JP2007265123A - 業務手続支援システム、業務手続支援方法、業務手続支援装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サーバが、端末の表示部に、新製品開発業務における手続きを実行するための手続きボタンとその実行順番とを示す業務フロー画面を表示させる。新製品開発業務を行う開発者等が、この画面を参照して、実行したい手続きの手続きボタンをクリックすると、サーバは、手続きを実行するための手順を示す手続き手順画面を表示させる。開発者等は、表示された手順に従って手続きを実行する。また、サーバは、開発テーマ毎の手続きの進捗状況に合わせて、業務フロー画面上で、実行可能な手続と実行不可能な手続きとの手続きボタンの色を変えて表示する。また、サーバは、実行不可能な手続きの手続きボタンがクリックされた場合には、手続き手順画面の表示を禁止する。
【選択図】図6
Description
所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶手段と、
前記手続情報記憶手段が記憶する複数の手続情報を表示する手続情報表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示手段が表示した複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得手段と、
前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶手段と、
前記選択手続情報取得手段が取得した手続情報が、前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別手段と、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶手段から読み出して、表示する手続実行用情報表示手段と、
を備える。
前記手続実行用情報表示手段が表示した手続実行用情報に従って実行された手続きが終了したか否かを判別する手続終了判別手段と、
前記手続終了判別手段により手続きが終了したと判別されたときに、該終了した手続きの次に実行される手続きの手続情報を、実行許可手続情報として、前記実行許可手続情報記憶手段に記録する実行許可手続情報追加手段と、をさらに備える、
ようにしてもよい。
前記手続情報表示手段は、前記実行許可手続情報記憶手段が記憶する実行許可手続情報を所定の色で表示し、該実行許可手続情報以外の手続情報を前記所定の色とは異なる色で表示する、
ようにしてもよい。
前記手続情報表示手段は、複数の手続情報を、前記所定の業務における手続きの実行順情報と共に表示する、
ようにしてもよい。
前記手続情報記憶手段が記憶する手続実行用情報は、手続きを実行するために必要な実行項目を示す実行項目情報と、該実行項目情報に関連付けられている実行項目で作成すべき文書の文書フォーム情報と、を含み、
前記手続実行用情報表示手段は、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されていると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報の中の実行項目情報を表示する実行項目情報表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記実行項目情報表示手段が表示した実行項目情報の中から選択される1つの実行項目情報を取得する選択実行項目情報取得手段と、
前記選択実行項目情報取得手段が取得した実行項目情報に関連付けられている文書フォーム情報を表示する文書フォーム情報表示手段と、を有する、
ようにしてもよい。
所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶部が記憶する複数の手続情報を表示する手続情報表示ステップと、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示ステップで表示した複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得ステップと、
前記選択手続情報取得ステップで取得した手続情報が、前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶部に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別ステップと、
前記実行許可手続判別ステップで手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶部から読み出して、表示する手続実行用情報表示ステップと、
を備える。
表示装置に接続される業務手続支援装置であって、
所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶手段と、
前記手続情報記憶手段が記憶する複数の手続情報を前記表示装置に表示させる手続情報表示制御手段と、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示制御手段が前記表示装置に表示させた複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得手段と、
前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶手段と、
前記選択手続情報取得手段が取得した手続情報が、前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別手段と、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶手段から読み出して、前記表示装置に表示させる手続実行用情報表示制御手段と、
を備える。
表示装置に接続されるコンピュータを、
所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶手段、
前記手続情報記憶手段が記憶する複数の手続情報を前記表示装置に表示させる手続情報表示制御手段、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示制御手段が前記表示装置に表示させた複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得手段、
前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶手段、
前記選択手続情報取得手段が取得した手続情報が、前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別手段、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶手段から読み出して、前記表示装置に表示させる手続実行用情報表示制御手段、
として機能させる。
なお、ここでは、業務手続支援システムの例として、企業等での新製品開発業務における手続きを支援する製品開発支援システムについて説明する。
図示するように、本実施の形態に係る製品開発支援システムは、製品開発支援サーバ1と、複数の端末2と、を備え、製品開発支援サーバ1と複数の端末2とは、通信ネットワーク3を介して接続されている。
図2は、製品開発支援サーバ1の構成例を示すブロック図である。
図示するように、製品開発支援サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
記憶部12は、様々な情報やプログラム等を記憶するものであり、ハードディスク等の補助記憶装置を備える。また、記憶部12は、新製品開発業務における様々な情報を記憶する各種データベースとして、メインDB(データベース)121、DR(デザインレビュー)資料DB122、特許調査DB123、貿易管理DB124、製品アセスメントDB125、カタログ公開DB126等のデータベースを格納している。
図3は、新製品開発業務の流れの例を示すフローチャートである。
新製品開発業務における手続きは、例えば、新製品の開発計画立案手続き、開発設計手続き、認定手続き、カタログ公開手続き、に大きく分けることができる。
具体的には、開発者が新製品開発業務における手続きを実行する場合、まず、端末2の入力部22に、手続きの支援を要求する支援要求情報を入力する。製品開発支援サーバ(以下、単にサーバと称することがある)1は、端末2から支援要求情報を受信すると、端末2の表示部21に、図4に示す初期画面を表示させる。
開発者が新製品の開発を始める場合、開発テーマはまだ登録されていないため、開発計画立案手続きを選択する。
サーバ1は、新製品開発計画書フォーム画面を表示させる際に、新製品開発計画書を識別するため計画書番号を採番して、新製品開発計画書フォーム画面内に表示させる。
開発者は、この新製品開発計画書フォーム画面の各入力欄に、作成者名、部署名等の作成者情報や、開発テーマ名、計画書概要等の計画内容を入力し、「完了」ボタンをクリックすることにより、新製品開発計画書を作成する。サーバ1は、作成された新製品開発計画書のデータをメインDB121に記憶させる。
具体的には、開発者は、新製品開発申請を行うために、図5に示した新製品開発計画書フォーム画面の「申請」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、新製品開発申請があった旨と計画書番号とを、新製品開発申請の承認処理を担当する申請承認者に電子メール等で通知する。
具体的には、通知を受けた申請承認者が、まず、申請の承認処理を行うために、通知された計画書番号に基づき端末2を用いてサーバ1のメインDB121にアクセスし、申請された新製品開発計画書を確認する。例えば、申請承認者は、作成済みの図5に示した新製品開発計画書フォーム画面を端末2の表示部21に表示させて確認する。申請承認者は、確認の結果、新製品開発申請を承認する場合には「承認」ボタンを、却下する場合には「却下」ボタンをクリックする。
「却下」ボタンがクリックされた場合又は所定の基準が満たされていない場合には、サーバ1は、開発テーマを選定しないと判別する。
一方、開発テーマが選定された場合には(ステップS3;Yes)、サーバ1は、新製品開発計画書の開発テーマを登録し、次の開発設計手続きに移行する。例えば、サーバ1は、開発テーマを識別するための開発テーマ番号を採番し、新製品開発計画書に記載されている開発テーマ名と共にメインDB121に記憶させる。
また、サーバ1は、開発テーマの選定判別結果、開発テーマ番号等を開発者に電子メール等で通知する。
図6に示すように、業務フロー画面には、新製品開発業務において実行すべき各手続きが実行順番を示す矢印と共に表示される。
なお、他事項認定手続きは、特許調査手続き、貿易管理手続き、製品アセスメント手続きを含む。また、図3の説明においては、品質認定手続き及び他事項認定手続きを含めて認定手続きと称する。
なお、手続きボタンの表示色は、進捗状況をユーザに認識させるものであればよく、他の色でも、また、進捗状況に合わせてさらに細かく色分けするようにしてもよい。例えば、実行可能な手続きの中で、未着手の手続きのボタン色は黄色、現在進行中の手続きのボタン色は赤色、完了した手続きのボタン色は青色とし、実行不可能な手続きのボタン色はオリジナルの表示色のまま変更しないようにしてもよい。
図7に示すように、DR1手続き手順画面には、DR1手続きの手順と、手順に従って手続きを実行するための複数の実行項目ボタンと、が表示される。ユーザは、このDR1手続き手順画面の表示に従って手続きを実行することにより、DR1手続きを容易に行うことができる。
図8に示すように、資料1画面には、作成すべき資料の説明、雛型等が表示されており、開発者は、これらの表示に従った資料を雛型を編集して作成する。また、必要に応じて、関連するファイル等を準備して資料に添付してもよい。資料の作成が完了すると、図7に示したDR1手続き手順画面の「資料1」ボタンの色が変更され、その資料が作成済みであることを、開発者に知らせる。これにより、開発者はどの資料が作成済みで、どの資料が作成されていないかを容易に把握することができる。こうして、開発者は、DR1を実施するために必要なすべての資料を作成する。サーバ1は、作成された資料のデータをDR資料DB122に記憶させる。
具体的には、開発者が、まず、図7に示したDR1手続き手順画面に表示されている手順に従い、自己判定を行う。開発者が、自己判定の「チェックシート」ボタンをクリックすると、サーバ1は、図9に示すチェックシート画面を、端末2の表示部21に表示させる。
図9に示すように、チェックシート画面には、DR1において確認されるチェック項目、そのチェック項目を判定するための資料名等が表示される。開発者は、図3のステップS4で作成した資料に基づきチェック項目の自己判定を行い、自己判定欄に判定結果を入力する。例えば、チェック項目の要件を満たしていると判定した場合には「○」を、満たしていないと判定した場合には「△」を、判定する必要がないチェック項目には「/」を入力する。
こうして、DRn(n=1〜N)のすべてが終了すると(ステップS7;Yes)、次の認定手続きに移行する。
具体的には、開発者は、品質認定手続きを実行するために、図6に示した業務フロー画面に表示されている品質認定手続きの「品質認定」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、図10に示す品質認定手続き手順画面を、端末2の表示部21に表示させる。
図10に示すように、品質認定手続き手順画面には、品質認定手続きの手順と、手順に従って手続きを実行するための複数の実行項目ボタンと、が表示される。ユーザは、この品質認定手続き手順画面の表示に従って手続きを実行することにより、品質認定手続きを容易に行うことができる。
具体的には、開発者は、品質認定申請を行うために、図10に示した品質認定手続き手順画面の「品質認定申請」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、品質認定申請があった旨と開発テーマを特定するための開発テーマ名(又は開発テーマ番号)とを、品質認定申請の承認処理を担当する申請承認者に電子メール等で通知する。
具体的には、通知を受けた申請承認者が、まず、申請の承認処理を行うために、通知された開発テーマ名に基づき、図4に示した初期画面から図10に示した品質認定手続き手順画面に移行し、例えば「品質評価確認書作成」ボタンをクリックすることにより、作成済みの品質評価確認書を端末2の表示部21に表示させて、確認する。申請承認者は、確認の結果、品質認定申請を承認する場合には、品質認定書を作成するために、図10に示した品質認定手続き手順画面の「品質認定書作成」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、情報の入力欄を備える品質認定書フォーム画面を、端末2の表示部21に表示させる。申請承認者は、品質認定書フォーム画面の入力欄に必要な情報を入力することにより、品質認定書を作成する。サーバ1は、作成された品質認定書のデータをメインDB121に記憶させる。
また、サーバ1は、このとき、開発テーマに関連付けて、品質が認定済みである旨を示す品質認定済み情報と、認定日とを、メインDB121に記憶させる。
一方、品質が認定された場合には(ステップS10;Yes)、サーバ1は、品質以外の認定事項である他事項が認定されているか否かを判別する(ステップS11)。品質以外の認定事項は、例えば、特許調査、貿易管理、製品アセスメント等であり、これらの手続きは、図6に示した業務フロー画面から認識されるように、開発計画立案手続きの終了後、開発設計手続き及び品質認定手続きと並行して実行することができる。
図11に示すように、特許調査手続き手順画面には、特許調査手続きの手順と、手順に従って手続きを実行するための複数の実行項目ボタンと、が表示される。ユーザは、この特許調査手続き手順画面の表示に従って手続きを実行することにより、特許調査手続きを容易に行うことができる。
図13に示すように、貿易管理手続き手順画面には、貿易管理手続きの手順と、手順に従って手続きを実行するための複数の実行項目ボタンと、が表示される。ユーザは、この貿易管理手続き手順画面の表示に従って手続きを実行することにより、貿易管理手続きを容易に行うことができる。
図14に示すように、製品アセスメント手続き手順画面には、製品アセスメント手続きの手順と、手順に従って手続きを実行するための複数の実行項目ボタンと、が表示される。ユーザは、この製品アセスメント手続き手順画面の表示に従って手続きを実行することにより、製品アセスメント手続きを容易に行うことができる。
なお、品質及び他事項が認定されて、メインDB121に、開発テーマに関連付けられて品質認定済み情報、特許調査認定済み情報、貿易管理認定済み情報、製品アセスメント認定済み情報が記憶されると、サーバ1は、図6に示した業務フロー画面に表示されているカタログ公開手続きの「カタログ公開」ボタンを、実行可能な手続きボタンとして、例えば赤色から青色の表示に変更する。
具体的には、開発者は、カタログ公開手続きを実行するために、図6に示した業務フロー画面に表示されているカタログ公開手続きの「カタログ公開」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、図15に示すカタログ公開手続き手順画面を、端末2の表示部21に表示させる。
図15に示すように、カタログ公開手続き手順画面には、カタログ公開手続きの手順と、手順に従って手続きを実行するための複数の実行項目ボタンと、が表示される。ユーザは、このカタログ公開手続き手順画面の表示に従って手続きを実行することにより、カタログ公開手続きを容易に行うことができる。
具体的には、開発者は、カタログ公開申請を行うために、図15に示したカタログ公開手続き手順画面の「カタログ公開申請」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、カタログ公開申請があった旨と開発テーマ名とを、カタログ公開申請の承認処理を担当する申請承認者に電子メール等で通知する。
具体的には、通知を受けた申請承認者が、まず、申請の承認処理を行うために、通知された開発テーマ名に基づき、図4に示した初期画面から図15に示したカタログ公開手続き手順画面に移行し、例えば「カタログ下書き作成」ボタンをクリックすることにより、作成済みのカタログ下書きを端末2の表示部21に表示させて、確認する。申請承認者は、確認の結果、カタログ公開申請を承認する場合には、「カタログ公開承認」ボタンをクリックする。
具体的には、カタログを公開すると判別されると、サーバ1は、カタログ公開する旨と開発テーマ名とを、カタログ発行者に電子メール等で通知する。通知を受けたカタログ発行者は、まず、カタログを発行するために、通知された開発テーマ名に基づき、図4に示した初期画面から図15に示したカタログ公開手続き手順画面に移行し、「発行」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、カタログ下書きに基づいて正式なカタログを発行し、カタログ発行者は、発行されたカタログを確認する。そして、発行されたカタログに修正すべき点等がない場合には、カタログ発行者は、「登録」ボタンをクリックする。サーバ1は、この操作に応じて、発行されたカタログのデータをカタログ公開DB126に記憶させて、カタログ登録を行う。カタログ公開DB126に登録された新製品のカタログは、企業の社員等に公開される。
以上の手続きにより、新製品開発業務が終了する。
また、企業等の社員は、カタログ公開DB126にアクセスすることにより、新製品開発業務で開発された新製品のカタログを閲覧することができ、開発された新製品の説明を顧客等に行う場合に利用することができる。
既に説明したように、図6に示した業務フロー画面では、実行できる手続きの手続きボタンと、実行できない手続きの手続きボタンとが、異なる色で表示される。
そこで、以下において、サーバ1が業務フロー画面の手続きボタンの色を変更して表示する動作について説明する。
図示するように、手続きボタンフラグテーブルには、図6に示した業務フロー画面に表示される手続きボタン毎に、手続きが終了したか否かを示す終了フラグの値と、手続きの実行が許可されているか否かを示す実行許可フラグの値と、実行許可フラグを0から1に変更する条件と、が記録されている。
この手続きボタンフラグテーブルは、開発テーマ毎に、サーバ1のメインDB121に記憶される。
例えば、サーバ1は、図3のステップS3で開発テーマが選定されると、開発計画立案手続きが終了したと判別して、開発計画書ボタンの終了フラグF0を1に設定する。
また、サーバ1は、図3のステップS6で、DR1が終了したと判別するとDR1ボタンの終了フラグF1を1に設定し、DR2が終了したと判別するとDR2ボタンの終了フラグF2を1に設定し、DR3が終了したと判別するとDR3ボタンの終了フラグF3を1に設定する。
また、サーバ1は、特許調査手続きが終了したと判別すると、特許調査ボタンの終了フラグF5を1に設定し、貿易管理手続きが終了したと判別すると、貿易管理ボタンの終了フラグF6を1に設定し、製品アセスメント手続きが終了したと判別すると、製品アセスメントボタンの終了フラグF7を1に設定する。
また、サーバ1は、図3のステップS15でカタログ登録を行うと、カタログ公開手続きが終了したと判別して、カタログ公開ボタンの終了フラグF8を1に設定する。
このような終了フラグの設定動作により、終了した手続きに対応する終了フラグのみが1に設定される。
例えば、開発計画書ボタンの終了フラグF0が1に設定されると、サーバ1は、実行許可フラグ変更条件が「F0=1」である、開発計画書ボタン、DR1ボタン、特許調査ボタン、貿易管理ボタン、製品アセスメントボタンの各実行許可フラグを1に設定する。
さらに、サーバ1は、品質認定ボタンの終了フラグF4、特許調査ボタンの終了フラグF5、貿易管理ボタンの終了フラグF6、製品アセスメントボタンの終了フラグF7のすべてが1に設定されたときに、カタログ公開ボタンの実行許可フラグを1に設定する。
このような実行許可フラグの設定動作により、終了した手続き及び次に実行すべき手続きに対応する実行許可フラグのみが1に設定される。
具体的には、サーバ1は、実行許可フラグの値が0の手続きボタンについては、実行が禁止されている手続きボタンであるとして、例えば赤色で表示する。また、実行許可フラグの値が1の手続きボタンについては、実行が許可されている手続きボタンであるとして、例えば青色で表示する。
サーバ1のこのような表示動作により、ユーザは、標準等を参照して次に実行すべき手続きを調べることなく、新製品開発業務の進捗状況に応じて、実行すべき手続きと実行すべきでない手続きとを容易に把握することができる。
なお、進捗状況に応じて、手続きボタンの表示色をさらに細かく色分けする場合には、色分けする状況毎にフラグを定義して、状況に合わせてその値を変更するようにすればよい。例えば、未着手の手続きのボタンと、現在進行中の手続きのボタンと、完了した手続きのボタンと、を異なる色で表示させる場合には、未着手フラグ、進行中フラグ、完了フラグを手続きボタンフラグテーブルに定義する。そして、例えば、上述の実行許可フラグの変更に合わせて未着手フラグを立て、未着手の手続きのボタンの押下を制御部13が初めて検知したときに進行中フラグを立て、上述の終了フラグの変更に合わせて完了フラグを立てるようにし、フラグの値に応じてボタンの表示色を変更すればよい。
そこで、次に、本実施の形態に係る製品開発支援システムにおける手続き実行制御処理について説明する。
なお、手続き実行制御処理におけるサーバ1及び端末2の各動作は、各装置において、制御部が、ROMや記憶部に記憶されている制御プログラムに従って、通信部、記憶部、表示部、入力部等を制御することにより実行される。
この手続き実行制御処理は、端末2の表示部21に、図6に示した業務フロー画面が表示されると開始される。
手続きボタンがクリックされたと判別された場合には(ステップS21;Yes)、端末2は、クリックされた手続きボタンの手続きボタン名を取得し(ステップS22)、取得した手続きボタン名をサーバ1に送信する(ステップS23)。
次に、サーバ1は、読み出した実行許可フラグの値が1であるか否かを判別する(ステップS25)。
なお、ステップS25において、実行許可フラグの値が0であると判別された場合には(ステップS25;No)、サーバ1は、ステップS26及びS27の処理をスキップして、この手続き実行制御処理を終了する。
なお、実行許可フラグの値が0であると判別された場合には、サーバ1は、エラーメッセージを示す画面を、端末2の表示部21に表示させるようにしてもよい。
これにより、新製品開発業務を行う者は、紙文書の標準等に基づいて新製品開発業務における手続きの流れを調べる必要がなくなり、業務フロー画面を参照するだけで、手続きの流れを容易に把握することができる。
つまり、新製品開発業務の業務フローを図式化した業務フロー画面に、マイルストン毎のリンクボタンである手続きボタンを配置して、手続き手順画面へのリンク機能を埋め込んでいる。
よって、新製品開発業務を行う者は、業務フロー画面が示す業務全体における大枠のフローと、手続き手順画面が示す手続き毎の個別のフローと、の2段階のフローを関連付けて把握することができ、手続き毎に個別に要求される書類等を容易に把握することができる。
つまり、ワークフローと連携して内部のフラグを変更することにより、自動的に色の変更を行う。
よって、新製品開発業務を行う者は、進捗状況に応じて実行すべき手続きを、標準等に基づいて調べることなく、業務フロー画面上の色を見るだけで容易に把握できると共に、業務における手続きの進捗状況をも容易に把握することができる。
よって、新製品開発業務を行う者の勘違い等によって、本来の実行順番とは異なる順番で手続きが実行されることがなくなる。
つまり、新製品開発に関わる画面が3階層に体系化されている。
よって、開発テーマのポータル画面である業務フロー画面から、2クリック以内に必要な文書情報に到達することができ、必要な情報に簡単にリンクすることができる。
また、上記実施の形態では、製品開発支援サーバ1がすべてのデータベースを格納しているが、一部のデータベースを、例えば通信ネットワーク3上の他のサーバに格納し、必要に応じてデータの送受信を行うようにしてもよい。
例えば、上記実施の形態では、製品開発支援サーバ1において、動作プログラムがメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、上述した処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する製品開発支援サーバ1を構成してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを、媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
2 端末
3 通信ネットワーク
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 表示部
22 入力部
121 メインDB
122 DR資料DB
123 特許調査DB
124 貿易管理DB
125 製品アセスメントDB
126 カタログ公開DB
Claims (8)
- 所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶手段と、
前記手続情報記憶手段が記憶する複数の手続情報を表示する手続情報表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示手段が表示した複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得手段と、
前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶手段と、
前記選択手続情報取得手段が取得した手続情報が、前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別手段と、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶手段から読み出して、表示する手続実行用情報表示手段と、
を備える業務手続支援システム。 - 前記手続実行用情報表示手段が表示した手続実行用情報に従って実行された手続きが終了したか否かを判別する手続終了判別手段と、
前記手続終了判別手段により手続きが終了したと判別されたときに、該終了した手続きの次に実行される手続きの手続情報を、実行許可手続情報として、前記実行許可手続情報記憶手段に記録する実行許可手続情報追加手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の業務手続支援システム。 - 前記手続情報表示手段は、前記実行許可手続情報記憶手段が記憶する実行許可手続情報を所定の色で表示し、該実行許可手続情報以外の手続情報を前記所定の色とは異なる色で表示する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の業務手続支援システム。 - 前記手続情報表示手段は、複数の手続情報を、前記所定の業務における手続きの実行順情報と共に表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の業務手続支援システム。 - 前記手続情報記憶手段が記憶する手続実行用情報は、手続きを実行するために必要な実行項目を示す実行項目情報と、該実行項目情報に関連付けられている実行項目で作成すべき文書の文書フォーム情報と、を含み、
前記手続実行用情報表示手段は、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されていると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報の中の実行項目情報を表示する実行項目情報表示手段と、
ユーザの操作に応じて、前記実行項目情報表示手段が表示した実行項目情報の中から選択される1つの実行項目情報を取得する選択実行項目情報取得手段と、
前記選択実行項目情報取得手段が取得した実行項目情報に関連付けられている文書フォーム情報を表示する文書フォーム情報表示手段と、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の業務手続支援システム。 - 所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶部が記憶する複数の手続情報を表示する手続情報表示ステップと、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示ステップで表示した複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得ステップと、
前記選択手続情報取得ステップで取得した手続情報が、前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶部に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別ステップと、
前記実行許可手続判別ステップで手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶部から読み出して、表示する手続実行用情報表示ステップと、
を備える業務手続支援方法。 - 表示装置に接続される業務手続支援装置であって、
所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶手段と、
前記手続情報記憶手段が記憶する複数の手続情報を前記表示装置に表示させる手続情報表示制御手段と、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示制御手段が前記表示装置に表示させた複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得手段と、
前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶手段と、
前記選択手続情報取得手段が取得した手続情報が、前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別手段と、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶手段から読み出して、前記表示装置に表示させる手続実行用情報表示制御手段と、
を備える業務手続支援装置。 - 表示装置に接続されるコンピュータを、
所定の業務における複数の手続きを示す複数の手続情報と、該手続情報に関連付けられている手続きを実行するための情報である手続実行用情報と、を記憶する手続情報記憶手段、
前記手続情報記憶手段が記憶する複数の手続情報を前記表示装置に表示させる手続情報表示制御手段、
ユーザの操作に応じて、前記手続情報表示制御手段が前記表示装置に表示させた複数の手続情報の中から選択される1つの手続情報を取得する選択手続情報取得手段、
前記所定の業務において実行が許可される手続きの手続情報である実行許可手続情報を記憶する実行許可手続情報記憶手段、
前記選択手続情報取得手段が取得した手続情報が、前記実行許可手続情報記憶手段に記憶されている実行許可手続情報であるか否かを判別する実行許可手続判別手段、
前記実行許可手続判別手段により手続情報が実行許可手続情報であると判別されたときに、該手続情報に関連付けられている手続実行用情報を前記手続情報記憶手段から読み出して、前記表示装置に表示させる手続実行用情報表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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