JP2007263682A - 光ファイバ温度センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】安価かつ高感度であり、安全性の高い光ファイバ温度センサを提供する。
【解決手段】温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部14に、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えて伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有する光ファイバ11が、センサ部SPと形状変化部とが接するようにして固定されており、光ファイバ11の入射端に対してセンサ光を出射する光源12が接続され、センサ部SPを介して光ファイバ11の出射端から出射されるセンサ光を検出する受光部13が接続されている構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部14に、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えて伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有する光ファイバ11が、センサ部SPと形状変化部とが接するようにして固定されており、光ファイバ11の入射端に対してセンサ光を出射する光源12が接続され、センサ部SPを介して光ファイバ11の出射端から出射されるセンサ光を検出する受光部13が接続されている構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は光ファイバ温度センサに関し、特に、ヘテロコア型光ファイバセンサを用いた光ファイバ温度センサに関するものである。
従来の一般的な温度センサとしては、熱電対、赤外線センサあるいはバイメタルを用いたものや、液体温度計などの種々のタイプが知られている。
しかし、上記各種の温度計では、電気的センサを用いている場合には電気信号を授受することから、防爆施設などにおいては使用することができなかった。また、遠隔地での温度検知が困難であるという問題もあった。
しかし、上記各種の温度計では、電気的センサを用いている場合には電気信号を授受することから、防爆施設などにおいては使用することができなかった。また、遠隔地での温度検知が困難であるという問題もあった。
一方、光ファイバを用いたセンサとして種々のタイプが開発され、建築物のセキュリティシステムなどの用途に利用がなされている。
例えば、特許文献1には、FBG(fiber bragg grating)と呼ばれる光ファイバセンサが開示されている。FBGは、光ファイバの伝送路上で、ブラッグの原理に従って特定の波長の光を透過あるいは反射するように構成した可変光学フィルタである。
また、特許文献2及び3には、いわゆるヘテロコア部をセンサとして用いる光ファイバセンサが記載されている。
さらに、上記のFBGタイプの光ファイバセンサを用いた温度センサとしては、例えば特許文献4に記載がある。
特公表2003−532140号公報
国際公開97/48994号パンフレット
特開2003−214906号公報
特表2004−264114号公報
例えば、特許文献1には、FBG(fiber bragg grating)と呼ばれる光ファイバセンサが開示されている。FBGは、光ファイバの伝送路上で、ブラッグの原理に従って特定の波長の光を透過あるいは反射するように構成した可変光学フィルタである。
また、特許文献2及び3には、いわゆるヘテロコア部をセンサとして用いる光ファイバセンサが記載されている。
さらに、上記のFBGタイプの光ファイバセンサを用いた温度センサとしては、例えば特許文献4に記載がある。
本願は上記の状況に鑑みてなされたものであり、安価かつ高感度であり、安全性の高い光ファイバを用いた温度センサを提供することを目的とする。
本発明の光ファイバ温度センサは、温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部と、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えた光ファイバであって、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、少なくとも測定温度領域において前記センサ部が前記形状変化部に接するように固定された光ファイバと、前記光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射する光源と、前記センサ部を介して前記光ファイバの出射端から出射される前記センサ光を検出する受光部とを有する。
上記の本発明の光ファイバ温度センサは、温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部を有し、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えて伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有する光ファイバが、少なくとも測定温度領域においてセンサ部と形状変化部とが接するようにして固定されている。
光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射する光源が接続され、センサ部を介して光ファイバの出射端から出射されるセンサ光を検出する受光部が接続されている。
光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射する光源が接続され、センサ部を介して光ファイバの出射端から出射されるセンサ光を検出する受光部が接続されている。
上記の本発明の光ファイバ温度センサは、好適には、前記光ファイバが前記温度変化変位変換部に固定されている。
あるいは好適には、上記測定温度領域以外の領域において前記センサ部が前記形状変化部に接しないように前記光ファイバが固定されている。
あるいは好適には、上記測定温度領域以外の領域において前記センサ部が前記形状変化部に接しないように前記光ファイバが固定されている。
上記の本発明の光ファイバ温度センサは、好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部であり、前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
あるいは好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
あるいは好適には、前記センサ部は、前記光ファイバの前記クラッド部が除去されてなる構成である。
あるいは好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
あるいは好適には、前記センサ部は、前記光ファイバの前記クラッド部が除去されてなる構成である。
上記の本発明の光ファイバ温度センサは、好適には、前記温度変化変位変換部がバイメタルである。
本発明の光ファイバ温度センサは、センサ部として光ファイバセンサを用いており、安価かつ高感度であり、安全性の高い温度センサである。
以下に、本発明の光ファイバ温度センサの実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1(a)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの模式構成図である。
例えば、センサヘッド10から光ファイバ11の両端が引き出されており、光ファイバ11の入射端に対してセンサ光を出射する光源12が光学的に接続されており、光ファイバ11の出射端に対して、出射端から出射されるセンサ光を検出する受光部13が光学的に接続されている。
図1(a)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの模式構成図である。
例えば、センサヘッド10から光ファイバ11の両端が引き出されており、光ファイバ11の入射端に対してセンサ光を出射する光源12が光学的に接続されており、光ファイバ11の出射端に対して、出射端から出射されるセンサ光を検出する受光部13が光学的に接続されている。
また、図1(b)は光ファイバ温度センサの要部の模式的平面図であり、図1(c)は図1(b)中のX−X’における断面図である。
例えば、光ファイバ11は、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えた光ファイバであって、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有している。
さらに、温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部14に、上記の光ファイバ11が、センサ部SPと形状変化部とが接するようにして接着剤などで所定の位置に固定されている。
上記のようにセンサヘッド10が構成されている。
例えば、光ファイバ11は、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えた光ファイバであって、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有している。
さらに、温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部14に、上記の光ファイバ11が、センサ部SPと形状変化部とが接するようにして接着剤などで所定の位置に固定されている。
上記のようにセンサヘッド10が構成されている。
上記の温度変化変位変換部14は、例えば、線膨張係数の異なる2種類の金属層(14a,14b)が積層して構成されたバイメタルから構成される。バイメタルは、その全体が、温度に応じて形状が変化する形状変化部となっており、温度変化を形状変化部の変位に変換する。
上記の光ファイバ温度センサにおいては、光源12から光ファイバ11に入射されたセンサ光がセンサ部SPを介して受光部13で受光される。
上記のセンサ部SPは、伝送する光の一部の外界との相互作用が可能な構造となっており、上記のようにセンサ部SPが温度変化変位変換部14の形状変化部に接して固定されているので、受光部13での光量を測定することで、形状変化部の変位を測定することが可能となっている。
ここで、予め温度と形状変化部の変位との関係を調べて対応付けておくことで、測定された結果である形状変化部の変位を測定時の温度に変換することが可能となっている。
上記のセンサ部SPは、伝送する光の一部の外界との相互作用が可能な構造となっており、上記のようにセンサ部SPが温度変化変位変換部14の形状変化部に接して固定されているので、受光部13での光量を測定することで、形状変化部の変位を測定することが可能となっている。
ここで、予め温度と形状変化部の変位との関係を調べて対応付けておくことで、測定された結果である形状変化部の変位を測定時の温度に変換することが可能となっている。
上記の光ファイバセンサラインを構成する光ファイバとセンサ部について説明する。
図2(a)は、センサ部SPの構成の一例を示すための、光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SP近傍での斜視図であり、図2(b)はセンサ部SP近傍での長手方向の断面図である。
例えば、光ファイバセンサラインを構成する各光ファイバは、光ファイバ通信ラインの光ファイバと同じ構成、即ち、例えばコア径9μmのシングルモードファイバであり、一方の光ファイバ20aと他方の光ファイバ20bの間にセンサ部SPが設けられているものとする。
光ファイバ(20a,20b)は、コア21と、その外周部に設けられたクラッド22とを有する。光源より伝送された光は、光入射端側からコア21に入射され、センサ部SPを介して光出射端側のコア21から受光部へと出射される。
図2(a)は、センサ部SPの構成の一例を示すための、光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SP近傍での斜視図であり、図2(b)はセンサ部SP近傍での長手方向の断面図である。
例えば、光ファイバセンサラインを構成する各光ファイバは、光ファイバ通信ラインの光ファイバと同じ構成、即ち、例えばコア径9μmのシングルモードファイバであり、一方の光ファイバ20aと他方の光ファイバ20bの間にセンサ部SPが設けられているものとする。
光ファイバ(20a,20b)は、コア21と、その外周部に設けられたクラッド22とを有する。光源より伝送された光は、光入射端側からコア21に入射され、センサ部SPを介して光出射端側のコア21から受光部へと出射される。
図2(a)および(b)に示すセンサ部SPは、光ファイバ(20a,20b)のコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部3であり、コア31と、その外周部に設けられたクラッド32とを有する。
ヘテロコア部3におけるコア31の径blは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alより小さく、例えばal=9μm、bl=5μmである。また、ヘテロコア部3の長さclは数mm〜数cmであり、例えば1mm程度である。
光ファイバ(20a,20b)とセンサ部SPを構成するヘテロコア部3は、長手方向に直交する界面4でコア同士が接合するようにほぼ同軸に、例えば汎用化されている放電による融着などにより、接合されている。
ヘテロコア部3におけるコア31の径blは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alより小さく、例えばal=9μm、bl=5μmである。また、ヘテロコア部3の長さclは数mm〜数cmであり、例えば1mm程度である。
光ファイバ(20a,20b)とセンサ部SPを構成するヘテロコア部3は、長手方向に直交する界面4でコア同士が接合するようにほぼ同軸に、例えば汎用化されている放電による融着などにより、接合されている。
図2(a)および(b)に示すように、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが接合されてなる構成において、ヘテロコア部3におけるコア31の径blと光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alとが界面4で異なっており、このコア径の差に起因して光の一部がヘテロコア部3のクラッド32にリークWする。リークWを小さくするように、コア21とコア31の径の組み合わせをすると大部分の光は再び光ファイバ21に入射し、伝送される。このとき、センサの挿入損失は小さく、また、リークWの程度は屈曲などの外界の変化により、鋭敏に変化する。また、コア21とコア31の径の組み合わせによっては、リークWを極度に大きくすることもできる。この場合、多くのリークWの光がクラッド32と外界との境界面においてエバネッセント波を発生させ、外界に作用させ変化を感受することができる。
上記のようにリークした光は、センサ部SPにおける光ファイバの屈曲の度合いや光ファイバが置かれている環境に応じて変化するので、外界と相互作用した結果生じた変化を検知することで、センサ部SPで測定しようとして情報を得ることができる。
即ち、本実施形態において、センサ部SPが温度変化変位変換部14の形状変化部に接して固定されており、形状変化部の形状が温度に応じて変化するのでセンサ部SPの歪が温度に応じて変化し、これによりリークWの大きさが変化する。
従って、受光部で検出されるセンサ光量により温度変化変位変換部14の形状変化部の変位を測定でき、予め温度と形状変化部の変位との関係を調べて対応付けておくことで、測定された結果である形状変化部の変位を測定時の温度に変換することが可能となっている。
即ち、本実施形態において、センサ部SPが温度変化変位変換部14の形状変化部に接して固定されており、形状変化部の形状が温度に応じて変化するのでセンサ部SPの歪が温度に応じて変化し、これによりリークWの大きさが変化する。
従って、受光部で検出されるセンサ光量により温度変化変位変換部14の形状変化部の変位を測定でき、予め温度と形状変化部の変位との関係を調べて対応付けておくことで、測定された結果である形状変化部の変位を測定時の温度に変換することが可能となっている。
センサ部SPとしては、他の構成を採用することも可能である。
図3(a)〜図3(c)は、センサ部SPの構成の一例を示すための、光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SP近傍での長手方向の断面図である。
図3(a)では、センサ部SPを構成するヘテロコア部3のコア31の径blが、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alよりも大きな構成となっている。
図3(b)に示すように、ヘテロコア部の代わりに、センサ部SPは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の屈折率あるいはクラッド22の屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材30が光ファイバ(20a,20b)の中途部に接合されてなる構成とすることもできる。
図3(c)に示すように、コア21と、その外周部に設けられたクラッド22とを有する光ファイバのセンサ部SPにおいて、クラッド22が除去されている構成とすることもできる。
図3(a)〜図3(c)は、センサ部SPの構成の一例を示すための、光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SP近傍での長手方向の断面図である。
図3(a)では、センサ部SPを構成するヘテロコア部3のコア31の径blが、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alよりも大きな構成となっている。
図3(b)に示すように、ヘテロコア部の代わりに、センサ部SPは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の屈折率あるいはクラッド22の屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材30が光ファイバ(20a,20b)の中途部に接合されてなる構成とすることもできる。
図3(c)に示すように、コア21と、その外周部に設けられたクラッド22とを有する光ファイバのセンサ部SPにおいて、クラッド22が除去されている構成とすることもできる。
図4(a)及び(b)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの温度変化変位変換部14の形状変化を示す模式図である。
例えば、温度変化変位変換部14が、線膨張係数の異なる2種類の金属層(14a,14b)が積層して構成されたバイメタルからなる。
例えば、温度が変化することにより、図4(a)に示すように温度変化変位変換部14がセンサ部SPに対して凹状に形状変化する、あるいは、図4(b)に示すように温度変化変位変換部14がセンサ部SPに対して凸状に形状変化することにより、センサ部SPにそれぞれの歪が発生し、受光部で感知される光量に変化をもたらすものである。
例えば、温度変化変位変換部14が、線膨張係数の異なる2種類の金属層(14a,14b)が積層して構成されたバイメタルからなる。
例えば、温度が変化することにより、図4(a)に示すように温度変化変位変換部14がセンサ部SPに対して凹状に形状変化する、あるいは、図4(b)に示すように温度変化変位変換部14がセンサ部SPに対して凸状に形状変化することにより、センサ部SPにそれぞれの歪が発生し、受光部で感知される光量に変化をもたらすものである。
本実施形態の光ファイバ温度センサは、センサ部として光ファイバセンサを用いており、安価かつ高感度であり、安全性の高い温度センサである。
本実施形態の光ファイバ温度センサによると、上記のような伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にする光ファイバセンサが高感度であるので、温度センサとしても非常に高感度となり、温度をデジタルで読み出すことができる。
また、電磁波の影響を受けず、与えることもない。
さらに光ファイバを用いているので金属腐食による接点不良などの不具合が起こらない。
温度センサとしては電気的センサを用いておらず、光源、センサヘッドから受光部まで光で信号の授受を行っており、被測定物の周囲(数十メートル)で電気を使用しないで測定可能であり、漏電の心配がなく、電気的スパークによる引火、火災、誘爆のなく、安全防爆性を有しており、防爆施設に適用することができる。
光ファイバを延伸することで、遠隔地でリアルタイムに検知することができ、例えば複数のセンサを集中管理センター一箇所で管理することができ、例えば80km程度の遠隔地でも無電源による温度測定が可能となる。
また、電磁波の影響を受けず、与えることもない。
さらに光ファイバを用いているので金属腐食による接点不良などの不具合が起こらない。
温度センサとしては電気的センサを用いておらず、光源、センサヘッドから受光部まで光で信号の授受を行っており、被測定物の周囲(数十メートル)で電気を使用しないで測定可能であり、漏電の心配がなく、電気的スパークによる引火、火災、誘爆のなく、安全防爆性を有しており、防爆施設に適用することができる。
光ファイバを延伸することで、遠隔地でリアルタイムに検知することができ、例えば複数のセンサを集中管理センター一箇所で管理することができ、例えば80km程度の遠隔地でも無電源による温度測定が可能となる。
第2実施形態
図5(a)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの要部の模式的断面図であり、図5(b)及び図5(c)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの温度変化変位変換部の形状変化を示す模式的断面図である。
光ファイバ温度センサの要部以外の部分の構成は、実質的に第1実施形態と同様である。
図5(a)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの要部の模式的断面図であり、図5(b)及び図5(c)は本実施形態に係る光ファイバ温度センサの温度変化変位変換部の形状変化を示す模式的断面図である。
光ファイバ温度センサの要部以外の部分の構成は、実質的に第1実施形態と同様である。
例えば、温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部14の固定端部Fにおいて固定されている。温度変化変位変換部14は、例えば線膨張係数の異なる2種類の金属層(14a,14b)が積層して構成されたバイメタルからなる。
温度変化変位変換部14の近傍において、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備え、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有している光ファイバ11が配置され、固定されている。
温度変化変位変換部14の近傍において、コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備え、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有している光ファイバ11が配置され、固定されている。
ここで、図5(a)に示すように、測定温度領域以外の領域においてはセンサ部SPが形状変化部に接しないが、図5(b)及び図5(c)に示すように、測定温度領域においてはセンサ部SPが形状変化部に接するように、光ファイバ11が固定されている。
上記のようにセンサヘッドが構成されている。
上記のようにセンサヘッドが構成されている。
上記の光ファイバ温度センサにおいて、センサ部SPは伝送する光の一部の外界との相互作用が可能な構造となっており、測定温度領域においてセンサ部SPが温度変化変位変換部14の形状変化部に接するように固定されている。形状変化部の形状が温度に応じて変化するのでセンサ部SPの歪が温度に応じて変化し、これによりリークの大きさが変化する。
従って、受光部で検出されるセンサ光量により温度変化変位変換部14の形状変化部の変位を測定でき、予め温度と形状変化部の変位との関係を調べて対応付けておくことで、測定された結果である形状変化部の変位を測定時の温度に変換することが可能となっている。
特に、上記のように温度変化変位変換部14の固定端部Fの反対側の端部においてセンサ部SPが形状変化部に接する構成とすることで、温度変化変位変換部がセンサ部に伝達できる変位がより大きくなり、光ファイバ温度センサの感度を高めることができる。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、光ファイバを固着する温度変化変位変換部14は、バイメタルに限らず、温度変化を変位に変換するような部材であればよい。例えば、形状記憶合金などを用いてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、光ファイバを固着する温度変化変位変換部14は、バイメタルに限らず、温度変化を変位に変換するような部材であればよい。例えば、形状記憶合金などを用いてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の光ファイバ温度センサは、高感度であり、遠隔地で測定可能な温度センサとして適用できる。
3…ヘテロコア部
4…界面
10…センサヘッド
11…光ファイバ
12…光源
13…受光部
14…温度変化変位変換部
14a,14b…金属層
20a,20b…光ファイバ
21,31…コア
22,32…クラッド
30…光透過部材
SP…センサ部
W…リーク光
F…固定端部
4…界面
10…センサヘッド
11…光ファイバ
12…光源
13…受光部
14…温度変化変位変換部
14a,14b…金属層
20a,20b…光ファイバ
21,31…コア
22,32…クラッド
30…光透過部材
SP…センサ部
W…リーク光
F…固定端部
Claims (7)
- 温度に応じて形状が変化する形状変化部を有する温度変化変位変換部と、
コアおよびコアの外周に設けられたクラッドを備えた光ファイバであって、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、少なくとも測定温度領域において前記センサ部が前記形状変化部に接するように固定された光ファイバと、
前記光ファイバの入射端に対してセンサ光を出射する光源と、
前記センサ部を介して前記光ファイバの出射端から出射される前記センサ光を検出する受光部と
を有する
光ファイバ温度センサ。 - 前記光ファイバが前記温度変化変位変換部に固定されている
請求項1に記載の光ファイバ温度センサ。 - 上記測定温度領域以外の領域において前記センサ部が前記形状変化部に接しないように前記光ファイバが固定されている
請求項1に記載の光ファイバ温度センサ。 - 前記センサ部は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部であり、前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である
請求項1に記載の光ファイバ温度センサ。 - 前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である
請求項1に記載の光ファイバ温度センサ。 - 前記センサ部は、前記光ファイバの前記クラッド部が除去されてなる構成である
請求項1に記載の光ファイバ温度センサ。 - 前記温度変化変位変換部がバイメタルである
請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバ温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087987A JP2007263682A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 光ファイバ温度センサ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087987A JP2007263682A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 光ファイバ温度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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---|---|
JP (1) | JP2007263682A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502518A (ja) * | 2007-11-30 | 2010-01-28 | ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ− | 温度の監視に関する改良 |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006087987A patent/JP2007263682A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502518A (ja) * | 2007-11-30 | 2010-01-28 | ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ− | 温度の監視に関する改良 |
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