JP2007267174A - プロモーション映像作成装置および方法 - Google Patents

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善啓 大盛
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Abstract

【課題】録画した番組からプロモーション映像を作成するプロモーション映像作成装置を提供する。
【解決手段】プロモーション映像作成装置は、電子番組ガイド情報を記憶する電子番組ガイド記憶手段11と、テレビ番組映像を記憶する番組映像記憶手段12と、記憶された電子番組ガイド情報から検出対象文字情報を切り出す電子番組ガイド情報切り出し手段13と、切り出された検出対象文字情報に対応する映像(プロモーション映像候補)を番組映像記憶手段12に記憶されているテレビ番組映像から検出する番組映像検出手段14と、検出されたプロモーション映像候補からプロモーション映像とする映像(プロモーション映像パーツ)を選択し、それらに基づいてプロモーション映像情報を生成するプロモーション映像情報生成手段15とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子番組ガイド情報から切り出した文字情報に対応する映像を録画したテレビ番組映像から検出し、連結するプロモーション映像作成装置に関する。
近年、放送されたテレビ番組映像を録画する映像蓄積装置としてHDDレコーダーが広く用いられているが、膨大な録画したテレビ番組映像の中から視聴したい番組を探す手間が大変かかっている。また、テレビ番組映像とともに電子番組ガイドを記録し、録画したテレビ番組映像の電子番組ガイドの内容を視聴者に提示する方法が用いられているが、電子番組ガイドは番組の導入について文字情報だけで構成しているため視聴者がわかりにくい。映像を含めたテレビ番組映像を視聴者に通知する方法として、番組を提供する事業者が電子番組ガイドとともに番組のプロモーション映像を視聴者に送信する方法が知られている。例えば、特許文献1では、電子番組ガイドとプロモーション映像を組み合わせて、放送されている膨大な番組を検索している。しかしながら、プロモーション映像が番組提供事業者から放送されない場合、録画した番組のプロモーション映像が得られないという問題がある。
特開2005−130075号公報「テレビジョン装置」 特開平11−175718号公報「人物認識装置及び方法」 特開平11−184492号公報「話者認識装置及び方法」 特開平09−127981号公報「音声認識装置及び方法」 特開2001−285716号公報「テロップ情報処理装置及びテロップ情報表示装置」 特開2002−358090号公報「音声合成方法、音声合成装置及び記録媒体」 特開平08−340519号公報「情報抽出装置及び情報抽出機能付き文字放送受信装」 "Synchronized Multimedia Integration Language (SMIL 2.0) - [Second Edition]"、[online]、インターネット <URL:http://www.w3.org/TR/2005/REC-SMIL2-20050107/>
このように従来の方式では、録画された番組のプロモーション映像が得られないという問題がある。また、単に録画された番組の要約映像を作成しても番組の帰結となる重要な情報が含まれる可能性があるため、プロモーション映像としては適さないという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、録画した番組からプロモーション映像を作成するプロモーション映像作成装置および方法を提供することにある。
本発明によるプロモーション映像作成装置は、電子番組ガイド情報を記憶する電子番組ガイド情報記憶手段と、テレビ番組映像を記憶する番組映像記憶手段と、前記電子番組ガイド情報から検出対象となる文字情報(検出対象文字情報)を切り出す電子番組ガイド情報切り出し手段と、前記電子番組ガイド情報に対応する前記テレビ番組映像から前記検出対象文字情報に対応する映像(プロモーション映像候補)を検出する番組映像検出手段と、前記プロモーション映像候補からプロモーション映像とする映像(プロモーション映像パーツ)を選択し、前記プロモーション映像パーツに基づいてプロモーション映像情報を生成するプロモーション映像情報生成手段とを有することを特徴とする。
本発明によるプロモーション映像作成方法は、電子番組ガイド情報を記憶するステップと、テレビ番組映像を記憶するステップと、前記電子番組情報から検出対象となる文字情報(検出対象文字情報)を切り出すステップと、前記電子番組ガイド情報に対応する前記テレビ番組映像から前記検出対象文字情報に対応する映像(プロモーション映像候補)を検出するステップと、前記プロモーション映像候補からプロモーション映像とする映像を構成するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、プロモーション映像が放送されていない場合であっても録画した番組からプロモーション映像が作成される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第一実施形態]
本実施形態は、本発明に従うプロモーション映像作成装置の主要部に関している。図1は、本発明の第一実施形態に係るプロモーション映像作成装置の主要部のブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のプロモーション映像作成装置の主要部10は、電子番組ガイド記憶手段11、番組映像記憶手段12、電子番組ガイド情報切り出し手段13、番組映像検出手段14、プロモーション映像情報生成手段15から構成される。
電子番組ガイド記憶手段11は、取得した電子番組ガイド情報を記憶する。
番組映像記憶手段12は、取得したテレビ番組映像を記憶する。
電子番組ガイド情報切り出し手段13は、電子番組ガイド記憶手段11に記憶された電子番組ガイド情報から検出対象となる文字情報(検出対象文字情報)を切り出し、これを番組映像検出手段14に出力する。
番組映像検出手段14は、電子番組ガイド情報切り出し手段13から入力された検出対象文字情報に対応する映像(プロモーション映像候補)を番組映像記憶手段12に記憶されているテレビ番組映像から検出し、それらをプロモーション映像情報生成手段15に出力する。
プロモーション映像情報生成手段15は、番組映像検出手段14によって検出されたプロモーション映像候補からプロモーション映像とする映像(プロモーション映像パーツ)を選択し、選択したプロモーション映像パーツに基づいてプロモーション映像情報を生成する。ここで、プロモーション映像情報は、プロモーション映像の表示に必要な情報を意味する。プロモーション映像の表示に必要な情報は、例えば、プロモーション映像そのものであってもよい。あるいは、テレビ番組映像中のいくつかの部分を特定する情報(例えば位置と長さなど)であってもよい。
次に、図2を用いて本実施形態のプロモーション映像作成装置の動作について説明する。図2は、本実施形態におけるプロモーション映像作成装置のプロモーション映像作成動作を示すフローチャートである。
初めに、電子番組ガイド情報切り出し手段13は、電子番組ガイド記憶手段11から電子番組ガイド情報を取得し、取得した電子番組ガイド情報から検出対象文字情報を切り出す(S101)。番組映像検出手段14は、電子番組ガイド情報に対応するテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得し、電子番組ガイド情報切り出し手段13によって切り出された検出対象文字情報に対応する映像を取得したテレビ番組映像から検出する(S102)。プロモーション映像情報生成手段15は、番組映像検出手段14によって検出されたプロモーション映像候補からプロモーション映像パーツを選択し(S103)、さらに選択したプロモーション映像パーツに基づいてプロモーション映像情報を生成する(S104)。
[第二実施形態]
本実施形態は、第一実施形態の主要部10を含むプロモーション映像作成装置に関している。図3は、本発明の第二実施形態に係る具体的なプロモーション映像作成装置のブロック図である。
図3に示すように、本実施形態のプロモーション映像作成装置20は、第一実施形態の主要部10に加えて、電子番組ガイド取得手段17と番組映像取得手段18とプロモーション映像記憶手段21とプロモーション映像表示手段22と番組映像表示手段23とを有している。
電子番組ガイド取得手段17は、放送またはインターネットのテレビ番組サイトから電子番組ガイド情報を取得する。
番組映像取得手段18は、放送からテレビ番組映像を取得する。
本実施形態では、プロモーション映像情報生成手段15は、プロモーション映像情報として、番組映像検出手段14によって検出されたプロモーション映像候補から選択したプロモーション映像パーツを番組映像記憶手段12に記憶されているテレビ番組映像から切り出し、それらを連結して動画を形成し、これをプロモーション映像記憶手段21に出力する。プロモーション映像情報生成手段15によって形成された動画はそのままプロモーション映像となる。
プロモーション映像記憶手段21は、プロモーション映像情報生成手段15から入力される動画すなわちプロモーション映像を記憶する。
プロモーション映像表示手段22は、プロモーション映像記憶手段21に記憶されている動画すなわちプロモーション映像を表示する。
番組映像表示手段23は、プロモーション映像表示手段22が表示しているプロモーション映像の中からユーザが選択したプロモーション映像に対応するテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得して表示する。
プロモーション映像表示手段22は、プロモーション映像を表示する代わりに、番組一覧(サムネイルなど)を表示し、番組一覧中の各番組についてプロモーション映像表示とテレビ番組映像表示のいずれかをユーザが選択するようにしてしてもよい。プロモーション映像表示の選択に対しては、プロモーション映像表示手段22がその番組に対応するプロモーション映像をプロモーション映像記憶手段21から取得して表示する。またテレビ番組映像表示の選択に対しては、番組映像表示手段23がその番組に対応するテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得して表示する。
本実施形態のプロモーション映像作成装置20の具体的な動作を示すフローチャートを図4に示す。また、図4のフローチャートにおけるプロモーション映像作成処理(S204)の具体的な動作を示すフローチャートを図5Aと図5Bに示す。
図3に示すプロモーション映像作成装置20において、電子番組ガイド取得手段17は電子番組ガイド情報を、例えばデジタル放送の場合はSI情報から抽出して取得する。あるいはインターネットのテレビ番組サイトから取得してもよい。ユーザは、例えば番組を予約録画する際、録画したい番組に対応する電子番組ガイド情報を選択する。電子番組ガイド記憶手段11は、選択された電子番組ガイド情報すなわち予約録画された番組の電子番組ガイド情報に番組IDを付与し、それらを電子番組ガイド情報管理テーブルに対応づけて記憶する。図6に記憶した電子番組ガイド情報管理テーブル例を示す。
番組映像取得手段18は、放送されているテレビ番組映像の中から電子番組ガイド情報管理テーブルの電子番組ガイド情報に対応する未録画のテレビ番組映像を受信し、番組映像記憶手段12は、受信したテレビ番組映像を番組IDとともに番組映像管理テーブルに対応づけて記憶する(S201、S202、S203)。図7に記憶した番組映像管理テーブル例を示す。
電子番組ガイド情報切り出し手段13は、録画済のテレビ番組映像の電子番組ガイド情報を番組IDとともに電子番組ガイド記憶手段11から取得する(S301、S302、S303)。図8は、本実施形態における録画済の電子番組ガイド情報の例である。図9は、電子番組ガイド情報切り出し手段13が電子番組ガイド情報から切り出す検出対象文字情報の判定基準例である。電子番組ガイド情報切り出し手段13は、図9の判定基準に従って、電子番組ガイド情報の番組ジャンル情報に基づいて切り出す検出対象文字情報を決定する(S304、S305)。言い換えれば、電子番組ガイド情報切り出し手段13は電子番組ガイド情報の番組ジャンル情報に応じて切り出す検出対象文字情報を変更する。
電子番組ガイド情報切り出し手段13は、図8の電子番組ガイド情報の番組ジャンル情報が「ドラマ」であることから、図9に示されている切り出す検出対象文字情報の判定基準に従って、「出演者」と「台詞」についての検出対象文字情報を電子番組ガイド情報から検索して切り出す(S306、S307、S308、S309)。具体的には、電子番組ガイド情報切り出し手段13は、図10に示すように、出演者として「佐藤美咲」と「佐藤淳史」と「工藤理沙」を電子番組ガイド情報から検索して切り出し、また台詞として台詞分割記号“「」”で区切られている「誰かにかもられている気がする」を電子番組ガイド情報から検索して切り出し、それらの切り出した検出対象文字情報を番組映像検出手段14に出力する。
番組映像検出手段14は、電子番組ガイド情報の番組IDに対応するテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得し(S310、S311、S312)、電子番組ガイド情報切り出し手段13によって切り出された検出対象文字情報に対応する映像すなわちプロモーション映像候補を検出する。具体的には、出演者である「佐藤美咲」と「佐藤淳史」と「工藤理沙」に関する映像を顔認識方法や話者認識方法を用いてテレビ番組映像から検出する(S313)。顔認識の方法については、特許文献2に掲載の顔認識方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。話者認識の方法については、特許文献3に掲載の話者認識方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。また、台詞である「誰かにかもられている気がする」に関する映像を音声認識方法により検出された台詞または文字放送検出方法により検出された台詞を用いてテレビ番組映像から検出する。音声認識方法については、特許文献4に掲載の音声認識方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。文字放送検出方法は、テレビ放送波に多重されている文字情報をキーワード検出や形態素解析を用いて切り出す方法であり、特許文献7に掲載の方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。
図11は、録画したテレビ番組映像における出演者と台詞の映像を検出した出現位置を示している。プロモーション映像情報生成手段15は、プロモーション映像として選択する出演者を選択する。このとき、選択する出演者は電子番組ガイド情報切り出し手段13で切り出した出演者情報の先頭から何人までと決めてもよい。本実施形態では、出演者として「佐藤美咲」と「佐藤淳史」を選択する。プロモーション映像情報生成手段15は、番組映像検出手段14によって検出された「佐藤美咲」と「佐藤淳史」の映像の中から適当な映像を選択して切り出す。例えば、図11に示されている映像のうち、「佐藤美咲」の映像A1,A2,A3,…の中から5秒以上映っている一番目の映像A1と、「佐藤淳史」の映像B1,B2,B3,…の中から5秒以上映っている一番目の映像B1をプロモーション映像とする映像すなわちプロモーション映像パーツとして選択して切り出す。プロモーション映像情報生成手段15はさらに、別のプロモーション映像パーツとして、台詞である「誰かにかもられている気がする」の映像Cをテレビ番組映像から切り出す(S314)。プロモーション映像情報生成手段15は、プロモーション映像パーツとして切り出した映像A1と映像B1と映像Cを連結して一つの動画すなわちプロモーション映像を作成する(S315)。
また、プロモーション映像情報生成手段15は、電子番組ガイド情報に説明されているあらすじの文字情報を切り出し、これをプロモーション映像にスーパーインポーズしたり、音声合成音としてプロモーション映像に合成したりしてもよい。音声合成の方法については、特許文献6に記載の音声合成方法など、テキストを音声合成する方法ならば既存のいかなる方法を用いてもよい。
プロモーション映像記憶手段21は、このようにプロモーション映像情報生成手段15によって作成されたプロモーション映像をプロモーション映像管理テーブルに対応づけて記憶する(S204、S205、S206、S315)。記憶したプロモーション映像管理テーブルの例を図12に示す。
プロモーション映像管理テーブルにプロモーション映像未作成の録画テレビ番組映像があれば、上述したプロモーション映像作成の動作を繰り返す(S207)。
また、電子番組ガイド情報管理テーブルに未録画のテレビ番組映像があれば、上述した一連のテレビ番組映像録画とプロモーション映像作成の動作を繰り返す(S208)。
プロモーション映像表示手段22はプロモーション映像記憶手段21に記憶されているプロモーション映像を表示する。
ユーザは表示されたプロモーション映像を視聴し、視聴したいテレビ番組映像を選択する。番組映像表示手段23はプロモーション映像管理テーブルを参照し、ユーザが選択したプロモーション映像に対応する番組IDのテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得して表示する。
[変形例]
これまでの説明ではプロモーション映像は動画で構成されているが、プロモーション映像はスライドショーで構成されてもよい。以下、プロモーション映像をスライドショーで構成する変形例について説明する。
本変形例では、プロモーション映像情報生成手段15は、プロモーション映像情報として、番組映像検出手段14によって検出されたプロモーション映像候補から選択したプロモーション映像パーツの中からこれを代表する代表静止画像をそれぞれ切り出し、それらをプロモーション映像記憶手段21に出力する。プロモーション映像記憶手段21は、プロモーション映像情報生成手段15から入力される代表静止画像を記憶する。プロモーション映像表示手段22は、プロモーション映像記憶手段21に記憶されている代表静止画像を連続的に表示する、つまりスライドショーとして表示する。
すなわち、本変形例では、プロモーション映像情報は、プロモーション映像パーツからそれぞれ切り出された代表静止画像であり、プロモーション映像情報は、それらの代表静止画像を連続的に表示するスライドショーである。
[第三実施形態]
本実施形態は、第一実施形態の主要部10を含む別のプロモーション映像作成装置に関している。図13は、本発明の第三実施形態に係る具体的なプロモーション映像作成装置のブロック図である。
図13に示すように、本実施形態のプロモーション映像作成装置30は、第一実施形態の主要部10に加えて、電子番組ガイド取得手段17と番組映像取得手段18とプロモーション映像情報記憶手段31とプロモーション映像表示手段32と番組映像表示手段33とを有している。
電子番組ガイド取得手段17は、放送またはインターネットのテレビ番組サイトから電子番組ガイド情報を取得する。
番組映像取得手段18は、放送からテレビ番組映像を取得する。
本実施形態では、プロモーション映像情報生成手段15は、プロモーション映像情報として、番組映像検出手段14によって検出されたプロモーション映像候補から選択したプロモーション映像パーツのテレビ番組映像中における位置情報を取得し、これをプロモーション映像情報記憶手段31に出力する。
プロモーション映像情報記憶手段31は、プロモーション映像情報生成手段15から入力されるプロモーション映像パーツの位置情報を記憶する。
プロモーション映像表示手段32は、プロモーション映像情報記憶手段31に記憶されているプロモーション映像パーツの位置情報に基づいて番組映像記憶手段12に記憶されているテレビ番組映像からプロモーション映像パーツを切り出し、それらを連続的に再生する。本実施形態では、このようにテレビ番組映像から切り出されて連続的に再生されるプロモーション映像パーツがプロモーション映像となる。
番組映像表示手段33は、プロモーション映像表示手段32が表示しているプロモーション映像の中からユーザが選択したプロモーション映像に対応するテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得して表示する。
本実施形態に係わるプロモーション映像作成装置の具体的な動作を表すフローチャート図4に示す。また、図4におけるプロモーション映像作成処理(S204)の具体的な動作を示すフローチャートを図14Aと図14Bに示す。
図13に示すプロモーション映像作成装置30において、電子番組ガイド取得手段17は電子番組ガイド情報を、例えばデジタル放送の場合はSI情報から抽出して取得する。あるいはインターネットのテレビ番組サイトから取得してもよい。ユーザは、例えば番組を予約録画する際、録画したい番組に対応する電子番組ガイド情報を選択する。電子番組ガイド記憶手段11は、選択された電子番組ガイド情報すなわち予約録画された番組の電子番組ガイド情報に番組IDを付与し、それらを電子番組情報管理テーブルに対応づけて記憶する。図6に記憶した電子番組ガイド情報管理テーブル例を示す。
番組映像取得手段18は、放送されているテレビ番組映像の中から電子番組ガイド情報管理テーブルの電子番組ガイド情報に対応する未録画のテレビ番組映像を受信し、番組映像記憶手段12は、受信したテレビ番組映像を番組IDとともに番組映像管理テーブルに対応づけて記憶する(S201、S202、S203)。図7に記憶した番組映像管理テーブル例を示す。
電子番組ガイド情報切り出し手段13は、録画済のテレビ番組映像の電子番組ガイド情報を番組IDとともに電子番組ガイド記憶手段11から取得する(S401、S402、S403)。図15は、本実施形態における録画済の電子番組ガイド情報の例である。図9は、電子番組ガイド情報切り出し手段13が電子番組ガイド情報から切り出す検出対象文字情報の判定基準例である。電子番組ガイド情報切り出し手段13は、図9の判定基準に従って、電子番組ガイド情報の番組ジャンル情報に基づいて切り出す検出対象文字情報を決定する(S404、S405)。言い換えれば、電子番組ガイド情報切り出し手段13は電子番組ガイド情報の番組ジャンル情報に応じて切り出す検出対象文字情報を変更する。
電子番組ガイド情報切り出し手段13は、図15の電子番組ガイド情報のタイトルに「動物」が含まれていることから、番組ジャンルが図9に示されている「動物関連番組」であると推定し、図9に示されている切り出す検出対象文字情報の判定基準に従って、「コーナー名」と「動物名」についての検出対象文字情報を電子番組ガイド情報から検索して切り出す(S406、S407、S408、S409)。具体的には、電子番組ガイド情報切り出し手段13は、図16に示すように、コーナー名としてコーナー分割記号“▽”で区切られている「おさかなさんが大阪湾で近代漁に挑戦」と「猫を飼いたい家族が飼育法を学ぶ」と「サルVSロボットザル!?」を検索して切り出し、また動物名として「猫」と「サル」を形態素解析による方法を用いて検索して切り出し、それらの切り出した検出対象文字情報を番組映像検出手段14に出力する。
番組映像検出手段14は、電子番組ガイド情報の番組IDに対応するテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得し(S410、S411、S412)、電子番組ガイド情報切り出し手段13によって切り出された検出対象文字情報に対応する映像すなわちプロモーション映像候補を検出する。具体的には、コーナー名である「おさかなさんが大阪湾で近代漁に挑戦」と「猫を飼いたい家族が飼育法を学ぶ」と「サルVSロボットザル!?」に対応する映像をテロップ認識を用いてテレビ番組映像から検出する(S413)。テロップ認識の方法については、特許文献5に掲載のテロップ認識方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。また、動物名である「猫」と「サル」に関する映像を音声認識方法により検出された動物名または文字放送検出方法により検出された動物名を用いてテレビ番組映像から検出する(S413)。音声認識方法については、第二実施形態と同様に、特許文献4に掲載の音声認識方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。文字放送検出方法についても、第二実施形態と同様に、特許文献7に掲載の方法など、既存のいかなる方法を用いてもよい。
図17は、録画したテレビ番組映像におけるコーナー名と動物名の映像を検出した出現位置を示している。プロモーション映像情報生成手段15は、番組映像検出手段14によって検出された図17に示されている映像(プロモーション映像候補)のうち、コーナー名である「おさかなさんが大阪湾で近代漁に挑戦」の映像Dと「猫を飼いたい家族が飼育法を学ぶ」の映像Eと「サルVSロボットザル!?」の映像Fの先頭から15秒間をプロモーション映像とする映像すなわちプロモーション映像パーツとして選択する(S414)。プロモーション映像情報生成手段15はさらに、別のプロモーション映像パーツとして、番組映像検出手段14によって検出された図17に示されている映像(プロモーション映像候補)のうち、動物名である「猫」に対応する映像G1,G2,G3,…の中から一番目の映像G1の前後5秒間と、「サル」に対応する映像H1,H2,H3,…の中から一番目の映像H1の前後5秒間を選択する(S414)。さらにプロモーション映像情報生成手段15は、映像Dと映像Eと映像Fと映像G1と映像H1の録画したテレビ番組映像における位置情報を取得し、それらをプロモーション映像情報記憶手段31に出力する(S415)。
プロモーション映像情報記憶手段31は、プロモーション映像情報生成手段15によって取得されたプロモーション映像情報をプロモーション映像情報管理テーブルに対応づけて記憶し、プロモーション映像位置情報をプロモーション映像位置情報管理テーブルに対応づけて記憶する(S204、S205、S206、S416)。図18に記憶したプロモーション映像管理テーブルの例を示す。図19にプロモーション映像位置情報管理テーブルの例を示す。図19では位置情報としてテレビ番組映像の先頭からの時刻を記憶しているが、フレーム番号など位置を特定する情報ならば他の情報を用いてもよい。
プロモーション映像管理テーブルにプロモーション映像未作成の録画テレビ番組映像があれば、上述したプロモーション映像作成の動作を繰り返す(S207)。
また、電子番組ガイド情報管理テーブルに未録画のテレビ番組映像があれば、上述した一連のテレビ番組映像録画とプロモーション映像作成の動作を繰り返す(S208)。
プロモーション映像表示手段32は番組映像記憶手段12からテレビ番組映像を取得し、プロモーション映像情報記憶手段31のプロモーション映像情報管理テーブルとプロモーション映像位置情報管理テーブルを参照し、プロモーション映像位置情報に該当する位置の映像(すなわちプロモーション映像パーツ)を取得し、それらを連続して表示する。
ユーザは表示されたプロモーション映像を視聴し、視聴したいテレビ番組映像を選択する。番組映像表示手段33はプロモーション映像情報管理テーブルを参照し、ユーザが選択したプロモーション映像に対応する番組IDのテレビ番組映像を番組映像記憶手段12から取得して表示する。
[変形例]
これまでの説明ではプロモーション映像は動画で構成されているが、プロモーション映像はスライドショーで構成されてもよい。以下、プロモーション映像をスライドショーで構成する変形例について説明する。
本変形例では、プロモーション映像情報生成手段15は、プロモーション映像情報として、番組映像検出手段14によって検出されたプロモーション映像候補から選択したプロモーション映像パーツの中からこれを代表する代表静止画像をそれぞれを選択し、選択した代表静止画像のテレビ番組映像中における位置情報を取得し、それらの位置情報をプロモーション映像情報記憶手段31に出力する。プロモーション映像情報記憶手段31は、プロモーション映像情報生成手段15から入力される代表静止画像の位置情報を記憶する。プロモーション映像表示手段32は、プロモーション映像情報記憶手段31に記憶されている代表静止画像の位置情報に基づいて番組映像記憶手段12に記憶されているテレビ番組映像から代表静止画を取得し、それらを連続的に表示する、つまりスライドショーとして表示する。
すなわち、本変形例では、プロモーション映像情報は、プロモーション映像パーツからそれぞれ切り出された代表静止画像の位置情報であり、プロモーション映像情報は、それらの代表静止画像を連続的に表示するスライドショーである。
なお、本実施形態では、プロモーション映像位置情報を独自のプロモーション映像位置情報テーブルとして記憶しているが、非特許文献1にて定義されたSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)またはそれに類するマルチメディア記述言語で表現し出力してもよい。この場合、テレビ番組映像の再生に関してはSMIL対応の映像再生装置を利用することができる。
これまでに説明した本発明の実施形態によると、膨大な録画したテレビ番組の中からプロモーション映像を視聴することにより、ユーザが視聴したい番組を探す手間を減らす。また、電子番組ガイドに含まれる文字情報はテレビ番組の内容とは関連あるが、帰結となる重要な情報ではないため、テレビ番組の導入となるプロモーション映像を作成することができる。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において構成要素を適宜変更して実施してよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第一実施形態に係わるプロモーション映像作成装置の主要部のブロック図である。 本発明の第一実施形態に係わるプロモーション映像装置の主要部のプロモーション映像作成の動作を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係わる具体的なプロモーション映像装置のブロック図である。 本発明の第二実施形態と第三実施形態に係わる具体的なプロモーション映像装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係わる具体的なプロモーション映像作成処理の動作の前半を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係わる具体的なプロモーション映像作成処理の動作の前半を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態と第三実施形態に係わる電子番組ガイド情報管理テーブル例を示している。 本発明の第二実施形態と第三実施形態に係わる番組映像管理テーブル例を示している。 本発明の第二実施形態に係る電子番組ガイド情報例を示している。 本発明の第二実施形態と第三実施形態に係る電子番組ガイド情報から切り出す検出対象文字情報の判定基準例を示している。 本発明の第二実施形態に係わる電子番組ガイド情報から切り出した検出対象文字情報例を示している。 本発明の第二実施形態に係わる録画したテレビ番組映像における出演者と台詞の映像を検出した出現位置例を示している。 本発明の第二実施形態に係わるプロモーション映像管理テーブル例を示している。 本発明の第三実施形態に係わる具体的なプロモーション映像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態に係わる具体的なプロモーション映像作成処理の動作の前半を示すフローチャート。 本発明の第三実施形態に係わる具体的なプロモーション映像作成処理の動作の後半を示すフローチャート。 本発明の第三実施形態に係る電子番組ガイド情報例を示している。 本発明の第三実施形態に係わる電子番組ガイド情報から切り出した検出対象文字情報例を示している。 本発明の第三実施形態に係わる録画したテレビ番組映像におけるコーナー名と動物名の映像を検出した出現位置例を示している。 本発明の第三実施形態に係わるプロモーション映像情報管理テーブル例を示している。 本発明の第三実施形態に係わるプロモーション映像情報位置管理テーブル例を示している。
符号の説明
10…プロモーション映像作成装置の基本構成、11…電子番組ガイド記憶手段、12…番組映像記憶手段、13…電子番組ガイド情報切り出し手段、14…番組映像検出手段、15…プロモーション映像情報生成手段、17…電子番組ガイド取得手段、18…番組映像取得手段、20…プロモーション映像作成装置、21…プロモーション映像記憶手段、22…プロモーション映像表示手段、23…番組映像表示手段、30…プロモーション映像作成装置、31…プロモーション映像情報記憶手段、32…プロモーション映像表示手段、33…番組映像表示手段。

Claims (11)

  1. 電子番組ガイド情報を記憶する電子番組ガイド情報記憶手段と、
    テレビ番組映像を記憶する番組映像記憶手段と、
    前記電子番組ガイド情報から検出対象となる文字情報である検出対象文字情報を切り出す電子番組ガイド情報切り出し手段と、
    前記電子番組ガイド情報に対応する前記テレビ番組映像から前記検出対象文字情報に対応する映像であるプロモーション映像候補を検出する番組映像検出手段と、
    前記プロモーション映像候補からプロモーション映像とする映像であるプロモーション映像パーツを選択し、前記プロモーション映像パーツに基づいてプロモーション映像情報を生成するプロモーション映像情報生成手段とを有することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  2. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、
    前記プロモーション映像情報生成手段は、前記プロモーション映像情報として、前記プロモーション映像パーツを前記テレビ番組映像から切り出し、それらを連結してプロモーション映像としての動画を形成し、
    プロモーション映像作成装置はさらに、前記動画を記憶するプロモーション映像記憶手段を有することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  3. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、
    前記プロモーション映像情報生成手段は、前記プロモーション映像情報として、前記プロモーション映像パーツの前記テレビ番組映像中における位置情報を取得し、
    プロモーション映像作成装置はさらに、
    前記プロモーション映像パーツの前記位置情報を記憶するプロモーション映像情報記憶手段と、
    前記プロモーション映像情報記憶手段に記憶されている前記プロモーション映像パーツの前記位置情報に基づいて前記テレビ番組映像から前記プロモーション映像パーツを取得し、それらを連続的に再生してなる動画をプロモーション映像として表示するプロモーション映像表示手段とを有することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  4. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、
    前記プロモーション映像情報生成手段は、前記プロモーション映像情報として、前記プロモーション映像パーツの中からこれを代表する代表静止画像を切り出し、
    プロモーション映像作成装置はさらに、
    前記代表動画を記憶するプロモーション映像記憶手段と、
    前記プロモーション映像記憶手段に記憶されている前記代表静止画を連続的に表示してなるスライドショーをプロモーション映像として表示するプロモーション映像表示手段とを有することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  5. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、
    前記プロモーション映像情報生成手段は、前記プロモーション映像情報として、前記プロモーション映像パーツの中からこれを代表する代表静止画像を選択し、前記代表静止画像の前記テレビ番組映像中における位置情報を取得し、
    プロモーション映像作成装置はさらに、
    前記代表静止画像の前記位置情報を記憶するプロモーション映像情報記憶手段と、
    前記プロモーション映像情報記憶手段に記憶されている前記代表静止画像の前記位置情報に基づいて前記テレビ番組映像から前記代表静止画像を取得し、それらを連続的に表示してなるスライドショーをプロモーション映像として表示するプロモーション映像表示手段とを有することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  6. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、前記検出対象文字情報は、台詞分割記号で括られた台詞、コーナー分割記号で区切られたコーナー名、出演者名、動物名や地名等の名詞、番組タイトル、番組副タイトル、番組ジャンル、あらすじのいずれか一つを少なくとも含むことを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  7. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、前記電子番組ガイド情報切り出し手段は、番組ジャンル情報に応じて前記検出対象文字情報を変更することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  8. 請求項1に記載のプロモーション映像作成装置において、前記番組映像検出手段は、音声認識による方法、テロップ認識による方法、顔認識による方法、話者認識による方法、文字放送検出による方法の少なくとも一つを用いることを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  9. 請求項2に記載のプロモーション映像作成装置において、前記プロモーション映像情報生成手段は、前記電子番組ガイド情報の文字情報をプロモーション映像にスーパーインポーズすることを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  10. 請求項2に記載のプロモーション映像作成装置において、前記プロモーション映像情報生成手段は、前記電子番組ガイド情報の文字情報を音声合成音としてプロモーション映像に合成することを特徴とするプロモーション映像作成装置。
  11. 電子番組ガイド情報を記憶するステップと、
    テレビ番組映像を記憶するステップと、
    前記電子番組情報から検出対象となる文字情報(検出対象文字情報)を切り出すステップと、
    前記電子番組ガイド情報に対応する前記テレビ番組映像から前記検出対象文字情報に対応する映像(プロモーション映像候補)を検出するステップと、
    前記プロモーション映像候補からプロモーション映像とする映像を構成するステップとを有することを特徴とするプロモーション映像作成方法。
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