JP2007272345A - 検査画像ファイリングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】個々の画像に適した圧縮の程度を簡単かつ確実に設定することができる検査画像ファイリングシステムを提供する。
【解決手段】検査対象を撮像して画像信号に変換し、この画像信号を出力する撮像手段1、2と、画像を表示することが可能な表示手段3と、前記撮像手段から出力された画像信号を受け、受けた画像信号に基づいて画像を生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、複数の画像を、圧縮した状態で当該画像の属性情報とともに記憶するデータベース5と、圧縮の程度を変更し得る画像圧縮手段とを備えて検査画像ファイリングシステムS。前記制御手段は、圧縮前の画像と、前記画像圧縮手段により圧縮された画像とを対比可能に前記表示手段に表示するとともに、対比させた状態で圧縮の程度が変更可能なように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は検査画像ファイリングシステムに関する。さらに詳しくは、CCDイメージセンサを付設した顕微鏡や、デジタルカメラなどから取り込んだ血液細胞、生体組織などの画像を電子化し、電子化した画像を当該画像の属性情報とともにファイリングする検査画像ファイリングシステムに関する。
病院や検査センターなどの医療施設において、利便性や作業効率を向上させるために、近年、検査時に撮像した患者の血液細胞、生体組織、尿中有形成分などの標本の画像を電子化してデジタル画像とし、このデジタル画像を検査対象の属性情報(例えば、カルテ番号、患者氏名、年齢、性別、日付など)とともにデータベースにファイリングすることが行われつつあり、種々の画像ファイリングシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−276545号公報
ところで、画像データは文書などの文字情報に比べて容量が大きいことから、そのままデータベースに保存すると、呼び出し速度が劣化するなど使い勝手が悪くなるので、特許文献1記載のシステムをはじめとする従来の画像ファイリングシステムでは、前記画像を圧縮した状態でデータベースに保存している。また、各システムにおいて、通常、画像の圧縮の程度は変更できるようになっている。
しかしながら、従来のシステムの多くは、圧縮の程度が可変であるとしても、例えば「高」、「中」、「低」のように大まかな設定しかすることができず、このため圧縮により画像が劣化しすぎて必要な情報を当該圧縮画像から読みとることができなかったり、また逆に、圧縮の程度が小さすぎて圧縮による効果が不十分であるという問題がある。一方、圧縮の程度を連続的に変化させることができるシステムもあるが、個々の画像により最適な圧縮の程度は微妙に異なることから、経験に基づく大まかな圧縮の程度の設定は可能であるが、必要な情報が得られる範囲内で可能なかぎり大きな圧縮の程度を設定することは困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、個々の画像に適した圧縮の程度を簡単かつ確実に設定することができる検査画像ファイリングシステムを提供することを目的としている。
本発明の検査画像ファイリングシステムは、検査対象を撮像して画像信号に変換し、この画像信号を出力する撮像手段と、
画像を表示することが可能な表示手段と、
前記撮像手段から出力された画像信号を受け、受けた画像信号に基づいて画像を生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
複数の画像を、圧縮した状態で当該画像の属性情報とともに記憶するデータベースと、
圧縮の程度を変更し得る画像圧縮手段と
を備えており、前記制御手段は、圧縮前の画像と、前記画像圧縮手段により圧縮された画像とを対比可能に前記表示手段に表示するとともに、対比させた状態で圧縮の程度が変更可能なように構成されていることを特徴としている。
また、検査対象を撮像した画像を入力することができる画像入力手段と、
画像を表示することが可能な表示手段と、
前記画像入力手段により入力された画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、
複数の画像を、圧縮した状態で当該画像の属性情報とともに記憶するデータベースと、
圧縮の程度を変更し得る画像圧縮手段と
を備えており、前記制御手段は、圧縮前の画像と、前記画像圧縮手段により圧縮された画像とを対比可能に前記表示手段に表示するとともに、対比させた状態で圧縮の程度が変更可能なように構成されていることを特徴としている。
本発明の検査画像ファイリングシステムでは、圧縮前の画像と圧縮後の画像とを対比可能に表示手段に表示することができることから、オペレータは、両画像を対比させつつ画像の圧縮の程度を変更して個々の画像に適した圧縮の程度を設定することができる。圧縮による画像の劣化が許容される程度は、画像の種類や当該画像の使用目的などにより異なるが、専門家であるオペレータは、圧縮前の画像と圧縮後の画像とを対比可能に表示することで、劣化の程度を確認しながら必要な情報が読み取れる範囲内で最大の圧縮の程度を容易かつ確実に設定して、当該設定した圧縮の程度で画像をデータベースに保存することができる。これにより、データベースの容量を有効利用することができるとともに、画像呼び出し速度の劣化を最小限に抑制することができる。
前記画像の圧縮の程度を連続的に変更させ得るように構成されているのが好ましい。この場合、きめ細かな圧縮の程度の設定が可能となり、個々の画像に適した圧縮の程度を簡単に設定することができる。
また、前記画像の任意の位置を縮小及び拡大する倍率変更手段を備えているのが好ましい。この構成によれば、画像の全体像の確認や、実際の表示枠において当該画像がどのように表示されるのかを確認することができる。
本発明の検査画像ファイリングシステムによれば、個々の画像に適した圧縮の程度を簡単かつ確実に設定することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の検査画像ファイリングシステム(以下、単にファイリングシステムともいう)の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るファイリングシステムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るファイリングシステムSは、検査対象を撮像して画像信号に変換し、この画像信号を出力する撮像手段としてのデジタルカメラ1及び顕微鏡30に付設したCCDイメージセンサ2と、画像を表示することが可能な表示手段としてのディスプレイ装置3と、前記デジタルカメラ1及びCCDイメージセンサ2から出力された画像信号を受け、受けた画像信号に基づいて画像を生成して前記ディスプレイ装置3に表示させる制御手段を内蔵するシステム本体4と、複数の画像を、圧縮した状態で当該画像の属性情報とともに記憶するデータベース5と、画像の圧縮の程度を変更し得る圧縮度変更手段とを備えている。また、前記ファイリングシステムSは、画像に文字や線の書き込みをするのに用いられるタブレット6、検査対象を撮像した画像を入力することができる画像入力手段であるフィルムスキャナ7及びイメージスキャナ8、並びに報告書などの文書に画像を印刷することができる出力手段であるカラープリンタ9を備えている。
前記システム本体4には、入力デバイスとしてのマウス13及びキーボード14が付設されており、例えばパソコン(パーソナルコンピュータ)100により、前記システム本体4、入力デバイス及びディスプレイ装置3を構成することができる。図2に示されるように、システム本体4は、CPU4aと、ROM4bと、RAM4cと、ハードディスク4dと、読出装置4eと、入出力インタフェース4fと、通信インタフェース4gと、画像出力インタフェース4hとから主として構成されており、CPU4a、ROM4b、RAM4c、ハードディスク4d、読出装置4e、入出力インタフェース4f、及び画像出力インタフェース4hは、バス4iによってデータ通信可能に接続されている。
CPU4aは、ROM4bに記憶されているコンピュータプログラム及びRAM4cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラム140aを当該CPU4aが実行することにより、パソコン100がシステムとして機能する。
ROM4bは、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM等によって構成されており、CPU4aに実行されるコンピュータプログラムおよびこれに用いるデータ等が記録されている。
RAM4cは、SRAM又はDRAM等によって構成されている。RAM4cは、ROM4b及びハードディスク4dに記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU4aの作業領域として利用される。
ハードディスク4dは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等、CPU4aに実行させるための種々のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。後述するアプリケーションプログラム140aも、このハードディスク4dにインストールされている。
読出装置4eは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、又はDVD−ROMドライブ等によって構成されており、可搬型記録媒体140に記録されたコンピュータプログラム又はデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体140には、パソコン100を本発明のシステムとして機能させるためのアプリケーションプログラム140aが格納されており、パソコン100が当該可搬型記録媒体140から本発明に係るアプリケーションプログラム140aを読み出し、当該アプリケーションプログラム140aをハードディスク4dにインストールすることが可能である。
なお、前記アプリケーションプログラム140aは、可搬型記録媒体140によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってパソコン100と通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、前記アプリケーションプログラム140aがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにパソコン100がアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク4dにインストールすることも可能である。
また、ハードディスク4dには、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)等のグラフィカルユーザインタフェース環境を提供するオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、本実施の形態に係るアプリケーションプログラム140aは当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース4fは、例えばUSB、IEEE1394、RS−232C等のシリアルインタフェース、SCSI、IDE、IEEE1284等のパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成されている。入出力インタフェース4fには、キーボード14およびマウス13からなる入力デバイスが接続されており、ユーザが当該入力デバイスを使用することにより、パソコン100にデータを入力することが可能である。
画像出力インタフェース4hは、LCDまたはCRT等で構成されたディスプレイ装置3に接続されており、CPU4aから与えられた画像データに応じた映像信号をディスプレイ装置3に出力するようになっている。ディスプレイ装置3は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
前記システム本体4には、専用線又は電話回線などからなるネットワーク10を介してDPS(データ処理システム)11や、分析装置のデータを一括して管理する検査情報システム12などの他のシステムが接続されている。また、検査情報システム12と本実施の形態に係るファイリングシステムSとを連携させ、例えば検査情報システム12における結果表示画面において、予め設定したファンクションキーをクリックすることでファイリングシステムSを呼び出すことができるようにすることもできる。そして、患者名をキーにして当該患者の画像を検査情報システム12において閲覧可能とすることができる。
撮像手段としては、前記デジタルカメラ1やCCDイメージセンサ2以外にも、例えば顕微鏡に取り付けたビデオカメラやフィルムスキャナーなどを用いることができる。また、ディスプレイ装置3としては、CRTディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置などの各種のディスプレイ装置を用いることができる。
データベース5としては、複数の画像を、その画像の属性情報、例えばカルテ番号、氏名、年齢、性別、日付などとともに記憶することができるものであればよく、ハードディスク装置や、書き込み可能な光磁気ディスク装置などの各種の記憶媒体を用いることができる。
本実施の形態のファイリングシステムSは、検査対象を撮像した画像を当該画像の属性情報とともにデータベースにファイリングするものであるが、前記検査対象の識別番号と画像の属性情報とを対応付けたテーブルを記憶したテーブル記憶手段を備えている。このテーブル記憶手段は、前記識別番号と属性情報とを対応付けたテーブルを記憶できるものであればよく、RAMやフレキシブルディスクなどを用いることができるが、本実施の形態では、DPS(患者番号、患者名、性別、年齢、血液型、病棟、診療科、病名、病歴、担当医、所見などの患者の情報を記憶した患者管理システム)に、検査日、検体番号、依頼番号、採取日、検体種別、検体コメントなどが記憶されていることから、このDPSにファイリングシステムSを接続し、ファイリングシステムS側から、識別番号として、例えば検体番号を入力することによって当該検体番号に対応する患者の属性情報をDPSから得るようにしており、このDPSをテーブル記憶手段として用いている。本実施の形態では、DPSに記憶されている患者の属性情報のうち、画像ファイリングに必要な特定の項目だけを前記システム本体4側で選択して得ることができるようになっている。
本実施の形態のファイリングシステムSは、前記画像をデータベースに圧縮してファイリングするに際して、圧縮前の画像と、画像圧縮手段により圧縮の程度が変更された画像とを対比可能にディスプレイ装置3に表示するとともに、対比させた状態で圧縮の程度が変更可能なように構成されている。画像圧縮手段としては、通常の画像圧縮用のソフトをシステム本体4にインストールしたものを用いることができる。
次に、本実施の形態のファイリングシステムSの動作について説明する。図3は、本実施の形態のファイリングシステムの動作の流れを示すフローチャートである。まず、このファイリングシステムSが起動された後、CPU4aにより画像の取得が行われる(ステップS1)。この処理では、検体(例えば血液塗抹標本)がデジタルカメラ1又は顕微鏡30に付設したCCDイメージセンサ2により撮像され、前記デジタルカメラ1又はCCDイメージセンサ2から出力された画像信号を受け、受けた画像信号に基づいて画像を生成することにより行われる。なお、このように画像を撮像して取得する構成に限らず、フィルムスキャナーなどで画像の入力を受け付ける(読み込む)ことによって取得してもよい。
次に、CPU4aはステップS1で取得された画像(原画像)を最低の圧縮の程度で圧縮する(ステップS2)。この処理は、システム本体にインストールされている圧縮プログラムにより実行される。この圧縮プログラムには、原画像データおよび圧縮の程度のパラメータである圧縮クオリティファクター(圧縮後の画像品質を示すパラメータ)が渡され、これにより圧縮クオリティファクターで指定された圧縮の程度で原画像が圧縮される。ここでは、最低の圧縮の程度(圧縮クオリティファクターが1)で圧縮が行われる。
次に、CPU4aは、ステップS1で取得された原画像と、ステップS2で取得された圧縮画像とを対比できるようにディスプレイ装置3上に並べて表示する(ステップS3)。この画面では、圧縮前の画像(原画像)を左側の原画像表示領域40に圧縮後の画像(圧縮画像)を右側の圧縮画像表示領域41に表示するようになっている(例えば、図4参照)。両画像の表示領域の間には、圧縮の程度を変更するためのバー22が表示される。ユーザは、バー22をマウス13でクリックした状態で当該バー22を上下させることで、画像の圧縮の程度を変更することができる。また、原画像表示領域40の上方には、表示倍率を変更するためのバー25が表示される。ユーザは、バー25をマウス13でクリックした状態で当該バー25を左右に移動させることで、原画像および圧縮の程度の表示を変更することができる。また、原画像表示領域40の下方には、原画像のデータサイズが表示される第1データサイズ表示領域が設けられており、圧縮画像表示領域41の下方には、圧縮画像のデータサイズが表示される第2データサイズ表示領域が設けられている。更に、原画像表示領域40の下方には、表示する画像の領域を変更するためのスクロールバー23が表示され、画面の左下にはプログラムの終了を指示するため終了ボタン42が、画面の右下には圧縮画像のデータベース5への保存を指示するための確定ボタン43がそれぞれ表示される。ユーザは、圧縮画像を確認しながら圧縮の程度を変更し、所望の圧縮の程度となった場合に、この確定ボタン43をマウス13でクリックすることにより、圧縮の程度の確定指示をCPU4aに与えることができる。
ユーザは、バー22をマウス13でクリックした状態で当該バー22を上下させることで、画像の圧縮の程度を変更する。CPU4は、このような圧縮の程度の変更の指示を受け付けた場合には(ステップS4でYes)、指示された圧縮の程度で再度原画像を圧縮し(ステップS5)、ステップS3へ処理を戻して、ステップS5で得られた圧縮画像を圧縮画像表示領域41に表示した画面に表示画面を更新する。実際には、この一連の処理において、ユーザがバー22を上下させる間に圧縮の程度の変更指示は連続的に変化することとなる。CPU4aは、圧縮の程度の変更指示を受けた場合には、実質的に瞬時に圧縮画像を生成する。このため、ユーザがバー22を上下させている間に、その圧縮の程度の変更指示に追従してリアルタイムに圧縮画像が更新表示されることとなる。これにより、ユーザは、原画像、圧縮画像およびデータサイズを確認しながら、圧縮の程度の変更を指示することができる。
また、CPU4aは、圧縮の程度の変更の指示を受け付けない場合には(ステップS4でNo)、確定指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS6)。このステップS6の処理では、ユーザが確定ボタン43をクリックした場合に、確定指示が受け付けられる。ステップS6において、確定指示を受け付けていない場合には(ステップS6でNo)、CPU4aは、処理をステップS4へと戻す。また、ステップS6において、確定指示を受け付けた場合には(ステップS6でYes)、CPUは、圧縮画像をデータベース5に保存し(ステップS7)、処理を終了する。
以上説明したように、圧縮前の画像(原画像)と圧縮後の画像(圧縮画像)とをリアルタイムで対比できるように表示手段に表示することから、オペレータは、両画像を対比させつつ画像の圧縮の程度を変更して個々の画像に適した圧縮の程度を設定することができる。圧縮による画像の劣化が許容される程度は、画像の種類や当該画像の使用目的などにより異なるが、専門家であるオペレータは、圧縮前の画像と圧縮後の画像とを対比可能に表示することで、劣化の程度を確認しながら必要な情報が読み取れる範囲内で最大の圧縮の程度を容易かつ確実に設定して、当該設定した圧縮の程度で画像をデータベースに保存することができる。これにより、データベースの容量を有効利用することができるとともに、画像呼び出し速度の劣化を最小限に抑制することができる。また、保存に際し、画像に対するコメントや画像を検索するためのキーワード(例えば、患者ID、検体IDなど)を登録するようにしてもよく、これにより、画像を効率的に利用することができる。
図4は、保存画像の圧縮の程度を設定する画面の例を示す図であり、図4において、左側が圧縮前の画像、右側が圧縮後の画像である。図4は、成人T−Cell白血病の細胞の画像を示しており、細胞に切れ込みが存在していることが成人T−Cell白血病の細胞の特徴である。画像圧縮プログラムに渡す圧縮の程度のパラメータである圧縮クオリティファクターは1〜255の範囲で設定可能であり、図4の場合、圧縮クオリティファクターは68(1/56圧縮)に設定されている。前記細胞の場合、この程度の圧縮の程度であると、前記切れ込みという特徴が保存されていることが分かる。
図4において、バー22をマウス13でクリックした状態で当該バー22を上下させることで、画像の圧縮の程度を変更することができる。図5は、圧縮クオリティファクターを255(1/75圧縮)に設定した例を示している。これだけ圧縮すると、特徴を判別するのが困難になる。
図6は、他の標本(急性前骨髄性白血病の細胞)の保存画像の圧縮の程度を設定する画面の例を示している。この細胞の場合、顆粒や繊維状のアウエル小体、及び未成熟で透けるような核が特徴である。右側の画像の圧縮クオリティファクターは30(1/30圧縮)に設定されている。急性前骨髄性白血病の細胞の場合、この程度の圧縮であると、前記顆粒や繊維状のアウエル小体などの特徴が保存されていることが分かる。一方、図7は、圧縮クオリティファクターを200(1/82圧縮)に設定した例を示しており、この圧縮の程度では、前記特徴を判別するのが困難になる。
図4〜7より分かるように、圧縮の許容値(閾値)は個々の細胞によって変わるのであるが、本発明では、専門家であるオペレータが圧縮前の画像と、圧縮後の画像とを対比させつつ画像の圧縮の程度を設定することができることから、画像の種類や当該画像の使用目的などに応じて最適の圧縮の程度を設定することが可能となり、前述したように、データベースの容量を有効利用することができるとともに、画像呼び出し速度の劣化を最小限に抑制することができる。また、本実施の形態では、前記バー22を上下させることで画像の圧縮の程度を連続的に変更させ得ることから、きめ細かな圧縮の程度の設定が可能となり、個々の画像に適した圧縮の程度を簡単に設定することができる。
なお、図4〜7に示される例では、バー23を操作することにより、画像の任意の位置を保存することができるとともに、バー25を操作することにより、画像の任意の位置を縮小及び拡大する(ズームイン及びズームアウト)ことができ、これにより、画像の全体像の確認や、実際の表示枠において当該画像がどのように表示されるのかを確認することができる。
本発明のファイリングシステムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明に一実施の形態に係るファイリングシステムにおけるパソコンのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るファイリングシステムの動作の流れを示すフローチャートである。 保存画像の圧縮の程度を設定する画面の例を示す図である。 図4の圧縮の程度を変更した画面を示す図である。 図4とは異なる標本の保存画像の圧縮の程度を設定する画面の例を示す図である。 図6の圧縮の程度を変更した画面を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 CCDイメージセンサ
3 ディスプレイ装置
4 システム本体
5 データベース

Claims (4)

  1. 検査対象を撮像して画像信号に変換し、この画像信号を出力する撮像手段と、
    画像を表示することが可能な表示手段と、
    前記撮像手段から出力された画像信号を受け、受けた画像信号に基づいて画像を生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
    複数の画像を、圧縮した状態で当該画像の属性情報とともに記憶するデータベースと、
    圧縮の程度を変更し得る画像圧縮手段と
    を備えており、前記制御手段は、圧縮前の画像と、前記画像圧縮手段により圧縮された画像とを対比可能に前記表示手段に表示するとともに、対比させた状態で圧縮の程度が変更可能なように構成されていることを特徴とする検査画像ファイリングシステム。
  2. 検査対象を撮像した画像を入力することができる画像入力手段と、
    画像を表示することが可能な表示手段と、
    前記画像入力手段により入力された画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、
    複数の画像を、圧縮した状態で当該画像の属性情報とともに記憶するデータベースと、
    圧縮の程度を変更し得る画像圧縮手段と
    を備えており、前記制御手段は、圧縮前の画像と、前記画像圧縮手段により圧縮された画像とを対比可能に前記表示手段に表示するとともに、対比させた状態で圧縮の程度が変更可能なように構成されていることを特徴とする検査画像ファイリングシステム。
  3. 前記画像の圧縮の程度を連続的に変更させ得るように構成されている請求項1又は2に記載の検査画像ファイリングシステム。
  4. 前記画像の任意の位置を縮小及び拡大する倍率変更手段を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の検査画像ファイリングシステム。
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