JP2007258892A - 複合機ユニット及びそのデータ同期方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の複合機ユニットがネットワーク上に分散配置されるMFPシステムにおいて、スキャナ等の機器に関する情報を個々の複合機ユニットが自動で取得するとともに、任意のタイミングでデータの同期処理を行うことを可能とする。
【解決手段】本発明による複合機ユニットは、ネットワークに接続された機器から自動的に取得した機器固有情報を他のユニットと共有する。そして、電源の投入、故障や復旧、アクシデント、機器の追加または削除等のイベント発生時に、ネットワーク上に分散配置される複数のユニット間で機器固有情報の同期を取るように構成される。これにより、通信トラフィックに不要の負荷をかけることなく、必要十分のタイミングで共有データの同期処理を行うことができるようになる。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の複合機ユニットの間でデータベースを共有する際の、データ同期処理技術に関する。
従来、スキャナ等の画像入力機器と、プリンタ等の画像出力機器とをネットワークを介して互いに接続し、画像入力機器と画像出力機器との組み合わせによって複数の機能を実現可能なマルチファンクションシステム(MFPシステム)が実現されている。
この種のMFPシステムの一例として、特許文献1には、複合機能装置を導入する際の煩わしい設定処理を軽減することを目的として、ネットワークに接続された複数の複合機能装置において、所有している機器情報を他の複合機能装置に送信し、当該機器情報を他の複合機能装置に反映させることによって、自動的もしくは手動指示により一括して設定処理を行えるようにしたことが記載されている。
特開2004−153639号公報
ところで、特許文献1に記載の複合機能装置では、ネットワーク環境等が変更されたとき、少なくとも最初の1台は、ユーザが自ら機器情報を更新する必要がある。そのため、複数の複合機能装置に同じ機器情報を設定する手間を省くことはできるものの、設定処理を完全に自動化するという点で改善の余地が残されている。
また、特許文献1に記載の複合機能装置において、複数の装置間で機器情報を共有する同期タイミングは、ユーザが機器情報を変更したとき等、一定の場合に限定されている。そのため、システム障害等の不測のイベントに対して環境を柔軟に設定することが困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、複数の複合機ユニットがネットワーク上に分散配置されるMFPシステムにおいて、スキャナ等の機器に関する情報を個々の複合機ユニットが自動で取得するとともに、任意のタイミングでデータの同期処理を行うシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による複合機ユニットは、ネットワークに接続された機器から自動的に取得した、当該機器を識別可能な機器固有情報を少なくとも記憶する記憶手段と、記憶手段とネットワークに接続された他の複合機ユニットの備える他の記憶手段との間で、記憶手段及び他の記憶手段に記憶される機器固有情報を同期させ、機器固有情報を共有するデータ同期手段と、予め規定したタイミングで、データ同期手段を起動する起動手段と、を備える。
なお、本発明における「機器」とは、画像等の情報を入力及び/又は出力可能な機器を意味するものであり、スキャナ等の画像入力機器、及びプリンタ等の画像出力機器を含む。
かかる発明によれば、スキャナ等の機器に関する情報を自動で取得、管理する複合機ユニットを提供可能となる。また、この複合機ユニットは、任意のタイミングで他の複合機ユニットとデータ同期処理を行うことができるため、通信トラフィックに不要の負荷をかけることなく、必要十分のタイミングで共有データの同期処理を行うことができるようになる。
また、本複合機ユニットは、記憶手段に記憶された機器固有情報を参照して、当該機器固有情報により特定される機器を制御するためのドライバをインストールするインストール手段、をさらに備え、データ同期手段は、他の複合機ユニットとの間で、機器固有情報に加え、前記ドライバに関する情報も同期させる。
かかる発明によれば、複数の複合機ユニットの間で、ネットワークに接続された機器を制御するドライバを共有管理することができるようになり、ドライバの設定処理を容易に行えるようになる。
さらに、本複合機ユニットの起動手段は、複合機ユニット自身の電源が投入されたタイミングで、又は、複合機ユニット自身が故障から復旧したタイミングで、或いは、ネットワークに接続された機器に障害が生じたことを検出したタイミングで、データ同期手段を起動する。
かかる発明によれば、システムの状態に応じて様々なタイミングで柔軟にデータ同期処理を起動できるため、システム障害等の不測のイベントに対して環境を柔軟に設定することができるようになる。
また、本発明によるマルチファンクションシステムは、ネットワークに複数の複合機ユニットが接続されている。ここで、複合機ユニットのそれぞれは、ネットワークに接続された機器から自動的に取得した、当該機器を識別可能な機器固有情報を少なくとも記憶する記憶手段と、記憶手段とネットワークに接続された他の複合機ユニットの備える他の記憶手段との間で、記憶手段及び他の記憶手段に記憶される機器固有情報を同期させ、機器固有情報を共有するデータ同期手段と、予め規定したタイミングで、データ同期手段を起動する起動手段と、を備える。
さらに、本発明によるデータ同期方法は、複合機ユニットの処理を制御する制御手段と、機器を識別可能な機器固有情報を少なくとも記憶する記憶手段と、を備える複合機ユニットにおいて、データを同期させる方法であって、まず、制御手段が、ネットワークに接続された機器から機器固有情報を取得し、取得した機器固有情報を記憶手段に格納する。次に、記憶手段とネットワークに接続された他の複合機ユニットの備える他の記憶手段との間で、予め規定したタイミングで、制御手段が、記憶手段及び他の記憶手段に記憶される機器固有情報を同期させ、機器固有情報を共有する。
かかる発明によれば、スキャナ等の機器に関する情報を自動で取得、管理する複合機ユニットを提供可能となる。また、この複合機ユニットは、任意のタイミングで他の複合機ユニットとデータ同期処理を行うことができるため、システムの状態に応じて柔軟に環境設定することができるようになる。さらに、複数の複合機ユニットがネットワーク上に分散配置されるため、負荷分散や冗長化による障害対策等の効果を得ることができる。
本発明のプログラムは、本発明によるデータ同期方法の各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本発明において「機器固有情報」とは、ネットワークに接続される機器をネットワーク上で一意に識別可能な情報であって、各機器が固有に保持する情報のことである。具体的には、例えば、製品名称、製品シリアル番号、製造年月日、及びバージョン番号の組み合わせにより、機器固有情報が構成される。また、本発明において「機種情報」とは、本発明の複合機により制御される各機器の機種(製品)に関する情報である。
なお、本発明において、「手段」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
本発明は、以下に詳述するように、電源の投入、故障や復旧、アクシデント、機器の追加または削除等のイベント発生時に、ネットワーク上に分散配置される複数のユニット間で共有されるデータの同期を取るように構成される。これにより、通信トラフィックに不要の負荷をかけることなく、必要十分のタイミングで共有データの同期処理を行うことができるようになる。
図1は、本発明の一実施形態に係るマルチファンクションシステム100(以下「MFPシステム100」という。)の概略構成を示す図である。図1に示すように、本MFPシステム100は、ネットワーク10に二以上のデジタル複合機ユニット20(以下、「ユニット20」という。)が接続されて構成されている。また、ネットワーク10又はユニット20には、画像等を入力ないし出力可能な各種の機器30が接続される。さらに、MFPシステム100は、ブラウザ端末40を備えて構成される。
ネットワーク10は、ユニット20、各種の機器30、又はブラウザ端末40との間で情報を送受信するための通信回線であり、例えば、LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、電話回線、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
ユニット20は、ネットワーク10に接続された機器30の機器固有情報を管理し、任意の機器30を制御するコンピュータ装置である。また、ユニット20は、バスにプリント・エンジン等の機器30を接続して、又はUSB等のローカル接続端子を介して機器30を外付けで接続して、これら機器30の制御を行うことができるようになっている。そして、ネットワーク10に接続された任意の機器30、ユニット20のバスに接続される機器30、又はUSB等のローカル接続端子を介してユニット20に外付けで接続される機器30、のうち何れか二以上のものを適宜組み合わせて、印刷、コピー、画像取込、ファクシミリ等、各種の処理機能を実現している。
さらに、各ユニット20はデータを記憶管理するための記憶手段を備え、ネットワーク10に複数のユニット20が接続されている場合には、予め定めた任意の複数のユニット20の間で連携して、共有データの同期を取るように構成されている。
ここで、データの共有管理は、任意の手法を採用可能である。例えば、1つのデータを分割して複数のユニット20に分けて記憶管理してもよいし、同じデータをコピーして複数のユニット20が重複して記憶(いわゆる、ミラーリング)してもよい。また、共有するデータを一のユニット20に記憶し、他のユニット20は当該共有データへのパスを記録してリンク付けるようにしてもよい。さらに、一のユニット20で共有データに識別子を対応付けて格納し、他のユニット20はこの識別子を用いて、当該共有データを参照するようにしてもよい。
機器30は、ネットワーク10又はユニット20に接続され、画像等を入力ないし出力することのできる機能を備えている。具体的には、機器30は以下の機器を含む。
画像等を入力する機器としては、例えば、シートに表示された画像等を光学的に読取るスキャナ、ボードに表示された画像等を光学的に読取るデジタル・ホワイトボード、撮影した画像をデジタルデータとして記録するデジタルカメラ等が挙げられる。
画像等を出力する機器としては、例えば、電子写真方式等により画像を形成するプリンタ等の画像形成装置、画像をスクリーンに投影するプロジェクタ、液晶パネル等の表示手段に画像を表示するビューワ等が挙げられる。
また、画像等を入力及び出力する機器としては、例えば、ファクシミリの送信ないし受信をするFAXモデム、ハードディスク装置等のようにデータを光学的又は電磁的に格納するためのストレージ等が挙げられる。なお、FAXモデムは、パーソナルコンピュータが備えるもののみならず、ネットワーク10に接続可能なファクシミリ専用装置が備えるものでもよい。また、ストレージは、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)の備えるハードディスク装置等、間接的にネットワーク10に接続されるものも含む。
なお、本明細書において、ネットワークに接続された機器の種類を区別する必要がない場合には、ネットワーク接続された機器をまとめて機器30と総称して説明する。
ブラウザ端末40は、ネットワーク10を介して、或いは、赤外線通信などにより直接、ユニット20と通信を行う装置であり、Webサーバから配信される情報を閲覧するためのWebブラウザを備えるものであれば、如何なる装置でもよい。例えば、PC、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)等が該当する。ブラウザ端末40が備えるCPU等の処理装置が、メモリまたは外部記憶装置などに記憶された所定のプログラムを実行することにより、所定の情報の提示手段や送受信手段として、ブラウザ端末40を機能させる。
MFPシステム100のユーザは、ブラウザ端末40を使用して任意のユニット20にアクセスして処理の指示を行うことができる。なお、ブラウザ端末40に外部記憶装置が備えられている場合、当該外部記憶装置はネットワーク10に接続されたストレージ装置(機器30)として機能する。
図2は、ユニット20の機能構成を示すブロック図である。ユニット20は、PCモジュール21と、出力モジュール28とを備える。PCモジュール21は、プリンタ等の機器30に対するサーバ、ドライバ及びコントローラを兼ね備えた機能を有するものである。そして、PCモジュール21はさらに、MFPモジュール22と、DBモジュール23と、Webサーバモジュール27とを備えている。
MFPモジュール22は、他の装置(ユニット20、機器30、ブラウザ端末40)と通信を行うためのモジュールである。MFPモジュール22は、他の任意の装置との間で各種の情報を送信又は受信する手段と、ネットワーク10に接続される機器30の機器固有情報を取得して後述の機器固有情報テーブル24に登録する手段と、機器固有情報に基づいて新たに接続された機器30を認識し、当該機器30を制御するためのドライバをユニット20にインストールする手段と、機器30のドライバがインストールされている場合に、当該機器30の処理の実行を制御する手段とを含んでいる。
MFPモジュール22が、ネットワーク10に接続される任意の機器30と通信してその機器30を制御することにより、ユニット20は任意の機器30を組み合わせて、複合機(MFP:Multi-Functional Peripherals)としての各種機能(印刷、コピー、画像取込、ファクシミリ等)を提供する。
DBモジュール23は、ユニット20がMFPシステム100を制御・管理するために必要な種々の情報を記憶手段にデータベース(DB)として記録、管理するためのモジュールである。また、DBモジュール23は、他のユニット20のDBモジュール23と連携して共有データの同期処理を行うデータ同期手段を備えている。さらに、予め規定されたタイミングで、このデータ同期手段を起動する手段を備えている。
本実施形態においては、ネットワーク10に接続されている機器30の機器固有情報を記録、管理するための機器固有情報テーブル(機器固有情報記憶手段)24と、ユニット20が制御し得る機器の機種情報を登録するための機種情報テーブル(機種情報記憶手段)25と、MFPシステム100を利用するユーザのブラウザ端末40に提示するユーザインタフェース(以下、「UI」という。)に関する情報を格納するUI情報記憶手段26とを、DBモジュール23にて記録、管理する。
また、図示を省略するが、DBモジュール23は、機器固有情報、その他の機器に関する情報のみならず、各種の情報を記録、管理する。例えば、一般のファイル、他のユニット20のロケーション情報、ユーザのIDやパスワードを含む管理情報等、が管理されている。
機器固有情報テーブル24は、ネットワーク10に接続されている機器30の機器固有情報を管理するテーブルであり、個々の機器30ごとに、例えば、製品名称を含む機器固有情報が格納される。このテーブル24には、他にも、シリアル番号、製造年月、ロケーション等の情報を格納しておくとよい。ユニット20は当該テーブル24を参照してネットワーク10にどのような機器30が接続されているかを把握する。そして、このテーブル24に記録される機器固有情報に基づいて、ユニット20は、各機器30の制御や、利用可能な機器のユーザへの提示等の処理を行う。
機種情報テーブル25には、新たに機器30がネットワーク10に接続されたとき、ユニット20が当該機器30を照合して、必要なドライバをインストールするための機種情報が記録、管理されている。この機種情報テーブル25には、ユニット20により利用可能な製品の機種情報が記録、管理されていて、新製品など新たな機種が市場に出ると、予め定められた所定のサーバコンピュータ(図示略)のデータベース等から、新機種に対応する機種情報を取得し、機種情報テーブル25に追加登録される。例えば、新製品が発売される毎に、その製造メーカのWebサイト等に新製品の機種情報が追加登録され、ユニット20は、機器30が新たにネットワーク10に接続されたときなど所定のタイミングで、前述の所定のサーバコンピュータにアクセスし、新製品の機種情報を自動的にダウンロードして機種情報テーブル25に追加登録する。なお、この追加登録処理はバックグランドで実行されることが好ましい。
UI情報記憶手段26には、ユニット20にアクセスしてきたブラウザ端末40に提示される画面情報及びその遷移が記録、管理されている。このUI情報記憶手段26を参照して、ユニット20は、ブラウザ端末40に対して、まず、ネットワーク10に接続されているデバイス一覧から使用する機器を選択するための第1画面を提示し、次に、選択された機器を使用して実行することのできる処理機能一覧が表示される第2画面を提示する。
Webサーバモジュール27は、Web情報を配信するWebサーバとして機能する手段を備えたモジュールである。ネットワーク10を介して或いは赤外線通信等により直接、ブラウザ端末40と通信を行い、ブラウザ端末40にWeb情報を配信する。ブラウザ端末40は受信したWeb情報に基づいて画面表示等を行う。
出力モジュール28は、画像等のデータを入出力するための手段を備えたモジュールである。ここで、入出力手段とは例えば、入力データに基づいて電子写真方式等により画像を形成する画像形成手段(いわゆる、プリントエンジン)、画像をディスプレイ等に表示出力するためのRGB出力端子、ファイル入出力するためのハードディスク装置(外部記憶装置)等の機器を含むものである。
なお、モジュールとは、ひとまとまりの機能を持った構成部分の単位であり、専用のハードウェアにより、又はCPU等の制御手段がメモリ等に記憶された所定のプログラムを実行して実現されるソフトウェアにより、各モジュールが構成される。上述の各モジュールは、単一のハードウェアにより構成されるものであっても、各モジュールがそれぞれ個別の専用ハードウェアにより構成されるものであってもよいし、ソフトウェアにより一又は複数のコンピュータに各モジュールが実装されるものであってもよい。
次に、具体的なシステム構成を仮定して、本発明について説明する。
図3は、MFPシステム100の具体的なシステム構成の一例を示すブロック図である。図3に示す例においては、ネットワーク10に2つのユニット20Aと20Bが接続されている。そして、ユニット20Aにはモノクロプリンタ30Aとスキャナ30Bが外付けで接続されている。また、ネットワーク10には、ハードディスク装置(以下、「HDD」という。)30Dと、カラープリンタ30Eと、スキャナ30Fと、FAXモデム30Gが接続されている。このFAXモデム30Gは、電話回線網15に接続され、この電話回線網15を介してFAXデータを送受信できるようになっている。
さらに、ネットワーク10にはHDD30Cを備えたPC40Aが接続されている。HDD30Cは、PC40Aを介してネットワーク10に接続されることになる。また、Webブラウザを備えた携帯端末40Bが、赤外線通信等により、直接ユニット20Aと通信できるようになっている。
図4は、機器固有情報テーブル24のテーブル構成の一例を示す図である。図4に示すように、機器固有情報テーブル24は、ネットワーク10に接続されている機器30A〜30Gの機器固有情報51と、管理者等により設定される参考情報52とを含む。図4に示す例では、機器固有情報51が、製品名称53、製品シリアル番号54、製造年月日55、バージョン番号56を含んでいる。また、参考情報52は、機器の一般名称57、ロケーション58、グループ59を含んでいる。ここで、ロケーションは機器の設置場所を示している。また、機器にグループを設定することにより、各機器へのアクセスをグループ単位で管理できるようになる。
なお、本発明において、「ロケーション」とは、機器等を設置する際の物理的な設置箇所に限定されず、ネットワーク上の論理的な位置を意味していてもよい。
図5は、機種情報テーブル25のテーブル構成の一例を示す図である。図5に示すように、機種情報テーブル25は、製品名称61、製品シリアル番号62、と当該製品をユニット20が制御するためのドライバに関する情報63とを含んでいる。このドライバに関する情報63は、ドライバの実行プログラムそのものでもよいし、ドライバをインストールするためのリンク情報でもよい。また、必要に応じて、製造年月、バージョン番号等の情報64を含むようにしてもよい。
図6は、UI情報記憶手段26に格納されるデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、UI情報記憶手段26には、ブラウザ端末40に提示する画面の状態遷移に関する情報がツリー構造で管理されている。このツリー構造のルート部分71には、MFPシステム100で利用し得る機器の一覧が管理されている。そして、各機器毎に子ノード72が存在し、各機器を使用して実行可能な処理機能の一覧が管理されている。さらに、各処理機能毎に孫ノード73が存在し、各機器を使用した処理機能を実行するにあたり必要となる機器の一覧が管理されている。
次に、本実施形態に係るMFPシステムの動作の概要について、図3に示すシステム構成例に基づいて説明する。なお、ここでは例えば、図3に図示されている構成のうち、ユニット20Aとユニット20Bが遠隔地(例えば、東京と大阪)に存在し、ユニット20Aと機器30A,30B,30C,30E,30Fとブラウザ端末40Aとを備える第1のLAN(例えば、東京本社のLAN)と、ユニット20Bと機器30D,30Gとを備える第2のLAN(例えば、長野支社のLAN)とがネットワークを介して接続されてWANを形成しているもの仮定として、説明する。
図7は、複数のユニット20の間におけるデータ同期処理の流れを示すフローチャートである。なお、「データ同期処理」とは、複数のユニット20のうち何れかのユニット20で管理されるデータベースがアップデート(更新等)された場合に、他のユニット20のデータベースを所定のタイミングで更新して、このアップデートされた情報を他のユニット20に反映させる処理のことである。
まず、ネットワーク10等にスキャナ等の機器30が新たに接続されると、ユニット20は当該機器30との間でネゴシエーションを行い、機器固有情報を収集してデータベース(機器固有情報テーブル24)に格納する(S110)。例えば、プリンタ30Eがネットワーク10に接続されると、ユニット20Aとの間でネゴシエーションが行われ、ユニット20Aはプリンタ30Eから機器固有情報を取得して、当該機器固有情報をユニット20Aのデータベースに追加登録する。
次に、この機器固有情報を機種情報テーブル25と照合して、新たに接続されたプリンタ30Eの制御に必要なドライバに関する情報を取得する(S112)。このドライバに関する情報には、ドライバが保存されているリンク先又はドライバプログラムそのものが格納されているので、この情報に基づいてドライバをインストールする(S114)。こうして、ユニット20Aは、ネットワーク10に接続されたプリンタ30Eの機器固有情報をデータベースに追加登録するとともに、プリンタ30Eを制御するドライバをユニット20Aにインストールして、ユニット20Aからプリンタ30Eを利用することが可能となる。
その後、所定のタイミングで、複数のユニット20はデータ同期処理を起動、実行する(S116)。具体的には、予め定めた任意の複数のユニット20の間で相互に通信を行い、データベースの内容が一致していないことを検出すると、必要なデータを送受信してデータの同期処理を行う。このとき、前にデータ同期処理を行った以降に更新されたデータに基づいて、各データベースを更新するとよい。
上述の例では、所定のタイミングで、ユニット20Aとユニット20Bとが相互に通信して情報交換し、プリンタ30Eの機器固有情報及びドライバに関する情報がユニット20Aに新たに追加登録されたことが判ると、ユニット20Bは自身の備えるデータベースにこれらの情報を追加登録するよう処理する。
なお、ユニット20は、任意のタイミングでデータ同期処理を起動、実行し得るが、MFPシステム100に何らかのイベントが発生したときにデータ同期処理を実行し、複数のデータベース間の同期を取ることが好ましい。特に、ユニット20の電源投入時、ユニット20が故障から復旧したとき、MFPシステム100に何らかの障害が生じたことを検出したとき、ネットワーク10に機器30が追加または削除されたことを検出したとき、ブラウザ端末40から機器追加等の指示を受けたとき、にデータ同期処理を実行するとよい。
以上のように、本実施形態においては、複数のユニット20が周辺機器に関するデータを共有管理するにあたり、所定のタイミングでデータの同期処理を実行するよう構成されている。このとき、機器固有情報の追加などでデータベースの内容が更新される場合、更新と同時に全てのユニット20上のデータベースに対してオブジェクトの追加や更新が行われるわけではない。データベースが変更されても、最初は、ある1台のユニット20上で処理されるだけである。そして、予め決められたタイミングで(例えば、イベント発生時等)、他のユニット20のデータベースと同期が取られ、変更があればその情報が他のユニット20へ伝達されてデータベースが更新される。このような更新方法は、常に全データベースを同時に更新する方法と比べると、ユニット20の同期のために必要なトラフィックが少なくて済むなどのメリットがある。
さらに、複数のデータベース上で並行して変更を行うことが可能なため、場合によっては、あるユニット20上に存在するオブジェクトが、別のユニット20上では見つからないという事態が生じ得る。例えば、ネットワーク上の論理的なロケーションが離れた複数のユニット20に対して同時に並行して別々の機器固有情報が追加された場合、ブラウザ端末40からアクセスするユニット20によっては、追加登録した機器固有情報等のデータが反映されていないという可能性がある。このような場合に備え、ユニット20は、ブラウザ端末40から機器追加等の指示を受けたときに、強制的にデータ同期処理を実行して、データベースを最新の状態に更新できるよう構成することが好ましい。
なお、既述の通り、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、本実施形態においては、図3に示す具体的なシステム構成に基づいて本発明を説明したが、本発明のシステム構成はこれに限定されないことは言うまでもない。また、図7に示す各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
本発明の一実施形態に係るMFPシステム100の概略構成を示す図である。 ユニット20の機能構成を示すブロック図である。 MFPシステム100のシステム構成の一例を示すブロック図である。 機器固有情報テーブル24のテーブル構成の一例を示す図である。 機種情報テーブル25のテーブル構成の一例を示す図である。 UI情報記憶手段26に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 データ同期処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 ネットワーク、20 デジタル複合機ユニット、21 PCモジュール、22 MFPモジュール、23 DBモジュール、24 機器固有情報テーブル、25 機種情報テーブル、26 UI情報記憶手段、27 Webサーバモジュール、28 出力モジュール、30 機器、40 ブラウザ端末

Claims (8)

  1. ネットワークに接続された機器から自動的に取得した、当該機器を識別可能な機器固有情報を少なくとも記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段と前記ネットワークに接続された他の複合機ユニットの備える他の記憶手段との間で、前記記憶手段及び前記他の記憶手段に記憶される機器固有情報を同期させ、機器固有情報を共有するデータ同期手段と、
    予め規定したタイミングで、前記データ同期手段を起動する起動手段と、
    を備える複合機ユニット。
  2. 前記記憶手段に記憶された機器固有情報を参照して、当該機器固有情報により特定される機器を制御するためのドライバをインストールするインストール手段、
    をさらに備え、
    前記データ同期手段は、前記他の複合機ユニットとの間で、機器固有情報に加え、前記ドライバに関する情報も同期させる
    ことを特徴とする前記請求項1記載の複合機ユニット。
  3. 前記起動手段は、複合機ユニット自身の電源が投入されたタイミングで、前記データ同期手段を起動する、
    ことを特徴とする前記請求項1又は2記載の複合機ユニット。
  4. 前記起動手段は、複合機ユニット自身が故障から復旧したタイミングで、前記データ同期手段を起動する、
    ことを特徴とする前記請求項1又は2記載の複合機ユニット。
  5. 前記起動手段は、前記ネットワークに接続された機器に障害が生じたことを検出したタイミングで、前記データ同期手段を起動する、
    ことを特徴とする前記請求項1又は2記載の複合機ユニット。
  6. ネットワークに複数の複合機ユニットが接続されたマルチファンクションシステムにおいて、
    前記複合機ユニットのそれぞれは、
    ネットワークに接続された機器から自動的に取得した、当該機器を識別可能な機器固有情報を少なくとも記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段と前記ネットワークに接続された他の複合機ユニットの備える他の記憶手段との間で、前記記憶手段及び前記他の記憶手段に記憶される機器固有情報を同期させ、機器固有情報を共有するデータ同期手段と、
    予め規定したタイミングで、前記データ同期手段を起動する起動手段と、
    を備えるマルチファンクションシステム。
  7. 複合機ユニットの処理を制御する制御手段と、機器を識別可能な機器固有情報を少なくとも記憶する記憶手段と、を備える複合機ユニットにおいて、データを同期させる方法であって、
    前記制御手段が、ネットワークに接続された機器から機器固有情報を取得し、取得した機器固有情報を前記記憶手段に格納するステップと、
    前記記憶手段と前記ネットワークに接続された他の複合機ユニットの備える他の記憶手段との間で、予め規定したタイミングで、前記制御手段が、前記記憶手段及び前記他の記憶手段に記憶される機器固有情報を同期させ、機器固有情報を共有するステップと、
    を備えるデータ同期方法。
  8. 請求項7に記載のデータ同期方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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