JP2007268388A - 膜カートリッジおよび浸漬型膜分離装置 - Google Patents

膜カートリッジおよび浸漬型膜分離装置 Download PDF

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康信 岡島
Hidetoshi Masutani
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Abstract

【課題】水流の抵抗を減じて上昇流のスムーズな反転を行って膜面に対する上昇流の均一な洗浄作用を確保し、膜カートリッジの目詰まりを抑制するとともに、膜面全体に均等な膜間差圧が作用する膜カートリッジおよび浸漬型膜分離装置を提供する。
【解決手段】平行に重ね合わせてユニットを構成する膜カートリッジ51であって、濾板52の表面に濾過膜53を配置し、濾過膜53と濾板52との間の通液流路に連通するとともに膜カートリッジ51の配列方向に貫通するヘッダー流路部62aを形成したヘッダー形成部62を設けてなり、隣接し合う膜カートリッジ51のヘッダー形成部62を相互に連結して濾過ユニット70のヘッダー60を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は膜カートリッジおよび浸漬型膜分離装置に関し、下水、産業排水、生活排水等における固液分離技術に係るものである。
従来の水処理、例えば膜分離活性汚泥処理(MBR)においては、下水、産業排水、生活排水等を活性汚泥処理する反応槽内に浸漬型膜分離装置を浸漬している。この浸漬型膜分離装置には、例えば図13〜図16に示すものがある。これは反応槽1に浸漬する浸漬型膜分離装置2が本体ケーシング3の内部に複数枚の有機平膜型の膜カートリッジ4を所定間隔で平行に配列して充填したものである。各膜カートリッジ4は樹脂製の濾板4aの表裏の両面に有機平膜からなる濾過膜4bを有するものであり、膜面を上下方向に沿わせて配置している。
本体ケーシング3の下部に配置する散気ケース3aの下端開口付近には膜カートリッジ4の下方に位置して散気装置5を配置しており、散気装置5より噴出する膜面洗浄気体の全量が本体ケーシング3に流入する。各膜カートリッジ4はチューブ(図示省略)を介してヘッダー(図示省略)に接続している。
上記した浸漬型膜分離装置2では、平行に配列した膜カートリッジ4の相互間に槽内混合液が流れる流路を形成し、散気装置5より噴出する空気のエアリフト作用により固気液混相の上昇流6を生じさせ、この上昇流6によって槽内混合液を膜カートリッジ4の相互間の流路に供給する。
膜カートリッジ4には吸引ポンプ7によって吸引圧を与えており、槽内混合液が膜カートリッジ4の膜面に沿ってクロスフローで流れる間に、濾過膜4bに作用する膜間差圧を駆動圧として濾過膜4bで槽内混合液を濾過し、濾過膜4bを透過した濾過液を処理水として取り出している。
また、槽内混合液をクロスフローで供給することにより、膜カートリッジ4の膜面に固形分8が膜間差圧で押し付けられて付着することを抑制し、固気液混相の上昇流6で膜面の付着物を洗い流して洗浄している。
上記した構成における膜カートリッジの濾板としては、他に特許文献1に開示する構成がある。これは、図12に示すように、両面に平膜を配置する通水性の流路スペーサ21に平行な多数の突条22を設け、突条22の間に溝23を形成している。
また、特許文献2には、濾板の表裏面に、上下方向の縦導水路と、途中で複数の縦導水路に連通する複数の傾斜導水路とを形成する構成が開示されている。
特開平7−194945号公報 特開2003−117358公報
ところで上記した構成、つまり、散気装置5より噴出する空気のエアリフト作用により固気液混相の上昇流6を生じさせ、この上昇流6によって槽内混合液を膜カートリッジ4の相互間の流路に供給することで、膜カートリッジ4の膜面に固形分8が膜間差圧で吸い寄せられて付着することを抑制し、固気液混相の上昇流6で膜面の付着物を洗い流して洗浄する構成において、散気装置5より噴出する空気のエアリフト作用を有効に利用し、かつ膜カートリッジ4の1枚当たりの膜透過水量を増加させるために、膜カートリッジ4を縦方向に長く形成する場合がある。
この場合に、膜面で濾過された膜透過水は膜カートリッジの上端の一箇所に設けた集液部に集めて取り出されるために、濾板上の集液部に近い箇所になるほど流速が高くなり、濾板と濾過膜との間の流路の抵抗が大きくなる。また、各膜カートリッジとヘッダーとを接続するチューブにごみが絡まって大きな面積の抵抗体となり、上昇流に対する抵抗体となる。
この流路の抵抗が大きくなることで、集液部から離れた箇所、すなわち膜カートリッジの下部になるほど十分な濾過圧力(膜間差圧)が得られなくなり、膜カートリッジの下端側ではほとんど膜透過水を得られず、膜面全体をより有効に利用した均等な濾過を行えなかった。
また、本体ケーシング3の内部に生じる上昇流6は直線距離が長いと水流の直進性が大きくなるが、上昇流6が反転して下降流9になるときにエネルギー損失が大きくなり、大型膜においては水槽水深の70〜80%が直進距離となる。
このため、図15および図16に示すように、反応槽1内に複数基の浸漬型膜分離装置2を設置する場合にあっては、上昇流6がスムーズに下降流9に反転するためには、浸漬型膜分離装置2の相互間の距離を大きくして反転時に水流が横方向にスムーズに流れる領域を確保する必要がある。しかし、反応槽1の限られた領域内では浸漬型膜分離装置2の相互間に確保できる距離Lには限界がある。
また、各膜カートリッジ4とヘッダー2dとを接続するチューブ2cが上昇流6に対して抵抗となり、排水処理の場合にはチューブにごみが絡まると大きな面積の抵抗体となって流れを阻害し、反応槽1の内部における水流の流れ方向が偏ったものとなり、結果として膜面に対する上昇流6の洗浄作用が不均一となる。
特に図15に示すように、膜カートリッジ4の上端から水面までの距離、つまりフリーボードの高さが低い場合には、上昇流6の反転をスムーズに行うことができない。一方、図16に示すように、フリーボードの高さを十分に確保すれば、上昇流6の反転をスムーズに行うことができる。しかし、この場合には反応槽1の水深を過剰に大きく設定する必要がある。
本発明は上記した課題を解決するものであり、水流の抵抗を減じて上昇流のスムーズな反転を行って膜面に対する上昇流の均一な洗浄作用を確保し、膜カートリッジの目詰まりを抑制するとともに、膜面全体に均等な膜間差圧が作用する膜カートリッジおよび浸漬型膜分離装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の膜カートリッジは、平行に配列して相互間に流路を形成した濾過ユニットを構成する膜カートリッジであって、濾板の表面に濾過膜を配置し、濾過膜と濾板との間の通液流路に連通するとともに膜カートリッジの配列方向に貫通するヘッダー流路部を形成したヘッダー形成部を設けてなり、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部を相互に連結して濾過ユニットのヘッダーを形成することを特徴とする。
また、ヘッダー形成部は、濾過膜を配置する濾板の表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出するヘッダー肉厚部を有し、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部がヘッダー肉厚部で相互に当接することを特徴とする。
また、ヘッダー形成部は、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部の相対位置を位置決めするヘッダー連結部を有することを特徴とする。
また、ヘッダー形成部は、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部の相対位置を位置決めするヘッダー連結部をヘッダー肉厚部に有し、ヘッダー連結部はヘッダー肉厚部の表裏の一方面に膜カートリッジの配列方向に突出して形成したヘッダー連結用凸部と、ヘッダー肉厚部の表裏の他方面にヘッダー連結用凸部に相応する形状に形成したヘッダー連結用窪み部とからなることを特徴とする。
また、ヘッダー形成部は、濾板の側部の上部位置に設けたことを特徴とする。
また、ヘッダー形成部は、濾板と別体の組込部材をなすことを特徴とする。
また、濾板は、濾過膜を配置する表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出する濾板肉厚部を両側部に有し、隣接し合う膜カートリッジの濾板が濾板肉厚部で相互に当接することを特徴とする。
また、濾板は、隣接し合う膜カートリッジの濾板の相対位置を位置決めする濾板連結部を有することを特徴とする。
また、濾板は、隣接し合う膜カートリッジの濾板の相対位置を位置決めする濾板連結部を濾板肉厚部に有し、濾板連結部は濾板肉厚部の表裏の一方面に膜カートリッジの配列方向に突出して形成した濾板連結用凸部と、濾板肉厚部の表裏の他方面に濾板連結用凸部に相応する形状に形成した濾板連結用窪み部とからなり、ヘッダー連結用凸部およびヘッダー連結用窪み部をヘッダー流路部の周囲を囲んで設けたことを特徴とする。
また、ヘッダー形成部は濾過膜を配置する濾板の表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出するヘッダー肉厚部を有し、濾板は濾過膜を配置する表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出する濾板肉厚部を両側部に有し、隣接し合う膜カートリッジがヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で相互に当接し、ヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で濾過ユニットの側壁を形成することを特徴とする。
本発明の浸漬型膜分離装置は、膜カートリッジを平行に重ね合わせて濾過ユニットを構成し、隣接し合う膜カートリッジをヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で相互に当接させて膜カートリッジ間に上下方向の流路を形成し、膜カートリッジの配列方向に連接するヘッダー形成部で濾過ユニットのヘッダーを形成し、膜カートリッジの配列方向に連接するヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で濾過ユニットの側壁を形成し、濾過ユニットの下方に散気ケースおよび散気装置を配置したことを特徴とする。
また、濾過ユニットを上下に多段に積層したことを特徴とする。
また、複数の濾過ユニットを水平方向に沿って配列したことを特徴とする。
また、ヘッダーのヘッダー流路に吸引装置を接続したことを特徴とする。
また、吸引装置を所定条件で運転制御する運転制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、濾板の側部においてヘッダー形成部が直接に濾過膜と濾板との間の通液流路に連通することで、従来において必要であった各膜カートリッジとヘッダーとを接続するチューブが不要となり、チューブにごみが絡まって大きな面積の抵抗体となることがなく、上昇流に対する抵抗体がなくなる。
このため、上昇流の反転をスムーズに行うために必要なフリーボードの高さが低くなり、反応槽内に複数基の浸漬型膜分離装置を設置する場合にあっても、上昇流がスムーズに下降流に反転するために必要な浸漬型膜分離装置の相互間の距離を狭くすることができ、反応槽の限られた領域内において浸漬型膜分離装置の相互間に上昇流の反転をスムーズに行うための距離を十分に確保できる。よって、反応槽内における水流の流れ方向を均一化でき、結果として膜面に対する上昇流の洗浄作用が均一となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2に示すように、膜カートリッジ51は濾板52の表裏面に配置した濾過膜53を周縁部の固定部54で濾板52に固着しており、固着の方法としては溶着、接着等がある。濾板52と濾過膜53の間には通液流路55を形成しており、必要に応じてスペーサ(図示省略)を配置する。
図1に示すように、濾板52には通液流路55に連通する集液部56を濾板上部で濾板幅方向の一側に設けており、集液部56に隣接して流路調整部57を形成している。
濾板52は通液流路55を形成する濾板面に所定パターンの通液溝パターン61aを形成している。図5に示すように、通液溝パターン61aの通液溝61bは、濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aとにおいて濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
本実施の形態では通液溝パターンの一例としてハニカム状の通液溝61bを開示しているが、他のパターンとすることも可能であり、後に図5〜図8において各通液溝パターンについて説明する。
集液部56に隣接する流路調整部57には、流路抵抗調整手段をなす所定パターンの集液溝パターン56aを形成している。この集液溝パターン56aは通液溝パターン61aに比べて単位面積当たりの溝数を多く形成してなり、集液溝パターン56aの流路抵抗が通液溝パターン61aの流路抵抗より小さくなるように流路抵抗が調整されている。
集液溝パターン56aは格子状に集液溝56bを形成し、集液溝56bと集液溝56bの間に山部56cを形成してなり、集液溝56bを直線状に形成することで流路抵抗を減じている。本実施の形態においては集液溝パターン56aの一例として格子状に形成した集液溝56bを開示したが、他のパターンとすることも可能である。
本実施の形態においては、集液溝パターン56aは濾板52自体に形成しているが、集液溝パターン56aを別途の組込部材に形成し、集液部56に濾板52を表裏に貫通する開口を形成し、この開口に組込部材を配置しても良い。集液部56は濾板52の側部の上部位置に設けたヘッダー形成部62に貫通孔52aで連通している。
図2および図3に示すように、濾板52は、濾過膜53を配置する濾板面に比べて膜カートリッジ51の配列方向に突出する濾板肉厚部52bを両側部に濾板52の全高にわたって形成している。膜カートリッジ51は隣接し合う膜カートリッジ51の濾板52が濾板肉厚部52bで相互に当接して連結されることで、後述する複数の膜カートリッジ51の集合体としての濾過ユニット70を形成する。
また、濾板52は濾板肉厚部52bに濾板連結部をなす濾板連結用凸部52cと濾板連結用窪み部52dを形成している。濾板連結部は隣接し合う膜カートリッジ51の濾板52の相対位置を位置決めするものであり、濾板連結用凸部52cは濾板肉厚部52bの表裏の一方面に膜カートリッジ51の配列方向に突出して形成しており、濾板連結用窪み部52dは濾板肉厚部52bの表裏の他方面に濾板連結用凸部52cの形状に相応する形状に形成している。濾板連結用凸部52cおよび濾板連結用窪み部52dは濾板肉厚部52bに形成した連結用孔91を囲んで形成しており、連結用孔91の開口縁をなす。連結用孔91は連結用ロッド92を挿通するためのものであり、濾板52およびヘッダー形成部62を表裏方向に貫通し、所定間隔で複数個所に形成している。
図2および図3に示すように、濾板52の側部の上部位置に設けたヘッダー形成部62は膜カートリッジ51の配列方向に貫通するヘッダー流路部62aを有し、ヘッダー流路部62aが貫通孔52aおよび集液部56を介して濾板52と濾過膜53の通液流路55に連通する。
ヘッダー形成部62は濾過膜53を配置する濾板52の表面に比べて膜カートリッジ51の配列方向に突出するヘッダー肉厚部62bを有しており、隣接し合う膜カートリッジ51のヘッダー形成部62がヘッダー肉厚部62bで相互に当接して(パッキンを介することも可能)濾過ユニット70のヘッダー60を形成する。
ヘッダー形成部62は、ヘッダー肉厚部62bにヘッダー連結部をなすヘッダー連結用凸部62cとヘッダー連結用窪み部62dを形成している。ヘッダー連結部は隣接し合う膜カートリッジ51のヘッダー形成部62の相対位置を位置決めするものであり、ヘッダー連結用凸部62cはヘッダー肉厚部62bの表裏の一方面に膜カートリッジ51の配列方向に突出して形成しており、ヘッダー連結用窪み部62dはヘッダー肉厚部62bの表裏の他方面にヘッダー連結用凸部62cの形状に相応する形状に形成している。
ヘッダー連結用凸部62cおよびヘッダー連結用窪み部62dはヘッダー流路部62aを囲んで(全周もしくはC字形、断続的)形成しており、ヘッダー流路部62aの開口縁をなす。ヘッダー連結用凸部62cおよびヘッダー連結用窪み部62dの外周にはOリング溝62eを形成しており、Oリング溝62eにOリング62fを配置している。
図4に示すように、ヘッダー形成部62には濾板52の貫通孔52aの成型を容易に行うための型抜き孔62gを形成することも可能である。型抜き孔62gは貫通孔52aと直線状の位置に形成し、濾板52の成型後に栓体62hを接着固定して水密に封止する。本実施の形態において、ヘッダー形成部62は濾板52と一体に形成しているが、濾板52と別体の組込部材として形成し、濾板52に接続して組み込むことも可能である。この場合には、濾板52の貫通孔52aの成型が容易となる。
図5に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、六角形状のセル61cを千鳥状に配列し、セル61cの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返している。
また、図6(a)に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、六角形状のセル61cを横方向の行と縦方向の列との格子状に配列し、行と行の間にひし形状のセル61dを配置し、セル61c、61dの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返している。
濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aは濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
また、図6(b)に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、五角形状のセル61eを横方向の行と縦方向の列との格子状に配列し、セル61eの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返し、2行毎に横方向に直線状に連続している。
濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aは濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
また、図7(a)に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、四角形状のセル61fを千鳥状に配列し、セル61fの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返している。
濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aは濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
また、図7(b)に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、四角形状のセル61gを千鳥状に、かつ斜めに傾斜して配列し、セル61gの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返している。
濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aは濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
また、図8(a)に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、半円扇状のセル61hを千鳥状に配列し、各セル61hが上部側ほど濾板面から隆起する形状をなし、セル61hの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返している。
図示を省略しているが、濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aは濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
また、図8(b)に示すように、ハニカム状の通液溝パターン61aは、大円形状のセル61iを横方向の行と縦方向の列との格子状に配列し、行と行の間に小円形状のセル61jを配置し、セル61i、61jの周囲に通液溝61bを形成してなり、通液溝61bが濾板52の上下方向において直線状に連続せず、合流と分岐を繰返している。
図示を省略しているが、濾板52の表裏の一方の濾板面に形成する通液溝パターン61aと他方の濾板面に形成する通液溝パターン61aは濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成してある。
図11に示すように、本実施の形態における浸漬型膜分離装置100は、複数の膜カートリッジ51を平行に重ね合わせて濾過ユニット70を構成している。
濾過ユニット70では、図3に示すように、隣接する膜カートリッジ51の双方の濾板52が濾板肉厚部52bで相互に当接して双方の膜カートリッジ51の間に上下方向の流路を形成し、一方の濾板52の濾板連結用凸部52cが他方の濾板52の濾板連結用窪み部52dに嵌合して隣接する膜カートリッジ51の濾板52の相対位置を位置決めしている。また、双方のヘッダー形成部62がヘッダー肉厚部62bで相互に当接し、一方の膜カートリッジ51のヘッダー連結用凸部62cが他方の膜カートリッジ51のヘッダー連結用窪み部62dに嵌合して隣接するヘッダー形成部62の相対位置を位置決めしている。そして、連結用孔91に連結用ロッド92を挿通し、連結用ロッド92に螺合するナット(図示省略)を締め付けることで、複数の膜カートリッジ51を一体化している。
この複数の膜カートリッジ51の集合体をなす濾過ユニット70は、隣接し合う膜カートリッジ51の相互に当接する濾板肉厚部52bおよびヘッダー肉厚部62bにより濾過ユニット70の側壁71(図3参照)を形成し、連接する複数のヘッダー形成部62によりヘッダー60を形成し、ヘッダー形成部62のヘッダー流路部62aが連続することでヘッダー60におけるヘッダー流路を形成する。
そして、複数の濾過ユニット70を所定間隙をあけて上下に重ねて散気ケース100a上に配置し、散気ケース100aの内部に散気装置80を配置している。また、ヘッダー60のヘッダー流路に接続して吸引装置(図示省略)を設けており、吸引装置を所定条件で運転制御する運転制御装置を備えている。また、複数の浸漬型膜分離装置100を反応槽1の内部に所定間隔で配置することで複数の濾過ユニット70を水平方向に沿って配列している。
以下、上記した構成における作用を説明する。濾板52の側部においてヘッダー形成部62が直接に集液部56に連通することで、従来において必要であった各膜カートリッジとヘッダーとを接続するチューブが不要となり、チューブにごみが絡まって大きな面積の抵抗体となることがなく、上昇流に対する抵抗体がなくなる。
このため、図11に示すように、反応槽1内に複数基の浸漬型膜分離装置100を設置する場合にあって、上昇流6の反転をスムーズに行うために必要なフリーボードの高さが低くなり、上昇流6がスムーズに下降流9に反転するために必要な浸漬型膜分離装置100の相互間の距離L2を狭くすることができ、反応槽1の限られた領域内において浸漬型膜分離装置100の相互間に上昇流6の反転をスムーズに行うための距離L2を十分に確保できる。よって、反応槽1内における水流の流れ方向を均一化でき、結果として膜面に対する上昇流の洗浄作用が均一となる。
また、上昇流6がスムーズに下降流9に反転するために必要な浸漬型膜分離装置100の相互間の距離L2を狭くすることができるので、反応槽1の限られた領域内において浸漬型膜分離装置100の相互間に上昇流6の反転をスムーズに行うための距離L2を十分に確保しつつ、複数基の浸漬型膜分離装置100を反応槽1の中央部に配置し、反応槽1の端部側に浸漬型膜分離装置100の存在しない領域を大きく設定することができる。
このため、浸漬型膜分離装置100の存在しない領域において下降流9の流れを阻害する抵抗が極めて小さくなるので、結果として膜面に対する上昇流6の洗浄作用が均一となり、浸漬型膜分離装置の安定継続使用期間を長くすることができ、上昇流6を生じさせる動力を低減できる。
また、濾板52の濾板表裏の濾板面に形成する通液溝パターン61aが濾板面に沿う方向において位置をずらせて形成されることにより、濾板表裏の一方の濾板面に形成する通液溝61bと他方の濾板面に形成する通液溝61bとが濾板52の板厚方向において重ならず、濾板表裏の濾板面に通液溝パターン61aを形成するにもかかわらず、濾板52の強度の劣化を抑制できる。
また、濾板表裏の濾板面に形成する通液溝パターン61aが濾板面に沿う方向においてその位置がずれることで、浸漬型膜分離装置に複数の膜カートリッジ51を平行に充填した状態において、隣接する膜カートリッジ51の相対向する双方の濾板面において通液溝61bの位置が濾板面に沿う方向においてずれることになる。この関係は図5に示す濾板52の表裏における通液溝61bの位置関係と同様となる。
ところで、浸漬型膜分離装置の運転時には、濾過膜53の通液溝61bに対応する部位の膜面に固形分が膜間差圧で吸い寄せられて付着し易いが、隣接する膜カートリッジ51の相対向する双方の濾板面において通液溝61bの位置が濾板面に沿う方向においてずれることで、隣接する膜カートリッジ51の相対向する一方の濾過膜53において固形分が付着し易い部位と、他方の濾過膜53において固形分が付着し易い部位とが双方の膜カートリッジ51の間の流路幅方向において重ならず、膜カートリッジ51の間の流路幅が不均一となることを抑制できるとともに、上昇流の流れを濾過膜53の膜面全体に有効に作用させて膜カートリッジ51の間の流路閉塞および濾過膜53の目詰まりを防止できる。
浸漬型膜分離装置で膜カートリッジ51を使用する状態において、濾過膜53には通液流路55と濾過膜53を隔てた外部との間において膜間差圧が作用し、通液流路55および集液部56は膜カートリッジ51の外部に比べて減圧状態となり、内部と外部の差圧(膜間差圧)が大きいほどに濾過膜53が濾板52に密着しようとする。
このような、通液流路55および集液部56が減圧環境にある状態で、集液部56では集液溝パターン56aの集液溝56bと集液溝56bの間にある山部56cが濾過膜53を支持する。
このため、濾過膜53を透過した膜透過液が集液部56に流入するに際し、集液部56に隣接する流路調整部57に集液溝パターン56aが存在することで濾過膜53の変形に起因する集液部56の流路の狭まりを抑制し、集液溝パターン56aの集液溝56bにおいて所定の流路を確保することができる。よって、集液溝パターン56aよる集液部56の流路抵抗の調整によって膜透過液が円滑に流れる流路抵抗を確保して通液流路55の流路抵抗の高まりを抑制できる。
また、通液溝パターン61aの通液溝61bが集液部56および流路調整部57へ向かう斜め方向流路を形成するので、ろ過液が集液部56および流路調整部57へ導かれ易くなる。通液溝61bはその流路形態が直線的でないために、濾板52の強度が流路を直線的に形成するものに比べて大きくなり、流路面積を広く設定することができる。
また、通液溝61bの各合流部では、通液溝61bが非直線状に接合することにより、各合流部で膜透過液の流れが直線状に対向することがなく、通液溝61bのT字状の合流点において直線上に対向して合流する形態のものよりも圧力損失(抵抗)が小さくなる。
図9は本発明に係る膜カートリッジ51の他の実施の形態を示すものであり、濾板52にバイパス流路55aを形成している。バイパス流路55aは濾板幅方向の一側に濾板52の上下方向に沿って形成しており、濾板52の濾板面から突出して濾板幅方向の一側と平行に形成した一条の凸部55bの間に形成している。凸部55bは複数でも良い。
このバイパス流路55aは凸部55bが濾過膜53と強く密着して障壁となるため、膜透過液が凸部55bを越えて流れることがない。
このため、図10に示すように、バイパス流路55aは隣接する通液流路55の近領域Aに対して凸部55bによって隔てられて不連通であり、一端が集液部56に向けて開口し、他端が集液部56から離間した通液流路55の遠領域Bに向けて開口している。凸部55bは集液部56に接続しても良く、集液部56との間に所定距離をあけても良い。また、バイパス流路55aは濾板52の内部にトンネル状に形成することも可能である。
ところで、本実施の形態の膜カートリッジ51では、通液流路55を近領域Aと遠領域Bに水理的に区分しているが、遠領域Bをさらに複数に区分し、各区分した領域ごとにバイパス流路55aを設けることも可能である。また、近領域Aと遠領域Bとの間に物理的な障壁を設けることも可能である。
上記した構成により、濾過膜53を透過して通液流路55を流れる膜透過液のうち、集液部56に近い近領域Aを流れる膜透過液はバイパス流路55aを通ることなく集液部56に流入する。一方、濾過膜53を透過して通液流路55の集液部56から遠い遠領域Bを流れる膜透過液は少なくとも一部が、近領域Aを流れる膜透過液に合流することなく、バイパス流路55aを通して集液部56へ流入する。
このように、遠領域Bの膜透過液が集液部56へ円滑に流れることをバイパス流路55aによって確保することで、濾過膜53を透過して通液流路55へ流入する膜透過液を部分毎に区分し、膜透過液が流れる経路を分散して集液を行うことで、膜透過液が集中することで発生する通液流路55の流路抵抗の高まりを抑制することができる。
よって、集液部56の数を増やすことなく流路抵抗の上昇を抑制し、濾過膜53に作用する膜間差圧を膜全面において均等化することが可能となり、集液部56から離れた濾過膜53の領域を有効に利用して濾過膜53の膜面全体を濾過に利用できる。
その結果、集液部56に近い領域ほど透過流束が高くなるという現象を軽減でき、従来の膜カートリッジに比べて膜カートリッジ51の1枚当たりの設定流量が同じ場合には、膜面が汚れ難い状態を保つことができる。
また、バイパス流路55aによって膜透過液の流路分割(分散)を図ることで、1枚の大きな膜カートリッジ51内において小さな膜カートリッジがあたかも複数枚存在しているか、あるいは、実際は1つの集液部56しかないのにも拘らず、複数箇所に集液部が存在するかのような効果を得ることができる。
また、バイパス流路55aを濾板幅方向の一側に濾板52の上下方向に沿って形成することで、凸部55bが膜面の幅方向において占める割合を最小限に抑えることができ、凸部55bが膜カートリッジ51の膜面に沿った上昇流の流れを阻害することを最小限に抑えることができる。
また、通液溝61bが集液部56又は、バイパス流路55aの入口に向かう斜め方向流路を形成するので、ろ過液が集液部56、流路調整部57およびバイパス流路55aの入口に導かれ易くなる。
また、通液溝61bは、濾板52のある地点から集液部56に至る経路は、流路を直線的に形成するものに比べて長くなり、流路抵抗が大きくなる。このため、バイパス流路55aを設けない場合には通液溝61bのデメリットが大きくなるが、バイパス流路55aを設けることで通液溝61bを流れる経路が短くなり、圧力損失を小さくできる。
(a)本発明の実施の形態における膜カートリッジの濾板を示す正面図、(b)流路調整部の拡大図 同実施の形態における膜カートリッジの濾板の濾板肉厚部を示す断面図 (a)同実施の形態における膜カートリッジのヘッダー形成部を示す断面図、(b)同膜カートリッジの濾板を示す断面図 (a)本発明の他の実施の形態におけるヘッダー形成部を示す正面図、(b)同側面図 本発明の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図 (a)本発明の他の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図、(b)本発明の他の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図 (a)本発明の他の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図、(b)本発明の他の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図 (a)本発明の他の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図、(b)本発明の他の実施の形態における膜カートリッジのハニカム状の通液溝パターンを示す拡大図 本発明の他の実施の形態における膜カートリッジの濾板を示す正面図 図9に示した膜カートリッジの模式図 本発明の浸漬型膜分離装置の配置構成を示す模式図 (a)従来の膜カートリッジの濾板の構造を示す正面図、(b)同側面図 従来の浸漬型膜分離装置を示す模式図 従来の浸漬型膜分離装置の作用を示す説明図 従来の浸漬型膜分離装置の配置構成を示す模式図 従来の浸漬型膜分離装置の配置構成を示す模式図
符号の説明
51 膜カートリッジ
52 濾板
52a 貫通孔
52b 濾板肉厚部
52c 濾板連結用凸部
52d 濾板連結用窪み部
53 濾過膜
54 固定部
55 通液流路
55a バイパス流路
55b 凸部
56 集液部
56a 集液溝パターン
56b 集液溝
56c 山部
57 流路調整部
60 ヘッダー
61a 通液溝パターン
61b 通液溝
61c 六角形状のセル
61d ひし形状のセル
61e 五角形状のセル
61f、61g 四角形状のセル
61h 半円扇状のセル
61i 大円形状のセル
61j 小円形状のセル
62 ヘッダー形成部
62a ヘッダー流路部
62b ヘッダー肉厚部
62c ヘッダー連結用凸部
62d ヘッダー連結用窪み部
62e Oリング溝
62f Oリング
62g 型抜き孔
62h 栓体
70 濾過ユニット
71 側壁
80 散気装置
91 連結用孔
92 連結用ロッド
100 浸漬型膜分離装置
100a 散気ケース

Claims (15)

  1. 平行に配列して相互間に流路を形成した濾過ユニットを構成する膜カートリッジであって、濾板の表面に濾過膜を配置し、濾過膜と濾板との間の通液流路に連通するとともに膜カートリッジの配列方向に貫通するヘッダー流路部を形成したヘッダー形成部を設けてなり、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部を相互に連結して濾過ユニットのヘッダーを形成することを特徴とする膜カートリッジ。
  2. ヘッダー形成部は、濾過膜を配置する濾板の表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出するヘッダー肉厚部を有し、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部がヘッダー肉厚部で相互に当接することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  3. ヘッダー形成部は、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部の相対位置を位置決めするヘッダー連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  4. ヘッダー形成部は、隣接し合う膜カートリッジのヘッダー形成部の相対位置を位置決めするヘッダー連結部をヘッダー肉厚部に有し、ヘッダー連結部はヘッダー肉厚部の表裏の一方面に膜カートリッジの配列方向に突出して形成したヘッダー連結用凸部と、ヘッダー肉厚部の表裏の他方面にヘッダー連結用凸部に相応する形状に形成したヘッダー連結用窪み部とからなり、ヘッダー連結用凸部およびヘッダー連結用窪み部をヘッダー流路部の周囲を囲んで設けたことを特徴とする請求項2に記載の膜カートリッジ。
  5. ヘッダー形成部は、濾板の側部の上部位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  6. ヘッダー形成部は、濾板と別体の組込部材をなすことを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  7. 濾板は、濾過膜を配置する表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出する濾板肉厚部を両側部に有し、隣接し合う膜カートリッジの濾板が濾板肉厚部で相互に当接することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  8. 濾板は、隣接し合う膜カートリッジの濾板の相対位置を位置決めする濾板連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  9. 濾板は、隣接し合う膜カートリッジの濾板の相対位置を位置決めする濾板連結部を濾板肉厚部に有し、濾板連結部は濾板肉厚部の表裏の一方面に膜カートリッジの配列方向に突出して形成した濾板連結用凸部と、濾板肉厚部の表裏の他方面に濾板連結用凸部に相応する形状に形成した濾板連結用窪み部とからなることを特徴とする請求項7に記載の膜カートリッジ。
  10. ヘッダー形成部は濾過膜を配置する濾板の表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出するヘッダー肉厚部を有し、濾板は濾過膜を配置する表面に比べて膜カートリッジの配列方向に突出する濾板肉厚部を両側部に有し、隣接し合う膜カートリッジがヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で相互に当接し、ヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で濾過ユニットの側壁を形成することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジ。
  11. 請求項10に記載の膜カートリッジを平行に重ね合わせて濾過ユニットを構成し、隣接し合う膜カートリッジをヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で相互に当接させて膜カートリッジ間に上下方向の流路を形成し、膜カートリッジの配列方向に連接するヘッダー形成部で濾過ユニットのヘッダーを形成し、膜カートリッジの配列方向に連接するヘッダー肉厚部および濾板肉厚部で濾過ユニットの側壁を形成し、濾過ユニットの下方に散気ケースおよび散気装置を配置したことを特徴とする浸漬型膜分離装置。
  12. 濾過ユニットを上下に多段に積層したことを特徴とする請求項11に記載の浸漬型膜分離装置。
  13. 複数の濾過ユニットを水平方向に沿って配列したことを特徴とする請求項11に記載の浸漬型膜分離装置。
  14. ヘッダーのヘッダー流路に吸引装置を接続したことを特徴とする請求項11に記載の浸漬型膜分離装置。
  15. 吸引装置を所定条件で運転制御する運転制御装置を備えることを特徴とする請求項12に記載の浸漬型膜分離装置。
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