JP2007266176A - 水蒸気使用で酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるリフロー炉。 - Google Patents
水蒸気使用で酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるリフロー炉。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 リフロー炉で窒素ガス(N2)を使用して、炉内の酸素濃度を減少(1000ppm以下)していたが、窒素ガス(N2)はランニングコストが高く、水蒸気を使用する事で、ランニングコストが窒素ガス(N2)を購入して使用時より 1/18 窒素発生器による窒素使用時には 1/3.3 となり、非常に経済的である。
【解決手段】 水タンク1′水蒸気発生装置33と飽和蒸気発生装置14で、飽和蒸気15を 従来の窒素ガス(N2)の替わりに使用する装置を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 水タンク1′水蒸気発生装置33と飽和蒸気発生装置14で、飽和蒸気15を 従来の窒素ガス(N2)の替わりに使用する装置を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子部品をプリント基板にクリーム半田を塗布して半田付けする際に使用するリフロー炉の酸素濃度を減少(1000ppm)させる装置に関する。
窒素ガス(N2)使用のリフロー炉は、窒素ガス(N2)により炉内の酸素濃度を減少させ、電子部品を装着した基板に半田ペーストを塗布し、炉内でプリント基板を加熱する事により電子部品とプリント基板を半田付けするものである。
この時酸素の減少(1000ppm以下)は、リフローする事で加熱による基板の表面の酸化を抑制し、濡れ性を確保することが知られている。
この時酸素の減少(1000ppm以下)は、リフローする事で加熱による基板の表面の酸化を抑制し、濡れ性を確保することが知られている。
従来型の窒素ガス(N2)使用のリフロー炉においては、窒素ガス(N2)のランニングコストが高くなることが1番の課題であった。窒素ガス(N2)の購入価格が、100kgで約20,000円です。熱炉7ゾーンで窒素ガス(N2)を使い、24時間稼動したら窒素ガス(N2)を約360kg使用し、コストが14,400円となり 1ヶ月で 432,000円となる。
また、空気中から窒素を取り出す窒素発生器もありますが購入価格が1000万円位で、その発生機の毎日の電気代が約15,000円で、1ヶ月で300,000円となります。
この課題を解決する為に、窒素ガス(N2)の替わりに水蒸気を使用して、炉内の酸素濃度を減少(1000ppm以下)させる装置を提供する事にある。
また、空気中から窒素を取り出す窒素発生器もありますが購入価格が1000万円位で、その発生機の毎日の電気代が約15,000円で、1ヶ月で300,000円となります。
この課題を解決する為に、窒素ガス(N2)の替わりに水蒸気を使用して、炉内の酸素濃度を減少(1000ppm以下)させる装置を提供する事にある。
前記目的を達成する為の手段として、蒸気発生装置からの蒸気(100℃)をさらに加熱して、高温蒸気(飽和蒸気/300℃)にする加熱装置とリフロー炉の各ゾーンへの注入口から構成されている。
上記構成を採用する事により、本発明では次の効果が得られる。
酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるには、従来は各ゾーンの炉内に窒素ガス(N2)を注入して酸素濃度を減少させていたが、その窒素ガス(N2)はランニングコストが高く発明が解決しようとする課題(0002)に記したような金額である。
本発明の上記と同条件の使用であったら、本発明使用時の電気代が1日24時間稼動で約5000円、1ヶ月に 100,000円である。(0003)の窒素ガス(N2)の購入、窒素発生器の購入、そして、水蒸気の使用、この3つを5年間 週5日 1日24時間稼動した時のランニングコストの比較では、窒素ガス(N2)購入の場合とでは 1/4.32 水蒸気の方が コストが安く、窒素発生器の場合とでは1/3.3で、水蒸気使用の方が コストが安くなり、経済的効果が増大である。
酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるには、従来は各ゾーンの炉内に窒素ガス(N2)を注入して酸素濃度を減少させていたが、その窒素ガス(N2)はランニングコストが高く発明が解決しようとする課題(0002)に記したような金額である。
本発明の上記と同条件の使用であったら、本発明使用時の電気代が1日24時間稼動で約5000円、1ヶ月に 100,000円である。(0003)の窒素ガス(N2)の購入、窒素発生器の購入、そして、水蒸気の使用、この3つを5年間 週5日 1日24時間稼動した時のランニングコストの比較では、窒素ガス(N2)購入の場合とでは 1/4.32 水蒸気の方が コストが安く、窒素発生器の場合とでは1/3.3で、水蒸気使用の方が コストが安くなり、経済的効果が増大である。
以下、図面に基づいて本発明の水蒸気使用で酸素濃度を減少(1000ppm以下)させる形態を説明する。
図1は、水蒸気及び飽和蒸気発生装置とリフロー炉への概略図で、水タンク1′の水1を、水管2を通じて給水用ポンプ3で逆止弁5を通じて水蒸気発生装置33へ送る。
この水は、上水位センサー7で止まり、水蒸気9が発生して飽和蒸気発生装置14へ流れて、水位が下水位センサー8になったら自動的にポンプ3が稼動し、上水位センサーまで水を供給する。水蒸気発生装置31は、プラグヒーター4で水を加熱して水蒸気9を発生させる。この水蒸気の温度は100℃である。プラグヒーター4は、温度センサー5により水温を一定に保つように作動している。
図1は、水蒸気及び飽和蒸気発生装置とリフロー炉への概略図で、水タンク1′の水1を、水管2を通じて給水用ポンプ3で逆止弁5を通じて水蒸気発生装置33へ送る。
この水は、上水位センサー7で止まり、水蒸気9が発生して飽和蒸気発生装置14へ流れて、水位が下水位センサー8になったら自動的にポンプ3が稼動し、上水位センサーまで水を供給する。水蒸気発生装置31は、プラグヒーター4で水を加熱して水蒸気9を発生させる。この水蒸気の温度は100℃である。プラグヒーター4は、温度センサー5により水温を一定に保つように作動している。
水蒸気発生器33で発生した水蒸気9は、水蒸気通管10で逆止弁11を通り、飽和蒸気発生装置14へ送り込み、加熱ヒーター12で加熱して飽和蒸気(300℃)15を発生させ、流量を一定に保つ流量調整器18を通り、リフロー24の各ゾーン(23〜30)へ送り込む。
飽和蒸気発生装置14内の過熱ヒーター12は、温度センサー13で炉内温度を一定に保つように作動している。
飽和蒸気発生装置14内の過熱ヒーター12は、温度センサー13で炉内温度を一定に保つように作動している。
リフロー24の各ゾーン23〜30への注入口には、それぞれの注入量を調整するのに流量調節器16で調節をして、各ゾーン23〜30へ注入して、酸素濃度を減少(1000ppm以下)させる。
1 水
1´ 水タンク
2 水管
3 給水用ポンプ
4 プラグヒーター
5 逆止弁
6 温度センサー
7 水上位センサー
8 水下位センサー
9 水蒸気(100℃)
10 水蒸気通管
11 逆止弁
12 加熱ヒーター
13 温度センサー
14 飽和蒸気発生装置
15 飽和蒸気(300℃)
16 逃し弁(安全弁)
17 飽和蒸気通管
18 流量調節弁
19 飽和蒸気通管
20 飽和蒸気分通管
21 流量調節弁
22 リフロー炉
23 1ゾーン
24 2ゾーン
25 3ゾーン
26 4ゾーン
27 5ゾーン
28 6ゾーン
29 7ゾーン
30 8ゾーン
31 水蒸気発生装置
1´ 水タンク
2 水管
3 給水用ポンプ
4 プラグヒーター
5 逆止弁
6 温度センサー
7 水上位センサー
8 水下位センサー
9 水蒸気(100℃)
10 水蒸気通管
11 逆止弁
12 加熱ヒーター
13 温度センサー
14 飽和蒸気発生装置
15 飽和蒸気(300℃)
16 逃し弁(安全弁)
17 飽和蒸気通管
18 流量調節弁
19 飽和蒸気通管
20 飽和蒸気分通管
21 流量調節弁
22 リフロー炉
23 1ゾーン
24 2ゾーン
25 3ゾーン
26 4ゾーン
27 5ゾーン
28 6ゾーン
29 7ゾーン
30 8ゾーン
31 水蒸気発生装置
Claims (1)
- 窒素ガス(N2)使用のリフロー炉は、窒素ガス(N2)を炉内に注入する事により、リフロー炉内の酸素濃度を減少(1000ppm以下)させて、半田ペーストを塗布したプリント基板に電子部品を装着し、炉内でプリント基板を過熱する事により電子部品とプリント基板に半田付けするものであるが、この窒素ガス(N2)の替わりに水蒸気を注入して、酸素濃度を減少させることを特徴とするリフロー炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087314A JP2007266176A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 水蒸気使用で酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるリフロー炉。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087314A JP2007266176A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 水蒸気使用で酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるリフロー炉。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007266176A true JP2007266176A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38638892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006087314A Pending JP2007266176A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 水蒸気使用で酸素濃度を減少(1000ppm以下)させるリフロー炉。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007266176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011513930A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | ビョン チョル リ | 混合プラズマ発生装置及び方法、並びに混合プラズマを利用した電熱調理装置 |
US20160167148A1 (en) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | Kne Kabushiki Kaisha | Steam reflow apparatus and steam reflow method |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006087314A patent/JP2007266176A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011513930A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | ビョン チョル リ | 混合プラズマ発生装置及び方法、並びに混合プラズマを利用した電熱調理装置 |
US20160167148A1 (en) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | Kne Kabushiki Kaisha | Steam reflow apparatus and steam reflow method |
US9682438B2 (en) * | 2014-12-12 | 2017-06-20 | Ss Techno, Inc. | Steam reflow apparatus and steam reflow method |
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