JP2007267286A - 基地局装置及び通信中継方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回線切断基地局装置のエリアに位置する移動局装置が回線接続基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができるようにした移動体通信システムにおいて、無線リソースの効率的な利用を実現すること。
【解決手段】移動局装置30との間で対移動局装置無線通信を、他の基地局装置20との間で対基地局装置無線通信を、それぞれ行い、一方の無線通信により受信した通信データを他方の無線通信により送信する基地局装置20において、前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は基地局装置及び通信中継方法に関し、特に無線リソースの効率的な利用に関する。
移動体通信システムでは、それぞれネットワークと接続される複数の基地局装置が設置され、移動局装置はいずれか少なくとも1つの基地局装置との間で通信を行うことにより、基地局装置を介してネットワークとの通信を行う。
ところが、基地局装置とネットワークとの間の回線が、伝送路の故障や回線対応部品の故障により切断されてしまう場合がある。この場合、移動局装置は該基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができない。
基地局装置は地理的に特定のエリアに存在する移動局装置と通信可能に構成されており、このエリアは他の基地局装置の担当するエリアと全く重複していない部分を有しているのが一般的である。このため、特定の基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができない場合、該特定の基地局装置の担当するエリアのうち、他のエリアと重複していない部分に位置する移動局装置は、基地局装置が壊れているのではないにもかかわらず、全く通信を行うことができなくなってしまう。
そこで、ネットワークとの間の回線が切断された基地局装置(回線切断基地局装置)が、ネットワークとの間の回線が切断されていない他の基地局装置(回線接続基地局装置)と無線による通信を行うことで、回線切断基地局装置のエリアに位置する移動局装置が回線接続基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができるようにした移動体通信システムがある(例えば、特許文献1)。
特開2001−45569号公報
上記移動体通信システムでは、回線切断基地局装置の中継により、移動局装置は回線接続基地局装置との間で通信を行う。このとき、移動局装置がネットワークとの通信を行うために使用する無線リソースは、通常の2倍となる。例えば、タイムスロットを無線リソースとして使用する時分割多重を例に挙げると、移動局装置と回線切断基地局装置との間の通信には1つのタイムスロットが割り当てられ、回線切断基地局装置と回線接続基地局装置との間の通信にも他の1つのタイムスロットが割り当てられる。回線切断基地局装置は、一方のタイムスロットにおいて受信された通信データを、他方を使用して送信することにより、中継を行う。このように、通常の2倍の無線リソースが使用される。
ところで、固定された無線通信装置でありかつ高所に設置されることの多い基地局装置間の通信は通常安定しており、一方移動局装置−基地局装置間の通信は安定性に欠けるのが通常であるため、無線状態に応じて通信レートを決定すると、基地局装置間通信の通信レートは、基地局装置−移動局装置間通信の通信レートより大きくなるのが普通である。
このため、上記のように同量の無線リソースを割り当てると、基地局装置間通信に割り当てた無線リソースに使用されない部分が生ずる。この使用されない部分は無駄に浪費されていることになるので、この無駄をなくし、無線リソースを効率的に利用することが求められていた。
従って、本発明の課題の一つは、回線切断基地局装置のエリアに位置する移動局装置が回線接続基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができるようにした移動体通信システムにおいて、無線リソースの効率的な利用を実現することのできる基地局装置及び通信中継方法を提供することにある。
上記課題を解決するための基地局装置は、移動局装置との間で対移動局装置無線通信を、他の基地局装置との間で対基地局装置無線通信を、それぞれ行い、一方の無線通信により受信した通信データを他方の無線通信により送信する基地局装置であって、前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定する無線リソース割当決定手段、を含むことを特徴とする。
例えば対移動局装置無線通信(基地局装置−移動局装置間通信)の通信レートがBPSK(多重度1)により実現される通信レートの2倍(タイムスロットが2個割り当てられた状態)で、対基地局装置無線通信(基地局装置間通信)の無線状態がQPSK(多重度2)相当の状態である場合、対基地局装置無線通信に割り当てる無線リソース(タイムスロット)は対移動局装置無線通信の半分(1個)で足りる。上記基地局装置では、このような無線リソース割り当てを実現することができるので、回線切断基地局装置のエリアに位置する移動局装置が回線接続基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができるようにした移動体通信システムにおいて、無線リソースの効率的な利用を実現することができる。
また、上記基地局装置において、前記無線リソース割当決定手段は、ある移動局装置についての前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、該移動局装置について前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースの量を決定する、こととしてもよい。
これによれば、移動局装置ごとに、対基地局装置無線通信に割り当てる無線リソースを決定することができる。
また、この基地局装置において、前記無線リソース割当決定手段は、当該基地局装置と通信を行う前記複数の移動局装置について前記対基地局装置無線通信に対し割り当てた無線リソースの合計量に応じて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定する、こととしてもよい。
これによれば、各移動局装置について割り当てた対基地局装置無線通信の無線リソースの合計により、対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定することができる。
また、上記基地局装置において、前記他の基地局装置に対し、前記無線リソース割当決定手段により前記複数の移動局装置のそれぞれについて割り当てた無線リソースと、前記各移動局装置と、を対応付けるための情報を送信する送信手段、をさらに含むこととしてもよい。
これによれば、回線接続基地局装置は、対基地局装置無線通信により受信した通信データを、該通信データが含まれていた無線リソースに基づき、移動局装置と対応付けることができるようになる。
また、本発明にかかる通信中継方法は、移動局装置との間で対移動局装置無線通信を、他の基地局装置との間で対基地局装置無線通信を、それぞれ行い、一方の無線通信により受信した通信データを他方の無線通信により送信することにより、基地局装置が移動局装置と他の基地局装置との間で行われる通信を中継する通信中継方法であって、前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定することを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態にかかる移動体通信システム1のシステム構成を示す図である。同図に示すように、移動体通信システム1は交換機10、基地局装置20、移動局装置30を含んで構成される。
交換機10、基地局装置20、移動局装置30は、いずれもCPU及びメモリを備えるコンピュータである。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットであり、各装置の各部を制御する処理を行うとともに、後述する各機能を実現する。メモリは本実施の形態を実施するためのプログラムやデータを記憶している。また、CPUのワークメモリとしても動作する。
基地局装置20は各所に設置されており、それぞれ交換機10と有線回線により通信接続される。また、当該基地局装置20と電波の送受信が可能なエリア内に存在する移動局装置30との間で無線通信を行う。移動局装置30は、基地局装置20及び交換機10を介して、図示しない他の通信装置と通信を行う。
基地局装置20は、有線回線の故障等により交換機10との通信ができなくなると、他の基地局装置20と無線通信を行う。その後、移動局装置30は、2つの基地局装置20を介して交換機10と通信接続する。以下、これを実現するための基地局装置20の機能の詳細について説明する。なお以下では、基地局装置20−1と交換機10との間の有線回線が切断されたものとして説明を行う。
図2は、基地局装置20−1の機能ブロックを示す図である。同図に示すように、基地局装置20−1は機能的に、無線通信部21、通信レート取得部23、無線状態取得部24、無線リソース割当決定部25を含んで構成され、無線通信部21は内部的に変調方式制御部22を含んで構成される。
無線通信部21は、移動局装置30及び基地局装置20−2との間で無線通信を行う。この無線通信は多重化されており、無線通信部21は、無線通信ごとに無線リソースを割り当て、移動局装置30との間で対移動局装置無線通信を、基地局装置20−2との間で対基地局装置無線通信を、それぞれ行う。そして、一方の無線通信により受信した通信データを他方の無線通信により送信する。
なお、本実施の形態では、無線リソースとして時分割多重における無線リソースの単位であるタイムスロットを使用する。無線通信部21は、移動局装置30との間で行う無線通信について、無線通信ごとに1又は複数のタイムスロットを割り当てるものとする。基地局装置20−2との間で行う無線通信への割り当てについては後述する。
変調方式制御部22は、各無線通信の無線状態(SINR(Signal to Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)、受信電力など)を取得する。そして、取得した無線状態に応じて各無線通信でそれぞれ使用する変調方式(QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:四位相偏移変調。なお、QPSKの多重度は2である。)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:16直交振幅変調。なお、16QAMの多重度は4である。)など)を決定する。具体的には、無線状態が比較的よい場合には多重度の比較的高い変調方式を、無線状態が比較的悪い場合には多重度の比較的低い変調方式を使用するようにする。
通信レート取得部23は、移動局装置30が行う無線通信の通信レートを取得する。ここでいう通信レートは、移動局装置30の今後のスループットを示すものである。具体的には、通信レート取得部23は、無線通信部21により移動局装置30が行う無線通信に割り当てられる無線リソースと、変調方式制御部22により決定される変調方式と、に基づいて移動局装置30が行う無線通信の通信レートを取得する。
具体的な例では、移動局装置30が行う無線通信に割り当てられたタイムスロット数が2であり、決定される変調方式の多重度により決定される通信レートが10kbpsであれば、移動局装置30が行う無線通信の通信レートは10×2=20kbpsとなる。
無線状態取得部24は、基地局装置20−2との間で行う無線通信の無線状態を取得する。ここでは、基地局装置20−2との間で行う無線通信について、変調方式制御部22が決定した変調方式を取得し、該変調方式に対応する通信レートを上記無線状態として取得する。
具体的な例では、決定される変調方式の多重度により決定される通信レートが30kbpsであれば、基地局装置20−2との間で行う無線通信の無線状態も30kbpsとなる。
無線リソース割当決定部25は、対移動局装置無線通信の通信レートと、対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定する。具体的には、ある移動局装置30が行う無線通信について通信レート取得部23により取得される通信レートと、無線状態取得部24により取得される無線状態と、に基づいて、該移動局装置30について基地局装置20−2との間で行う無線通信に対し割り当てる無線リソースの量を決定する。
例えば、上記例では、通信レート取得部23により取得される通信レートが20kbps、無線状態取得部24により取得される無線状態が30kbpsであるので、基地局装置20−2との間で行う無線通信に対し割り当てる無線リソースの量はタイムスロット2/3個分となる。
無線通信部21は、当該無線通信部21と無線通信を行っている各移動局装置30について無線リソース割当決定部25が決定した、基地局装置20−2との間で行う無線通信に対し割り当てる無線リソースの量を合計し、必要な無線リソース量を算出する。そして、該必要な無線リソース量に応じて、基地局装置20−2との間で行う無線通信に無線リソースを割り当てる。
さらに、無線通信部21は、基地局装置20−2との間で行う無線通信の無線リソースと、移動局装置30と、を対応付ける無線リソース対応テーブルを生成することにより、各移動局装置30について基地局装置20−2との間で行う無線通信に対し割り当てる無線リソースを具体的に決定する。そして、移動局装置30から受信する通信データを、無線リソース対応テーブルにおいて該移動局装置30と対応付けて記憶される無線リソースを使用して、基地局装置20−2に対して送信する。また、無線通信部21は、基地局装置20−2から受信した通信データについて、該通信データが含まれていた無線リソースを取得し、無線リソース対応テーブルにおいて該無線リソースと対応付けて記憶される移動局装置30に対して送信する。
また、無線通信部21は、基地局装置20−2に、生成した無線リソース対応テーブルを送信する。基地局装置20−2は、基地局装置20−1から受信した通信データについて、該通信データが含まれていた無線リソースを取得し、無線リソース対応テーブルにおいて該無線リソースと対応付けて記憶される移動局装置30から受信した通信データとして取り扱う。また、交換機10から受信したある移動局装置30宛の通信データを、無線リソース対応テーブルにおいて該移動局装置30と対応付けて記憶される無線リソースを使用して、基地局装置20−1に対して送信する。
以上説明した処理を、タイムスロットの具体的な割当例を参照しながら、再度詳細に説明する。
図3は、ある移動局装置30が通信を開始する際のタイムスロットの使用例を説明するための説明図である。同図に示す各四角形は、それぞれタイムスロットを示している。また、「c」は制御チャネルとして使用されるタイムスロットを意味する。一般に、制御チャネルは20フレーム(送信タイムスロット4及び受信タイムスロット4の計8つのタイムスロットにより構成される送受信の繰り返し単位。)に1フレームの割合で含まれている。
基地局装置20−1は、まず基地局装置20−2との間で制御チャネルを送受信するための無線通信に、タイムスロットを割り当てる。具体的には、基地局装置20−2が制御チャネルを送信しているタイムスロット(図3ではタイムスロット40)と、制御チャネルを受信しているタイムスロット(図3ではタイムスロット41)と、を取得し、それぞれに対応する自装置のタイムスロット(図3ではタイムスロット42とタイムスロット43)を、基地局装置20−2との間で制御チャネルを送受信するための無線通信に割り当てる。
基地局装置20−1は、タイムスロット42において基地局装置20−2から受信した制御チャネルを、自装置の制御チャネル送信に割り当てているタイムスロット(図3ではタイムスロット45)において送信する。また、自装置の制御チャネル受信に割り当てているタイムスロット(図3ではタイムスロット44)において移動局装置30からの制御信号を受信し、次のタイムスロット43において基地局装置20−2に送信する。こうして制御チャネルの中継が行われ、移動局装置30は通信を確立する。また、このようにして移動局装置30と制御チャネル送受信を行う際、基地局装置20−1は、移動局装置30が行う無線通信の通信レートを取得する。
図4は、3つの移動局装置30(移動局装置30−1乃至3)が通信を行う場合のタイムスロットの割当例を説明するための説明図である。同図において、「t」は通信チャネルとして使用されるタイムスロットを意味する。
ここでは、各移動局装置30が行う無線通信の通信レートはいずれも10kbpsであり、基地局装置20−2との間で行う無線通信の無線状態が30kbpsであるとする。また、ここでは各移動局装置30が行う無線通信にはそれぞれ1つずつのタイムスロットが割り当てられているとする。
この場合、基地局装置20−1は、フレーム内の4つの送信タイムスロットのうち3つを移動局装置30との間で行う無線通信に割り当て、残りの1つを基地局装置20−2との間で行う無線通信に割り当てる。同様に、フレーム内の4つの受信タイムスロットのうち3つを移動局装置30との間で行う無線通信に割り当て、残りの1つを基地局装置20−2との間で行う無線通信に割り当てる。そして、これらを対応付けて、無線リソース対応テーブルに記憶させる。
具体的な例では、移動局装置30−3に割り当てた送信タイムスロット50と、基地局装置20−2との間で行う無線通信に割り当てた送信タイムスロット52の先頭1/3と、を対応付ける。また、移動局装置30−2に割り当てた送信タイムスロット51と、基地局装置20−2との間で行う無線通信に割り当てた送信タイムスロット52の中間1/3と、を対応付ける。さらに、移動局装置30−1に割り当てた送信タイムスロット53と、基地局装置20−2との間で行う無線通信に割り当てた送信タイムスロット52の末尾1/3と、を対応付ける。
そして、基地局装置20−1は、各移動局装置30から受信した通信データを、無線リソース対応テーブルに基づいて決定される無線リソースを使用して、基地局装置20−2に対し送信する。同様に、基地局装置20−2から受信された通信データを、受信された無線リソースに対応付けて記憶される移動局装置30に対して送信する。
なお、上述のように、一般には20フレームに1フレームの割合で制御チャネルが含まれており、本実施の形態では対基地局装置無線通信用にさらに1フレームの割合で制御チャネルが含まれるので、20フレームに2フレームの割合で制御チャネルが含まれる。上記例ではこの制御チャネル分を考慮せずに無線リソースの割当を決定しているが、実際には、無線リソース割当決定部25は、制御チャネルの割合に応じて、対基地局装置無線通信に割り当てる無線リソースを決定することが好適である。
具体的な例では、対基地局装置無線通信を行うタイムスロットを制御チャネルとして使用する場合には、変調方式の多重度により決定される通信レートが30kbpsであったとすると、実際には30×(20−2)/20=27kbpsとなる。無線リソース割当決定部25は、この値に基づいて対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定するようにする。
以上説明した処理を、基地局装置20の処理フローを参照しながら、再度より詳細に説明する。
図5は、回線切断基地局装置である基地局装置20−1と回線接続基地局装置である基地局装置20−2の処理フローを示す図である。同図に示すように、基地局装置20−1は回線切断を検出する(S1)と、まず対基地局装置無線通信の相手となる基地局装置20−2が送信している同期用信号(S10)に従い、基地局装置間の再同期処理を行う(S2)。
なお、基地局装置20−1は、基地局装置20−2との通信についてのみ、この再同期処理によって得られた同期タイミングでの通信を行い、移動局装置30との通信についてはそれまでの同期タイミングで通信を行うこととしてもよい。このようにする場合、基地局装置20−1は、対基地局装置無線通信と対移動局装置無線通信との間で同期タイミングにオフセット(ずれ)がある状態で、通信を行うことがあり得る。
再同期処理が完了すると、基地局装置20−1は、基地局装置20−2が制御チャネルの送受信(S11)に使用しているタイムスロットを検索し、該タイムスロットで基地局装置20−2の制御チャネルの送受信を開始する。そしてさらに、基地局装置20−2の制御チャネルを移動局装置30に対して中継する処理を開始する(S3)。
この場合において、基地局装置20−1の制御チャネルと基地局装置20−2の制御チャネルが同一タイムスロットを使用していたならば、基地局装置20−1は自装置の制御チャネルの送受信に使用するタイムスロットを変更することとし、制御チャネルにより移動局装置30に対して通知した後、タイムスロットの変更を行う。
移動局装置30から接続要求を受ける(S4)と、基地局装置20−1は対移動局装置無線通信の通信レートを取得する(S5)とともに、対基地局装置無線通信の無線状態を取得する(S6)。そして、これらに基づいて対基地局装置無線通信に対し無線リソースを割り当て(S7)、通信チャネルの中継を開始する(S8)。基地局装置20−2は、基地局装置20−1により中継された通信チャネルの送受信を行う(S12)。
以上説明したように、基地局装置20によれば、回線切断基地局装置のエリアに位置する移動局装置30が回線接続基地局装置を介してネットワークとの通信を行うことができるようにした移動体通信システム1において、無線リソースの効率的な利用を実現することができる。
本発明の実施の形態にかかる移動体通信システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる移動局装置が通信を開始する際のタイムスロットの使用例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態にかかる3つの移動局装置が通信を行う場合のタイムスロットの割当例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置の処理フローを示す図である。
符号の説明
1 移動体通信システム、10 交換機、20 基地局装置、21 無線通信部、22 変調方式制御部、23 通信レート取得部、24 無線状態取得部、25 無線リソース割当決定部、30 移動局装置。

Claims (5)

  1. 移動局装置との間で対移動局装置無線通信を、他の基地局装置との間で対基地局装置無線通信を、それぞれ行い、一方の無線通信により受信した通信データを他方の無線通信により送信する基地局装置であって、
    前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定する無線リソース割当決定手段、
    を含むことを特徴とする基地局装置。
  2. 請求項1に記載の基地局装置において、
    前記無線リソース割当決定手段は、ある移動局装置についての前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、該移動局装置について前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースの量を決定する、
    ことを特徴とする基地局装置。
  3. 請求項2に記載の基地局装置において、
    前記無線リソース割当決定手段は、当該基地局装置と通信を行う前記複数の移動局装置について前記対基地局装置無線通信に対し割り当てた無線リソースの合計量に応じて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定する、
    ことを特徴とする基地局装置。
  4. 請求項2又は3に記載の基地局装置において、
    前記他の基地局装置に対し、前記無線リソース割当決定手段により前記複数の移動局装置のそれぞれについて割り当てた無線リソースと、前記各移動局装置と、を対応付けるための情報を送信する送信手段、
    をさらに含むことを特徴とする基地局装置。
  5. 移動局装置との間で対移動局装置無線通信を、他の基地局装置との間で対基地局装置無線通信を、それぞれ行い、一方の無線通信により受信した通信データを他方の無線通信により送信することにより、基地局装置が移動局装置と他の基地局装置との間で行われる通信を中継する通信中継方法であって、
    前記対移動局装置無線通信の通信レートと、前記対基地局装置無線通信の無線状態と、に基づいて、前記対基地局装置無線通信に対し割り当てる無線リソースを決定することを特徴とする通信中継方法。
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