JP2007263838A - 自動分析装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】採血管3とサンプルカップ4とに対してプローブ14を下降するときの採血管プローブ下死点Ldとサンプルカップ内プローブ下死点Luとをそれぞれ設定し、これら採血管3とサンプルカップ4とに対するプローブ14の下降位置を制限する。
【選択図】図4
Description
図1は自動分析装置の主要部分の構成図を示す。この自動分析装置は、例えば人体から採取された血液や尿等の検体1を複数の計測項目別に分析する。同装置は、例えば検体1の生化学分析を行う。同装置には、保持機構としてのサンプルディスク2が設けられている。このサンプルディスク2は、図2に示すような第1の収容管としての採血管3と、図3に示すような第2の収容管としてのサンプルカップ4とが混在して保持する。なお、サンプルカップ4は、採血管3の開口3a上に載せてサンプルディスク2に保持される。これら採血管3とサンプルカップ4とは、それぞれ検体1を収容する容量が異なる。例えば採血管3は数mlであり、サンプルカップ4は数百mlである。
サンプルディスク2は、軸12を中心として例えば図示しないモータの駆動によって矢印A方向にステップ回転する。
しかるに、制御装置20は、検体1をサンプリングするときの採血管3内に対するプローブ15の下降位置を採血管プローブ下死点Ldに制限し、検体1をサンプリングするときのサンプルカップ4内に対するプローブ15の下降位置をサンプルカップ内プローブ下死点Luに制限する。これら採血管プローブ下死点Ld及びサンプルカップ内プローブ下死点Luは、操作部画面から変更可能である。
サンプルディスク2の各架設用孔7には、採血管3又はサンプルカップ4が混在して保持される。これら採血管3又はサンプルカップ4には、それぞれ患者等の人体から採取した血液等の検体1が収容されている。採血管3をサンプルディスク2に保持する場合、採血管3は、図2に示すように採血管ホールド部8の各ツメ部10の間に挿入される。この場合、採血管3は、弾性部材11上に載置されると共に、各ツメ部10の付勢力により挟持される。これにより、採血管3は、所定の高さ位置に位置決めされる。
サンプリングアーム制御部21は、サンプル液面検知部24により採血管3内の検体1の液面を検知すると、この液面を検知してからプローブ15を一定距離下降させて停止させる指令をサンプリングアーム駆動部22に発する。これにより、プローブ15は、採血管3内の検体1の液面を検知してから一定距離下降した後に停止する。この場合、サンプリングアーム制御部21は、予め設定された加減速動作(スローアップ、スローダウン)に従って最高速から低速に減速して、即停止可能な速度に制御してからプローブ15の下降を停止する。なお、検体1の液面を検知してからのプローブ15の下降する一定距離は、サンプリングアーム14の機械的な慣性負荷とパルスモータの起動、回転時のトルク特性により決定される。次に、サンプリングアーム制御部21は、プローブ15の下降が停止すると、プローブ15による採血管3内の検体1の吸引動作を開始する。
サンプリングアーム制御部21は、サンプル液面検知部24によりサンプルカップ4内の検体1の液面を検知すると、上記同様に、この液面を検知してからプローブ15を一定距離下降させて停止させる指令をサンプリングアーム駆動部22に発する。これにより、プローブ15は、サンプルカップ4内の検体1の液面を検知してから一定距離下降した後に停止する。この後、プローブ15を吸引動作させる。これにより、プローブ15は、サンプルカップ4内の検体1を予め設定されたサンプル量だけ吸引する。この後、サンプリング機構13は、サンプリングアーム14を回転及び上下動させてプローブ15を反応管16内に移動し、検体1を反応管16内に吐き出す。これにより、サンプルカップ4内の検体1に対する第1の測定項目のサンプリングが終了する。
サンプリングアーム14を下方向に移動するとき、サンプリングアーム駆動部22は、下方向の移動量に対応してパルス数のパルス信号を上下用のパルスモータに供給する。サンプリングアーム現下降量算出部25は、上下用のパルスモータに供給するパルス数をカウントすることによりリアルタイムでサンプリングアーム14の下方向の移動量すなわち下降量Pbを算出する。
従って、微量な検体1を収容するサンプルカップ4に対する測定を行う場合、サンプルカップ内プローブ下死点Luに十分なマージン、例えば同サンプルカップ内プローブ下死点Luに製品仕様のダミー検体量の2分の1程度例えば30μlに設定すれば、サンプルカップ内プローブ下死点Lu等のプローブ15の下降限界位置を変更設定するなどの操作を行う必要はない。不注意から検体1の量が不足した状態で測定を行うリスクが回避できる。
例えば、検体1を収容するのは、採血管3やサンプルカップ4に限らず、試験管等の他の容器を用いてもよい。
自動分析装置に限らず、容器内の検体を他の容器に分注する場合に適用可能である。
Claims (11)
- 検体を収容する第1の収容管と、
前記第1の収容管に取り付け、取り外し可能で、前記検体を収容する容量が前記第1の収容管よりも小さい第2の収容管と、
前記第2の収容管の有無を判定する判定手段と、
前記第1又は前記第2の収容管内に挿脱し、前記第1又は前記第2の収容管に収容されている前記検体をサンプリングするプローブと、
前記プローブと前記検体との接触を検出する液面検出手段と、
前記液面検出手段の検出結果に基づいて前記プローブの移動を制御し、かつ前記判定手段の判定結果に基づいて前記プローブを挿入する制限位置を変える制御手段と、
を具備することを特徴とする自動分析装置。 - 検体を収容する第1の収容管と、
前記第1の収容管に取り付け、取り外し可能で、前記検体を収容する容量が前記第1の収容管よりも小さい第2の収容管と、
前記第2の収容管の有無を判定する判定手段と、
前記第1又は前記第2の収容管内に挿脱し、前記第1又は前記第2の収容管に収容されている前記検体をサンプリングするプローブと、
前記プローブと前記検体との接触を検出する液面検出手段と、
前記液面検出手段の検出結果に基づいて前記プローブの移動を制御し、かつ前記判定手段の判定結果に基づいて前記検体量の不足の判定位置を変える制御手段と、
を具備することを特徴とする自動分析装置。 - 前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて前記第1又は前記第2の制限位置を設定し、前記プローブの挿入位置を前記第1又は前記第2の制限位置に制限する、
ことを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。 - 前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて前記検体量の不足の判定位置として第1又は第2の制限位置を設定することを特徴とする請求項2記載の自動分析装置。
- 前記制御手段は、前記プローブを前記第1又は前記第2の収容管内に挿入し、前記液面検出手段により前記検体の液面を検出したときの前記プローブの挿入位置が前記第1又は前記第2の制限位置を超えた場合、前記検体量の不足と判定することを特徴とする請求項4記載の自動分析装置。
- 前記制御部は、前記検体量の不足と判定した場合、前記検体量の不足を報知し、前記検体のサンプリングを停止することを特徴とする請求項5記載の自動分析装置。
- 前記制御部は、前記検体の測定項目数に応じて前記プローブを同一の前記第1又は前記第2の収容管に挿脱して前記検体をサンプリングし、前記プローブの挿入位置を前記第1又は前記第2の制限位置に制限することを特徴とする請求項3記載の自動分析装置。
- 前記判定手段は、少なくとも前記第2の収容管が前記第1の収容管に取り付けられているか否かを検知することを特徴とする請求項1又は2記載の自動分析装置。
- 前記第1の収容管と、前記第1の収容管に取り付けられた前記第2の収容管とを混在して保持する保持機構を有し、
前記保持機構は、前記第1の収容管に取り付けられた前記第2の収容管の保持位置を所定位置に位置決めする収容管ホールド部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の自動分析装置。 - 検体を収容する第1の収容管と、前記第1の収容管に取り付け、取り外し可能で、前記検体を収容する容量が前記第1の収容管よりも小さい第2の収容管とを混在して有し、
前記第1又は前記第2の収容管のいずれか一方にプローブを挿脱させて前記検体をサンプリングする場合、コンピュータ処理によりプローブと検体との接触を検出し、この検出結果に基づいてプローブの移動を制御し、かつ第2の収容管の有無の判定結果に基づいてプローブを挿入する制限位置を変える、
ことを特徴とする自動分析方法。 - 検体を収容する第1の収容管と、前記第1の収容管に取り付け、取り外し可能で、前記検体を収容する容量が前記第1の収容管よりも小さい第2の収容管とを混在して有し、
前記第1又は前記第2の収容管のいずれか一方にプローブを挿脱させて前記検体をサンプリングする場合、コンピュータ処理によりプローブと検体との接触を検出し、この検出結果に基づいてプローブの移動を制御し、かつ第2の収容管の有無の判定結果に基づいて検体量の不足の判定位置を変える、
ことを特徴とする自動分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006091058A JP2007263838A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 自動分析装置及びその方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006091058A Pending JP2007263838A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 自動分析装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007263838A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023007903A1 (ja) * | 2021-07-29 | 2023-02-02 | 富士フイルム株式会社 | 検出装置、および測定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712969U (ja) * | 1993-07-28 | 1995-03-03 | 株式会社島津製作所 | 自動化学分析装置 |
JPH10115620A (ja) * | 1996-10-11 | 1998-05-06 | Hitachi Ltd | 臨床用自動分析装置 |
JP2004251796A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Toshiba Corp | 自動分析装置及びそれに用いられる検体吸引方法 |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006091058A patent/JP2007263838A/ja active Pending
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