JP2007258885A - 情報提供システム、情報提供サーバ及び携帯端末等 - Google Patents

情報提供システム、情報提供サーバ及び携帯端末等 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末がユーザによって動かされたときに得られる情報を有効に活用した情報提供を可能とする情報提供システム、情報提供サーバ及び携帯端末等を提供する。
【解決手段】ユーザによって携帯電話機Pが振られたときの振り回数、平均速度、振り数値等の振りデータを携帯電話機Pが取得し、着信音サーバRSは、過去に取得された振りデータと、今回取得された振りデータに基づいて、携帯電話機Pに対して着信音データを配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザによって動かされたときの運動に基づく情報を取得する携帯端末に対して情報を提供する情報提供システム、情報提供サーバ及び携帯端末等の技術分野に関する。
従来、移動体通信端末等の携帯端末に、地磁気センサや加速度センサ等を搭載させ、これらのセンサにより検出された端末の向きや加速度等の情報を利用した技術が考案されている。
例えば、地磁気センサ及び加速度センサを一体化したモーションコントロールセンサ(姿勢制御センサ)と呼ばれる半導体チップを搭載した携帯電話端末が販売されている。これによれば、ユーザが端末を傾けたりすることで当該端末を操作したり、端末を振ることでその振りに応じた効果音を発生させたり、端末の向いている方角をディスプレイに表示させたりすることができるようになっている。
また、特許文献1においては、家の中心でユーザが方位を調べたい対象物(本棚、テレビ、タンス等)に対して地磁気センサを搭載した携帯電話端末を向けると、当該対象物の方位に基づいた風水のアドバイスをディスプレイに表示する技術が開示されている。
特開2003−152828号公報
ところで、ユーザが携帯端末を動かした場合、そのときの端末の動き方(例えば、動く速度、加速度、動く回数、距離、方向、描く軌跡等)には、ユーザの特徴や性格等といったものが反映されであろうし、また時には、ユーザの気分や感情、健康状態、バイオリズム等が反映されることもある(例えば、ユーザの体調が良いときには強く動かし、体調が悪いときには弱く動かす等)。こうしたユーザの情報が反映されるような携帯端末の動きから得られる情報を有効に活用することができれば、ユーザに対してより良質、的確な、あるいは多様性のある情報提供が可能となるものと期待される。
しかしながら、上述したような従来の技術のように、携帯端末の動きから得られる情報を一時に利用するだけでは、その端末の動きから得られる情報を有効に利用しているとは言い難い。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、携帯端末がユーザによって動かされたときに得られる情報を有効に活用した情報提供を可能とする情報提供システム、情報提供サーバ及び携帯端末等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末と、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバと、を備える情報提供システムであって、前記携帯端末は、当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段と、前記情報提供サーバにより提供された情報を取得する提供情報取得手段と、を備え、前記情報提供サーバは、前記携帯端末により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、今回携帯端末がユーザによって動かされたときに得られた情報を用いて情報を提供するときに、過去に携帯端末がユーザによって動かされたときに得られた情報を有効に活用することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報提供システムにおいて、前記携帯端末の前記動き情報取得手段は、前記動き情報として、当該携帯端末がユーザによって振られたときの加速度、速度、振り回数、またはこれらの少なくともいずれか一つから得られる情報の内、少なくともいずれか一つを取得することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の情報提供システムにおいて、前記携帯端末は、当該携帯端末の向きを示す方向情報を取得する方向取得手段を更に備え、前記情報提供サーバの情報提供手段は、前記携帯端末により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、前記取得された方向情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供することを特徴とする。
この発明によれば、今回及び過去に携帯端末が動かされたときに得られた情報に加えて携帯端末の向いている方向をも考慮するので、より的確な、あるいは、より多様性等のある情報を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、前記情報提供サーバは、複数のコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段を更に備え、前記情報提供サーバの前記情報提供手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶された複数のコンテンツデータの内、前記携帯端末により過去に取得された動き情報または当該過去に取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方と、今回取得された動き情報と、の比較結果に対応する前記コンテンツデータを前記端末装置に対して提供することを特徴とする。
この発明によれば、過去における携帯端末の動きから得られる情報から、今回の携帯端末の動きの傾向等を判定することができるので、現在におけるユーザの状態、状況等を反映した情報提供が可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報提供システムにおいて、前記携帯端末の情報を管理する情報管理サーバを更に備え、前記情報管理サーバは、前記携帯端末により取得された動き情報または今までに取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方を記憶する動き情報記憶手段を備え、前記情報提供サーバの前記情報提供手段は、前記情報管理サーバにより記憶された過去の動き情報または前記携帯端末により過去に取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方と、今回取得された動き情報と、の比較結果に対応する前記コンテンツデータを前記端末装置に対して提供することを特徴とする。
この発明によれば、携帯端末の記憶容量が少ない場合でも、過去における携帯端末の動きから得られる情報を記憶しておくことができる。
請求項6に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバであって、前記携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づいて前記携帯端末により取得された動き情報の内、過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供手段を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ユーザに携帯され、情報提供サーバにより提供される情報を取得する携帯端末であって、当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段と、前記動き情報取得手段により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて情報提供サーバから提供された情報を取得する提供情報取得手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末であって、当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段と、前記取得された動き情報または今までに取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方を記憶する動き情報記憶手段と、前記記憶手段に記憶された過去の動き情報または前記動き情報取得手段により過去に取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方と、今回取得された動き情報と、に基づいて、ユーザに対して情報を提供する情報提供手段を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末と、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバと、を備える情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記携帯端末が、ユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する工程と、前記情報提供サーバが、前動携帯端末により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する工程と、前記携帯端末が、前記情報提供サーバにより提供された情報を取得する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバに含まれるコンピュータを、前記携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づいて前記携帯端末により取得された動き情報の内、過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供手段として機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、ユーザに携帯され、情報提供サーバにより提供される情報を取得する携帯端末に含まれるコンピュータを、当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段、前記動き情報取得手段により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて情報提供サーバから提供された情報を取得する提供情報取得手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、過去に携帯端末が動かされたときに得られた情報を有効に活用して情報提供を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、占い・着信音データ配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.占い・着信音データ配信システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る占い・着信音データ配信システムSの構成及び機能概要について、図1乃至図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る占い・着信音データ配信システムSの概要構成の一例を示す図である。また、図2は、携帯電話機Pを振るときのイメージ例を示す図である。
図1に示すように、占い・着信音データ配信システムSは、携帯端末の一例としての複数の携帯電話機Pと、ユーザDB(データベース)101及び振りDB102を備える情報管理サーバの一例としての管理サーバMSと、占いDB111を備える占いサーバFSと、方位・人物DB121、アーティストDB122及び着信音DB123を備える情報提供サーバの一例としての着信音サーバRSと、を含んで構成されている。
携帯電話機Pと、管理サーバMS、占いサーバFS及び着信音サーバRSとは、ネットワークNWを介して相互にデータの送受信が可能(例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて、相互にデータの送受信が可能)になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(無線基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
本システムにおいては、携帯電話機Pのユーザが当該携帯電話機Pを手に持ち、所定のアプリケーションプログラムを起動した上で、図2に示すようなおみくじ箱を振るときの動作と同じような動作により携帯電話機Pを振る(ユーザが携帯端末を動かす一例)と、その振った方角(方向情報の一例)に対応した占い結果が携帯電話機Pのディスプレイに表示されるようになっている。
この占いの処理に必要なユーザの個人情報(ユーザデータ)及び占いデータは、夫々ユーザDB101及び占いDB111に格納されており、ユーザデータは管理サーバMSにより、占いデータは占いサーバFSにより携帯電話機Pへ送信されるようになっている。
また、ユーザが携帯電話機Pを振ると、その振った回数(動き情報の一例)と平均速度(動き情報の一例)とが携帯電話機Pにより取得される。本実施形態においては、この振り回数と平均速度とを掛け合わせた値を振り数値(動き情報の一例)と称し、今回携帯電話機Pを振ったときの振り数値と、過去に振ったときの振り数値の平均値との比較結果に基づいて、携帯電話機Pに配信される着信音データ(コンテンツデータの一例)が選択されるようになっている。
具体的には、振り数値をユーザの気分、体調等を表す情報として処理し、今回の振り数値が過去の振り数値の平均よりも大きい場合、つまり、振り回数が多いかまたは平均速度が速い場合には、ユーザの気分、体調等が良いと判定し、その気分、体調等に合わせてアップテンポの着信音データを選択する。一方、今回の振り数値が過去の振り数値の平均よりも小さい場合には、ユーザの気分、体調等が良くないと判定し、スローテンポの着信音データを選択するようになっている。
このとき、過去に携帯電話機Pを振ったときの振り数値等の履歴やその平均値は、振りDB102に格納されており、管理サーバMSにより携帯電話機Pへ送信されるようになっている。
着信音サーバRSにおいては、携帯電話機Pから前記の比較結果(比較データ)、振った方角(振り方角データ)等を受信し、その方角が象徴する人物像を方位・人物DB121から取得し、その人物像に合致する音楽のアーティストをアーティストDB122から抽出した後、そのアーティストの着信音データの中から、比較データに対応した着信音データを選択するようになっている。
[2.携帯電話機の構成及び機能]
次に、携帯電話機Pの構成及び機能について、図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態に係る携帯電話機Pの概要構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話機Pは、無線基地局との電波送受信により移動体通信網に接続して、他の携帯電話機PやネットワークNWに接続されたサーバ等との通信を制御する無線通信部11と、例えば、マイクロホン、D/A変換器等を有し、ユーザの発話音声等をマイクロホンから入力すると当該音声に対応した音声データを生成して無線通信部11に出力する音声入力部12と、例えば、スピーカ、増幅回路等を有し、無線通信部11から供給された音声データに対応する音声を生成してスピーカにより拡声する音声出力部13と、を備え、他の携帯電話機Pとの通話やサーバ等とのデータ通信が可能となっている。かかる通信方式には、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式や、IMT(International Mobile Telecommunication)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式等が採用される。
また、携帯電話機Pは、文字や画像等の情報を表示する表示部14(例えば、液晶ディスプレイ等)と、ユーザからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部18に出力する操作部15(例えば、ダイヤルボタン、操作ボタン等)と、各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部16(例えば、フラッシュメモリ等)と、を備えている。
更に、携帯電話機Pは、加速度センサ171及び地磁気センサ172を有するセンサ部17を備え、携帯電話機Pの加速度(動き情報の一例)及び携帯電話機Pの向いている方角を検出するようになっている。加速度センサ171は3軸タイプであり、図2に示すX軸方向(携帯電話機Pの幅方向)、Y軸方向(携帯電話機Pの長手方向)、Z軸方向(携帯電話機Pの厚さ方向)における加速度を検出し、加速度データとしてシステム制御部18に出力するようになっている。また、地磁気センサ172も3軸タイプであり、X、Y、Z軸方向における地磁気を検出し、加速度センサ171により検出された加速度に基づき携帯電話機Pの周囲の磁気の影響を補正しつつ、地磁気データとしてシステム制御部18に出力するようになっている。
更にまた、携帯電話機Pは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える提供情報取得手段の一例としてのシステム制御部18を備え、システム制御部18と各部とはシステムバス19を介して相互に接続されている。ここで、システム制御部18及びセンサ部17は、本願に係る動き情報取得手段及び方向取得手段の一例を構成する。
システム制御部18は、CPUが、ROMや記憶部16に記憶された各種プログラム(例えば、オペレーティングシステム、Webブラウザプログラム等)を読み出し実行することにより携帯電話機P全体を制御するようになっており、また、携帯端末用プログラムの一例としての占い・着信音アプリを実行することにより動き情報取得手段、方向取得手段及び提供情報取得手段として機能するようになっている。
具体的に、動き情報取得手段及び方向取得手段としてのシステム制御部18は、センサ部17から供給された加速度データ及び地磁気データに基づいて、携帯電話機Pがユーザにより振られたときの往復運動による平均速度、振り回数、振り方角、を算出し、更に前述した振り数値を算出するようになっている。
より詳細には、システム制御部18は、携帯電話機Pの振りを検出する期間(ユーザが携帯電話機Pを振っている期間)の間、センサ部17から供給された加速度データから携帯電話機Pの加速度ベクトルを算出し、更に、この加速度ベクトルを積算することにより、携帯電話機Pの現在の移動方向及び移動速度(いずれも動き情報の一例)を算出する。
また、システム制御部18は、携帯電話機Pの移動速度がある閾値(移動速度0近傍)未満から当該閾値以上になったとき、つまり、携帯電話機Pの動きが(ほぼ)止まっている状態から移動している状態に遷移したときに、ユーザが携帯電話機Pを1回振ったと判定し、振り回数をカウントアップするようになっている。
そして、携帯電話機Pの振りを検出した期間が終了すると、システム制御部18は、携帯電話機Pの移動速度の平均値をとることにより、携帯電話機Pの平均速度を算出した後、平均速度×振り回数を演算し、振り数値を算出するようになっている。
なお、移動速度や振り回数等の算出方法は、上述した方法以外にも公知のあらゆる方法を用いることができる。また、移動速度及び振り回数を取得する際、携帯電話機Pの特定の方向(例えば、Y軸方向)に対する移動速度及び振り回数のみを取得するようにしても良いし、3次元的な動きに対応した移動速度及び振り回数を取得するようにしても良い。
システム制御部18は、更に、ユーザが携帯電話機Pを振る期間の開始時点における地磁気データに基づき、携帯電話機Pが東、東南、南、西南、西、西北、北及び東北の内、どの方角を向いているかを判定し、この判定結果を振り方角データとして取得するようになっている。携帯電話機Pが向いている方角としては、例えば、当該携帯電話機Pの特定の部位が向いている方角(例えば、表示部14のディスプレイ面が向いている方角等)としても良いし、または、ユーザが携帯電話機Pを最初に振った方角(加速度データ及び地磁気データから算出される)としても良い。
ここで、携帯電話機Pの振りの検出を開始するタイミング及び終了するタイミングのとり方は、各種の方法が考えられる。例えば、ユーザが携帯電話機Pの特定のボタンを押したときに検出を開始し、その後、また特定のボタンを押したときに検出を終了しても良いし、または、特定のボタンを押したときに検出を開始した後、所定時間(例えば、10秒)経過したときに検出を終了しても良い。また、ユーザが携帯電話機Pの振りを開始したとき(携帯電話機Pが停止している状態から移動している状態に遷移したとき)に検出を開始し、ユーザが携帯電話機Pの振りを止めたとき(携帯電話Pが停止している状態に遷移してから所定時間(例えば、1秒)経過したとき)に検出を終了するようにしても良い。
更に、システム制御部18は、携帯電話機Pの向いている方角、管理サーバMSから受信したユーザデータ及び占いサーバFSから受信した占いデータに基づいて占い処理を実行し、その結果を表示部14に表示するように制御するようになっている。なお、ユーザデータ、占いデータ及び占い処理の詳細は後述する。
また更に、提供情報取得手段としてのシステム制御部18は、今回取得した振り数値と、管理サーバMSから受信した過去の振り数値の平均データとを比較した後、着信音サーバRSに対する着信音配信リクエストとして、この比較結果(今回の振り数値が平均より大きい、平均と同じまたは平均より小さい)、振り方角データ及びユーザデータを着信音サーバRSに送信するようになっている。そして、システム制御部18は、着信音サーバRSから着信音データをダウンロードするようになっている(着信音サーバRSから送信された着信音データを受信し、記憶部16に記憶する)。
更にまた、システム制御部18は、携帯電話機Pの振りに関する情報を振りデータとして記録しておくため、振り回数、平均速度、振り方角及び振り数値を管理サーバMSに送信するようになっている。
また更に、システム制御部18は、記憶部16に記憶された着信音データに対応する音楽が鳴るように、音声出力部13を制御するようになっている。
なお、占い・着信音アプリ等は、例えば、予めROMや記憶部16に記憶されていても良いし、ネットワークNWを介して所定のサーバ等からダウンロードされるようにしても良い。
[3.管理サーバ、占いサーバ、着信音サーバの構成及び機能]
次に、管理サーバMS、占いサーバFS及び着信音サーバRSの構成及び機能について、図4乃至図10を用いて説明する。
図4は、管理サーバMS、占いサーバFS及び着信音サーバRSに共通する基本的な構成の概要例を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバMS、FS、RSは、ネットワークNWに接続して携帯電話機Pとの通信を制御する通信部21と、各種プログラム及びデータ等を記憶するとともに、各種データベースが構築されている記憶部22(例えば、ハードディスクドライブ等)と、CPU、RAM、ROM等を備えるシステム制御部23と、を備え、システム制御部23と各部とはシステムバス24を介して相互に接続されている。
システム制御部23は、CPUが、ROMや記憶部22に記憶された各種プログラム(例えば、オペレーティングシステム、情報提供サーバ用プログラム等)を読み出し実行することにより当該サーバ全体を制御するようになっている。なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバからダウンロードされるようにしても良いし、CD−ROM等の記録媒体に記録されてドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
はじめに、管理サーバMSは、携帯電話機Pのユーザの個人情報及び携帯電話機Pの振りによって取得された情報を管理するようになっている。この管理サーバMSの記憶部22(動き情報記憶手段の一例)には、ユーザの個人情報であるユーザデータが格納されたユーザDB101及び携帯電話機Pの振りに関する振りデータが格納された振りDB102が構築されている。
図5は、ユーザDB101に記憶されるユーザデータの一例を示す図である。
図5に示すように、ユーザDB101には、ユーザ毎に、固有に割り当てられたユーザID(例えば、携帯電話機Pの電話番号等)、性別、生年月日、本命星及び好みのジャンルがユーザデータとして記憶されている。ここで、本命星とは、人間が生まれたときに、気学上の方位盤で中央に位置していた星のことであるといわれており、ユーザの生年月日から一意に求められ、携帯電話機Pにおける占い処理に用いられるデータである。また、好みのジャンルとは、ユーザが嗜好する音楽のジャンルのことをいい、1ジャンルまたは複数ジャンルが設定される。
なお、これらのデータは、管理サーバMSの管理者等により予め入力されるようにしても良いし、または、管理サーバMSが、CGI(Common Gateway Interface)プログラムやJAVA(登録商標)プログラム等を実行することにより、ネットワークNWを介して携帯電話機Pにデータ入力フォーム(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)データ及びこれに関連付けられたデータ等により構成される)を提供し、当該フォームに対してユーザ操作により入力されたデータを携帯電話機Pから取得するようにしても良い。また、ユーザデータとしては、図5に示すデータ以外の他のデータが含まれるようにしても良い。
図6は、振りDB102に記憶される振りデータの一例を示す図である。
図6に示すように、振りDB102には、携帯電話機Pからの振りデータの受信毎に、その振り回数、振り方角、平均速度及び振り数値が、受信した日付(システム制御部23に内蔵されているタイマ回路から取得される)とともに、各ユーザのユーザIDに対応付けられて記憶される。また、振りDB102には、今までに取得された振り数値の平均データが記憶される。
管理サーバMSのシステム制御部23は、携帯電話機Pからのリクエストに応じて携帯電話機Pのユーザに対応したユーザデータ及び振り数値平均データを送信するとともに、携帯電話機Pから振りデータを受信すると、振りDBの対応する振りデータを更新するようになっている。
次に、占いサーバFSは、携帯電話機Pによる占い処理に用いられるデータを管理するようになっている。この占いサーバFSの記憶部22には、占いDB111が構築されている。
図7は、占いDB111に記憶される占いデータの一例を示す図である。
図7に示すように、占いDB111には、男女夫々の本命星及び携帯電話機Pの振り方角に対応して、その運勢(占い結果)が占いデータとして記憶されている。この運勢としては、例えば、縁起が良い順に、「最大吉」、「大吉」、「中吉」、「小吉」、普通(図中空欄)、「凶」、「大凶」が設定される。占いDB111には、この占いデータが日付毎に対応付けて記憶されることとなる。これは、占い処理を行う日によって占い結果が異なることを意味する。
占いサーバFSのシステム制御部23は、携帯電話機Pからのリクエストに応じてその日の占いデータを携帯電話機Pに送信するようになっている。
次に、着信音サーバRSは、携帯電話機Pに配信される着信音データを管理するようになっている。この着信音サーバRSの記憶部22(コンテンツ記憶手段の一例)には、方位(方角)に対応付けられた人物像のデータが格納される方位・人物DB121、着信音のアーティストのデータが格納されるアーティストDB122、着信音データ及びそのインデックスデータが格納される着信音DB123が構築されている。
図8は、方位・人物DB121に記憶される方位・人物データの一例を示す図である。
図8に示すように、方位・人物DB121には、各方位に対応付けてその方位によって象徴される人物像(あるいは、その方位が意味する人物像等)のデータが、1または複数記憶されている。
図9は、アーティストDB122に記憶されるアーティストデータの一例を示す図である。
図9に示すように、アーティストDB122には、着信音DB123に記憶されている着信音データのオリジナル曲のアーティスト夫々について、そのアーティストの名称、その音楽ジャンル、人物データ及びアーティストの生年月日が、アーティスト毎に固有に割り当てられたアーティストIDに対応付けて記憶されている。
音楽ジャンルに設定される内容は、ユーザデータの好みのジャンルに設定される内容と同じ内容のデータが設定される。また、人物データとは、そのアーティストの人物像を示すデータをいい、方位・人物像データに設定される内容と同じ内容のデータが設定される。また、アーティストの生年月日としては、そのアーティストが複数人から構成されるグループ等である場合には、その人数分の生年月日が設定されていても良いし、例えば、リーダの生年月日のみが設定されていても良い。
図10は、着信音データDB123に記憶されるインデックスデータの一例を示す図である。
着信音データDB123には、着信音データが記憶されており、図10に示すように、着信音データ毎に、その曲名、アーティスト名、アーティストID、テンポ、着信音データの格納パス(例えば、格納場所を示すディレクトリ名と着信音データのファイル名の組み合わせ等)がインデックスデータとして記憶されている。
テンポとは、着信音データの曲のテンポを示しており、例えば、70BPM(Beat Per Minute)以下の曲はSLOW(スローテンポ)、70BPMから120BPMまでの曲はMID(ミディアムテンポ)、120BPM以上の曲はUP(アップテンポ)が設定される。
着信音サーバRSのシステム制御部23(情報提供手段の一例)は、携帯電話機Pから送信された比較データ、振り方角データ及びユーザデータと、記憶部22に構築されたデータベースに記憶された各種データとに基づいて、携帯電話機Pに配信する(携帯電話機Pによりダウンロードされる)着信音データを選択するようになっているが、当該処理の詳細については後述する。
[4.占い・着信音データ配信システムの動作]
次に、占い・着信音データ配信システムSの動作について、図11乃至図12を用いて説明する。なお、以下の説明においては、携帯電話機Pがユーザによって過去に振られたときの何回分かの振りデータが管理サーバMSの振りDB102に記憶されているものとする。
図11及び図12は、本実施形態に係る占い・着信音データ配信システムSの処理の概要の一例を示すフローチャートである。
先ず、ユーザが携帯電話機Pの操作部15を用いて占い・着信音アプリを起動させると、図11に示すように、携帯電話機Pのシステム制御部18は、占い処理及び着信音データのダウンロードを実行するためのデータリクエストを管理サーバMS及び占いサーバFSに送信する(ステップS101)。このデータリクエストには、当該ユーザに割り当てられたユーザIDが含まれている(ROMまたは記憶部16に記憶されている)。
管理サーバMSのシステム制御部23は、データリクエストを受信すると(ステップS201)、データリクエストに含まれるユーザIDに対応するユーザデータをユーザDB101から取得するとともに、当該ユーザIDに対応する振り数値平均データを振りDB102から取得し、これらのデータを携帯電話機Pに送信する(ステップS202)。
一方、占いサーバFSのシステム制御部23は、データリクエストを受信すると(ステップS301)、タイマ回路から取得された日時情報に基づいてその日の占いデータを占いDB111から取得し、携帯電話機Pに送信する(ステップS302)。
そして、管理サーバMSからユーザデータ及び振り数値平均データを受信するとともに、占いサーバFSから占いデータを受信した携帯電話機Pのシステム制御部18は(ステップS102)、当該携帯電話機Pの振りを検出する処理を実行する(ステップS103)。
具体的にシステム制御部18は、ユーザが特定のボタンを押したときに、センサ部17による加速度及び地磁気を検出させるように制御しつつ、センサ部17から供給された加速度データ及び地磁気データに基づいて、携帯電話機Pの振り方角、振り回数及び速度を算出する。そして、検出期間が終了すると、加速度及び地磁気の検出を停止するように制御し、平均速度を算出した後、振り回数×平均速度を演算して振り数値を算出する。
次いで、システム制御部18は、携帯電話機Pが振られたか否かを判定する(ステップS104)。具体的に、システム制御部18は、振り回数が0の場合は携帯電話機Pが振られていないと判定して(ステップS104:NO)、処理を終了し(図12)、振り回数が1以上の場合は携帯電話機Pが振られたと判定し(ステップS104:YES)、占い処理を実行する(ステップS105)。
占い処理において、具体的にシステム制御部18は、ユーザデータの性別及び本命星と、携帯電話機Pの振り方角データとを用いて、占いデータから対応する運勢を特定する。そして、特定された運勢を占い結果として表示部14に表示するように制御する(例えば、「大吉です!」等)。また、システム制御部18は、占い結果に対応した音楽が鳴るように音声出力部13を制御する(例えば、最大吉の場合はおめでたい音楽、大凶の場合は暗い音楽等)。
このとき、占い結果が最大吉以外であった場合には、最大吉の方角を表示させるようにしても良い(例えば、「開運の方位は東です」等)。
次に、システム制御部18は、過去の振り数値平均データとステップS103にて取得された今回の振り数値とを比較することにより、着信音サーバRSに送信する比較データに設定する内容を決定する(ステップS106)。具体的にシステム制御部18は、今回の振り数値の方が大きい場合には、ユーザがいつもよりも元気であることを示す「GOOD」を設定し、振り数値平均データと今回の振り数値が等しい場合には、ユーザがいつもと同じ状態であることを示す「NORMAL」を設定し、振り数値平均データの方が大きい場合には、ユーザがいつもより元気が無いことを示す「BAD」を設定する。
そして、図12に示すように、システム制御部18は、着信音データ配信リクエストとして、比較データ、振り方角データ及びユーザデータを着信音サーバRSに送信する(ステップS107)。
これらのデータを受信した着信音サーバRSのシステム制御部23は(ステップS401)、受信した振り方角データに対応する方位・人物データを方位・人物DB121から取得する(ステップS402)。
次いで、着信音サーバRSのシステム制御部23は、取得された方位・人物データに合致するアーティストをアーティストDB122から抽出する(ステップS403)。具体的には、アーティストデータの人物データに設定されている人物像の中に、方位・人物データに設定されている人物像と一致するものがある場合は、方位・人物データに合致するアーティストであると判定される。
次いで、着信音サーバRSのシステム制御部23は、抽出されたアーティストの音楽ジャンルが、ユーザデータの好みのジャンルに該当するアーティストを抽出し、当該抽出されたアーティストの中から着信音データを配信するアーティストをランダムに選択する(ステップS404)。
このとき、アーティストをランダムに選択する前に(またはランダム選択に代えて)、更にアーティストの絞込みを行っても良い。例えば、ユーザの生年月日とアーティストの生年月日とを比較して、生年月日が近い(つまり、年代が同じ)アーティストが選択されるようにしても良い。このとき、アーティストの生年月日が複数設定されている場合には、例えば、いずれか一つを選択して比較しても良いし、全生年月日の平均生年月日を求めて比較してもよい。
また、アーティストの人物データにより絞込みを行っても良い。例えば、アーティストの人物データに「少女」が設定されている場合には、このアーティストの生年月日がユーザの生年月日よりも新しい場合(アーティストがユーザより年下の場合)にのみ当該アーティストが選択されるようにしても良い。こうした人物データによる絞込みを行うための規則情報は、例えば、各人物像と対応付けられて方位・人物DB121に記憶される。
次いで、着信音サーバRSのシステム制御部23は、選択されたアーティストのアーティストIDで着信音DB123を検索し、当該アーティストの着信音のインデックスデータを抽出する(ステップS405)。
そして、着信音サーバRSのシステム制御部23は、比較データに対応する曲のテンポを決定し、当該テンポに合致する着信音のみが選択されるようにインデックスデータの絞込みを行う(ステップS406)。具体的には、比較データが「GOOD」の場合には「UP」を選択し、比較データが「NORMAL」の場合には「MID」を選択し、比較データが「BAD」の場合には「SLOW」を選択する。つまりユーザの元気が良い場合にはアップテンポの曲が選択されるようにし、元気が良くない場合にはスローテンポの曲が選択されるようにする。
次いで、着信音サーバRSのシステム制御部23は、絞り込みが行われたインデックスデータの中から一つのインデックスデータをランダムに選択すると(ステップS407)、当該インデックスデータの着信音データ格納場所に示される着信音データを着信音DB123から読み出し、この着信音データを携帯電話機Pに送信する(ステップS408)。
着信音データを受信した携帯電話機Pのシステム制御部18は、この着信音データを記憶部16に記憶する(ステップS108)。このとき着信音データの曲名やアーティスト名等の情報を表示部14に表示させたり、当該着信音を鳴らすようにしても良い。
最後に、システム制御部18は、今回取得した振りデータを管理サーバMSに送信し(ステップS109)、処理を終了する。
振りデータを受信した管理サーバMSのシステム制御部23は(ステップS203)、このデータをユーザIDに対応した振りデータに新たに追加するとともに、今回受信した振り数値を含めて今まで受信した振り数値の平均データを計算し直して、振りDB102を更新する(ステップS204)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザによって携帯電話機Pが振られたときの振り回数、平均速度、振り数値等の振りデータを携帯電話機Pが取得し、着信音サーバRSは、過去に取得された振りデータと、今回取得された振りデータに基づいて、携帯電話機Pに対して着信音データを配信するようになっている。
従って、今回携帯電話機がユーザによって振られたときに得られた情報を用いて情報を提供するときに、過去に携帯電話機Pが振られたときに得られた情報を有効に活用することができる。
また、本実施形態によれば、ユーザによって携帯電話機Pが振られる際に、携帯電話機Pの向いている方角を取得し、着信音サーバRSは、この方角にも基づいて携帯電話機Pに対して着信音データを配信するので、携帯電話機Pを振った方向等を取得することができ、携帯電話機Pが振られたときに得られた情報をより有効に活用して情報を提供することができる。また、占い等におけるユーザの運勢等といった要素も加味した情報を提供することができる。
更に、本実施形態によれば、着信音サーバRSは、複数の着信音データをその記憶部22に記憶させておき、携帯電話機Pにおいて過去に取得された振り数値平均データと、今回取得された振り数値との比較結果に対応した着信音データを着信音サーバが配信するので、現在におけるユーザの元気の良し悪し等の状態等に対応した着信音データを提供することができる。
また更に、本実施形態によれば、過去の振りデータは管理サーバMSがその記憶部22に記憶しておくので、携帯電話機Pの記憶容量が少ない場合であっても過去の情報を保存し、利用することができる。
なお、本実施形態においては、携帯電話機Pの加速度センサ171及び地磁気センサ172はいずれも3軸タイプであったが、例えば、2軸タイプでも良い。また、携帯電話機Pの動きに基づく情報が得られるのであれば、これら以外のセンサ等を備えていても良い。
また、本実施形態においては、動き情報として振り数値を用いていたが、例えば、加速度、速度、振り回数、移動距離、描く軌跡等を用いても良いし、これらの情報から得られる別の情報を用いてもよい。
また、過去の複数回分の動き情報から得られる情報としては、振り数値の平均データを用いる以外にも、例えば、過去の振りに関する複数回分の情報から別の情報を生成(演算等)して用いても良い。
更には、過去の振りに関する複数回分の情報の一部または全部をそのまま用いても良い。例えば、本実施形態のように、過去の振りデータを履歴のように記録しておくのではなく、初期設定段階において、ユーザの元気が良い場合と、普通の場合と、元気が良くない場合のサンプルとして3パターン分携帯電話機Pを振らせ、この3パターン分の振りデータを過去のデータとして記憶し、これらのデータと、今回取得された振りデータとを比較した結果に応じて提供情報を選択しても良い。
また、本実施形態においては、過去の振り数値の平均と今回の振り数値の比較から、ユーザが元気であるか否かを判定していたが、例えば、ユーザの体調の良し悪し、ユーザの感情(喜怒哀楽)や、ユーザの置かれている状況等を判定しても良い。
また、本実施形態においては、本発明に係る提供情報を着信音データに適用したが、他の情報に適用しても良い。例えば、過去の振り数値と今回の振り数値によって占い結果が変化する占い情報を提供しても良いし、過去の振り数値の平均データと今回の振り数値を比較した結果、今回の振り数値の方が大きい場合には「今日は元気だね!」を表示する一方、今回の振り数値の方が小さい場合には「疲れてるの?」と表示するようなユーザの体調を示す情報(例えば、バイオリズム等)を提供しても良い。ここで、例えば、「今日は元気だね!」を表示した後に、ユーザに再度携帯電話機Pを振らせ(このとき、明るい音楽を鳴らして、この音楽のリズムに合わせて携帯電話機Pを振る等、ユーザが振りやすいような環境をつくっても良い)、この振り動作によるユーザのカロリー消費を計算して、消費カロリーを表示するようにしても良い。なお、この消費カロリーは、例えば、センサ部17から供給される加速度データに基づき計算される。
また、携帯端末は、携帯電話機だけではなく他の携帯端末に適用しても良い(例えば、各種センサを備え、無線LAN(IEEE802.11)等に接続可能なPDA(Personal Digital Assistant)等)。
また、管理サーバMS、占いサーバFS及び着信音サーバRSという3つのサーバで本システムを構成するのではなく、この3つのサーバのいずれか2つまたは全部を一体にして構成するようにしても良い。
また、3つのサーバの構成、機能の一部または全部を携帯電話機Pにおいて備えるようにしても良い。例えば、各携帯電話機Pが情報管理サーバのように自己のユーザデータ及び振りデータを記憶部16に記憶、管理するようにしても良いし、または、携帯電話機P自身が情報提供サーバのように過去の振りデータと今回の振りデータに基づいて情報を表示部14に表示する等しても良い(例えば、上記体調を示す情報の提供等)。
また、本実施形態においては、携帯電話機Pが振られたときの往復運動から得られる情報に基づいて情報提供するようにしていたが、これ以外の運動(例えば、振り回したときに生じる携帯電話機Pの円運動や回転運動等)から得られる情報に基づいて情報提供するようにしても良い。
本実施形態に係る占い・着信音データ配信システムSの概要構成の一例を示す図である。 携帯電話機Pを振るときのイメージ例を示す図である。 本実施形態に係る携帯電話機Pの概要構成の一例を示すブロック図である。 管理サーバMS、占いサーバFS及び着信音サーバRSに共通する基本的な構成の概要例を示すブロック図である。 ユーザDB101に記憶されるユーザデータの一例を示す図である。 振りDB102に記憶される振りデータの一例を示す図である。 占いDB111に記憶される占いデータの一例を示す図である。 方位・人物DB121に記憶される方位・人物データの一例を示す図である。 アーティストDB122に記憶されるアーティストデータの一例を示す図である。 着信音データDB123に記憶されるインデックスデータの一例を示す図である。 本実施形態に係る占い・着信音データ配信システムSの処理の概要の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る占い・着信音データ配信システムSの処理の概要の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 無線通信部
12 音声入力部
13 音声出力部
14 表示部
15 操作部
16 記憶部
17 センサ部
18 システム制御部
19 システムバス
21 通信部
22 記憶部
23 システム制御部
24 システムバス
101 ユーザDB
102 振りDB
111 占いDB
121 方位・人物DB
122 アーティストDB
123 着信音DB
171 加速度センサ
172 地磁気センサ
P 携帯電話機
MS 管理サーバ
FS 占いサーバ
RS 着信音サーバ
NW ネットワーク
S 占い・着信音データ配信システム

Claims (11)

  1. ユーザに携帯される携帯端末と、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバと、を備える情報提供システムであって、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段と、
    前記情報提供サーバにより提供された情報を取得する提供情報取得手段と、を備え、
    前記情報提供サーバは、
    前記携帯端末により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供手段を備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. 請求項1に記載の情報提供システムにおいて、
    前記携帯端末の前記動き情報取得手段は、前記動き情報として、当該携帯端末がユーザによって振られたときの加速度、速度、振り回数、またはこれらの少なくともいずれか一つから得られる情報の内、少なくともいずれか一つを取得することを特徴とする情報提供システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報提供システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末の向きを示す方向情報を取得する方向取得手段を更に備え、
    前記情報提供サーバの情報提供手段は、
    前記携帯端末により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、前記取得された方向情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供することを特徴とする情報提供システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、
    前記情報提供サーバは、
    複数のコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段を更に備え、
    前記情報提供サーバの前記情報提供手段は、
    前記コンテンツ記憶手段に記憶された複数のコンテンツデータの内、前記携帯端末により過去に取得された動き情報または当該過去に取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方と、今回取得された動き情報と、の比較結果に対応する前記コンテンツデータを前記端末装置に対して提供することを特徴とする情報提供システム。
  5. 請求項4に記載の情報提供システムにおいて、
    前記携帯端末の情報を管理する情報管理サーバを更に備え、
    前記情報管理サーバは、
    前記携帯端末により取得された動き情報または今までに取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方を記憶する動き情報記憶手段を備え、
    前記情報提供サーバの前記情報提供手段は、
    前記情報管理サーバにより記憶された過去の動き情報または前記携帯端末により過去に取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方と、今回取得された動き情報と、の比較結果に対応する前記コンテンツデータを前記端末装置に対して提供することを特徴とする情報提供システム。
  6. ユーザに携帯される携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバであって、
    前記携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づいて前記携帯端末により取得された動き情報の内、過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供手段を備えることを特徴とする情報提供サーバ。
  7. ユーザに携帯され、情報提供サーバにより提供される情報を取得する携帯端末であって、
    当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段と、
    前記動き情報取得手段により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて情報提供サーバから提供された情報を取得する提供情報取得手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  8. ユーザに携帯される携帯端末であって、
    当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段と、
    前記取得された動き情報または今までに取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方を記憶する動き情報記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された過去の動き情報または前記動き情報取得手段により過去に取得された複数回分の動き情報から得られる情報の少なくともいずれか一方と、今回取得された動き情報と、に基づいて、ユーザに対して情報を提供する情報提供手段を備えることを特徴とする携帯端末。
  9. ユーザに携帯される携帯端末と、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバと、を備える情報提供システムにおける情報提供方法であって、
    前記携帯端末が、ユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する工程と、
    前記情報提供サーバが、前動携帯端末により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する工程と、
    前記携帯端末が、前記情報提供サーバにより提供された情報を取得する工程と、
    を備えることを特徴とする情報提供方法。
  10. ユーザに携帯される携帯端末に対して情報を提供する情報提供サーバに含まれるコンピュータを、
    前記携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づいて前記携帯端末により取得された動き情報の内、過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて、前記携帯端末に対して情報を提供する情報提供手段として機能させることを特徴とする情報提供サーバ用プログラム。
  11. ユーザに携帯され、情報提供サーバにより提供される情報を取得する携帯端末に含まれるコンピュータを、
    当該携帯端末がユーザによって動かされたときの運動に基づく動き情報を取得する動き情報取得手段、
    前記動き情報取得手段により過去に取得された動き情報と、今回取得された動き情報と、に基づいて情報提供サーバから提供された情報を取得する提供情報取得手段、
    として機能させることを特徴とする携帯端末用プログラム。
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