JP2007262969A - 多気筒内燃機関の診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関不具合の原因究明を短時間でかつ簡便に行うことができる多気筒内燃機関の診断装置を提供すること。
【解決手段】エンジン回転数が目標値となるように各気筒の燃料噴射量を制御するインジェクタ4を備えた多気筒内燃機関の診断装置100であって、作動気筒の判別を行う気筒判別手段と、各気筒の燃料噴射波形を検出する燃料噴射波形検出手段と、各気筒の燃料噴射波形を同位相に補正することによって重ね合わせる燃料噴射波形補正手段と、重ね合わせた燃料噴射波形を表示するモニタ22とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】エンジン回転数が目標値となるように各気筒の燃料噴射量を制御するインジェクタ4を備えた多気筒内燃機関の診断装置100であって、作動気筒の判別を行う気筒判別手段と、各気筒の燃料噴射波形を検出する燃料噴射波形検出手段と、各気筒の燃料噴射波形を同位相に補正することによって重ね合わせる燃料噴射波形補正手段と、重ね合わせた燃料噴射波形を表示するモニタ22とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、多気筒内燃機関の診断装置に関するものであり、特には、各気筒に燃料噴射装置を備えた多気筒内燃機関の診断装置に関するものである。
車両の完成検査において発生する種々のエンジン不具合、例えば、エンジン吹け不良や車両振動大等の原因を究明することは困難である。
実際には、その原因に関連する部品を順次交換し、不具合の改善を行っている。しかし、このような方法では、気筒数の多いエンジンの場合には、どの気筒に問題があるのかを絞るだけでも相当の時間を要することになる。
特許文献1には、電子制御燃料噴射装置の良否を診断する装置に関する発明が開示されている。
実開昭58−142373
特許文献1に記載された診断装置は、診断するに際して操作盤にて診断モードを選択し、気筒の噴射弁を閉とし噴射弁閉の前後のエンジン回転数を比較することによって燃料の噴射状況を診断するものである。
このように、特許文献1に記載の診断装置の場合、専用の診断モードによる診断であるため、簡便に診断を行うことができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関不具合の原因究明を短時間でかつ簡便に行うことができる多気筒内燃機関の診断装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジン回転数が目標値となるように各気筒の燃料噴射量を制御する燃料噴射装置を備えた多気筒内燃機関の診断装置であって、作動気筒の判別を行う気筒判別手段と、各気筒の燃料噴射波形を検出する燃料噴射波形検出手段と、前記各気筒の燃料噴射波形を同位相に補正することによって重ね合わせる燃料噴射波形補正手段と、前記重ね合わせた燃料噴射波形を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、作動気筒の判別を行った上で各気筒の燃料噴射波形を重ね合わせ、その重ね合わせた燃料噴射波形を表示するものであるため、表示を確認することによって問題のある気筒を即座に識別することができる。したがって、内燃機関不具合の原因究明を短時間で行うことができる。
また、内燃機関の診断を行うに際し、特に、大掛かりなシステムを必要としないため、簡便に診断を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1〜7を参照して、本発明の実施の形態1に係る診断装置100について説明する。まず、図1及び図2を参照して、診断装置100の構成について説明する。図1は診断装置100を車両に適用した状態を示す概念図であり、図2は診断装置100の構成を示すブロック線図である。
図1〜7を参照して、本発明の実施の形態1に係る診断装置100について説明する。まず、図1及び図2を参照して、診断装置100の構成について説明する。図1は診断装置100を車両に適用した状態を示す概念図であり、図2は診断装置100の構成を示すブロック線図である。
車両1には、内燃機関としてのエンジン2の制御を行うエンジン制御ユニット(以下、「ECU」と称する。)3が搭載されている。
エンジン2は、複数の気筒を有するものであり、それぞれの気筒にはシリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射装置としてのインジェクタ4が設けられている。なお、本実施の形態1では、6気筒のエンジンとして説明するため、インジェクタ4は6本設けられている。
ECU3は、エンジン2のアイドル回転時には、各気筒のインジェクタ4から噴射される燃料の噴射量を微調整することによって、エンジン2の回転数を目標アイドル回転数に制御している。したがって、多気筒のうちのいずれかに異常が発生した場合には、その気筒の作動時におけるエンジン回転数は変動するため、ECU3は、エンジン回転数を目標アイドル回転数に保つような燃料噴射指令をその異常のある気筒のインジェクタ4に対して出力する。このため、多気筒のうちのいずれかに異常が発生した場合には、ECU3から各気筒のインジェクタ4に対して出力される燃料噴射指令には、ばらつきが発生する。
このように、本発明におけるECU3は、エンジン2の回転数が目標値となるように、各気筒の燃料噴射量をフィードバック制御するものであり、本発明はそのようなECU3を備えるエンジンを診断の対象とする。なお、本発明の診断装置は、車両のアイドル運転時にのみ適用されるものではなく、アイドル運転時以外であってもECU3がエンジン2の回転数を制御している場合には適用することができる。
診断装置100は、図1に示すように、エンジン2の運転情報が入力されるコントローラ5と、そのコントローラ5に接続される計算機6とを備える。
コントローラ5には、カム軸8の回転を検出するカムセンサ9、クランク軸10の回転を検出するクランクセンサ11、及びECU3からそれぞれのインジェクタ4(4a〜4f)への燃料噴射指令、つまり各気筒の燃料噴射波形を検出するクランプテスタ12によって検出された情報が入力される。
カムセンサ9は、図2に示すように、カム軸8と同軸上に設けられたシグナルプレート14近傍に配置されている。シグナルプレート14の外周には、気筒数分のパルス発生部15が等角度間隔(本実施の形態では60°毎)で形成されている。パルス発生部15は、例えば各気筒の吸気タイミング位置に形成される。また、シグナルプレート14の外周には、第1気筒のパルス発生部15aの直前に第1気筒を判別するための基準パルス発生部16が形成されている。
これにより、カムセンサ9は、パルス発生部15及び基準パルス発生部16が通過する毎に信号を出力する。つまり、各気筒の所定タイミング位置に対応する信号と基準信号とを出力する。
クランクセンサ11は、クランク軸10と同軸上に設けられたシグナルプレート18近傍に配置されている。シグナルプレート18の外周には、所定クランク毎に複数のパルス発生部19が形成されている。これにより、クランクセンサ11は、パルス発生部19が通過する毎に信号を出力する。
クランプテスタ12は、それぞれのインジェクタ4(4a〜4f)とECU3とを接続する6本のケーブル21を流れる電流値を計測するものである。この電流値が各気筒の燃料噴射波形となる。
コントローラ5は、カムセンサ9、クランクセンサ11、及びクランプテスタ12からの各入力信号を計算機6に適合させるための回路を備えるものである。具体的には、コントローラ5は、図2に示すように、カムセンサ9及びクランクセンサ11の入力信号を取り込む際に、フォトカプラ等を用いてECU3側と電気的に絶縁するためのアイソレージアンプ23と、カムセンサ9及びクランクセンサ11の検出信号をパルス化する波形整形回路24と、カムセンサ9が基準信号を検出した場合にトリガー信号を出力するトリガー信号発生回路25と、トリガー信号が入力された後の一定時間の各信号をアナログ信号からデジタル信号に変化し計算機に転送するA/Dコンバータ26とを備える。
カムセンサ9及びクランクセンサ11からコントローラ5への入力信号は、カムセンサ9、クランクセンサ11とECU3とを接続するケーブルに分岐アダプタ等を接続することによって取り込まれる。
計算機6は、コントローラ5にて処理された情報を取得し、その情報を基にエンジン2の診断を行うものであり、CPU、メモリー、インターフェース、及び診断結果等を表示する表示手段としてのモニタ22等を備える。
以下、診断装置100によって実行されるエンジン2の診断手順を、図3〜図7を参照して説明する。図3は診断装置100によるエンジン2の診断手順を示すフローチャートであり、図4は図3の手順のうち各燃料の燃料噴射波形の重ね合わせ演算の手順を示すフローチャートであり、図5はカムセンサ9及びクランクセンサ11によって出力される信号を示す図であり、図6はクランプテスタ12によって出力される信号を示す図であり、図7は燃料噴射波形を重ね合わせた状態を示す図である。
図3に示す診断装置100によるエンジン2の診断は、エンジン2の回転数が目標値となるように、インジェクタ4が各気筒の燃料噴射量をフィードバック制御している状態にて行われる。つまり、ECU3が、各気筒の燃料噴射量を制御することによってエンジン回転数を制御している状態にて行われる。
まず、ステップ100では、カムセンサ9によって出力されたカム角信号、及びクランクセンサ11によって出力されたクランク角信号を読み込む。図5(a)に示すグラフは、カム角信号及びクランク角信号の実波形である。
また、ステップ101では、クランプテスタ12によってインジェクタ4a〜4fから噴射される燃料の燃料噴射波形を読み込む。図6に示すグラフは、インジェクタ4a〜4fのうちの一つの燃料噴射波形である。この燃料噴射波形は、ある一例を示すものであり、インジェクタ4の構造、性能等によって異なる傾向を示す。本実施の形態においては、a−b間が燃料噴射域である。したがって、何らかの異常によって、ある気筒にて燃料噴射時(燃焼時)におけるエンジン回転数が目標値よりも低下した場合には、ECU3からインジェクタ4に対して燃料噴射量の増指令が出力されるためa−b間の長さが長くなる。これに対して、燃料噴射時(燃焼時)におけるエンジン回転数が目標値よりも増加した場合には、ECU3からインジェクタ4に対して燃料噴射量の減指令が出力されるためa−b間の長さは短くなる。なお、エンジン回転数の変動は、燃焼気筒を判別し、そのときの単位時間当たりのクランクセンサ11の信号を読み取ることによって検出することができる。
ステップ102では、ステップ100にて読み込んだカム角信号を、波形整形回路24によって、図5(b)に示すように各気筒の所定タイミング位置に対応する信号31と基準信号32とにパルス化する。また、ステップ100にて読み込んだクランク角信号を、波形整形回路24によって所定クランク毎の信号にパルス化する。
ステップ103では、第1気筒を判別するための基準信号32を、トリガー信号発生回路25が検出したか否かを判定する。
ステップ103にてトリガー信号発生回路25が基準信号を検出した場合には、トリガー信号発生回路25は、A/Dコンバータ26に対してトリガー信号を出力する(ステップ104)。
ステップ105では、A/Dコンバータ26が、トリガー信号発生時点を基準に、パルス化されたカム角信号及びクランク角信号と、燃料噴射波形との読み込みを開始する。
ステップ106では所定時間の経過を判定し、所定時間が経過した場合にはステップ107にて、A/Dコンバータ26から計算機6に対して読み込んだ各データを転送する。ここで、所定時間とは、エンジン2の1燃焼サイクルが完了する時間であり、クランク軸10が2回転(720°)、又はクランク軸10に同期して回転するカム軸8が1回転(360°)する時間である。
以上のようにして、計算機6に各データが転送され、以降のステップでは、計算機6に記憶された専用のプログラムを用いてエンジン2の診断が行われる。
まず、ステップ108では、単位時間当たりのクランク角信号の数を計測することによって、又はクランク角信号の発生周期を計測することによってエンジン2の回転数を演算する。
次に、ステップ109では、作動気筒の判別演算を行う。カム角信号は、図5(b)に示すように、各気筒の所定タイミング位置、例えば吸気タイミング位置に対応する6つの信号31を有し、その6つの信号31は60°間隔にて構成されている。また、カム角信号は、6つの信号31の他に、信号31とは60°間隔ではない基準信号32を有し、その基準信号32は、6つの信号31のうちの第1気筒に対応する信号31aの直前に存在する。したがって、60°間隔で発生する信号31の間にて基準信号32の存在の有無を判定し、基準信号32の存在が確認された場合には、基準信号32の直後の信号31が第1気筒に対応する信号31aと判定される。このようにして第1気筒が作動が判別され、第1気筒が判別されれば、その他の第2〜6気筒も判別されることになる。このステップ109が気筒判別手段に該当する。
次に、ステップ110では、各気筒の燃料噴射波形の重ね合わせ演算が行われる。このステップ110の詳しい手順を、図4を参照して説明する。
ステップ109による作動気筒の判別の結果を基に、各気筒の基準クランク角度位置、例えば上死点位置に対応するクランク角度位置を検出する(ステップ110−1)。具体的には、ステップ109にて、カム角信号31を基に各気筒の吸気タイミング位置に対応するクランク角度位置が決定される。上死点位置に対応するクランク角度位置は設計上決められているため、吸気タイミング位置に対応するクランク角度位置を基に上死点位置に対応するクランク角度位置が検出される。
次に、ステップ110−2では、各気筒の上死点クランク角度位置前α°から上死点クランク角度位置までの燃料噴射波形を読み込む。ここで、α°は燃焼サイクルを基に予め設定された値であり、インジェクタ4に設けられた燃料噴射弁の動作時に対応する角度に設定される。したがって、例えば、インジェクタ4の燃料噴射弁が上死点クランク角度位置前24°以降に動作する場合には、αは24°に設定される。このステップ110−2及びクランプテスタ12が燃料噴射波形検出手段に該当する。
ステップ110−3では、ステップ110−2にて読み込まれた各気筒の燃料噴射波形を、図7に示すように、横軸をクランク角度とし各気筒の上死点クランク角度位置を基準として同位相に補正することによって重ね合わせる。つまり、各気筒の燃焼サイクルを同位相に補正することによって、各気筒の燃料噴射波形を重ね合わせる。この110−3が燃料噴射波形補正手段に該当する。
以上のようにして各気筒の燃料噴射波形を重ね合わせた後、ステップ111にて、重ね合わせた燃料噴射波形を計算機6のモニタ22に表示する。
各気筒の燃料噴射波形を重ね合わせて表示することによって、各燃料噴射波形における燃料噴射域(図6に示すa−b間)の長さのばらつき、つまり燃料噴射時間のばらつきをモニタ22を通じて容易に確認することができる。例えば、図7では第4気筒における燃料噴射時間が他の気筒と比較して長いため、第4気筒に何らかの問題があると判断することが可能となる。
以上のように、本実施の形態1によれば、各気筒間の燃料噴射時間のばらつきを視覚によって確認することができるため、不具合のある気筒を容易に識別することができる。したがって、不具合の原因究明を短時間にて行うことが可能となる。
また、本実施の形態1によるエンジン2の診断は、診断を行うに際し、特に大掛かりなシステムを必要としないため、簡便に診断を行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る診断装置200について説明する。診断装置200の構成は、実施の形態1の診断装置100の構成と同様であるため説明を省略する。
本発明の実施の形態2に係る診断装置200について説明する。診断装置200の構成は、実施の形態1の診断装置100の構成と同様であるため説明を省略する。
以下に、診断装置200によって実行されるエンジン2の診断手順を、図8を参照して説明する。図8は診断装置200によるエンジン2の診断手順を示すフローチャートである。
重ね合わせた燃料噴射波形を計算機6のモニタ22に表示するステップ111までは、実施の形態1に示した手順と同様であるため、図示及び説明を省略する。
ステップ200では、各気筒の燃料噴射開始角度、及び燃料噴射終了角度を演算する。具体的には、例えば図7に示す第4気筒の場合には、aが燃料噴射開始時、bが燃料噴射終了時であるため、a、bにおけるクランク角度を検出する。
ステップ201では、各気筒の燃料噴射時間を演算する。具体的には、a、bの差分をとることによってa−b間のクランク角度を演算し、a−b間のクランク角度とエンジン回転数とからa−b間の時間、つまり燃料噴射時間を演算する。以上のステップ200及び201が燃料噴射時間演算手段に該当する。
ステップ202では、ステップ201にて演算した各気筒の燃料噴射時間の平均時間を演算する。平均時間は、燃料噴射量のばらつきの指標として用いるものであるため、最大と最小の燃料噴射時間を除いて算出するのが望ましい。この平均時間が基準燃料噴射時間に該当する。本実施の形態2では、基準燃料噴射時間を平均時間としたが、経験上決定される時間等、任意に設定することができる。
ステップ203では、ステップ202にて演算した平均時間に対する各気筒の燃料噴射時間のばらつき度が管理値(β)内であるか否かを判定する。ばらつき度は、各気筒の燃料噴射時間と平均時間との差分を取り、平均時間に対する差分の割合として算出する。βは、例えば0.5に設定される。
ステップ203にて燃料噴射時間のばらつき度が管理値内であると判定された場合には、モニタ22には、その燃料噴射波形に対応する気筒の判定結果として「OK」が表示される(ステップ204)。
また、ステップ203にて燃料噴射時間のばらつき度が管理値外であると判定された場合には、モニタ22には、その燃料噴射波形に対応する気筒の判定結果として「NG」が表示される(ステップ205)。
ステップ203は、エンジン2の全気筒の判定が終了するまで実行される(ステップ206)。
以上の実施の形態2によれば、各気筒間の燃料噴射時間のばらつき度を数値として把握することができ、かつそのばらつき度の良否を即座に認識することができるため、不具合のある気筒をより容易に識別することができる。
また、本実施の形態2の診断装置200をエンジン2の全数検査に適用することによって、生産されるエンジン2全ての燃料噴射時間のばらつき度を把握することができる。これにより、燃料噴射量のばらつきの指標として用いる基準燃料噴射時間の決定が容易となると共に、ばらつきの大きいエンジン2の出荷を防止することができるため、出荷するエンジン2の品質を向上させることができる。
本発明に係る診断装置は、主として、各気筒の燃料噴射量を制御することによってエンジン回転数制御が行われるアイドル運転時のエンジンの診断を行うものである。しかし、エンジン回転数の目標値をエンジン最低回転数であるアイドル回転数から高回転数に設定変更することによって、エンジン回転数制御は維持しつつアイドル運転時以外の通常運転状態を模擬することが可能となる。したがって、このようにして通常運転状態を模擬すれば、本発明に係る診断装置によって、アイドル運転時のエンジンの診断に限らず、通常運転状態におけるエンジンの診断をも行うことが可能となる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、インジェクタを備えた多気筒エンジンの診断装置に適用することができる。
100 診断装置
1 車両
2 エンジン
3 ECU
4 インジェクタ
5 コントローラ
6 計算機
9 カムセンサ
11 クランクセンサ
12 クランプテスタ
22 モニタ
24 波形整形回路
25 トリガー信号発生回路
26 A/Dコンバータ
1 車両
2 エンジン
3 ECU
4 インジェクタ
5 コントローラ
6 計算機
9 カムセンサ
11 クランクセンサ
12 クランプテスタ
22 モニタ
24 波形整形回路
25 トリガー信号発生回路
26 A/Dコンバータ
Claims (5)
- エンジン回転数が目標値となるように各気筒の燃料噴射量を制御する燃料噴射装置を備えた多気筒内燃機関の診断装置であって、
作動気筒の判別を行う気筒判別手段と、
各気筒の燃料噴射波形を検出する燃料噴射波形検出手段と、
前記各気筒の燃料噴射波形を同位相に補正することによって重ね合わせる燃料噴射波形補正手段と、
前記重ね合わせた燃料噴射波形を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする多気筒内燃機関の診断装置。 - 前記燃料噴射波形から各気筒の燃料噴射時間を演算する燃料噴射時間演算手段と、
基準燃料噴射時間に対する各気筒の燃料噴射時間のばらつき度が管理値内であるか否かを判定する判定手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の多気筒内燃機関の診断装置。 - 前記気筒判別手段は、
カム軸の回転を検出するカムセンサを備え、
前記カムセンサが出力する各気筒の所定タイミング位置に対応する信号と基準信号とを基に気筒判別を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多気筒内燃機関の診断装置。 - 前記燃料噴射波形補正手段は、
クランク軸の回転を検出し所定クランク角毎に信号を出力するクランクセンサを備え、
前記カムセンサが出力する各気筒の所定タイミング位置に対応する信号を基に、各気筒の基準クランク角度位置を検出し、
前記基準クランク角度位置を基準として前記各気筒の燃料噴射波形を同位相に補正することを特徴とする請求項3に記載の多気筒内燃機関の診断装置。 - エンジン回転数が目標値となるように各気筒の燃料噴射量を制御する燃料噴射装置を備えた多気筒内燃機関の診断方法であって、
作動気筒の判別を行う工程と、
各気筒の燃料噴射波形を検出する工程と、
前記各気筒の燃料噴射波形を同位相に補正することによって重ね合わせる工程と、
前記重ね合わせた燃料噴射波形を表示する工程と、
を備えることを特徴とする多気筒内燃機関の診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
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JP2010065645A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Yanmar Co Ltd | 作業車両 |
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JPH08177670A (ja) * | 1994-12-21 | 1996-07-12 | Toyota Motor Corp | ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ |
JP2005291106A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | エンジンの遠隔燃焼診断システム及びその方法 |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006088418A patent/JP2007262969A/ja active Pending
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