JP2007271624A - 位相差検出器および位相差検出方法 - Google Patents

位相差検出器および位相差検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】位相差測定の精度を高める偏光干渉位相差検出手段を提供すること。
【解決手段】干渉距離測定または干渉変位測定のための検出手段。検出手段は、互いに直交偏光し、偏光感度を有する光線屈折素子に向けて配向される対象物光路出力光線および参照光路出力光線を受け取る。光線屈折素子は、これらの直交偏光光線の一方または両方を屈折させ、これらの光線の間に所望の発散角度を形成する。分離光線は、合成偏光板に入射される。この合成偏光板から射出する光線は、同様に偏光されて干渉する。干渉する分離光線により、干渉縞が形成される。受光素子アレイの干渉縞の空間位相が、干渉計の対象物光線および参照光線の間の位相差とされる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、光学的な干渉を利用して距離や変位量を測定する干渉距離測定のための位相差検出器および位相差検出方法に関する。
距離または変位量を測定するために、レーザ干渉計が広く使用されている。このような干渉計として、コヒーレント光線を偏光光線スプリッタに射出して、偏光光線スプリッタにより2つの直交偏光光線を生成する偏光干渉計がある。この2つの直交偏光光線のうち、一方の偏光光線は干渉計の固定長さを有する参照光路に沿って射出され、他方の偏光光線は距離測定対象物光路、つまり、測定物光路に沿って射出される。この2つの偏光光線は、それぞれ1/4波長板を通過し、参照面および対象物面により反射される。反射された偏光光線は、1/4波長板を通過して戻され、同じ偏光光線スプリッタで再結合されて、2つの直交偏光要素を有する出力光線が形成される。所望の距離または変位量の測定情報は、この出力光線の直交偏光要素の位相差により示される。
この位相差は、既知の様々な方法により測定することができる。一例として、直角位相測定装置を使用する方法がある。直角位相測定装置は様々なものが知られている(例えば特許文献1)。
特開平5−302809号公報
直角位相測定装置は一般的に、複数の光路、光線スプリッタ、波長板、偏光板および複数の検出手段を備える。上述の要素間の差と複数の光路の配置により、直角位相信号の位相差、振幅誤差、環境感度、経時変化等が影響を受ける。これらの差に関連する誤差はかなり小さいため、従来は看過されるか無視されることが多かった。しかし、位相測定結果は、直交位相誤差の影響の影響を受け、その精度が制限されることがある。このため、より高精度な光学干渉距離測定を実現するためには、前述した位相測定をより高精度に行うことが求められる。
本発明の主な目的には、上述した問題などを解消する装置を提供することである。
前述したように、対象物光線出力と参照光線出力との位相差にのみ関連する単数または複数の測定信号を発生させる際、偏光干渉計が位相差検出手段(以下、単に検出手段ともいう)の機能の影響を受け、その解像度および/または精度が制限されることがよくある。
本発明は、新規な構成を備え、位相差測定の精度を高める偏光干渉位相差検出手段に関する。尚、位相差測定装置は既に成熟技術となっているため、たとえ、小さな改良であったとしても、広く利用されている高精度測定技術の精度および/または信頼性を向上させる上で、意義を有するものである。
最終的に、位相差測定は、干渉計で用いられる放射線の基本波長と比べて、より高い測定解像度および/または精度を提供するために用いられる。したがって、検出手段の測定解像度の有用度は、「補間レベル」と呼ばれることがある。波長の約1/100の補間レベルは一般的であるといえる。本発明に係る検出手段は、このレベルをはるかに超えた、波長の約1/1000の補間を提供し、および/または、信頼性を高めるとともに経年劣化および環境変数からの影響を低減させる。
本発明では、出力光線の直交偏光する対象物および参照光線要素が、偏光感度を有する光線屈折素子に向けて射出され、この光線屈折素子により、これらの直交偏光光線の一方または両方が屈折され、これらの光線間に所定の発散角度が形成される。分離光線は合成偏光板に入射され、この合成偏光板から射出される光線は同様に偏光されて干渉する。干渉し合う分離光線は、その後、干渉縞を形成する。この干渉縞は平行縞であってもよい。検出手段の干渉縞の空間位相は、干渉計の物体光線と参照光線との間の位相をあらわす。
本発明において、偏光感度を有する光線屈折素子は、例えば、ローションプリズム、ウォラストンプリズム、セナルモンプリズムなどの偏光感度を有するプリズムであってもよい。このようなプリズムは、上記偏光光線の一方または両方を、安定して屈折させてもよい。本発明の他の側面では、偏光感度を有するプリズムは、モノリシック素子であってもよい。
本発明において、合成偏光板は、偏光感度を有する屈折素子の射出面付近に設けられ、介在する光路を減少または最小限化する剛面偏光板であってもよい。本発明の他の側面では、偏光板は、偏光感度を有する屈折素子の射出面に当接してもよい。
本発明において、検出手段の干渉縞の空間位相は、縞パターンを空間的にフィルタリングし、(360/N)°ずつ意図的に位相シフトされた複数の信号を生成する受光素子アレイにより感知されてもよい。ここで、Nは3以上の整数である。様々な実施形態において、受光素子アレイは周期的であってもよく、各受光素子の中心間距離(ピッチ)は、受光素子アレイの表面における縞間隔の分数であってもよい。様々な実施形態において、受光素子アレイの表面の縞間隔は、受光素子アレイのピッチを整数で乗じたものであってもよい。
本発明において、受光素子アレイの取付角度を調節して、受光素子アレイの表面の縞間隔が受光素子アレイピッチと所定の関係になるようにしてもよい。
本発明において、受光素子アレイを偏光板の射出面付近に設けて、介在する光路を減少または最小限化させてもよい。本発明の他の側面では、受光素子アレイは、偏光板の表面に付着されてもよい。
本発明において、受光素子アレイは縞パターンを空間的にフィルタリングし、3相出力信号を発生させて、この3相出力信号が干渉縞の空間位相を決定する際に信号処理されて誤差を除去するようにしてもよい。
本発明において、受光素子アレイは縞パターンを空間的にフィルタリングし、直角位相出力信号を発生させて、この直角位相出力信号が干渉縞の空間位相を決定する際に信号処理されて誤差を除去するようにしてもよい。
本発明において、偏光感度を有する光線屈折素子、合成偏光板および受光素子アレイが一緒に設けられるよう、コンパクトかつモノリシックな検出手段を構成してもよい。
本発明において、偏光感度を有する光線屈折素子、合成偏光板および受光素子アレイを一緒に設けられるよう、検出手段を通過し互いに干渉する参照光線および対象物光線の両方の光路となる単一光路のみを提供し、かつ、検出手段の信号を生成する受光素子のすべてが当該単一光路に配置される検出手段を構成してもよい。
本発明において、干渉距離・干渉変位感知装置を次のように動作させてもよい。まず、光源により、直交偏光する第1および第2光線が射出される。第1光線は干渉計の参照光路に沿って入射され、第2光線は干渉計の対象物光路に沿って入射される。参照光路から射出される第1光線と対象物光路から射出される第2光線とは、略平行した直交偏光であり、重畳して合成出力信号を形成する。合成出力光線は、偏光感度を有する光線屈折素子に入射され、この光線屈折素子は、偏光感度を有する第1および第2軸を備える。この第1および第2軸は、合成出力光線の第1および第2光線の偏光方向に対しそれぞれ平行となるよう配列される。第1および第2光線は、互いの間の発散角度を略所定の名目発散角度として、かつ、これらの光線が部分的に重畳するように、偏光感度を有する光線屈折素子から射出される。部分的に重畳する第1および第2光線は、偏光板を通過する。この偏光板は第1および第2光線の偏光間角度を略分割する偏光角度を有する。第1および第2光線の通過した偏光要素により、略平行な縞の干渉縞パターンを形成する。この干渉縞パターンの縞ピッチは一定であり、この可変空間位相は、参照光路と対象物航路との間の可変光路長さの差により決定される。干渉縞パターンの空間位相は、受光素子アレイを用いて検出される。ここで、受光素子アレイは、縞パターンを空間的にフィルタリングして、(360/N)°ずつ意図的に位相シフトされた複数の信号を生成する(Nは3以上の整数)。
本発明において、2波長のアプソリュート干渉計とともに使用される検出手段を設けてもよい。この場合は、同じ光路に沿って干渉計を通過する2つの別個の波長それぞれについて、位相が決定される。第1双波長実施形態では、光線スプリッタは偏光感度を有する光線屈折素子の後段に配置され、双波長検出手段の2つの別個の光路を提供する。縞パターンはこれら2の光路それぞれで形成される。波長を選択する光学フィルタを用いて、各干渉縞パターンでの異なる波長同士を分離させる。各縞パターンの空間位相は、各受光素子アレイにより検出される。受光素子アレイのそれぞれは、上述した原理にしたがって構成されており、各フィルタを通過する波長の縞パターンと一致するようになっている。
本発明において、合成偏光板を光路に沿って非偏光光線スプリッタの前段に配置してもよく、また、2つの合成偏光板を光路に沿って非偏光光線スプリッタの後段かつ受光素子アレイの前段に配置してもよい。簡易さおよび光学信号強度の点で有用である他の実施形態では、偏光光線スプリッタを合成偏光板として使用してもよく、この場合は、双波長検出手段に他の偏光板を設ける必要はない。
本発明において、双波長を用いる場合でも、光線スプリッタは必須ではない。この場合、検出手段は、前述した単波長構成と同じように構成される。しかし、光線の直径および/または受光素子寸法が、合成偏光板から射出される単一の干渉パターン内に2つの別個の受光素子アレイが配置されるよう、構成される点で異なる。波長を選択するフィルタは、各受光素子アレイの前段に配置される。各受光素子アレイは、前述した原理に従って構成されており、各フィルタを通過する波長の縞パターンと一致し、その空間位相を検出するようになっている。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1Aにおいて、本実施形態の干渉距離測定装置50は、干渉計部60および検出手段100を備える。
干渉計部60では、レーザ源(図示せず)を用いて、コヒーレント光線65を発生させる。コヒーレント光線65は、1/2波長板70を通過し、その後、偏光光線スプリッタ75に入射する。偏光光線スプリッタ75は、コヒーレント光線65の一部、つまり、P偏光を通過させて参照光線86を形成し、コヒーレント光線65の一部、つまり、S偏光を反射して対象物光線76を形成する。参照光線86は、1/4波長板87を通過し、固定参照ミラー88に到達し、参照ミラー88により、1/4波長板87を介して偏光光線スプリッタ75まで反射される。
ここで、偏光方向は、偏光光線スプリッタ75を最初に通過したときの偏光方向から90°回転した状態である。このように、偏光光線スプリッタ75によって反射されて出力参照光線89となり、この出力参照光線89が合成干渉測定光線である合成光線90の直交偏光要素の一方となる。
同様に、対象物光線76は、1/4波長板77を通過し、可動の対象物表面78により反射されて、1/4波長板77を通過して、偏光光線スプリッタ75に戻される。ここで、偏光方向は、偏光光線スプリッタ75により最初に反射されたときの偏光方向から90°回転した状態である。こうして出力対象物光線79となり、この出力対象物光線79が合成光線90の直交偏光要素の他方となる。
検出手段100は、偏光感度を有する光線屈折素子(PSBDE)110、合成偏光板130、受光素子回路150を備える。
詳細は後述するが、入射断面寸法113を有する合成光線90は、合成光線90の直交偏光要素を発散角度θで分割するように配向されたPSBDE110に入力される。
本実施形態では、PSBDE110は、非屈折光線120と、角度127で屈折された屈折光線125とを通過させるローションプリズムである。このPSBDE110は、第1軸を持つ第1結晶プリズムと第2軸を持つ第2結晶プリズムとを備え、第1軸と第2軸とが互いに直交するよう構成されてもよい。この例では、発散角度θは屈折角度127と同じである。PSBDEの代わりに、PSBDEと同様の機能を有するセナルモンプリズムを適切に設計配向してもよい。他の例では、PSBDEを、両方の光線をそれぞれの屈折角度で屈折させる、いわゆる双屈折タイプとしてもよく、発散角度θをこの2つの屈折角度の合計としてもよい。双屈折タイプのPSBDEは、ウォラストンプリズム、または適切な構造を有する双誘電体格子で構成されてもよく、これには、記事『Wollaston prism-like devices based on blazed dielectric subwavelength gratings(ブレーズド誘電体サブ波長格子に基づくウォラストンプリズム装置)』(Haidarその他 Optics Express Vol. 13 No. 25 2005年12月)に記載のものが利用できる。
分離された直交偏光光線は、その後、直交偏光光線120および125の偏光角度の略半分の偏光角度となるように配向された合成偏光板130を通過する。合成偏光板130を通過した分離光線120および125の要素は、同様に偏光され、その結果、略平行な縞の干渉パターンを形成する。検出手段の干渉縞の空間位相は、干渉計の対象物光線と参照光線との間の位相差をあらわす。干渉縞パターンは、受光素子回路150の受光素子アレイ155上に形成される。受光素子アレイ155は、例えば周期的な受信素子を有する周期的受光素子アレイとすることができ、この受光素子アレイ155が生成した信号を解析することにより検出手段の干渉縞の空間位相が決定される。これについては、詳細を後述する。一般的に、このような信号を生成するのであれば、現在知られている、または、今後開発される構成の受光素子を使用してもよい。
干渉縞パターンは、PSBDE110からの射出面において寸法115を有してもよい。この寸法は、光線120および125が重畳する領域の寸法をあらわす。尚、この重複領域は、光が伝播し分離するのに従い小さくなり、受光素子アレイ155では寸法117を有することになる。この寸法117が受光素子アレイ155の寸法157より大きくなるように検出手段を設計することは有益である。この場合は、干渉縞パターンにより受光素子アレイ155全体が覆われ、最も適した最大信号を生成することができる。様々な実施形態において、検出手段100を小型化して設計組立し、受光素子アレイ155を、PSBDE110の射出面付近に配置された合成偏光板130の付近に設けてもよい。これらの素子は、互いに結合させて安定した一体のアセンブリとしてもよい。また、これらの素子を互いに当接するように組み立ててもよい。
図1Bは、図1Aの検出手段100と同様もしくは同一の検出手段100’を示す図である。尚、図示されている要素135、145、155の縮尺は、説明を明確にするためにかなり強調されたものとなっている。
図1Bに、干渉分離光線120および125の波面セット135を示す。破線136aおよび136bは、干渉縞パターンにおける同強度の平行面を示す。これらの面は図面の紙面の内外方向に延びる面である。干渉縞強度信号145は、空間的周期140を有する正弦波または近正弦波の強度分布を模式的に示す。参照平面REFは、紙面の内外方向に延びる。面REFは、平行面136aおよび面136bに直交し、干渉光線120と125との間の角度θを分割する直線の法線となる。受光素子アレイ155は後述するように、紙面の内外に延びる検出面を形成し、面REFに対して角度αとなるよう配置されている。対象物光線120および参照光線125のそれぞれの強度が一致しているとき、干渉縞パターンは次の1つの振幅で生成される。
Figure 2007271624
ここで、λは光の波長であり、lは干渉計の対象物アームの光路長であり、lRは干渉計の参照アームの光路長であり、xは平行面136aおよび136b(つまり、面REFに平行な面)に直交する方向に沿った位置であり、xは空間オフセットであり、φ0は干渉計を通過する各光路に沿ったすべての光学要素の積算位相差オフセットであり、ローション偏光板内の正常光線と異常光線の位相速度を含んでいる。
干渉縞パターンのピッチつまり空間的周期Pθは、発散角度θおよび光の波長λと、以下の式に表すような関連性を有する。
Figure 2007271624
ローション水晶偏光板を、波長が780nmのときθ = 1.159° となるように設計してもよく、これにより、縞ピッチは、Pθ = 38.6ミクロンとなる。さらに、一般的に、発散角度を0.5〜4.5°の範囲から選択すると、実用される種々の受光素子アレイとの組み合わせにおいて適している。
受光素子アレイ155は、M縞ピッチに対応する、Nの「空間位相信号」(Nは0より大きい整数)を生成するよう構成してもよい。一般に、Mが0より大きい整数であるとき、Nの受光素子群は範囲Mθ(詳細は後述するが、若干これより大きくてもよい)に対し定間隔で分布して、上述の信号セットを生成してもよい。各受光素子のそれぞれの中心間の距離は、受光素子アレイピッチPdとしてもよい。様々な実施形態において、測定方向に順次進行するにつれ、Nの受光素子は、(M360/N)°の増加量で意図的に位相シフトさせたNの位相シフト信号を生成してもよい。実際の測定としては、実際の製造および組立における許容差や発散角度の許容差などを許容するため、MPdがMθよりわずかに大きくなるよう受光素子アレイ155を製造してもよい。そして、組立または較正において、受光素子アレイ155を、次の式になるように、面REFに対して角度αだけ意図的に傾斜させてもよい。
Figure 2007271624
図2は、受光素子アレイ255の一例を有する受光素子回路250の一例を示す等角図である。受光素子アレイ255に示される受光素子の数は、図示を簡略化するため少なくしている。一般に、多数の受光素子を設けると、信号強度を高め、誤差を平均化できる点で有益である。例えば、Qが3以上の整数、好ましくは6以上の整数であるとき、QN個の受光素子を設けることが望ましい。
干渉強度プロフィール245を示す。ピッチP'θは、受光素子アレイ255の検出面257上に見られる縞ピッチである。図1Bおよび式3での記載と一致するには、P'θ=(Pθ/cosα)、かつx'=(x/cosα)となる。この例では、受光素子回路250は、縞ピッチを1(M=1)、増加量をM360/N°=90°として、位相シフト信号が4(N=4)となるように設定してよい。個々の受光素子は、受光素子アレイピッチPdで構成される。この例では、P'θ=4Pdであり、個々の受光素子は4Pd離れた位置にある受光素子と電気接続(または、他の方法で接続)され、それぞれ4つの受光素子セットであるA(0°)、D(270°)、C(180°)、B(90°)を形成する。検出手段の構成の他の例については後述する。
縞強度プロフィール245は、検出手段測定軸X’に沿った位置の一例に配置されている。対象物光路の長さが任意量Δlsで変化すると、干渉光線120および125の間の位相差が360°(2Δls/λ)で変化する。したがって、縞強度プロフィール245は、縞に追従して、測定軸X’に沿って移動し、固定された検出手段アレイ255上の任意の点に対し、360°(2Δls/λ)で空間位相を変化させる。4つの受光素子セットのそれぞれは、縞強度プロフィール245を空間的にフィルタリングする。このように、それぞれの受光素子セットは、光学信号を受信し、この光学信号は、検出面257上の干渉縞パターンの空間位相変化関数として周期的に変化する信号である。
図2に示す4相受光素子回路250は、直角位相信号を生成する既知の受光素子回路である。
受光素子セットA〜Dは、縞強度プロフィール245の空間位相にしたがって正弦的に変化する光学信号を受信する。受光素子セットA〜Dのそれぞれは、当該光学信号に比例する電気信号を出力する。すなわち、信号A(0°=「参照」位相)は増幅器226aに、信号B(90°位相シフト)は増幅器228aに、信号C(180°位相シフト)は増幅器226bに、信号D(270°相対位相シフト)は増幅器228bに送信される。増幅器226aおよび226bからの信号AおよびCは、差動増幅器231を介して合成され、その結果、信号1(Sig.1)が生成される。増幅器228aおよび228bからの信号BおよびDは、差動増幅器232を介して合成され、その結果、信号2(Sig.2)が生成される。差分信号(A〜C)および(B〜D)は、光学信号および電気信号A〜Dにあらわれる、共通モード「DCオフセット」誤差を減少または除去する。信号1(Sig.1)および信号2(Sig.2)はほぼ正弦の信号であり、90°の位相で出力される(つまり、信号1および2は直角位相信号である)。
図3は、出力信号1および2(Sig.1およびSig.2)の一般的特徴であって、つまり、干渉計における変位および/またはそれに伴う干渉光線120および125の位相差の変化および/または縞強度プロフィール245の空間位相の変化関数としての特徴を示す。
このように直角位相信号を処理して変位量を決定することは、当業者の間で一般的に用いられる手法であり、ここでは詳述の必要はないと思われるが、直交位相信号値Sig.1およびSig.2を参照して簡単に説明する。
Sig.1およびSig.2は、正弦信号および余弦信号である。したがって、縞強度プロフィール245の空間位相は、180°の曖昧性を有する逆正接関数(Sig.1/Sig.2)で表される。この曖昧性は、信号の符号を検証することで除去してもよい。または、Sig.1およびSig.2は、次の2πを法とする第2引数の逆正接関数を用いて処理してもよい。
Figure 2007271624
式4の第2引数「atan2」関数は、一般に入手可能な多数のプログラムにおいて利用され記述されている。この関数の結果は、Sig./Sig.2のラジアンの逆正弦である。しかし、第2引数の使用により、角度の象限を決定することができ、その結果は、−pi/2と+pi/2の間ではなく、−piと+piとの間になる。
上述したように、4位相検出手段アレイを使用する代わりに、3相検出手段アレイを用いてもよい。3相設計の場合には、一実施形態では、受光素子回路は、(360°/N)=120°の増加量で意図的に互いに位相シフトさせた3相シフト信号(N=3)となるように構成してもよい。各受光素子は、P’θ=3Pdであってもよい。個々の受光素子は、P’θ=3Pd離れた位置にある受光素子に電気接続(またはその他の方法により接続)されることにより、干渉縞パターン位置または空間位相を表す3相信号を出力する、3つの受光素子セット(A’(0°)、B’(120°)およびC’’(240°))を構成してもよい。3相位置信号を接続および処理する方法の一例としては、その全体を参照することにより本明細書中に引用される米国特許第6,906,315号に記載された3相位置信号がある。3相光学強度信号は、前記米国特許に記載の方法でも処理することができ、それにより、2つの派生直角位相信号値を決定してもよい。この信号がSigと同様に解析され、縞パターン位置または空間位相が決定される。
より一般的には、位相信号の実用的位相数は(N位相信号)は、受光素子アレイにより決定され、適する信号処理および解析とともに使用される。すべての位相信号が、縞強度プロフィール245の単一区間から派生したものでなくてもよい。例えば、わかりやすい例をあげると、受光素子回路は4相シフト信号(N=4)を3P’θ(M=3)の間隔で構成してもよく、ここで、P’θは角度αの名目値と関連づけられた名目設定値である。このように、この例では、受光素子アレイピッチPd=(3P’θ/4)および空間連続受光素子は、増加量(M360°/N)=(3360°/4)=270°で意図的に互いに位相シフトされる。このM/Nの率は、基本信号の空間第2調波として発生する周期的誤差を除去するために用いられる割合群の中でも、代表的なものである。アレイの中の受光素子の幅は必要に応じて調整して、信号を最大としたり、および/または、他の空間調波をフィルタリングして除去してもよい。個々の受光素子は、4Pd離れた位置にある受光素子に電気接続(またはその他の方法により接続)されることにより、4の受光素子セット(A’’(0°)、D’’(270°)、C’’(180°)およびB’’(90°))を構成してもよい。一般に、受光素子アレイが、MP’q=NPd(N>M)の条件を満たし、QN受光素子が縞パターンを受け取るように構成することは有益である。ここで、M、NおよびQは整数である。(M=1,N=3)、(M=1,N=4)、(M=2,N=3)および(M=3,N=4)のうち、どの組み合わせが最も実用的であるかは、製造上の制約によって異なる。いずれの組み合わせにおいても、干渉縞パターン内の様々な位相位置にある受光素子から発生する複数の信号を解析することにより、光学信号における共通モード誤差を除去し、他の誤差を決定および補正することができる。位相信号を検出するために用いられるすべての受光素子が単一信号ICに位置する場合は、各受光素子回路間の差により生じる誤差を共通モード誤差として除去可能である。
図4は、ルーチン400の一実施形態を示すフローチャートである。ルーチン400は、合成光線のコヒーレント直交偏光第1光線および第2光線の間の位相差をあらわす値を、本発明の検出手段を用いて決定するための一連の動作である。ブロック410に示すように、合成干渉測定光線において互いに重畳する直交光線、直線偏光光線、参照光線、対象物光線の要素が提供される。例えば、このような合成光線は、現在知られているまたは今後開発される構成の偏光干渉計から出力されてもよい。ブロック420では、偏光感度を有する光線偏光素子が提供される。この光線偏光素子は、直交しかつ偏光感度を有する第1および第2軸、少なくとも1つの偏光板および少なくとも1つの受光素子アレイを備えている。ブロック430では、この第1および第2軸が合成光線の参照光線および対象物光線の偏光とそれぞれ平行になるように、この光線偏光素子が、配向されている。
ブロック440では、合成光線の参照光線要素および対象物光線要素が、偏光感度を有する光線偏光素子に入射される。ブロック450では、参照光線要素および対象物光線要素は、それぞれの光線要素間の発散角度(所定発散角度)で、偏光感度を有する光線偏光素子から出力され、出力された参照光線要素および対象物光線要素が部分的に重畳するように構成される。ブロック460では、部分的に重畳する参照光線要素および対象物光線要素は、参照光線要素および対象物光線要素の偏光間角度を略分割する通過軸を有する偏光板を通過する。偏光板を通過した光は、略平行な干渉縞パターンを形成する。この干渉縞パターンの縞ピッチは一定であり、可変空間位相は参照光線要素および対象物光線要素の間の位相差により決定される。ブロック470では、干渉縞パターンを空間的にフィルタリングし、互いに固定位相シフトされた複数の信号を出力する受光素子を用いて、干渉縞パターンの空間位相の変化が検出される。ここで、当該複数の信号を含む関係は、合成された干渉測定光線の参照光線要素および対象物光線要素の間の位相差を表す。
図5に、双波長検出手段の第1例として、双波長検出手段500を示す。このような検出手段は、例えば、2波長のアプソリュート偏光干渉計とともに用いられてもよい。その場合は、同じ光路に沿って干渉計を通過する2つの放射波長λおよびλ’のそれぞれに2つの位相差を決定する必要がある。
図5は、検出手段500の模式図である。参照符号590および690,510、520および620、525および625、θ,550および550’、555および555’、REFおよびREF’、αおよびα’を付された素子は、図1Aおよび図1Bにおいて参照記号90、110、120、125、θ、150、155、REF、αを付された素子と類似または同一の構成で設計、構成、操作してもよい。尚、光線590、520、525のそれぞれは、第1放射波長λを使用して得られた、図1Aおよび図1Bの光線90、120、125と同様の光線要素から構成される。しかし、光線690、620、625は第2放射波長λ’を使用して得られた光線要素を複数有する。以下、これらを第1波長要素および第2波長要素とする。第2波長要素620および625はそれぞれ、第1波長要素520および525と同じ偏光を有する。詳しくは後述するが、第2波長要素620および625は、波長感度を有するフィルタ591および595で分離されるまで、第1波長要素520および525と同一線上にある。
図1Aでの説明からわかるように、直交偏光光線520および525と、直交偏光光線620および625の構造は、PSBDE510から射出されるものとして理解される。これらの光線は、偏光角度を有する偏光光線スプリッタ575に入射する。ここで偏光光線スプリッタ575は、図1A中の合成偏光板130として機能することができる。このスプリッタ575の偏光角度は、直交偏光光線520および525間、直交偏光光線620および625間の偏光角度の略半分である。
偏光光線スプリッタ575を通過する第1波長要素520’および525’は、第2波長要素620’および625’と同様に偏光している。
これらが干渉して、互いに重畳する第1波長干渉パターンおよび第2波長干渉パターンが形成される。波長感度を有するフィルタ591により、第2波長放射線が除去されるため、第1波長縞パターンのみが受光素子アレイ555に到達する。ここで受光素子アレイ555には、この全体を覆うように第1干渉縞パターンフィールドが形成されている。受光素子アレイ555は、傾斜をもって構成配置されており、前述の原理のように、第1波長干渉縞の空間位相を決定するために解析される信号を出力する。このように、第1波長参照光線と第1波長対象物光線との間の位相差が決定されてもよい。
偏光光線スプリッタ575により反射される第1波長要素520’’および525’’は、第2波長要素620’’および625’’と同様に偏光される。
これらが干渉して、互いに重畳される第1および第2波長干渉パターンが形成される。波長感度を有するフィルタ595により、第1波長放射が除去され、第2波長縞パターンのみが受光素子555’に到達する。ここで受光素子アレイ555’には、この全体を覆うように第2干渉縞パターンフィールドが形成されている。受光素子アレイ555’は、傾斜をもって構成配置されており、第2波長干渉縞の空間位相を決定するために解析される信号を出力する。このように、第2波長参照光線と第2波長対象物光線との間の位相差が決定されてもよい。
図5に示す検出手段の構成の変形例としては、非偏光光線スプリッタを使用して、光路に沿ってこの非偏光光線スプリッタの前段に合成偏光板を配置してもよく、また、2つの合成偏光板を光路に沿って非偏光光線スプリッタの後段と受光素子アレイの前段に配置してもよい。
図6に、双波長検出手段の第2の例として、双波長検出手段600を示す。図6は検出手段600の模式図である。参照符号590および690、510、520および620、525および625、θ、591’、595’、REFおよびREF’、αおよびα’を付された素子は、図5で同じ符号を付された素子と同様もしくは同一であってもよい。
図5の記載に基づいて、直交偏光光線520および525と、直交偏光光線620および625の構造は、PSBDE510から射出されるものとして理解される。これらの光線は、偏光角度を有する合成偏光板630に入射する。この合成偏光板630の偏光角度は、直交偏光光線520および525間、偏光光線620および625間の偏光角度の略半分である。偏光光線スプリッタ575を通過する第1波長要素520’および525’は、第2波長要素620’および625’と同様に偏光している。したがって、これらが干渉して、互いに重畳する第1波長干渉パターンおよび第2波長干渉パターンが形成される。
波長感度を有するフィルタ691(破線により模式的に示す)により、第2波長放射線が除去されるため、第1波長縞パターンのみが受光素子655に到達する。受光素子アレイ655は、傾斜をもって構成配置されており、前述の原理のように、第1波長干渉縞の空間位相を決定するために解析される信号を出力する。同様に、波長感度を有するフィルタ695により、第1波長放射が除去されるため、第2波長縞パターンのみが受光素子655’に到達する。受光素子アレイ655’は、傾斜をもって構成配置されており、第2波長干渉の空間位相を決定するために解析される信号を出力する。干渉領域618が受光素子アレイ655および655’全体を覆うように、双波長検出手段600を設計してもよい。設計上の関連事項は、図1を参照して上述したとおりであり、同様のことがここでも該当する。この条件を満たすために、光線および光学要素の断面を必要に応じて、より大きくして構成してもよい。
ローションプリズムは、これまで既知の配向の面偏光光線を入力光線の他の偏光要素から分離するために使用されてきた。すなわち、所望の面偏光出力を、近い距離にある他の出力光線から完全に分離させるには、かなり大きな発散角度を設けることが従来は望ましかったといえる。ウォラストンプリズムはこれまで、入力光線の偏光限度を決定するために使用されてきた。偏光限度は、2つの出力光線の強度を比較して決定される。すなわち、一方の出力光線を、近い距離にある他の出力光線から完全に分離させるには、かなり大きな発散角度を設けることが従来は望ましかったといえる。
しかしながら、本発明による検出手段におけるPSBDEは、従来とはまったく異なる使用をされる。つまり、入力光線は直交偏光されることが知られており、PSBDEの軸は、元の直交偏光を保持するため、直交偏光方向と意図的に並べられるが、それでも、(PSBDEのタイプによって)片方または両方の出力光線を屈折させることが可能である。発散角度がかなり小さいと、従来の用途では非効率的であったり使用不可能であったりしたが、本発明では逆に、望ましいということになる。
図6に示すように、他の実施形態として、PSBDE510はローションプリズムであってもよい。この従来とは異なる新しい用途に適しているローションプリズムは、2つの非同軸結晶プリズム510aおよび510bを有し、これらは同じ材料から形成され、傾斜表面511に沿って光学的に接触している。結晶プリズム510aの光軸と結晶プリズム510bの光軸とは直交している。一実施形態では、正常屈折度および異常屈折度の値がかなり近くなることから、非同軸の結晶材料としては、水晶が望ましい。したがって、必要に応じて、その発散角度θを1°より小さくすることができる。
図6に図示されるように、干渉計からの光線590は結晶プリズム510aの入射面の法線である。また、結晶プリズム510aの光軸OAも入射面の法線である。光線590の伝播方向は、光軸OAと平行であり、結晶プリズム510a内において、P偏光およびS偏光の両方が同じ屈折度nとなる。結晶プリズム510bの光軸OA2は、光軸OAに直交し、表面511に平行である。「交差角」表面511は光軸OAに対して角度βを形成し、光軸OAに平行である。光線590の表面511への入射角度Iは、I=π/2−βとされる。P偏光は、いずれの結晶においても屈折指数nに沿って配向されているため、角状変位することなく、インターフェース表面511を通過する。このように、正常光線入射角は、偏光板の入射面および射出面に対し法線となるように維持され、光線520を形成する。
S偏光は、第1結晶において正常屈折度nに沿って配向され、および、第2結晶において異常屈折度nに沿って配向される。そのため、下記の式6により求められる角度Rで、S偏光は屈折される。
Figure 2007271624
プリズム510bでのS偏光光線およびP偏光光線の間の発散角度θ’は、次の通りである。
Figure 2007271624
S偏光光線は、第2結晶の射出面に対して屈折される。射出側で屈折された後のP偏光光線520とS偏光光線525との間の角度発散θは、次の通りである。
Figure 2007271624
種々の検出手段アレイピッチと適合する発散角度を提供するローションプリズムは、これらの関係に基づいて設定されてもよい。他のPSBDEの実施形態では、ウォラストンプリズム、セナルモンプリズムなどの他の非同軸結晶プリズムを、同様の原理に基づいて設計および使用してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、個々の構成および手順において種々の変形が可能であることは、当業者であれば容易に理解しうるところである。よって、本発明の目的を逸脱することない範囲内であれば、前述した実施形態に様々な変更を行うことができ、これらも本発明に含まれるものであるる。
本発明は、光学的な干渉を利用して距離や変位量を測定する干渉距離測定のための位相差検出器および位相差検出方法として利用できる。
本発明の干渉計部および検出手段を備えた干渉距離測定装置の一実施形態を示す図である。 図1Aの前記実施形態の検出手段を模式的に示し、該検出手段の動作の様子を示す図である。 本発明の検出手段に使用可能な受光素子アレイ構成、および受光素子アレイ回路の一実施形態の部分等尺模式図である。 検出された干渉縞パターンの変化に合わせて、図2の受光素子アレイ回路から提供される出力信号の一般的特性を示す図である。 本発明の検出手段を用いて、合成光線のコヒーレント直交偏光第1光線および第2光線の間の位相差をあらわす値を決定するための、一連の動作ルーチンの一実施形態を示すフローチャートである。 偏光感度を有する光線屈折素子および2つの別個の受光素子アレイから射出される光線を分割するための光線スプリッタを備えた、双波長検出手段の第1実施例を示す図である。 本発明の双波長検出手段の他の実施例を示す図である。
符号の説明
50 干渉距離測定装置
60 干渉計部
79 対象物光線要素を有する対象物光線
89 参照物光線要素を有する参照光線
90 合成干渉測定光線としての合成光線
100 検出手段
110,510 光線屈折素子としてのPSBDE
127,θ 所定発散角度としての発散角度
130,630 偏光板としての合成偏光板
155,255 受光素子アレイ
500,600 検出手段としての双波長検出手段
520,525 第1波長要素を有する光線
520’,525’,520’’,525’’ 第1波長要素
555,655 第1受光素子アレイとしての受光素子アレイ
555’,655’ 第2受光素子アレイとしての受光素子アレイ
575 偏光光線スプリッタ
590 第1光線セットとしての光線
591,691 第1フィルタとしてのフィルタ
595,695 第2フィルタとしてのフィルタ
620,625 第2波長要素を有する光線
620’,625’,620’’,625’’ 第2波長要素
690 第2光線セットとしての光線
OA1 第1軸としての光軸
OA2 第2軸としての光軸
Pd 受光素子ピッチ
Pθ 縞ピッチとしての空間的周期
Sig.1 第1検出信号としての出力信号1
Sig.2 第2検出信号としての出力信号2

Claims (16)

  1. 干渉距離測定を行うために合成干渉測定光線として重畳される直交光線要素、直線偏光光線要素、参照光線要素および対象物光線要素の間の位相差を示す信号を生成する位相差検出方法であって、
    直交しかつ偏光感度を有する第1軸および第2軸を備えた偏光感度を有する光線屈折素子と、少なくとも1つの偏光板と、少なくとも1つの受光素子アレイとを設置する工程と、
    前記光線屈折素子の前記第1軸および第2軸が、前記合成光線における前記参照光線および前記対象物光線のそれぞれの偏光に対し平行となるように、前記偏光感度を有する光線屈折素子を配置する工程と、
    前記合成光線の前記参照光線要素と前記対象物光線要素とを、前記偏光感度を有する光線屈折素子に入力する工程と、
    前記参照光線要素と前記対象物光線要素とを、前記光線屈折素子から、これらの各要素間の発散角度が略所定発散角度となるように出力し、出力された前記参照光線要素と前記対象物光線要素とを部分的に重畳させる工程と、
    部分的に重畳する前記参照光線要素と前記対象物光線要素とに、前記参照光線要素および前記対象物要素のそれぞれの偏光の間の角度を略分割する通過軸を有する偏光板を通過させ、前記偏光板を通過した光が、略平行縞を有する干渉縞パターンを形成する工程と、
    前記干渉縞パターンを空間的にフィルタリングし、互いに固定位相シフトしたNの信号(Nは2以上の整数)を出力する受光素子アレイを用いて、前記干渉縞パターンの空間位相の変化を検出する工程と、を備え、
    前記干渉縞パターンは、前記参照光線要素および前記対象物光線要素の波長と、前記発散角度とにより決定される一定の縞ピッチと、前記参照光線要素および前記対象物光線要素の間の位相差により決定される可変空間位相とを有し、
    前記Nの信号の値を含む関係が、前記合成干渉測定光線の前記参照光線要素と前記対象物光線要素との間の位相差を示す
    ことを特徴とする位相差検出方法。
  2. 請求項1に記載の位相差検出方法において、
    前記光線屈折素子を配置する工程には、ローションプリズム、セナルモンプリズム、ウォラストンプリズム、双誘電体格子のいずれかを設ける工程が含まれている
    ことを特徴とする位相差検出方法。
  3. 請求項1に記載の位相差検出方法において、
    前記所定発散角度は、少なくとも0.5°であり、最大でも4.5°であることを特徴とする位相差検出方法。
  4. 請求項1の位相差検出方法において、
    前記受光素子アレイを用いて、前記干渉縞パターンの空間位相の変化を検出する工程には、前記Nの受光素子が前記縞ピッチのM倍に対応するように、周期的受光素子アレイを配設する工程が含まれ、
    前記Mは1以上の整数であり、前記Mおよび前記Nの組み合わせは(M=1,N=3)、(M=1,N=4)、(M=2,N=3)および(M=3,N=4)のいずれかである
    ことを特徴とする位相差検出方法。
  5. 請求項4に記載の位相差検出方法において、
    前記Mおよび前記Nの組み合わせはM=3、N=4であることを特徴とする位相差検出方法。
  6. 請求項4に記載の位相差検出方法において、
    前記受光素子が、受光素子ピッチPdで、前記受光素子アレイの面に沿って配設され、
    前記Nの受光素子が前記干渉縞ピッチのM倍に対応するように、前記周期的受光素子アレイを配設する工程には、前記干渉縞に平行な軸を中心に回転し、かつ、干渉する前記参照光線要素および前記対象物光線要素のそれぞれの光路に略直交である面に、前記受光素子アレイを配設する工程が含まれている
    ことを特徴とする位相差検出方法。
  7. 請求項1に記載の位相差検出方法であって、
    前記合成干渉測定光線において重畳する前記参照光線要素および前記対象物光線要素が、参照光線要素および対象物光線要素を含み第1波長を有する第1光線要素セットと、参照光線要素および対象物光線要素を含み第2波長を有する第2光線要素セットとを有し、
    前記第1光線要素セットおよび第2光線要素セットは、同一の偏光方向を有し、かつ、略同一線上にあり、
    前記少なくとも1つの受光素子アレイを設ける工程には、第1受光素子アレイと第2受光素子アレイを設ける工程が含まれ、
    前記第1波長を通過させ、前記第2波長を遮断する第1フィルタと、前記第2波長を通過させ、前記第1波長を遮断する第2フィルタとを設ける工程と、
    前記第1光線要素セットと前記第2光線要素セットとの両方を、略同一の光路に沿って通過させて、前記第1波長の光を有する第1波長干渉縞パターンと、前記第2波長の光を有する第2波長干渉縞パターンとを形成する工程と、
    前記第1受光素子アレイが前記第1波長干渉縞パターンのみを感知するよう、波長感度を有する前記第1フィルタを前記第1受光素子アレイの前方に配置することにより、前記第1波長干渉縞パターンの空間位相の変化を検出し、前記第1波長干渉縞パターンを空間的にフィルタリングし、かつ、互いに固定位相シフトされた少なくとも2つの第1検出信号を出力、する工程と、
    前記第2受光素子アレイが前記第2波長干渉縞パターンのみを感知するよう、波長感度を有する前記第2フィルタを前記第2受光素子アレイの前方に配置することにより、前記第2波長干渉縞パターンの空間位相の変化を検出し、前記第2波長干渉縞パターンを空間的にフィルタリングし、かつ、互いに固定位相シフトされた少なくとも2つの第2検出信号を出力、する工程と、を備え、
    前記第1検出信号の値を含む関係が、前記第1波長を有する前記参照光線要素と前記対象物光線要素との間の位相差を示し、
    少なくとも2つの前記第2検出信号の値を含む関係が、前記第2波長を有する前記参照光線要素と前記対象物光線要素との間の位相差を示す
    ことを特徴とする位相差検出方法。
  8. 請求項7に記載の位相差検出方法において、
    前記少なくとも1つの偏光板を設ける工程には、偏光光線スプリッタを設ける工程が含まれ、
    部分的に重畳する前記参照光線要素と前記対象物光線要素とに、前記偏光板を通過させる工程は、光を前記偏光光線スプリッタを通過させて前記第1受光素子アレイの全体を覆うよう第1干渉縞パターンフィールドを形成する工程と、前記偏光光線スプリッタに光を反射させて前記第2受光素子アレイの全体を覆うよう第2干渉縞パターンフィールドを形成する工程を備え、
    波長感度を有する前記第1フィルタを前記第1干渉縞パターンフィールドの前記第1受光素子アレイの前方に配設し、
    波長感度を有する前記第2フィルタを前記第2干渉縞パターンフィールドの前記第2受光素子アレイの前方に配設する
    ことを特徴とする位相差検出方法。
  9. 干渉距離測定を行うために合成干渉測定光線として重畳される直交光線要素、直線偏光光線要素、参照光線要素および対象物光線要素の間の位相差を示す信号を生成する位相差検出器であって、
    直交しかつ偏光感度を有する第1軸および第2軸を備え偏光感度を有する光線屈折素子と、
    部分的に重畳する参照光線要素と対象物光線用とを前記光線屈折素子から受け取り、通過軸が、前記参照光線要素および前記対象物光線要素の偏光の間の角度を略分割するように配設された少なくとも1つの偏光板と、
    干渉縞パターンを受け取り、前記干渉縞パターンを空間的にフィルタリングするとともに、互いに固定位相シフトされたNの信号(Nは2以上の整数)を出力する、少なくとも1つの受光素子アレイとを備え、
    前記光線屈折素子は、前記第1軸および前記第2軸が、前記合成光線の参照光線および対象物光線の偏光と平行になるようにそれぞれ配設され、
    前記光線屈折素子は、前記合成光線の受け取られた前記参照光線および前記対象物光線を、所定発散角度である前記光線要素の間の発散角度で、前記参照光線要素および対象物光線要素が部分的に重畳するように出力し、
    前記偏光板を通過した光が略平行な干渉の干渉縞パターンを形成し、
    前記干渉縞パターンは、一定の縞ピッチと、前記参照光線要素および前記対象物光線要素の間の位相差により決定される可変空間位相とを有し、
    前記Nの信号の値を含む関係が、前記合成干渉測定光線の前記参照光線要素および前記対象物光線要素の間の位相差を示す
    ことを特徴とする位相差検出器。
  10. 請求項9に記載の位相差検出器において、
    前記光線屈折素子は、ローションプリズム、セナルモンプリズム、ウォラストンプリズム、双誘電体格子のいずれかを有することを特徴とする位相差検出器。
  11. 請求項9に記載の位相差検出器において、
    前記所定発散角度は少なくとも少なくとも0.5°であり、最大でも4.5°であることを特徴とする位相差検出器。
  12. 請求項9の位相差検出器において、
    前記受光素子アレイは、前記Nの受光素子が前記縞ピッチのM倍に対応するように配設された、周期的受光素子アレイであり、
    前記Mは1以上の整数であり、前記Mおよび前記Nの組み合わせは(M=1,N=3)、(M=1,N=4)、(M=2,N=3)および(M=3,N=4)のいずれかである
    ことを特徴とする位相差検出器。
  13. 請求項12に記載の位相差検出器において、
    前記Mおよび前記Nの組み合わせはM=3、N=4であることを特徴とする位相差検出器。
  14. 請求項12に記載の位相差検出器において、
    前記受光素子は、受光素子ピッチPdで、前記受光素子アレイの面に沿って配設され、
    前記受光素子は、予想される干渉縞に平行な軸を中心に回転する面であって、干渉する前記参照光線要素および前記対象物光線要素の光路に略直交となる面に配設されている
    ことを特徴とする位相差検出器。
  15. 請求項9に記載の位相差検出器であって、
    前記受光素子アレイが、第1受光素子アレイと第2受光素子アレイとを備える位相差検出器において、
    前記第1受光素子アレイの前方に配設され、光の第1波長を通過させ、かつ、光の第2波長を遮断する、波長感度を有する第1フィルタと、
    前記第2受光素子アレイの前方に配設され、光の第1波長を遮断し、かつ、光の第2波長を通過させる、波長感度を有する第2フィルタとを備え、
    参照光線要素および対象物光線要素を含み前記第1波長を有する第1光線要素セットと、参照光線要素および対象物光線要素を含み前記第2波長を有する第2光線要素セットとが、同一の偏光方向を有し、かつ、略同一線上にあるとき、前記第1光線要素セットおよび第2光線要素セットは、略同一の光路に沿って前記偏光板を通過して、前記第1波長を有する光を有する第1波長干渉縞パターンと、前記第2波長を有する光を有する第2波長干渉縞パターンとを形成し、
    前記第1フィルタおよび前記第1受光素子アレイの組み合わせが、前記第1波長干渉縞パターンのみを感知し、前記第1波長干渉縞パターンを空間的にフィルタリングし、かつ、互いに固定位相シフトされた少なくとも2つの第1検出信号を出力し、
    前記第1検出信号の値を含む関係が、前記第1波長を有する前記参照光線要素と前記対象物光線要素との間の位相差を示し、
    前記第2フィルタおよび前記第2受光素子アレイの組み合わせが、前記第2波長干渉縞パターンのみを感知し、前記第2波長干渉縞パターンを空間的にフィルタリングし、かつ、互いに固定位相シフトされた少なくとも2つの第2検出信号を出力し、
    前記第2検出信号の値を含む関係が、前記第2波長を有する前記参照光線要素と前記対象物光線要素との間の位相差を示すことを特徴とする位相差検出器。
  16. 請求項15に記載の位相差検出器において、
    前記偏光板は、前記光線屈折素子からの、部分的に重畳される参照光線要素および対象物光線要素を受け取り、部分的に光を通過させて前記第1受光素子アレイの全体を覆うよう第1干渉縞パターンフィールドを形成し、かつ、部分的に光を反射して前記第2受光素子アレイの全体を覆うよう第2干渉縞パターンフィールドを形成する偏光光線スプリッタを備え、
    前記第1フィルタが前記第1干渉縞パターンフィールドの前記第1受光素子アレイの前方に配置され、前記第2フィルタが前記第2干渉縞パターンフィールドの前記第2受光素子アレイの前方に配置されている
    ことを特徴とする位相差検出器。
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