JP2007272236A - 基板端面洗浄装置、基板端面洗浄方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板端面洗浄装置、基板端面洗浄方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 洗浄液を供給する洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを行う基板端面洗浄装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 両端が開放された洗浄溝部6を有し、洗浄溝部6内の洗浄ノズル7から吐出される洗浄液により基板端面1Eを洗浄する洗浄ユニット5と、洗浄ユニット5に設けられ、洗浄ユニット5に対する基板1の相対的位置を検出する基板検出センサと、洗浄溝部6の溝方向に直交する面内で洗浄ユニット5及び基板支持部2を相対的に移動させる位置合わせ駆動部3と、位置合わせ駆動部3を制御し、洗浄ノズル7及び基板端面1Eの位置合わせを行う位置合わせ制御部22とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板端面洗浄装置、基板端面洗浄方法及び半導体装置の製造方法に係り、さらに詳しくは、洗浄液により基板端面を洗浄する基板端面洗浄装置及び基板端面洗浄方法の改良、並びに、基板端面洗浄工程を有する半導体装置の製造方法の改良に関する。
半導体装置を製造するための写真製版工程では、フォトレジスト塗布装置によって基板上にフォトレジスト膜が形成されるが、このフォトレジスト膜は、基板主面上に薄くかつ均一にフォトレジスト膜を形成する必要がある。このような成膜方法として、例えば、基板のほぼ中央にフォトレジストを滴下し、基板を回転させて余分なフォトレジストを遠心力により飛散させるいわゆるスピンコーティング法などが知られている。
一般に、フォトレジストを塗布することによって、基板の主面だけでなく端面にもフォトレジストが付着する。特に、スピンコーティング法による場合には、遠心力によって飛散されたフォトレジストは基板端面に付着しやすい。この様にして基板端面にフォトレジストが付着した状態で基板が次工程へ送られると、基板を搬送するための搬送アーム等にフォトレジストが付着する。このフォトレジストが乾燥し、当該基板又はその後に搬送される基板に再付着した場合、半導体装置の製造歩留まりを低下させる原因となる。このため、基板端面に付着した余分なフォトレジストは除去しておく必要があり、レジストコート工程後に基板端面を洗浄するための基板端面洗浄工程が、従来から半導体装置の製造工程においても設けられていた。
図14は、従来の基板端面洗浄装置の概略構成を示した斜視図である。この基板端面洗浄装置は、洗浄液を用いて基板端面を洗浄し、基板端面に付着したフォトレジスト等を除去する半導体製造工程で用いられる装置であり、EBR(Edge Bead Remover)と呼ばれている。図中の1は基板、1Eは基板端面、2はステージ(基板支持部)、3は支軸、5は洗浄ユニット、6は洗浄溝部である。基板1は、液晶パネルを構成する矩形形状のガラス基板であり、この基板の一主面上には、写真製版工程によって半導体素子等が形成される。
フォトレジストが塗布された基板1は、塗布面が上面となるようにして支軸3により支持されたステージ2に載置され、真空吸着されてステージ2上で固定される。洗浄ユニット5には、基板1の端辺を挿入して洗浄するための洗浄溝部6が設けられており、洗浄溝部6を対向させた2つの洗浄ユニット5により基板1を挟み込むようにして、洗浄溝部6に基板1の対向する端辺がそれぞれ係合される。
同様にして、別の対向する端辺についても、別の2つの洗浄ユニット5により挟み込み、その洗浄溝部6にこれらの端辺を係合させる。この様にして、4つの洗浄ユニット5を基板1の4つの端辺にそれぞれ係合させる。この状態で、各洗浄ユニット5を基板端辺に沿って移動させることにより、全ての基板端面1Eが洗浄される。
図15は、図14のA−A断面を示した断面図であり、図16は洗浄溝部6の拡大図である。洗浄ユニット5には、基板1側で水平方向に開口させたコの字型の空間として洗浄溝部6が形成され、この洗浄溝部6内に基板端部が挿入され、その端面1Eが洗浄される。
洗浄溝部6内の下部には、所定圧力にて洗浄液を吐出する洗浄ノズル7が設けられており、洗浄ノズル7から上方へ吐出される洗浄液が、基板端部よりやや内側の基板裏面に吹き付けられる。この様にして、基板端部に裏面側から吹き付けられた洗浄液は、吹きつけ時の圧力によって基板端面1Eに回り込み、基板端面1Eを洗浄する。このため、基板端面1Eに付着しているフォトレジストを洗浄液によって除去することができる。
従来の基板端面洗浄装置は、洗浄ノズル7から洗浄溝部6内の基板裏面に対して洗浄液を吹き付け、基板裏面から基板端面1Eに回り込んだ洗浄液によって基板端面1Eを洗浄している。この様にして基板端面1Eを洗浄するには、必要十分な洗浄液が基板端面1Eに回り込むように、洗浄液が吹き付けられる基板裏面上の位置と、基板裏面に吹き付けられた時の洗浄液の圧力を制御する必要がある。
洗浄液が吹き付けられる基板上の位置が基板端面1Eに近い場合には、洗浄液を低い圧力にて基板裏面に吹き付ければよく、基板端面1Eから遠くなるに従って、より高い圧力にて洗浄液を基板裏面に吹き付ける必要がある。このため、洗浄ノズル7から所定圧力にて吹き付けられた洗浄液により、基板端面1Eを洗浄するためには、洗浄液を基板上の所定位置に吹き付ける必要があり、基板端面1Eを洗浄溝部6の予め定められた深さまで挿入する必要がある。つまり、水平面内における洗浄ノズル7と基板端面1Eの位置合わせを行っておく必要がある。
また、洗浄ノズル7から同じ圧力で洗浄液を吐出したとしても、洗浄ノズル7から基板裏面までの距離が異なれば、基板裏面に吹き付けられた時の圧力は異なってくる。このため、洗浄ノズル7から所定圧力にて洗浄液を吐出する場合に、基板裏面上で所定圧力となるよに洗浄液を吹き付けるためには、洗浄ノズル7から基板裏面までの距離を所定の長さにしておく必要があり、基板端面1Eを洗浄溝部6の幅方向に関する所定の位置に挿入しておく必要がある。つまり、鉛直面内における洗浄ノズル7と基板端面1Eの位置合わせを行っておく必要がある。
このような基板1の位置合わせは、通常、基板1をステージ2に載置する際に行われている。すなわち、搬送アームにより基板1をステージ2に載置する際、ステージ2に対する基板1の位置を自動調整している。このため、洗浄時のステージ2及び洗浄ユニット5の位置関係が一定であれば、基板端面1Eと洗浄ノズル7の位置関係も一定にすることができる。
ところが、この様な位置合わせは、基板上に設けられた位置決めシンボルを認識させることにより行われ、ステージ2面に平行な方向についてのみ行われている。このため、基板1に反りが生じているような場合や、基板1が傾いてステージ2上に載置された様な場合には、洗浄ノズル7に対し基板端面1Eが正しく位置合わせされない状態で洗浄が行われることになる。
この様な場合には、基板端面1Eを十分に洗浄できず、あるいは、洗浄液が基板表面にまで回り込んでパターン不良などを発生させるため、半導体装置の製造歩留まりの低下を招くという問題があった。特に、基板の反りは生産工程ごとに異なるが、製造装置の稼働率を上げて、製造ラインの生産性を向上させるためには、反りの異なる基板に対し同じ端面洗浄装置を用いて洗浄処理する必要があるった。
図17は、端部が表面側に反った基板1を従来の基板端面洗浄装置を用いて洗浄する際の様子を示した断面図である。基板端部が上方に反っているため、洗浄ノズル7から基板裏面までの距離が、所定距離よりも遠くなっている。このため、基板裏面に吹き付けられた時の洗浄液の圧力が低くなって、基板端面1Eまで洗浄液が十分に回り込むことができなくなる場合がある。この様な場合には、基板端面1Eに付着したフォトレジストを十分に除去することはできない。
図18は、端部が裏面側に反った基板を従来の基板端面洗浄装置を用いて洗浄する際の様子を示した断面図である。図17とは逆に、基板端部が下方に反っているため、洗浄ノズル7から基板裏面までの距離が所定距離よりも近くなっている。このため、基板裏面に吹き付けられた時の洗浄液の圧力が高くなって、基板表面にまで洗浄液が回り込んでしまう場合がある。また、基板裏面に液溜まりのような状態が生じ、洗浄液の見かけ上の吐出量が多くなって、基板表面にまで洗浄液が回り込み易くなる。この様にして基板の表面側に回り込んだ洗浄液が半導体や配線の形成領域等に達すると、パターン不良の原因となり、半導体装置の製造歩留まりを低下させることになる。
図19は、従来の基板端面洗浄装置を用いて、ステージ2上に傾いた状態で載置された基板1を洗浄する際の様子を示した断面図である。基板1が水平でない傾いた状態でステージ2上に載置された場合、一方の基板端部は、洗浄ノズル7から遠くなり、他方の基板端部は洗浄ノズル7に近くなる。このため、一方の基板端面1Eに付着したフォトレジストを十分に除去することができず、他方の基板端部側ではパターン不良が生ずるおそれがある。
さらに、基板1がステージ2上に載置される際、何らかの原因により、ステージ2に対する基板1の位置合わせが正確に行われず、基板端面1Eと洗浄ノズル7との水平面内での位置合わせが正確に行われない場合も考えられる。この様な場合には、洗浄液の吹き付けられる基板上の位置が変化し、この位置が基板端面1Eから遠くなり過ぎると十分にフォトレジストを除去できず、基板端面1Eに近づき過ぎるとパターン不良を生じさせる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、洗浄液を供給する洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを行う基板端面洗浄装置を提供することを目的とする。また、洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを行う基板端面洗浄方法を提供することを目的とする。更に、この様な基板端面の洗浄方法を用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
また、洗浄液が基板表面に回り込むのを防止しつつ、洗浄液を用いて基板端面を洗浄することができる基板端面洗浄装置を提供することを目的とする。また、洗浄液が基板表面に回り込むのを防止しつつ、洗浄液を用いて基板端面を洗浄する基板端面洗浄方法を提供することを目的とする。更に、この様な基板端面の洗浄方法を用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、基板を支持する基板支持部と、両端が開放された洗浄溝部を有し、洗浄溝部内の洗浄ノズルから吐出される洗浄液により基板端面を洗浄する洗浄ユニットと、洗浄ユニットに設けられ、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する基板検出センサと、洗浄溝部の溝方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる位置合わせ駆動部と、基板検出センサの出力に基づいて、位置合わせ駆動部を制御し、洗浄ユニット及び基板端面の位置合わせを行う位置合わせ制御部とを備えて構成される。
洗浄ユニットに設けられた基板検出センサは、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出することができる。また、位置合わせ駆動部は、洗浄溝部の溝方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させることができる。位置合わせ制御部は、基板検出センサの出力に基づいて、洗浄ユニットに対する基板の相対的な位置を検出し、この相対的位置に基づいて、位置合わせ駆動部を制御し、洗浄ユニットに対する基板の位置合わせを行っている。このため、洗浄溝部内で洗浄液を吐出して基板端面を洗浄する際に、洗浄ノズル及び基板端面の正確な位置合わせを行うことができる。
請求項2に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、洗浄溝部の開放端側の洗浄ユニット側面に設けられている。洗浄溝部の開放端付近に基板検出センサを設けることにより、洗浄ノズルに対する基板端面の相対的位置を正確に検出することができる。
請求項3に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記位置合わせ制御部が、位置合わせ駆動部による駆動時の基板検出センサの出力に基づいて、洗浄ユニット及び基板端面の位置合わせを行うように構成される。洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させながら、基板の相対的位置を検出することにより、簡単な基板検出センサを用いて基板の位置検出を行うことができる。
請求項4に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、洗浄溝部の溝方向に洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる洗浄駆動部を備えて構成される。
請求項5に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、基板主面に向けて光を出射する発光素子及びこの出射光を検出する受光素子により構成され、上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の深さ方向に相対的に移動させるように構成される。
この様な構成により、基板検出センサは、基板主面に概ね平行な2次元平面における所定の検出位置、すなわち、発光素子及び受光素子の取付位置に応じた位置で基板を検出することができる。また、位置合わせ駆動部は、洗浄ユニット及び基板を洗浄溝部の深さ方向に相対的に移動させることができる。従って、基板検出センサの出力に基づいて、洗浄溝部の深さ方向に関する基板端面の位置を検出することができ、洗浄溝部の深さ方向について洗浄ユニット又は基板を移動させて基板端面の位置合わせを行うことができる。
請求項6に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記受光素子が、洗浄溝部の開放端を挟んで発光素子に対向して配置される。洗浄溝部の開放端を挟んで発光素子及び受光素子を設けることにより、洗浄ノズルに対する基板端面の相対的位置を正確に検出することができる。
請求項7に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、発光素子、受光素子及び光反射部により構成され、光反射部が、洗浄溝部の開放端を挟んで発光素子及び受光素子に対向して配置され、発光素子からの出射光を反射し、受光素子が、この反射光を検出するように構成される。光反射部を用いて基板の検出を行うことにより、洗浄ノズルに対する基板端面の相対的位置を正確に検出することができる。
請求項8に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、基板端面に向けて光を出射する発光素子及びこの出射光を検出する受光素子により構成され、上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させるように構成される。
この様な構成により、基板検出センサは、基板端面に概ね平行な2次元平面における所定の検出位置、すなわち、発光素子及び受光素子の取付位置に応じた位置で基板を検出することができる。また、位置合わせ駆動部は、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させることができる。従って、位置合わせ制御部は、基板検出センサの出力に基づいて、洗浄溝部の幅方向に関する基板端面の位置を検出することができ、洗浄溝部の幅方向について基板端面の位置合わせを行うことができる。
請求項9に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、基板を支持する基板支持部と、両端が開放された洗浄溝部を対向させて配置され、それぞれの洗浄溝部内で洗浄ノズルから吐出される洗浄液により対向する基板端面を洗浄する1対の洗浄ユニットと、洗浄ユニットに設けられ、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する基板検出センサと、洗浄溝部の溝方向に直交する面内で各洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる位置合わせ駆動部と、基板検出センサの出力に基づいて、位置合わせ駆動部を制御し、各洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを行う位置合わせ制御部とを備えて構成される。
請求項10に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、一方の洗浄ユニットに設けられ、基板端面に向けて光を出射する発光素子と、他方の洗浄ユニットに設けられ、発光素子の出射光を検出する受光素子からなり、上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させる幅方向駆動部からなる。
請求項11に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、一方の洗浄ユニットに設けられた発光素子及び受光素子と、他方の洗浄ユニットに設けられた光反射部とにより構成され、上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させる幅方向駆動部からなる。
請求項12に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、上記基板検出センサが、一方の洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する第1の検出手段と、他方の洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する第2の検出手段からなり、上記位置合わせ駆動部が、基板支持部に対し各洗浄ユニットを独立して移動させる幅方向駆動部からなる。
請求項13に記載の本発明による基板端面洗浄装置は、基板を支持する基板支持部と、多孔質の弾性体からなり洗浄液が供給される洗浄パッドを有し、基板端部に対し裏面側から洗浄パッドを押し当てて基板端面を洗浄する洗浄ユニットと、基板端面に沿って洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる洗浄駆動部とを備えて構成される。
請求項14に記載の本発明による基板端面洗浄方法は、基板端面に沿って洗浄ユニットを相対的に移動させ、洗浄ノズルから吐出される洗浄液により基板端面を洗浄する洗浄ステップと、洗浄ユニットに設けられた基板検出センサにより、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する位置検出ステップと、検出された相対的位置に基づいて、洗浄ステップにおける洗浄ユニットの移動方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させ、洗浄ユニット及び基板の位置合わせを行う位置合わせ用駆動ステップとからなる。
請求項15に記載の本発明による基板端面洗浄方法は、洗浄ステップにおける洗浄ユニットの移動方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる位置検出用駆動ステップを備え、上記位置検出ステップが、位置検出用駆動ステップによる駆動時の基板検出センサの出力に基づいて、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する。
請求項16に記載の本発明による基板端面洗浄方法は、上記位置検出ステップが、基板主面に向けて発光素子から光を出射し、この出射光を受光素子により検出して、洗浄ユニット及び基板の相対的位置を検出し、上記位置合わせ用駆動ステップが、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の深さ方向に相対的に移動させる。
請求項17に記載の本発明による基板端面洗浄方法は、上記位置検出ステップが、基板端面に向けて発光素子から光を出射し、この出射光を受光素子により検出して、洗浄ユニット及び基板の相対的位置を検出し、上記位置合わせ用駆動ステップが、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させる。
請求項18に記載の本発明による基板端面洗浄方法は、多孔質の弾性体からなる洗浄パッドを基板端部に対し裏面側から洗浄パッドを押し当てるステップと、洗浄パッドに洗浄液を供給して基板端面に洗浄液を塗布するステップと、基板端面に沿って洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させるステップからなる。
請求項19に記載の本発明による半導体装置の製造方法は、上記基板端面洗浄方法により基板端面を洗浄する工程を備えて構成される。半導体装置の製造工程において、半導体、配線などの形成領域を損傷することなく、基板端面を十分に洗浄することによって、半導体装置の歩留まりを向上させるとともに、信頼性を向上させることができる。
本発明によれば基板端面洗浄装置は、洗浄ユニットに設けられた基板検出センサが、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出し、検出された相対的位置に基づいて、位置合わせ駆動部が、洗浄ユニットに対する基板の位置合わせを行っている。このため、洗浄溝部内で洗浄液の吐出により洗浄を行う際に、洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを正確に行うことができる。
また、本発明による基板端面洗浄方法は、洗浄ユニットに設けられた基板検出センサにより、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出し、検出された相対的位置に基づいて、洗浄時の洗浄ユニットの移動方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させて、洗浄ユニット及び基板の位置合わせを行っている。このため、洗浄溝部内で洗浄液の吐出により洗浄を行う際に、洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを正確に行うことができる。
特に、基板に反りが生じている場合や、基板支持部上に傾いて載置された場合などであっても、これらの基板端面洗浄装置及び基板端面洗浄方法によれば、基板端面に十分な洗浄液を回り込ませて洗浄することができ、あるいは洗浄液が基板表面に回り込むのを抑制することができる。
さらに、本発明による半導体装置の製造方法は、基板端面の洗浄工程において、洗浄ユニットに設けられた基板検出センサを用いて、洗浄ユニット及び基板の位置合わせを行っている。このため、半導体装置の製造歩留まりを向上させて製造コストを低減し、また半導体装置の信頼性を向上させることができる。
また、本発明による基板端面洗浄装置及び基板端面洗浄方法は、洗浄液が供給される多孔質の弾性体からなる洗浄パッドを用いて基板端面を洗浄している。このため、基板及び洗浄ユニットの位置合わせに多少のずれが生じていても、基板端面に十分な洗浄液を回り込ませて洗浄することができ、あるいは洗浄液が基板表面に回り込むのを抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による基板端面洗浄装置の一構成例を示した斜視図である。この基板端面洗浄装置は、基板端面に付着したフォトレジスト等を除去するための洗浄装置であり、液晶表示装置の製造工程において用いられる。図中の1は基板、2はステージ、3は支軸、5は洗浄ユニット、6は洗浄溝部、10は発光素子、11は受光素子、20は洗浄ユニット駆動部、21は支軸駆動部、22は位置合わせ制御部である。
基板1は、液晶パネルを構成する矩形形状のガラス基板であり、対向する端面が平行となる形状、つまり長方形からなる。この基板1の一主面上には半導体素子、配線、カラーフィルタ等が周知の写真製版工程により形成される。基板1の一主面上にフォトレジストを塗布する際、基板端面1Eにもフォトレジストが付着するため、図1の基板端面洗浄装置を用いて、基板端面1Eの不要なフォトレジストを除去する。
ステージ2は、洗浄される基板1を支持する基板支持部であり、支軸3により水平に支持されている。この支軸3は、モータ等からなる支軸駆動部21により駆動される。支軸駆動部21は、支軸3を介して、ステージ2を回転させ、昇降させ、さらに水平面内で移動させることができる。
フォトレジストが塗布された直後の基板1は、塗布面が上面となるようにしてステージ2に載置され、真空吸着されてステージ2上で固定される。このとき、基板1上の位置決めシンボルが認識され、ステージ2に対する基板1の位置合わせが行われる。
一対の洗浄ユニット5は、モータ等からなる洗浄ユニット駆動部20により駆動される。洗浄ユニット駆動部20が、一対の洗浄ユニット5を基板端部に沿って平行移動させる。このとき、それぞれの洗浄ユニット5が基板端面1Eを洗浄し、基板1の対向する端面1Eを同時に洗浄することができる。なお、この時の洗浄ユニットの移動方向(洗浄溝部6の溝方向)を洗浄方向と呼ぶことにする。
各洗浄ユニット5は、基板1の端部を挿入するための洗浄溝部6を有する。図1では、断面形状がコの字型である例が示されているが他の形状であってもよい。この洗浄溝部6内で基板1に洗浄液を吹き付けることにより基板端面1Eを洗浄する。吹き付けられる洗浄液は、フォトレジスト等の洗浄対象に適した薬液を用いることが望ましいが、純水を用いてもよい。
洗浄溝部6は、洗浄ユニット5の基板側に水平方向に伸びた開口部をもち、水平方向の深さをもつ溝部であり、その両端は洗浄ユニット5を突き抜けて開放されている。このため、洗浄ユニット5は、基板端部を挿入した状態で、洗浄溝部6の溝方向に、基板1に対し相対的に移動することができる。
洗浄ユニット5の筐体側面には、発光素子10及び受光素子11が設けられている。洗浄溝部6の開放端の近傍に設けられた発光素子10及び受光素子11は、当該開放端を挟んで対向し、基板検出センサを構成している。ここでは、洗浄溝部6の一方の開放端の上方に発光素子10を設け、受光素子11を当該開放端の下方に設けた場合について説明するが、発光素子を下方に、受光素子を上方に設けてもよい。
各洗浄ユニット5には、それぞれ2つの基板検出センサ、すなわち2組の発光素子10及び受光素子11が設けられており、発光素子10からの出射光は、その発光素子10と対をなす受光素子11によって検出され、出射光の伝搬経路上で基板1の有無を検出している。
図2は、図1の基板端面洗浄装置を洗浄ユニット5の移動方向(Aの方向)から見た図であり、図3は、図1の基板端面洗浄装置を上方(Bの方向)から見た図である。
洗浄溝部6内の下部には、所定圧力にて洗浄用洗浄液を吐出する洗浄ノズル7が設けられており、洗浄ノズル7から上方に向けて吹き付けられる洗浄液によって基板端面1Eが洗浄される。2つの基板検出センサは、基板端部が概ね2つの基板検出センサからの出射光の伝搬経路の中間となるように、洗浄溝部6の深さ方向に配置され、各発光素子10から基板1の主面に向けて(すなわち鉛直方向に)検出光が出射される。これらの出射光の経路上に基板が存在しなければ、受光素子11で当該出射光が検出され、基板が存在すれば検出されない。
支軸駆動部21が支軸3を水平方向(図2、図3の左右方向)に移動させることにより、基板1を洗浄溝部6の深さ方向に移動させることができる。このときの基板検出センサによる検出結果に基づいて、洗浄ユニット5に対する基板端部の位置を検出することができる。すなわち、基板1を水平方向に移動させることにより、基板検出センサの検出結果が変化する。この変化時点において、基板端部が当該基板検出センサの光経路を通過したと検知することができる。なお、この様な検出方法を採用する場合、各洗浄ユニット5ごとに少なくとも1つの基板検出センサを設ければよい。
位置合わせ制御部22は、支軸駆動部21を制御するとともに、各洗浄ユニット5の基板検出センサの検出結果が入力される。位置合わせ制御部22は、支軸駆動部21により基板1を水平方向に移動させながら、各洗浄ユニット5の基板検出センサの検出結果を監視する。この結果、各洗浄ユニット5に対する基板端部の位置が検出できれば、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの相対的位置を検出することができる。
図1〜3に示したように各洗浄ユニット5ごとに2つの基板検出センサを設けた場合、2つの基板検出センサの検出結果が異なっている状態であれば、基板1を水平方向に移動することなく、基板端部が2つの光伝搬経路の中間に位置することを検出することができる。2つの基板検出センサの検出結果が一致していれば、基板1を水平方向に移動させ、2つの基板検出センサの検出結果が異なる状態を見つけることによって、基板端部の位置を検出することができる。
この様にして、各洗浄ユニット5に対する基板端部の位置が検出できれば、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの相対的位置を検出することができるので、位置合わせ制御部22は、支軸駆動部21を制御し、洗浄溝部6内で基板端面が洗浄に適した位置となるように基板1を移動させる。すなわち、洗浄ノズル7から吐出された洗浄液が、基板端部よりもやや内側の所定位置に吹き付けられるように位置合わせを行う。
その後、洗浄ノズルから所定圧力で洗浄液を吐出すれば、洗浄液を基板端面1Eに十分に回り込ませて、基板端面1Eを洗浄することができるとともに、洗浄液が基板表面に回り込むのを防止することができる。この状態で、洗浄ユニット5を基板1の端辺(一辺)に沿って一端から他端まで移動させれば、対向する基板端面1Eを洗浄することができる。
次に、支軸駆動部21は支軸3を90°回転させて、未洗浄の対向する基板端部を各洗浄ユニット5の洗浄溝部6に挿入させる。そして、上記と全く同様にして、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの位置合わせを行った後、基板端面1Eの洗浄が行われる。
本実施の形態によれば、洗浄ユニット5に基板検出センサを設け、洗浄ユニット5に対する基板1の相対的位置を検出している。このため、洗浄ノズル7及び基板端面1Eを正確に位置合わせすることができる。また、洗浄ユニット5の側面、特に、洗浄溝部6の開放端側に基板検出センサを設け、支軸駆動部21により基板を駆動させながら、基板検出センサの出力に基づいて基板端面1Eの水平位置を検出している。このため、洗浄ユニット5及び基板端面1Eの位置合わせを正確に行うことができる。
この様にして、洗浄溝部6の深さ方向について、基板端面1Eを洗浄ノズル7に対し精度よく位置決めすることにより、洗浄ノズル7から吐出された洗浄液を基板端面1Eを十分に回り込ませて、基板端面1Eを洗浄することができるとともに、洗浄液が基板表面にまで回り込むのを防止することができる。
特に、反りを有する基板に対して基板端面の洗浄を行う場合や、ステージ2上に傾いて載置された基板に対して基板端面の洗浄を行う場合等のように、ステージ2と基板1の通常の位置合わせでは調整することができない洗浄ノズルおよび基板端面の位置合わせを正確に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、基板1を移動させて、洗浄ユニット5に対する基板端部の位置を検出するとともに所望の位置まで基板1を移動させた後、基板端面1Eの洗浄を行う例について説明したが、本実施の形態では、洗浄ユニット5を移動させて、基板端部を検出するとともに所望の位置まで基板1を移動させる場合について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2による基板端面洗浄装置の一構成例を示した斜視図である。また、図5は、図4の基板端面洗浄装置を洗浄ユニット5の移動方向(Aの方向)から見た図である。位置合わせ制御部22は、洗浄ユニット駆動部20を制御して、各洗浄ユニット5を水平方向(洗浄溝部6の深さ方向)に移動させることができる。このときの基板検出センサの出力に基づき、洗浄ユニット5に対する基板端部の位置を検出することができる。
この検出結果に基づいて、位置合わせ制御部22は、洗浄ユニット駆動部20を制御し、洗浄溝部6内で基板端面が洗浄に適した位置となるように洗浄ユニット5を移動させ、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの位置合わせを行う。
ここで、各洗浄ユニット5をそれぞれ独立して移動可能とすることにより、各洗浄ユニット5による基板端部の位置検出を同時に行うことができるとともに、各洗浄ユニット5それぞれについて、基板端面の洗浄に最適な条件となるように基板1との相対的位置を変化させることができる。
なお、洗浄ユニット5に対する基板端部の相対的位置を検出する場合、少なくとも基板1及び洗浄ユニット5を相対的に移動させながら、洗浄ユニット5に設けられた基板検出センサの出力を監視すればよく、実施の形態1のように基板1を移動させてもよいし、本実施の形態のように洗浄ユニットを移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。
同様にして、洗浄溝部6内で基板端面を洗浄に適した位置に移動させるためには、少なくとも基板1及び洗浄ユニット5を相対的に移動させることができればよく、実施の形態1のように基板1を移動させてもよいし、本実施の形態のように洗浄ユニットを移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、基板検出センサとして発光素子10及び受光素子11を対向配置させる場合の例について説明したが、本実施の形態では、基板検出センサとして送受光素子及び反射ミラーを対向配置させる場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態3による基板端面洗浄装置を示した概略図である。図中の1は基板、2はステージ、3は支軸、5は洗浄ユニット、6は洗浄溝部、12は送受光素子、13は反射ミラーである。
洗浄ユニット5の筐体側面には、送受光素子12及び反射ミラー13が洗浄溝部6の開放端を挟んで対向配置された基板検出センサが設けられている。ここでは、洗浄溝部6の一方の開放端の上方に送受光素子12を設け、当該開放端の下方に反射ミラー13を設けた場合について説明するが、送受光素子12を下方に、反射ミラー13を上方に設けてもよい。
送受光素子12は、図示しない1対の発光素子及び受光素子からなり、発光素子からの光を出射するとともに、受光素子が入射光を検出する。反射ミラー13は送受光素子12との対向面を鏡面とし、送受光素子からの出射光を当該送受光素子12に向けて反射させるための平板状の光反射部であり、その鏡面は水平となっている。
送受光素子12からの出射光は、基板1の主面に向けて(すなわち鉛直方向に)出射される。出射光の伝搬経路上に基板1が存在しない場合、出射光は反射ミラー13により反射され、再び送受光素子12に入射される。一方、出射光の伝搬経路上に基板1が存在する場合には検出されない。従って、送受光素子12への入射光を検出することにより、出射光の伝搬経路上における基板1の有無を検出し、基板端部の位置を検出することができる。その際、送受光素子12及び反射ミラー13間を往復させた光を検出すれば、精度よく基板端部の位置を検出することができる。
本実施の形態によれば、基板検出センサが、洗浄溝部の開放端を挟んで発光素子及び受光素子に対向して配置された反射ミラーを有し、反射ミラーにより反射された発光素子の出射光を受光素子が検出する。このため、精度よく基板端部の位置を検出することができ、洗浄溝部6の深さ方向について、基板端面1Eを洗浄ノズル7に対しより精度よく位置決めすることができる。
実施の形態4.
実施の形態1から3では、洗浄溝部6の深さ方向(水平方向)について、基板端面1E及び洗浄ノズル7の位置合わせを行う場合の例について説明したが、本実施の形態では、洗浄溝部6の幅方向(鉛直方向)について、基板端面1E及び洗浄ノズル7の位置合わせを行う場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態4による基板端面洗浄装置を示した概略図である。また、図8は、図7の基板端面洗浄装置を上方から見た様子を示した図である。図中の1は基板、2はステージ、3は支軸、5は洗浄ユニット、10は発光素子、11は受光素子、14は送受光素子、15は反射ミラーである。図2の基板端面洗浄装置と比較すれば、送受光素子14及び反射ミラー15が追加されている点で異なる。
一方の洗浄ユニット5の筐体側面には、送受光素子14が設けられ、他方の洗浄ユニット5の筐体側面には、反射ミラー15が設けられている。送受光素子14及び反射ミラー15は、ともに洗浄溝部6の開放端の近傍に、基板1を挟んで対向するように配置され、基板検出センサを構成している。
送受光素子14は、図6の送受光素子12と同様、図示しない一対の発光素子及び受光素子からなり、発光素子からの光を出射するとともに、受光素子が入射光を検出する。反射ミラー15も、図6の反射ミラー13と同様、送受光素子14との対向面を鏡面とし、送受光素子14からの出射光を当該送受光素子14に向けて反射させるための平板状の光反射部であり、その鏡面は鉛直方向に伸びている。
送受光素子14からの出射光は、基板端面1Eに向けて(すなわち水平方向に)出射される。出射光の伝搬経路上に基板1が存在しない場合、出射光は反射ミラー15により反射され、再び送受光素子14に入射される。一方、出射光の伝搬経路上に基板1が存在する場合には検出されない。従って、送受光素子14への入射光を検出することにより、出射光の伝搬経路上における基板1の有無を検出することができる。
支軸駆動部21が支軸3を鉛直方向(図7の上下方向)に移動させることにより、基板1を洗浄溝部6の幅方向に移動させることができる。このときの基板検出センサによる検出結果に基づいて、洗浄ユニット5に対する基板端部の位置を検出することができる。すなわち、基板1を昇降させることにより、基板検出センサの検出結果が変化する。この変化時点において、基板端部が当該基板検出センサの光経路を通過したと検知することができる。
位置合わせ制御部22は、支軸駆動部21を制御するとともに、各洗浄ユニット5の基板検出センサの検出結果が入力される。位置合わせ制御部22は、支軸駆動部21により基板1を鉛直方向に移動させながら、各洗浄ユニット5の基板検出センサの検出結果を監視する。
基板1の中央部がステージ2に載置されていれば、基板1の反りは、基板端部の鉛直方向の変位となって現れる。また、基板1がステージ2上で傾いて載置された場合に最も鉛直方向に変位するのは基板端部である。このため、各洗浄ユニット5に対する基板1の鉛直方向の位置を検出すれば、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの相対的位置を検出することができる。このため、位置合わせ制御部22は、基板端面1Eの洗浄に適した位置まで、支軸駆動部21により基板1を移動させる。
この様にして、反りのない基板1がステージ2上に水平に載置されている場合には、基板1の水平位置を検出することができる。また、基板1に反りが生じ、あるいは、基板1がステージ2上に傾いて載置されたことによって、基板端部が上方に浮き上がっている場合、浮き上がった基板端部の位置を検出することができる。
その後、洗浄ノズル7から所定圧力で洗浄液を吐出すれば、洗浄液を基板端面1Eに十分に回り込ませて、基板端面1Eを洗浄することができるとともに、洗浄液が基板表面に回り込むのを防止することができる。この状態で、洗浄ユニット5を基板1の一辺に沿って一端から他端まで移動させれば、対向する基板端面1Eを洗浄することができる。
図9のステップS101〜S107は、図8の基板端面洗浄装置を用いた洗浄方法の一例を示したフローチャートであり、水平及び鉛直方向の位置合わせ後に基板端面の洗浄を行う手順が示されている。
まず、洗浄ユニット5を洗浄方向に移動させ退避させた状態で、搬送用アームにより、フォトレジスト塗布後の基板1がステージ2上に載置される(ステップS101)。次に、退避していた2つの洗浄ユニット5を洗浄方向(洗浄溝部6の溝方向)に移動させて、対向する基板端部を各洗浄ユニット5の洗浄溝部6に挿入させる(ステップS102)。
次に、基板1及び洗浄ユニット5を水平方向へ相対的に移動させ、その時の基板検出センサ10〜13の出力に基づいて、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの水平方向に関する位置合わせを行う(ステップS103)。次に、洗浄ユニット5を洗浄方向に移動させ、その時の基板検出センサ10〜13の出力に基づいて、基板1の洗浄方向の端部を検出する(ステップS104)。
次に、洗浄ユニット5を基板1から一旦はずす。すなわち、洗浄ユニット5を洗浄方向に移動させて、基板端部が洗浄溝部6に挿入されていない状態とする(ステップS105)。次に、基板1及び洗浄ユニット5を鉛直方向へ相対的に移動させ、その時の基板検出センサ14,15の出力に基づいて、洗浄ノズル7に対する基板端面1Eの鉛直方向に関する位置合わせを行う(ステップS106)。この様にして、水平及び鉛直方向の位置合わせが完了した後に、洗浄ユニット5を洗浄方向に移動させて基板端面の洗浄が行われる(ステップS107)。
上記ステップS105において、洗浄ユニット5を基板から一旦はずして、基板1及び洗浄ユニット5の鉛直方向の位置合わせを行うことによって、反りを有する基板1やステージ2上に傾いて載置された基板1を鉛直方向へ移動させた場合に、基板1が洗浄溝部6の内部に接触するのを防止できる。
また、図8に示したように基板検出センサ14,15の送受光部を基盤検出センサ10〜13の先端部よりも外側に設け、基板検出センサ14,15の光軸を、基板検出センサ10〜13よりも外側に配置させれば、上記ステップS105において、基板1を鉛直方向に移動させた場合に、基板1が基板検出センサ10〜13に接触するのを防止することができる。
本実施の形態によれば、洗浄ユニット5の側面、特に洗浄溝部6の開放端側に基板検出センサ14,15を設け、支軸駆動部21により基板を駆動させながら、基板検出センサの出力に基づいて基板端面1Eの鉛直位置を検出し、洗浄ユニット5及び基板端面1Eの位置合わせを正確に行うことができる。すなわち、洗浄溝部6の幅方向について、基板端面1Eを洗浄ノズル7に対し精度よく位置決めすることにより、洗浄ノズル7から吐出された洗浄液を基板端面1Eに十分に回り込ませて、基板端面1Eを洗浄することができるとともに、洗浄液が基板表面にまで回り込むのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、位置合わせ制御部22が、支軸駆動部21を制御して、基板1を鉛直方向に移動させる場合の例について説明したが、基板1及び洗浄ユニット5を相対的に移動させることができればよく、位置合わせ制御部22が、洗浄ユニット駆動部20を制御して、洗浄ユニット5を鉛直方向に移動させてもよいし、基板1及び洗浄ユニット5の両方を移動させてもよい。なお、洗浄ユニット5を移動させる場合、反射ミラー15が設けられた一方の洗浄ユニット5を固定し、送受光素子14が設けられた洗浄ユニット5を鉛直方向に移動させてもよい。
また、本実施の形態では、基板検出センサが、送受光素子14及び反射ミラー15からなる場合の例について説明したが、一方の洗浄ユニット5に設けられた発光素子と、これに対向させて他方の洗浄ユニット5に設けられた受光素子によって基板検出センサを構成することもできる。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5による基板端面洗浄装置を示した概略図である。図中の1は基板、2はステージ、3は支軸、5は洗浄ユニット、10は発光素子、11は受光素子、14A及び14Bは送受光素子、15A及び15Bは反射ミラーである。図8の基板端面洗浄装置と比較すれば、各洗浄ユニット5ごとに送受光素子14A(14B)及び反射ミラー15B(15A)が、洗浄溝部6の開放端の近傍に、垂直方向に配置されている点で異なる。
互いに対向するように異なる洗浄ユニット5に設けられた送受光素子14A及び反射ミラー15Aが1つの基板検出センサを構成し、送受光素子14B及び反射ミラー15Bがもう1つの基板検出センサを構成する。例えば、一方の基板検出センサ14A及び15Aを基板上面の検出用とし、他方の基板検出センサ14B及び15Bを基板下面の検出用として使用することもできる。
送受光素子14Aからの出射光は、基板端面1Eに向けて出射され、出射光の伝搬経路上に基板1が存在しない場合、出射光は鉛直方向に配置された反射ミラー15Aにより反射され、再び送受光素子14Aに入射される。一方、出射光の伝搬経路上に基板1が存在する場合には検出されない。
全く同様にして、送受光素子14Bからの出射光は、基板端面1Eに向けて出射され、出射光の伝搬経路上に基板1が存在しない場合、出射光は鉛直方向に配置された反射ミラー15Bにより反射され、再び送受光素子14Bに入射される。一方、出射光の伝搬経路上に基板1が存在する場合には検出されない。
反射ミラー15A,15Bが鉛直方向に伸びる平板鏡であるため、反射ミラー15A,15Bが取り付けられた洗浄ユニット5が、鉛直方向に所定範囲内で移動しても、送受光素子15A,15Bからの出射光を送受光素子15A,15Bへ反射することができる限り、基板検出センサとしての動作に影響を与えない。
このため、位置合わせ制御部22が、洗浄ユニット駆動部20を制御し、2つの洗浄ユニット5を独立して駆動させることにより、基板検出センサごとに基板1の鉛直方向の位置検出を行うことができる。また、基板の検出結果に基づいて、洗浄ユニット5ごとに位置合わせを行うことができる。
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、基板1に対し洗浄ノズル7から洗浄液を吹き付けて基板端面1Eを洗浄する場合の例について説明したが、本実施の形態では、多孔質の弾性素材を用いて洗浄液を供給し、基板端面1Eを洗浄する場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態6による基板端面洗浄装置の一構成例を示した斜視図である。また、図12は、図11の基板端面洗浄装置を洗浄ユニット5の移動方向(Aの方向)から見た図であり、図13は、図11の基板端面洗浄装置を上方(Bの方向)から見た図である。図中の1は基板、2はステージ、3は支軸、5は洗浄ユニット、8は洗浄パッド取付部、9は洗浄パッド、20は洗浄ユニット駆動部、21は支軸駆動部である。
この基板端面洗浄装置は、上記の各実施の形態と同様、基板1に対し2つの洗浄ユニット5を洗浄方向に移動させて、対向する基板端面1Eを同時に洗浄する。各洗浄ユニット5は、基板端部の裏面側に配置された洗浄パッド取付部8を有する。この洗浄パッド取付部8の上面は、洗浄液の吐出部が設けられた基板主面に平行な面であり、ここに洗浄パッド9が取り付けられている。洗浄パッド9は、スポンジ等のような多孔質の弾性体により構成され、洗浄パッド取付部8から供給された洗浄液を洗浄パッド内部に浸透させ、基板1の洗浄パッド9への接触部に塗布する。
フォトレジスト塗布後の基板1がステージ2に載置されると、洗浄ユニット5を鉛直方向に駆動させ、洗浄パッド取付部8を基板端部に裏面側から近づけ、洗浄パッド9を基板裏面に押し当てる。このとき、弾性体としての洗浄パッド9は、基板1との接触している一部分が収縮し、基板端部の裏面と基板端面1Eが洗浄パッド9に接触した状態となる。
この状態で、洗浄パッド9へ洗浄液を供給することにより、洗浄パッド9から基板端面1Eに洗浄液を供給することができる。この様な状態を維持しつつ、基板1の端面に沿って洗浄ユニット5を移動させれば、基板端面を洗浄することができる。
本実施の形態によれば、基板1に対し洗浄液を吹き付けることなく、洗浄パッド9を介して洗浄液を基板端面に塗布している。このため、洗浄液を吐出する際の圧力によって、洗浄液が基板表面に回り込むことがない。また、洗浄パッド9に適当な弾性をもたせることにより、基板端面1Eが正確に位置合わせされていなくても、基板端面1Eを洗浄することができる。更に、洗浄ユニット5を洗浄方向に移動させると、基板端面1Eが洗浄パッド9によって擦られるため、基板端面1Eに付着したフォトレジスト等を効果的に除去することができる。
上記の各実施の形態では、液晶表示装置の製造工程で用いられる基板端面洗浄装置及び当該装置で用いられる基板端面洗浄方法の例について説明したが、本発明はこの様な場合に限定されるものではない。すなわち、Siウエハ等を基板とする半導体装置の製造工程で用いられる基板端面洗浄装置及び基板端面洗浄方法にも適用することができる。
また、上記の各実施の形態では、基板端面を洗浄することによって、基板端面に付着したフォトレジストを除去する場合の例について説明したが、本発明はこの様な場合に限定されるものではない。すなわち、製造工程において半導体装置の基板端面に付着した様々な薬品、粉塵などを洗浄するための基板端面洗浄装置及び基板端面洗浄方法に適用することができる。
本発明の実施の形態1による基板端面洗浄装置の一構成例を示した斜視図である。 図1の基板端面洗浄装置を洗浄ユニット5の移動方向(Aの方向)から見た図である。 図1の基板端面洗浄装置を上方(Bの方向)から見た図である。 本発明の実施の形態2による基板端面洗浄装置の一構成例を示した斜視図である。 図4の基板端面洗浄装置を洗浄ユニット5の移動方向(Aの方向)から見た図である。 本発明の実施の形態3による基板端面洗浄装置を示した概略図である。 本発明の実施の形態4による基板端面洗浄装置を示した概略図である。 図7の基板端面洗浄装置を上方から見た様子を示した図である。 ステップS101〜S107は、図8の基板端面洗浄装置を用いた洗浄方法の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態5による基板端面洗浄装置を示した概略図である。 本発明の実施の形態6による基板端面洗浄装置の一構成例を示した斜視図である。 図11の基板端面洗浄装置を洗浄ユニット5の移動方向(Aの方向)から見た図である。 図13は、図11の基板端面洗浄装置を上方(Bの方向)から見た図である。 従来の基板端面洗浄装置の概略構成を示した斜視図である。 図14のA−A断面を示した断面図である。 図15の洗浄溝部6を拡大した拡大図である。 端部が表面側に反った基板を従来の基板端面洗浄装置を用いて洗浄する際の様子を示した断面図である。 端部が裏面側に反った基板を従来の基板端面洗浄装置を用いて洗浄する際の様子を示した断面図である。 従来の基板端面洗浄装置を用いて、傾いた状態でステージ2上に載置された基板を洗浄する際の様子を示した断面図である。
符号の説明
1 基板 1E 基板端面
2 ステージ(基板支持部)
3 支軸 5 洗浄ユニット
6 洗浄溝部 7 洗浄ノズル
8 洗浄パッド取付部 9 洗浄パッド
10 発光素子 11 受光素子
12,14,14A,14B 送受光素子
13,15,15A,15B 反射ミラー
20 洗浄ユニット駆動部
21 支軸駆動部 22 位置合わせ制御部

Claims (19)

  1. 基板を支持する基板支持部と、
    両端が開放された洗浄溝部を有し、洗浄溝部内の洗浄ノズルから吐出される洗浄液により基板端面を洗浄する洗浄ユニットと、
    洗浄ユニットに設けられ、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する基板検出センサと、
    洗浄溝部の溝方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる位置合わせ駆動部と、
    基板検出センサの出力に基づいて、位置合わせ駆動部を制御し、洗浄ユニット及び基板端面の位置合わせを行う位置合わせ制御部とを備えたことを特徴とする基板端面洗浄装置。
  2. 上記基板検出センサが、洗浄溝部の開放端側の洗浄ユニット側面に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の基板端面洗浄装置。
  3. 上記位置合わせ制御部が、位置合わせ駆動部による駆動時の基板検出センサの出力に基づいて、洗浄ユニット及び基板端面の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の基板端面洗浄装置。
  4. 洗浄溝部の溝方向に洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる洗浄駆動部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基板端面洗浄装置。
  5. 上記基板検出センサが、基板主面に向けて光を出射する発光素子及びこの出射光を検出する受光素子により構成され、
    上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の深さ方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基板端面洗浄装置。
  6. 上記受光素子が、洗浄溝部の開放端を挟んで発光素子に対向して配置されることを特徴とする請求項5に記載の基板端面洗浄装置。
  7. 上記基板検出センサが、発光素子、受光素子及び光反射部により構成され、
    光反射部が、洗浄溝部の開放端を挟んで発光素子及び受光素子に対向して配置され、発光素子からの出射光を反射し、
    受光素子が、この反射光を検出することを特徴とする請求項5に記載の基板端面洗浄装置。
  8. 上記基板検出センサが、基板端面に向けて光を出射する発光素子及びこの出射光を検出する受光素子により構成され、
    上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基板端面洗浄装置。
  9. 基板を支持する基板支持部と、
    両端が開放された洗浄溝部を対向させて配置され、それぞれの洗浄溝部内で洗浄ノズルから吐出される洗浄液により対向する基板端面を洗浄する1対の洗浄ユニットと、
    洗浄ユニットに設けられ、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する基板検出センサと、
    洗浄溝部の溝方向に直交する面内で各洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる位置合わせ駆動部と、
    基板検出センサの出力に基づいて、位置合わせ駆動部を制御し、各洗浄ノズル及び基板端面の位置合わせを行う位置合わせ制御部とを備えたことを特徴とする基板端面洗浄装置。
  10. 上記基板検出センサが、一方の洗浄ユニットに設けられ、基板端面に向けて光を出射する発光素子と、他方の洗浄ユニットに設けられ、発光素子の出射光を検出する受光素子からなり、
    上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させる幅方向駆動部からなることを特徴とする請求項9に記載の基板端面洗浄装置。
  11. 上記基板検出センサが、一方の洗浄ユニットに設けられた発光素子及び受光素子と、他方の洗浄ユニットに設けられた光反射部とにより構成され、
    上記位置合わせ駆動部が、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させる幅方向駆動部からなることを特徴とする請求項9に記載の基板端面洗浄装置。
  12. 上記基板検出センサが、一方の洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する第1の検出手段と、他方の洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する第2の検出手段からなり、
    上記位置合わせ駆動部が、基板支持部に対し各洗浄ユニットを独立して移動させる幅方向駆動部からなることを特徴とする請求項9に記載の基板端面洗浄装置。
  13. 基板を支持する基板支持部と、
    洗浄液が供給される多孔質の弾性体からなる洗浄パッドを有し、基板端部に対し裏面側から洗浄パッドを押し当てて基板端面を洗浄する洗浄ユニットと、
    基板端面に沿って洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる洗浄駆動部とを備えたことを特徴とする基板端面洗浄装置。
  14. 基板端面に沿って洗浄ユニットを相対的に移動させ、洗浄ノズルから吐出される洗浄液により基板端面を洗浄する洗浄ステップと、
    洗浄ユニットに設けられた基板検出センサにより、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出する位置検出ステップと、
    検出された相対的位置に基づいて、洗浄ステップにおける洗浄ユニットの移動方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させ、洗浄ユニット及び基板の位置合わせを行う位置合わせ用駆動ステップとからなることを特徴とする基板端面洗浄方法。
  15. 洗浄ステップにおける洗浄ユニットの移動方向に直交する面内で洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させる位置検出用駆動ステップを備え、
    上記位置検出ステップが、位置検出用駆動ステップによる駆動時の基板検出センサの出力に基づいて、洗浄ユニットに対する基板の相対的位置を検出することを特徴とする請求項14に記載の基板端面洗浄方法。
  16. 上記位置検出ステップが、基板主面に向けて発光素子から光を出射し、この出射光を受光素子により検出して、洗浄ユニット及び基板の相対的位置を検出し、
    上記位置合わせ用駆動ステップが、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の深さ方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項14に記載の基板端面洗浄方法。
  17. 上記位置検出ステップが、基板端面に向けて発光素子から光を出射し、この出射光を受光素子により検出して、洗浄ユニット及び基板の相対的位置を検出し、
    上記位置合わせ用駆動ステップが、洗浄ユニット及び基板支持部を洗浄溝部の幅方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項14に記載の基板端面洗浄方法。
  18. 多孔質の弾性体からなる洗浄パッドを基板端部に対し裏面側から洗浄パッドを押し当てるステップと、
    洗浄パッドに洗浄液を供給して基板端面に洗浄液を塗布するステップと、
    基板端面に沿って洗浄ユニット及び基板支持部を相対的に移動させるステップからなることを特徴とする基板端面洗浄方法。
  19. 請求項14から18のいずれかに記載の基板端面洗浄方法により基板端面を洗浄する工程を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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