JP2007263300A - 樹脂部材の締結構造、ならびに樹脂部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被取付部材1に樹脂部材2が面接触された状態でねじ部品4で締結された締結構造において、比較的簡単かつ安価な構成で、かつ特別高強度でもないねじ部品4を用いながら、ねじ部品4の疲労破損や緩みを抑制または防止可能とし、信頼性向上を図る。
【解決手段】樹脂部材2は、ねじ部品4の締結方向に沿う貫通孔2aを有し、この貫通孔2aの外側開口の周囲領域が、貫通孔2aにその長さL1より短い金属カラー3を嵌合した後で、金属カラー3の外端面3aとほぼ面一となるように塑性加工されていて、この塑性加工面(2c)と金属カラー3の外端面3aとに跨ってねじ部品4の座面4dが当接されている。
【選択図】図2
【解決手段】樹脂部材2は、ねじ部品4の締結方向に沿う貫通孔2aを有し、この貫通孔2aの外側開口の周囲領域が、貫通孔2aにその長さL1より短い金属カラー3を嵌合した後で、金属カラー3の外端面3aとほぼ面一となるように塑性加工されていて、この塑性加工面(2c)と金属カラー3の外端面3aとに跨ってねじ部品4の座面4dが当接されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、被取付部材に樹脂部材を面接触させた状態で締結した構造に関する。また、本発明は、前記樹脂部材を製造する方法に関する。
従来から、必要に応じて軽量化、低コスト化等を目的として金属部材の代わりに樹脂部材を用いることがある。
このような樹脂部材を被取付部材に取り付ける場合、単純に樹脂部材の貫通孔にボルトを通して被取付部材に螺合装着すると、ボルトの軸力によって樹脂部材が変形、破損するおそれがある。
そのようなことから、一般的に、図19に示すように、被取付部材81に樹脂部材82を面接触させた状態で、樹脂部材82に設けられる貫通孔82aに金属カラー83を嵌合装着し、この金属カラー83の内孔にボルト84を挿通し、このボルト84を被取付部材81のねじ孔81aに螺合装着するような方法が知られている。
通常、樹脂部材82の貫通孔82a長さと金属カラー83の長さとを同じに設定して、貫通孔82aの外側開口の周囲と金属カラー83の外端面83aとを面一にすることにより、ボルト84の頭部84aに設けられるフランジ84bの座面84cを、金属カラー83の外端面83aと貫通孔82aの外側開口の周囲領域とに跨って当接させるようにしている。
このような構造であれば、ボルト84を適宜の締め付けトルクで取り付けるだけで、前記当接面に適宜の摩擦力を付与するとともに適宜の軸力を付与することができ、それによって、樹脂部材82の破損や、樹脂部材82のクリープ現象に起因するボルト84の緩みを防止することが可能になる。
このような構造では、樹脂部材82の厚みに対する金属カラーの長さを高精度に設定する必要がある。一般的に、樹脂成形における精度向上が困難であるために、金属カラー83の切削加工等の微妙な機械加工の精度を向上する必要が生じる等、金属カラー83の生産効率が低下し、コストアップにつながる。
ところで、金属カラーの長さを樹脂部材の長さより所定量だけ短くすることによって、金属カラーを樹脂部材の貫通孔に圧入したときに金属カラーの圧入方向後端側を樹脂部材の貫通孔内に埋没させるようにし、ボルトの締め付け時にボルトの頭部座面で樹脂部材の貫通孔の外側開口の周囲領域を押し潰すようにし、樹脂部材表面を弾性変形により陥没させることが考えられている(例えば特許文献1の図8、段落[0006]参照。)。
その他、金属カラーの外側開口の周囲領域に、それを囲むような輪状リブを設けるか、あるいは円周数ヶ所に放射状に延びる突条リブを設け、ボルトの頭部座面で前記リブを押し潰すようにすることが考えられている(例えば特許文献2,3参照。)。
特開平11−101218号公報
実開昭57−73406号公報
特許第2806193号公報
上記従来例では、樹脂部材の厚みと金属カラーの長さとの比や、金属カラーやリブ等の寸法公差の関係で、樹脂部材の表面側やリブの潰れが不十分になるおそれがあり、上述した軸力や摩擦力が不足してボルトの緩みが発生しやすくなることが懸念される。
これに対しては、単純にボルトの締め付けトルクを大きくすればいいと考えられるものの、その場合には使用時に振動等が多いような環境であると、ボルトが疲労破損しやすくなることが懸念され、例えば高強度で高価なボルトおよび金属カラーを用いて対処する必要が生ずる等、コストが嵩むことが指摘される。
この他、上述した特許文献1には、金属カラーを薄くするとともに長さを樹脂部材の貫通孔長さより大きくしておき、金属カラーの突出部分をボルトの締め付けトルクでもって加圧して潰すことにより、この金属カラーのスプリングバックに伴う反力をボルトに付与し、ボルトの緩み止めを行うようにする技術が記載されている。
しかしながら、この場合も、高価となる特殊な金属カラーを必要とするうえ、高強度で高価なボルトを用いる必要があって、コストが嵩むと言える。
本発明は、金属カラーが嵌合された貫通孔を有する樹脂部材を被取付部材に面接触させた状態でねじ部品で締結した締結構造において、比較的簡単かつ安価な構成で、かつ特別高強度でもないねじ部品を用いながら、ねじ部品の疲労破損や緩みを抑制または防止可能とし、信頼性向上を図ることを目的としている。
また、本発明は、前記樹脂部材を製造する方法において、比較的簡単に製造できるようにし、製造コストを低減可能とすることを目的としている。
本発明は、被取付部材に樹脂部材が面接触された状態でねじ部品で締結された構造であって、前記樹脂部材は、前記ねじ部品の締結方向に沿う貫通孔を有し、この貫通孔の外側開口の周囲領域が、前記貫通孔にその長さより短い金属カラーが嵌合された後で前記金属カラーの外端面とほぼ面一となるように塑性加工されていて、この塑性加工面と前記金属カラーの外端面とに跨って前記ねじ部品の座面が当接されていることを特徴としている。
なお、樹脂部材としては、例えば自動車、自動二輪車あるいはそれら以外の移動体等に搭載されるエンジン関連製品(例えばインテークマニホールド、シリンダヘッドカバー、ウォーターインレット、ウォーターアウトレット、タイミングベルトカバー等)が挙げられるが、これら以外の樹脂製品であってもよい。
また、被取付部材としては、例えばエンジンの鉄系金属製あるいは、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金製のシリンダヘッドやシリンダブロック等が挙げられるが、これ以外の金属材料であってもよい。この被取付部材は、前記以外の製品とする場合には樹脂材料であってもよい。
さらに、ねじ部品としては、例えば頭付のおねじや、ナットおよびスタッドの組み合わせ等とされる。おねじとする場合には被取付部材におねじが螺合されるねじ孔が設けられ、ナットおよびスタッドとする場合には被取付部材に前記スタッドが螺合植設されるねじ孔が設けられる。なお、前記頭付のおねじについては、例えばフランジ付ボルト、フランジ無しボルト、座金付ボルト、フランジ無しボルトに座金を後組みしたもの、あるいは各種の小ねじ等を含む。
この構成では、樹脂部材の貫通孔より短い金属カラーを用いたうえで、樹脂部材の貫通孔の外側開口の周囲領域を金属カラーの外端面とほぼ面一となるように塑性加工しているから、高精度に加工された金属カラーや高精度に寸法管理された樹脂部材を用いなくて済み、それらを安価に調達することが可能になる。
しかも、金属カラーの外端面および塑性加工面に跨ってねじ部品の座面が当接する状態を確保しているから、従来例のように樹脂部材の潰し代を大きくする必要がなくなって高強度でかつ高価なねじ部品(例えばボルト、スタッドおよびナット等)を用いずに済む結果となる。
このように、比較的簡単かつ安価な構成で、かつ特別高強度でもない廉価なねじ部品を用いながら、ねじ部品の疲労破損や緩みを抑制または防止することが可能となり、信頼性の高い締結状態を確保できるようになる。
また、本発明は、被取付部材に樹脂部材が面接触された状態でねじ部品で締結された構造であって、前記樹脂部材は、前記ねじ部品の締結方向に沿う貫通孔を有し、この貫通孔の外側開口の周囲領域が、前記貫通孔にその長さより短い金属カラーが嵌合された後で前記金属カラーの外端面とほぼ面一となるように塑性加工により陥没されており、前記塑性加工面つまり前記陥没部分の内底面と前記金属カラーの外端面とに跨って前記ねじ部品の座面が当接されていることを特徴としている。
この構成では、樹脂部材に塑性加工によって陥没部を設けるように特定したものであり、基本的には、上記同様の作用、効果が得られる。
この構成では、樹脂部材に塑性加工によって陥没部を設けるように特定したものであり、基本的には、上記同様の作用、効果が得られる。
さらに本発明は、被取付部材に樹脂部材が面接触された状態でねじ部品で締結された構造であって、前記樹脂部材は、前記ねじ部品の締結方向に沿う貫通孔を有し、この貫通孔の外側開口の周囲領域が、塑性加工前において他領域よりも隆起されていて、かつ、前記貫通孔にその長さより短い金属カラーが嵌合された後で、前記貫通孔の外側開口が前記金属カラーの外端面とほぼ面一となるように前記隆起部が塑性加工により所定量潰されており、前記塑性加工面と前記金属カラーの外端面とに跨って前記ねじ部品の座面が当接されていることを特徴としている。
この構成では、樹脂部材が一定の厚みでなく、片面側に隆起した部分を有するものを前提にしていて、この隆起部分を塑性加工によって潰すように特定したものであり、基本的には、上記同様の作用、効果が得られる。
この構成では、樹脂部材が一定の厚みでなく、片面側に隆起した部分を有するものを前提にしていて、この隆起部分を塑性加工によって潰すように特定したものであり、基本的には、上記同様の作用、効果が得られる。
次に、本発明は、被取付部材にねじ部品で締結される樹脂部材を製造する方法であって、前記樹脂部材に備えるねじ部品締結方向に沿う貫通孔に、その長さより短い金属カラーを埋没させるよう嵌合する工程と、前記樹脂部材において貫通孔の外側開口の周囲領域を塑性加工によって押し潰すことにより、当該塑性加工面を前記金属カラーの外端面とほぼ面一とする工程とを含むことを特徴としている。
この構成では、樹脂部材の貫通孔より短い金属カラーを用いたうえで、樹脂部材の貫通孔の外側開口の周囲領域を金属カラーの外端面とほぼ面一となるように塑性加工しているから、高精度に加工された金属カラーや高精度に寸法管理された樹脂部材を用いなくて済み、それらを安価に調達することが可能になる。
また、このような樹脂部材を被取付部材にねじ部品で締結する場合、樹脂部材の金属カラーの外端面および塑性加工面に跨ってねじ部品の座面が当接する状態を確保することが可能になるから、従来例のようにねじ部品の締め付けトルクを過大にして樹脂部材の潰し代を大きくする必要がなくなる。
これにより、高強度でかつ高価なねじ部品(例えばボルトや、ナットおよびスタッド等)を用いずに済む結果となる。しかも、ねじ部品の締め付けトルクが比較的小さくて済むから、塑性加工面をねじ部品の座面で弾性変形させても、その弾性変形部分が塑性変形状態に発展しにくくなり、ひいては、ねじ部品を一旦緩めてから再度樹脂部材を被取付部材に締結する際に、樹脂部材の初期締結時における締め付けトルクと変わらないレベルの締め付けトルクでねじ部品を螺着することが可能になる。このことは、仮に、被取付部材と樹脂部材との間にシールを介装している場合だと、このシールの締め代変化が少なくて済むことになり、密封性の観点からも好ましい。
また、本発明は、被取付部材にねじ部品で締結される樹脂部材を製造する方法であって、前記樹脂部材に備えるねじ部品締結方向に沿う貫通孔に、その長さより短い金属カラーを埋没させるよう嵌合する工程と、前記樹脂部材において貫通孔の外側開口の周囲領域を塑性加工によって陥没させることにより、当該陥没部の内底面を前記金属カラーの外端面とほぼ面一とする工程とを含むことを特徴としている。
この構成では、樹脂部材に塑性加工によって陥没部を設けるように特定したものであり、基本的には、上記同様の作用、効果が得られる。
さらに本発明は、被取付部材にねじ部品で締結される樹脂部材を製造する方法であって、片面に隆起部分を有するとともにこの隆起部にねじ部品締結方向に沿う貫通孔が設けられた樹脂部材を用意し、この樹脂部材の貫通孔に、その長さより短い金属カラーを埋没させるよう嵌合する工程と、前記樹脂部材において貫通孔の外側開口周囲の隆起部分を塑性加工によって所定量潰すことにより、当該塑性加工面を前記金属カラーの外端面とほぼ面一とする工程とを含むことを特徴としている。
この構成では、樹脂部材が一定の厚みでなく、片面側に隆起した部分を有するものを前提にしていて、この隆起部分を塑性加工によって潰すように特定したものであり、基本的には、上記同様の作用、効果が得られる。
なお、上記製造方法において、前記金属カラーの嵌合工程と前記塑性加工の工程とを単一のプレス工具を用いた一回のプレス動作で連続して行うことが可能である。
この構成によれば、作業が分断する工程が少なくなるから、製造効率が向上し、コスト低減を図るうえで有利となる。
本発明によれば、比較的簡単かつ安価な構成で、かつ特別高強度でもないねじ部品を用いながら、ねじ部品の疲労破損や緩みを抑制または防止することが可能となり、信頼性向上に貢献できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1から図6に本発明の一実施形態を示している。
図1および図2において、1は被取付部材、2は樹脂部材、3は金属カラー、4はねじ部品としてのボルト、5はガスケットである。
被取付部材1は、所定位置にねじ孔1aが設けられている。この被取付部材1は、例えばエンジンにおける鉄系金属、あるいはアルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金からなるシリンダヘッドとされる。
樹脂部材2は、板状とされており、その所定位置に板厚方向に貫通する貫通孔2aが設けられている。この樹脂部材2は、例えばインテークマニホールドの吸入路下流側に設けられる板状の取付片とされる。すべての図において、インテークマニホールドの全体を示さずに、取付片の一部を示している。
この樹脂部材2の貫通孔2aの外側開口部分には、例えば平面視ほぼ円形の陥没部2bが塑性加工により設けられている。この陥没部2bの内底面2cは、金属カラー3の外端面3aとほぼ面一とされている。
金属カラー3は、その長さが樹脂部材2の板厚より短く、かつ樹脂部材2の貫通孔2a長さとほぼ同じにされている。この金属カラー3の素材としては、例えばJIS規格SCP270やJIS規格SUS等の金属とされる。
ボルト4は、例えばフランジ付六角ボルトとされており、外周にねじ溝が形成されたねじ軸部4aと、ねじ軸部4aの軸方向一端側に設けられる六角形状の頭部4bとを有する。頭部4bには、径方向外向きに延びるフランジ4cが一体に設けられており、このフランジ4cの内面が座面4dとされる。
そして、図1に示すように、樹脂部材2が被取付部材1に面接触された状態で、ボルト4が金属カラー3の内孔に挿通されて被取付部材1のねじ孔1aに螺合されており、ボルト4の頭部4bの座面4dが樹脂部材2の陥没部2bの内底面2cおよび金属カラー3の外端面3aに当接されている。
なお、樹脂部材2と被取付部材1との結合面に、ガスケット5が介在されている。このガスケット5は、Oリング、ラバーコーテッドメタル(RCM)等とされるが、樹脂部材2をインテークマニホールドとする場合には、その吸入路の下流端を囲むように配置される。
そして、この実施形態では、図2に示すように、樹脂部材2の貫通孔2aが金属カラー3よりわずかに長くなっていて、金属カラー3の外端面3aが貫通孔2aの外側開口端からわずかに埋没した状態になっている。そのため、ボルト4を被取付部材1のねじ孔1aに螺合すると、ボルト4の座面4dが樹脂部材2の陥没部2bの内底面2cを少し押し潰した状態になり、その弾性復元力に伴う反力がボルト4に作用するとともに、ボルト4の座面4dに対し陥没部2bの内底面2cおよび金属カラー3の外端面3aの摩擦力が作用するようになっている。
このような状態にしていれば、陥没部2bの内底面2cと金属カラー3の外端面3aとを面一とする場合に比べて、陥没部2bの内底面2cおよび金属カラー3の外端面3aに対するボルト4の座面4dの摩擦力を大きくすることが可能になり、ボルト4の緩み止め効果を増すことが可能になる。
次に、上述した樹脂部材2の製造方法について、図3から図6を参照して詳細に説明する。
まず、図3に示すように、貫通孔2aを設けた樹脂部材2を適宜の作業台8上に載置しておいて、その樹脂部材2の貫通孔2aの上方に、樹脂部材2の板厚T(貫通孔2aの長さL1)より短い長さL2の金属カラー3を同軸上に配置する。この状態で、金属カラー3を、円柱形状のプレス工具9で下向きに加圧する。
このとき、プレス工具9の押し下げストロークについては、樹脂部材2の外面までとせずに、樹脂部材2の外面を所定量陥没させるように設定する。また、プレス工具9の外径R3は、必要な陥没部2bの外径R2にもよるが、ボルト4のフランジ4cの外径R1より大きく設定される。
つまり、図4に示すように、プレス工具9を樹脂部材2の外表面に当接させるまで押し下げた段階で、金属カラー3が樹脂部材2の貫通孔2a内に完全に嵌合されることになるが、この段階では、金属カラー3の下側端面が作業台8に届いておらず、所定量hだけ浮いた状態になっている。
そこで、図5に示すように、さらにプレス工具9を押し下げるのであるが、それに伴い金属カラー3の下側端面が作業台8上に当接すると、プレス工具9を停止させる。この停止位置では、プレス工具9が樹脂部材2の貫通孔2aの外側開口およびその周囲を塑性変形させて陥没させることになり、陥没部2bが形成されることになる。この例では、プレス工具9の押し下げ量Sは、前記浮き量hと同じとしている。
このようにプレス工具9を下降させたままの状態(図5参照)では、陥没部2bの内底面2cつまりプレス工具9の下端面で形成される塑性加工面は、金属カラー3の外端面3aと面一になるが、プレス工具9を上昇させて、樹脂部材2から引き離すと、図6に示すように、樹脂部材2において前記塑性加工して陥没させた部分つまり陥没部2bの内底面2cが、樹脂素材自体のスプリングバック現象により浮くことになって、陥没部2bの深さが浅くなるために、金属カラー3の外端面3aが貫通孔2aの外側開口より内側に所定量αだけ埋没した状態になる。この時点での樹脂部材2が完成品であり、図2に示したものと同じものとなる。
このようにして製造した樹脂部材2を被取付部材1に取り付けると、図1に示したような状態になる。
つまり、すでに上述したが、ボルト4を適宜の締め付けトルクで被取付部材1のねじ孔1aに螺合すると、ボルト4の座面4dが、樹脂部材2の陥没部2bの内底面2cを所定量βだけ押し潰した状態になるとともに、金属カラー3の外端面に当接するようになる。この潰し量βは、前述した製造過程での浮き量αとほぼ等しい。
これにより、陥没部2bの内底面2cを押し潰した部分の弾性復元力がボルト4に作用するとともに、金属カラー3に対する加圧の反力もボルト4に作用するので、これらの反力および、ボルト4の座面4dに対する陥没部2bの内底面2cおよび金属カラー3の外端面3aの摩擦力が、ボルト4の緩みを防止するように働く。
なお、前述した陥没部2bの内底面2cを押し潰した部分の弾性復元力は、樹脂部材2の素材、板厚、プレス工具9による加圧時間等によって決まるので、樹脂部材2の取付対象や使用条件等を考慮し、浮き量α(潰し量β)を必要に応じて適宜設定するのが好ましい。
以上説明したように、本実施形態では、次のような作用、効果が得られる。
まず、要するに、樹脂部材2の貫通孔2aより短い金属カラー3を用いたうえで、樹脂部材2の貫通孔2aの外側開口の周囲領域を金属カラー3の外端面3aとほぼ面一となるように塑性加工しているから、高精度に加工された金属カラー3や高精度に寸法管理された樹脂部材2を用いなくて済み、それらを安価に調達することが可能になる等、コスト面で好ましい。
また、樹脂部材2を被取付部材1にボルト4で締結する場合、樹脂部材2に組み付けた金属カラー3の外端面3aおよび陥没部2bの内底面2cに跨ってボルト4の頭部4bが当接する状態を確保することが可能になるから、従来例のようにボルト4の締め付けトルクを過大にして樹脂部材2の潰し代を大きくする必要がなくなる。
これにより、高強度でかつ高価なボルト4を用いずに済む結果となる。しかも、ボルト4の締め付けトルクが比較的小さくて済むから、塑性加工されてなる陥没部2bの内底面2cをボルト4の座面4dで弾性変形させても、その弾性変形部分が塑性変形状態に発展しにくくなり、ひいては、ボルト4を一旦緩めてから再度樹脂部材2を被取付部材1に締結する際に、樹脂部材2の初期締結時における締め付けトルクと変わらないレベルの締め付けトルクでボルト4を螺着することが可能になる。このことは、被取付部材1と樹脂部材2との間にガスケット5を介装している場合において、ガスケット5の締め代変化が少なくて済むことになり、密封性の観点からも好ましい。
さらに、上述した実施形態のように被取付部材1をエンジンのシリンダヘッドとする場合、高温になって樹脂部材2としてのインテークマニホールドへの熱影響が大きくなり、樹脂部材2のクリープ現象が増大することが懸念されるが、そのような場合でも、クリープによるボルト4の緩みを抑制または防止するうえで有利となる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
(1)上記実施形態では、陥没部2bの内底面2cが塑性加工後のスプリングバック現象により浮くことを利用して、金属カラー3の外端面3aを貫通孔2aの外側開口より内側に所定量αだけ埋没させた状態にしているが、金属カラー3の外端面3aと陥没部2の内底面2cとを面一とすることも可能である。
このようにするための方法を説明する。
まず、第1の方法を図7から図9に示して説明する。つまり、陥没部2bを塑性加工した後でのスプリングバック現象による浮き量(例えば図8のα1参照)を予め調べておき、この浮き量α1を見込んで、図7に示すように下端面に円形凹部9aを設けたプレス工具9を用いて、樹脂部材2において金属カラー3の外端面3aの外周領域を当該外端面3aより下側へ深く塑性加工するようにする。
なお、前記円形凹部9aの深さZは、前記浮き量α1とほぼ等しく設定される。
このような塑性加工の後で、プレス工具9を上昇させると、塑性加工した部分、つまり樹脂部材2において金属カラー3の外端面3aの外周領域がスプリングバック現象により所定量α1だけ浮くことになって、陥没部2の内底面2cが金属カラー3の外端面3aと面一になるのである。
このようにして製造した樹脂部材2を被取付部材1に取り付けると、図9に示すような状態になる。
第2の方法を図10から図12に示して説明する。つまり、図10に示すように上面に円形凹部8aを設けた作業台8上に樹脂部材2を載置しておいて、上記実施形態の図3で示したプレス工具9と同一のプレス工具9で金属カラー3を樹脂部材2の貫通孔2a内に圧入嵌合するとともに、樹脂部材2において貫通孔2aの外側開口の外周領域を陥没させるように塑性加工する。
但し、このとき、図10に示すように、金属カラー3の下側端面を樹脂部材2の貫通孔2aの下側開口から所定量Z1だけ突出させて作業台8の円形凹部8a内に入れた状態とする。
こうしてからプレス工具9を上昇させると、図11に示すように、塑性加工して得た陥没部2bの内底面2cつまり樹脂部材2における貫通孔2aの外周領域は、スプリングバック現象によって金属カラー3の外端面3aより上側に所定量α2だけ浮くことになる。言い換えれば、金属カラー3の外端面3aが貫通孔2aの上側(外側)開口より下側(内側)に所定量α2だけ埋没した状態になる。
この後で、図12に示すように、下側に突出している金属カラー3を上向きに押し上げることによって、金属カラー3の下側端面を樹脂部材2の下面と面一とすれば、金属カラー3の外端面3aが陥没部2の内底面2cと面一になる。
ここで、上述した塑性加工時に金属カラー3を下側へ突出させる量Z1についても、上記第1の方法と同様、前記浮き量α2とほぼ等しく設定される。つまり、前記浮き量α2を予め実験等により経験値としておき、この浮き量α2を予め見込んで、前記突出量Zを管理するようにすればよいのである。
このようにして製造した樹脂部材2を被取付部材1に取り付けると、上記第1の方法と同様、図9に示すような状態になる。
以上説明したように、金属カラー3の外端面3aを陥没部2の内底面2cと面一にした場合、ボルト4を所定の締め付けトルクで螺合すると、ボルト4の座面4dで陥没部2bの内底面2cと金属カラー3とをほぼ均等に加圧することが可能になる。この場合も、上記実施形態とほぼ同様、ボルト4の緩みを防止することができる。
(2)上記(1)で説明した第1、第2の方法は、図1から図6に示した実施形態のように、金属カラー3の外端面3aを貫通孔2aの外側開口より内側に所定量αだけ埋没させるような場合にも、利用することができる。
但し、その場合、図7に示す突出量Zまたは図10に示す突出量Z1は、塑性加工して得る陥没部2bの内底面2cつまり樹脂部材2における貫通孔2aの外周領域の浮き量(図2のα参照)より小さくする必要がある。
(3)上記各実施形態では、樹脂部材2に陥没部2bを設けた例を挙げているが、例えば図13および図14に示すように、樹脂部材2についてその貫通孔2aの外側開口側領域が他領域より隆起しているようなものの場合、上記実施形態のような陥没部2bを設けるのではなく、隆起部2eを塑性加工により所定量だけ押し潰すことにより、金属カラー3の外端面3aと隆起部2eにおける塑性加工面とをほぼ面一にすることができる。
このような樹脂部材2を製造する方法について、図15から図17を参照して詳細に説明する。
まず、図15に示すように、片面に隆起部分2eを有するとともにこの隆起部2eに貫通孔2aが設けられた樹脂部材2を用意し、この樹脂部材2を適宜の作業台8上に載置する。このとき、隆起部2eが上になるように作業台8上に載置する。
この樹脂部材2の貫通孔2aの上方に、樹脂部材2の隆起部2eにおける板厚T1(貫通孔2aの長さL4)より短い長さL2の金属カラー3を同軸上に配置する。この状態で、金属カラー3をプレス工具9で下向きに加圧する。
このとき、プレス工具9の押し下げストロークについては、樹脂部材2の隆起部2eの表面までとせずに、樹脂部材2の隆起部2eを所定量押し下げるように設定する。また、プレス工具9の外径R3は、塑性加工前の隆起部2eの外径R4より大きく設定される。
つまり、図16に示すように、プレス工具9を樹脂部材2の隆起部2e表面まで押し下げた段階で、金属カラー3が樹脂部材2の貫通孔2a内に完全に嵌合されることになるが、この段階では、金属カラー3の下側端面が作業台8に届いておらず、所定量h1だけ浮いた状態になっている。
そこで、図17に示すように、さらにプレス工具9を押し下げるのであるが、それに伴い金属カラー3の下側端面が作業台8上に当接すると、プレス工具9を停止させる。この停止位置では、プレス工具9が樹脂部材2の隆起部2eを塑性変形させて押し潰すことになり、隆起部2eの高さが低くなる。この例では、プレス工具9の押し下げ量S1は、前記浮き量h1と同じとしている。
このようにプレス工具9を下降させたままの状態(図17参照)では、隆起部2eの表面つまりプレス工具9の下端面による塑性加工面は、金属カラー3の外端面3aと面一になっているが、プレス工具9を上昇させて、樹脂部材2から引き離すと、図14に示すように、樹脂部材2において前記塑性加工して潰した面つまり隆起部2eの表面が、樹脂素材自体のスプリングバック現象により浮くことになるために、金属カラー3の外端面3aが貫通孔2aの外側開口より内側に所定量αだけ埋没した状態になる。この段階での樹脂部材2が完成品となり、この段階(図14参照)における隆起部2eの外径R4’は、塑性加工前の外径R4より拡大している。
このようにして製造した樹脂部材2を被取付部材1に取り付けると、図13に示したような状態になる。このときに、ボルト4を適宜の締め付けトルクで被取付部材1のねじ孔1aに螺合すると、ボルト4の座面4dが、樹脂部材2の隆起部2eを所定量βだけ押し潰した状態になるとともに、金属カラー3の外端面に当接するようになる。この潰し量βは、前述した製造過程での浮き量αとほぼ等しい。
これにより、隆起部2eを押し潰した部分の弾性復元力がボルト4に作用するとともに、金属カラー3に対する加圧の反力もボルト4に作用するので、これらの反力および、ボルト4の座面4dに対する隆起部2eの表面および金属カラー3の外端面3aの摩擦力が、ボルト4の緩みを防止するように働く。
(4)上記各実施形態では、金属カラー3の嵌合作業と塑性加工を行う作業とを一回のプレス動作でもって行うようにしているが、別々に行うようにしてもよい。
(5)上記各実施形態では、ねじ部品としてフランジ付六角ボルト4などのおねじを例に挙げているが、例えばナットおよびスタッドを用いることも可能である。
その一例を、図18に示して説明する。まず、被取付部材1のねじ孔1aには、スタッド6の逆ねじ軸部6aが螺合されることで植設されている。
そして、樹脂部材2の貫通孔2aの外側開口部分には、図1と同様に、例えば平面視ほぼ円形の陥没部2bが塑性加工により設けられている。
このような場合、被取付部材1の外面から突出しているスタッド6の正ねじ軸部6bに、樹脂部材2の金属カラー3の内孔を挿通させつつ、樹脂部材2を被取付部材1に面接触させておき、その状態で、樹脂部材2の金属カラー3から突出しているスタッド6の正ねじ軸部6bにナット7を螺着する。このとき、ナット7の下側の座面7aが、金属カラー3の外端面3aと塑性加工面2cとに跨って当接されている。これによって、樹脂部材2が被取付部材1に面接触された状態で締結される。
この実施形態の場合も、上記実施形態と同様の作用、効果が得られる。但し、この実施形態の場合には、高強度でかつ高価なスタッド6やナット7を用いずに済む。なお、ナット7については、フランジ付ナットであってもよい。
1 被取付部材
1a 被取付部材のねじ孔
2 樹脂部材
2a 樹脂部材の貫通孔
2b 樹脂部材の陥没部
2c 陥没部の内底面
3 金属カラー
3a 金属カラーの外端面
4 ボルト(ねじ部品)
4b ボルトの頭部
4d ボルトの座面
8 作業台
9 プレス工具
1a 被取付部材のねじ孔
2 樹脂部材
2a 樹脂部材の貫通孔
2b 樹脂部材の陥没部
2c 陥没部の内底面
3 金属カラー
3a 金属カラーの外端面
4 ボルト(ねじ部品)
4b ボルトの頭部
4d ボルトの座面
8 作業台
9 プレス工具
Claims (9)
- 被取付部材に樹脂部材を面接触させた状態でねじ部品で締結された構造であって、
前記樹脂部材は、前記ねじ部品の締結方向に沿う貫通孔を有し、この貫通孔の外側開口の周囲領域が、前記貫通孔にその長さより短い金属カラーが嵌合された後で前記金属カラーの外端面とほぼ面一となるように塑性加工されていて、
この塑性加工面と前記金属カラーの外端面とに跨って前記ねじ部品の座面が当接されていることを特徴とする樹脂部材の締結構造。 - 被取付部材に樹脂部材を面接触させた状態でねじ部品で締結された構造であって、
前記樹脂部材は、前記ねじ部品の締結方向に沿う貫通孔を有し、この貫通孔の外側開口の周囲領域が、前記貫通孔にその長さより短い金属カラーが嵌合された後で前記金属カラーの外端面とほぼ面一となるように塑性加工により陥没されており、
前記塑性加工面つまり前記陥没部分の内底面と前記金属カラーの外端面とに跨って前記ねじ部品の座面が当接されていることを特徴とする樹脂部材の締結構造。 - 被取付部材に樹脂部材を面接触させた状態でねじ部品で締結された構造であって、
前記樹脂部材は、前記ねじ部品の締結方向に沿う貫通孔を有し、この貫通孔の外側開口の周囲領域が、塑性加工前において他領域よりも隆起されていて、かつ、前記貫通孔にその長さより短い金属カラーが嵌合された後で、前記貫通孔の外側開口が前記金属カラーの外端面とほぼ面一となるように前記隆起部が塑性加工により所定量潰されており、
前記塑性加工面と前記金属カラーの外端面とに跨って前記ねじ部品の座面が当接されていることを特徴とする樹脂部材の締結構造。 - 請求項1から3のいずれかにおいて、前記ねじ部品は、頭付のおねじとされ、前記被取付部材には、前記おねじが螺合されるねじ孔が設けられていることを特徴とする樹脂部材の締結構造。
- 請求項1から3のいずれかにおいて、前記ねじ部品は、ナットおよびスタッドからなり、前記被取付部材には、前記スタッドが螺合植設されるねじ孔が設けられていることを特徴とする樹脂部材の締結構造。
- 被取付部材にねじ部品で締結される樹脂部材を製造する方法であって、
前記樹脂部材に備えるねじ部品締結方向に沿う貫通孔に、その長さより短い金属カラーを埋没させるよう嵌合する工程と、
前記樹脂部材において貫通孔の外側開口の周囲領域を塑性加工によって押し潰すことにより、当該塑性加工面を前記金属カラーの外端面とほぼ面一とする工程とを含むことを特徴とする樹脂部材の製造方法。 - 被取付部材にねじ部品で締結される樹脂部材を製造する方法であって、
前記樹脂部材に備えるねじ部品締結方向に沿う貫通孔に、その長さより短い金属カラーを埋没させるよう嵌合する工程と、
前記樹脂部材において貫通孔の外側開口の周囲領域を塑性加工によって陥没させることにより、当該陥没部の内底面を前記金属カラーの外端面とほぼ面一とする工程とを含むことを特徴とする樹脂部材の製造方法。 - 被取付部材にねじ部品で締結される樹脂部材を製造する方法であって、
片面に隆起部分を有するとともにこの隆起部にねじ部品締結方向に沿う貫通孔が設けられた樹脂部材を用意し、この樹脂部材の貫通孔に、その長さより短い金属カラーを埋没させるよう嵌合する工程と、
前記樹脂部材において貫通孔の外側開口周囲の隆起部分を塑性加工によって所定量潰すことにより、当該塑性加工面を前記金属カラーの外端面とほぼ面一とする工程とを含むことを特徴とする樹脂部材の製造方法。 - 請求項6から8のいずれかにおいて、前記金属カラーの嵌合工程と前記塑性加工の工程とを単一のプレス工具を用いた一回のプレス動作で連続して行うことを特徴とする樹脂部材の製造方法。
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JP2006091545A JP2007263300A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 樹脂部材の締結構造、ならびに樹脂部材の製造方法 |
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