JP2007271641A - 精度管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 施設における分析機器で精度管理試料を測定して得られた測定データを、施設の端末から広域情報伝達ツールを介してサ−バーに収集し、収集した測定データの全体集計および分類別集計を行って、内部精度管理に関する統計量および外部精度管理に関する統計量を求めて保存し、施設の端末に、前記内部精度管理および外部精度管理に関する統計量を配信することを特徴とする精度管理方法。
【選択図】 図1
Description
契約施設に提供される内部精度管理用ソフトは例えばWindows(登録商標)95/98以降のOS下で動作する。データ解析部門では、データ収集および配信用のサーバ(QAP*登録商標サーバー)には例えばWindows(登録商標)NTを用意する。データ解析及び結果出力用には、汎用の基幹システムを配置し、サーバー間にファイアーウォールを設置し、システムの保護対策とする。施設情報と施設の管理データは、施設コードでのリンクとし、施設情報の漏洩に配慮されたものであることが好ましい。
(2)インターネットによるデータの収集と配信
リアルタイムな評価性を高めるため、週単位評価(1週間単位の評価を基本とした即時性をもつ。)、月単位評価(グラフィックな報告を主体とする。)、年単位評価(経年での成績の改善を評価)を行えるように構築した。本システムでは、原理的に日単位の集計も可能であるので通信に関わるコストの低減によっては変更可能である。
(3)月間集計結果
月間集計結果は、インターネット以外の参加施設も含めて行う。月間の集計値は、参加施設の要望により2種類のデータ提供方法より選択できる。2種類の提供形式とは、帳票レポート形式とCD−ROM媒体による提供である。帳票レポート形式では、例えば10種類以上の帳票があり、毎月提供される帳票と指定月に提供される帳票に分けられている。CD−ROM媒体形式では、例えば3種類のデータベース(QAP集計データ、施設データ及びQAPコードマスター)を収録した。これらは、固定長でCSVのテキスト形式である。観察を目的に閲覧ソフト「QAP−Viewer」をCD−ROMに収録した。表計算ソフト(Excel等)を用い参加施設自身での解析が可能である。QAPホームページを設け、全国の集計値はこのホームページにて掲載される。この集計値は、週単位で更新される。汎用のブラウザーソフトを利用してデータを閲覧、ダウンロードし、管理もできる。
(4)施設の観察
本システムでは、閲覧ソフト「QAP−Viewer」によって、施設の観察を可能とする。これにより、施設コード等の初回の最小限の環境設定で画面照会を行え、全国集計値に対する施設データを5種類の管理用グラフにて確認できる。全国集計値には、各種測定条件の組み合わせ集計が用意され、測定条件には、測定方法、分析機器、較正方法を用意しこれら2種類の組合せで集計を行いデータベース化しているので抽出条件を設定するなどの複雑さが必要ない。同一施設で複数台で参加もしくはグループで参加の場合、複数施設の施設コードをも登録できる。
(5)コード体系
本システムでは、諸団体実施のコントロールサーベイとコード体系の標準化を行った。検査項目コードは日本臨床病理学会の検査項目コードを採用し、分析機器コードは日本分析機械会の分析機器コードを採用し、方法コードは日本医師会精度管理調査のコードに準拠し、較正コードは学会認証の標準物質の使用可否や測定諸条件を改訂・利用し、及び施設番号は都道府県の識別と検査室の複数の分析条件に対応するため条件コードを用意した。
(6)グループ集計
本システムは、グループ集計に対応しており、全国集計以外に大規模から小規模のサーベイ解析も対応できる。各学術団体主催のサーベイに対応でき、例えば日医サーベイ、日臨技サーベイ、日衛協サーベイなどの大規模都道府県単位の地域サーベイ(各都道府県医師会、技師会、衛生局)、関連病院グループ(医師会、国立療養所、全社連、労災、臨床検査センター)、小規模グループの集計(研究班など)等である。
(7)内部精度管理の充実
内部精度管理の充実を目的に精度管理用ソフトが用意された。参加施設には精度管理用ソフト「MCP−QC」を提供し、複数の精度管理手法の効率的利用を目的にオーバーチェック表を用意した。日常精度管理データを利用した「精密さ評価法」が行える。臨床化学における定量検査の精密さ・正確さ評価法指針(改訂版)(GC−JAMT−1999)。かくして、日常において、精度管理ソフト「MCP−QC」を利用して日常精度管理のみならず、日内変動・日間変動を精密さ評価法により確認できる。
(8)正確さの確認
本システムでは、定量検査の正確さの確認のため、定量検査の精密さ・正確さ評価用ソフト「MCP−STAT」を利用できる。これにより、定量の正確さ評価指針での3種類以上の標準血清試料を利用し、正確さを直線回帰分析により確認できる。
(9)一元配置分散分析法を利用した基礎統計値を提供
本システムでは、日常の精度管理データは日内と日間の変動を同分析法にて評価できる。報告される1ヶ月間の施設データにより同方法によって施設内変動と施設間変動および総変動値を提供できる。
(1)カテゴリー
本発明の精度保証システムのカテゴリーは、生化学検査、免疫血清検査、血液凝固検査、グリコヘモグロビン検査を対象にし、臨床検査関連分野及び研究用試薬領域等を対象とする。
(2)参加・登録
参加登録の登録内容は、施設情報(施設番号、施設名、部署、担当者、TEL、FAX、E−MAIL、経営主体、ベッド数)、登録項目の基準範囲、カットオフ値等が登録され、登録方法は施設番号及びパスワードを発行後、eQAP専用のサーバーに登録する。
(3)参加準備
参加に際しては、参加項目測定条件の選定を行い、施設コードとパスワードの確認、インターネット接続環境の確認を行い、内部精度管理ソフト「MCP−QC」のセットアップをする。MCP−QCに参加項目の測定条件、管理図の基準値等の登録をなし、1週間あるいは1ヶ月単位の管理データをデータ解析部門へ転送する。
(4)データの動き
施設側は、データチェックとして日常精度管理を実施し管理値は「MCP−QC」に保管する。データ発送は、日、週単位のインターネット送信、1ヶ月単位で専用の報告用紙による郵送、FAX等で行う。
このソフトにより、日常の精度管理の充実を図るとともにデータ解析部門との連携を強化する。システムの動作環境はNEC PC−9821シリーズ、またはPC/AT互換機で下記OSが動作する機種。MicroSoft Access97が正常に動作する環境。インターネットでデータを送信する場合は、モデム、TA、またはLAN経由でインターネットに接続可能な環境が必要である。CPU:Intel Pentium(登録商標)100以上必須、メモリー:32MB必須、64MB以上を推奨、ハードディスク:200MB以上の空き容量が必要、ディスプレイ:Windows(登録商標)対応ディスプレイ、画面は600×800ドット256色以上必要等である。OS:WINDOWS(登録商標)95/98、その他:CD−ROMドライブ必須(インストール時に使用)等である。
システムの動作環境は、NEC PC−9821シリーズ、または PC/AT互換機で下記OSが動作する機種。CPU:Intel Pentium(登録商標)100以上必須、メモリー:32MB必須、64MB以上を推奨、ハードディスク:20MB以上の空き容量が必要、ディスプレイ:Windows(登録商標)対応ディスプレイ、画面は600×800ドット、256色以上必要。OS:WINDOWS(登録商標)95/98、その他:CD−ROMドライブ必須等である。
QAPホームページには、QAPサーバーに解析グラフを用意し、施設データをホームページに貼り付けるだけで全国値と対比でき、QAPNewsの掲示板がなされ、検索項目入力より必要文献の検索を可能とし、QAP記念講演会の要旨等が掲示される。
A.基礎データの計算方法
次の計算式によりデータ処理される。
MEAN:平均値
n個のデータをX1 X2 X3 ・・・・・Xi・・・・・Xnとすると
各検査室のデータは下表1のようにまとめることができ、次の計算法によりデータ処理する。
こレポートは各施設のデータ記入用紙に記入されたデータに対しロット番号が有効か、年月が有効か、施設コードが登録されているか、項目コードなど一連のコードにミスがないかなどのチェックを行うものである。方法コードにないコードが記入されたり、プログラムで異常と判定されたデータは計算から除外し、次の例のようなメッセージを表示し、FLAGの欄に*ERRを出力して計算から除外されたことを示す。表2にその一覧を示す。
このレポート(表3)では、eQAP50のチェックを通過したデータが統計計算され、MEAN、SD、Nのそれぞれが日毎、週毎または月毎に項目別、LEVEL別に出力される。以後の各施設のデータ処理の基礎となる数字である。なお、このレポートは毎週金曜日の夕方までにインターネットで送信された施設に対し、翌週の月曜日までにeメールで返信可能である。
このレポート(表4)は、eQAP70で計算されたMEAN、SD、Nの他にCV、SDI、SDP、SDAのそれぞれを項目別、LEVEL別、月別に出力したものである。出力は左側より当月分、1ヶ月前、2ヶ月前の順に11ヶ月前まで、すなわち12ヶ月分が1行に出力され右端に開始月より当月迄の累計が出力される。なお、各月のデータの上に年月が出力され、何月分のデータであるかが見分け易くなっている。
1) SDIは各月のMEANが累計のMEANに比べてどのくらい離れているかを、累計のSDを基準にして表したもので、計算式は(当月のMEAN―累計のMEAN)/(累計のSD)である。
2) SDPは自施設のSDと項目別INTRA−LABの累計のSDを比較したもので、1より小さければ平均値より小さいことを示す。計算式は(自施設のSD)/(項目別INTRA−LABの累計のSD)である。
3) SDAは自施設のMEANが項目別累計のMEANからどのくらい離れているかを項目別INTER−LABの累計のSDを基準にして表したものである。計算式は(自施設のMEAN−項目別累計のMEAN)/(項目別INTER−LABの累計のSD)である。
このレポート(表5)では 自施設の当月と累計のMEAN、SD、CVと全施設の累計のMEAN、SD、施設数及び自施設のSDI、SDA、SDP、SCOREおよびJUDGEがそれぞれ項目別、LEVEL別に出力される。SCOREはSDAが±1.00未満の場合は5点、±1.00以上±2.00未満の場合は3点、±2.00以上±3.00未満の場合は1点、±3.00を超える場合は0点となる。また、JUDGEはレベル1とレベル2のSDAを散布図に描いたとき、下表のようにプロットされる場所により右下のように判定される。なお、このレポートは毎週金曜日夕方までにインターネットで送信された施設に対し、翌週月曜日までにeメールで返信される。
このレポート(表6)はINTER−LAB REPORTと呼ばれ、eQAP210で出力されたものを項目別、方法別、機器別に並べかえたものである。そして機器毎、方法毎及び項目毎にMEAN、SD、CV、DAYSが計算され、各分類毎に3種類の計算値が出力される。
このレポート(表7)はINTER−LAB SUMMARY REPORTと呼ばれ、eQAP220で出力されたものから項目別、方法別、機器別、較正別に集計した累計結果を抽出したものである。そして全体、方法別、機器毎、較正別のMEAN、SD、CV、INTRA SD、INTRA CV、INTER SD、INTER CVおよび施設数が出力される。なお、各分類の最小集計数は5施設以上に限定しているが、方法別では上位10方法、機器別では上位20機種、較正別は上位8方法まで掲載している。このレポートは、小冊子により隔月発行となっている。最新データは毎週更新され、ホームページよりリンクされたQAPホームページよりテキストデータとして閲覧もしくはダウンロードすることができる。
eQAPによって得られたデータに施設間差があったとしても、各施設で、その施設にふさわしい基準範囲を採用していれば、患者の診断には支障がない。つまり、ある複数の病院間で同一試料の測定値が違っていても、クリニカル・レベルが同じであるならば、同一診断が下されるということである。クリニカル・レベルとは基準上限値で試料の測定値を割った値のことをいう。これをヒストグラムにし、施設別にその位置を明確にすることにより、各施設の単位の変更とか基準範囲の見直しを促すものである。このプログラムでは、レベルIとレベルIIが並んで打ち出されるから、低値と高値の傾向を基準上限値の比として把握するのに適している。ただし、このプログラムは各施設の基準上限値とQAPデータの累計値より計算されるので、基準範囲登録のない施設にはレポートの提供はできない。このヒストグラムはデータサービス開始時点の平均±2SDで作成し、これを外れるデータは最小級と最大級にまとめて出力される。なお、この級幅はある時点で固定致しますからクリニカル・レベルの変化は*印の移動になって表れる。
表9は、各施設の累計の平均値をプロントしたもので、横軸にLEVEL I、縦軸にLEVEL IIを取る。自施設のデータを箱囲み数字印、自施設と同じ方法のデータを星(☆)印とし、他方法の打出しはしていない。他方法のデータについてはその中心値のみ英字で打出した。このレポートは、自施設と同じ方法のデータ分布の中で自施設データの位置及び中心値からのずれを施設間SPを基準にして判断できる。
K.QAP350(施設内/施設間変動散布図)
この散布図(表10)は、横軸に測定値及び相対偏差をとり、縦軸に施設内CVをとったもので、散布図を囲む4辺は各々次の目盛りを付けてある。即ち、全方法の平均aを上辺の↓矢印、±2SDを括弧( )で示し、自施設と同方法の平均aを下辺の↑矢印、±2SDを括弧( )で示した。また、自施設と同方法のCV平均値を左辺の→矢印で示し、全方法のCVの平均値を右辺の←矢印で示した。自施設データの位置は、数字c印で打出され、自施設と同方法のデータの位置は☆で、他方法のデータの位置は×印で打出される。
(ai − b) ÷ b
ai:各施設の測定値の平均値
b:同じ方法の全測定値の平均値
で計算される。これは同方法の平均値から自施設の平均値がどの程度離れているかを割合で表した。同様に方法別相対偏差値も、各方法の平均値が全体の平均値からどれくらい離れているかの割合で示した。
1)SDA ツインプロット
このグラフ(表11左)は1枚のグラフに全項目の自施設の測定値(累計の平均値)の位置をプロットするものである。グラフの目盛は各項目の累計のINTER LABの1SDに相当する。そしてLEVELI、II共にMEAN〜MEAN+1SDのデータは中心の右上の白い部分にその項目に相当する文字が印字される。
2)SDP ツインプロット
このグラフ(表11右上)は、eQAP210のSDPの累計をグラフにしたもので、このグラフの1目盛はALL METHODS ALL LABSのINTRA LABの1SDに相当する。グラフのプロットはSDAと同様、LEVELIが大きくなれば右方に、LEVELIIが大きくなれば上方にプロットされる。印字の仕方はSDAと同様である。
3)PERFORMANCE
SDAツインプロットのグラフにおいて1SDA以内のデータを5点、2SDA以内のデータを4点、3SDA以内のものを2点として点数を合計するものである(表11右下)。全部が5点であれば100%になるが、4点以下が増えるにしたがって%が下がる。この点数自身には特に意味は無いが、5点が多いほど、つまり100%に近いほど全体の平均値に近いデータを出していることになる。
この入力フォーム(表12)は、施設から提出されたデータの方法、分類、機器、標準、温度、試薬メーカーなどのコードを印刷したものである。1ヶ月間の平均値、SD、測定日数を記入するだけで、報告レポートが作成できる。
下記表13はQAP−Viewerのメインメニューである。
各作業のダイアログボタンをクリックすることで作業可能である。
横軸をQAPトロール1X、縦軸をQAPトロール2Xとし、全体の平均値を基準としてSD単位で区切られた2種類の管理図のなかにデータを項目名でプロット表示した(表14)。
表15は、施設の当月平均値が全国集計値と比較してどの位置にあるかをレベル別に確認できる。全体平均値を中心にして±3SDを外枠に描き、±1SD毎に点線を描いた。キーコードで分類した自施設と同じグループの平均値±2SD枠を内側に四角形で描く。施設のデータをその中に●でプロットする。右側の表は自施設の測定値、キーコードで分類した自施設と同じグループの平均値、SDおよび施設数、全体の平均値、SDおよび施設数である。
横軸をQAPトロール*1X、縦軸をQAPトロール2Xとした散布図のなかで、施設のデータを●でプロットする。全体平均値を中心にして±3SDを外枠に描いた。キーコードで分類した各要素の平均値±2SDの枠をカラー線(図中複数の枠は各色が異なる)で描く。*は、精度管理試料の名称。
全体の平均値を中心として1SD単位で区切られた基盤のなかに施設のデータを項目名でプロット表示する(表17)。技術評価チャートでは、プロットされた位置より良好、要検討、不良・原因追求の区分を行う。因分析チャートでは更に異常が発生した場合の位置によってその項目が系統的誤差(Systematic Error:SEと略す)または、ランダム誤差(Random Error:REと略す)または、片側誤差(One−sideError:OEと略す)かを判断し、誤差要因の原因を追求し易くした。
全体の平均値を中心にして±3SDを外枠にし、±1SDを点線で区切った基盤の中に、キーコードで分類した自施設と同じグループの平均値±2SD枠を太黒線で描いた(表18)。自施設のデータは、全体の平均値から2試料ともに±1SD以内の場合は青●でプロットし、1試料でも±1SDを超えた場合は赤●でプロットされる。図中ZTT、CK、AMYの場合が赤●で他は青●である。
管理試料のロット番号を指定または変更がおこなえ、集計の分類キーコードの選択を行える。キーコードを一覧より選択する。同一施設複数台で利用もしくはグループ施設で利用の場合は、「他施設プロット」を「する」にマークし、他施設コードリストで他施設の施設コードを入力し、追加・更新する。複数の施設コードの登録が行える。QAP管理図、TWIN PLOT、QAP MATRIXに複数台または複数施設データを同時にプロットしたい場合に使用する。ここで登録した施設コードは(○)でプロットされる。
7)グループ集計閲覧
全国平均値とは別に、グループ施設の集計値を基に各種の管理図を閲覧する場合は、以下の手順となる。なお、グループ集計を希望する場合は、予め申し込みおこなう。(1)「施設データファイル」の選択は通常と同じ手順で行う。(2)「集計データファイル」の選択は、「変更」ボタンを押して、CD−ROM内の「QAPView」フォルダーをダブルクリックし、次にその中にある「datafile」フォルダーをダブルクリックし、さらにその中にある「グループファイル」フォルダーをダブルクリックして、****230X.eqc(グループ施設データファイル)を選択し、「開く」をクリックして行う。****はグループ毎にファイル名が異なる。(3)「他施設プロット」を「する」にマークし、他施設コードリストで他施設の施設コードを入力し、追加・更新する。QAP管理図、TWIN PLOT、QAP MATRIXに複数施設データを同時にプロットできる。ここで登録した施設コードは(○)でプロットされる。
Claims (10)
- 施設における分析機器で精度管理試料を測定して得られた測定データを、施設の端末から広域情報伝達ツールを介してサ−バーに収集し、収集した測定データの全体集計および分類別集計を行って、内部精度管理に関する統計量および外部精度管理に関する統計量を求め、施設の端末に、前記内部精度管理および外部精度管理に関する統計量を配信することを特徴とする精度管理方法。
- 前記内部精度管理に関する統計量が、測定データの施設内平均値および施設内標準偏差であることを特徴とする請求項1記載の精度管理方法。
- 前記外部精度管理に関する統計量が、測定データの施設間平均値および施設間標準偏差であることを特徴とする請求項1記載の精度管理方法。
- 前記広域情報伝達ツールが、インターネットであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の精度管理方法。
- 前記内部精度管理および外部精度管理に関する統計量を、eMailで施設の端末に配信することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の精度管理方法。
- 前記内部精度管理および外部精度管理に関する統計量をサーバーに保存し、施設の端末にインストールされたブラウザーソフトによってダウンロードにより配信することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の精度管理方法。
- 前記サーバーが、測定データの管理図を作成することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の精度管理方法。
- 前記管理図が測定データの散布図であることを特徴とする請求項7記載の精度管理方法。
- 前記管理図が、各施設における平均値と、全体平均値±nSD(SDは標準偏差を表し、nは1、2または3の整数を表す。)との関係を表す管理図であることを特徴とする請求項7記載の精度管理方法。
- 前記サーバーは、収集した測定データのエラーチェックを行い、このサーバーにおいて収集した測定データからエラーチェックで異常と判断された測定データを除外した結果の測定データの全体集計および分類別集計を行うことを特徴とする請求項〜9何れか1項に記載の精度管理方法。
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