JP2007261450A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】送信器25と受信器31との距離が比較的離れていても、送信器25と受信器31との間の通信性を安定させること。
【解決手段】
一方のサイドウォール部21側にのみ、金属粉体を含む配合ゴム層33を有してあって、インナーライナー23の内側面におけるトレッド部19の裏側部分に、タイヤ内部情報を直接的に測定してタイヤ内部情報を含む電波を送信する送信器25を取付けるための送信器用取付部27を有し、一方側からみたときに配合ゴム層33がタイヤ中心1fと送信器用取付部27とを結ぶ線L上に位置するようになっていること。
【選択図】図1
【解決手段】
一方のサイドウォール部21側にのみ、金属粉体を含む配合ゴム層33を有してあって、インナーライナー23の内側面におけるトレッド部19の裏側部分に、タイヤ内部情報を直接的に測定してタイヤ内部情報を含む電波を送信する送信器25を取付けるための送信器用取付部27を有し、一方側からみたときに配合ゴム層33がタイヤ中心1fと送信器用取付部27とを結ぶ線L上に位置するようになっていること。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気入りラジアルタイヤ等の空気入りタイヤに係わり、特に、タイヤ内圧等のモニタリングに適した空気入りタイヤに関する。
近年、ランフラットタイプの空気入りタイヤの普及に伴い、走行中のタイヤ内圧を高精度にモニタリングするニーズが急速に高まってきている。一方、タイヤ内圧をモニタリングする態様としては、空気入りタイヤの外径の変化を測定することによってタイヤ内圧を間接的にモニタリングする間接式と、タイヤ内圧を直接的にモニタリングする直接式があって、直接式のモニタリング方が間接式のモニタリングに比べてモニタ精度が高いものである。
直接式のモニタリングに係る先行技術としては、特許文献1及び特許文献2等に示すものがあって、この先行技術の内容を簡単に説明すると、次のようになる。即ち、空気入りタイヤの内側面(インナーライナーの内側面)に取付けられたトランスポンダ、及び車輛の一部に取付られた受信器を用い、トランスポンダによってタイヤ内圧(タイヤ内圧情報)を直接的に測定してタイヤ内圧情報を含む電波を送信すると共に、受信器によってトランスポンダからの電波を受信する。これにより、走行中のタイヤ内圧を直接的にモニタリングすることができる。
特開2000−168321号公報
特開2000−168322号公報
ところで、走行中にタイヤ内圧を時々刻々とモニタリングするには、一般に、トランスポンダからの電波の周波数を高くして、送信可能な情報量(データ量)を増やすことが必要である。一方、トランスポンダからの電波の周波数を高くすると、電波が減衰し易くなって、十分な通信距離を確保することができない。そのため、送信器としてのトランスポンダと受信器との距離が離れていると、トランスポンダと受信器との間の通信性が不安定になるという問題がある。
なお、十分な通信距離を確保するために、トランスポンダのアンテナの指向性を高めたり、電波の電界強度を高めたりすることも考えられるが、前者の場合には、トランスポンダのアンテナの設計が困難であって、実用的でなく、後者の場合には、法規制上の理由から電波の電界強度を高めることには限界がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するため、自己の内部において、一方のサイドウォール部側に対する電波の反射効率を高めて、送信機からの電波を他方のサイドウォール部側に集中させることができる、新規な構成の空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、ビードコアをそれぞれ有した一対のビード部と、一対の前記ビードコアとの間に設けられかつトロイド状に延びたカーカスと、前記カーカスの外側面のクラウン領域に設けられたトレッド部と、前記トレッド部と一方の前記ビード部の間及び前記トレッド部と他方の前記ビード部の間にそれぞれ設けられたサイドウォール部と、前記カーカスの内側面に設けられたインナーライナーとを備えてなる空気入りラジアルタイヤにおいて、一方の前記サイドウォール部側にのみ、金属粉体を含む配合ゴム層を有していることである。
なお、一方の前記サイドウォール部側にのみ前記配合ゴム層を有しているとは、一方の前記サイドウォール部にのみ前記配合ゴム層を有していることの他に、前記インナーライナー又は前記カーカスにおける一方のサイドウォール部側にのみ前記配合ゴム層が配設されていることを含む意である。
第1の特徴によると、前記インナーライナーの内側面に取付けられた送信器、及び車輛の一部に取付られた受信器を用い、前記送信器によってタイヤ内圧情報等のタイヤ内部情報を直接的に測定してタイヤ内部情報を含む電波を送信すると共に、前記受信器によって前記送信器からの電波を受信する。これにより、走行中に前記空気入りタイヤの内圧等を直接的にモニタリングすることができる。
ここで、一方の前記サイドウォール部側のみに金属粉体を含む前記配合ゴム層を有しているため、前記空気入りタイヤの内圧等のモニタリング中に、前記空気入りタイヤの内部において、一方の前記サイドウォール部側に対する電波の反射効率を高めて、前記送信機からの電波を他方の前記サイドウォール部側に集中させることができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、前記インナーライナーの内側面における前記トレッド部の裏側部分に、タイヤ内部情報を直接的に測定してタイヤ内部情報を含む電波を送信する送信器を取付けるための送信器用取付部を有し、一方側からみたときに前記配合ゴム層がタイヤ中心と前記送信器用取付部とを結ぶ線上に位置するようになっていることである。
なお、送信器取付部は、前記インナーライナーの内側面における前記トレッド部の裏側部分に取付けた取付パッチ又は取付台座の他に、前記インナーライナーの内側面の一部分を含む意である。
本発明の第2の特徴によると、一方側からみたときに前記配合ゴム層がタイヤ中心と前記送信器用取付部とを結ぶ線上に位置するようになっているため、一方の前記サイドウォール部側に対する電波の反射効率をより高めて、前記送信機からの電波を他方の前記サイドウォール部側により集中させることができる。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、車輛に対する装着内側及び装着外側が指定されてあって、一方の前記サイドウォール部が前記車輛に対する装着外側に位置していることである。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記配合ゴム層のタイヤ径方向の中心位置がタイヤ最大幅位置と略一致するようになっていることである。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第4の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記配合ゴム層のタイヤ周方向の長さが100mm以上になっていることである。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第5の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記配合ゴム層のタイヤ径方向の長さが50mm以上になっていることである。
本発明の第7の特徴(請求項7に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第6の特徴に加えて、前記配合ゴム層の厚みが1mm以上になっていることである。
請求項1から請求項7のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記空気入りタイヤの内圧等のモニタリング中に、前記空気入りタイヤの内部において、一方の前記サイドウォール部側に対する電波の反射効率を高めて、前記送信機からの電波を他方の前記サイドウォール部側に集中させることができるため、前記送信器のアンテナの指向性を高めたり、電波の電界強度を高めたりすることなく、前記送信器からの電波の周波数を高くしても、電波の減衰を抑えて、十分な通信距離を確保することができる。そのため、前記受信器を車輛における他方の前記サイドウォール部側に予め取付ておくことにより、前記送信器と前記受信器との距離が比較的離れていても、前記送信器と前記受信器との間の通信性を安定させることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1(a)(b)及び図2を参照して説明する。ここで、図1(a)は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図1(b)は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図、図2は、第1実施形態に係る空気入りタイヤの別態様を示すである。
本発明の第1実施形態について図1(a)(b)及び図2を参照して説明する。ここで、図1(a)は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図1(b)は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図、図2は、第1実施形態に係る空気入りタイヤの別態様を示すである。
図1(a)に示すように、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ1は、リム3に嵌合可能な一対のビード部5を備えており、各々のビード部5は、ビードコア7と、このビードコア7のタイヤ径方向外側(図1(a)において上側)に配設されたビードヒィラー9とをそれぞれ有している。
一対のビードコア7の間には、トロイド状に延びたカーカス11が設けられており、このカーカス11は、ラジアル方向に延びた複数のスチールコード(図示省略)をゴム被覆(ゴム引き)した2層のカーカスプライ13からなるものである。なお、カーカス11は、1層又は3層以上のカーカスプライ13からなるようにしても構わない。
カーカス11の外周面のクラウン領域には、所謂たが効果を発揮する例えば2層のベルト15が設けられおり、ベルト15は、複数のスチールコード(図示省略)をゴム被覆してなるものである。また、ベルト15の外周面の全体には、2層のベルト補強層17が設けられており、ベルト補強層17は、複数の繊維コード(図示量略)をゴム被覆してなるものである。なお、ベルト15の外周面の全体にベルト補強層17が設けられる代わりに又は設けられる他に、ベルト15の外周面の両縁側にベルト補強層17が設けられるようにしても構わない。
ベルト補強層17の外周面には、トレッド部19が設けられており、換言すれば、カーカス11の外周面のクラウン領域には、トレッド部19がベルト補強層17及びベルト15を覆うように設けられている。また、一方のビード部5(図1(a)において左側のビード部5)とトレッド部19の間、及び他方のビード部5(図1(a)において右側のビード部5)とトレッド部19の間には、サイドウォール部21がそれぞれ設けられている。ここで、空気入りラジアルタイヤにあっては、車輛に対する装着内側In及び装着外側Outが指定されてあって、一方のサイドウォール部21(図1(a)において左側のサイドウォール部21)が車輛に対する装着外側Outに位置してあって、他方のサイドウォール部21(図1(a)において右側のサイドウォール部21)が車輛に対する装着内側Inに位置している。更に、カーカス11の内側面には、空気の漏れを防ぐインナーライナー23が設けられている。
インナーライナー23の内側面におけるトレッド部19の裏側部分には、送信器としてのトランスポンダ25を取付けるための取付パッチ27が設けられており、この取付パッチ27は、ゴムからなるものである。また、取付パッチ27は、生タイヤ(空気入りラジアルタイヤ1として完成する前の未加硫タイヤ(図示省略))の加硫する際にインナーライナー23の内側面に架橋反応によって接着するようになっている。或いは、取付パッチ27は、加硫済みのインナーライナー23にシアノアクリレート等の接着剤によって接着するようになっている。
トランスポンダ25は、走行中の空気入りラジアルタイヤのタイヤ内圧のモニタリングに用いられ、タイヤ内圧(タイヤ内圧情報)を直接的に測定してタイヤ内圧情報を含む電波を送信するものであって、シアノアクリレート等の接着剤によって取付パッチ27に取付けられている。更に、走行中のタイヤ内圧のモニタリングには、トランスポンダ25の他に、車輌のタイヤハウス29における他方のサイドウォール部21側(他方のサイドウォール部21に対向する位置)に取付られた受信器31が用いられ、この受信器31は、トランスポンダ25からの電波を受信するものである。なお、受信器31が車輌のタイヤハウス29における他方のサイドウォール部21側の代わりに、車輌のサスペンション(図示省略)における他方のサイドウォール部21側に設けられるようにしても構わない。
一方のサイドウォール部21にのみ、例えばチタン粉末や亜鉛粉末等の金属粉体を含む配合ゴム層33を有してあって、この配合ゴム層33は、カーカス11の外周面に接している。ここで、配合ゴム層33における金属粉末の含有率(重量%)は、10%以上である。なお、配合ゴム層33がカーカス11の外側面に接する代わりに、図2(a)に示すように、一方のサイドウォール部21の表面側に位置するようにしても構わない。また、一方のサイドウォール部21にのみ金属粉体を含む配合ゴム層33を有する代わりに、図2(b)に示すように、インナーライナー23における一方のサイドウォール部21側にのみ配合ゴム層33が配設されるようにしても構わない。
図1(b)に示すように、配合ゴム層33は、一方側(図1(b)において紙面に向かって表側)からみたときにタイヤ中心1fと取付パッチ27とを結ぶ線L上に位置するようになっている。また、配合ゴム層33のタイヤ径方向の中心位置33sは、タイヤ最大幅位置1sと略一致するようになっている。
特に、第1実施形態にあっては、配合ゴム層33のタイヤ周方向の長さcは100mmに、配合ゴム層33のタイヤ径方向の長さrは50mmに、配合ゴム層33の厚みtは1mmになっている。なお、配合ゴム層33のタイヤ周方向の長さcが100mmを、配合ゴム層33のタイヤ径方向の長さrが50mmを、配合ゴム層33の厚みtが1.0mmを越えても構わない。
続いて、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
トランスポンダ25及び受信器31を用い、トランスポンダ25によってタイヤ内圧情報を直接的に測定してタイヤ内圧情報を含む電波を送信すると共に、受信器31によってトランスポンダ25からの電波を受信する。これにより、走行中に空気入りラジアルタイヤ1の内圧を直接的にモニタリングすることができる。
ここで、一方のサイドウォール部21のみに金属粉体を含む配合ゴム層33を有しているため、空気入りラジアルタイヤ1の内圧のモニタリング中に、空気入りラジアルタイヤ1の内部において、一方のサイドウォール部21側に対する電波の反射効率を高めて、トランスポンダ25からの電波を他方のサイドウォール部21側に集中させることができる。特に、一方側からみたときに配合ゴム層33がタイヤ中心1fと取付パッチ27とを結ぶ線L上に位置するようになってあって、配合ゴム層33のタイヤ周方向の長さcが100mm以上に、配合ゴム層33のタイヤ径方向の長さrが50mm以上に、配合ゴム層33の厚みtが1.0mm以上になっているため、一方のサイドウォール部21側に対する電波の反射効率をより高めて、トランスポンダ25からの電波を他方のサイドウォール部21側により集中させることができる。
従って、トランスポンダ25のアンテナの指向性を高めたり、電波の電界強度を高めたりすることなく、トランスポンダ25からの電波の周波数を高くしても、電波の減衰を抑えて、十分な通信距離を確保することができる。そのため、前述のように受信器31を車輛のタイヤハウス29における他方のサイドウォール部21側に予め取付ておくことにより、トランスポンダ25と受信器31との距離が比較的離れていても、トランスポンダ25と受信器31との間の通信性を安定させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図3(a)(b)を参照して説明する。ここで、図3(a)は、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図3(b)は、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図である。
本発明の第2実施形態について図3(a)(b)を参照して説明する。ここで、図3(a)は、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図3(b)は、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図である。
図3(a)(b)に示すように、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ35は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ1と略同様の構成を有しており、配合ゴム層33の具体的なサイズに関して異なる。即ち、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ35にあっては、配合ゴム層33のタイヤ周方向の長さcは100mmに、配合ゴム層33のタイヤ径方向の長さrは50mmに、配合ゴム層33の厚みtは0.5mmになっている。また、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について図4(a)(b)を参照して説明する。ここで、図4(a)は、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図4(b)は、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図である。
本発明の第3実施形態について図4(a)(b)を参照して説明する。ここで、図4(a)は、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図4(b)は、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図である。
図4(a)(b)に示すように、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ37は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ1と略同様の構成を有しており、配合ゴム層33の具体的なサイズに関して異なる。即ち、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ37にあっては、配合ゴム層33のタイヤ周方向の長さは50mmに、配合ゴム層33のタイヤ径方向の長さcは50mmに、配合ゴム層33の厚みtは1.0mmになっている。また、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について図5(a)(b)を参照して説明する。ここで、図5(a)は、第4実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図5(b)は、第4実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図である。
本発明の第4実施形態について図5(a)(b)を参照して説明する。ここで、図5(a)は、第4実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの部分断面図、図5(b)は、第4実施形態に係る空気入りラジアルタイヤを一方側から見た図である。
図5(a)(b)に示すように、第4実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ39は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ1と略同様の構成を有しており、配合ゴム層33の具体的なサイズに関して異なる。即ち、第4実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ39にあっては、配合ゴム層33のタイヤ周方向の長さcは100mmに、配合ゴム層33のタイヤ径方向の長さrは25mmに、配合ゴム層33の厚みtは1.0mmになっている。また、第4実施形態においても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
第1実施形態に係わる空気入りラジアルタイヤを発明品1として、第2実施形態に係わる空気入りラジアルタイヤを発明品2として、第3実施形態に係わる空気入りラジアルタイヤを発明品3として、第4実施形態に係わる空気入りラジアルタイヤを発明品4として、配合ゴム層を有しない空気入りラジアルタイヤ(図示省略)を比較品として、同じタイヤサイズ(2005/55R16)の下で試作する。次に、発明品1、発明品2、発明品3、発明品4、及び比較品における取付パッチにトランスポンダを接着によって取付ける。更に、発明品1、発明品2、発明品3、発明品4、及び比較品6J×16のリムに組付けて、2.0kgf/cm2の空気を充填する。そして、発明品1、発明品2、発明品3、発明品4、及び比較品についてデータ転送試験を行い、単位時間当たりに受信器が受け取れるデータ数を測定することにより、トランスポンダと受信器との通信性を比較し、その結果を指数表示によりまとめると、後記の表1のようになる。なお、トランスポンダと受信器との通信性の指数が大きいほど、トランスポンダと受信器との通信性が安定している。
即ち、表1に示すように、発明品1から発明品4は、比較品に比べて、トランスポンダと受信器との通信性が安定していることが確認された。特に、発明品1は、発明品2から発明品3に比べて、トランスポンダと受信器との通信性がより安定していることが確認された。
1 空気入りラジアルタイヤ
5 ビード部
7 ビードコア
9 ビードヒィラー
11 カーカス
19 トレッド部
21 サイドウォール部
23 インナーライナー
25 トランスポンダ
27 取付パッチ
29 タイヤハウス
31 受信器
33 配合ゴム層
35 空気入りラジアルタイヤ
37 空気入りラジアルタイヤ
39 空気入りラジアルタイヤ
5 ビード部
7 ビードコア
9 ビードヒィラー
11 カーカス
19 トレッド部
21 サイドウォール部
23 インナーライナー
25 トランスポンダ
27 取付パッチ
29 タイヤハウス
31 受信器
33 配合ゴム層
35 空気入りラジアルタイヤ
37 空気入りラジアルタイヤ
39 空気入りラジアルタイヤ
Claims (7)
- ビードコアをそれぞれ有した一対のビード部と、一対の前記ビードコアとの間に設けられかつトロイド状に延びたカーカスと、前記カーカスの外側面のクラウン領域に設けられたトレッド部と、前記トレッド部と一方の前記ビード部の間及び前記トレッド部と他方の前記ビード部の間にそれぞれ設けられたサイドウォール部と、前記カーカスの内側面に設けられたインナーライナーとを備えてなる空気入りラジアルタイヤにおいて、
一方の前記サイドウォール部側にのみ、金属粉体を含む配合ゴム層を有していることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記インナーライナーの内側面における前記トレッド部の裏側部分に、タイヤ内部情報を直接的に測定してタイヤ内部情報を含む電波を送信する送信器を取付けるための送信器用取付部を有し、一方側からみたときに前記配合ゴム層がタイヤ中心と前記送信器用取付部とを結ぶ線上に位置するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 車輛に対する装着内側及び装着外側が指定されてあって、一方の前記サイドウォール部が前記車輛に対する装着外側の位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記配合ゴム層のタイヤ径方向の中心位置がタイヤ最大幅位置と略一致するようになっていることを特徴とする請求項請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記配合ゴム層のタイヤ周方向の長さが100mm以上になっていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記配合ゴム層のタイヤ径方向の長さが50mm以上になっていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記配合ゴム層の厚みが1mm以上になっていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090180A JP2007261450A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 空気入りタイヤ |
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---|---|---|---|
JP2006090180A JP2007261450A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007261450A true JP2007261450A (ja) | 2007-10-11 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020022160A1 (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006090180A patent/JP2007261450A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020022160A1 (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JPWO2020022160A1 (ja) * | 2018-07-24 | 2021-08-02 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP7272362B2 (ja) | 2018-07-24 | 2023-05-12 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
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