JP2007264356A - 沈胴式カメラのレンズ鏡胴 - Google Patents

沈胴式カメラのレンズ鏡胴 Download PDF

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Abstract

【課題】沈胴時に、全開状態となっているシャッタ羽根の作動面に、レンズの一部を好適に入り込ませておけるようにした沈胴式カメラのレンズ鏡胴を提供すること。
【解決手段】シャッタ羽根25,26とフィルタ羽根27は、各々の回転子22a,23aの出力ピン22b,23bによって往復回転させられるようになっている。沈胴時には、第1レンズ群9を取り付けた第1レンズ枠10の操作ピン10fが、連結部材24の被押動部24dを押して、コイルばね21の付勢力に抗してリング部材20を時計方向へ回転させ、リング部材20の突起部20b,20cを、出力ピン22b,23bの作動軌跡内に臨ませているので、大きな振動や衝撃がカメラに加わっても、各羽根25,26,27が回転して、それらの作動面に入り込んでいる第1レンズ群9や第1レンズ枠10に当接するようなことがない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、沈胴式カメラのレンズ鏡胴に関する。
沈胴式カメラは、撮影する予定のないときに、レンズ鏡胴をカメラボディ内に収容できるため、携帯したり収納したりするときに便利である。ところが、そのようにするために、カメラボディの光軸方向の寸法が厚くなってしまうのは問題である。そのため、従来から、カメラボディを厚くせずに、レンズ鏡胴を如何にして好適に収容できるようにするかが大きな課題となっている。ところが、最近のように、カメラが全般的に小型化されてくると、そのように好適に収容できるようにすることがなかなか難しくなってきている。そこで、この種のカメラの場合には、通常、レンズ鏡胴内にシャッタ装置を内蔵していることに着目し、レンズ鏡胴がカメラボディ内に収容されるときには、シャッタ羽根を全開状態にしておき、レンズの一部が、シャッタ羽根の作動面にまで入り込めるようにすることが知られている。本発明は、そのように構成した沈胴式カメラのレンズ鏡胴に関するものであるが、下記の特許文献1には、ズームレンズを備えたカメラにおいて、そのように構成した場合の一例が記載されている。
特開2003−121720号公報
最近のシャッタ装置は、シャッタ羽根の開閉作動を電磁駆動手段によって行わせるようにしているが、沈胴式カメラの場合には、永久磁石回転子を有する小型のアクチュエータを使用するのが普通である。そして、その永久磁石回転子は、固定子コイルに電流を供給することによって往復回転させられる。ところが、撮影をしていないときには、固定子コイルに対する電流は断たれるため、回転子は、その永久磁石の磁力を利用して所定の停止位置を維持するようにしている。しかしながら、その停止状態は永久磁石の磁力だけで維持されるので、完全に維持されるというわけにはいかず、カメラの携帯時における強い振動や落下による衝撃などが加わると、回転子が停止位置から一時的に回転させられてしまうことがある。
ところで、特許文献1に記載されている構成は、沈胴状態において、シャッタ羽根を全開状態にしておき、レンズの一部が、シャッタ羽根の作動面にまで入り込めるようにしているので、カメラボディの厚さを薄くすることができ、極めて有効な構成といえる。しかしながら、上記したように、カメラに振動や衝撃などが加わったとき、回転子が一時的に回転すると、それによってシャッタ羽根も一時的に閉じ作動を行うことがあるため、それによって、シャッタ羽根の作動面に入り込んでいるレンズやレンズ枠に衝突し、それらに傷を付けたり、シャッタ羽根自身が破壊してしまうことがある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、沈胴時に、全開状態にあるシャッタ羽根の作動面に、レンズとレンズ枠の少なくとも一方の一部を入り込ませるようにしたとき、カメラに振動や衝撃が加わっても、シャッタ羽根が作動して、レンズやレンズ枠に衝突するのを防止できるようにした沈胴式カメラのレンズ鏡胴を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の沈胴式カメラのレンズ鏡胴は、カメラボディ内に固定されている固定筒と、被写体光路用の開口部を有していて前記固定筒内において該固定筒に一体に取り付けられている地板と、前記地板に取り付けられており前記開口部と対向するところに被写体光路用の開口部を有していて前記地板側に羽根室を構成しているカバー板と、前記羽根室に配置されたシャッタ羽根と前記地板に取り付けられたシャッタ羽根用電磁駆動手段とからなっていて該シャッタ羽根用電磁駆動手段の往復回転によって該シャッタ羽根に前記開口部の開閉作動を行わせるシャッタ装置と、撮影レンズを取り付けていて前記固定筒内において前記シャッタ装置よりも被写体側に配置されておりカメラの使用時には繰り込み位置よりも被写体側へ繰り出されるレンズ枠と、前記レンズ枠に前記地板に向けて立設された操作手段と、前記地板に取り付けられていて前記レンズ枠が繰り込み位置にあるときには前記操作手段に操作されて前記シャッタ羽根を閉じさせる方向への前記シャッタ羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する状態にさせられ前記レンズ枠が繰り出し位置にあるときには該阻止状態から非阻止状態にさせられる仲介手段と、を備えていて、前記レンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記撮影レンズと前記レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにする。
その場合、前記地板は、前記固定筒に対して光軸に沿って移動可能に取り付けられていて、前記レンズ枠が繰り出し位置にあるときには圧縮ばねを介して前記レンズ枠との間隔が所定の間隔に維持されており、前記レンズ枠は、繰り込み位置に移動するとき、最初は前記地板と共に移動し、前記地板が停止してからは、前記圧縮ばねを圧縮させて移動することにより、前記操作手段によって前記仲介手段を操作するようにしてもよい。
また、上記の目的を達成するために、本発明の沈胴式カメラのレンズ鏡胴は、カメラボディ内に固定されている固定筒と、第1レンズ群を取り付けて前記固定筒内において最も被写体側に配置されておりカメラの使用時には繰り込み位置よりも最も大きく被写体側へ繰り出される第1レンズ枠と、第2レンズ群を取り付けて前記固定筒内に配置されておりカメラの使用時には繰り込み位置よりも被写体側へ繰り出される第2レンズ枠と、被写体光路用の開口部を有していて前記第1レンズ枠に対し前記第2レンズ枠に面して取り付けられた地板と、前記地板に取り付けられており前記開口部と対向するところに被写体光路用の開口部を有していて前記地板側に羽根室を構成しているカバー板と、前記羽根室に配置されたシャッタ羽根と前記地板に取り付けられたシャッタ羽根用電磁駆動手段とからなっていて該シャッタ羽根用電磁駆動手段の往復回転によって該シャッタ羽根に前記開口部の開閉作動を行わせるシャッタ装置と、前記第2レンズ枠に前記地板に向けて立設された操作手段と、前記地板に取り付けられていて前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには前記操作手段に操作されて前記シャッタ羽根を閉じさせる方向への前記シャッタ羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する状態にさせられ前記二つのレンズ枠が繰り出し状態にあるときには該阻止状態から非阻止状態にさせられる仲介手段と、を備えていて、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第2レンズ群と前記第2レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにする。
その場合、前記地板は、前記固定筒に対して光軸に沿って移動可能に取り付けられていて、前記第1レンズ枠が繰り出し状態にあるときには圧縮ばねを介して前記第1レンズ枠との間隔が所定の間隔に維持されており、前記第1レンズ枠は、繰り込み位置に移動するとき、最初は前記地板と共に移動し、前記地板が停止してからは、前記圧縮ばねを圧縮させて移動することにより、前記操作手段によって前記仲介手段を操作するようにし、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第1レンズ群と前記第1レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしてもよい。また、前記地板が、前記第2レンズ枠に対し前記第1レンズ枠に面して取り付けられており、前記操作手段が、前記第1レンズ枠に前記地板に向けて立設されていて、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第1レンズ群と前記第1レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしてもよい。また、前記地板は、前記固定筒に対して光軸に沿って移動可能に取り付けられていて、前記第2レンズ枠が繰り出し状態にあるときには圧縮ばねを介して前記第2レンズ枠との間隔が所定の間隔に維持されており、前記第2レンズ枠が繰り込み位置に移動するときには前記地板と共に移動し、前記第2レンズ枠が繰り込み位置に達してからは、前記地板だけが前記圧縮ばねを圧縮させて移動することにより、前記操作手段が前記仲介手段を操作するようにし、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第2レンズ群と前記第2レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしてもよい。
更に、上記の各レンズ鏡胴においては、前記シャッタ装置のほかに、前記羽根室に配置された光量制御羽根と前記地板に取り付けられた光量制御羽根用電磁駆動手段とからなっていて該光量制御羽根用電磁駆動手段の往復回転によって該光量制御羽根を前記開口部に進退させる光量制御装置を備えており、また、前記仲介手段が、前記操作手段の操作によって光軸を中心にして往復回転可能なリング部材を有していて、該リング部材には、前記シャッタ羽根を閉じさせる方向への前記シャッタ羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する阻止部と、前記光量制御羽根を前記開口部へ進入させる方向への前記光量制御羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する阻止部が形成されているようにしてもよい。その場合、前記リング部材には、前記各電磁駆動手段に摺接し得るカム面を有した二つの突起部が形成されていて、それらの先端部を前記阻止部としているようにしてもよい。また、前記羽根室は、二つ構成されていて、一方の羽根室には前記シャッタ羽根が配置され、他方の羽根室には前記光量制御羽根が配置されているようにしてもよい。また、前記地板が前記固定筒内に移動可能に取り付けられている場合には、前記操作手段が、前記カメラボディと一体化される部材に、被写体側に配置されている前記地板に向けて立設されているようにしてもよい。
本発明によれば、沈胴時に、シャッタ羽根を全開状態にしておき、レンズの一部がシャッタ羽根の作動面にまで入り込めるようにしたレンズ鏡胴において、シャッタ装置の地板には、沈胴時においてだけ自動的にシャッタ羽根用の電磁駆動手段の回転を阻止する仲介手段を取り付けているので、カメラに振動や衝撃が加わったとしても、シャッタ羽根がレンズやレンズ枠に衝突するのを防止できるという効果がある。
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。尚、本発明における沈胴式カメラのレンズ鏡胴は、銀塩フィルムを使用するカメラにもデジタルカメラにも採用することが可能である。また、ズーム式のレンズ鏡胴としても、ズーム式でないレンズ鏡胴としても実施することができるものである。しかしながら、実施例としては、デジタルカメラに採用されるズーム式のレンズ鏡胴の場合で説明することにし、その他の場合のことについては、適宜、説明を加えることにする。
本実施例を、図1〜図6を用いて説明する。尚、図1は、第1レンズ群と第2レンズ群を繰り出した撮影待機状態を示す断面図である。また、図2は、図1においては概略的にしか示していない羽根駆動装置を被写体側から見て示した平面図であり、図3は、図2に示した羽根駆動装置を撮像装置側から見て示した平面図であり、図4は、撮影終了直後の状態を図3と同様に見て示した平面図である。更に、図5は、沈胴状態を図1と同様にして示した断面図であり、図6は、沈胴過程において生じる可能性のある事態を説明するために図3及び図4と同様に見て示した平面図である。
そこで先ず、本実施例の構成を説明する。図1に示されているように、カメラボディに一体化される本体部材1には、その被写体側の面に、光軸Oと平行に二つの案内軸1a,1bが立設されている(尚、このような案内軸は、実際にはもう一つ立設されているが、その図示が省略されている)。また、この本体部材1には、撮像装置2が取り付けられているが、周知のように、この撮像装置2は、CCDなどの固体撮像素子を備えていて、通常は、その被写体側に、ローパスフィルタなどのフィルタ板や、透明なカバー板を配置している。略円筒形をしている固定筒3は、本体部材1と一体化されてカメラボディ内に配置されており、その被写体側の先端には前壁3aを形成しており、内部には内壁3bを形成している。そして、その前壁3aには、略円形に形成された開口部3cのほかに、その開口部3bから径方向へ向けて形成された二つの逃げ溝3d,3eを有している。また、その前壁3aの被写体側の面には、上記の二つの逃げ溝3d,3eを覆うようにして化粧板4が取り付けられており、撮像装置2側の面には、図示していないが、上記の案内軸1a,1bの先端を挿入した二つの穴が形成されている。
固定筒3の内壁3bには、ステップモータ5が取り付けられており、その出力軸5aには歯車6が取り付けられている。リードスクリュー7は、リード角の異なる二つの雄ねじ部7a,7bを有していて、本体部材1と、固定筒3の前壁3aに対して、回転可能に取り付けられており、本体部材1側には、上記の歯車6に噛合する歯車8を取り付けている。第1レンズ群9を取り付けている第1レンズ枠10は、径方向へ張り出した二つの張出部10a,10bを有しており(尚、後述の説明からも分かるように、実際には張出部10bに相当する張出部がもう一つ設けられている)、それらの張出部10a,10bの一部は、図1に示されているように、上記の逃げ溝3e,3d内に入り込めるようになっている。また、張出部10aの先端側は折り曲げ形状になっていて、そこに形成された雌ねじ部10cが、リードスクリュー7の一方の雄ねじ部7aに螺合している。更に、張出部10aから分岐したところには二つの被案内部10d,10eが形成されていて、それらに設けられた孔を上記の案内軸1aに対して摺動可能に嵌合させている。そして、この第1レンズ枠10の張出部10aには、本体部材1に向けて操作ピン10fが立設されている。
第2レンズ群11を取り付けている第2レンズ枠12は、径方向へ張り出した二つの張出部12a,12bを有しており、張出部12aの先端に形成された雌ねじ部12cが、リードスクリュー7の他方の雄ねじ部7bに螺合している。また、張出部12bには、二つの被案内部12d,12eとストッパ部12fが形成されている。そして、それらのうち、二つの被案内部12d,12eは、それらに設けられた孔を上記の案内軸1bに対して摺動可能に嵌合させており、また、ストッパ部12fは、後述の羽根駆動装置と当接し得るようになっている。第3レンズ群13を取り付けている第3レンズ枠14は、径方向へ張り出した張出部14aを有しており、その先端に設けられた孔を上記の案内軸1aに対して摺動可能に嵌合させている。そして、第1レンズ枠10と第2レンズ枠12とは、ステップモータ5が回転し、歯車6,8を介してリードスクリュー7が回転させられたとき、図1において一点鎖線で示した光軸上を、移動させられるようになっているが、第3レンズ枠14だけは、図示していないモータの回転によって光軸上を移動させられ、撮影の都度、焦点調節を行うようになっている。
本実施例の羽根駆動装置は、図1において概略的に示されているが、地板15の被写体側の面に、本発明の電磁駆動手段の一例として後述する電流制御式のアクチュエータが二つ取り付けられており、撮像装置2側の面には、各々所定の間隔を空けて隔壁板16、中間板17、カバー板18が順に取り付けられている。そして、地板15と隔壁板16の間には、本発明の仲介手段の一例として後述する構成部材が配置されており、隔壁板16と中間板17の間に構成された羽根室には、本発明のシャッタ羽根の一例として後述する2枚のシャッタ羽根が配置されており、中間板17とカバー板18の間に構成された羽根室には、本発明の光量制御羽根の一例として後述する1枚のフィルタ羽根が配置されている。そこで、次に、それらの具体的な構成を説明することにする。
先ず、本実施例の羽根駆動装置を被写体側から見た図2において、地板15の略中央部には被写体光路用の開口部15aが光軸を中心にして円形に形成されている。上記の隔壁板16,中間板17,カバー板18にも同様にして被写体光路用の開口部が形成されているが、図1の断面図からも分かるように、中間板17とカバー板18に形成された開口部の直径が同じであって、開口部15aや隔壁板16の開口部よりも小さいため、露光開口は、中間板17とカバー板18に形成された開口部によって規制されることになる。そのため、図2においては、開口部15aの内側に、中間板17の開口部17aが示されている。しかしながら、開口部15aや隔壁板16の開口部が、露光開口を規制するようにしてもよいことは言うまでもない。
地板15の周辺部には三つの取付部15b,15c,15dが形成されている。図示していないが、それらの取付部15b,15c,15dには、各々、被案内部材が取り付けられるようになっており、それらに形成された孔を、上記の案内軸1a,1bを含む三つの案内軸に摺動可能に嵌合させることによって、羽根駆動装置全体が光軸に沿って移動可能になっている。また、地板15の被写体側の面には、二つのばね軸15e,15fが立設されている。それらのばね軸15e,15fは、図2においては断面でしか示されていないが、図5に示されているばね軸15eの場合からも分かるように、第1レンズ枠10の張出部10bに形成されている孔に摺動可能に嵌合し、その先端にはフランジ部が形成されていると共に、張出部10bと地板15の間に圧縮ばね19を嵌装させている。そして、その圧縮ばね19は、図1の状態では、第1レンズ枠10の張出部10bを上記のフランジ部に当接させ、第1レンズ枠10と羽根駆動装置との間を所定の間隔に維持しているが、後述のように、沈胴状態になるときには、第1レンズ枠10の張出部10bに押されて圧縮し、第1レンズ枠10と羽根駆動装置との間隔が狭くなり得るようにしている。
また、地板15には、円弧状の三つの長孔15g,15h,15iが形成されている。そして、図示していないが、上記の隔壁板16,中間板17,カバー板18にも、長孔15h,15iと対応する位置に、同じ形状の長孔が形成されている。また、長孔15gには、地板15と隔壁板16の間に配置された後述のリング部材20に設けられている折り曲げ状のばね掛け部20aが貫通しており、地板15に設けられたばね掛け部15jとの間にコイルばね21が掛けられている。
更に、地板15の被写体側の面には、シャッタ羽根用の電磁駆動手段である第1アクチュエータ22と、光量制御羽根用の電磁駆動手段であって第1アクチュエータ22と全く同じ構成をした第2アクチュエータ23が取り付けられているが、これらのアクチュエータ22,23は、例えば、特開2005−287159号公報に記載されているような周知の構成をしている。そのため、その詳細な構成説明は省略するが、図2においては、固定子コイルへの通電方向に対応して所定の角度範囲内で回転させられる永久磁石製の回転子22a,23aが示されている。そして、回転子22a,23aの径方向へ延伸したところに一体的に形成された出力ピン22b,23bは、上記の長孔15h,15iを貫通して、隔壁板16,中間板17,カバー板18に設けられた図示していない長孔に挿入されている。
次に、地板15の撮像装置2側の構成を説明する。図3及び図4は、本実施例の羽根駆動装置を撮像装置2側から見たものであるが、二つの羽根室を構成している上記の隔壁板16,中間板17,カバー板18の図示を省略して示したものである。そのため、二つの羽根室に配置されているシャッタ羽根とフィルタ羽根は、二点鎖線で示してある。そこで先ず、地板15の撮像装置2側の面の主な形状と、地板15と図示していない隔壁板16との間の配置構成を説明する。図3において、地板15の撮像装置2側の面には、三つの羽軸15k,15m,15nと、六つのストッパ軸15p,15q,15r,15s,15t,15uが立設されていて、それらは、上記の隔壁板16,中間板17,カバー板18に設けられた図示していない孔に挿入されている。
また、地板15の開口部15aの周りには、環状凹溝15vが形成されていて、上記のリング部材20は、その中に回転可能に配置されている。そして、リング部材20には、上記したばね掛け部20aのほか、径方向へ突き出た二つの突起部20b,20cと、二つの折曲部からなる連結部20dが形成されているが、突起部20b,20cは、図3から分かるように、回転子22a,23aの出力ピン22b,23bの作動軌跡内に臨み得るようになっていて、それらの先端面が、回転子22a,23aの時計方向への回転を阻止し得るようになっている。また、突起部20b,20cには、後述する理由によって、各々、二つの側面のうちの一方がカム面に形成されている。尚、本実施例の羽根駆動装置は、シャッタ装置とフィルタ装置を一つのユニットとして構成しているため、二つの突起部20b,20cを設けているが、シャッタ装置だけの場合には、当然のことながら、突起部20cは不要になる。
連結部材24は、本実施例においては、リング部材20と共に本発明の仲介手段を構成している。この連結部材24は、回転軸24aと、二つの腕部24b,24cを有していて、その回転軸24aを、地板15に形成された孔15wに回転可能に嵌合させ、一方の腕部24bを、上記の連結部20dに挟持されることによって、リング部材20に連結されている。また、もう一方の腕部24cには、カム面を有する被押動部24dが設けられていて、その被押動部24dを上記の操作ピン10fに押されると、この連結部材24は反時計方向へ回転させられ、上記のコイルばね21の力に抗し、リング部材20を時計方向へ回転させるようになっている。尚、本実施例の構成において、フィルタ装置を必要とせず、シャッタ装置だけにする場合には、上記したように、リング部材20に突起部20cを設けないようにするだけでもよいが、リング部材20自体を備えないようにすることも可能である。その場合の一例としては、連結部材24に時計方向へ回転させるように付勢するばねを掛け、腕部24bを、回転子22aの出力ピンの作動軌跡内に臨ませ得るようにすることが考えられる。
次に、図3では図示を省略されているが、図1に示されている隔壁板16と中間板17の間には、シャッタ羽根の羽根室が構成されている。そして、図3においては二点鎖線で示されているように、本実施例の場合、その羽根室には2枚のシャッタ羽根25,26が配置されていて、シャッタ羽根25は、羽根軸15kに回転可能に取り付けられ、その長孔(符号なし)を上記の出力ピン22bに嵌合させており、シャッタ羽根26は、羽根軸15mに回転可能に取り付けられ、その長孔(符号なし)を上記の出力ピン22bに嵌合させている。尚、本実施例は、シャッタ羽根を2枚備えているが、シャッタ羽根を大きくすれば、1枚だけにしても構わない。また、本実施例では、シャッタ羽根の羽根室を、隔壁板16と中間板17の間に構成しているが、リング部材20と連結部材24を、地板15の被写体側の面に備えるようにした場合には、隔壁板16が不要になるため、シャッタ羽根の羽根室は、地板15と中間板17の間に構成されることになる。更に、フィルタ装置を備えず、シャッタ装置だけとする場合には、本実施例の羽根駆動装置は本発明のシャッタ装置ということになって、中間板17が不要になるため、シャッタ羽根の羽根室は、隔壁板16とカバー板18との間に構成することも、地板15とカバー板18の間に構成することもある。
最後に、光量制御羽根の一例として本実施例に採用されているフィルタ羽根27と、その配置構成を説明する。図3において二点鎖線で示されているフィルタ羽根27は、図1に示されている中間板17とカバー板18との間の羽根室に配置されている。本実施例のフィルタ羽根27は、地板15の開口部15aや中間板17の開口部17aよりも直径の小さな開口部27aを有していて、その開口部27aを覆うようにしてNDフィルタシート27bを取り付けている。そして、このフィルタ羽根27は、羽根軸15nに回転可能に取り付けられ、その長孔(符号なし)を上記の出力ピン23bに嵌合させている。また、NDフィルタシート27bは、フィルタ羽根27のカバー板18側の面に取り付けられているため、図示していないが、カバー板18には、NDフィルタシート27bに傷が付かないようにするために、NDフィルタシート27bの作動領域に対応するところに逃げ孔が形成されている。
このようなフィルタ羽根27の構成からも分かるように、本実施例のフィルタ羽根27は、NDフィルタシート27bを取り付けない場合には、本発明における光量制御羽根の一つである絞り羽根になる。そのため、フィルタ羽根27を、そのような絞り羽根に置き換えた場合には、本実施例の羽根駆動装置は、シャッタ装置と絞り装置とを一つのユニットに構成した羽根駆動装置になる。尚、本実施例においては、フィルタ羽根27の開口部27aを、露光開口を規制している中間板17の開口部17aの直径より小さくしてあるが、開口部17aの直径より大きくしてもよいことは言うまでもないし、作動によって傷が付かない対策を講じてあれば、フィルタ羽根27を1枚のNDフィルタシートだけで製作しても構わない。また、本実施例では、地板15側の羽根室にシャッタ羽根25,26を配置し、カバー板18側の羽根室にフィルタ羽根27を配置しているが、地板15側の羽根室にフィルタ羽根27を配置し、カバー板18側の羽根室にシャッタ羽根25,26を配置しても構わない。
次に、本実施例の作動を説明する。図1は、第1レンズ群と第2レンズ群を繰り出した撮影待機状態を示したものである。そして、本実施例の場合には、この状態がテレ状態である。そのため、ワイド状態にするときには、ステップモータ5を回転させ、リードスクリュー7を介して、第1レンズ枠10と第2レンズ枠12を図1の右方向へ移動させるようにする。しかしながら、そのズーミング動作自体は本発明と直接関係がないので、詳しい説明を省略する。また、そのズーミングを行う範囲においては、第1レンズ枠10の操作ピン10fは、図3に示されている連結部材24の被押動部24dに接触しない。そのため、この撮影待機状態においては、コイルばね21の付勢力により、リング部材20は、図3に示されている状態よりも反時計方向へ回転され、連結部材24は時計方向へ回転されて、図4に示された状態になっている。
それにより、その状態においては、リング部材20の突起部20b,20cは、出力ピン22b,23bの作動軌跡外へ退いているが、周知のように、この種の電磁アクチュエータの場合には、強い振動や衝撃が加わらない限り、回転子22a,23aは、図3に示された回転位置にあり、それらの出力ピン22b,23bによって、シャッタ羽根25,26をストッパ軸15p,15qに接触させ、フィルタ羽根27をストッパ軸15rに接触させている。そのため、この撮影待機状態においては、図3に示されているように開口部15aは全開となっており、もちろん、露光開口を規制している中間板の開口部17aも全開になっている。従って、撮影者は、液晶表示装置などによって、被写体像を観察しながらズーミングを行うことが可能になっている。
撮影に際してレリーズボタンが押されると、実際の撮影に先立って、測光装置によって被写体光を減光させて撮影するか、そのまま撮影するかが判断され、減光させて撮影すると判断された場合には、第2アクチュエータ23の固定子コイルに順方向に電流が供給されるので、回転子23aは、図3の状態から時計方向へ回転させられる。このとき、上記したように、リング部材20は、図3の状態から反時計方向へ回転させられていて、突起部20cが出力ピン23bの作動軌跡外へ退かされているので、回転子23aは、その出力ピン23bによってフィルタ羽根27を時計方向へ回転させる。そして、フィルタ羽根27が、図4に示されているように、ストッパ軸15uに当接して停止すると、撮像装置2の固体撮像素子に蓄積されていた電荷が放出され、あらたに電荷の蓄積が開始されて実際の撮影が行われる。
そして、所定の時間が経過すると、露光制御回路からの信号によって、第1アクチュエータ22の固定子コイルに順方向に電流が供給され、回転子22aは、図3の状態から時計方向へ回転させられる。そのため、回転子22aは、その出力ピン22bによってシャッタ羽根25を時計方向へ回転させ、シャッタ羽根26を反時計方向へ回転させて、開口部15aを閉じさせる。そのようにして、開口部15aが閉じた直後に、シャッタ羽根25がストッパ軸15sに当接し、シャッタ羽根26がストッパ軸15tに当接して停止した状態が、図4に示された状態である。尚、図4に示された停止状態において、シャッタ羽根25がストッパ軸15sに接触していないが、これは、シャッタ羽根25がストッパ軸15sに当接するタイミングと、シャッタ羽根26がストッパ軸15tに当接するタイミングをずらすことにとって、シャッタ羽根25,26を早期に静止させる周知の構成であるため、その詳細な説明は省略する。
このようにして、シャッタ羽根25,26が開口部15aを閉鎖すると、固体撮像素子に蓄積された電荷が撮像情報として記憶装置に転送される。そして、その転送が終了すると、二つのアクチュエータ22,23の固定子コイルに対して、先ほどとは異なり逆方向に電流を供給する。そのため、二つのアクチュエータ22,23の回転子22a,23aは、図4の状態から共に反時計方向へ回転し、回転子22aはその出力ピン22bによってシャッタ羽根25,26に開口部15aの開き作動を行わせ、回転子23aはその出力ピン23bによってフィルタ羽根27を開口部15aから退去させる。そして、それらの作動は、シャッタ羽根25,26がストッパ軸15p,15qに当接し、フィルタ羽根27がストッパ軸15rに当接して停止する。その後、二つのアクチュエータ22,23の固定子コイルに対する通電を断った状態が、最初に説明した撮影待機状態である。
その後、撮影を行なう意志がなく、レンズ鏡胴を沈胴状態とする場合には、カメラの電源スイッチをオフにするが、その場合でも遅延回路が働いていて、所定の時間だけはオン状態が継続するようになっている。そのため、一方では、図示していないモータによって第3レンズ枠14を初期位置へ移動させる。他方、ステップモータ5も、リードスクリュー7を介して、二つのレンズ枠10,12を、ズーミングの作動範囲を超えて、図1の右方向へ移動させる。その場合、第1レンズ枠10と第2レンズ枠12の移動速度が異なるため、ズーミングの作動範囲を超えると、カバー板18がストッパ部12fに当接することになり、それ以後は、圧縮ばね19が圧縮されて第1レンズ枠10と羽根駆動装置との間隔が狭くなってゆき、第1レンズ枠10の操作ピン10fが連結部材24の被押動部24dを押し始める。そのため、リング部材20は、連結部材24によって、図4に示された回転位置から、コイルバネ21の付勢力に抗して時計方向へ回転させられる。それにより、突起部20b,20cの先端面が出力ピン22b,23bの作動軌跡内に臨むようになった段階では、地板15の開口部15a内に第1レンズ群9と第1レンズ枠10が入り込んでいるようになる。そして、図示していないセンサの位置検出によって、ステップモータ5の停止した状態が沈胴状態であって、図3及び図5は、その状態を示したものである。このように、本実施例の場合には、沈胴状態において、第1レンズ群9と第1レンズ枠10が、シャッタ羽根25,26やフィルタ羽根27の作動面にまで入っているので、カメラボディの厚さを薄くすることができている。
この沈胴状態から、上記の撮影待機状態にするためには、カメラの電源スイッチをオンにする。それによって、ステップモータ5が回転し、歯車6,8を介してリードスクリュー7を回転させると、第1レンズ枠10と第2レンズ枠12は、異なる速度で図5の位置から左方へ移動されて行くので、それに伴い圧縮ばね19が伸張いていく。そして、ズーミングの作動範囲に達する直前になると、第1レンズ枠10の張出部10bなどが、ばね軸15e,15fの先端に形成されているフランジ部に当接して押し始めるようになると共に、第1レンズ枠10の操作ピン10fが、連結部材24の被押動部24dから離れるので、リング部材20は、図3の位置から、コイルスプリング21の付勢力によって反時計方向へ回転させられ、図4に示された回転位置になったとき、突起部20cが、環状凹溝15vの壁に当接して停止する。その後、二つのレンズ枠10,12と羽根駆動装置が図1に示された状態になると、図示していないセンサの位置検出によって、ステップモータ5の回転が停止する。その状態が、最初に説明した撮影待機状態である。
尚、上記の説明中、撮影時における作動説明は、被写体光を減光して撮影する場合であったが、被写体光を減光しないで撮影する場合は、上記の撮影時における作動説明中、レリーズ後の初期段階で、第2アクチュエータ23の固定子コイルに通電してフィルタ羽根27を回転させず、直ちに固体撮像素子の電荷を放出して撮影を開始させ、撮影の終了段階で第1アクチュエータ22によりシャッタ羽根25,26を作動させることになるが、そのシャッタ羽根25,26の作動説明は上記の説明と重複するので省略する。
ところで、上記のように沈胴状態にして、カメラを携帯するとき、カメラを大きく振り回すなどして、回転子22a,23aに大きな振動を与えてしまうことがある。また、携帯時に、何かにぶつけてしまい強い衝撃を与えてしまうことがある。そして、そのような強い振動や衝撃が、図3において回転子22a,23aを反時計方向へ回転させるように作用するのであれば、シャッタ羽根25,26とフィルタ羽根27が夫々のストッパ軸に接触しているので問題は小さいが、回転子22a,23aを時計方向へ回転させるように作用した場合には、シャッタ羽根25,26とフィルタ羽根27が、第1レンズ群9又は第1レンズ枠10に当接し、それらに傷を付けたり、羽根自体が破壊してしまう可能性がある。ところが、本実施例の場合には、回転子22a,23aにそのような力が作用したとき、それらの出力ピン22b,23bが、リング部材20の突起部20b,20cの先端に形成された阻止面に当接し、その回転を阻止されるので、そのような事態を起こすことがない。
また、レンズ鏡胴の製作時において、ステップモータ5を回転させて、沈胴作動をテストする際、間違って、シャッタ羽根25,26を閉じ状態にしておいたままで行ったり、フィルタ羽根27を露光開口に臨ませた状態にしておいたままで行ったとしても、本実施例の場合には、リング部材20に設けられた突起部20b,20cの時計方向へ回転する側の側面がカム形状に形成されているので、第1レンズ群9や第1レンズ枠10がシャッタ羽根25,26の作動面に入り込む前に、それらのカム面が、出力ピン22b,23bを押し、図3に示す状態にさせるようになっている。そのため、アクチュエータ22,23の固定子コイルを制御回路に接続しない状態で、上記のテストを行うことが可能になっている。しかも、その際には、図6から分かるように、突起部20bのカム面が出力ピン22bを押し始めるよりも早く、突起部20cのカム面が出力ピン23bを押し始めるようになっているので、同時に押し始めるようにした場合より、ステップモータ5に大きな負荷を与えないようになっている。
また、上記の作動説明は、本実施例の構成をしたレンズ鏡胴が、デジタルカメラに採用された場合で説明した。しかしながら、このような構成のレンズ鏡胴は、銀塩フィルムカメラに採用することも可能である。そして、そうする場合の一例としては、図示していない周知のバリア羽根が固定筒3の開口部3cを閉じた直後に、リング部材20の突起部20bのカム面が出力ピン22bを押すようにし、シャッタ羽根25,26が開口部15aを全開にして沈胴状態となったときには、第1レンズ枠10の外周部の一部が地板15の開口部15aを塞ぐようにすればよいことになる。
尚、上記の実施例においては、沈胴状態になったとき、シャッタ羽根25,26の作動面に、第1レンズ群9と第1レンズ枠10の両方の一部が入り込む場合で説明したが、本発明は、いずれか一方の場合でもよいし、第1レンズ群9と第1レンズ枠10の方ではなく、第2レンズ群11と第2レンズ枠12のうち、少なくとも一方の一部が入り込むようにしてもよい。また、上記の実施例においては、第1レンズ枠10に設けられた操作ピン10fが連結部材24の被押動部24dを押すように構成されているが、上記の説明からも分かるように、そのような操作ピンを第2レンズ枠12に設けるようにしても構わない。また、上記の実施例においては、ズーミングを行うとき、羽根駆動装置は第1レンズ枠10と一体的に作動するようにしているが、本発明は、そのような構成に限定されず、第2レンズ枠と一体的に作動するようにしても差し支えない。但し、そのように構成する場合には、沈胴状態になっても羽根駆動装置と第2レンズ枠12の間隔が変わらないようにして、実施例のように第1レンズ枠10に操作ピン10fを設ける場合と、実施例の圧縮ばね19に相当する圧縮ばねを、羽根駆動装置と第2レンズ枠12の間に配置して、沈胴状態のときは羽根駆動装置と第2レンズ枠12の間隔が小さくなるようにし、実施例のように第1レンズ枠10に操作ピン10fを設けるるようにするか、それに相当する操作ピンを第2レンズ枠12に設けるようにすることになる。
更に、上記の実施例は、ズーム式のレンズ鏡胴として構成したものであるが、本発明は、例えば、パンフォーカスのようなズーム式でないレンズ鏡胴として構成することもできる。そして、そのように構成する場合には、実施例における第2レンズ群11と共に第2レンズ枠12が不要になるが、羽根駆動装置は、実施例のように固定筒3内で移動可能にする場合と、固定筒に一体的に取り付けるようにする場合とがある。また、このようなズーム式でないレンズ鏡胴の場合でも、上記の実施例のようなズーム式のレンズ鏡胴の場合でも、地板15を固定筒3内で移動可能とした場合には、操作ピン10fに相当する操作ピンを、実施例における本体部材1のようなカメラボディと一体化される部材に対し、地板15に向けて立設するようにしても差し支えない。
第1レンズ群と第2レンズ群を繰り出した撮影待機状態を示す実施例の断面図である。 図1に概略的に示されている羽根駆動装置を被写体側から見て示した平面図である。 図2に示した羽根駆動装置を撮像装置側から見て示した平面図である。 撮影終了直後の状態を図3と同様に見て示した平面図である。 沈胴状態を図1と同様にして示した断面図である。 沈胴過程において生じる可能性のある事態を説明するために図3及び図4と同様に見て示した平面図である。
符号の説明
1 本体部材
1a,1b 案内軸
2 撮像装置
3 固定筒
3a 前壁
3b 内壁
3c,15a,17a,27a 開口部
3d,3e 逃げ溝
4 化粧板
5 ステップモータ
5a 出力軸
6,8 歯車
7 リードスクリュー
7a,7b 雄ねじ部
9 第1レンズ群
10 第1レンズ枠
10a,10b,12a,12b,14a 張出部
10c,12c 雌ねじ部
10d,10e,12d,12e 被案内部
10f 操作ピン
11 第2レンズ群
12 第2レンズ枠
12f ストッパ部
13 第3レンズ群
14 第3レンズ枠
15 地板
15a,17a 開口部
15b,15c,15d 取付部
15e,15f ばね軸
15g,15h,15i 長孔
15j,20a ばね掛け部
15k,15m,15n 羽根軸
15p,15q,15r,15s,15t,15u ストッパ軸
15v 環状凹溝
15w 孔
16 隔壁板
17 中間板
18 カバー板
19 圧縮ばね
20 リング部材
20b,20c 突出部
20d 連結部
21 コイルばね
22 第1アクチュエータ
22a,23a 回転子
22b,23b 出力ピン
23 第2アクチュエータ
24 連結部材
24a 回転軸
24b,24c 腕部
24d 被押動部
25,26 シャッタ羽根
27 フィルタ羽根
27b NDフィルタシート

Claims (10)

  1. カメラボディ内に固定されている固定筒と、被写体光路用の開口部を有していて前記固定筒内において該固定筒に一体に取り付けられている地板と、前記地板に取り付けられており前記開口部と対向するところに被写体光路用の開口部を有していて前記地板側に羽根室を構成しているカバー板と、前記羽根室に配置されたシャッタ羽根と前記地板に取り付けられたシャッタ羽根用電磁駆動手段とからなっていて該シャッタ羽根用電磁駆動手段の往復回転によって該シャッタ羽根に前記開口部の開閉作動を行わせるシャッタ装置と、撮影レンズを取り付けていて前記固定筒内において前記シャッタ装置よりも被写体側に配置されておりカメラの使用時には繰り込み位置よりも被写体側へ繰り出されるレンズ枠と、前記レンズ枠に前記地板に向けて立設された操作手段と、前記地板に取り付けられていて前記レンズ枠が繰り込み位置にあるときには前記操作手段に操作されて前記シャッタ羽根を閉じさせる方向への前記シャッタ羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する状態にさせられ前記レンズ枠が繰り出し位置にあるときには該阻止状態から非阻止状態にさせられる仲介手段と、を備えていて、前記レンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記撮影レンズと前記レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしたことを特徴とする沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  2. 前記地板は、前記固定筒に対して光軸に沿って移動可能に取り付けられていて、前記レンズ枠が繰り出し位置にあるときには圧縮ばねを介して前記レンズ枠との間隔が所定の間隔に維持されており、前記レンズ枠は、繰り込み位置に移動するとき、最初は前記地板と共に移動し、前記地板が停止してからは、前記圧縮ばねを圧縮させて移動することにより、前記操作手段によって前記仲介手段を操作するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  3. カメラボディ内に固定されている固定筒と、第1レンズ群を取り付けて前記固定筒内において最も被写体側に配置されておりカメラの使用時には繰り込み位置よりも最も大きく被写体側へ繰り出される第1レンズ枠と、第2レンズ群を取り付けて前記固定筒内に配置されておりカメラの使用時には繰り込み位置よりも被写体側へ繰り出される第2レンズ枠と、被写体光路用の開口部を有していて前記第1レンズ枠に対し前記第2レンズ枠に面して取り付けられた地板と、前記地板に取り付けられており前記開口部と対向するところに被写体光路用の開口部を有していて前記地板側に羽根室を構成しているカバー板と、前記羽根室に配置されたシャッタ羽根と前記地板に取り付けられたシャッタ羽根用電磁駆動手段とからなっていて該シャッタ羽根用電磁駆動手段の往復回転によって該シャッタ羽根に前記開口部の開閉作動を行わせるシャッタ装置と、前記第2レンズ枠に前記地板に向けて立設された操作手段と、前記地板に取り付けられていて前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには前記操作手段に操作されて前記シャッタ羽根を閉じさせる方向への前記シャッタ羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する状態にさせられ前記二つのレンズ枠が繰り出し状態にあるときには該阻止状態から非阻止状態にさせられる仲介手段と、を備えていて、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第2レンズ群と前記第2レンズ枠の少なくなくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしたことを特徴とする沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  4. 前記地板は、前記固定筒に対して光軸に沿って移動可能に取り付けられていて、前記第1レンズ枠が繰り出し状態にあるときには圧縮ばねを介して前記第1レンズ枠との間隔が所定の間隔に維持されており、前記第1レンズ枠は、繰り込み位置に移動するとき、最初は前記地板と共に移動し、前記地板が停止してからは、前記圧縮ばねを圧縮させて移動することにより、前記操作手段によって前記仲介手段を操作するようにし、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第1レンズ群と前記第1レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  5. 前記地板が、前記第2レンズ枠に対し前記第1レンズ枠に面して取り付けられており、前記操作手段が、前記第1レンズ枠に前記地板に向けて立設されていて、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第1レンズ群と前記第1レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  6. 前記地板は、前記固定筒に対して光軸に沿って移動可能に取り付けられていて、前記第2レンズ枠が繰り出し状態にあるときには圧縮ばねを介して前記第2レンズ枠との間隔が所定の間隔に維持されており、前記第2レンズ枠が繰り込み位置に移動するときには前記地板と共に移動し、前記第2レンズ枠が繰り込み位置に達してからは、前記地板だけが前記圧縮ばねを圧縮させて移動することにより、前記操作手段が前記仲介手段を操作するようにし、前記二つのレンズ枠が繰り込み位置にあるときには、前記第2レンズ群と前記第2レンズ枠の少なくとも一方の一部が前記二つの開口部の少なくとも一方に入り込んでいるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  7. 前記シャッタ装置のほかに、前記羽根室に配置された光量制御羽根と前記地板に取り付けられた光量制御羽根用電磁駆動手段とからなっていて該光量制御羽根用電磁駆動手段の往復回転によって該光量制御羽根を前記開口部に進退させる光量制御装置を備えており、また、前記仲介手段が、前記操作手段の操作によって光軸を中心にして往復回転可能なリング部材を有していて、該リング部材には、前記シャッタ羽根を閉じさせる方向への前記シャッタ羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する阻止部と、前記光量制御羽根を前記開口部へ進入させる方向への前記光量制御羽根用電磁駆動手段の回転を阻止する阻止部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  8. 前記リング部材には、前記各電磁駆動手段に摺接し得るカム面を有した二つの突起部が形成されていて、それらの先端部を前記阻止部としていることを特徴とする請求項7に記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  9. 前記羽根室は、二つ構成されていて、一方の羽根室には前記シャッタ羽根が配置され、他方の羽根室には前記光量制御羽根が配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
  10. 前記操作手段が、前記カメラボディと一体化される部材に、被写体側に配置されている前記地板に向けて立設されていることを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載の沈胴式カメラのレンズ鏡胴。
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