JP2007268725A - 熱可塑性材料のスクリュー押出機 - Google Patents

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Abstract


【課題】板部材を使用しないで熱可塑性材料の流量などを適当に変化させる。
【解決手段】円錐内周面e2を具備した筒状ハウジング21A、21Bの内方に円錐スクリュー軸20Bが回転可能に挿入されると共に前記筒状ハウジング21A、21B内に流入した細片集合状の熱可塑性材料が前記スクリュー軸20Bのねじ送り作用により前方へ送られるものとなされた熱可塑性材料のスクリュー押出機において、前記円錐内周面e2の周方向の適当間隔個所のそれぞれに前記円錐内周面e2から中心側へ向かう高さを漸減される略前後向きの突条c6が形成されると共に、前記円錐スクリュー軸20Bと前記円錐内周面e2との前後方向相対位置が変更されることにより筒状ハウジング21A、21B内の前記熱可塑性材料の流量が変化されるものとした前後位置変更調整手段30が形成されているものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、主に廃棄材料としてのポリプロピレン、オレフィン又はPETなどの熱可塑性材料を細片化したものを特定位置に押し出すものとなされたスクリュー押出機に関する。
熱可塑性材料のスクリュー押出機として、例えば特許文献1などに開示されているようなものが存在しているのであって、その概要は次のとおりである。
即ち、前後向きの筒状ハウジングの内方に直状のスクリュー軸を回転可能に内挿されると共に、該スクリュー軸が径大側スクリュー軸、前方へ向け径の漸減された円錐スクリュー軸、及び、径小側スクリュー軸を基端側から前方へ向けてこの順に配置され且つ同心に結合され、且つ、前記円錐スクリュー軸を包囲した前記筒状ハウジング部分の内周面が前記円錐スクリュー軸の回転軌跡外周面に対応するように前方へ向け径を漸減された円錐内周面となされており、前記径大側スクリュー軸を包囲した筒状ハウジング部分の周壁に形成された供給用透孔を通じて前記筒状ハウジング内に流入した細片集合状の熱可塑性材料が、前記スクリュー軸のネジ送り作用により前方へ送られるものとなされている。
この種のスクリュー押出機におけるスクリュー軸のネジ送り作用は、筒状ハウジングの内方の熱可塑性材料がスクリュー軸と同体状に回転するのを板部材で規制することにより発生させているのであり、従来では、この板部材は前記供給用透孔の形成された位置に対応した筒状ハウジング部分の内方に設けられている。
この板部材が筒状ハウジングの半径方向上の位置を変更調整されることによりスクリュー軸のネジ送り作用の大きさが大小に変更され、この変更により、筒状ハウジング内において前方へ押し出される熱可塑性材料の流量が変化される。
またスクリュー押出機についての技術水準を示すものとして、例えば特許文献2及び3などが存在しているのであり、これらは何れも本発明の構成の一部を有しないものである。
特表平9−501623号公報 特開2001−191394号公報 特開2002−187129号公報
本発明は、上記板部材を使用しないで熱可塑性材料の流量やその他の処理状況を任意に変化させることを可能とした熱可塑性材料のスクリュー押出機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るスクリュー押出機は、請求項1に記載したように、前方へ向け径の漸減された円錐内周面を具備した筒状ハウジングの内方に前方へ向け径の漸減された円錐スクリュー軸が回転可能に挿入されると共に前記筒状ハウジング内に流入した細片集合状の熱可塑性材料が前記スクリュー軸のねじ送り作用により前方へ送られるものとなされた熱可塑性材料のスクリュー押出機において、前記円錐内周面の周方向の適当間隔個所のそれぞれに前記円錐内周面から中心側へ向かう高さを前方へ向け漸減される略前後向きの突条が形成されると共に、前記円錐スクリュー軸と前記円錐内周面との前後方向相対位置が変更調整されることにより筒状ハウジング内の前記熱可塑性材料の流量が変化されるものとした前後位置変更調整手段が形成されているものである。
さらに詳細には、請求項2に記載したようなものとなすのであって、即ち、前後向きの筒状ハウジングの内方に直状のスクリュー軸を回転可能に内挿されると共に、該スクリュー軸が径大側スクリュー軸、前方へ向け径の漸減された円錐スクリュー軸、及び、径小側スクリュー軸を基端側から前方へ向けてこの順に配置され且つ同心に結合され、且つ、前記円錐スクリュー軸を包囲した前記筒状ハウジング部分の内周面が前記円錐スクリュー軸の回転軌跡外周面に対応するように前方へ向け径を漸減された円錐内周面となされており、前記径大側スクリュー軸を包囲した筒状ハウジング箇所の周壁に形成された供給用透孔を通じて前記筒状ハウジング内に流入した細片集合状の熱可塑性材料が前記スクリュー軸のねじ送り作用により前方へ送られるものとなされた熱可塑性材料のスクリュー押出機において、前記円錐内周面の周方向の適当間隔個所のそれぞれにこの円錐内周面から中心側へ向かう高さを前方へ向け漸減された略前後向きの突条が形成されており、且つ、前記径大側スクリュー軸及び前記円錐スクリュー軸を前後へ変位させてこれを包囲した前記筒状ハウジング部分に対するその前後位置が変更調整されることにより前記筒状ハウジング内の前記熱可塑性材料の流量が変化されるものとした前後位置変更調整手段が形成されているものである。
この発明は次のように具体化するのがよい。
即ち、請求項3に記載したように、前記円錐スクリュー軸と前記径小側スクリュー軸とを回転伝達可能且つ前後相対変位可能に結合した結合手段が形成されると共に、前記前後位置変更調整手段が前記筒状ハウジングに対する前記径大側スクリュー軸及びこれに一体状に結合された前記円錐スクリュー軸の前後位置を変更調整するものである構成となす。
また請求項4に記載したように、前記前後位置変更調整手段が、前記円錐スクリュー軸と同体状且つ同心に形成されたネジ軸部に螺合されたナット体の該ネジ軸部上での前後位置の変更に関連して、前記筒状ハウジングに対する前記円錐スクリュー軸の前後位置を変化させるものとなされている構成となす。
上記した本願発明によれば、次のような効果が得られるのであって、即ち、前後位置変更調整手段で円錐スクリュー軸と円錐内周面との前後方向相対位置を変更調整することにより、筒状ハウジング内を押し出される熱可塑性材料の流量が適当大きさに変更される構成であるため、筒状ハウジング内を押し出される熱可塑性材料の流量を変更する上で、特許文献1に示すような板部材やこれに関連した機構を設ける必要がなくなって構造が簡易となるのであり、また円錐スクリュー軸と円錐内周面との前後方向相対位置を変更することで突条の熱可塑性材料に対する作用が変化して、前記流量のほかに、筒状ハウジング内の熱可塑性材料の押出し圧力やその剪断破砕化度合いが変化するものとなるのであり、これら押出し圧力や剪断破砕化度合いを適当に調整することにより、本発明のスクリュー押出機を使用して製造される押出成形製品の品質を良好となすことができるものである。
請求項2に記載したものによれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、筒状ハウジングの横側に容器体を設け、この容器体の底部内方空間を透孔を介して筒状ハウジングの内孔内に連通させることにより、容器体内に蓄積された熱可塑性材料が筒状ハウジング内に径大側スクリュー軸により受け入れられ続いて円錐スクリュー軸で圧縮されさらに径小側スクリュー軸で前方へ押し出されるという一連の処理が円滑且つ連続的に行われるものとなるのであり、また径大側スクリュー軸及び円錐スクリュー軸はこれら双方が前後変位される構成であるからこれらの軸を前後変位させるための駆動機構を径大側スクリュー軸の後側に設けることができるものとなる。
請求項3に記載したものによれば、径小側スクリュー軸は前後方向の変位を規制された状態の下で回転するものとなすことができて、筒状ハウジングの前端で押出成型製品を製造するときに径小側スクリュー軸の前後変位を考慮する必要のないものとなり、また前後位置変更調整手段を径大側スクリュー軸の後側に配置して径小側スクリュー軸を前後変位させることなく径大側スクリュー軸及び円錐スクリュー軸を前後変位させることのできるものとなり、構造の簡易化及びコンパクト化に寄与するものである。
請求項4に記載したものによれば、筒状ハウジングに対する円錐スクリュー軸の前後位置がナット体の回転により正確且つ確実に変更調整されるものとなり、また前後位置変更調整手段の構造が簡易且つコンパクトなものとなるほか電動機器や油圧機器などを使用しない安価な構造となすことができる。
図1〜図9は本発明に係るスクリュー押出機を備えた熱可塑性材料の処理装置を示しており、図1は前記熱可塑性材料の処理装置の全体を示し、Aは側面図でBはx1ーx1部を示す図であり、図2は前記処理装置の全体平面図であり、図3は前記処理装置の一部を示しAは図1中のx2−x2部を示す図でBは図2中のx3−x3部を示す図であり、図4は図2の一部を拡大した図であり、図5は図3Aの一部を拡大した図であり、図6は図1Aの一部を拡大した図であり、図7は図6の一部を拡大した図であり、図8は前記スクリュー押出機の一部である後側スクリュー軸及び円錐スクリュー軸を示す図であり、図9は前記スクリュー押出機の圧縮ハウジングを示し、Aは右側から見た断面図、Bは前面図そしてCは後面図である。
図1及び図2に示すように、熱可塑性材料の処理装置は、床面に定置される定置フレーム1と、この定置フレーム1上に細片化処理容器部2及びスクリュー押出機3を設置された構成となされている。
定置フレーム1は、下側水平部材4から複数の支柱部材5を起立させ、これら支柱部材5の上端間を上側水平部材6で結合したものとなされている。
細片化処理容器部2は、図3にも示すように、平面視円形となされた底面部7a及びこれを取り巻いた円筒状の周壁部7b及びこの周壁部7bの上面を覆う頂板部7cを具備した容器体7と、前記底面部7aの上方近傍位置で縦向き軸8回りへ回転可能となされ上面10aに平面視台形状の突起刃9の多数を固定された回転体10とからなっている。
周壁部7bの上部には図示しないベルトコンベアのような搬送手段を使用して被処理物wである合成プラスチック材料などを容器体7内に供給するための比較的大きな被処理物投入口a1が形成されており、この被処理物投入口a1の周囲には断面四角状の案内筒部材11が固着されている。また周壁部7bの下部左側の前後箇所には容器体7の内方を保守点検するための四角状の開閉口12a、12bが形成されている。各開閉口12a、12bはこれを密状に閉鎖するための蓋部材13を具備しており、各蓋部材13はその対応する縦向き支点軸13a回りへ開閉揺動されるものとなされている。13bは蓋部材13の開閉用把手部であり、b1及びb2は開閉口12a、12bを開放したときの蓋部材13を示している。
そして周壁部7bの下部右側面の前後方向中央位置には側面視四角状の透孔a2が形成されている。この透孔a2は下端縁をできるだけ底面部7aに近接され、上端縁を回転体10の上面10aの最外周縁高さよりも高くなされており、その前後方向長さ及び高さについてはスクリュー押出機3との関連によって決定される。
回転体10は図4にも示すように、上面10aが円錐面状となされていて、縦向き軸8回りの複数等分角度位置である縦向き軸8半径方向の上面10a箇所に、回転方向f1前側に位置した前縁9aを水平状の切刃となされ該切刃が上面10aよりも数cm程度高くなされた突起刃9の複数を列状にしかも縦向き軸8半径方向外側へ向かうほど回転方向f1に対して後退するように配置されたものとなされており、毎分凡そ700回転程度で回転されるものである。
このさい、上面10aは円錐面状に限定するものではなく角錐面状となすことも差し支えないのであり、また図5に示すように水平状の底面部7aに対する上面10aの傾斜角度θ1は凡そ15度以上、好ましくは30度程度となす。この傾斜角度θ1は被処理物wの種類や性状に関連して適当に決定されるものであり、これが適当大きさであると、上方から上面10aの中心部に落下した合成プラスチック材料wなどが上面10a上を回転体10の回転による遠心力や重力作用により外方へ適当速度で拡散されるのであり、一方、傾斜角度θ1が小さいときこの拡散の作用が減少し、逆にこれが大きいときこの拡散の作用が増大する。
縦向き軸8は上端に回転体10を固定され、転がり軸受14、14を介して定置フレーム1に支持され、下端に回転入力部材15を固定され、定置フレーム1に縦向きに固定されたモーター16の出力軸16aから回転入力部材15に回転を入力されるものとなされている。
細片化処理容器部2の内方には、図5などに示すように被処理物押さえ体17が設けられている。この被処理物押さえ体17は環形対称形状体となされていて回転体10の回転中心と略同心に配置されており、容器体7の周壁部7bに支持されると共に下面17aが前記回転体10の上面10aに対向されるほか該下面17aに複数の突起刃18を設けられたものとなされている。
被処理物押さえ体17の下面17aはこれの中央部に向けて漸次に高くなされた凸形円錐面状となされており、回転体10の上面10aと該下面17aとの上下方向隙間c1は縦向き軸8からの距離に比例して小さくなされている。そして、水平面に対する下面17aの傾斜角度θ2は回転体10の上面10aとの関連で決定されるもので、回転体10の上面10aの傾斜角度θ1と同一かそれ以上の大きさとなされており、例えば15度〜50度の範囲内で決定される。
被処理物押さえ体17の上面17bはこれの中央部に向けて漸次に低くなされた凹形円錐面状となされており、水平面に対する該上面17bの傾斜角度θ3は上面17bに落下した被処理物wが重力作用により摩擦力に抗して中央側へ滑落し得るように決定される。被処理物wが合成プラスチック材料であるときは傾斜角度θ3を例えば40度以上となされる。
さらに各突起刃18は例えば細巾平板などを回転方向に沿わせた姿勢で固定するのであり、このさい回転体10の回転方向f1と対向した側に位置した前縁に切刃を形成するのが好ましいが、必ずしもそのようにしなくてもよいのであり、即ち、切刃を形成しないで単に被処理物wの回転方向f1の流動を規制するに過ぎないものとなすことも差し支えないものである。
容器体7の周壁部7bと被処理物押さえ体17との間には図5に示すように被処理物押さえ体17を上下変位可能に位置決めするための位置調整変更手段19が設けてあり、図示例ではボルト19aとこれに螺合されたナット19bとを備え、ナット19bがボルト19aに対し回転操作されることによりボルト19aが周壁部7bに対し上下変位され被処理物押さえ体17がボルト19aと同体状に上下変位されるものとなされている。19cはボルト19aの支持力を被処理物押さえ体17に伝達するための板部材である。なお、この位置調整変更手段19はモーターなどの動力により被処理物押さえ体17を上下変位させる構成となすこともできる。
スクリュー型押出機3は次のようなものとなされている。
即ち、図1及び図2などに示すように直状のスクリュー軸20とこれを包囲した筒状ハウジング21とを備えており、後側から前側へ向けて押出開始部3A、圧縮部3B、可塑化処理部3C及び取出口部3Dをこの順に形成されている。スクリュー軸20は回転入力軸部20a、シールスクリュー部分20b1及び径大側スクリュー軸20b2を同心に結合してなる後側スクリュー軸20Aと、径を前方へ向け漸減された円錐スクリュー軸20Bと、径大側スクリュー軸20b2よりも小径で円錐スクリュー軸20Bの前端径と合致された径小側スクリュー軸20Cとをこの順に配置されており、さらに後側スクリュー軸20A及び円錐スクリュー軸20Bは同心状且つ一体状に結合されており、また円錐スクリュー軸20B及び径小側スクリュー軸20Cは同心状に配置されると共に結合手段であるカップリングcp(図4参照)を介して回転伝達可能且つ前後相対変位可能に結合されている。
このさい、図7及び図8に示すように、回転入力軸部20aはキー部材k1を固定された軸後端部s1と、これよりも少し大きな径となされ外周面に前後位置変更調整用の雄ネジを形成されたネジ軸部s2とからなり、シールスクリュー部分20b1は比較的大きな径の外周面に比較的小さなピッチの雄ネジc2を形成されており、径大側スクリュー軸20b2は直円筒状基礎外周面c3に一定高さの突条c4を一定ピッチの螺旋状に形成したものとなされているのであり、また円錐スクリュー軸20Bは直円筒状基礎外周面c3の前端に連続し径の漸減された円錐状基礎外周面c5に、前記突条c4と連続しそれと同一断面形状となされた突条c6をそれと同一ピッチの螺旋状に形成したものとなされており、径小側スクリュー軸20Cは円錐状基礎外周面c5の前端と同一径の外周面c7に、前記突条c6と分離可能に連続されそれと同一断面形状となされた突条c8を突状c6と同一ピッチの螺旋状に形成されている。径小側スクリュー軸20Cの突条c8のピッチや高さは、前方へ進む過程で最適な処理が行われるように種々異なったものとなされている。
カップリングcpは円錐スクリュー軸20Bの前端部の周方向へ前後向き凸部d1と前後向き凹部d2とを交互に形成された後側雌雄嵌合部d10と、径小側スクリュー軸20Cの後端部の周方向へ前後向き凸部d1及び前後向き凹部d2に対応した前記前後向き凹部と前後向き凸部とを交互に形成された前側雌雄嵌合部d20とを備え、後側雌雄嵌合部d10の凸部d1が前側雌雄嵌合部d20の凹部内に嵌合されると共に前側雌雄嵌合部d20の凸部が後側雌雄嵌合部d10の凹部d2内に嵌合され、且つ、前側雌雄嵌合部d20の中心孔内にネジ込み固定され後方へ張出状になされた中心支持軸d30の後張出部を後側雌雄嵌合部d10の中心孔に前後摺動可能に内挿されると共に、後側雌雄嵌合部d10の前後向き凸部d1と、前側雌雄嵌合部d20の前後向き凸部との各外周面には円錐スクリュー軸20Bの突条c6の前端部と、径小側スクリュー軸20Cの突条c8の後端部とがそれぞれ形成された構成となされている。
一方、図1、図2、図4、図5、図6及び図7に示すように、筒状ハウジング21は後部ハウジング21Aと前部ハウジング21Bからなっており、後部ハウジング21Aは周壁左側部にこれの内方空間に通じた側面視四角状の取入口d1を形成された取入ハウジング21aと、円錐スクリュー軸20Bの回転軌跡外周面に対応して内孔の径を前方へ向け漸減された円錐内周面を具備した圧縮ハウジング21bとを備えており、また前部ハウジング21Bは径大側スクリュー軸20b2に比べて外径及び内径を比較的小さくなされ且つ前後長さを比較的大きくなされるほか周壁の適当箇所に極めて小さな径の図示しない通気透孔を多数形成されたものとなされている。
そして、押出開始部3Aは径大側スクリュー軸20b2とこれを包囲した取入ハウジング21aとからなり、取入ハウジング21aの内方空間をなす内孔内と容器体7内とは透孔a2及び取入口d1を通じて連通されており、また取入ハウジング21aの内孔の径は取入スクリュー部分20cの突条の外径よりも若干大きくなされており、取入ハウジング21aと径大側スクリュー軸20b2との間に形成された円弧状隙間は径大側スクリュー軸20b2の上下各側の隙間及び取入口d1及び透孔a2を介して容器体7内に開放されている。このさい、透孔a2及び取入口d1は略同一大きさとなされて正対配置されるのであり、それらの前後方向長さは径大側スクリュー軸20b2の突条c4の複数ピッチ長さ程度となされ、高さは径大側スクリュー軸20b2の突条c4の外径よりも僅かに小さい程度となされる。
圧縮部3Bは図4、図6及び図7に示すように、円錐スクリュー軸20Bとこれを包囲した圧縮ハウジング21bとからなり、前方へ向かうほど被処理物wの存在し得る容積が小さくなるものとなされている。圧縮ハウジング21bの詳細構造は次のようになされているのであって、即ち、円錐内周面e1の後端が取入ハウジング21aの内孔に正確に合致されると共に、円錐内周面e1の前端が前部ハウジング21Bの内孔の後端に正確に合致されており、また図9にも示すように円錐内周面e1の中心線O1回りの等角配置の複数箇所(図示例では3箇所)のそれぞれに前後向き略直状の突条e2が設けられており、この突条e2の内端面が突条c6の外端面に密状に近接した状態となされており、蓋板22を介して取入ハウジング21aにボルトで固定されている。
可塑化処理部3Cは図1、図2、図4、図6及び図7に示すように、径小側スクリュー軸20Cとこれを包囲した前部ハウジング21Bとを具備するほか、前部ハウジング21Bの外周面に被着された加熱手段23及び、前部ハウジング21B内に存在した被処理物wを冷却するための冷却手段24を具備したものとなされている。冷却手段24は加熱手段23の外方に空気を流通させる空気路25と、この空気路25内に空気を供給するファン26と、空気路25内から空気を吸引し排除する図示しない空気排出口とを備えている。前部ハウジング21Bの後端部はこれの前端にボルトで固定された鍔部材27と、圧縮ハウジング21bの前面にボルトで固定され鍔部材27の外周縁を後方へ押し鍔部材27の後面を圧縮ハウジング21bの前面に密着させる結合用リング体28とで蓋板22に結合されている。また取出口部3Dは可塑化処理部3Cで可塑化された被処理物wを取り出して他の機器に供給する箇所で、被処理物wの通路の断面積を可変として被処理物wの流動抵抗を大小に変更可能となすことも差し支えないものである。
取入ハウジング21aの後端には、図1、図2、図4、図6、図7及び図8に示すように、定置フレーム1に固定された減速機29の本体フレームが結合されており、減速機29の出力部材29aと後側スクリュー軸20Aの回転入力軸部20aとが取入ハウジング21a及び減速機27本体フレームの内方で、出力部材29aに対する回転入力軸部20aの前後位置を変化させるための前後位置変更調整手段30を介して連結されている。
図示例の前後位置変更調整手段30は、出力部材29aの中心孔に軸後端部s1をキー部材k1を介して回転伝達可能且つ前後摺動変位可能に挿入した軸摺動結合機構と、ネジ軸部s2に螺合されネジ軸部s2上の前後位置を変更されることにより出力部材29aに対する回転入力軸部20aの前後位置を変化させるナット体30bと、このナット体30bのネジ軸部s2上での回転変位を規制するための適宜な回り止め手段30cとからなっている。
さらに取入ハウジング21aの後部でナット体30bの径方向外側となる箇所にはナット体30bや回り止め手段30cを操作して出力部材29aに対する回転入力軸部20aの前後位置を変化させるときに使用される透孔gが形成されている。さらに減速機29の入力部材29bには定置フレーム1の後部に前後向きに固定されたモーター31の出力軸31aが連動連結されている。
なお図示例では取出口部3Dに被処理物濾過手段32が結合されており、この濾過手段32に、被処理物wを多数の小粒体に分割し成形するペレタイザー33が結合されている。図2中、34は定置フレーム1に固定された操作盤である。
次に、上記した熱可塑性材料の処理装置の使用例及び作用などについて説明する。
モーター16及びモーター31を作動させて回転体10及びスクリュー軸20を回転状態にすると共に被処理物押さえ体17を特定高さに位置決めした後、被処理物投入口a1を通じて容器体7内に合成プラスチック材料などの断片からなる被処理物wを投入する。
容器体7内に投入された被処理物wは被処理物押さえ体17の中心孔を通過して回転体10の上面17bの略中央部に落下する。このさい、被処理物wの一部は被処理物押さえ体17の上面10aに落下することもあり得るが、ここに落下した被処理物wは上面17bの傾斜角度θ3により上面17bとの摩擦抵抗に抗して被処理物wに作用する重力により被処理物押さえ体17に引っ掛かることなく滑落する。
回転体10はこれの上面10a上に落下した被処理物wに突起刃9による係止力及び上面10aに対する摩擦力により回転力を付与し被処理物wを同体的に回転させる。これにより、上面10a上の被処理物wはこれに作用する遠心力で縦向き軸8半径外方向へ飛行し、被処理物押さえ体17の下面17aに衝突して縦向き軸8回りの回転を突起刃18の係止力及び下面17aに対する摩擦力で抑制されると共に縦向き軸8半径外方向の飛行を規制されるのであり、この状態になると、被処理物wに作用していた遠心力が小さくなるか消失するため、重力作用により落下して再び上面10a上に達し、回転体10から回転力を付与されるといった現象が繰り返されるのであり、これにより上面10a上を漸次にその半径外方向へ移動され、この移動過程で回転体10の突起刃9と下面17aの突起刃18とにより切り刻まれると共に引張破断又は衝撃破断されるようになる。
このさい、上面10aの傾斜角度θ1が上面10a上に落下した被処理物wの縦向き軸8半径外方向への拡散を効果的となし、また上下二つの突起刃9、18が切断刃と受刃の関係となって被処理物wの細片化を効果的に行うものとなり、また上面10aが水平面である場合に比べて上面10aの面積が拡大したものとなり、このように拡大された上面10aと、被処理物押さえ体17の下面17aとの間の略全域が被処理物wの細片化に寄与するものとなる。
こうして回転体10による被処理物wの細片化が行われると、被処理物wは細片集合状となり、回転体10の回転により回転体10の半径方向外側へ向かうほど大きい遠心力を付与され高い圧力で密集するのであり、これに関連して、被処理物wの自由表面はこの圧力の大きさに比例した高さに上昇しようとする。しかし、被処理物wの自由表面の上昇は被処理物押さえ体17の下面17aにより制限されるのであり、したがって被処理物wは特に回転体10の外周縁近傍において上面10aと下面17aとの間箇所に葉片状、薄片状又は小粒状となって充満した状態になる。
このように充満した状態は、突起刃9と突起刃18による被処理物wの切断破砕作用による細片化を促進させたり、また被処理物wの混合攪拌及びこれによる温度上昇を促進させる上で寄与する。
上述した被処理物wの細片化処理中には被処理物wの破断エネルギーと摩擦エネルギーとで被処理物wは加熱され回転体10の上面10aの外周縁に近いものほど温度が高い状態となる。こうして温度上昇された被処理物wの熱はスクリュー押出機3の押出過程での被処理物wの熱可塑化のための熱エネルギーとして有益に作用する。
回転体10や被処理物押さえ体17による被処理物wの細片化が十分に行われないときには、被処理物押さえ体17の高さを変更してその下面17aを回転体10の上面10aに近接させたり回転体10の回転速度を上昇させるのであり、またその細片化が過度であるときにはその逆を行えばよい。
回転体10の上面10aと被処理物押さえ体17の下面17aとの間で回転体10の外周縁近傍に充満した被処理物wは上述したように加熱されて非溶融状態の軟化状態となり且つ圧力の高い状態となっているため、透孔a2及び取入口d1を通じて押出開始部3Aの取入ハウジング21a内の径大側スクリュー軸20b2の下側隙間に効果的に押し込まれる。このように押し込まれた被処理物wは径大側スクリュー軸20b2の前方視右回り方向の回転により取入ハウジング21a内に誘い込まれ、これの内孔の内周面から反回転方向の摩擦力を付与されつつその内周面に沿って周方向へ移動され、この移動中に前方への送り力を付与される。
この送り力で前方へ押された被処理物wは圧縮部3Bで圧縮され嵩密度を上昇されつつ被処理物wの破断エネルギーや摩擦エネルギーでさらに温度上昇されて、可塑化処理部3Cに到達する。ここで圧縮部3Bにおける被処理物wをさらに詳細に観察すると、被処理物wは回転される円錐スクリュー軸20Bの突条c6から回転力を付与されて周方向へ移動する一方で圧縮ハウジング21bの内周面に形成された前後向きの突条e2で周方向の移動を効果的に規制されるのであり、この規制作用と円錐スクリュー軸20Bの回転力とが突条c6を介して被処理物wに前方への効果的な送り力を付与し被処理物wを前進させつつ圧縮する。そして、この効果的な送り力が筒状ケーシング21内の被処理物wの押出流量の大小を決定づけるものとなる。
可塑化処理部3Cでは小径側スクリュー軸20Cが径大側スクリュー軸20b2の回転をカップリングcpを経て伝達され径大側スクリュー軸20b2と同体状に回転している。したがって、可塑化処理部3Cに達した被処理物wは小径側スクリュー軸20Cから送り力を付与されて前方へ移動されつつ加熱手段23でさらに加熱されて熱可塑化されると共に、冷却手段24は、加熱手段23の外方に空気を流通させる空気路25を通じて大気側に排出し、被処理物wの温度が適温に制御される。
この後、被処理物wは取出口部3Dから取り出され濾過手段32に達し、ここで不純物を除去された後、ペレタイザー33により小粒に成形される。
このような作動状態下で、例えば、スクリュー押出機3の被処理物押出流量が過大なために容器体7内の被処理物wの蓄積量(自由表面高さ)が過度に減少したり、逆に被処理物押出流量が過小なために容器体7内の被処理物wの蓄積量が過度に増大するようなときには、スクリュー押出機3の被処理物押出流量を適当大きさとなすように変更調整するのである。
スクリュー押出機3の被処理物押出流量を減少させるときは、作業者は例えば透孔gを通じて回り止め部材30cの回り止め作用を解除すると共に適宜な回転力付与具でナット体30bに緩み側への回転力を付与してネジ軸部s2上のナット体30bの前後位置をネジ送り作用により前側へ変位させ、最後に回り止め部材30cの回り止め作用を復帰させる。これにより円錐スクリュー軸20Bが径大側スクリュー軸20b2と同体状に後側へ変位され、円錐スクリュー軸20Bの突条c6の外端面と、圧縮ハウジング21bの突条e2の内端面との径方向間隔が増大した状態で固定されるものとなり、したがって回転駆動される円錐スクリュー軸20Bの円錐状基礎外周面c5上に位置した被処理物wの回転に対する抵抗が減少して、突条c6から被処理物wに付与される前方への送り力が低下し、これに伴って、スクリュー押出機3の被処理物押出流量が減少すると共に可塑化処理部3Cに到達する被処理物wの圧力が低下し、さらには突条c6と突条e2の相対回転により被処理物wに付与される剪断作用が減少して被処理物wの細片化作用が減少するほか、被処理物wの温度上昇度合いが低下する。
一方、スクリュー押出機3の被処理物押出流量を増大させるときは、先とは逆に、ネジ軸部s2上のナット体30bの前後位置をネジ送り作用により後側へ変位させるのであり、これにより円錐スクリュー軸20Bが径大側スクリュー軸20b2と同体状に前側へ変位され、円錐スクリュー軸20Bの突条c6の外端面と、圧縮ハウジング21bの突条e2の内端面との径方向間隔が減少した状態で固定され、円錐スクリュー軸20Bで回転される被処理物wの回転に対する抵抗が増大して、突条c6から被処理物wに付与される前方への送り力が上昇し、これに伴って、スクリュー押出機3の被処理物押出流量が増大すると共に可塑化処理部3Cに到達する被処理物wの圧力が上昇し、さらには突条c6と突条e2の相対回転により被処理物wに付与される剪断作用が増大して被処理物wの細片化作用が増大するほか、被処理物wの温度上昇度合いが増大する。
スクリュー押出機3の被処理物押出流量を変更調整するときには、ネジ軸部s2上のナット体30bの前後変位により、上記したように後側スクリュー軸20A及び円錐スクリュー軸20Bが減速機29の出力部材29aや径小側スクリュー軸20Cに対し前後変位するものとなるが、このさい、回転入力軸部20a及びキー部材k1が出力部材29aに対し相対回転の規制された状態で前後変位すると共に、円錐スクリュー軸20Bの前端部である後側雌雄嵌合部d10が径小側スクリュー軸20Cの後端部である前側雌雄嵌合部d20に対し相対回転の規制された状態で前後変位するのであり、したがって出力部材29aや径小側スクリュー軸20Cは前後方向上のそれぞれの特定位置で前後変位することなく回転することで足りるものである。
上記実施例装置は次のように変形できる。
即ち、上記実施例では、ナット体30bの位置変更を作業者の手作業により行うものとして説明したが、これに代えて、容器体7内の被処理物wの自由表面の高さを検出するためのセンサーと、ナット体30bを電力又は油圧動力によりネジ軸部s2上で回転させるものとした回転駆動機構と、ネジ軸部s2上でのナット体30bの回転変位を電力又は油圧動力によりロックするものとしたロック機を設け、前記センサーの検出信号に基づいてネジ軸部s2上でのナット体30bの前後位置が時々刻々自動的に変更調整されるものとなすことも差し支えない。
本発明に係るスクリュー押出機を具備した熱可塑性材料の処理装置の全体を示し、Aは側面図でBはx1ーx1部を示す図である。 前記処理装置の全体平面図である。 前記処理装置の一部を示しAは図1中のx2−x2部を示す図でBは図2中のx3−x3部を示す図である。 図2の一部を拡大した図である。 図3Aの一部を拡大した図である。 図1Aの一部を拡大した図である。 図6の一部を拡大した図である。 前記スクリュー押出機の一部である後側スクリュー軸及び円錐スクリュー軸を示す図である。 前記スクリュー押出機の圧縮ハウジングを示し、Aは右側から見た断面図、Bは前面図そしてCは後面図である。
符号の説明
3 スクリュー押出機
20 スクリュー軸
20a 回転入力軸部
20B 円錐スクリュー軸
20b2 径大側スクリュー軸
20C 径小側スクリュー軸
21 筒状ハウジング
30 前後位置変更調整手段
c6 突条
cp カップリング(結合手段)
d1 供給用透孔
e1 円錐内周面
w 熱可塑性材料(被処理物)

Claims (4)

  1. 前方へ向け径の漸減された円錐内周面を具備した筒状ハウジングの内方に前方へ向け径の漸減された円錐スクリュー軸が回転可能に挿入されると共に前記筒状ハウジング内に流入した細片集合状の熱可塑性材料が前記スクリュー軸のねじ送り作用により前方へ送られるものとなされた熱可塑性材料のスクリュー押出機において、前記円錐内周面の周方向の適当間隔個所のそれぞれに前記円錐内周面から中心側へ向かう高さを前方へ向け漸減される略前後向きの突条が形成されると共に、前記円錐スクリュー軸と前記円錐内周面との前後方向相対位置が変更調整されることにより筒状ハウジング内の前記熱可塑性材料の流量が変化されるものとした前後位置変更調整手段が形成されていることを特徴とする熱可塑性材料のスクリュー押出機。
  2. 前後向きの筒状ハウジングの内方に直状のスクリュー軸を回転可能に内挿されると共に、該スクリュー軸が径大側スクリュー軸、前方へ向け径の漸減された円錐スクリュー軸、及び、径小側スクリュー軸を基端側から前方へ向けてこの順に配置され且つ同心に結合され、且つ、前記円錐スクリュー軸を包囲した前記筒状ハウジング部分の内周面が前記円錐スクリュー軸の回転軌跡外周面に対応するように前方へ向け径を漸減された円錐内周面となされており、前記径大側スクリュー軸を包囲した筒状ハウジング箇所の周壁に形成された供給用透孔を通じて前記筒状ハウジング内に流入した細片集合状の熱可塑性材料が前記スクリュー軸のねじ送り作用により前方へ送られるものとなされた熱可塑性材料のスクリュー押出機において、前記円錐内周面の周方向の適当間隔個所のそれぞれにこの円錐内周面から中心側へ向かう高さを前方へ向け漸減された略前後向きの突条が形成されており、且つ、前記径大側スクリュー軸及び前記円錐スクリュー軸を前後へ変位させてこれを包囲した前記筒状ハウジング部分に対するその前後位置が変更調整されることにより前記筒状ハウジング内の前記熱可塑性材料の流量が変化されるものとした前後位置変更調整手段が形成されていることを特徴とする熱可塑性材料のスクリュー押出機。
  3. 前記円錐スクリュー軸と前記径小側スクリュー軸とを回転伝達可能且つ前後相対変位可能に結合した結合手段が形成されると共に、前記前後位置変更調整手段が前記筒状ハウジングに対する前記径大側スクリュー軸及びこれに一体状に結合された前記円錐スクリュー軸の前後位置を変更調整するものであることを特徴とする請求項2記載の熱可塑性材料のスクリュー押出機。
  4. 前記前後位置変更調整手段が、前記円錐スクリュー軸と同体状且つ同心に形成されたネジ軸部に螺合されたナット体の該ネジ軸部上での前後位置の変更に関連して、前記筒状ハウジングに対する前記円錐スクリュー軸の前後位置を変化させる構成となされていることを特徴とする請求項3記載の熱可塑性材料のスクリュー押出機。
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