JP2007266693A - Simカード対応携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の携帯端末装置に複数のSIMカードを装着し、責任分解点の明確化、コールバック機能への対応および複雑な網機能による処理や煩雑な他事業者への変更手続き低減を実現でき、制御上、2台の電話機の存在と全く変わらなくして運用できるSIMカード対応携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置に2枚以上のSIMカード2を収容するSIMカード対応携帯端末装置1Aにおいて、端末装置本体3の裏面側に、電源用電池5を収納する凹所6aからなる電池保持部6を設け、その電池保持部6の底面部6bに、それぞれのSIMカード2を該底面部6bに沿う同一平面内に並べて収容する2つの窪み7を設け、各SIMカード2を各窪み7にホルダ部材10に装着して収容した状態で、電池保持部6の凹所6aに、各SIMカード2を覆って電源用電池5を収納する。
【選択図】図1

Description

本発明は複数のSIM(Subscriber Information Module)カードに対応できる携帯電話機などのSIMカード対応携帯端末装置に関する。
従来、1台の電話に複数の番号を登録する複数電話サービスとして、以下の種々の例がある。
第1の例としては、米国AT&T社(米国電信電話会社)とMotorola(モトローラ)社開発のアナログ携帯電話方式のAMPS(Advanced Mobile Phone Service)の「MultiNUM」サービスがあった。
このサービスは、米国内の地域ごとに割拠するローカルのオペレータがその地域の独自の加入契約を施行しているため、米国内を出張などで移動するビジネスマンが複数の電話機を持たなくても、携帯電話機を利用できるように実施されたサービスである。
具体的には、携帯電話機に複数の無線IDを焼き込み、あたかも一台の電話機を複数の端末であるかのように制御するものである。
第2の例としては、現在、日本において株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが行っている「ナンバープラス」サービスがある。このサービスは、基本の番号の他、副番号を端末装置に持たせるが、副番号からは発信できないようになっている。
第3の例としては、英国やオランダ等の多くの国において、副番号で発着信する際IN方式またはルーティング方式(転送電話)を用いたサービスが行われている。例えば、総務省において、「移動体番号ポータビリティ(Mobile Number Portability)に関する検討」が報告されている(非特許文献1)。この報告では、移動体番号ポータビリティ(携帯電話事業者を変更しても番号が変わらない仕組みのこと:Mobile Number Portability(MNP))を実現するための方式には、転送方式、IN(データベース)方式、及び、リダイレクション方式が考えられるとされている。
上記と同様の方式で上記株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが行っているFOMA(登録商標)「マルチナンバー」サービスが提供されるようになった。これは、着信時に、自分が利用しているどの番号に着信したかが分かるように、画面に相手がかけた自分の電話番号が表示される。「マルチナンバー」サービスの点は、同社からインターネットにおいて発表されている(非特許文献2)。また、この点に関して、インプレス株式会社のケータイwatchのホームページにおいて、「FOMAに2つの電話番号を追加できるマルチナンバー」のニュースで紹介している(非特許文献3)。
また、かなり古くからGSM方式の電話において、SIMカードが加入者の契約IDとして使われており、一つのSIMカードは、一つのIDを持ち加入契約と一対一の関係になっている。周知のように、SIMカードとは、Subscriber Identify Module(加入者識別モジュール)の略で、GSM(Global System for Mobile Communications)サービスに加入すると発行され、GSM方式の電話機にセットして使用する。SIMカードには加入者や電話会社の情報が記録されており、GSM方式の電話機はこのSIMカードをセットして初めて使用できるという仕組みになっている。
さらに、端末装置に一枚のSIMカードのみを収容し、端末装置もカードと一体で特定されているのが通常の方法である。
なお、携帯電話に関する技術であって、複数の電話番号を使用可能にする技術が特開平10-290294公報(特許文献1)や特開2003−189013号公報(特許文献2)によって開示される。
また、携帯電話に関して加入者識別情報を記憶するICカードの接続器(コネクタ)に関する技術が特開2000−48879号公報(特許文献3)に開示されている。
また、端末装置に1つの符号分割多元接続(CDMA)モジュールと1つの時分割多元接続(TDMA)モジュールとを重ねて搭載する技術(適合可能な無線電話装置)が特開平8−79344号公報(特許文献4)に開示されている。
しかしながら、前記第1の例においては、電話機個体に副番号を焼き付けて、複数のオペレータが管理の権責を有することになるので、故障やソフトバグによる料金徴収に関わるトラブルがあったときには、切り分けの責任分解点が不明確で解決が困難であった(第1の問題点)。
また、前記第2の例においては、副番号では発信できないので、着信があって応答できなかったときに、その場でコールバック(送信先への返信)することができない(第2の問題点)。
また、第3の例においては、INあるいはルーティング方式では、付加番号に着信があったとき、その番号が属する携帯電話事業者の電話網機能によって付加番号への着信を主番号電話機に着信させるように制御する必要があり、処理が複雑となる。
さらに、付加番号がINあるいはルーティング方式でサービスされることから、他の事業者に契約変更するときや他の移動機のハードウェアへの買い換え時には、煩雑な事務手続きが必要になる(非特許文献3の「26543html」参照)(第3の問題点)。
従来のGSMで使用されているSIMカードは、電話機ハードウェアと契約や料金に関わるSIMカードが明確に切り分けているので、第1の例のようなトラブルを避けられるが、1つの番号しかあつかえない不便さがある(第4の問題点)。
特開平10−290294号 特開2003−189013号 特開2000−48879号 特開平08−79344号 http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/pdf/030918#3#sa1.pdf 総務省で平成14年1月にまとめられた「情報通信新時代のビジネスモデルと競争環境整備の在り方に関する研究会」の「ゲートウェイのオープン化による」SP接続の円滑化など提言を受けて開催された「携帯電話のポータビリティに関する勉強会」の報告書(2003年9月18日付け) http://www.nttdocomo.co.jp/info/news#release/page/20051019#2.html 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモがインターネット上で発行した「マルチナンバーの概要(予定)」報道発表資料(2005年10月19日付け) http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news#toppage/26171.html http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news#toppage/26543.html 株式会社Impress WatchのケータイWatch編集部がインターネット上で発行したケータイWatchニュース2005年10月19日付け「FOMAに2つの電話番号を追加できる『マルチナンバー』」記事
本発明は、上記従来の問題点を解消するために成されたものであって、1台の携帯端末装置に複数のSIMカードを装着して、責任分解点の明確化、コールバック機能への対応および複雑な網機能による処理や煩雑な他事業者への変更手続き低減を実現することができると共に、事業者から見た制御上、2台の電話機が存在することと全く変わらないので運用は従来のシステムを変更せずに扱うことができるSIMカード対応携帯端末装置を提供しようとするものである。
本発明はSIMカード対応携帯端末装置に係り、携帯端末装置に2枚以上のSIMカードを収容するSIMカード対応携帯端末装置であって、しかもその目的を達成する際に、電話機端末の厚み等外観を著しく悪化することをさける構造を有する。
すなわち、端末装置本体に電源用電池を収納する凹所からなる電池保持部を設け、電池保持部の底面部に、それぞれのSIMカードを該底面部に沿う同一平面内に並べて収容する2以上の窪みを設け、各SIMカードを各窪みに収容した状態で、電池保持部の凹所に、前記各SIMカードを覆って電源用電池を収納するようにしたことを特徴とするものである。
本発明においては、窪みの底部にSIMカード信号伝達用の電極を設け、窪みの一隅に設けたヒンジを中心に揺動することによって該窪みに出入りするホルダ部材であって、そのホルダ部材の幅方向両側にSIMカードをその幅方向両端から挟持するガイド構造を形成し、このガイド構造によってSIMカードを挟持した状態で前記ホルダ部材を窪み内に入れ、かつ、前記電源用電池を電池保持部の凹所内に収納した際に、前記電池保持部の底面部に向かう電源用電池の対向面によって押圧してSIMカードを前記電極に接触させるようにしたものにできる。
また、本発明においては、各窪みの底部にSIMカード信号伝達用の電極を設け、各窪みの幅方向両側に、SIMカードをその幅方向両端から挟持しかつ窪み底部方向に押圧するガイド構造を形成し、各窪みのガイド構造の入り側部を斜面にしかつ、SIMカード係止用の弁状の弾性片構造を形成し、前記窪みの斜面に沿わせてSIMカードを前記ガイド構造に挿入して、SIMカードを窪み内に入れてガイド構造に挟持させ、ガイド構造によってSIMカードを窪み底部方向に押圧することによってSIMカードを前記電極に接触させるようにしたものにできる。
また、本発明においては、電池保持部の底面部の窪みの他に、電池保持部に収納する電源用電池と同一平面にSIMカードを収容可能な少なくとも一つの第2の窪みを設け、上記電源用電池の平面積が収容しようとする2枚以上のSIMカードの総平面積よりも大きくない場合には、少なくとも一つのSIMカードを第2の窪みに配置して電池保持部に収納する電源用電池と同一平面内にSIMカードを収納するようにしたものにできる。
本発明のSIMカード対応携帯端末装置によれば、電池保持部の底面部に、それぞれのSIMカードを該底面部に沿う同一平面内に並べて収容する2以上の窪みを設け、各SIMカードを各窪みに収容した状態で、電池保持部の凹所に、前記各SIMカードを覆って電源用電池を収納するようにしたので、各窪みに2枚以上のSIMカードを同一平面内に並べて配置して、そのSIMカード上に電源用電池を収容できる。
したがって、携帯端末装置の積極的な薄型化を図ることが実現することができる。
この本発明の構造は、現行の携帯電話機等の1枚のみのSIMカードを実装する携帯端末装置に採用して2枚以上実装できるようにするのも有効な構造となる。
本発明によれば、ユーザ(使用者)は、複数のSIMカードを1台の携帯端末装置に装着して複数番号を使用できるようになるので、ビジネスとプライベートなど複数の番号毎に携帯端末装置を持ち歩く必要が無くなり、利便性が向上する。
2以上のSIMカードの番号毎に課金等を独立に管理でき、責任分解点を明確でき、混同することなく管理できる。
番号ポータビリティによりビジネス用電話機等の携帯端末装置に、他の事業者に所属していたプライベートな番号を追加移動できるので、2番号に対して移動機の使用者が同一の場合には、割引制度を適用することにより、他の事業者に属している顧客をビジネス用途の番号を契約している事業者が獲得することも可能となる。
仮に2番号が異なる事業者に所属する番号であっても、使用する携帯端末装置のハードウェアにかかわらずに独立に管理できるので、論理的に2台の電話機であるかのように使用できる。
また、事業者による顧客のへの請求手続きにおいて請求書の複数番号一本化なども可能となるため、通信料金の低価格化の可能性も生じる。
なお、本発明において、SIMカードの挿入構造として、窪みの一隅に設けたヒンジによって該窪み内に出入りするホルダ部材にガイド構造を設けてこのガイド構造により、SIMカードを挟持し、SIMカードの挟持状態でホルダ部材を窪み内に入れて、電源用電池を電池保持部の凹所内への収納することによって、SIMカードを電極に接触させる際の接触圧を保ちながらSIMカードを保持できる。
また、各窪みの幅方向両側のガイド構造に挿入して、ガイド構造によってSIMカードをその幅方向両端から挟持しかつ窪み底部方向に押圧する。この場合、各窪みのガイド構造の入り側部を斜面に沿って、弁状の弾性片構造を押し下げながら挿入し挿入後に弾性片構造が復帰してSIMカードを係止するので、窪みに装着したSIMカードを弾性片構造によって装着状態に確実に固定できる。また、ガイド構造によってSIMカードを窪み底部方向に押圧することによってSIMカードを前記電極に接触させるので、SIMカードに確実に信号が伝達するという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明のSIMカード対応携帯端末装置を携帯電話機に実施した形態の第1の例(以下「実施形態1」という)の説明図である。
図1(a)は実施形態1に係る携帯端末装置1Aの外観説明図、(b)は携帯端末装置1Aの裏面側のSIMカード2および電源用電池5の装着状態説明図、図2は電池保持部6の凹所6aの窪みに設けたホルダ部材10にSIMカード2を挟持させる状態の説明図、図3は電池保持部6の底面部6bに向かう電源用電池の対向面によって押圧してSIMカード2を前記電極に接触させる状態の説明図である。図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
図1〜図3に示すように、実施形態1は、携帯端末装置に2枚(3枚以上でもよい)のSIMカード2を収容するSIMカード対応携帯端末装置1Aである。SIMカード2は、電話会社および加入者の情報が記憶されており、表面にSIMカード2の電話会社名や型式が表示され、裏面に内部記憶情報を送出用の端子が形成されている(周知のため図示省略)。
実施形態1に係る携帯端末装置1Aは、図1(a)に示すように、内部に通話情報や画像情報等の電話処理機能を実現するCPU(中央処理ユニット),ROM(Read Only Memory),およびRAM(Radom access Memory)が内蔵され、表面側に操作ボタン類が、また、裏面側にデジタルカメラが設けられた端末装置本体3と、その端末装置本体3に対して一定角度範囲で揺動するようにヒンジ9結合され、本体対向面側に表示用のディスプレイ(液晶表示装置:LCD)4aが設けられた表示部4とを有している。
このSIMカード対応携帯端末装置1Aは、端末装置本体3の裏面側に、電源用電池(該略矩形の厚板構造を呈している)5を収納する凹所(電源用電池の外形と同様の内周形状を呈している)6aからなる電池保持部6を設け、その電池保持部6の底面部6bに、それぞれのSIMカード2を該底面部6bに沿う同一平面内に並べて収容する2つの窪み7を設け、各SIMカード2を各窪み7に収容した状態で、電池保持部6の凹所6aに、前記各SIMカード2を覆って電源用電池5を収納するようにしたものである。
図1〜図2に示すように、電源用電池5は、平面視概略矩形を呈し、一短辺に電極5aが設けられ、電池保持部6凹所6aに収納状態でそこの突出端子6cに接触して電力を伝達するようになっている。
電池保持部6は電源用電池5を収納状態等で、端末装置本体3の裏面側が着脱自在な蓋部材3aによって覆われるようになっている。
各窪み7は、SIMカード2の外周に沿いかつその収容するSIMカードより縦・横・深さ等の寸法が0・5〜1.5mm程度大きい内周形状に形成されている。
ホルダ部材10は、窪み7の底部7aにSIMカード2信号伝達用の電極8を設け、窪み7の一隅に設けたヒンジ9を中心に揺動することによって該窪み7に出入りするホルダ部材10であって、そのホルダ部材10の幅方向両側にSIMカード2をその幅方向両端から挟持するガイド構造11を形成している。
また、ホルダ部材10は、長さ方向に断面視して横長の異形C字形状を呈した金属材、樹脂材またはその混合材からなり、幅方向両端にコ字状に折り返して曲げたガイド構造11を形成している。
このガイド構造11によってSIMカード2を挟持した状態で前記ホルダ部材10を窪み7内に入れ、かつ、前記電源用電池5を電池保持部6の凹所6a内に収納した際に、前記電池保持部6の底面部6bに向かう電源用電池5の対向面によって押圧することによってSIMカード2を前記電極8に接触させるようにしたものである。
このホルダ部材10や電極8の構造には、特許文献3で記述された構造を採用できる。
次に、上記した実施の形態の作用・効果を説明する。
図2に示すように、実施形態1に係る携帯端末装置において、ユーザは、携帯端末装置1Aの2つのホルダ部材10をヒンジ9中心に回転させて起こし、それぞれのホルダ部材10に2枚のSIMカード2のそれぞれをホルダ部材10の長さ方向端部から挿入する。各ホルダ部材10は、このSIMカード2を該ホルダ部材10の幅方向両側のガイド構造11によって挟み付けて支持(挟持)する。この場合に、ガイド構造11の断面コ字形状を呈した間隙11aにSIMカード2を挿入して、ホルダ部材10の厚さ方向に移動を規制しながら挿入を進め、奥側端につきあたった状態でホルダ部材10を窪み7方向に押し圧して回転させる。
その後、電源用電池5を、電池保持部6の凹所6a内にはめ込んで収納し、図示しないロック機構等によって固定する。この固定した電源用電池5によってSIMカード2を底部7a方向に押しつけてSIMカード2を電極8に接触させる。
実施形態1に係るSIMカード対応携帯端末装置1Aによれば、電池保持部6の底面部6bに、それぞれのSIMカード2を該底面部6bに沿う同一平面内に並べて収容する2以上の窪み7を設け、各SIMカード2を各窪み7に収容した状態で、電池保持部6の凹所6aに、前記各SIMカード2を覆って電源用電池5を収納するようにしたので、各窪み7に2枚以上のSIMカード2を同一平面内に並べて配置して、そのSIMカード2上に電源用電池5を収容できる。
したがって、携帯端末装置1Aの積極的な薄型化を図ることが実現することができる。
この実施形態1の構造は、現行の携帯電話機等の1枚のみのSIMカード2を実装する携帯端末装置1Aに採用して2枚以上実装できるようにするのも有効な構造となる。
次に、本発明の実施形態2に係るSIMカード対応携帯端末装置について説明する。
図4は、実施形態2に係る携帯端末装置1Bの裏面側のSIMカード2および電源用電池5の装着状態説明図、図5は電池保持部6の凹所6aの窪み7の詳細な構造の説明図、図6(a)は窪み7に設けたガイド構造11にSIMカード2を挟持させている状態の説明図、図(b)はガイド構造11よってSIMカード2を挟持して前記電極8に接触させる状態の説明図である。図1〜図3のSIM対応携帯端末装置の実施形態1と同様部分に同一の符号を付している。
図4〜図6に示すように、実施形態2に係る携帯端末装置1Bでは、電池保持部6の凹所6aの底面部6bに、それぞれのSIMカード2を該底面部6bに沿う同一平面内に並べて収容する2以上の窪み7を設けており、各窪み7の底部7aにSIMカード信号伝達用の電極8を設けている。
なお、図5,6の構造の場合に、電池保持部6の底面部6bの窪み7の他に、電池保持部6に収納する電源用電池5と同一平面にSIMカード2を収容可能な一つ(それ以上設けることができる)の第2の窪みを設けることができる。仮に電源用電池5の大きさがさほど大きくないものであって、その電源用電池5によっては、平面視で2枚以上のSIMカード2を覆えない場合には、SIM収容部である窪みの1以上を電池保持部6の下部ではなく、横(同一平面内)に配置することも可能である。電源用電池5とSIMカード2を並べて電池保持部6の凹所6a内に配列して収納する。この場合には、厳密に厚みが増加せずにSIMカードと電池のコンパクトな収納という目的を達成することができる。
また、各窪み7の幅方向両側に、SIMカード2をその幅方向両端から挟持しかつ窪み7底部7a方向に押圧するガイド構造11を形成する。
各窪み7のガイド構造11の入り側部を斜面13にしかつ、SIMカード2係止用の弁状の弾性片構造12を形成しており、前記窪み7の斜面13に沿わせてSIMカード2を前記ガイド構造11に挿入して、SIMカード2を窪み7内に入れてガイド構造11に挟持させ、ガイド構造11によってSIMカード2を窪み7底部7a方向に押圧することによってSIMカード2を前記電極8に接触させるようになっている。
窪み7は、端末装置本体3の裏面方向から概略矩形を呈して、凹所6aの長さ方向に沿って矩形構造を呈している。ガイド構造11は、平坦な片状金具が窪み7の上端(凹所6aの底面部6bとほぼ面一)から窪み7幅方向に突出して設けられている。
実施形態2によれば、図4〜図6に示すように、各SIMカード2を各窪み7の幅方向両側のガイド構造11に挿入して、そのガイド構造11によってSIMカード2をその幅方向両端から挟持しかつ窪み7底部7a方向に押圧する。
この場合、各窪み7のガイド構造11の入り側部の斜面13に沿って、弁状の弾性片構造12を押し下げながら挿入し挿入後に弾性片構造12が復帰してSIMカード2を係止するので、窪み7に装着したSIMカード2を弾性片構造12によって装着状態に確実に固定できる。
また、ガイド構造11によってSIMカード2を窪み7底部7a方向に押圧することによってSIMカード2を前記電極8に接触させるので、SIMカード2に各実に信号が伝達する。
以上説明した、実施形態1〜2に係るSIMカード対応携帯端末装置1A,1Bによれば、ユーザ(使用者)は、複数のSIMカード2を1台の携帯端末装置1A、1Bに装着して複数番号を使用できるようになるので、ビジネスとプライベートなど複数の番号毎に携帯端末装置を持ち歩く必要が無くなり、利便性が向上する。
しかも、これらの構造を採用することにより、SIMカードを複数枚にしたにもかかわらず、電話機の厚みなど、外観を著しく悪化させることなく実現することができる。
SIMカード2の番号毎に課金等を独立に管理でき、混同することなく管理できる。
番号ポータビリティによりビジネス用電話機等の携帯端末装置に、他の事業者に所属していたプライベートな番号を追加移動できるので、2番号に対して移動機の使用者が同一の場合には、割引制度を適用することにより、他の事業者に属している顧客をビジネス用途の番号を契約している事業者が獲得することも可能となる。
仮に2番号が異なる事業者に所属する番号であっても、使用する携帯端末装置のハードウェアにかかわらずに独立に管理できるので、論理的に2台の電話機であるかのように使用できる。
また、事業者による顧客のへの請求手続きにおいて請求書の複数番号一本化なども可能となるため、通信料金の低価格化の可能性も生じる。
なお、SIMカード2の挿入構造として、窪み7の一隅に設けたヒンジ9によって該窪み7内に出入りするホルダ部材10にガイド構造11を設けてこのガイド構造11により、SIMカード2を挟持し、SIMカード2の挟持状態でホルダ部材10を窪み7内に入れて、電源用電池5の電池保持部6の凹所6a内への収納によってSIMカード2を電極8に接触させることによって接触圧を保ちながらSIMカード2を保持する。
また、SIMカード2が1枚のみ挿入されている時は、従来の携帯端末装置と同様に1番号の携帯端末装置として動作させることができ。また、2つの番号に対して、別の契約者が契約を結ぶことでき、その場合、携帯端末装置の使用者が同一の場合には、割引制度を適用して顧客獲得促進を行うこともできる。
また、1枚のSIMカード2の番号が会社などの複数の使用者に共通の契約者の場合、一枚のSIMカード2をグループメンバーが外出するとき等に、外出者の所有する移動機に出がけに装着して外出すれば、そのグループで一枚のSIMカード2を共用することができる。その場合、共用する法のSIMカード2には、グループ共通の電話機等を登録することが可能となる。
尚、本発明のSIMカード対応携帯端末装置は、上記した実施の形態等の携帯型電話機に限定されるものではなく、情報端末装置に実施するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のSIMカード対応携帯端末装置を携帯電話機に実施した形態の第1の例である実施形態1の説明図であって、(a)は実施形態1に係る携帯端末装置の外観説明図、(b)は携帯端末装置の裏面側のSIMカードおよび電源用電池の装着状態説明図である。 電池保持部の凹所の窪みに設けたホルダ部材にSIMカードを挟持させる状態の説明図である。 電池保持部の底面に向かう電源用電池の対向面によって押圧してSIMカードを前記電極に接触させる状態の説明図である。 本発明の実施形態2に係る携帯端末装置の裏面側のSIMカードおよび電源用電池の装着状態説明図である。 電池保持部の凹所の窪みの詳細な構造の説明図である。 (a)は窪みに設けたガイド構造にSIMカードを挟持させている状態の説明図、(b)はガイド構造よってSIMカードを挟持して前記電極に接触させる状態の説明図である。
符号の説明
1A カード対応携帯端末装置
1B カード対応携帯端末装置
2 SIMカード
3 端末装置本体
4 表示部
5 電源用電池
6 電池保持部
6a 電池保持部の凹所
6b 凹所の底面部
7 窪み
7a 凹みの底部
8 電極
9 ヒンジ
10 ホルダ部材
11 ガイド構造
11a ガイド構造の間隙
12 弾性片構造
13 斜面

Claims (5)

  1. 携帯端末装置に2枚以上のSIMカードを収容するSIMカード対応携帯端末装置。
  2. 端末装置本体に電源用電池を収納する凹所からなる電池保持部を設け、
    電池保持部の底面部に、それぞれのSIMカードを該底面部に沿う同一平面内に並べて収容する2以上の窪みを設け、
    各SIMカードを各窪みに収容した状態で、電池保持部の凹所に、前記各SIMカードを覆って電源用電池を収納するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のSIMカード対応携帯端末装置。
  3. 窪みの底部にSIMカード信号伝達用の電極を設け、
    窪みの一隅に設けたヒンジを中心に揺動することによって該窪みに出入りするホルダ部材であって、
    そのホルダ部材の幅方向両側にSIMカードをその幅方向両端から挟持するガイド構造を形成し、
    このガイド構造によってSIMカードを挟持した状態で前記ホルダ部材を窪み内に入れ、かつ、前記電源用電池を電池保持部の凹所内に収納した際に、前記電池保持部の底面部に向かう電源用電池の対向面によって押圧してSIMカードを前記電極に接触させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のSIMカード対応携帯端末装置。
  4. 各窪みの底部にSIMカード信号伝達用の電極を設け、
    各窪みの幅方向両側に、SIMカードをその幅方向両端から挟持しかつ窪み底部方向に押圧するガイド構造を形成し、
    各窪みのガイド構造の入り側部を斜面にしかつ、SIMカード係止用の弁状の弾性片構造を形成し、
    前記窪みの斜面に沿わせてSIMカードを前記ガイド構造に挿入して、SIMカードを窪み内に入れてガイド構造に挟持させ、ガイド構造によってSIMカードを窪み底部方向に押圧することによってSIMカードを前記電極に接触させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のSIMカード対応携帯端末装置。
  5. 電池保持部の底面部の窪みの他に、電池保持部に収納する電源用電池と同一平面にSIMカードを収容可能な少なくとも一つの第2の窪みを設け、上記電源用電池の平面積が収容しようとする2枚以上のSIMカードの総平面積よりも大きくない場合には、少なくとも一つのSIMカードを第2の窪みに配置して電池保持部に収納する電源用電池と同一平面内にSIMカードを収納するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のSIMカード対応携帯端末装置。


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