意味する。
工数見積処理部28は、FP数算出処理部25において算出されたFP数と、生産性指標データ記憶部27に記憶された生産性指標とから、見積対象のシステム開発に必要な工数を算出する。
出力部30は、開発費見積処理部29が算出したシステムの開発費を出力するための手段であり、例えば表示装置又は印刷装置などを用いる。
そして、入力部10からの指示に基づいて、演算処理部20のFP数推計式パラメータ生成処理部23は、図4に示すFP数推計式パラメータ生成処理を行なう。
まず、演算処理部20は、FP数推計式を生成するためのパラメータを取得する(ステップS1−1)。具体的には、FP数推計式パラメータ生成処理部23は、案件実績データ記憶部21に記憶されている案件実績データ210を取得する。
EO=(fd×q×画面数)+帳票数 …(2)
EQ=fd×(1−p−q)×画面数 …(3)
ILF=内部ファイル数 …(4)
EIF=sf×他システム連携数 …(5)
ここでは、まず一画面あたりの機能数を「fd」とする。そして、1画面に含まれる機能のうち、入力処理機能数EI、データ加工出力機能数EO、データ参照機能数EQに相当する割合をそれぞれ「p」,「q」,「1−p−q」とする。また、他システム連携数と外部インターフェースファイル数EIFとは比例すると仮定して、その比例係数を「sf」とする。
99)に記載されている。これによると、入力処理機能数EIが33%、データ加工出力機能数EOが24%、データ参照機能数EQが16%、内部論理ファイル数ILFが33%、外部インターフェースファイル数EIFが5%とされている。そして、FP数推計式パラメータ生成処理部23は、統計的平均比率に関するデータを記憶した所定のデータ記憶部から取得する。
次に、図5に示す生産性指標生成処理を説明する。
この処理で、まず、演算処理部20は、案件実績データ210を用いて、FP数算出処理を行なう(ステップS2−1)。具体的には、演算処理部20の生産性指標生成処理部26は、推計式パラメータ記憶部24に記憶された各パラメータの係数(A,B,C,D)を適用した式(7)に、案件実績データ記憶部21に記憶された画面数、帳票数、内部ファイル数及び他システム連携数を代入してFP数を算出する。ここでは、ステップS1−2において算出したパラメータ毎の集計値を用いる。
次に、演算処理部20における開発費見積処理を説明する。
開発費の見積を行なう場合には、入力部10を用いて、開発費の見積を行なうシステム(見積対象システム)で用いられる各パラメータ(画面数、帳票数、内部ファイル数及び他システム連携数)を入力する。
用の見積を算出することができる。
・ 本実施形態では、式(7)を用いてFP数を算出する。この式では、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数をパラメータとしており、詳細な仕様が確定していない段階であっても、FP法の知識がない場合でもあっても、FP数を算定することができる。
○ 上記実施形態では、FP数算出処理部25が用いる推計式パラメータは、見積対象システムの開発費を算出する前に予め推計式パラメータ記憶部24に記憶させた。推計式パラメータの算出のタイミングは、これに限定されるものではなく、システムの開発費見積処理を実行する度に実行してもよい。これにより、最新の実績を考慮して、推計式パラメータを算出し、これを用いてFP数に基づくシステムの規模や開発費を算出することができる。
ラムを取得し、このプログラムを分析して、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を算出する。これにより、より効率的に推計式パラメータを算出することができる。
Claims (7)
- 開発したシステムの案件実績毎に画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数から構成されるパラメータセットを取得する手段と、
前記パラメータセットにおけるパラメータ毎に合計値を算出した集計パラメータセットを算出する手段と、
入力処理機能、データ加工出力機能、データ参照機能、内部論理ファイル、外部インターフェースファイルからなるファンクションパラメータについて、以下の式(1)〜(5)に前記集計パラメータセットを代入する手段と、
ファンクションパラメータについてファンクション別の統計的平均比率を取得する手段と、
前記統計的平均比率になるように各係数(fd、p、q、sf)を算出し、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数の関数として各ファンクションを算出する方程式を生成し、この方程式をファンクションパラメータから構成された既存のFP数算出式に代入して、FP数を画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を用いて表現した推計式を生成して記憶する推計式生成手段と、
新たに開発するシステムにおける画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を前記推計式に代入してFP数を算出するFP数算出手段と
を備えたことを特徴とするシステム規模推計システム。
入力処理機能=fd×p×画面数 …(1)
データ加工出力機能=(fd×q×画面数)+帳票数 …(2)
データ参照機能=fd×(1−p−q)×画面数 …(3)
内部論理ファイル=内部ファイル数 …(4)
外部インターフェースファイル=sf×他システム連携数 …(5) - 前記FP数算出手段がFP数の推計指示を受けた場合には、前記推計式生成手段が、前記案件実績毎のパラメータセットを取得し、前記パラメータセットを用いて推計式を生成し、前記FP数算出手段はこの推計式を用いてFP数を推定することを特徴とする請求項1に記載のシステム規模推計システム。
- 設計したシステムのソフトウェアのプログラムを分析し、各システムに用いられている画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数からなるパラメータから構成されたパラメータセットをシステム毎に算出する分析手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム規模推計システム。
- 前記算出した推計式を前記案件実績に適用して、FP数を算出し、
入力された工数と推計式により算出されたFP数とを用いて生産性指標を算出し、
前記生産性指標をFP数算出手段において推定されたFP数に乗算して工数見積を算出する手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム規模推計システム。 - 入力された人件費単価と前記工数見積とを乗算して開発見積を算出する手段を、更に備えたことを特徴とする請求項4に記載のシステム規模推計システム。
- 開発したシステムの案件実績毎に画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数から構成されるパラメータセットを取得する段階と、
前記パラメータセットにおけるパラメータ毎に合計値を算出した集計パラメータセットを算出する段階と、
入力処理機能、データ加工出力機能、データ参照機能、内部論理ファイル、外部インターフェースファイルからなるファンクションパラメータについて、以下の式(1)〜(5
)に前記集計パラメータセットを代入する段階と、
ファンクションパラメータについてファンクション別の統計的平均比率を取得する段階と、
前記統計的平均比率になるように各係数(fd、p、q、sf)を算出し、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数の関数として各ファンクションを算出する方程式を生成し、この方程式をファンクションパラメータから構成された既存のFP数算出式に代入して、FP数を画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を用いて表現した推計式を生成して記憶する推計式生成段階と、
新たに開発するシステムにおける画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を前記推計式に代入してFP数を算出するFP数算出段階と
を備えたことを特徴とするシステム規模推計方法。
入力処理機能=fd×p×画面数 …(1)
データ加工出力機能=(fd×q×画面数)+帳票数 …(2)
データ参照機能=fd×(1−p−q)×画面数 …(3)
内部論理ファイル=内部ファイル数 …(4)
外部インターフェースファイル=sf×他システム連携数 …(5) - 開発したシステムの案件実績毎に画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数から構成されるパラメータセットを取得する手段と、
前記パラメータセットにおけるパラメータ毎に合計値を算出した集計パラメータセットを算出する手段と、
入力処理機能、データ加工出力機能、データ参照機能、内部論理ファイル、外部インターフェースファイルからなるファンクションパラメータについて、以下の式(1)〜(5)に前記集計パラメータセットを代入する手段と、
ファンクションパラメータについてファンクション別の統計的平均比率を取得する手段と、
前記統計的平均比率になるように各係数(fd、p、q、sf)を算出し、画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数の関数として各ファンクションを算出する方程式を生成し、この方程式をファンクションパラメータから構成された既存のFP数算出式に代入して、FP数を画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を用いて表現した推計式を生成して記憶する推計式生成手段と、
新たに開発するシステムにおける画面数、帳票数、内部ファイル数、他システム連携数を前記推計式に代入してFP数を算出するFP数算出手段と
を実行させることを特徴とするシステム規模推計プログラム。
入力処理機能=fd×p×画面数 …(1)
データ加工出力機能=(fd×q×画面数)+帳票数 …(2)
データ参照機能=fd×(1−p−q)×画面数 …(3)
内部論理ファイル=内部ファイル数 …(4)
外部インターフェースファイル=sf×他システム連携数 …(5)
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