JP2007260446A - 骨接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手術における取付け作業が容易であるとともに、手術後においてラグスクリューの回転を防止することのできる骨接合装置を簡易な構造で実現する。
【解決手段】 ラグスクリュー10の円筒外面部12bがスリーブ13の先端部13a内に配置されている状態ではラグスクリュー10はスリーブ13に対して回転可能であり、ラグスクリュー10の異形外面部12cがスリーブ13の先端部13a内に配置されている状態ではラグスクリュー10はスリーブ13に対して回転方向に規制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、骨接合装置に係り、特に、大腿骨の頭部近傍の骨折を修復するために好適な骨ネジを含む接合装置に関する。
従来から、大腿骨の頭部近傍の骨折を修復、固定するための骨接合装置が知られている。このような骨接合装置としては、例えば腰部圧縮スクリュー(CHS)と呼ばれる、末端側にスクリュー部を備え、基端側に軸部を備えたラグスクリューと、このラグスクリューに係合する取付体とからなる装置がある。
この取付体は、大腿骨の表面に沿って配置され骨ネジ等によって固定されるプレート部と、このプレート部の一端に接合された円筒状のスリーブ部とを備えている。スリーブ部はラグスクリューの軸部を収容するように構成されている。
この種の装置においては、スリーブ部の先端にラグスクリューの末端を自在に挿入できるように構成されている第1のタイプと、スリーブ部にラグスクリューが既に挿入されていて、ラグスクリューがスリーブ部に対して摺動可能になっているが、ラグスクリューの基端の拡径した頭部がスリーブ部の先端の係合部に係合し、ラグスクリューがスリーブ部から離反しないように抜け止めされている第2のタイプとがある。
第1のタイプの装置においては、ラグスクリューだけを先に大腿骨にねじ込み、その後、大腿骨にねじ込まれたラグスクリューの軸部の基端をスリーブ部の先端に挿入するようにして取付体を差し込み、最後に取付体のプレート部を骨ネジなどで大腿骨の表面上に固定する。この場合、スリーブの内面とラグスクリューの軸部の外面とは、キーと溝、若しくは角穴と角柱のように、相互に回転方向に係合する構造を備えており、これによって、大腿骨への取付け完了後にラグスクリューが回転し、その結果大腿骨頭部が回旋して骨折部が損傷を受けるという事態を招かないように配慮されている。
一方、第2のタイプの装置においては、スリーブ部に挿入されたラグスクリューを大腿骨にねじ込み、そのまま取付体を位置決めして、取付体のプレート部を骨ネジなどで大腿骨の表面上に固定する。この場合、スリーブ部に収容されたラグスクリューをねじ込み可能にするために、ラグスクリューの軸部とスリーブ部とは相互に回転自在に構成されている。
上記従来の骨接合装置のうち上記第1のタイプの装置においては、大腿骨への取付け完了後に、ラグスクリューが取付体に対して回転しないように構成されているが、ねじ込みが完了したラグスクリューの回転姿勢によっては、取付体のスリーブ部を挿入したとき、取付体のプレート部の長手方向が大腿骨の長手方向と整合せず、プレート部を固定することができない場合があるので、この場合には一旦取付体を取り外し、ラグスクリューの回転姿勢を微調整した後に、再度取付体のスリーブ部をラグスクリューに挿入しなおす必要があり、手術に熟練が必要で、しばしば作業が煩雑になるという問題点がある。
一方、上記第2のタイプの装置では、ラグスクリューが予めスリーブに挿入されているので、取り扱いがやや容易になる反面、ラグスクリューの軸部をスリーブ部に対して回転可能に構成しておかないとラグスクリューの大腿骨へのねじ込みができなくなるため、取付け完了後にもラグスクリューが取付体に対して回転してしまうので、大腿骨の頭部がラグスクリューとともに回旋し、骨折部を損傷してしまう恐れがあった。
上記の第2のタイプの欠点を解消するには、ラグスクリューの大腿骨へのねじ込みが完了した後に、ラグスクリューと取付体とを何らかの回転止め手段によって係合させることが考えられる。しかしながら、そのような構造は装置を複雑にし、製造コストを増大させるという問題点がある。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであり、その課題は、手術における取付け作業が容易であるとともに、手術後においてラグスクリューの回転を防止することのできる骨接合装置を簡易な構造で実現することにある。
本発明の骨接合装置は、末端側に大腿骨内部にねじ込まれるスクリュー部を備え、該スクリュー部の基端側に軸部を備えたラグスクリューと、該ラグスクリューの前記軸部を摺動可能に収容するスリーブ及び大腿骨の表面に取付けられるプレートを備えた取付体とを有する骨接合装置である。そして、前記軸部が前記スリーブから所定長さ引き出されたときに前記ラグスクリューが前記スリーブに対して回転可能になり、前記軸部が前記スリーブ内に引き込まれたときに前記ラグスクリューが前記スリーブにより回転方向に規制されるように構成されていることを特徴とする。この発明によれば、軸部を引き出した状態でラグスクリューを回転させて骨内にねじ込み、その後、スリーブを骨内に押し込み、プレートを骨に固定したときには、軸部がスリーブ内に引き込まれた状態となるので、スリーブに対してラグスクリューが回転方向に規制される。
また、本発明の骨接合装置は、前記軸部には、前記スリーブに設けられた係合部に対して回転方向に規制されるように構成された第1外面部と、前記係合部に対して回転可能に構成された第2外面部とが軸線方向の異なる部位に設けられていることを特徴とする。この発明によれば、ラグスクリューの軸部のスリーブに対する挿入深さによって、スリーブの係合部の内側に第1外面部が配置される状態と、第2外面部が配置される状態のいずれかに設定することができる。したがって、係合部の内側に第1外面部が配置されている場合にはラグスクリューをスリーブに対して回転方向に規制することができ、係合部の内側に第2外面部が配置されている場合にはラグスクリューをスリーブに対して回転可能にすることができる。
本発明において、前記第1外面部は、前記第2外面部より前記ラグスクリューの末端側に設けられていることが好ましい。この場合には、ラグスクリューをスリーブから引き出した状態で係合部の内側に第1外面部が配置される状態としてラグスクリューを骨内にねじ込むことができ、その後、スリーブを骨内に押し込むことによりラグスクリューをスリーブに対して回転方向に規制することが可能になる。
本発明において、前記係合部は、前記スリーブの先端部に設けられていることが好ましい。係合部がスリーブの先端部に設けられていることにより、係合部を形成するためのスリーブの加工が容易になるとともに、ラグスクリューのスリーブに対する実効的な摺動範囲を大きく採ることができる。
本発明において、前記ラグスクリューの基端には拡径した頭部が設けられ、該頭部が前記係合部に抵触することによって前記ラグスクリューが抜け止めされていることが好ましい。これによって係合部を、ラグスクリューの抜け止めのための部分としても用いることができる。
次に、本発明の別の骨接合装置は、末端側に大腿骨内部にねじ込まれるスクリュー部を備え、該スクリュー部の基端側に軸部を備えたラグスクリューと、該ラグスクリューの前記軸部を摺動可能に収容するスリーブ及び大腿骨の表面に取付けられるプレートを備えた取付体とを有する骨接合装置において、前記スリーブには、前記ラグスクリューの前記軸部に設けられた被係合部に対して回転止めされるように構成された第1内面部と、前記被係合部に対して回転可能に構成された第2内面部とが軸線方向の異なる部位に設けられていることを特徴とする。
本発明において、前記第1内面部は、前記第2内面部より前記スリーブの後端側に設けられていることが好ましい。
本発明において、前記被係合部は、前記軸部の基端部に設けられていることが好ましい。これにより、被係合部を形成するためのラグスクリューの加工が容易になるとともに、ラグスクリューのスリーブに対する実効的な摺動範囲を大きく採ることができる。
本発明において、前記スリーブの先端には縮径した係止部が設けられ、該係止部が前記被係合部に抵触することによって前記ラグスクリューが抜け止めされていることが好ましい。これにより、被係合部を、スリーブの係止部に抵触してラグスクリューの抜け止めを行う部分としても用いることができる。
本発明において、前記ラグスクリューの前記軸部が前記スリーブに対して離反しないように抜け止めされてなることが好ましい。
以上説明したように本発明によれば、ラグスクリューを骨内にねじ込む際にはラグスクリューをスリーブに対して回転可能にし、骨接合装置を骨に取付け終わったときにはラグスクリューをスリーブに対して回転方向に規制することができる。
次に、添付図面を参照して本発明に係る骨接合装置の実施形態について説明する。図1及び図2は本実施形態の骨接合装置の全体構造を示す部分断面図であり、図3は本実施形態のスリーブとラグスクリューとの組立構造を示す分解斜視図である。
本実施形態は、末端に設けられたスクリュー部11及びこのスクリュー部11より基端側に設けられた軸部12を備えたラグスクリュー10と、このラグスクリュー10の軸部12を収容するスリーブ13及びこのスリーブ13を接続するように構成されたプレート14からなる取付体とを有している。
ラグスクリュー10は、大腿骨の外側面から大腿骨頭部へ向けて斜め上方にねじ込まれるものである。その中心にはガイドピン(ガイドワイヤ)を挿通するための軸孔が設けられている。
ラグスクリュー10のスクリュー部11は骨内においてタッピングを行いながら骨にしっかりと結合するように構成されている。ラグスクリュー10の軸部12は、他の部分よりもやや拡径された頭部12aと、この頭部12aの末端側に隣接して形成されたやや縮径された円筒外面部12bと、この円筒外面部12bの末端側に隣接して形成された異形外面部12cとを備えている。この異形外面部12cは、図3に示すように、円筒面の相互に対向する部分に一対の平坦面12c1を形成してなる外面形状を有するものであり、その断面形状は図中において12sとして示してある。
一方、スリーブ13は全体として円筒形状に形成され、やや縮径した内縁を有する先端部13aと、プレート14の外面と適合するように斜めに形成された後端部13bとを備えている。先端部13aの内縁は全周にわたり内側へ突出して係止部を構成する。すなわち、上記ラグスクリュー10の異形外面部12cに対し、回転方向に係合し得る内縁形状、すなわち円形の対向する一対の部分がほぼ平坦に形成されてなる開口形状、に形成されている。
プレート14は、その一端側に上記スリーブ13の後端部13bを収容する傾斜した取付孔14aを備えているとともに、プレート14を大腿骨の外側表面上に固定するための、図示しない骨ネジを挿通して係合させるように構成された複数の固定孔14bを備えている。ここで、図示のようにスリーブ13の外面に形成された横溝13cに対して係合するリブ14cを出没自在に構成するなどの方法で、スリーブ13とプレート14とを着脱自在に構成してもよく(例えば、リブをバヨネット構造で出没自在に構成するなど、特公平5−81254号公報や実用新案登録第2504411号公報に記載されている構造を採用してもよく)、或いは、スリーブ13とプレート14とが溶接等によって固着されているなど、一体に構成されていてもよい。
図3に示すように、ラグスクリュー10の基端部12dは、スリーブ13の先端部13aを通過できる外径に形成され、この軸部12をスリーブ13内に挿通させた後、基端部12dに円筒状の環状部材12eを溶着、接着等によって固着させることにより、上記頭部12aが形成される。この頭部12aは先端部13aを通過できないように構成されているので、ラグスクリュー10とスリーブ13とは相互に抜け止めされた状態になる。
なお、図1及び図2に示すように、ラグスクリュー10の基端部12dには、上記軸孔に連通する基端側孔部が設けられ、この基端側孔部の浅い部分は回転工具(図示せず)を係合させるための角穴12fとなり、また、その穴の深い部分には雌ネジ部12gが形成される。この雌ネジ部12gに螺合する雄ネジ部を有する牽引器具(図示せず)によって、大腿骨頭部の骨折部を整復するためにラグスクリュー10を牽引することができる。
図4(a)には、スリーブ13の先端部13aと、上記異形外面部12cとの係合状態を示す。図示点線で示す円筒外面部12bは先端部13aの内部で回転自在に構成されているが、異形外面部12cは先端部13a内において回転方向に固定されるように構成されている。
図4(b)に示すものは上記実施形態とは異なる実施形態におけるスリーブの先端部23aとラグスクリューの異形外面部22cとの係合状態を示すものである。この先端部23aの内縁は角孔形状(図示例では6角孔)に形成され、異形外面部22cの外面は、その角孔形状に対応した角形状(図示例では6角形)に形成されている。この場合の円筒外面部22bの外面は、異形外面部22cの角形状の内接円とほぼ等しい断面形状を備えている。
図4(c)に示すものは上記実施形態とは異なる別の実施形態におけるスリーブの先端部33aとラグスクリューの異形外面部32cとの係合状態を示すものである。この先端部33aの内縁には回転方向に複数の曲面状の凸部若しくは凹部が形成され、異形外面部32cの外面は、その凸部若しくは凹部に対応する凹溝若しくは凸リブを有する形状に形成されている。この場合の円筒外面部32bもまた、異形外面部32cの断面の内接円形状とほぼ等しい断面形状を備えている。
次に、本実施形態の骨接合装置を用いて大腿骨の頭部近傍の骨折を修復する方法について説明する。例えば、大腿骨の頸部骨折においては、まず、大腿骨の外側表面からガイドピンを挿入し、大腿骨の頭部内にガイドピンの先端部が到達するようにセットする。次に、このガイドピンに沿ってリーマ等の穿孔器具を導入し、大腿骨の外側表面から大腿骨の頭部内に向けて穿孔する。このとき、取付体のスリーブを収容できるようにするために、穿孔された穴のうち外側表面に近い浅い部分を、深い部分よりもやや大きな内径を有するように形成する。
次に、ガイドピンに沿ってラグスクリュー10を大腿骨にねじ込む。ここで、ラグスクリュー10は上述のように取付体に接続された状態になっているが、ラグスクリュー10をスリーブ13から最も突出させた図1に示す状態とすることにより、軸部12の円筒外面部12bがスリーブ13の先端部13aの内側に配置され、その結果、ラグスクリュー10をスリーブ13に対して回転自在にすることができる。そして、この状態でラグスクリュー10の頭部12aの端面に穿設された角穴12fにドライバー工具の先端を挿入して回転させ、ラグスクリュー10を骨内にねじ込んでいく。
ラグスクリュー10のスクリュー部11が大腿骨頭部の内部に導入され、充分な深さまで達すると、プレート14を大腿骨の外側表面に押し付けるようにして、スリーブ13を大腿骨の外側表面に穿設された穴内に押し込む。この状態を図2に示す。この状態では、スリーブ13の先端部13aがラグスクリュー10の軸部12のうちの異形外面部12cに係合した状態となり、スリーブ13に対してラグスクリュー10が回転方向に規制される。
最後に、プレート14の固定孔14bを通して大腿骨の外側表面から図示しない骨ネジをねじ込み、プレート14を大腿骨の外側表面上に固定する。
以上説明したように、本実施形態では、スリーブ13の先端部13aとラグスクリュー10の円筒外面部12bとが対向する状態でラグスクリュー10を回転させて骨内にねじ込み、ねじ込みが完了した後にスリーブ13を押し込むことにより、その先端部13aがラグスクリュー10の異形外面部12cに対して回転方向に係合するように構成することができ、この状態でプレート14を骨の表面上に固定できる。したがって、骨への取付けが完了した状態でラグスクリュー10がプレート14に対して回転しないように規制することができる。したがって、手術後にラグスクリュー10とともにスクリュー部11に固定された骨折部分が回旋し、骨折部の損傷を引き起こすという事態の発生を回避することができる。
また、ラグスクリュー10を骨内にねじ込んだ状態で、軸部12の異形外面部12cとスリーブ13の先端部13aとの回転方向の姿勢が整合しない場合、そのままスリーブ13及びプレート14を外側に引き出し、円筒外面部12bがスリーブ13の先端部13aに対向した状態としてラグスクリュー10の回転姿勢を微調整し、再びスリーブ13及びプレート14を押し込んでスリーブ13の先端部13aを異形外面部12cに係合させるようにすることができるので、熟練者でなくても手間をかけずに容易に手術を行うことができる。
なお、上記スリーブの先端部13aは、ラグスクリューの第2外面部に相当する円筒外面部12bと、第1外面部に相当する異形外面部12cとにそれぞれ作用する上記の係合部に相当するものであるが、この係合部はスリーブの先端部である必要はなく、先端部以外の適宜の部位に設けることが可能である。
図5は、上記実施形態とは異なる別の実施形態の構造を示すものである。この実施形態において、プレート14は上記の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
この実施形態では、ラグスクリュー40は、上記と同様にスクリュー部41及び軸部42を有する。このラグスクリュー40において、軸部42の基端には角形状(図示例では6角形状)の頭部42aが設けられ、この頭部42a以外の軸部は頭部42aの内接円以下の外径を有する円筒状部42bとなっている。
また、スリーブ43は、ラグスクリュー40の円筒状部42bが挿通することはできるが、頭部42aが脱出しないように抜け止めする先端部43aと、この先端部43aよりも後端部43b寄りに形成され、ラグスクリュー40の頭部42aの外接円以上の内径を有する円筒内面部43dと、この円筒内面部43dよりも後端部43b寄りに形成され、ラグスクリュー40の頭部42aに対して回転方向に係合し得る角形状(図示例では6角孔状)の異形内面部43eとを備えている。
この実施形態において、ラグスクリュー40がスリーブ43から突出した状態(図5に示す状態)では、ラグスクリュー40の頭部42aがスリーブ43の円筒内面部43d内に配置されているので、ラグスクリュー40はスリーブ43及びプレートに対して自在に回転することができる。また、ラグスクリュー40が図5に示す状態よりもスリーブ43の内部に引き込まれた状態では、ラグスクリュー40の頭部42aが異形内面部43e内に配置され、相互に回転方向に係合する。したがって、ラグスクリュー40はスリーブ43及びプレートに対して回転方向に固定(規制)された状態となる。
この実施形態においても、上記の図1乃至図3に示す実施形態と同様の作用効果を奏する。なお、上記の頭部42aの外面形状と異形内面部43eとは、上記実施形態と同様に(図4に示すように)、種々の回転規制態様を採ることができる。また、上記頭部42aはスリーブの第2内面部に相当する円筒内面部43d及び第1内面部に相当する異形内面部43eにそれぞれ作用する上記の被係合部に相当するものであるが、この被係合部はラグスクリューの頭部である必要はなく、頭部以外の適宜の部位に設けることができる。
本発明の骨接合装置の実施形態におけるラグスクリューを骨内にねじ込む際の状態を示す部分断面図である。 同実施形態における取付け完了状態を示す部分断面図である。 同実施形態におけるラグスクリューとスリーブの分解斜視図である。 同実施形態におけるラグスクリューとスリーブの回転方向の規制態様を示す部分断面図(a)〜(c)である。 上記実施形態とは異なる実施形態の部分断面図である。
符号の説明
10,40 ラグスクリュー
11,41 スクリュー部
12,42 軸部
12a,42a 頭部
12b 円筒外面部
12c 異形外面部
13,43 スリーブ
13a,43a 先端部
14 プレート
43d 円筒内面部
43e 異形内面部

Claims (7)

  1. 末端側に大腿骨内部にねじ込まれるスクリュー部を備え、該スクリュー部の基端側に軸部を備えたラグスクリューと、該ラグスクリューの前記軸部を摺動可能に収容するスリーブ及び大腿骨の表面に取付けられるプレートを備えた取付体とを有する骨接合装置において、
    前記ラグスクリューの軸部は前記スリーブの先端部を通過できない頭部を有することで前記スリーブに対して抜け止めされ、
    前記軸部が前記スリーブから所定長さ引き出されたときに前記ラグスクリューが前記スリーブに対して回転可能になり、前記軸部が前記スリーブ内に引き込まれたときに前記ラグスクリューが前記スリーブに直接係合することにより回転方向に規制されるように構成されていることを特徴とする骨接合装置。
  2. 末端側に大腿骨内部にねじ込まれるスクリュー部を備え、該スクリュー部の基端側に軸部を備えたラグスクリューと、該ラグスクリューの前記軸部を摺動可能に収容するスリーブ及び大腿骨の表面に取付けられるプレートを備えた取付体とを有する骨接合装置において、
    前記ラグスクリューの軸部は前記スリーブの先端部を通過できない頭部を有することで前記スリーブに対して抜け止めされ、
    前記軸部には、前記スリーブに設けられた係合部に対して回転方向に規制されるように構成された第1外面部と、前記係合部に対して回転可能に構成された第2外面部とが軸線方向の異なる部位に設けられ、
    前記第1外面部は前記第2外面部より前記ラグスクリューの末端側に設けられていることを特徴とする骨接合装置。
  3. 前記ラグスクリューの基端には拡径した頭部が設けられ、該頭部が前記係合部に抵触することによって前記ラグスクリューが抜け止めされていることを特徴とする請求項2に記載の骨接合装置。
  4. 前記係合部は前記スリーブの先端部であり、前記第1外面部は異形外面部であり、前記第2外面部は円筒外面部であることを特徴とする請求項2又は3に記載の骨接合装置。
  5. 末端側に大腿骨内部にねじ込まれるスクリュー部を備え、該スクリュー部の基端側に軸部を備えたラグスクリューと、該ラグスクリューの前記軸部を摺動可能に収容するスリーブ及び大腿骨の表面に取付けられるプレートを備えた取付体とを有する骨接合装置において、
    前記ラグスクリューの軸部は前記スリーブの先端部を通過できない頭部を有することで前記スリーブに対して抜け止めされ、
    前記スリーブには、前記ラグスクリューの前記軸部に設けられた被係合部に対して回転止めされるように構成された第1内面部と、前記被係合部に対して回転可能に構成された第2内面部とが軸線方向の異なる部位に設けられ、
    前記第1内面部は前記第2内面部より前記スリーブの後端側に設けられていることを特徴とする骨接合装置。
  6. 前記スリーブの先端には縮径した係止部が設けられ、該係止部が前記被係合部に抵触することによって前記ラグスクリューが抜け止めされていることを特徴とする請求項2に記載の骨接合装置。
  7. 前記被係合部は前記ラグスクリューの頭部であり、前記第1内面部は異形内面部であり、前記第2内面部は円筒内面部であることを特徴とする請求項5又は6に記載の骨接合装置。
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