JP2007263545A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

空気調和装置の室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007263545A
JP2007263545A JP2006144199A JP2006144199A JP2007263545A JP 2007263545 A JP2007263545 A JP 2007263545A JP 2006144199 A JP2006144199 A JP 2006144199A JP 2006144199 A JP2006144199 A JP 2006144199A JP 2007263545 A JP2007263545 A JP 2007263545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor unit
air
main body
conditioning apparatus
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006144199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4984646B2 (ja
Inventor
Manabu Kato
加藤  学
Tetsuya Morisane
哲也 森實
Tomohiro Yabu
知宏 薮
Kaichi Tsuji
華一 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2006144199A priority Critical patent/JP4984646B2/ja
Publication of JP2007263545A publication Critical patent/JP2007263545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4984646B2 publication Critical patent/JP4984646B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】意匠の自由度を高めた、天井吊下型の空気調和装置の室内機を提供する
【解決手段】空気調和装置の室内機1は、本体2と吊り部3を備えている。本体2は、吸込口41と吹出口61を有し、吊り部3によって、空調対象空間の天井から離れて配置されている。本体2の外郭は、少なくとも天面4と、下面5と、側面6,7とで構成され、吸込口41は天面4に形成され、吹出口61は側面6に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置の室内機、特に、空調対象空間の天井に吊下げられる、天井吊下型の空気調和装置の室内機に関する。
従来の天井吊下型の空気調和装置の室内機では、空気の吸込口、吹出口の少なくともいずれか一方が、室内機の下面に設けられ、室内機は、天井面に接近するように設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−89871号公報
しかしながら、上記従来の室内機では、天井との据付面が、室内機の天面に設けられているため、天面の造形が、天井によって制限されている。さらに、室内機の下面には、空気の吸込口或いは吹出口が設けられており、人目に触れやすい下面の造形が、吸込口や吹出口の開口によって制限をうけている。
一方、室内機が設置される建物内部においては、内装の多様化が進み、様々なデザインの居住空間が実現されており、これらの居住空間に適応するために、従来に比べて、意匠の自由度が高い空気調和装置の室内機が要望されている。
本発明の課題は、上記要望に鑑み、意匠の自由度を高めた、空気調和装置の室内機を提供することにある。
第1発明に記載の空気調和装置の室内機は、天井吊下型の空気調和装置の室内機であって、本体と吊り部とを備えている。本体は、空気の吸込口と空気の吹出口を有し、空調対象空間の天井から離れて配置されている。本体は、吊り部によって、天井から吊下げられている。本体の外郭は、少なくとも天面と、下面と、側面とで構成されている。天面は空調対象空間の天井と対向し、下面は空調対象空間の床面と対向している。側面は天面と下面との間に配置されている。空気の吸込口は、天面に形成されている。
この空気調和装置の室内機では、天面が空調対象空間の天井から離れているので、天面の造形が天井によって制限されることはほとんどなくなり、天面の意匠の自由度が高くなる。また、吸込口は、天面に設けられることによって、人目に触れにくくなり、人に意匠上の不快感を与えることがほとんどなくなる。
第2発明に記載の空気調和装置の室内機は、第1発明に記載の空気調和装置の室内機であって、天面が、上に凸となる形状に形成されている。
ここでは、本体の中央部が厚くなり、本体の外周部が薄くなることによって、本体が薄く感じられる。すなわち、意匠による視覚効果を利用して、薄さ感を助長することができる。
第3発明に記載の空気調和装置の室内機は、第1発明に記載の空気調和装置の室内機であって、吸込口と吹出口が、下面以外のところに形成されている。
ここでは、下面の造形が、吸込口、吹出口の形状にほとんど制限されない。このため、下面の意匠の自由度が高くなる。
第4発明に記載の空気調和装置の室内機は、第1発明に記載の空気調和装置の室内機であって、吹出口が、側面に形成されている。
ここでは、下面に吹出口を形成する必要がなくなるので、下面の意匠の自由度が高くなる。また、一般に室内機の熱交換器は側面に沿うように配置されているので、吹出口が側面に設けられることによって、熱交換器から吹出口までの風路距離が短くなり、風路流量損失が減少する。
第5発明に記載の空気調和装置の室内機は、第1発明に記載の空気調和装置の室内機であって、下面が、開口のない平面或いは曲面を成すように形成されている。
ここでは、下面に開口がないため、下面の造形が、開口によって制限されることがほとんどなく、下面の意匠の自由度が高くなる。さらに、意匠上、清潔感のある外観が維持される。
第6発明に記載の空気調和装置の室内機は、第1発明に記載の空気調和装置の室内機であって、吊り部の内部には、冷媒配管、ドレン管、電線の、少なくともいずれか1つが収納されている。冷媒配管は、冷媒が流通するための管であり、ドレン管は、ドレン水が排出されるための管である。電線は、電力を本体へ供給するためのものである。
ここでは、施工時に引き回しを必要とする、管状、線状の部材が、吊り部に覆われ、人目に触れなくなる。このため、室内機や天井の外観が、施工によって損なわれることがほとんどない。
第7発明に記載の空気調和装置の室内機は、第1発明に記載の空気調和装置の室内機であって、吊り部が、天面の周縁部以外のところから延出するように設けられている。
このため、本体と吊り部との連結位置が、人目に触れにくくなり、室内機の外観の美しさが損なわれにくくなる。また、吊り部が天面の周縁部から天井に向かって延出する室内機に比べて、本体に連結される吊り部の数量が少なくなり、吊りボルトが削減される。このため、材料費、施工工数が削減される。
第8発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、本体が1本の吊り部によって吊下げられている。
この室内機では、本体重心上に吊り部が配置され、吊り部に対して前後対称、左右対称を成す。このため、釣り合いがとれた見栄えの良い意匠となる。
第9発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、本体が吊り部を中心軸として所定角度回転する。
この室内機では、使用者が空気の吹出方向を90度転換することができる。このため、冷気或いは暖気に直接当たりたくないとき、使用者が位置を変える必要がなく、使い勝手が良い。
第10発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、吊り部が直方体形状を成す。また、この室内機は、吊り部に内蔵される運転用の制御装置をさらに備えている。
この室内機では、天井面と本体との間に存在する未使用空間が有効に利用される。このため、本体内部の空間に余裕が生まれ、設計の自由度、意匠の自由度が増す。
第11発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、吸込口が、天面と、下面とに形成され、天面、下面のいずれか一方の吸込口を塞ぐパネルをさらに備えている。
この室内機では、使用者が吸込口の位置を選択できる。使用者は、吸込口の露出が気になる場合は、吸込口位置を天面へ変更できるので、使い勝手が良い。
第12発明に係る空気調和装置の室内機は、第11発明に係る空気調和装置の室内機であって、パネルが照明機器を含んでいる。
この室内機では、室内機が照明機器を兼ねる。従来、照明は天井中央、室内機は天井端に設置されるのが一般的であったが、ここでは、室内機を天井中央に設置しても邪魔にならない。このため、室内機の天井設置位置の自由度が増す。
第13発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、吸込口が、天面と、下面とに形成されている。また、この室内機は、本体にかぶせて、天面、下面のいずれか一方の吸込口を塞ぐ筒状のケーシングをさらに備えている。
この室内機では、使用者が吸込口の位置を選択できる。使用者は、吸込口の露出が気になる場合は、吸込口位置を天面へ変更できるので、使い勝手が良い。
第14発明に係る空気調和装置の室内機は、第13発明に係る空気調和装置の室内機であって、ケーシングが本体の長手方向に沿って着脱される。
この室内機では、使用者がケーシングを交換することができる。このため、長期使用による色あせ、汚れに対して修繕し易く、使い勝手がよい。
第15発明に係る空気調和装置の室内機は、第13発明に係る空気調和装置の室内機であって、ケーシングがオーダーメードである。
この室内機では、使用者の好みが、意匠に反映される。このため、市場での訴求力が助長される。
第16発明に係る空気調和装置の室内機は、第13発明に係る空気調和装置の室内機であって、ケーシングの長手方向の端部から保守点検時が行われる。
この室内機では、点検者が、本体の側面からファン、フィルタ等を保守点検することができる。従来の、下から見上げる姿勢での点検は、点検者に肉体的負担を強いることがあったが、ここでは、点検作業が容易になる。
第17発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、送風機と開閉板とを備えている。送風機は、本体内に配置され、互いに反対方向を向く2つの送風口を有する。開閉板は、送風機の2つの送風口を開閉する。2つの送風口の開閉の組合せによって吹出方向が変更される。
この室内機では、使用者が、空気が本体の両側面から吹き出されるタイプ、本体の片側側面から吹き出されるタイプの、いずれか一方を選択することができる。このため、冷気或いは暖気に直接当たりたくないとき、使用者が位置を変える必要がなく、使い勝手が良い。
第18発明に係る空気調和装置の室内機は、第17発明に係る空気調和装置の室内機であって、送風機がシロッコファンである。
この室内機では、送風機に2つの送風口を設けることができ、且つ小型である。このため、設計の自由度が向上する。
第19発明に係る空気調和装置の室内機は、第18発明に係る空気調和装置の室内機であって、長手方向に連結設置される。
この室内機では、連結設置によって、小容量から高容量まで1機種で対応できる。このため、製造コストが下がる。
第1発明に係る空気調和装置の室内機では、天面が空調対象空間の天井から離れているので、天面の造型が、天井によって制限されることはほとんどなくなり、意匠の自由度が高くなる。また、吸込口が、人目に触れにくくなり、人に意匠上の不快感を与えることがほとんどなくなる。
第2発明に係る空気調和装置の室内機では、本体の中央部が厚くなり、本体の外周部が薄くなることで、本体が薄く感じられる。すなわち、意匠による視覚効果を利用して薄さ感を助長することができる。
第3発明に係る空気調和装置の室内機では、下面の造形が、吸込口、吹出口の形状に制限されない。このため、下面の意匠の自由度が高くなる。
第4発明に係る空気調和装置の室内機は、下面に吹出口を形成する必要がなくなるので、下面の意匠の自由度が高くなる。さらに、熱交換器から吹出口までの風路距離が短くなり、風路流量損失が少なくなる。
第5発明に係る空気調和装置の室内機では、下面に開口がないため、下面の造形が、開口によって制限されることがほとんどなく、下面の意匠の自由度が高くなる。さらに、意匠上、清潔感のある外観が維持される。
第6発明に係る空気調和装置の室内機では、施工時に引き回しを必要とする、管状、線状の部材が、吊り部に覆われ、人目に触れなくなる。このため、室内機や天井の外観が、施工によって損なわれることがほとんどない。
第7発明に係る空気調和装置の室内機では、本体と吊り部との連結位置が、人目に触れにくくなり、外観の美しさが損なわれにくくなる。また、吊り部が天面の周縁部から天井に向かって延出する室内機に比べて、本体に連結される吊り部の数量が少なくなり、吊りボルトが削減される。このため、材料費、施工工数が削減される。
第8発明に係る空気調和装置の室内機では、本体重心上に吊り部が配置され、吊り部に対して前後対称、左右対称を成すので、釣り合いがとれた見栄えの良い意匠となる。
第9発明に係る空気調和装置の室内機では、使用者が空気の吹出方向を90度転換することができるので、冷気或いは暖気に直接当たりたくないとき、使用者が位置を変える必要がなく、使い勝手が良い。
第10発明に係る空気調和装置の室内機では、天井面と本体との間に存在する未使用空間が有効に利用されるので、本体内部の空間に余裕が生まれ、設計の自由度、意匠の自由度が増す。
第11発明に係る空気調和装置の室内機では、使用者が吸込口の位置を選択できるので、吸込口の露出が気になる場合は、吸込口位置を天面へ変更でき、使い勝手が良い。
第12発明に係る空気調和装置の室内機では、室内機が照明機器を兼ねる。従来、照明は天井中央、室内機は天井端に設置されるのが一般的であったが、ここでは、室内機を天井中央に設置しても邪魔にならない。このため、室内機の天井設置位置の自由度が増す。
第13発明に係る空気調和装置の室内機では、使用者が吸込口の位置を選択できるので、吸込口の露出が気になる場合は、吸込口位置を天面へ変更でき、使い勝手が良い。
第14発明に係る空気調和装置の室内機では、使用者はケーシングを交換することができるので、長期使用による色あせ、汚れに対して修繕し易くなる。
第15発明に係る空気調和装置の室内機では、使用者の好みが意匠に反映されるので、市場での訴求力が助長される。
第16発明に係る空気調和装置の室内機では、本体の側面からファン、フィルタ等を保守点検することができる。従来の、下から見上げる姿勢での点検は、点検者に肉体的負担を強いることがあったが、ここでは、点検作業が容易になる。
第17発明に係る空気調和装置の室内機では、使用者が、空気が本体の両側面から吹き出されるタイプ、本体の片側側面から吹き出されるタイプの、いずれか一方を選択することができる。このため、冷気或いは暖気に直接当たりたくないとき、使用者が位置を変える必要がなく、使い勝手が良い。
第18発明に係る空気調和装置の室内機では、送風機に2つの送風口を設けることができ、且つ小型である。このため、設計の自由度が向上する。
第19発明に係る空気調和装置の室内機では、連結設置によって、小容量から高容量まで1機種で対応できる。このため、製造コストが下がる。
〔第1実施形態〕
<室内機の構成>
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図を図1に、同室内機を下方から見た場合の外観斜視図を図2に示す。空気調和装置の室内機1は、図1に示すように、天井吊下型であり、内部に各種構成機器を収納する本体2と、本体2を天井から吊下げるための吊り部3とで構成されている。本体2の外郭は、天面4と、下面5と、2つの長側面6と、2つの短側面7とによって構成されている。
天面4の形状は、平面視においては長方形であり、側面視においては、上に凸の滑らかな円弧である。天面4の中央には、吸込口41が形成されており、吸込口41の周縁形状は、平面視において長方形であり、側面視においては、上に凸の滑らかな円弧である。吸込口41には、フィルタ42が装着されており、フィルタ42は、吸込口41から吸い込まれる空気中の塵埃を除去する。
下面5の形状は、平面視においては長方形であり、側面視においては、下に凸の滑らかな円弧である。下面5には、吸込口や吹出口等の開口が、一切形成されておらず、連続した滑らかな曲面が形成されている。
長側面6の形状は、長方形であり、本体2の長手方向と並行している。長側面6のほぼ全域にわたって、吹出口61が形成されており、吹出口61の周縁形状は長方形である。吹出口61には、複数のスリットからなるカバー62が装着されている。カバー62は、吹出される空気流に対してほとんど抵抗とはならず、且つ本体2内部を外部から見えないように遮蔽する機能がある。短側面7の形状は、略楕円形状であり、本体2の長手方向と直交している。
なお、従来の空気調和装置では、吸込口や吹出口の周縁に付着した埃、フィルタに堆積した塵埃などが、人目に触れやすく、不快感を与える可能性が高かったが、本実施形態では、下面が、開口の一切ない、連続した滑らかな曲面を成しているので、従来のような不快感を与える可能性は、ほぼ解消される。
<室内機の内部構造>
図3は、図1のIII−III断面図であり、図4は、図1のIV−IV断面図である。図3に示すように、送風機12は、本体2内に2つ配置されており、本実施形態では、遠心式の送風機を採用している。送風機12の下方には、送風機12を駆動するモータ13が配置され、送風機12の上方には、ベルマウス14が配置されている。ベルマウス14は、送風機12によって吸入された空気を送風機12の入口に集合させる。
図4に示すように、熱交換器15は、送風機12と長側面6との間に配置され、送風機12から吹き出された空気と熱交換を行う。熱交換器15と吹出口61は隣接しているので、風路が短く、風路流量損失が少ない。
ドレンパン16は、冷房時に熱交換器15に結露して滴下してくるドレン水を、ドレンポンプ17の下方へ導いて集合させる。ドレンポンプ17は、ドレン水を後述のドレン配管32へ排出する。
吊り部3の内部には、冷媒配管31、ドレン配管32、吊りボルト33、電線34が収納されている。冷媒配管31は、液側冷媒配管(図示せず)とガス側冷媒配管(図示せず)とで構成されており、空調対象空間外側の室外ユニット(図示せず)に接続されている。ドレン配管32は、ドレンポンプ17からは排出されたドレン水が通る管である。吊りボルト33は、金属製の長ボルトであり、吊りボルト33の頭部は、短側面7内側の壁に固定されている。電線34は、本体2内に収納されているモータ13などの各種機器へ電力を供給する。
本実施形態では、吊り部3の内部に、冷媒配管31、ドレン配管32、吊りボルト33、電線34が収納されているため、室内機1や天井の外観が、施工によって損なわれることがほとんどない。
<室内機の動作>
空気調和装置の室内機1が運転を開始すると、モータ13が送風機12を回転させ、吸込口41から空気が吸入される。吸入された空気は、フィルタ42を通過する際に、塵埃などが除去され、ベルマウス14を経て送風機12内に吸い込まれる。送風機12は、空気を熱交換器15に当てて、熱交換を促進させる。熱交換器15を通過した空気は、吹出口61から吹き出される。
<特徴>
(1)
この空気調和装置の室内機1では、天井から離れて配置される本体2と、本体2を天井から吊下げるための吊り部3とで構成されている。本体2の外郭は、天面4と、下面5と、2つの長側面6と、2つの短側面7とによって構成されている。このため、天面4の造形が天井に制限されることがなく、天面4の意匠の自由度が高くなる。また、天面4の中央には、吸込口41が形成され、吸込口41には、空気中の塵埃を除去するフィルタ42が装着されている。このため、フィルタ42の汚れなどが人目に触れにくくなり、人に不快感を与えることがほとんどない。また、吸込口41が人目に触れないので、人に意匠上の不快感を与えることがほとんどない。さらに、天面4の形状は、上に凸の滑らかな円弧曲面であるため、本体2の中央部が厚く、外周部が薄くなり、本体2の見かけ上の薄さ感が助長される。
(2)
この空気調和装置の室内機1では、天面4に吸込口41、長側面6に吹出口61が形成されているので、下面5には、吸込口や吹出口等の開口が一切なく、下に凸の連続した滑らかな曲面が形成されているだけである。このため、意匠上、清潔感のある外観が維持される。また、下面5の造形が、吸込口41、吹出口61によって制限されることがほとんどないので、下面5の意匠の自由度が高くなる。また、長側面6に吹出口61が形成されているので、熱交換器15から吹出口61までの風路距離が短く、風路流量損失が少ない。
(3)
この空気調和装置の室内機1では、吊り部3の内部に、冷媒配管31、ドレン配管32、吊りボルト33、電線34が収納されている。このため、施工時に引き回しを必要とする管状、線状の部材が、人目に触れず、室内機や天井の外観が、施工によって損なわれることがほとんどない。
(4)
この空気調和装置の室内機1では、吊り部3が、天面4の両端で、且つ周縁部からはみ出ないように、連結されている。このため、本体2と吊り部3との連結位置が、ほとんど人目に触れないので、外観の美しさが損なわれにくくなる。さらに、吊りボルトが天面の周縁部から天井に向かって延出する室内機に比べて、本体2に連結される吊り部3の数量が少なくなり、吊りボルト33が削減され、材料費、施工工数が削減される。
〔第2実施形態〕
<室内機の構成>
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の第2実施形態に係る空気調和装置の室内機101を上方から見た場合の外観斜視図を図5に示す。空気調和装置の室内機101は、図5に示すように、内部に各種構成機器を収納する本体102と、本体102を天井から吊下げるための1つの吊り部103とで構成されている。本体102の外郭は、天面104と、下面105と、1つの側面106とによって構成されている。
天面104の形状は、平面視においては円形であり、側面視においては、上に凸の滑らかな円弧である。天面104の中央から天井に向かって、円柱状の吊り部103が延出している。また、天面104には、吊り部103との連結部を囲むように2つの吸込口141が形成されており、吸込口141の周縁形状は、平面視において略扇形であり、側面視においては、ほぼ上に凸の滑らかな円弧である。なお、図5において、吸込口141が1つ見えるだけであるが、実際には天面104の中心に対して点対称の位置にもう1つの吸込口141が形成されている。吸込口141には、フィルタ142が装着されており、フィルタ142は、吸込口141から吸い込まれる空気中の塵埃を除去する。
下面105の形状は、平面視においては円形であり、側面視においては、下に凸の滑らかな円弧である。下面105には、吸込口や吹出口等の開口が、一切形成されておらず、連続した滑らかな曲面が形成されている。
側面106は、円筒状で、上端が天面104の周縁近傍に接し、下端が下面105の周縁近傍に接する。側面106には、2つの吹出口161が形成されており、吹出口161には、複数のスリットからなるカバー162が装着されている。なお、図5において、吹出口161が1つ見えるだけであるが、実際には側面106の中心に対して点対称の位置にもう1つの吹出口161が形成されている。カバー162は、吹出される空気流に対してほとんど抵抗とはならず、且つ本体102内部を外部から見えないように遮蔽する機能がある。
<室内機の内部構造>
図6は、図5のC−C線における断面図である。図6に示すように、送風機112は、本体102内に1つ配置されており、本実施形態では、遠心式の送風機を採用している。送風機112の下方には、送風機112を駆動するモータ113が配置され、送風機112の上方には、ベルマウス114が配置されている。ベルマウス114は、送風機112によって吸入された空気を送風機112の入口に集合させる。
熱交換器115は、中空の半円柱形をしており、送風機112と側面106との間に、送風機112の外周を囲むように配置され、送風機112から吹き出された空気と熱交換を行う。熱交換器115と吹出口161は隣接しているので、風路が短く、風路流量損失が少ない。
ドレンパン116は、冷房時に熱交換器115に結露して滴下してくるドレン水を、ドレンポンプ(図示せず)の下方へ導いて集合させる。そのドレンポンプが、ドレン水を後述のドレン配管132へ排出する。
吊り部3の内部には、冷媒配管131、ドレン配管132、吊りボルト133、電線134が収納されている。冷媒配管131は、熱交換器115の端面から出て、天面104の内面に沿って中央に引き回され、吊り部103の内部を通って天井へ導かれている。ドレン配管132は、ドレンポンプからは排出されたドレン水が通る管であり、ドレンパン116から出て、天面104の内面に沿って中央に引き回され、吊り部103の内部を通って天井へ導かれている。吊りボルト133は、金属製のボルトであり、吊りボルト133の頭部は、天面104内側に固定されている。電線134は、本体102内に収納されているモータ113などの各種機器へ電力を供給する。電線134は、冷媒配管131、或いはドレン配管132と並行に引き回され、吊り部103の内部を通って天井に導かれる。
本実施形態では、吊り部103の内部に、冷媒配管131、ドレン配管132、吊りボルト133、電線134が収納されているため、室内機や天井の外観が、ほとんど損なわれない。
<室内機の動作>
空気調和装置の室内機101が運転を開始すると、モータ113が送風機112を回転させ、吸込口141から空気が吸入される。吸入された空気は、フィルタ142を通過する際に、塵埃などが除去され、ベルマウス114を経て送風機112内に吸い込まれる。送風機112は、空気を熱交換器115に当てて、熱交換を促進させる。熱交換器115を通過した空気は、吹出口161から吹き出される。
<特徴>
(1)
この空気調和装置の室外機101では、天井から離れて配置される本体102と、本体102を天井から吊下げるための1つの吊り部103とで構成されている。本体102の外郭は、天面104と下面105、側面106とによって構成されている。このため、天面104の造形が天井に制限されることがなく、天面104の意匠の自由度が高くなる。また、天面104には、吸込口141が形成され、吸込口141には、空気中の塵埃を除去するフィルタ142が装着されている。このため、フィルタの汚れなどが人目に触れにくく、人に不快感を与えることがほとんどない。また、吸込口141が人目に触れないので、人に意匠上の不快感を与えることがほとんどない。さらに、天面104の形状は、上に凸の滑らかな円弧平面であるので、本体102の中央部が厚く、外周部が薄くなり、本体102の見かけ上の薄さ感が助長され、且つ、側面106が円筒状であるので、小型感も助長される。また、側面106に吹出口161が形成されているので、熱交換器115から吹出口161までの風路距離が短く、風路流量損失が少ない。
(2)
この空気調和装置の室外機101では、下面105には、吸込口や吹出口等の開口が一切なく、下に凸の連続した滑らかな曲面が形成されているだけである。このため、意匠上、清潔感のある外観が維持される。また、下面105の造形は、吸込口141、吹出口161によって制限されることがほとんどないので、下面105の意匠の自由度が高くなる。
(3)
この空気調和装置の室内機101では、吊り部103の内部に、冷媒配管131、ドレン配管132、吊りボルト133、電線134が収納されている。このため、施工時に引き回しを必要とする管状、線状の部材が、人目に触れず、室内機や天井の外観が、施工によって損なわれることがほとんどない。
(4)
この空気調和装置の室内機101では、吊り部103が、天面104の中央に連結されている。このため、本体102と吊り部103との連結位置が、ほとんど人目に触れないので、外観の美しさが損なわれにくくなる。さらに、吊り部103が1つであるため、吊りボルト133が削減され、材料費、施工工数が削減される。
〔第3実施形態〕
<室内機201の構成>
本発明の第3実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図を図7に示す。なお、各構成要件の名称は、第1実施形態と対応させて同じ名称を使用し、詳細な説明は省略する。空気調和装置の室内機201は、内部に各種構成機器を収納する本体202と、本体202を天井から吊下げるための1つの吊り部203とで構成されている。本体202の外郭は、天面204と、下面205と、2つの長側面206と、2つの短側面207とによって構成されている。吊り部203は、天面204の中央から出て天井に至る。
<室内機201の内部構造>
図8(a)は、本体内部を表した斜視図であり、図8(b)は、吊りボルトの斜視図である。図8(a)に示すように、送風機212は、本体202内に2つ配置されており、本実施形態では、シロッコファンを採用している。2つの送風機212の間には、送風機212を駆動するモータ213が配置されている。
熱交換器215は、送風機212と長側面206との間に配置され、送風機212から吹き出された空気と熱交換を行う。熱交換器215と吹出口261は隣接しているので、風路が短く、風路流量損失が少ない。
本実施形態の室内機201では、使用者が吊り部203を中心に本体202を90度回転させると、吊り部203内部の冷媒配管231の屈曲部231a、ドレン配管232の屈曲232aが順応して捩れる。このとき、吊りボルト233は回転しないが、図8(b)に示す金具233aが本体202と共に回転する。
<第3実施形態の特徴>
第3実施形態は、第1実施形態の特徴に加えて、次の特徴を有する。この空気調和装置の室内機201では、本体202が、吊り部203を中心軸として90度回転する。このため、使用者は空気が吹き出される方向を調整でき、使い勝手が良い。
〔第4実施形態〕
<室内機301の構成>
本発明の第4実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図を図9に示す。なお、各構成要件の名称は、第1実施形態と対応させて同じ名称を使用し、詳細な説明は省略する。空気調和装置の室内機301は、本体302と、本体302を天井から吊下げるための吊り部303とで構成されている。本体302の外郭は、天面304と、下面305と、2つの長側面306と、2つの短側面307とによって構成されている。吊り部303は、形状が直方体を成し、天面304の中央を長手方向に横断している。
吊り部303の内部には、冷媒配管331、ドレン配管332、吊りボルト333、電線334の他に、本体302を運転制御する制御装置308が収納されている。
<第4実施形態の特徴>
第4実施形態では、第1実施形態の特徴に加えて、次の特徴を有する。この空気調和装置の室内機301では、吊り部303の形状が直方体を成す。吊り部303には、本体302の運転を制御する制御装置308が内蔵されている。このため、天井面と本体302との間に存在する未使用空間が有効に利用され、本体302内部の空間に余裕が生まれ、設計の自由度、意匠の自由度が増す。
〔第5実施形態〕
<室内機401の構成>
本発明の第5実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図を図10に示す。なお、各構成要件の名称は、第1実施形態と対応させて同じ名称を使用し、詳細な説明は省略する。空気調和装置の室内機401は、本体402と、本体402を天井から吊下げるための2つの吊り部403とで構成されている。本体402の外郭は、天面404と、下面405と、2つの長側面406と、2つの短側面407とによって構成されている。
下面405の形状は、平面視においては長方形であり、側面視においては、下に凸の滑らかな円弧である。下面405には、天面404と同様の吸込口(図示せず)が形成されており、パネル409によって塞がれている。パネル409は、下面405の曲面に沿うように形成されており、4個の取付爪409aが、下面405の所定の孔405aにスナップフィットで嵌合する。
本実施形態では、吸込口441を天面404側にしているが、使用者の要望があれば、天面404の吸込口441を塞ぎ、下面405の吸込口(図示せず)を利用してもよい。
<第5実施形態の特徴>
第5実施形態では、第1実施形態の特徴に加えて、次の特徴を有する。この空気調和装置の室内機401は、吸込口441が、天面404、下面405の両方に形成されている。そして、天面404、下面405のいずれか一方の吸込口441を塞ぐパネル409をさらに備えている。ここでは、下面405の吸込口441がパネル409によって塞がれているが、天面404の吸込口441が塞がれてもよい。このため、使用者は吸込口441の位置を選択でき、吸込口の露出が気になる場合は、吸込口位置を天面へ変更できるので使い勝手が良い。
〔第5実施形態の変形例〕
<室内機401変形例の構成>
本発明の第5実施形態に係る空気調和装置の室内機の変形例を上方から見た場合の外観斜視図を図11に示す。なお、第5実施形態と一致する部分は同じ符号を付し説明を省略する。
下面405は、照明機器410によって塞がれている。照明機器410は、下面405の曲面に沿うように形成されており、4個の取付爪410aが、下面405の所定の孔405aにスナップフィットで嵌合する。
また、照明機器410の電源コード410bのプラグ410cが、下面405のプラグ孔405bに装着される。
<第5実施形態変形例の特徴>
第5実施形態変形例では、第1実施形態の特徴に加えて、次の特徴を有する。この空気調和装置の室内機401では、パネル409が照明機器410を含んでいる。ここでは、室内機401が照明を兼ねるので、室内機の天井設置位置の自由度が増す。
〔第6実施形態〕
<室内機501の構成>
本発明の第6実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図を図12に示す。なお、各構成要件の名称は、第1実施形態と対応させて同じ名称を使用し、詳細な説明は省略する。空気調和装置の室内機501は、内部に各種構成機器を収納する本体502と、本体502を天井から吊下げるための2つの吊り部503とで構成されている。本体502の外郭は、天面504と、下面505と、2つの長側面506と、1つの短側面507とによって構成されている。
天面504の中央は、僅かに隆起した突起504aが長手方向に横断している。そして突起504aを挟むように2つの吸込口541が形成されている。
下面505の中央は、天面504と同様に、僅かに隆起した突起505aが長手方向に横断している。そして突起505aを挟むように2つの吸込口(図示せず)が形成されている。
短側面507の形状は、略楕円形状であり、本体502の長手方向と直交している。短側面507と反対側の端部は開いており、この開口から本体502内部にある機器類のメンテナンスを行うことができる。
(ケーシング)
ケーシング509は、本体502を覆う部材であり、本体502の長手方向に沿って装着される。ケーシング509の上部形状は、天面504に合わせており、平面視においては長方形であり、側面視においては、上に凸の滑らかな円弧である。また、下部形状は、下面505に合わせており、平面視においては長方形であり、側面視においては、下に凸の滑らかな円弧である。
ケーシング509には、天面504の突起504aと嵌合するスリット594と、下面505の突起505aと勘合するスリット595が設けられている。また、天面504の吸込口541に対向する部分には、開口591が設けられ、フィルタ592が装着されている。さらに、長側面506と対向する部分には、長側面506の吹出口561を妨げない大きさの開口596が設けられている。
ケーシング509の長手方向の端部の一方は、本体502への装着のため開いており、反対側の端部は短側面597として閉じられている。
図13は、図12のケーシング509を長軸周りに180度反転させた状態の斜視図である。180度反転させたことにより、開口591、フィルタ592は本体502の下面505の吸込口(図示せず)と対向するようになり、吸込口541の位置を天面504側から下面505側に代わる。
また、ケーシング509は、ユーザーの好みに応じた色や模様を意匠に反映するために、オーダーメードによって製作される。
<室内機501の内部構造>
図12、図13に示すように、送風機512は、本体2内に2つ配置されており、本実施形態では、シロッコファンを採用している。2つの送風機512の間には、送風機512を駆動するモータ513が配置されている。
図14は、本体502の内部を示す概略側面図であり、送風機512は、2つの送風口512a,512bを有し、送風口512aと送風口512bは互いに反対の方向を向いる。また、送風機512には、送風口512a,512bを開閉する開閉板564がさらに設けられている。
送風機512は2つあり、1つの送風機512には、2つの送風口512a,512bがあるので、送風口512a,512bの開閉の組合せによって、空気の吹出方法が変わる。例えば、図12の正面視左側の送風機512を1号機、正面視右側の送風機512を2号機とし、送風口512aの向きを前方、送風口512bの向きを後方とした場合、空気吹出方向の組合せは、(1号機前方,2号機前方)と、(1号機前方,2号機後方)と、(1号機後方,2号機前方)と、(1号機後方,2号機後方)との4通りの空気吹出方向を実現することができる。
本実施形態では、オフィスなどの空調対象空間が大きくなるにしたがって、室内機501を長手方向に連結設置して、容量を増やしていくことができる。また、複数の室内機501を連結設置することによって、見かけ上1台の室内機のように見せることもできる。
<室内機501の動作>
空気調和装置の室内機501が運転を開始すると、モータ513が送風機512を回転させ、吸込口541から空気が吸入される。吸入された空気は、フィルタ592を通過する際に、塵埃などが除去され、送風機512内に吸い込まれる。送風機512は、空気を熱交換器515に当てて、熱交換を促進させる。熱交換器515を通過した空気は、吹出口561から吹き出される。
なお、本実施形態では、送風機512の2つの送風口512a,512bの開閉の組合せを変えることによって、吹出口561から吹出される方向を変更することができる。
<第6実施形態の特徴>
第6実施形態は、第1実施形態の特徴に加えて、以下の特徴を有する。
(1)
この空気調和装置の室内機501は、吸込口541が天面504と下面505とに形成されている。また、この室内機501には、天面504、下面505のいずれか一方の吸込口541を塞ぐケーシング509がさらに備えられている。このため、使用者は吸込口541の位置を選択することができ、使い勝手がよい。また、ケーシング509は、本体502の長手方向に沿って着脱され、さらにオーダーメードで製作される。このため、使用者は、ケーシング509の色あせ、汚れに気づいたときに外して洗浄することができる。或いは、新たな意匠のケーシング509、好み意匠のケーシング509へ交換することができる。また、ケーシング509の長手方向の端部から室内機501の保守点検を行うことができるので、点検作業が容易になる。
(2)
この空気調和装置の室内機501は、送風機512と、開閉板564とをさらに備えている。送風機512は、互いに反対方向を向く2つの送風口512a,512bを有する。開閉板564は、送風口512a,512bを開閉する。2つの送風口512a,512bの開閉の組合せによって、空気の吹出方向が変更される。このため、使用者は、空気が本体の両側面から吹き出されるタイプ、本体の片側側面から吹き出されるタイプの、いずれか一方を選択することができる。使用者は、冷気或いは暖気に直接当たりたくないとき、位置を変える必要がなく、使い勝手が良くなる。また、送風機512は、シロッコファンであり、小型である。このため、設計の自由度が増す。
(3)
この空気調和装置の室内機501は、長手方向に連結設置することができる。このため、小容量から高容量まで1機種で対応でき、製造コストが下がる。
以上のように、本発明によれば、天井吊下型の空気調和装置の室内機に有用である。
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図。 同空気調和装置の室内機を下方から見た場合の外観斜視図。 図1のIII−III断面図。 図1のIV−IV断面図。 本発明の第2実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図。 図5のVI−VI断面図。 本発明の第3実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図。 (a)同室内機の本体内部を表した斜視図。 (b)吊りボルトの斜視図。 本発明の第4実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図。 本発明の第5実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図。 同室内機の変形例を上方から見た場合の外観斜視図。 本発明の第6実施形態に係る空気調和装置の室内機を上方から見た場合の外観斜視図。 図12のケーシングを長軸周りに180度反転させた状態の斜視図。 本体内部を示す概略側面図。
符号の説明
1,101,201,301,401,501 空気調和装置
2,102,202,302,402,502 本体
3,103,203,303,403,503 吊り部
4,104,204,304,404,503 天面
5,105,205,305,405,505 下面
6,106,206,306,406,506 長側面
7,207,307,407,507 短側面
31,131,231,331,431,531 冷媒配管
32,132,232,332,432,532 ドレン配管
34,134,234,334,434,534 電線
41,141,241,341,441,541 吸込口
61,161,261,361,461,561 吹出口
308 制御装置
409 パネル
410 照明機器
509 ケーシング
512 送風機
512a,512b 送風口
564 開閉板

Claims (19)

  1. 天井吊下型の空気調和装置の室内機であって、
    空気の吸込口(41,141,241,341,441,541)と空気の吹出口(61,161,261,361,461,561)とを有し、空調対象空間の天井から離れて配置される本体(2,102,202,302,402,502)と、
    前記本体を前記天井から吊下げる吊り部(3,103,203,303,403,503)と、
    を備え、
    前記本体の外郭は、少なくとも前記天井と対向する天面(4,104,204,304,404,504)と、前記空調対象空間の床面と対向する下面(5,105,205,305,405,505)と、前記天面と前記下面との間に配置される側面(6,7,106,206,207,306,307,406,407,506,507)と、で構成され、
    前記吸込口が、前記天面に形成されている、
    空気調和装置の室内機(1,101,201,301,401,501)。
  2. 前記天面が、上に凸となる形状に形成されている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記吸込口(41,141,241,341)、および前記吹出口(61,161,261,361)が、前記下面(5,105,205,305)以外のところに形成されている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(1,101,201,301)。
  4. 前記吹出口が、前記側面に形成されている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 前記下面(5,105,205,305)は、開口のない平面或いは曲面を成すように形成されている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(1,101,201,301)。
  6. 前記吊り部の内部に、冷媒が流通するための冷媒配管(31,131,231,331,431,531)、ドレン水が排出されるためのドレン管(32,132,232,332,432,532)、および前記本体へ電力を供給するための電線(34,134,234,334,434,534)の、少なくともいずれか1つが収納される、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  7. 前記吊り部が、前記天面の周縁以外のところから天井に向かって延出するように設けられている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  8. 前記本体(102,202)が、1本の前記吊り部(103,203)によって吊下げられている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(101,201)。
  9. 前記本体(202)が、前記吊り部(203)を中心軸として所定角度回転する、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(201)。
  10. 前記吊り部(303)は直方体形状を成し、
    前記吊り部(303)に内蔵される運転用の制御装置(308)をさらに備えた、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(301)。
  11. 前記吸込口(441)が、前記天面(404)と、前記下面(405)とに形成され、
    前記天面(404)、前記下面(405)のいずれか一方の前記吸込口(441)を塞ぐパネル(409)をさらに備えた、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(401)。
  12. 前記パネル(409)が照明機器(410)を含んでいる、
    請求項11に記載の空気調和装置の室内機(401)。
  13. 前記吸込口(541)が、前記天面(504)と、前記下面(505)とに形成され、
    前記本体502にかぶせて、前記天面(504)、前記下面(505)のいずれか一方の前記吸込口(541)を塞ぐ筒状のケーシング(509)をさらに備えた、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(501)。
  14. 前記ケーシング(509)が、前記本体(502)の長手方向に沿って着脱される、
    請求項13に記載の空気調和装置の室内機(501)。
  15. 前記ケーシング(509)が、オーダーメードである、
    請求項13に記載の空気調和装置の室内機(501)。
  16. 前記ケーシング(509)の長手方向の端部から保守点検時が行われる、
    請求項13に記載の空気調和装置の室内機(501)。
  17. 前記本体(502)内に配置され、互いに反対方向を向く2つの送風口(512a,512b)を有する送風機(512)と、
    前記送風機(512)の2つの前記送風口(512a,512b)を開閉する開閉板(564)と、
    をさらに備え、
    2つの前記送風口(512a,512b)の開閉の組合せによって吹出方向が変更される、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機(501)。
  18. 前記送風機(512)がシロッコファンである、
    請求項17に記載の空気調和装置の室内機(501)。
  19. 長手方向に連結設置される、
    請求項17に記載の空気調和装置の室内機(501)。
JP2006144199A 2006-02-28 2006-05-24 空気調和装置の室内機 Active JP4984646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006144199A JP4984646B2 (ja) 2006-02-28 2006-05-24 空気調和装置の室内機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006053140 2006-02-28
JP2006053140 2006-02-28
JP2006144199A JP4984646B2 (ja) 2006-02-28 2006-05-24 空気調和装置の室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007263545A true JP2007263545A (ja) 2007-10-11
JP4984646B2 JP4984646B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=38636698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006144199A Active JP4984646B2 (ja) 2006-02-28 2006-05-24 空気調和装置の室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4984646B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2483484A (en) * 2010-09-09 2012-03-14 Frenger Systems Ltd Air conditioning module suitable for being suspended and spaced from a ceiling
JP2014159890A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Mitsubishi Electric Corp 送風システム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62124413U (ja) * 1986-01-31 1987-08-07
JPS6355019U (ja) * 1986-09-29 1988-04-13
JPS6375722U (ja) * 1986-10-31 1988-05-20
JPH08200799A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH08327140A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 天井吊り下げ型空気調和機
JPH1183155A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2002318002A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2004340494A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Fujitsu General Ltd 据付装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62124413U (ja) * 1986-01-31 1987-08-07
JPS6355019U (ja) * 1986-09-29 1988-04-13
JPS6375722U (ja) * 1986-10-31 1988-05-20
JPH08200799A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH08327140A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 天井吊り下げ型空気調和機
JPH1183155A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2002318002A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2004340494A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Fujitsu General Ltd 据付装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2483484A (en) * 2010-09-09 2012-03-14 Frenger Systems Ltd Air conditioning module suitable for being suspended and spaced from a ceiling
GB2483484B (en) * 2010-09-09 2016-05-04 Frenger Systems Ltd An air conditioning module
JP2014159890A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Mitsubishi Electric Corp 送風システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4984646B2 (ja) 2012-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2821716B1 (en) air conditioner indoor unit comprising a wind-visor for air discharge opening
KR100809784B1 (ko) 횡류팬을 포함하는 공기 조화기
KR100782197B1 (ko) 공기 조화기
JP6658687B2 (ja) 冷媒検知センサを有する空気調和装置の室内ユニット
JP2005249328A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP6078925B2 (ja) 天井埋込型空気調和装置
EP3040637B1 (en) Air discharging unit and air conditioner having the same
JP4984646B2 (ja) 空気調和装置の室内機
KR100642364B1 (ko) 분리형 공기조화기의 실내기
JPH1030827A (ja) 空気調和機
JP6398550B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2008064394A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2013120040A (ja) 空気調和機
JP6584675B2 (ja) 熱交換器ユニットおよび空気調和装置
KR102343464B1 (ko) 천장형 에어컨 실내기
JP5639257B2 (ja) エアコン室内機
CN211146689U (zh) 室内机及具有其的空调器
JP6384244B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
CN210241757U (zh) 空调柜机
JP2010169277A (ja) 天井埋込型空気調和機
KR100925718B1 (ko) 분리형 공기조화기의 실내기
JP4857794B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2006258405A (ja) 床置き式空気調和機
JP6375837B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2013504744A (ja) 全熱交換換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110613

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4984646

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3