JP2007267543A - モータ用回転子 - Google Patents

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Masuo Koike
益雄 小池
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Abstract

【課題】電気火花の発生やノイズの発生を低減し、モータの効率を向上させ、滑らかな回転を得ることができるモータ用回転子を提供する。
【解決手段】回転軸10と、複数のスロット22を備えたコア20と、複数の整流子片32を備えた整流子30を有する。コア20の周面を分割するスリット21を回転軸10の軸芯と非平行に形成し、整流子30を分割するスリット31を回転軸10の軸芯と非平行に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ用回転子に関し、特に、モータ用回転子のコア及び整流子に関する。
図3に示すように、小型のモータ100は、ケーシング160の内部に固定されるマグネット170及びブラシ180と、回転軸110と一体に回転するコア120、整流子130及び巻線140等により構成されている。そして、図4に示すように、これらの回転する部分の全体は回転子101と総称され、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
モータ用回転子101は、巻線140を巻回する前は、図5に示すような形状となっている。すなわち、モータ用回転子101は、回転軸110と、複数のスロット122を備えたコア120と、複数の整流子片132を備えた整流子130を有している。コア120は、略円板状の鉄芯を積層して略円柱状としたものが多く用いられ、その周面から軸芯に向かって溝状のスロット122が、複数設けられている。
スロット122は、コア120の周面では比較的狭く、周面を分割するスリット121を形成している。そして、内部では広がるように形成されており、巻線140の形成に十分なスペースが形成されている。スロット122は、回転軸110の軸芯と平行に形成され、スリット121も、回転軸110の軸芯と平行に形成されている。
巻線140は、隣り合う2つのスロット122間にコイルを巻回することにより形成される。巻線140が施されることにより、コア120のスリット121で分割される周面は、磁力を発生する磁極となる。そして、各巻線140に所定のタイミングで電流を流すことにより、各磁極とマグネット170との間に引力又は斥力を発生し、回転子101が回転することになる。
整流子130は略円筒状であり、複数のスリット131により、複数の整流子片132に分割されている。各スリット131は、回転軸110の軸芯と平行に形成されている。また、各整流子片132は、各巻線140の端部と結線されて所定の回路を形成している。そして、各整流子片132は、ブラシ180と摺接することにより給電され、各巻線140に所定のタイミングで電流を流すことができる。
従来の回転子101は、図6に略図で示すように、コア120の周面を分割するスリット121が回転軸110の軸芯と平行であり、整流子130を分割するスリット131が回転軸110の軸芯と平行である。そして、このような回転子101を用いる小型のモータ100では、電気火花やノイズが発生すると共に、カーボンのブラシ180の負荷が増大して寿命が短いという問題がある。また、効率が不十分であり、滑らかな回転が得られないという問題がある。
特開平08−294251号公報
本発明の目的は、回転軸と、複数のスロットを備えたコアと、複数の整流子片を備えた整流子を有するモータ用回転子を改良することにより、小型のモータにおける電気火花の発生やノイズの発生を低減することを目的とする。また、カーボンブラシの負荷を低減して、モータの寿命延長を図ることを目的とする。さらに、モータの効率を向上させることを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明の請求項1に係るモータ用回転子は、回転軸と、複数のスロットを備えたコアと、複数の整流子片を備えた整流子を有するモータ用回転子であって、前記コアの周面を分割するスリットが前記回転軸の軸芯と非平行に形成され、前記整流子を分割するスリットが前記回転軸の軸芯と非平行に形成されている手段を採用している。
また、本発明の請求項2に係るモータ用回転子は、請求項1に記載のモータ用回転子において、前記コアのスリットと前記回転軸の軸芯とのなす角度が、4度〜9度である手段を採用している。また、本発明の請求項3に係るモータ用回転子は、請求項1又は2に記載のモータ用回転子において、前記整流子のスリットと前記回転軸の軸芯とのなす角度が、4度〜9度である手段を採用している。
また、本発明の請求項4に係るモータ用回転子は、請求項1乃至3の何れかに記載のモータ用回転子において、前記スロットが前記回転軸の軸芯と非平行に形成されている手段を採用している。また、本発明の請求項5に係るモータ用回転子は、請求項1乃至4の何れかに記載のモータ用回転子において、前記スロットと前記回転軸の軸芯とのなす角度が、4度〜9度である手段を採用している。
本発明のモータ用回転子は、前記のような構成としたことにより、小型のモータにおける電気火花の発生やノイズの発生を低減することができる。また、カーボンブラシの負荷を低減して、モータの寿命延長を図ることができる。さらに、モータの効率を向上させ、滑らかな回転を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2には、本発明によるモータ用回転子の実施形態が示されており、図1はモータ用回転子の概略斜視図、図2はモータ用回転子の概略説明図である。
このモータ用回転子1は、回転軸10と、複数のスロット22を備えたコア20と、複数の整流子片32を備えた整流子30を有している。コア20は、略円板状の鉄芯を積層して略円柱状としたものが多く用いられ、その周面から軸芯に向かって溝状のスロット22が複数設けられている。
スロット22は、コア20の周面では比較的狭く、周面を分割するスリット21を形成している。そして、内部では広がるように形成されており、図示しない巻線の形成に十分なスペースが形成されている。本発明のモータ用回転子1は、スリット21が、回転軸10の軸芯と非平行に形成されていることを特徴としている。スリット21と回転軸10の軸芯とのなす角度は、4度〜9度であることが好ましい。
そして、スリット21が回転軸10の軸芯と非平行であれば、スロット22は回転軸10の軸芯と平行とすることも可能である。しかし、スリット21と同様にスロット22も、回転軸10の軸芯と非平行であることが好ましく、スロット22と回転軸10の軸芯とのなす角度は4度〜9度であることが好ましい。隣り合う2つのスロット22間にコイルを巻回することにより、巻線を形成することができる。
整流子30は略円筒状であり、複数のスリット31により、複数の整流子片32に分割されている。そして、本発明のモータ用回転子1は、スリット31が、回転軸10の軸芯と非平行に形成されていることを特徴としている。スリット31と回転軸10の軸芯とのなす角度は、4度〜9度であることが好ましい。ここで、スリット21とスリット31は、回転軸10の軸芯と非平行となる方向が、同じ方向に向かって非平行であっても良いし、反対の方向に向かって非平行であっても良い。図2は反対の方向に向かって非平行である場合を示している。
従来の回転子101は、図6に略図で示すように、コア120の周面を分割するスリット121が回転軸110の軸芯と平行に形成され、整流子130を分割するスリット131が回転軸110の軸芯と平行に形成されている。この結果、スリット121がマグネット170に対して不効率部となるために、効率が不十分であり、滑らかな回転が得られないという問題がある。また、スリット131がブラシ180に対して不効率部となるために、電気火花やノイズが発生すると共に、カーボンブラシ180の負荷が増大して寿命が短いという問題がある。
これに対して、本発明の回転子1は、図2に略図で示すように、コア20の周面を分割するスリット21が回転軸10の軸芯と非平行に形成されている。このため、コア20の周面における一つの磁極は、回転子1の回転に伴って、一方の側ではマグネット70に対して進んで作用し、他方の側ではマグネット70に対して遅れて作用することになる。また、不効率部が著しく減少することになる。この結果、効率が向上すると共に、滑らかな回転が得られることになる。
また、本発明の回転子1は、整流子30を分割するスリット31が回転軸10の軸芯と非平行に形成されている。このため、整流子30は、回転子1の回転に伴って、一方の側ではブラシ80に対して進んで摺接し、他方の側では遅れて摺接することになる。そして、不効率部が著しく減少することになる。この結果、電気火花やノイズの発生が減少すると共に、カーボンのブラシ80の負荷が低減されて寿命を延ばすことが可能となる。
本発明のモータ用回転子の一例を示す概略斜視図である。 図1に示すモータ用回転子の作用を示す説明図である。 小型モータの概略部分断面図である。 従来のモータ用回転子を示す概略正面図である。 従来のモータ用回転子を示す概略斜視図である。 図5に示すモータ用回転子の作用を示す説明図である。
符号の説明
1、101 モータ用回転子
10、110 回転軸
20、120 コア
21、121 スリット
22、122 スロット
30、130 整流子
31、131 スリット
32、132 整流子片
70、170 マグネット
80、180 ブラシ
100 モータ
140 巻線
160 ケーシング

Claims (5)

  1. 回転軸と、複数のスロットを備えたコアと、複数の整流子片を備えた整流子を有するモータ用回転子であって、
    前記コアの周面を分割するスリットが前記回転軸の軸芯と非平行に形成され、
    前記整流子を分割するスリットが前記回転軸の軸芯と非平行に形成されていることを特徴とするモータ用回転子。
  2. 前記コアのスリットと前記回転軸の軸芯とのなす角度が、4度〜9度であることを特徴とする請求項1に記載のモータ用回転子。
  3. 前記整流子のスリットと前記回転軸の軸芯とのなす角度が、4度〜9度であることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ用回転子。
  4. 前記スロットが前記回転軸の軸芯と非平行に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のモータ用回転子。
  5. 前記スロットと前記回転軸の軸芯とのなす角度が、4度〜9度であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のモータ用回転子。
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