JP2007259294A - 基地局集線装置および基地局集線システムにおける装置間同期制御方法 - Google Patents

基地局集線装置および基地局集線システムにおける装置間同期制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の基地局を収容しそれら複数の基地局を無線ネットワーク制御装置に対して1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置において、移動通信システムの採用する通信方式がTDMA方式であるかCDMA方式であるかを問わず、無線ネットワーク制御装置の処理負荷を増加させずに装置間同期制御を行うことができる基地局集線装置を得ること。
【解決手段】基地局集線装置200aは、(1)RNC100から受信した下り同期フレームを各基地局に対してブロードキャストすること、(2)各基地局から受信した上り同期フレームのうち最後に到着した上り同期フレームのみをRNC100に送信すること、(3)最後に到着した上り同期フレームを送信した基地局を基準に自装置と各基地局との間の転送遅延差を管理することを行うことで、装置間同期制御を実現している。
【選択図】 図1

Description

この発明は、基地局集線システムおける基地局集線装置および装置間同期制御方法に関するものである。
例えば、IMT2000やCDMA2000のような移動通信システムにおける無線アクセスネットワークでは、基地局容量の大小に関わらず、どんな基地局も1台として無線ネットワーク制御装置(以降、適宜「RNC」という)に直接収容され、制御される方式が採用されている。
しかし、この収容方式では、RNCの収容基地局数や収容セル数は、標準仕様や装置容量で制限されるので、小容量の基地局のみを収容した場合には、RNCの処理容量に十分余裕があっても、収容基地局数やセル数の上限からそれ以上の基地局を収容できないケースが発生する。
また、RNCが収容する複数の基地局との間の装置位相差および遅延時間差を管理し、基地局にデータ送信する際の送信タイミング制御を逐次行っているので、例えばIPネットワークのような装置間の転送遅延時間がネットワークの輻輳状況に従って変動するようなネットワークにおいては、収容する基地局数が増えると、そのタイミング制御のための処理負荷が増大するという問題がある。
これらの問題を解決する方策として、例えば特許文献1では、RNCへの基地局収容効率を向上するために、複数の基地局をRNCに代わって収容し、それら複数の基地局をRNCに対し1台の基地局として認識させる基地局集線装置が提案されている。そして、上記の特許文献1では、上位交換局がデータを送信するタイミングと各基地局が期待する受信タイミングとの間の同期調整を行う装置間同期方式として、その基地局集線装置が各基地局との間の装置間遅延差情報に基づき基地局に送信するデータに挿入する遅延量を制御することにより、基地局に対するフレーム同期を確立するという方法が提案されている。なお、この明細書では、この場合のRNCと基地局集線装置と複数の基地局とで構成されるシステムを「基地局集線システム」と呼んでいる。
特許第2998781号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に開示されている基地局集線装置が各基地局間の同期制御を行う装置間同期方式は、時分割多元接続(TDMA)方式によるデータ伝送におけるフレーム同期を対象としているので、符号分割多元接続(CDMA)方式によるデータ伝送における装置間同期には対応できず、また、各基地局間での位相関係の時間的変動にも対応できないという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数の基地局を収容しそれら複数の基地局を無線ネットワーク制御装置に対して1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置を備える基地局集線システムにおいて、移動通信システムの採用する通信方式がTDMA方式であるかCDMA方式であるかを問わず、無線ネットワーク制御装置の処理負荷を増加させずに装置間同期制御を行うことができる基地局集線装置および基地局集線システムにおける装置間同期制御方法を得ることを目的とする。
また、この発明は、上記の発明において、収容基地局数の増加に伴う無線ネットワーク制御装置における送信タイミング制御の増加を抑えて無線ネットワーク制御装置の処理負荷を軽減し、かつ各基地局が持つタイミング発生源の精度のばらつきなどによる装置間位相関係の時間的変動に対しても柔軟に対応可能な装置間同期制御を実現する基地局集線装置および基地局集線システムにおける装置間同期制御方法を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置に対し、収容する複数の基地局を1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置において、自基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする手段として、前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記下り同期用信号を前記複数の基地局に対して送信し、各基地局から受信した上り同期用信号の時刻情報から自基地局集線装置と各基地局との間の転送遅延時間をそれぞれ測定して転送遅延時間が最大の基地局をタイミング基準基地局として選択し、そのタイミング基準基地局を基準とする自基地局集線装置と各基地局間の転送遅延時間差を算出して保持するとともに、前記タイミング基準基地局から受信した上り同期用信号のみを前記無線ネットワーク制御装置に対して送信する同期情報管理手段と、前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに対し、前記同期情報管理手段が保持している前記転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う位相調整手段とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、基地局集線装置は、無線ネットワーク制御装置からの下り同期用信号に対しては、最も転送遅延の大きな基地局を送信タイミング基準として選択し、その選択した基地局からの上り同期用信号のみを送信することで、各基地局に対応したタイミングのうち最も早いタイミングで無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームが送信されるようにする。そして、上記の選択した基地局を基準にした各基地局との間の転送遅延差情報を収集して保持し、無線ネットワーク制御装置から受け取った下りデータフレームを対応する基地局に送信する際に、各基地局が希望するタイミングで受信処理できるように、各基地局との間の上記した転送遅延差情報に基づきその下りデータフレームに対する挿入遅延を制御する。
これによって、この発明による基地局集線装置では、装置間転送遅延時間が異なる複数の基地局を1台の基地局として無線ネットワーク制御装置に認識させることが可能となるとともに、無線ネットワーク制御装置が行うタイミング調整処理を最小限とすることができる。また、基地局集線装置でのタイミング調整量を基地局間の最大遅延差の範囲内に抑えることができるので、下りデータ送信の待ち合わせによる遅延を最小限とすることができ、基地局収容効率を向上させることができる。このような装置間同期制御は、移動通信システムの採用する通信方式がTDMA方式であるかCDMA方式であるかを問わず行うことができる。
この発明によれば、複数の基地局を収容しそれら複数の基地局を無線ネットワーク制御装置に対して1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置が、移動通信システムの採用する通信方式がTDMA方式であるかCDMA方式であるかを問わず、無線ネットワーク制御装置の処理負荷を増加させずに装置間同期制御を行うことができるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかる基地局集線装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による基地局集線装置を備える基地局集線システムの構成を示すブロック図である。また、図2は、図1に示す基地局集線装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、この実施の形態1による基地局集線システムは、無線ネットワーク制御装置(RNC)100と、このRNC100に収容制御される複数の基地局101(基地局(#1)101−1〜基地局(#n)101−n)と、RNC100と複数の基地局101との間に配置される基地局集線装置200aとで構成される。なお、RNC100と基地局集線装置200aとは、有線回線501を介して接続され、また、基地局集線装置200aと複数の基地局101とは、対応する有線回線501を介して1対1の関係で接続されている。
複数の基地局101は、有線回線501,502を介してRNC100から受信したデータを無線回線に送出し、またその逆の処理動作を行う。ここでの無線回線で用いられる通信方式は、任意である。複数の基地局101は、互いの装置位相は同期しているが、タイミング発生源の精度のばらつきなどにより、装置間の位相関係には時間的変動がある。
RNC100は、図示しない交換網と各基地局の配下で移動する端末とを含むデータ無線アクセスネットワークにおけるコネクション接続やデータ転送を制御するが、基地局集線装置200aの介在によって、基地局集線装置200a配下の全基地局を1台の基地局として認識し、この実施の形態1では結果として収容する複数の基地局101の中の1つとの間の位相差を管理し、どの基地局と通信する場合でも、その管理する同一のタイミングでデータを送信する。
このデータ送信タイミングの決定方法としては、標準化機関である3GPP(3rd Generation Partnership Project)のTS25.402に規定されているノード同期(Node Synchronaization Frame)、および上りノード同期フレーム(UL Node Synchronization Frame)と呼ばれる制御フレームをやり取りすることによってRNC100が基地局間の位相差情報を測定・管理する方法が採られる。RNC100は、この標準仕様に従って動作する。
基地局集線装置200aは、この実施の形態1では、図2に示す構成によって、(1)RNC100から受信した下り同期フレームを各基地局に対してブロードキャストすること、(2)各基地局から受信した上り同期フレームのうち最後に到着した上り同期フレームのみをRNC100に送信すること、(3)最後に到着した上り同期フレームを送信した基地局を基準に自装置と各基地局との間の転送遅延差を管理することを行うことで、複数の基地局101をRNC100に対して1台の基地局として認識させ、RNC100の処理負荷を軽減しつつ各基地局間に生ずる位相関係の時間的変動に柔軟に対応できる装置間同期制御を実現している。
図1に示す基地局集線装置200aは、図2に示すように、下り転送制御部210aと、上り転送制御部211aと、同期情報管理部212aと、位相調整部213aと、転送遅延差情報メモリ220とを備えている。
下り転送制御部210aは、RNC100から受信した下りフレームの種別を識別し、受信した下りフレームが下り制御フレーム(下りノード同期フレーム)であるときは、収容する全基地局に向けてブロードキャストし、受信した下りフレームが下りデータフレーム610aであるときは、それを位相調整部213aに与え、位相調整部213aから受け取った下りデータフレーム600bを対応する基地局に向けて送信する。
上り転送制御部211aは、複数の基地局101から受信した上りフレームの種別を識別し、受信した上りフレームが上り制御フレーム(上りノード同期フレーム、タイミング調整フレーム)600aであるときは、それを同期情報管理部212aに与え、同期情報管理部212aから受け取った上り制御フレーム(上りノード同期フレーム、タイミング調整フレーム)600bをRNC100に向けて送信し、受信した上りフレームが上りデータフレームであるときは、そのままRNC100に向けて送信する。
同期情報管理部212aは、上り転送制御部211aから受け取る上り制御フレーム600aが複数の基地局101から送信される上りノード同期フレームである場合は、それらの上りノード同期フレームの時刻情報に基づき自装置と各基地局との間の転送遅延時間を測定し、全ての転送遅延時間のうち最大値を持つ基地局を基準基地局として選択し、それからの転送遅延差を基地局毎に算出し、それを転送遅延差情報メモリ220(以降、略して「転送遅延差情報220」という)に格納して管理し、上り転送制御部211aから最後に受け取った上りノード同期フレーム600aを上りノード同期フレーム600bとして上り転送制御部211aに与える。
また、同期情報管理部212aは、上り転送制御部211aから受け取る上り制御フレーム600aがタイミング調整フレームである場合は、その送信元基地局が選択された「基準基地局」であるか選択されない「非基準基地局」であるかを調べ、「基準基地局」である場合は上記の転送遅延差情報220を更新し、併せて受信したタイミング調整フレームをタイミング調整フレーム600bとして上り転送制御部211aに与える一方、「非基準基地局」である場合は転送遅延差情報220の更新のみを行う。
位相調整部213aは、下り転送制御部210aから受け取るRNC100から送信された下りデータフレーム610aに対して上記の転送遅延差情報220に基づき送信先基地局に対応した遅延量を挿入することで下りデータフレーム送信位相の調整を行い、その遅延挿入を行った下りデータフレーム61bを下り転送制御部210aに与える。
以上のように構成されるこの実施の形態1による基地局集線装置を備える基地局集線システムでは、次のような動作が行われる。すなわち、RNC100は、上記した標準仕様のノード同期手順に従って下りノード同期フレームを基地局集線装置200aに対して送信する。
基地局集線装置200aでは、下り転送制御部210aにおいてRNC100から受信した下りフレームが下りノード同期フレームであることを識別すると、その下りノード同期フレームを、収容している基地局101−1〜101−nに対してそのままブロードキャストする。
基地局101−1〜101−nでは、受信した下りノード同期フレームに対して標準仕様のノード同期手順を実施し、それぞれ自装置の時刻情報を格納した上りノード同期フレームを返送する。
基地局集線装置200aでは、上り転送制御部211aにおいて基地局101−1〜101−nから受信した上りフレームが上りノード同期フレームであることを識別すると、その上りノード同期フレーム600aを同期情報管理部212aに転送する。同期情報管理部212aは、上り転送制御部211aから受け取る複数の上りノード同期フレーム600aそれぞれの時刻情報に基づき自装置と各基地局との間の転送遅延時間を測定して送信タイミングの基準となる上記の基準基地局を選択し、上記した基地局毎の転送遅延差情報220を保持する。そして、同期情報管理部212aは、受信した上りノード同期フレーム600aのうち上記した基準基地局から受信した上りノード同期フレーム、つまり最後に到着した上りノード同期フレーム600bを上り転送制御部211aに与える。これによって、全基地局から受信した複数の上りノード同期フレーム600aのうち最後に到着した上りノード同期フレーム600bのみがRNC100に送信される。
RNC100は、受信した上りノード同期フレームに基づき標準仕様のノード同期手順を実施するので、この実施の形態1では最も転送遅延時間が大きな基地局に合わせたタイミングで下りデータフレームが送信されるように送信タイミングを制御することになる。つまり、RNC100は、基地局集線装置200aが認識させた1台の基地局との間の位相関係のみを管理して送信タイミングを制御するので、処理負荷が大幅に軽減される。
基地局集線装置200aでは、下り転送制御部210aにおいてRNC100から受信した下りフレームが下りデータフレームであることを識別すると、その下りデータフレーム610aを位相調整部213aに転送する。位相調整部213aは、受け取った下りデータフレーム610aに対して前記基地局毎の転送遅延差情報220に基づき送信先基地局に対応した遅延量を挿入して下りデータフレーム610bとし、下り転送制御部210a経由で送信する。基地局集線装置200aでは、このような装置間同期制御を行って、各基地局に対し、その期待するタイミングで受信処理できるように、RNC100から受け取った下りデータフレームを送信することを行う。
以下、図1〜図5を参照して、基地局集線装置200aが実施する装置間同期制御について具体的に説明する。なお、図3〜図5では、理解を容易にするため、基地局は2つ(基地局(#1)101−1、基地局(#2)101−2)としている。そして、基地局(#2)101−2は上記の「基準基地局」であり、基地局(#1)101−1は選択されてない「非基準基地局」としている。
図3は、図2に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その1)を説明するシーケンス図である。なお、図3では、ノード同期を経て下りデータの送信に至るまでの手順が示されている。
図3において、RNC100から送信された下りノード同期フレーム301は、基地局集線装置200aから全基地局に向けてブロードキャストされる。図3に示す例では、基地局(#1)101−1と基地局(#2)101−2とがそれぞれ受信する。この2台の基地局のうち、基地局(#1)101−1は、内部での処理遅延時間aの経過後に自装置の時刻情報を格納した上りノード同期フレーム302を基地局集線装置200aに送信する。この上りノード同期フレーム302は、転送遅延時間xの経過後に基地局集線装置200aに受信される。また、基地局(#2)101−2は、内部での処理遅延時間bの経過後に自装置の時刻情報を格納した上りノード同期フレーム303を基地局集線装置200aに送信する。この上りノード同期フレーム303は、転送遅延時間yの経過後に基地局集線装置200aに受信される。
ここで、両基地局での内部処理遅延時間a,bは、a<bであるが、これは基地局固有の値として基地局集線装置200aに保持されている。そして、転送遅延時間x,yには内部処理遅延時間a,bが含まれているので、基地局集線装置200aでは、各基地局からの上りノード同期フレーム302,303の受信処理T31として、各基地局に対して下りノード同期フレーム301を送信した時刻情報と、受信した上りノード同期フレーム302,303に格納された基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2の時刻情報とから、基地局(#1)101−1に対する転送遅延時間(x−a)/2と、基地局(#2)101−2に対する転送遅延時間(y−b)/2とをそれぞれ算出する。
そして、基地局集線装置200aは、(y−b)/2>(x−a)/2であるので、基地局(#2)101−2から受信した上りノード同期フレーム303をRNC100に送信するとともに、基地局(#2)101−2を上記した「基準基地局」と定め、これを基準に各基地局に対する転送遅延時間差を求めて上記した転送遅延時間差情報220として保持する。今の例では、基地局(#2)101−2に対する転送遅延時間差はゼロとして保持され、基地局(#1)101−1に対する転送遅延時間差は{(y−b)/2}−{(x−a)/2}として保持される。
上りノード同期フレーム303を受信したRNC100は、送信タイミングの決定処理T32として、最も転送遅延時間が大きな基地局(#2)101−2に合わせたタイミングで下りデータフレーム304を送信するように送信タイミングの制御を行う。つまり、RNC100では、各基地局に対応した送信タイミングのうち最も早いタイミングで下りデータフレーム304を送信することになる。
この下りデータフレーム304を受信した基地局集線装置200aでは、保持した転送遅延差情報220に基づき送信先基地局に応じた遅延時間を挿入する位相調整処理T33,T34を行い、各基地局が期待するタイミングで下りデータフレーム305,306を送信する。位相調整処理T33では、基地局(#2)101−2用の転送遅延時間差=0を挿入して下りデータフレーム305を送信する。位相調整処理T34では、基地局(#1)101−1用の転送遅延時間差={(y−b)/2}−{(x−a)/2}を挿入して下りデータフレーム306を送信する。このとき、基地局集線装置200aでは、各基地局に対応したタイミングのうち最も早いタイミングでRNC100からデータを受信しているので、下りデータフレームの送信待ち合わせ時間は各基地局間の最大遅延差の範囲内に抑えられていることになる。
次に、図4と図5は、図2に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その2、その3)を説明するシーケンス図である。なお、図4では、図1に示す複数の基地局の中で基準基地局として選択された基地局が受信する下りデータフレームの送信タイミングの変更を要求する場合に図2に示す構成の基地局集線装置が調整処理する手順が示されている。また、図5では、図1に示す複数の基地局の中で基準基地局として選択されていない基地局が受信する下りデータフレームの送信タイミングの変更を要求する場合に図2に示す構成の基地局集線装置が調整処理する手順が示されている。
ここでは、基地局がRNC100に対する下りデータフレーム送信タイミングの変更要求を、3GPP標準TS25.402で規定されているタイミング調整手順(Timing Adjustment)を用いて送信する場合について説明する。この標準仕様のタイミング調整手順は、基地局が下りデータフレームの受信を期待する受信ウィンドウというタイミングで下りデータフレームを受信できなかった場合に、その受信ウィンドウと実際に下りデータフレームを受信したタイミングとの差分ToA(Timing of Arrival)をタイミング調整フレームと呼ばれる制御フレームに格納してRNC100に送信し、RNC100側で下りデータフレームの送信タイミングの補正を行うという内容である。
図4において、基地局集線装置200aでは、RNC100から下りデータフレーム401を受信すると、その下りデータフレーム401の基地局への送信処理T41として、受信した下りデータフレーム401に保持している転送遅延差情報220に従って基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2に対応した遅延をそれぞれ挿入し、対応する基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2に向けて送信する。
基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2は、それぞれ、同じタイミング位置に設けた受信ウィンドウTWを用いて下りデータフレーム401の受信処理を行う。このとき、選択された基準基地局ではない基地局(#1)101−1では、受信ウィンドウTWの範囲内で下りデータフレーム401を受信できているので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができるが、選択された基準基地局である基地局(#2)101−2では、受信ウィンドウTWからToA(ToA<0)だけ外れたタイミングで下りデータフレーム401を受信するので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができない。
そこで、選択された基準基地局である基地局(#2)101−2は、ToA(ToA<0)という差分情報を格納したタイミング調整フレーム402をRNC100に向けて送信し、下りデータフレーム送信タイミングの変更を要求する。
基地局集線装置200aでは、上り転送制御部211aにて、受信した上りフレームが上り制御フレーム(タイミング調整フレーム)であることを識別すると、それを同期情報管理部212aに転送する。同期情報管理部212aでは、このタイミング調整フレーム402が基準基地局として選択している基地局(#2)101−2からのものであることを識別し、格納されているToAに従い転送遅延差情報220を更新するとともに、このタイミング調整フレーム402を上り転送制御部211a経由でRNC100に送信する(T42)。
RNC100は、受信したタイミング調整フレーム402のToA(ToA<0)情報に基づき標準仕様のタイミング調整手順を実施して下りデータフレームの送信タイミングを補正する(T43)。タイミング補正後の下りデータフレーム403を受信した基地局集線装置200aでは、位相調整部213aにて、更新された前記転送遅延差情報220に基づき送信先基地局に対応した遅延量を挿入し(T44)、それぞれ下り転送制御部210a経由で送信する。
これによって、基地局(#2)101−2では図4でのT33にて説明したように下りデータフレーム403が遅延操作無しで受信され、基地局(#1)101−1では更新された基地局(#1)101−1用の遅延処理(T44)を受けた下りデータフレーム404が受信されるが、各受信位置は、基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2が同じタイミング位置に設けている受信ウィンドウTWの範囲内となる。
このように、基地局集線装置200aでは、基準基地局から下りデータフレーム送信タイミングの変更要求があった場合には、その基準基地局からの転送遅延時間差情報を更新し、併せてRNC100が下りデータフレームの送信タイミングを補正できるようにするので、その基準基地局を含めた各基地局に対して、その期待するタイミングで受信処理できるように、RNC100から受け取った下りデータフレームを送信することができる。
次に、図5において、基地局集線装置200aでは、RNC100から下りデータフレーム501を受信すると、その下りデータフレーム501の基地局への送信処理T51として、受信した下りデータフレーム501に保持している転送遅延差情報220に従って基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2に対応した遅延をそれぞれ挿入し、対応する基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2に向けて送信する。
基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2は、それぞれ、同じタイミング位置に設けた受信ウィンドウTWを用いて下りデータフレーム501の受信処理を行う。このとき、選択された基準基地局である基地局(#2)101−2では、受信ウィンドウTWの範囲内で下りデータフレーム501を受信できているので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができるが、選択された基準基地局ではない基地局(#1)101−1では、受信ウィンドウTWからToA(ToA>0)だけ外れたタイミングで下りデータフレーム501を受信するので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができない。
そこで、選択された基準基地局ではない基地局(#1)101−1では、ToA((ToA>0))という差分情報を格納したタイミング調整フレーム502をRNC100に向けて送信し、下りデータフレーム送信タイミングの変更を要求する。
基地局集線装置200aでは、上り転送制御部211aにて、受信した上りフレームが上り制御フレーム(タイミング調整フレーム)であることを識別すると、それを同期情報管理部212aに転送する。同期情報管理部212aでは、このタイミング調整フレーム502が基準基地局として選択されていない基地局(#1)101−1からのものであると認識すると、このタイミング調整フレーム502をRNC100へは送信せずに格納されているToAに従い転送遅延差情報220を更新する(T52)。
RNC100は、タイミング調整フレーム502を受信していないので、下りデータフレーム送信タイミングの補正は行わず(T53)、同じタイミングで下りデータフレーム503を送信する。この下りデータフレームを受信した基地局集線装置200aでは、位相調整部213aにて、更新された前記転送遅延差情報220に基づき送信先基地局に対応した遅延量を挿入し(T54)、それぞれ下り転送制御部210経由で送信する。
これによって、基地局(#2)101−2では図4でのT33にて説明したように下りデータフレーム503が遅延操作無しで受信され、基地局(#1)101−1では更新された基地局(#1)101−1用の遅延処理(T54)を受けた下りデータフレーム504が受信されるが、各受信位置は、基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2が同じタイミング位置に設けている受信ウィンドウTWの範囲内となる。
このように、基地局集線装置200aでは、基準基地局ではない基地局から下りデータフレーム送信タイミングの変更要求があった場合には、基準基地局からの転送遅延時間差情報の更新のみを行うだけで、基準基地局ではないその変更要求を行った基地局を含めた各基地局に対して、その期待するタイミングで受信処理できるように、RNC100から受け取った下りデータフレームを送信することができる。つまり、基準基地局以外の基地局からのタイミング調整要求に対しては、RNC100でのタイミング調整処理が不要であるので、基地局集線装置200aは、配下に閉じてタイミング調整手順が行えるのである。
このように、この実施の形態1によれば、基地局集線装置は、RNCからの下り同期フレームに対しては、最も転送遅延の大きな基地局を送信タイミング基準として選択し、その選択した基地局からの上りノード同期フレームのみを送信することで、各基地局に対応したタイミングのうち最も早いタイミングでRNCから下りデータフレームが送信されるようにし、上記の選択した基地局を基準にした各基地局との間の転送遅延差情報を収集して保持し、RNCから受け取った下りデータフレームを対応する基地局に送信する際に、各基地局が希望するタイミングで受信処理できるように、各基地局との間の上記した転送遅延差情報に基づきその下りデータフレームに対する挿入遅延を制御するので、装置間転送遅延時間が異なる複数の基地局を1台の基地局としてRNCに認識させることが可能となるとともに、RNCが行うタイミング調整処理を最小限とすることができる。また、基地局集線装置でのタイミング調整量を基地局間の最大遅延差の範囲内に抑えることができるので、下りデータ送信の待ち合わせによる遅延を最小限とすることができ、基地局収容効率を向上させることができる。
また、基地局集線装置や各基地局が使用するクロック発生源のクロック精度のばらつきなどによって、基地局集線装置と各基地局との間の位相差が時間経過と共に変化すると、基地局集線装置が送信した下りデータフレームが基地局の受信ウィンドウから外れる場合が起こる。この場合には、該当する基地局は送信タイミングの変更を要求する上り制御フレーム(タイミング調整フレーム)を送信するが、タイミング調整フレームを送信した基地局がタイミング基準となっている基地局である場合には、基地局集線装置がタイミング調整フレームをRNCに送信し、RNCでの送信タイミング調整が行われるようにしているので、タイミング基準となっている基地局においてタイミング調整要求が発生した場合でも、基地局集線装置は、RNCから受け取った下りデータを正常なタイミングで各基地局に送信することができる。
一方、タイミング調整フレームを送信した基地局がタイミング基準となっていない基地局である場合には、基地局集線装置は、そのタイミング調整フレームをRNCには送信せずに、基地局集線装置の配下に閉じて送信タイミング調整が行えるようにしているので、RNCでのタイミング調整処理が不要となり、接続基地局数の増加に伴うRNC処理負荷の増加を防止することができる。
なお、この実施の形態1では、上記のように、基地局集線システムにおけるノード同期手順に関しては、基地局集線装置は、RNCの下りノード同期フレーム送信を契機として動作する場合を説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。すなわち、基地局集線装置は、RNCからの下りノード同期フレームの受信有無に関係なく、配下に閉じたノード同期手順を実施してもよい。例えば、基地局集線装置は、RNCからの下りノード同期フレームの受信有無に関係なく、配下の全基地局に対して下りノード同期フレームを周期的に送信し、得られた転送遅延差を統計処理することで管理している転送遅延差情報を逐次更新するようにしてもよい。
このように基地局集線装置が配下に閉じたノード同期手順を周期的に実施するようにすれば、基地局集線装置と各基地局との間のトラヒック状況による遅延時間変動の影響を削減することができ、無駄なタイミング調整処理の発生を防止することができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による基地局集線装置を備える基地局集線システムの構成を示すブロック図である。図7は、図6に示す基地局集線装置の構成例を示すブロック図である。なお、図6では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図6に示すように、実施の形態2による基地局集線装置を備える基地局集線システムでは、図1(実施の形態1)に示した構成において、基地局集線装置200aに代えて、基地局集線装置200bが設けられている。
基地局集線装置200bは、この実施の形態2では、図7に示す構成によって、(1)RNC100から下り同期フレームを受信すると、自装置の位相による下り同期フレームに生成し、それを各基地局に対してブロードキャストすること、(2)RNC100から下り同期フレームを受信すると、自装置の位相による上り同期フレームに生成し、それをRNC100に送信すること、(3)自装置の位相を基準に自装置と各基地局との間の位相差を管理することを行うことで、複数の基地局101をRNC100に対して1台の基地局として認識させ、RNC100の処理負荷を軽減しつつ各基地局間に生ずる位相関係の時間的変動に柔軟に対応できる装置間同期制御を実現している。
その結果、この実施の形態2では、RNC100は、(4)基地局集線装置200bとの間の位相差を管理することになる。
図6に示す基地局集線装置200bは、図7に示すように、下り転送制御部210bと、上り転送制御部211bと、同期情報管理部212bと、位相調整部213bと、位相差情報メモリ221とを備えている。
下り転送制御部210bは、RNC100から受信した下りフレームの種別を識別し、受信した下りフレームが下り制御フレーム(下りノード同期フレーム)であるときは、自装置の位相で下りノード同期フレームを生成し、それを収容する全基地局に向けてブロードキャストするとともに、上り転送制御部211bに対して対RNCノード同期情報620を出力し、受信した下りフレームが下りデータフレーム610aであるときは、それを位相調整部213bに与え、位相調整部213bから受け取った下りデータフレーム600bを対応する基地局に向けて送信する。
上り転送制御部211bは、下り転送制御部210bから対RNCノード同期情報620を受信した場合は自装置の位相で上りノード同期フレームを生成してRNC100に向けて送信し、複数の基地局101から受信した上りフレームの種別を識別し、受信した上りフレームが上り制御フレーム(上りノード同期フレーム、タイミング調整フレーム)600aであるときは、それを同期情報管理部212bに与え、受信した上りフレームが上りデータフレームであるときは、そのままRNC100に向けて送信する。
同期情報管理部212bは、上り転送制御部211bから受け取る上り制御フレーム600aが複数の基地局101から送信される上りノード同期フレームである場合は、それらの上りノード同期フレームに格納されている位相情報から自装置との位相差を算出し、それを位相差情報メモリ221(以降、略して「位相差情報221」という)に格納して管理する。
また、同期情報管理部212bは、上り転送制御部211bから受け取る上り制御フレーム600aがタイミング調整フレームである場合は、その送信元基地局に対する上記の位相差情報221のみの更新を行い、その更新したタイミング調整フレームを上り転送制御部211bへ渡すことはしない。
位相調整部213bは、下り転送制御部210bから受け取るRNC100から送信された下りデータフレーム610aに対して付与されている位相情報(CFN:Connection Frame Number)を上記の位相差情報221に基づき送信先基地局に対応した位相情報に付け替えることを行い、そのCFNを付け替えた下りデータフレーム610cを下り転送制御部210bに与える。
次に、図6〜図9を参照して、この実施の形態2による基地局集線装置200bが実施する装置間同期制御について説明する。なお、図8、図9は、図7に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その1、その2)を説明するシーケンス図である。図8では、実施の形態1(図3)と同様に、ノード同期を経て下りデータの送信に至るまでの手順が示されている。但し、図8では、理解を容易にするため、基地局は、基地局(#1)101−1、基地局(#2)101−2の2つであるとしている。また、図9では、図6に示す複数の基地局が受信する下りデータフレームの送信タイミングの変更を要求する場合に図7に示す構成の基地局集線装置が調整処理する手順が示されている。この場合には、実施の形態1(図4、図5)とは異なり、基地局集線装置200bは全ての基地局に対して同様の処理動作を行うので、図9では、任意の基地局を、単に「基地局101」と表記している。
さて、図8において、RNC100は、上記した標準仕様のノード同期手順に従って下りノード同期フレーム801を基地局集線装置200bに対して送信する。基地局集線装置200bでは、下り転送制御部210bにて、RNC100から受信した下りフレームが下りノード同期フレーム801であることを識別すると、下りノード同期フレームの受信処理T81として、その下りノード同期フレーム801に格納されている情報を対RNCノード同期情報620として上り転送制御部211bに転送するとともに、自装置位相を用いて基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2に対する下りノード同期フレーム802を生成してブロードキャストする。並行して、上り転送制御部211bでは、下りノード同期フレームの受信処理T81として、上記の対RNCノード同期情報620に対して自装置位相を用いて上りノード同期フレーム803を生成してRNC100に送信する。これによって、RNC100では、基地局集線装置200bとの間の位相差情報を管理する(T82)。
そして、上り転送制御部211bでは、基地局(#1)101−1,基地局(#2)101−2から受信した上りノード同期フレーム804,805を同期情報管理部212bに転送する。同期情報管理部212bは、転送されてきた上りノード同期フレーム804,805に格納された位相情報から自装置との位相差を算出し基地局毎の位相差情報221として保持する(T83)。
一方、RNC100は、受信した上りノード同期フレーム803に基づき標準仕様のノード同期手順を実施するので、ここでは基地局集線装置200bの位相に合わせたタイミングで下りデータフレーム806が送信されるように送信タイミングを制御することになる(T84)。つまり、RNC100は、基地局集線装置200aとの間の位相関係のみを管理して送信タイミングを制御するので、処理負荷が大幅に軽減される。
基地局集線装置200bでは、下り転送制御部210bにてRNC100から受信した下りフレームが下りデータフレームであることを識別すると、その下りデータフレーム805を位相調整部213bに転送する。位相調整部213bでは、下りデータフレーム805に付与されている位相情報を各基地局(101−1,101−2)に応じた位相情報に付け替えることを行い、下り転送制御部210b経由で送信する(T85)。このようにして装置間同期制御が行われるので、RNC100が送信する下りデータフレームを各基地局は期待するタイミングで受信することができる。
その後、基地局集線装置200bとある基地局101との間の位相関係が変化してその基地局101が期待するタイミングで下りデータフレームを受信できず下りデータフレームの送信タイミングの変更要求を発行する場合は、基地局集線装置200bは、図9に示す手順で下りデータフレームの送信タイミングを調整して装置間を同期化する。
図9に示すように、RNC100と基地局集線装置200bと基地局101とは、それぞれ、自装置の位相(CFN)でもって動作している。図9に示す例では、RNC100の位相は、CFN=139,140,141,142,・・である。基地局集線装置200bの位相は、CFN=149,150,151,152,・・である。基地局101の位相は、CFN=75,76,77,78,・・である。そして、基地局101は、一端がCFN=75を含み他端がCFN=76の近くまでを含むCFN=76の受信ウィンドウTWと、一端がCFN=77を含み他端がCFN=78の近くまでを含むCFN=78の受信ウィンドウTWとを設定している。
図9において、RNC100は、CFN=139,140の間で、CFN=150が付与された下りデータフレーム901を送信する。基地局集線装置200bでは、CFN=149,150の間で、下りデータフレーム901を受信すると、下り転送制御部210bを経由した位相調整部213bにて、保持している位相差情報221に従って各基地局に対応した位相情報の付け替えを行い、下り転送制御部210bを経由して同じCFN=149,150の間で対応する基地局に向けて下りデータフレーム902を送信する(T91)。ここでは、下りデータフレーム901に付与されたCFN=150を、基地局101が用意している受信ウィンドウTWのCFN=76に付け替える。
基地局101では、下りデータフレーム902をCFN=76の受信ウィンドウTWからToA(ToA<0)だけ外れたタイミングであるCFN=76,77の間で受信するので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができない。そこで、基地局101は、CFN=76,77の間において「ToA」と「CFN=76」とを格納したタイミング調整フレーム903をRNC100に向けて送信し、下りデータフレーム送信タイミングの変更を要求する。このタイミング調整フレーム903は、基地局集線装置200bには、CFN=150,151の間で受信される。
基地局集線装置200bでは、上り転送制御部211bにて、受信した上りフレームがタイミング調整フレーム903であることを識別すると、それを同期情報管理部212bに転送する。同期情報管理部212bは、このタイミング調整フレーム903に格納されている「ToA」と「CFN=76」に従って位相差情報221を更新する(T92)。同期情報管理部212bは、更新処理のみを行い、その更新したタイミング調整フレームを上り転送制御部211bに渡さない。したがって、基地局101が送信したタイミング調整フレームは、基地局集線装置200bからRNC100に対しては送信されない。
ここで、同期情報管理部212bが行う付替位相情報補正(T92)では、例えば、ToA<0のときには、CFN補正量=+1とし、ToA>TWのときにはCFN補正量=−1とし、TW>ToA>0のときは補正不要とすることで、基地局101からの要求に応じた補正を行う。
次に、RNC100は、タイミング調整フレームを受信していないので、下りデータフレーム送信タイミングの補正は行わず同じタイミングで下りデータフレームを送信する。図9では、RNC100は、CFN=140,141の間で、CFN=151が付与された下りデータフレーム904を送信する。基地局集線装置200bでは、CFN=150,151の間で、下りデータフレーム904を受信すると、下り転送制御部210bを経由した位相調整部213bにて、上記のように更新された位相差情報221に基づき送信先基地局に対応した位相情報の付け替えを行い、下り転送制御部210bを経由して同じCFN=150,151の間で対応する基地局に向けて下りデータフレーム905を送信する(T93)。ここでは、下りデータフレーム904に付与されたCFN=151を、基地局101が用意している受信ウィンドウTWのCFN=78に付け替える。
基地局101は、この下りデータフレーム905を、CFN=78の受信ウィンドウTWの範囲内で受信できるので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができる。このように、基地局集線装置200bは、ある基地局から下りデータフレーム送信タイミングの変更要求があった場合には、RNCを介さずに、その基地局に対する位相情報を更新補正するだけで、送信タイミングの変更を要求した基地局に対して、その期待するタイミングで受信処理できるように、RNC100から受け取った下りデータフレームを送信することができる。そして、基地局集線装置200aでは、基地局からのタイミング調整要求に対しRNC100でのタイミング調整処理が不要であるので、配下に閉じてタイミング調整手順が行えるのである。
このように、この実施の形態2によれば、基地局集線装置は、RNCからの下り同期フレームに対しては自装置の位相でRNCに上りノード同期フレームを送信することで、RNCが自装置の位相を基準に下りデータフレームを送信するようにし、RNCから下りデータフレームを受け取るまでに、各基地局との間の位相差情報を収集して保持し、RNCから受け取った下りデータフレームを対応する基地局に送信する際に、各基地局との間の上記した位相差情報に基づきその下りデータフレームに対して付与されている位相情報の付け替えを行うので、装置間伝送遅延が異なる複数の基地局を1台の基地局としてRNCに認識させることが可能となるとともに、RNCが行うタイミング調整処理を最小限とすることができる。また、基地局間の位相同期処理が不要となるので、、基地局収容効率を向上させることができとともに、基地局の装置構成をより簡易なものとすることができ、低コスト化が可能となる。
また、基地局集線装置や各基地局が使用するクロック発生源のクロック精度のばらつきなどによって、基地局集線装置と各基地局との間の位相差が時間経過と共に変化すると、基地局集線装置が送信した下りデータフレームが基地局の受信ウィンドウから外れる場合が起こる。この場合には、該当する基地局は送信タイミングの変更を要求する上り制御フレーム(タイミング調整フレーム)を送信するが、基地局集線装置は、そのタイミング調整フレームをRNCには送信せずに、基地局集線装置の配下に閉じて送信タイミング調整が行えるようにしているので、RNCでのタイミング調整処理が不要となり、接続基地局数の増加に伴うRNC処理負荷の増加を防止することができる。
なお、この実施の形態2では、上記のように、基地局集線システムにおけるノード同期手順に関しては、基地局集線装置は、RNCの下りノード同期フレーム送信を契機として動作する場合を説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。すなわち、基地局集線装置は、RNCからの下りノード同期フレームの受信有無に関係なく、配下に閉じたノード同期手順を実施してもよい。例えば、基地局集線装置は、RNCからの下りノード同期フレームの受信有無に関係なく、配下の全基地局に対して下りノード同期フレームを周期的に送信し、得られた位相差を統計処理することで管理している位相差情報を逐次更新するようにしてもよい。
このように基地局集線装置が配下に閉じたノード同期手順を周期的に実施するようにすれば、基地局集線装置と各基地局との間のトラヒック状況による遅延時間変動の影響を削減することができ、無駄なタイミング調整処理の発生を防止することができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3による基地局集線装置を備える基地局集線システムの構成を示すブロック図である。また、図11は、図10に示す基地局集線装置の構成例を示すブロック図である。なお、図10、図11では、図6、図7(実施の形態2)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図10に示すように、実施の形態3による基地局集線装置を備える基地局集線システムでは、図6(実施の形態2)に示した構成において、基地局集線装置200bに代えて、基地局集線装置200cが設けられている。
基地局集線装置200cは、この実施の形態3では、図11に示す構成によって、(1)RNC100から下り同期フレームを受信すると、自装置の位相による下り同期フレームに生成し、それを各基地局に対してブロードキャストすること、(2)RNC100から下り同期フレームを受信すると、自装置の位相による上り同期フレームに生成し、それをRNC100に送信すること、(3)最後に到着した上り同期フレームを送信した基地局を基準とする自装置と各基地局との間の転送遅延差および自装置の位相を基準とする自装置と各基地局との間の位相差を管理することを行うことで、複数の基地局101をRNC100に対して1台の基地局として認識させ、RNC100の処理負荷を軽減しつつ各基地局間に生ずる位相関係の時間的変動に柔軟に対応できる装置間同期制御を実現している。
その結果、この実施の形態3では、RNC100は、実施の形態2と同様に、(4)基地局集線装置200cとの間の位相差を管理することになる。
図10に示す基地局集線装置200bは、図11に示すように、下り転送制御部210bと、上り転送制御部211bと、符号を代えた同期情報管理部212cと、符号を代えた位相調整部213cと、図2に示した転送遅延差情報メモリ220と、位相差情報メモリ221とを備えている。
同期情報管理部212cは、上り転送制御部211bから受け取る上り制御フレーム600aが複数の基地局101から送信される上りノード同期フレームである場合は、それらの上りノード同期フレームの時刻情報に基づき自装置と各基地局との間の転送遅延時間を測定し、全ての転送遅延時間のうち最大値を持つ基地局を基準に、それからの転送遅延差を基地局毎に算出し、それを転送遅延差情報メモリ220(以降、略して「転送遅延差情報220」という)に格納して管理し、また上りノード同期フレームに格納されている位相情報から自装置との位相差を算出し、それを位相差情報メモリ221(以降、略して「位相差情報221」という)に格納して管理する。
また、同期情報管理部212cは、上り転送制御部211bから受け取る上り制御フレーム600aがタイミング調整フレームである場合は、その送信元基地局に対する上記の転送遅延差情報220と位相差情報221とをそれぞれ更新する。
位相調整部213cは、下り転送制御部210bから受け取るRNC100から送信された下りデータフレーム610aに対して付与されている位相情報(CFN)を上記の位相差情報221に基づき送信先基地局に対応した位相情報に付け替えることを行い、また上記の転送遅延差情報220に基づきその送信先基地局に対応した遅延量を挿入し、そのCFNの付け替え及び遅延量を挿入した下りデータフレーム610dを下り転送制御部210aに与える。
次に、図10〜図12を参照して、この実施の形態3による基地局集線装置200cが実施する装置間同期制御について説明する。なお、図12は、図11に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順を説明するシーケンス図である。但し、図12では、図10に示す複数の基地局が受信する下りデータフレームの送信タイミングの変更を要求する場合に、図11に示す構成の基地局集線装置が調整処理する手順が示されている。この場合には、実施の形態2(図9)と同様に、基地局集線装置200cは全て基地局に対して同様の処理動作を行うので、図12では、任意の基地局を、単に「基地局101」と表記している。
図12において、RNC100は、CFN=139,140の間で、CFN=150が付与された下りデータフレーム1201を送信する。基地局集線装置200cでは、CFN=149,150の間で、下りデータフレーム1201を受信すると、下り転送制御部210bを経由した位相調整部213cにて、保持している位相差情報221に従って各基地局に対応した位相情報の付け替えを行い、また保持している転送遅延差情報220に基づき遅延量を挿入し、下り転送制御部210bを経由して同じCFN=149,150の間で対応する基地局に向けて下りデータフレーム1202を送信する(T101)。ここでは、下りデータフレーム1201に付与されたCFN=150を、基地局101が用意している受信ウィンドウTWのCFN=76に付け替える。
基地局101では、下りデータフレーム1202をCFN=76の受信ウィンドウTWからToA(ToA<0)だけ外れたタイミングであるCFN=76,77の間で受信するので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができない。そこで、基地局101は、CFN=76,77の間において「ToA」と「CFN=76」とを格納したタイミング調整フレーム903をRNC100に向けて送信し、下りデータフレーム送信タイミングの変更を要求する。このタイミング調整フレーム903は、基地局集線装置200cには、CFN=150,151の間で受信される。
基地局集線装置200cでは、上り転送制御部211bにて、受信した上りフレームがタイミング調整フレーム903であることを識別すると、それを同期情報管理部212cに転送する。同期情報管理部212cは、このタイミング調整フレーム903に格納されている「ToA」「CFN=76」に従って位相差情報221を更新し、また転送遅延差情報220を更新する(T102)。同期情報管理部212cは、更新処理のみを行い、その更新したタイミング調整フレームを上り転送制御部211bに渡さない。したがって、基地局101が送信したタイミング調整フレームは、基地局集線装置200bからRNC100に対しては送信されない。
ここで、同期情報管理部212bが行う付替位相情報補正(T102)では、図9で示した場合と同じである。また、同期情報管理部212bが行う転送遅延差情報220の更新補正(T102)は、例えば、ToA<0のときには、ToA+TW/2とし、ToA>TWのときにはToA−TW/2とすることで、基地局101からの要求に応じた補正を行う。
次に、RNC100は、タイミング調整フレームを受信していないので、下りデータフレーム送信タイミングの補正は行わず同じタイミングで下りデータフレームを送信する。図12では、RNC100は、CFN=140,141の間で、CFN=151が付与された下りデータフレーム1203を送信する。基地局集線装置200cでは、CFN=150,151の間で、下りデータフレーム1203を受信すると、下り転送制御部210bを経由した位相調整部213cにて、上記のように更新された位相差情報221に基づき送信先基地局に対応した位相情報の付け替えを行い、また上記のように更新された転送遅延差情報220に基づき遅延操作を行い、下り転送制御部210bを経由して同じCFN=150,151の間で対応する基地局に向けて下りデータフレーム905を送信する(T103)。ここでは、下りデータフレーム904に付与されたCFN=151を、基地局101が用意している受信ウィンドウTWのCFN=78に付け替える。
基地局101は、この下りデータフレーム905を、CFN=78の受信ウィンドウTWの範囲内で受信できるので、データを無線信号に変換して移動端末に送信する処理を行うことができる。このように、基地局集線装置200cは、ある基地局から下りデータフレーム送信タイミングの変更要求があった場合には、RNCを介さずに、その基地局に対する位相情報と転送遅延差情報とを更新補正するだけで、送信タイミングの変更を要求した基地局に対して、その期待するタイミングで受信処理できるように、RNC100から受け取った下りデータフレームを送信することができる。そして、基地局集線装置200cでは、基地局からのタイミング調整要求に対しては、RNC100でのタイミング調整処理が不要であるので、配下に閉じてタイミング調整手順が行えるのである。
このように、この実施の形態3によれば、基地局集線装置は、各基地局との間の位相差情報に加え転送遅延差情報を管理し、基地局から送信されるタイミング調整フレームの情報に従い位相差情報および転送遅延差情報を更新し、付け替えを行う位相情報に加え基地局への送信タイミングを補正するので、各基地局における受信タイミングをより詳細に制御することが可能となり、無駄なタイミング調整処理の発生を防止することができる。
また、この実施の形態3では、上記のように基地局集線システムにおける位相調整処理として位相差情報付替および挿入遅延制御の2つを同時に適用する場合について説明したが、これに限らず、基地局集線装置(位相調整部)は、RNCからの下りデータフレームの呼種別を識別して、適用する位相調整処理を選択する構成としてもよい。
例えば、CS(回線交換)呼とPS(パケット交換)呼とが混在し、CS呼では秘匿処理にCFN値を用いているために基地局集線装置でのCFN値付け替えができないような移動通信システムにおいて、基地局集線装置は、CS呼に対しては遅延挿入による送信タイミングの調整のみを行い、PS呼に対してはCFN値付け替えを行って、転送遅延が異なる各基地局に対してCS呼/PS呼混在データを送信する。
そして、各基地局のクロック精度のばらつきなどによって時間経過と共に基地局集線装置と各基地局との間の位相差が変化し、基地局集線装置が送信した下りデータフレームが基地局の受信ウィンドウから外れた場合に、基地局集線装置は、基地局から送信されるタイミング調整フレームの情報に従い内部で管理する位相差情報および遅延差情報を更新する。
これによれば、CS呼において特定処理(秘匿など)にCFN値を用いているためにデータフレームに付与されるCFN値の付け替えができないような移動通信システムにおいてもCS呼/PS呼の混在収容を可能とすることができる。
なお、この実施の形態3では、上記のように、基地局集線システムにおけるノード同期手順に関しては、基地局集線装置は、RNCの下りノード同期フレーム送信を契機として動作する場合を説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。すなわち、基地局集線装置は、RNCからの下りノード同期フレームの受信有無に関係なく、配下に閉じたノード同期手順を実施してもよい。例えば、基地局集線装置は、RNCからの下りノード同期フレームの受信有無に関係なく、配下の全基地局に対して下りノード同期フレームを周期的に送信し、得られた位相差を統計処理することで管理している転送遅延差情報および位相差情報を逐次更新するようにしてもよい。
このように基地局集線装置が配下に閉じたノード同期手順を周期的に実施するようにすれば、基地局集線装置と各基地局との間のトラヒック状況による遅延時間変動の影響を削減することができ、無駄なタイミング調整処理の発生を防止することができる。
以上のように、この発明にかかる基地局集線装置は、移動通信システムの採用する通信方式がTDMA方式であるかCDMA方式であるかを問わず装置間同期制御を行うのに有用であり、特に、CDMA方式を適用した移動通信システムにおいて、RNCへの基地局収容効率の向上をRNCの処理負荷を増大させずに実現するのに好適である。
この発明の実施の形態1による基地局集線装置を備える基地局集線システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す基地局集線装置の構成例を示すブロック図である。 図2に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その1)を説明するシーケンス図である。 図2に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その2)を説明するシーケンス図である。 図2に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その3)を説明するシーケンス図である。 この発明の実施の形態2による基地局集線装置を備える基地局集線システムの構成を示すブロック図である。 図6に示す基地局集線装置の構成例を示すブロック図である。 図7に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その1)を説明するシーケンス図である。 図7に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順(その2)を説明するシーケンス図である。 この発明の実施の形態3による基地局集線装置を備える基地局集線システムの構成を示すブロック図である。 図10に示す基地局集線装置の構成例を示すブロック図である。 図11に示す構成の基地局集線装置が実施する装置間同期制御の手順を説明するシーケンス図である。
符号の説明
100 無線ネットワーク制御装置(RNC)
101(101−1〜101−n) 基地局(#1〜#n)
200a,200b,200c 基地局集線装置
210a,210b 下り転送制御部
211a,211b 上り転送制御部
212a,212b,212c 同期情報管理部
213a,213b,213c 位相調整部
220 転送遅延差情報メモリ
221 位相差情報メモリ
501,502 有線回線
600a,600b 上り制御フレーム(上り同期フレーム、タイミング調整フレーム)
610a,610b,610c 下りデータフレーム
620 対RNCノード同期情報

Claims (24)

  1. 無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置に対し、収容する複数の基地局を1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置において、
    自基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする手段として、
    前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記下り同期用信号を前記複数の基地局に対して送信し、各基地局から受信した上り同期用信号の時刻情報から自基地局集線装置と各基地局との間の転送遅延時間をそれぞれ測定して転送遅延時間が最大の基地局をタイミング基準基地局として選択し、そのタイミング基準基地局を基準とする自基地局集線装置と各基地局間の転送遅延時間差を算出して保持するとともに、前記タイミング基準基地局から受信した上り同期用信号のみを前記無線ネットワーク制御装置に対して送信する同期情報管理手段と、
    前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに対し、前記同期情報管理手段が保持している前記転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う位相調整手段と
    を備えていることを特徴とする基地局集線装置。
  2. 前記同期情報管理手段は、前記タイミング基準基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信するとともに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記転送遅延差情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の基地局集線装置。
  3. 前記同期情報管理手段は、前記タイミング基準基地局以外の基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信せずに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記転送遅延差情報を更新する送信タイミング調整処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局集線装置。
  4. 前記同期情報管理手段は、収容している前記複数の基地局に対して周期的に下り同期用信号を生成・送信して各基地局との間の装置間転送遅延をそれぞれ測定し、得られた転送遅延差を統計処理することで管理している転送遅延差情報を逐次更新する装置間同期処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局集線装置。
  5. 無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置に対し、収容する複数の基地局を1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置において、
    自基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする手段として、
    前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記無線ネットワーク制御装置に対して自基地局集線装置の位相に基づき上り同期用信号を生成して送信するとともに、自基地局集線装置の位相に基づき前記複数の基地局に対する下り同期用信号を生成して送信し、各基地局から受信した上り同期用信号の情報から自基地局集線装置と各基地局との間の位相差をそれぞれ測定して基地局毎の位相差情報を保持する同期情報管理手段と、
    前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに付与されている位相情報を前記同期情報管理手段が保持している前記位相差情報に基づき送信先基地局に応じた位相情報に付け替える位相調整手段と
    を備えていることを特徴とする基地局集線装置。
  6. 前記同期情報管理手段は、収容している前記複数の基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信せずに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記位相差情報を更新する位相情報付け替え処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行うことを特徴とする請求項5に記載の基地局集線装置。
  7. 前記同期情報管理手段は、収容している前記複数の基地局に対して周期的に下り同期用信号を生成・送信して各基地局との間の位相差をそれぞれ測定し、得られた位相差を統計処理することで管理している位相差情報を逐次更新する装置間同期処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行うことを特徴とする請求項5に記載の基地局集線装置。
  8. 無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置に対し、収容する複数の基地局を1台の基地局として認識させるように動作する基地局集線装置において、
    自基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする手段として、
    前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記無線ネットワーク制御装置に対して自基地局集線装置の位相に基づき上り同期用信号を生成して送信するとともに、自基地局集線装置の位相に基づき前記複数の基地局に対する下り同期用信号を生成して送信し、各基地局から受信した上り同期用信号の情報から自基地局集線装置と各基地局との間の位相差をそれぞれ測定し基地局毎の位相差情報を保持するとともに、各基地局から受信した上り同期用信号の時刻情報から自基地局集線装置と各基地局との間の転送遅延時間をそれぞれ測定し、最も大きい転送遅延時間を基準とする自基地局集線装置と各基地局との間の転送遅延時間差を算出して基地局毎の転送遅延時間差情報を保持する同期情報管理手段と、
    前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに付与されている位相情報を前記同期情報管理手段が保持している前記位相差情報に基づき送信先基地局に応じた位相情報に付け替えるとともに、当該下りデータフレームに対して前記同期情報管理手段が保持している前記転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う位相調整手段と
    を備えていることを特徴とする基地局集線装置。
  9. 前記同期情報管理手段は、収容している前記複数の基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信せずに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記位相差情報を更新する位相情報付け替え処理と管理している前記転送遅延差情報を更新する送信タイミング調整処理とを自基地局集線装置の配下に閉じて行うことを特徴とする請求項8に記載の基地局集線装置。
  10. 前記位相調整手段は、前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、その呼種別に従って前記位相情報の付け替え処理と前記遅延時間の挿入処理とを選択して適用することを特徴とする請求項8に記載の基地局集線装置。
  11. 前記位相調整手段は、前記呼種別が回線交換呼である場合は前記同期情報管理手段で保持している転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う一方、前記呼種別がパケット交換呼である場合は前記同期情報管理手段で保持している位相差情報に基づき送信先基地局に応じてデータフレームに付与されている位相情報の付け替えを行うことを特徴とする請求項10に記載の基地局集線装置。
  12. 前記同期情報管理手段は、収容している前記複数の基地局に対して周期的に下り同期用信号を生成・送信して各基地局との間の転送遅延および位相差をそれぞれ測定し、得られた転送遅延差および位相差を統計処理することで管理している転送遅延差情報および位相差情報を逐次更新する装置間同期処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行うことを特徴とする請求項8または10に記載の基地局集線装置。
  13. 無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置と、互いに同期している装置位相でもって有線信号と無線信号間の変換を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を収容しそれらの基地局を前記無線ネットワーク制御装置に対して1台の基地局として認識させる基地局集線装置とを備える基地局集線システムにおいて、
    前記基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする工程として、
    前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記下り同期用信号を前記複数の基地局に送信し返送されてくる各基地局からの上り同期用信号の時刻情報から自基地局集線装置と各基地局と間の転送遅延時間をそれぞれ測定して最大の転送遅延時間を持つ基地局をタイミング基準基地局として選択し、そのタイミング基準基地局を基準に、自基地局集線装置と各基地局間の転送遅延時間差を算出して保持するとともに、前記タイミング基準基地局から受信した上り同期用信号のみを前記無線ネットワーク制御装置に送信する第1の工程と、
    前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに対し、前記転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う第2の工程と
    を含むことを特徴とする基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  14. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が前記タイミング基準基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信するとともに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記転送遅延差情報を更新する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  15. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が前記タイミング基準基地局以外の基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信せずに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記転送遅延差情報を更新する送信タイミング調整処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行う工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  16. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が収容している前記複数の基地局に対して周期的に下り同期用信号を生成・送信して各基地局との間の装置間転送遅延をそれぞれ測定し、得られた転送遅延差を統計処理することで管理している転送遅延差情報を逐次更新する装置間同期処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行う工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  17. 無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置と、互いに同期している装置位相でもって有線信号と無線信号間の変換を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を収容しそれらの基地局を前記無線ネットワーク制御装置に対して1台の基地局として認識させる基地局集線装置とを備える基地局集線システムにおいて、
    前記基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする工程として、
    前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記無線ネットワーク制御装置に対して自基地局集線装置の位相に基づき上り同期用信号を生成して送信するとともに、自基地局集線装置の位相に基づき前記複数の基地局に対する下り同期用信号を生成して送信し、各基地局から受信した上り同期用信号の情報から自基地局集線装置と各基地局との間の位相差をそれぞれ測定して基地局毎の位相差情報を保持する第1の工程と、
    前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに付与されている位相情報を前記位相差情報に基づき送信先基地局に応じた位相情報に付け替える第2の工程と
    を含むことを特徴とする基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  18. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が収容している前記複数の基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信せずに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記位相差情報を更新する位相情報付け替え処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行う工程を含む特徴とする請求項17に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  19. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が収容している前記複数の基地局に対して周期的に下り同期用信号を生成・送信して各基地局との間の位相差をそれぞれ測定し、得られた位相差を統計処理することで管理している位相差情報を逐次更新する装置間同期処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行う工程を含むことを特徴とする請求項17に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  20. 無線通信網におけるコネクション接続やデータ転送の制御を行う無線ネットワーク制御装置と、互いに同期している装置位相でもって有線信号と無線信号間の変換を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を収容しそれらの基地局を前記無線ネットワーク制御装置に対して1台の基地局として認識させる基地局集線装置とを備える基地局集線システムにおいて、
    前記基地局集線装置と前記複数の基地局との間の装置間伝送遅延時間が互いに異なる場合でも前記複数の基地局への下りデータ送信におけるタイミング調整処理を最小限にする工程として、
    前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下り同期用信号を受信した場合に、前記無線ネットワーク制御装置に対して自基地局集線装置の位相に基づき上り同期用信号を生成して送信するとともに、自基地局集線装置の位相に基づき前記複数の基地局に対する下り同期用信号を生成して送信し、各基地局から受信した上り同期用信号の情報から自基地局集線装置と各基地局との間の位相差をそれぞれ測定し基地局毎の位相差情報を保持するとともに、各基地局から受信した上り同期用信号の時刻情報から自基地局集線装置と各基地局との間の転送遅延時間をそれぞれ測定し、最も大きい転送遅延時間を基準とする自基地局集線装置と各基地局との間の転送遅延時間差を算出して基地局毎の転送遅延時間差情報を保持する第1の工程と、
    前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、当該下りデータフレームに付与されている位相情報を前記位相差情報に基づき送信先基地局に応じた位相情報に付け替えるとともに、当該下りデータフレームに対して前記転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う第2の工程と
    を含むことを特徴とする基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  21. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が収容している前記複数の基地局から前記無線ネットワーク制御装置に対してデータ送信タイミングの変更を要求する送信タイミング調整要求信号を受信した場合には、当該送信タイミング調整要求信号を前記無線ネットワーク制御装置に対して送信せずに、受信した当該送信タイミング調整要求信号の情報に基づき、管理している前記位相差情報を更新する位相情報付け替え処理と管理している前記転送遅延差情報を更新する送信タイミング調整処理とを自基地局集線装置の配下に閉じて行う工程を含むことを特徴とする請求項20に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  22. 前記第2の工程は、前記基地局集線装置が前記無線ネットワーク制御装置から下りデータフレームを受信した場合に、その呼種別に従って前記位相情報の付け替え処理と前記遅延時間の挿入処理とを選択して適用する工程を含むことを特徴とする請求項20に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  23. 前記第2の工程は、前記呼種別が回線交換呼である場合は前記転送遅延差情報に基づき送信先基地局に応じて挿入する遅延時間の調整を行う一方、前記呼種別がパケット交換呼である場合は前記位相差情報に基づき送信先基地局に応じてデータフレームに付与されている位相情報の付け替えを行う工程を含むことを特徴とする請求項22に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
  24. 前記第1の工程は、前記基地局集線装置が収容している前記複数の基地局に対して周期的に下り同期用信号を生成・送信して各基地局との間の転送遅延および位相差をそれぞれ測定し、得られた転送遅延差および位相差を統計処理することで管理している転送遅延差情報および位相差情報を逐次更新する装置間同期処理を自基地局集線装置の配下に閉じて行う工程を含むことを特徴とする請求項20または22に記載の基地局集線システムにおける装置間同期制御方法。
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