JP2007257613A - 障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法及びそのプログラム - Google Patents

障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複雑に関連する多数のプロセスインスタンスのうち障害の影響がある範囲の把握を容易にする障害影響範囲特定システムを提供する。
【解決手段】ビジネスプロセス実行基盤111,121上で実行されるプロセスインスタンス間でメッセージ送受信部112,122を介して送受信するメッセージの送受信状況をメッセージ監視部12,22で取得したメッセージ監視情報と、該プロセスインスタンスの挙動を、送受信メッセージと共に、ビジネスプロセス監視部11,21で取得したプロセス監視情報とを、監視情報統合部13,23でメッセージを基に関連付けて統合した統合監視情報を生成し、ビジネスプロセス管理サーバ4に送信することにより、該統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスおよび該プロセスインスタンスと連係動作するプロセスインスタンスを少なくとも含む範囲を障害影響範囲として監視情報可視化部43で画面表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法、プロセスインスタンス動作追跡プログラムおよび障害影響範囲特定プログラムに関し、特に、ビジネスプロセスマネジメント(BPM:Business Process Management)システムにおける障害発生時に影響範囲を容易に可視化できる障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法、プロセスインスタンス動作追跡プログラムおよび障害影響範囲特定プログラムに関する。
従来の障害検知システムの一例が、特許文献1の特開平11−212826号公報「障害情報出力方式および装置」に記載されている。この従来の障害検知システムは、ネットワーク装置と、ネットワークを管理する管理サーバと、ログを蓄積するデータベースDBと、これらを束ねて障害情報を監視する障害監視サーバと、システム管理者に対して障害情報を表示する画面とから構成されている。このような構成を有する従来の障害検知システムは、管理サーバで収集したログを障害監視サーバで監視し、システム障害が発生した場合、障害情報を表示する画面上に障害内容を表示して、システム管理者に通知している。
また、特許文献2の特開2005−258501号公報「障害影響範囲解析システムおよび障害影響範囲解析方法およびプログラム」では、業務影響分析サーバと、構成情報管理サーバと、業務影響表示クライアントとを備えたシステムとしている。このシステムは、ハードウェアHW、OS、
ミドルウェアなどにおける障害発生箇所と構成情報管理サーバに格納された構成情報とを基にして、障害発生時にどの業務に影響を及ぼすかを検知し、業務影響表示クライアントを介してシステム管理者に対して通知することができる。ここで、業務は、「ビジネスプロセス」と称されるものである。
特開平11−212826号公報(第2−3頁) 特開2005−258501号公報(第7−9頁)
しかしながら、前記特許文献2のような従来技術における問題点は、動的に生成され互いに連係して動作する多数のビジネスプロセスが存在している場合、障害によって、どのビジネスプロセスが影響を受けるかを把握することが困難であるということにある。その理由は、前記特許文献2の技術では、ハードウェアHW、OS、ミドルウェアなどの障害情報から、その上で動作する業務(ビジネスプロセス)を発見しているため、そのハードウェアHW、OS、ミドルウェア上で動作するビジネスプロセスが複数存在している場合、複数のビジネスプロセスのうち、どれが失敗しているかが分からないためである。すなわち、複数のビジネスプロセスのうち、どれが失敗しているかは、個々のビジネスプロセスのログを用いて判断しなければならない。
例えば、ビジネスプロセスは、「見積もり依頼」、「申請書発行」といったような業務の動作を示すテンプレートであり、システム上には、この動作テンプレートに従って動作する複数の「見積もり依頼」プロセス、複数の「申請書発行」プロセスが存在することになる。この個々のプロセスを、ここでは、業務テンプレートとしてのビジネスプロセスと区別して、「プロセスインスタンス」と呼ぶことにする。このプロセスインスタンスは、しばしば、互いにメッセージを送受信することによって連係動作し、業務の目的を達成する。
ここで、従来技術を用いた場合、ハードウェアHW、OS、ミドルウェアでの障害を基に、影響する業務を、その上で動作するプロセス例えば「申請書発行」プロセスと決定することまではできたとしても、実際には、いくつもの「申請書発行」プロセスインスタンスが障害の対象となる可能性がある。それにも関わらず、従来の技術では、これらのプロセスインスタンスを別々に管理するための枠組みが存在していない。
さらに、前述のように、プロセスインスタンスが互いに連係して動作するような場合、障害によって失敗したプロセスインスタンスが連係して動作していた別のプロセスインスタンスにも障害の影響を及ぼしていることが考えられる。
例えば、「申請書発行」プロセスのあるプロセスインスタンスに障害が発生した場合、この「申請書発行」プロセスの当該プロセスインスタンスと連係して動作する「申請受付」プロセスのプロセスインスタンスも影響を受けるため、キャンセル処理を行わなければならないケースがある。しかし、「申請受付」プロセスのプロセスインスタンスが正常に完了している場合には、影響を受けた「申請受付」プロセスのプロセスインスタンスを調査するためには、障害元である「申請書発行」プロセスの当該プロセスインスタンスから収集したログをトレースして関連する「申請受付」プロセスのプロセスインスタンスを発見しなければならない。さらに、この「申請受付」プロセスのプロセスインスタンスからさらに別のプロセスインスタンスが複数連係して動作している場合、障害の影響範囲の調査は非常に困難になる。
つまり、従来技術では、第一に、プロセスインスタンスを別々に管理する枠組みがないために、障害によって失敗したプロセスインスタンスを特定することが困難であり、第二に、障害プロセスインスタンスと連係した別のプロセスインスタンスが正常に動作している場合、正常動作したプロセスインスタンスが、どの程度の範囲にわたって、障害に影響されているかを可視化することは難しい。
そこで、本発明の目的は、複雑に関連するプロセスインスタンスのうち、システムの障害によって影響を受ける範囲の把握を容易にする障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法、プロセスインスタンス動作追跡プログラムおよび障害影響範囲特定プログラムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法、プロセスインスタンス動作追跡プログラムおよび障害影響範囲特定プログラムは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスに障害が発生した際に、その障害影響範囲を特定する障害影響範囲特定システムであって、前記プロセスインスタンス間で送受信されるメッセージの送受信状況をメッセージ監視情報として取得するメッセージ監視手段と、動作の結果として前記メッセージを送受信する前記プロセスインスタンスの挙動をプロセス監視情報として取得するプロセス監視手段と、前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して統合監視情報として生成する監視情報統合手段と、を備え、前記監視情報統合手段が生成した前記統合監視情報を基に、各プロセスインスタンス間の関連を抽出する障害影響範囲特定システム。
(2)前記監視情報統合手段が生成した前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する監視情報可視化部をさらに備える上記(1)の障害影響範囲特定システム。
(3)前記メッセージ監視手段は、前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージを一意に識別可能なメッセージIDと共に取得し、前記プロセス監視手段は、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージを一意に特定する前記メッセージIDと共に取得し、前記監視情報統合手段が、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記メッセージIDと前記プロセス監視情報に含まれる前記メッセージIDとに基づいて、前記統合監視情報を生成する上記(1)の障害影響範囲特定システム。
(4)前記メッセージ監視手段は、前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記プロセス監視手段は、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記監視情報統合手段が、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記ダイジェスト値と前記プロセス監視情報に含まれる前記ダイジェスト値とに基づいて、前記統合監視情報を生成する上記(1)の障害影響範囲特定システム。
(5)前記監視情報統合手段が生成した前記統合監視情報を基に、前記メッセージIDまたは前記ダイジェクト値により、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する監視情報可視化部をさらに備える上記(3)または(4)の障害影響範囲特定システム。
(6)前記監視情報可視化部は、ユーザの指定により、前記障害影響範囲として表示する広さを任意に指定して調整することができる上記(2)または(5)の障害影響範囲特定システム。
(7)前記プロセスインスタントが動作するための前記ブジネスプロセスを実行するビジネスプロセス実行基盤と、前記プロセスインスタントが送受信するメッセージを処理するメッセージ送受信部とを備え、ネットワーク上で互いに連係して動作する1ないし複数のビジネスプロセスサーバを含んで構成される上記(1)ないし(6)のいずれかの障害影響範囲特定システム。
(8)1ないし複数の前記ビジネスプロセスサーバそれぞれに対応して、前記メッセージ送受信部において送受信する前記メッセージの送受信状況および/または前記メッセージの内容を前記メッセージ監視情報として取得する前記メッセージ監視手段と前記ビジネスプロセス実行基盤において動作する前記プロセスインスタンスの挙動を前記プロセス監視情報として取得する前記プロセス監視手段と前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して統合監視情報として生成する前記監視情報統合手段とを備えたビジネスプロセスサーバ監視部が備えられている上記(7)の障害影響範囲特定システム。
(9)1ないし複数の前記ビジネスプロセスサーバそれぞれに対応して備えられている前記ビジネスプロセスサーバ監視部からの前記統合監視情報を前記ネットワークを介して受信して、受信した前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示するビジネスプロセス管理サーバが備えられている上記(8)の障害影響範囲特定システム。
(10)1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスの中から任意に選択したプロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスが送受信したメッセージを一意に識別するメッセージIDとともに収集し、かつ、前記プロセスインスタンス間に送受信されるメッセージの送受信状況を前記メッセージIDとともに収集することにより、前記メッセージIDを基に、前記プロセスインスタンス間の関連を抽出するプロセスインスタンス動作追跡方法。
(11)1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスに障害が発生した際に、その障害影響範囲を特定する障害影響範囲特定方法であって、前記プロセスインスタンス間で送受信されるメッセージの送受信状況をメッセージ監視情報として取得し、動作の結果として前記メッセージを送受信する前記プロセスインスタンスの挙動をプロセス監視情報として取得し、取得した前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して生成した統合監視情報を基に、各プロセスインスタンス間の関連を抽出する障害影響範囲特定方法。
(12)前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する上記(11)の障害影響範囲特定方法。
(13)前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージを一意に識別可能なメッセージIDと共に取得し、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージを一意に特定する前記メッセージIDと共に取得し、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記メッセージIDと前記プロセス監視情報に含まれる前記メッセージIDとに基づいて、前記統合監視情報を生成する上記(11)の障害影響範囲特定方法。
(14)前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記ダイジェスト値と前記プロセス監視情報に含まれる前記ダイジェスト値とに基づいて、前記統合監視情報を生成する上記(11)の障害影響範囲特定方法。
(15)前記統合監視情報を基に、前記メッセージIDまたは前記ダイジェクト値により、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する上記(13)または(14)の障害影響範囲特定方法。
(16)ユーザの指定により、前記障害影響範囲として表示する広さを任意に指定して調整することができる上記(12)または(15)の障害影響範囲特定方法。
(17)1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスの中から任意に選択したプロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスが送受信したメッセージを一意に識別するメッセージIDとともに収集する処理、前記プロセスインスタンス間に送受信されるメッセージの送受信状況を前記メッセージIDとともに収集する処理、および、前記メッセージIDを基に、前記プロセスインスタンス間の関連を抽出する処理を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実現するプロセスインスタンス動作追跡プログラム。
(18)1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスに障害が発生した際に、その障害影響範囲を特定する処理をコンピュータにより実行可能なプログラムとして実現する障害影響範囲特定プログラムであって、前記プロセスインスタンス間で送受信されるメッセージの送受信状況をメッセージ監視情報として取得する処理、動作の結果として前記メッセージを送受信する前記プロセスインスタンスの挙動をプロセス監視情報として取得する処理、取得した前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して生成した統合監視情報を基に、各プロセスインスタンス間の関連を抽出する処理を少なくとも有する障害影響範囲特定プログラム。
(19)前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する処理をさらに有する上記(18)の障害影響範囲特定プログラム。
(20)前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージを一意に識別可能なメッセージIDと共に取得する処理、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージを一意に特定する前記メッセージIDと共に取得する処理、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記メッセージIDと前記プロセス監視情報に含まれる前記メッセージIDとに基づいて、前記統合監視情報を生成する処理を有する上記(18)の障害影響範囲特定プログラム。
(21)前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得する処理、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得する処理、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記ダイジェスト値と前記プロセス監視情報に含まれる前記ダイジェスト値とに基づいて、前記統合監視情報を生成する処理を有する上記(18)の障害影響範囲特定プログラム。
(22)前記統合監視情報を基に、前記メッセージIDまたは前記ダイジェクト値により、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する処理を有する上記(20)または(21)の障害影響範囲特定プログラム。
(23)ユーザの指定により、前記障害影響範囲として表示する広さを任意に指定して調整することができる上記(19)または(22)の障害影響範囲特定プログラム。
本発明の障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法、プロセスインスタンス動作追跡プログラムおよび障害影響範囲特定プログラムによれば、障害発生時にシステム管理者が障害の影響範囲を容易に特定することができるという効果を奏することができる。その理由は、プロセスインスタンスの挙動状況と、該プロセスインスタンスの実行に伴って発行されるメッセージの送受信状況とを監視し、送受信されるメッセージの関連に基づいてプロセスインスタンス間の関係を可視化できるためである。
以下、本発明による障害影響範囲特定システム、プロセスインスタンス動作追跡方法、障害影響範囲特定方法、プロセスインスタンス動作追跡プログラムおよび障害影響範囲特定プログラムの好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
図1は、本発明の障害影響範囲特定システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。図1に示す障害影響範囲特定システム100においては、ビジネスプロセス実行基盤111、メッセージ送受信部112を備え、バックエンドシステム115と接続するビジネスプロセスサーバ110と、同様の構成のビジネスプロセス実行基盤121、メッセージ送受信部122を備え、バックエンドシステム125と接続したビジネスプロセスサーバ120とが、ネットワーク上に分散配置されている。なお、図1では、2つのビジネスプロセスサーバ110,120が連係しているが、ビジネスプロセスサーバの個数は2個に限定されるものではなく、いくつでも存在しうる。あるいは、場合によっては、1つのビジネスプロセスサーバをマルチビジネスプロセスサーバ化して、複数種類のビジネスプロセスを実行可能とする構成であっても良い。
ビジネスプロセスサーバ110側には、ビジネスプロセス実行基盤111上で実行されるプロセスインスタンスの挙動を監視しプロセス監視情報として取得するビジネスプロセス監視部11と、メッセージ送受信部112を介してプロセスインスタンス間でやり取りされるメッセージの送受信状況を監視しメッセージ監視情報として取得するメッセージ監視部12と、ビジネスプロセス監視部11およびメッセージ監視部12での監視情報を関連付けて統合した統合監視情報を生成する監視情報統合部13とからなるビジネスプロセスサーバ監視部1が存在する。ビジネスプロセスサーバ120にも、同様の構成のビジネスプロセス監視部21とメッセージ監視部22と監視情報統合部23とを持つビジネスプロセスサーバ監視部2が存在する。
ここに、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2,…は、ビジネスプロセスサーバ110,120,…毎に存在し、さらに、全てのビジネスプロセスサーバ監視部1,2,…からの統合監視情報を収集する監視情報収集部41と収集した統合監視情報を格納する監視情報蓄積部42と 格納された統合監視情報を分析して可視化を行う監視情報可視化部43とから構成されるビジネスプロセス管理サーバ4が存在する。ビジネスプロセス管理サーバ4は、ビジネスプロセスサーバ110,120,…やビジネスプロセスサーバ監視部1,2,…の個数に関係なく1つのみ存在する。
次に、図1の障害影響範囲特定システム100の各構成部の動作の概略について説明する。まず、ビジネスプロセスサーバ110のビジネスプロセス実行基盤111内では、ビジネスプロセスの手順それぞれにしたがってプロセスインスタンス1101〜1104の4つが動作しているものとする。これらのプロセスインスタンス1101〜1104は、メッセージ送受信部112を介して、相互に、また、別のビジネスプロセスサーバ120上で動作するプロセスインスタンスとメッセージの送受信を行っている。また、それぞれのプロセスインスタンス1101〜1104は、バックエンドシステム115と接続しており、ビジネスデータの追加、更新などを行っている。なお、図1では、ビジネスプロセスサーバ110で動作するプロセスインスタンスの個数は4つであるが、この個数は、動的に生成・消滅するため、実行状況に応じて可変である。他のビジネスプロセスサーバ120上のプロセスインスタンスについても、同様である。
ビジネスプロセス監視部11は、ビジネスプロセス実行基盤111で動作するプロセスインスタンス1101〜1104の動作ログを収集することにより、その動作状況を監視する。メッセージ監視部12は、メッセージ送受信部112を介して、プロセスインスタンス1101〜1104が送受信するメッセージの通信ログを収集することにより、メッセージの交換状況を監視する。監視情報統合部13では、ビジネスプロセス監視部11とメッセージ監視部12からの監視情報を関連付け、メッセージ交換に基づいたプロセスインスタンスの実行状況を監視する。ビジネスプロセスサーバ監視部2内の各構成要素、ビジネスプロセス監視部21、メッセージ監視部22、監視情報統合部23も、ビジネスプロセスサーバ120に対して、同様の監視を行う。
監視情報収集部41は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2からの監視情報を収集し、監視情報蓄積部42に格納する。図1では、監視情報収集部41は2つのビジネスプロセスサーバ監視部1,2から監視情報を収集しているが、前述のように、一般に、2つに限定されるものではなく、系内の全てのビジネスプロセスサーバ監視部1,2,…から監視情報を収集する。
監視情報可視化部43は、監視情報蓄積部42に格納された監視情報を基に、特定プロセスインスタンス間でのメッセージのやり取りの状況を可視化する。また、通信エラー、プロセスインスタンスの実行エラーなどの障害情報が、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2からの監視情報に含まれていた場合、障害に直接関与するプロセスインスタンスを中心に、そこからメッセージ送受信することによって連係している関連のプロセスインスタンスも可視化し、障害の影響範囲を、システム全体を管理する管理者に対して提示する。
図2のメッセージ監視情報500は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2のメッセージ監視部12,22がメッセージ送受信部112,122を介して観測し、監視情報統合部13,23へ渡す監視情報のデータ構造を示している。すなわち、図2は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2のメッセージ監視部12,22が監視情報統合部13,23へ渡すメッセージ監視情報の構成の一例を示すテーブルである。メッセージ監視情報500は、送受信されるメッセージ一つ一つに対して発行され、メッセージを一意に識別するメッセージID501を付した、送受信区別502、送信先アドレス503、送信サイズ504、送受信時刻505、通信結果506を少なくとも含む情報から構成されている。
図3のプロセス監視情報600は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2のビジネスプロセス監視部11,21がビジネスプロセス実行基盤111,121を介して各プロセスインスタンスの挙動を観測し、監視情報統合部13,23へ渡すプロセス監視情報のデータ構造を示している。すなわち、図3は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2のビジネスプロセス監視部11,21が監視情報統合部13,23へ渡すプロセス監視情報の構成の一例を示すテーブルである。
プロセス監視情報600は、ビジネスプロセス実行基盤111,121で実行されているプロセスインスタンス1101〜1104,1201〜1203の実行状況に応じて発行され、プロセスインスタンスの識別子であるインスタンスID604を付して、プロセスインスタンス間で送受信したメッセージのメッセージID601、送受信区別602、動作のテンプレートとなるプロセス定義の識別子であるプロセスID603、ビジネスプロセスのどの部分を実行したことによる監視情報かを示すアクティビティID605、ビジネスプロセス内での処理時刻606、処理結果607を少なくとも含む情報から構成されている。プロセス監視情報600は、プロセスインスタンスによるメッセージの送受信、プロセスインスタンス内部状態の変更、異常系処理の発生などをきっかけにして発行される。
図4の統合監視情報700は、メッセージ監視情報500、プロセス監視情報600を、メッセージID501,601を基にして統合した監視情報である。この統合監視情報700は、各ビジネスプロセスサーバ監視部1,2の監視情報統合部13,23からビジネスプロセス管理サーバ4の監視情報収集部41へ渡される。図4は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2の監視情報統合部13,23がビジネスプロセス管理サーバ4の監視情報収集部41へ渡す統合監視情報の構成の一例を示すテーブルである。
統合監視情報700は、送受信されたメッセージ毎に発行され、メッセージの識別子となるメッセージID701、送受信区別702、メッセージを送受信したプロセス定義の識別子であるプロセスID703、メッセージを送受信したプロセスインスタンスの識別子であるインスタンスID704、ビジネスプロセスのどの部分を実行したことによる監視情報かを示すアクティビティID705、処理時刻706、送信先のアドレス707、送信サイズ708、送受信時刻709、処理結果710を少なくとも含む情報から構成されている。
監視情報統合部13,23では、図5で示す監視情報統合手順P2000に従ってメッセージ監視情報500とプロセス監視情報600とから統合監視情報700を生成する。この図5に示す監視情報統合手順P2000を次に説明する。ここに、図5は、統合監視情報700を生成する監視情報統合部13,23における監視情報統合手順P2000の一例を説明するフローチャートである。
監視情報統合部13,23では、まず、受け付けた監視情報が、メッセージ監視情報かプロセス監視情報かを判断する(ステップS2001)。メッセージ情報の場合、メッセージ監視情報からメッセージIDを取り出す(ステップS2002)。次に、取り出したメッセージIDと等しいメッセージIDを持つプロセス監視情報を検索する(ステップS2003)。該当するプロセス監視情報が存在していた場合(ステップS2003のYES)、そのプロセス監視情報とメッセージ監視情報とから統合監視情報を生成して出力する(ステップS2006)。該当するプロセス監視情報が存在していない場合(ステップS2003のNO)、メッセージ監視情報を一時保管し、同一のメッセージIDを持つプロセス監視情報の到着を待つ(ステップS2007)。
一方、ステップS2001の判定の結果、受け付けた情報がプロセス監視情報の場合、プロセス監視情報からメッセージIDを取り出す(ステップS2004)。次に、取り出したメッセージIDと等しいメッセージIDを持つメッセージ監視情報を検索する(ステップS2005)。該当するメッセージ監視情報が存在していた場合(ステップS2005のYES)、そのメッセージ監視情報とプロセス監視情報とから統合監視情報を生成して出力する(ステップS2006)。該当するメッセージ監視情報が存在していない場合(ステップS2005のNO)、プロセス監視情報を一時保管し、同一のメッセージIDを持つメッセージ監視情報の到着を待つ(ステップS2008)。
図6は、図5の監視情報統合手順P2000により監視情報を統合して統合監視情報を生成する様子を模式的に示した模式図である。図6においては、メッセージ監視情報540〜520が連続して到着しており、同時に、プロセス監視情報620〜640が連続して到着している。到着の都度、メッセージIDの比較を行い、例えば、メッセージ監視情報520とプロセス監視情報630とのメッセージIDが一致するので、これらの監視情報から統合監視情報720を生成する。等しいメッセージIDの監視情報が発見されない場合は、その監視情報は内部的に一時保管され、以後、到着する監視情報のメッセージIDと比較される。例えば、メッセージ監視情報530は、同一メッセージIDを持つプロセス監視情報640が到着するまで一時保管され、プロセス監視情報640が到着した段階で、統合監視情報1720が生成される。
このようにして生成された統合監視情報720,1720は、図1のビジネスプロセス管理サーバ4の監視情報収集部41へ送信され、監視情報蓄積部42へ格納される。この格納された統合監視情報から、ビジネスプロセスサーバ110,120上でそれぞれ動作しているプロセスインスタンス1101〜1104,1201〜1203間の関連を抽出する。関連を抽出する手順P1000を図7のフローチャートに示す。図7は、監視情報蓄積部42へ格納された統合監視情報からプロセスインスタンス間の関連を抽出する手順P1000の一例を示すフローチャートである。
図7において、まず、着目するプロセスインスタンスの全統合監視情報を、監視情報蓄積部42から取り出す(ステップS1001)。取り出した全統合監視情報の中から、あらかじめ定めた順番に選択した統合監視情報Aを一つ取り出す(ステップS1002)。取り出した統合監視情報Aと同一のメッセージIDを持つ統合監視情報Bを全統合監視情報の中から検索する(ステップS1003)。同一メッセージIDの統合監視情報Bが存在するか否かを判定する(ステップS1004)。存在する場合(ステップS1004のYES)、統合監視情報Aと統合監視情報BのインスタンスIDを関連付けして、ステップS1006の処理に移行する(ステップS1005)。一方、存在しない場合は(ステップS1004のNO)、ステップS1006の処理を行う。
ステップS1006においては、ステップS1001で抽出した全統合監視情報の処理が終了したか否かを判定する(ステップS1006)。まだ処理が終了していない統合監視情報がある場合は(ステップS1006のNO)、ステップS1002からの処理を繰り返す。一方、全統合監視情報に対する処理が終了している場合は(ステップS1006のYES)、あらかじめ定めた規定の範囲のプロセスインスタンスを関連付けたか否かを調べる(ステップS1007)。規定の範囲が終了していなければ(ステップS1007のNO)、関連付けを行ったプロセスインスタンス以外の他のプロセスインスタンスに着目して、全統合監視情報を抽出した後(ステップS1008)、ステップS1002からの処理を繰り返す。規定の範囲のプロセスインスタンスを関連付けた状態に達していた場合は(ステップS1007のYES)、処理を終了する。
図8は、図7の関連抽出手順P1000により統合監視情報からプロセスインスタンス間の関連付けを行う様子を模式的に示した模式図であり、図1の監視情報蓄積部42での統合監視情報の格納状況を模式化して示している。まず、統合監視情報の中から、着目プロセスとして、インスタンスID704が[p_B936]のプロセスインスタンスに着目する。次に、監視情報蓄積部42に蓄積されている統合監視情報の中から、[p_B936]をインスタンスID764,784として有する統合監視情報760,780の2つのプロセスインスタンスを抽出する。
次いで、メッセージID701に注目して、抽出した統合監視情報760,780のメッセージID761,781のうち、まず、統合監視情報760のメッセージID761[msg_A001_01]を取り出す。これと同じメッセージIDを有する統合監視情報を検索して、同じメッセージID741を有する統合監視情報740を取り出し、この統合監視情報740のインスタンスID744の[p_A001]と統合監視情報760のインスタンスID764の[p_B936]とを関連付ける。同様に、統合監視情報780についても、メッセージID781[msg_B936_03]と同一メッセージID801を有する統合監視情報800を取り出し、そのインスタンスID804の[p_C107]と統合監視情報780のインスタンスID784の[p_B936]とを関連付ける。
以上のように、プロセスインスタンス間を関連付けることによって、図1のビジネスプロセス管理サーバ4の監視情報可視化部43では、図9のようなメッセージトレース画面2001を表示することができる。図9は、メッセージトレース結果を表示するメッセージトレース画面の構成の一例を示す表示画面図である。
図9のメッセージトレース画面2001においては、着目するプロセスインスタンス2020を中心にして、同一のメッセージIDを有するものとしてメッセージ送受信で関連付けられたプロセスインスタンス2010,2030が表示されているが、図8との関連で説明すると、プロセスインスタンス2010が、インスタンスID744[p_A001]の統合監視情報740に対応し、プロセスインスタンス2020が、インスタンスID764[p_B936]の統合監視情報760,780に対応し、プロセスインスタンス2030が、インスタンスID804[p_C107]の統合監視情報800に対応している。
図9のメッセージトレース画面2001には、符号2011,2021,2023,2031によって示しているように、図8の各統合監視情報740,760,780,800のそれぞれの処理時刻749,769,789,809に基づいたメッセージ送受信のチャートが表示されており、図8の統合監視情報760の処理結果770に示すように、プロセスインスタンス2010からプロセスインスタンス2020へのメッセージID2015[msg_A001_01]のメッセージを受信時に処理結果2022としてエラーが検知されたことを示している。
これによって、図9におけるプロセスインスタンス2020(インスタンスID[p_B936])の障害に対して、図8の各統合監視情報740,780,800のそれぞれの処理結果750,790,810に示すように、見かけ上は、正常に終了しているプロセスインスタンス2010,2030の処理についても、修正、キャンセルといった障害対応処理を行うことが容易になる。
また、図9の説明においては、着目しているプロセスインスタンス2020(インスタンスID[p_B936])に対して、図8に示す統合監視情報740,800の関連付け結果に示すように、プロセスインスタンス2010,2030(インスタンスID[p_A001],[p_C107])が関連付けられたが、さらに、これらのプロセスインスタンス2010,2030に着目し、送受信しているメッセージでさらに関連付けられるプロセスインスタンスを求めることができる。このときのメッセージトレース画面例を図10に示す。図10は、メッセージトレースの範囲をさらに拡大した場合のメッセージトレース画面の構成の一例を示す表示画面図である。
図10のメッセージトレース画面2101では、着目しているプロセスインスタンス2020が直接メッセージを送受信する関係にある関連プロセスインスタンスとしてプロセスインスタンス2010,2030を表示するのみならず、さらに、関連プロセスインスタンスのプロセスインスタンス2010,2030がメッセージ送受信関係を有しているプロセスインスタンスやさらにその先のメッセージ送受信関係にあるプロセスインスタンスをも含むプロセスインスタンス2110,2120,2140が表示されている。すなわち、図10において、プロセスインスタンス2010,2020,2030の間のメッセージトレース情報は、図9の場合と全く同一であるが、さらに、プロセスインスタンス2010,2030とそれぞれ関連するプロセスインスタンス2110,2140を追加し、さらに、追加したプロセスインスタンス2110に関連するプロセスインスタンス2120を追加して表示している。
図10のような本実施例においては、システム管理者が、必要に応じて、関連の深さを、メッセージトレース画面2101とともに画面表示されるGUI部品(図10には示していない)を用いて設定することによって、表示する範囲を調整することができる。これによって、多数のプロセスインスタンスが複雑に関連して動作するような業務において、障害が発生した場合の対処も容易となる。
別の実施形態として、送受信のメッセージを一意に識別できるメッセージIDを埋め込むことができない場合には、各メッセージに対してSHA1(Secure Hash Algorithm 1),MD5(Message Digest 5)といった方法で知られるハッシュ関数を適用してダイジェスト値を求め、これを、メッセージ監視情報に、メッセージIDの代替値として埋め込む方法を用いても良い。
図11は、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2のメッセージ監視部12,22が監視情報統合部13,23へ渡すメッセージ監視情報の構成の図2と異なる例を示すテーブルであり、ダイジェスト値によるメッセージ監視情報550の構成を示した図である。図11のメッセージ監視情報550は、図2のメッセージ監視情報500とは異なり、メッセージID501の代わりに、ハッシュ関数を適用したダイジェスト値551がメッセージを識別する値となっている。同様に、図12に、ビジネスプロセスサーバ監視部1,2のビジネスプロセス監視部11,21が監視情報統合部13,23へ渡すプロセス監視情報の構成の図3と異なる例を示しているが、プロセス監視情報650についても、図3のプロセス監視情報600とは異なり、メッセージID601の代わりに、ハッシュ関数を適用したダイジェスト値651がメッセージを識別する値となっている。
図11、図12を用いる本実施形態においては、このダイジェスト値551,651を基にしてメッセージ監視情報550とプロセス監視情報650とから統合監視情報を生成することになる。同様に、プロセスインスタンス間の関連を求める場合も、メッセージIDではなく、このダイジェスト値を使用することになる。
以上に説明したように、本発明は、障害影響範囲を特定する場合のみに限らず、ネットワークを介してメッセージをやり取りすることにより動作するビジネスプロセスの動作状況を正確に把握したい場合などのような用途にも広く応用することができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
本発明の障害影響範囲特定システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 ビジネスプロセスサーバ監視部のメッセージ監視部が監視情報統合部へ渡すメッセージ監視情報の構成の一例を示すテーブルである。 ビジネスプロセスサーバ監視部のビジネスプロセス監視部が監視情報統合部へ渡すプロセス監視情報の構成の一例を示すテーブルである。 ビジネスプロセスサーバ監視部の監視情報統合部がビジネスプロセス管理サーバの監視情報収集部へ渡す統合監視情報の構成の一例を示すテーブルである。 統合監視情報を生成する監視情報統合部における監視情報統合手順の一例を説明するフローチャートである。 図5の監視情報統合手順により監視情報を統合して統合監視情報を生成する様子を模式的に示した模式図である。 監視情報蓄積部へ格納された統合監視情報からプロセスインスタンス間の関連を抽出する手順の一例を示すフローチャートである。 図7の関連抽出手順により統合監視情報からプロセスインスタンス間の関連付けを行う様子を模式的に示した模式図である。 メッセージトレース結果を表示するメッセージトレース画面の構成の一例を示す表示画面図である。 メッセージトレースの範囲をさらに拡大した場合のメッセージトレース画面の構成の一例を示す表示画面図である。 ビジネスプロセスサーバ監視部のメッセージ監視部が監視情報統合部へ渡すメッセージ監視情報の構成の図2と異なる例を示すテーブルである。 ビジネスプロセスサーバ監視部のビジネスプロセス監視部が監視情報統合部へ渡すプロセス監視情報の構成の図3と異なる例を示すテーブルである。
符号の説明
1, 2 ビジネスプロセスサーバ監視部
4 ビジネスプロセス管理サーバ
11,21 ビジネスプロセス監視部
12,22 メッセージ監視部
13,23 監視情報統合部
41 監視情報収集部
42 監視情報蓄積部
43 監視情報可視化部
100 障害影響範囲特定システム
110,120 ビジネスプロセスサーバ
111,121 ビジネスプロセス実行基盤
112,122 メッセージ送受信部
115, 125 バックエンドシステム
500 メッセージ監視情報
501 メッセージID
502 送受信区別
503 送信先アドレス
504 送信サイズ
505 送受信時刻
506 通信結果
520,530,540 メッセージ監視情報
521 メッセージIDの値
526 通信結果の値
550 ダイジェスト値によるメッセージ監視情報
551 ダイジェスト値
600 プロセス監視情報
601 メッセージID
602 送受信区別
603 プロセスID
604 インスタンスID
605 アクティビティID
606 処理時刻
607 処理結果
620,630,640 プロセス監視情報
631 メッセージIDの値
634 インスタンスIDの値
637 処理結果の値
650 ダイジェスト値によるプロセス監視情報
651 ダイジェスト値
700 統合監視情報
701 メッセージID
702 送受信区別
703 プロセスID
704 インスタンスID
705 アクティビティID
706 処理時刻
707 送信先アドレス
708 送信サイズ
709 送受信時刻
710 処理結果
720,1720 統合監視情報
721 メッセージIDの値
724 インスタンスIDの値
729 送受信時刻の値
730 処理結果の値
740,760,780,800 蓄積された統合監視情報
741,761,781,801 メッセージIDの値
744,764,784,804 インスタンスIDの値
749,769,789,809 送受信時刻の値
750,770,790,810 処理結果の値
1101〜1104,1201〜1203 プロセスインスタンス
2001 メッセージトレース画面
2010,2020,2030 プロセスインスタンス
2011,2021,2023,2031 処理時刻
2015,2025 メッセージID
2022 処理結果
2101 メッセージトレース画面
2110,2120,2140 プロセスインスタンス
2115,2117,2125,2145,2147 メッセージID

Claims (23)

  1. 1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスに障害が発生した際に、その障害影響範囲を特定する障害影響範囲特定システムであって、前記プロセスインスタンス間で送受信されるメッセージの送受信状況をメッセージ監視情報として取得するメッセージ監視手段と、動作の結果として前記メッセージを送受信する前記プロセスインスタンスの挙動をプロセス監視情報として取得するプロセス監視手段と、前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して統合監視情報として生成する監視情報統合手段と、を備え、前記監視情報統合手段が生成した前記統合監視情報を基に、各プロセスインスタンス間の関連を抽出することを特徴とする障害影響範囲特定システム。
  2. 前記監視情報統合手段が生成した前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する監視情報可視化部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の障害影響範囲特定システム。
  3. 前記メッセージ監視手段は、前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージを一意に識別可能なメッセージIDと共に取得し、前記プロセス監視手段は、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージを一意に特定する前記メッセージIDと共に取得し、前記監視情報統合手段が、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記メッセージIDと前記プロセス監視情報に含まれる前記メッセージIDとに基づいて、前記統合監視情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の障害影響範囲特定システム。
  4. 前記メッセージ監視手段は、前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記プロセス監視手段は、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記監視情報統合手段が、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記ダイジェスト値と前記プロセス監視情報に含まれる前記ダイジェスト値とに基づいて、前記統合監視情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の障害影響範囲特定システム。
  5. 前記監視情報統合手段が生成した前記統合監視情報を基に、前記メッセージIDまたは前記ダイジェクト値により、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する監視情報可視化部をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の障害影響範囲特定システム。
  6. 前記監視情報可視化部は、ユーザの指定により、前記障害影響範囲として表示する広さを任意に指定して調整することができることを特徴とした請求項2または5に記載の障害影響範囲特定システム。
  7. 前記プロセスインスタンスが動作するための前記ビジネスプロセスを実行するビジネスプロセス実行基盤と、前記プロセスインスタンスが送受信するメッセージを処理するメッセージ送受信部とを備え、ネットワーク上で互いに連係して動作する1ないし複数のビジネスプロセスサーバを含んで構成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の障害影響範囲特定システム。
  8. 1ないし複数の前記ビジネスプロセスサーバそれぞれに対応して、前記メッセージ送受信部において送受信する前記メッセージの送受信状況および/または前記メッセージの内容を前記メッセージ監視情報として取得する前記メッセージ監視手段と前記ビジネスプロセス実行基盤において動作する前記プロセスインスタンスの挙動を前記プロセス監視情報として取得する前記プロセス監視手段と前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して統合監視情報として生成する前記監視情報統合手段とを備えたビジネスプロセスサーバ監視部が備えられていることを特徴とする請求項7に記載の障害影響範囲特定システム。
  9. 1ないし複数の前記ビジネスプロセスサーバそれぞれに対応して備えられている前記ビジネスプロセスサーバ監視部からの前記統合監視情報を前記ネットワークを介して受信して、受信した前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示するビジネスプロセス管理サーバが備えられていることを特徴とする請求項8に記載の障害影響範囲特定システム。
  10. 1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスの中から任意に選択したプロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスが送受信したメッセージを一意に識別するメッセージIDとともに収集し、かつ、前記プロセスインスタンス間に送受信されるメッセージの送受信状況を前記メッセージIDとともに収集することにより、前記メッセージIDを基に、前記プロセスインスタンス間の関連を抽出することを特徴とするプロセスインスタンス動作追跡方法。
  11. 1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスに障害が発生した際に、その障害影響範囲を特定する障害影響範囲特定方法であって、前記プロセスインスタンス間で送受信されるメッセージの送受信状況をメッセージ監視情報として取得し、動作の結果として前記メッセージを送受信する前記プロセスインスタンスの挙動をプロセス監視情報として取得し、取得した前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して生成した統合監視情報を基に、各プロセスインスタンス間の関連を抽出することを特徴とする障害影響範囲特定方法。
  12. 前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示することを特徴とする請求項11に記載の障害影響範囲特定方法。
  13. 前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージを一意に識別可能なメッセージIDと共に取得し、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージを一意に特定する前記メッセージIDと共に取得し、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記メッセージIDと前記プロセス監視情報に含まれる前記メッセージIDとに基づいて、前記統合監視情報を生成することを特徴とする請求項11に記載の障害影響範囲特定方法。
  14. 前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得し、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記ダイジェスト値と前記プロセス監視情報に含まれる前記ダイジェスト値とに基づいて、前記統合監視情報を生成することを特徴とする請求項11に記載の障害影響範囲特定方法。
  15. 前記統合監視情報を基に、前記メッセージIDまたは前記ダイジェクト値により、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示することを特徴とする請求項13または14に記載の障害影響範囲特定方法。
  16. ユーザの指定により、前記障害影響範囲として表示する広さを任意に指定して調整することができることを特徴とした請求項12または15に記載の障害影響範囲特定方法。
  17. 1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスの中から任意に選択したプロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスが送受信したメッセージを一意に識別するメッセージIDとともに収集する処理、前記プロセスインスタンス間に送受信されるメッセージの送受信状況を前記メッセージIDとともに収集する処理、および、前記メッセージIDを基に、前記プロセスインスタンス間の関連を抽出する処理を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実現することを特徴とするプロセスインスタンス動作追跡プログラム。
  18. 1ないし複数のビジネスプロセスの手順それぞれにしたがって動作する1ないし複数のプロセスインスタンスに障害が発生した際に、その障害影響範囲を特定する処理をコンピュータにより実行可能なプログラムとして実現する障害影響範囲特定プログラムであって、前記プロセスインスタンス間で送受信されるメッセージの送受信状況をメッセージ監視情報として取得する処理、動作の結果として前記メッセージを送受信する前記プロセスインスタンスの挙動をプロセス監視情報として取得する処理、取得した前記メッセージ監視情報および前記プロセス監視情報を統合して生成した統合監視情報を基に、各プロセスインスタンス間の関連を抽出する処理を少なくとも有することを特徴とする障害影響範囲特定プログラム。
  19. 前記統合監視情報を基に、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する処理をさらに有することを特徴とする請求項18に記載の障害影響範囲特定プログラム。
  20. 前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージを一意に識別可能なメッセージIDと共に取得する処理、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージを一意に特定する前記メッセージIDと共に取得する処理、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記メッセージIDと前記プロセス監視情報に含まれる前記メッセージIDとに基づいて、前記統合監視情報を生成する処理を有することを特徴とする請求項18に記載の障害影響範囲特定プログラム。
  21. 前記メッセージ監視情報を取得する際に、前記メッセージの送受信状況を、当該メッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得する処理、前記プロセス監視情報を取得する際に、前記プロセスインスタンスの挙動を、当該プロセスインスタンスで送受信されるメッセージの内容から計算されるダイジェスト値と共に取得する処理、前記統合監視情報を生成する際に、前記メッセージ監視情報に含まれる前記ダイジェスト値と前記プロセス監視情報に含まれる前記ダイジェスト値とに基づいて、前記統合監視情報を生成する処理を有することを特徴とする請求項18に記載の障害影響範囲特定プログラム。
  22. 前記統合監視情報を基に、前記メッセージIDまたは前記ダイジェクト値により、障害が発生したプロセスインスタンスである障害プロセスインスタンスおよび該障害プロセスインスタンスとメッセージを送受信して連係動作するプロセスインスタンスである関連プロセスインスタンスを抽出して、前記障害プロセスインスタンスおよび前記関連プロセスインスタンスとメッセージ送受信関係にあるプロセスインタンスを少なくとも含んで構成される範囲を、障害影響範囲として画面表示する処理を有することを特徴とする請求項20または21に記載の障害影響範囲特定プログラム。
  23. ユーザの指定により、前記障害影響範囲として表示する広さを任意に指定して調整することができることを特徴とした請求項19または22に記載の障害影響範囲特定プログラム。
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