JP2007257560A - 複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法、および、複数の処理装置を備えたシステム - Google Patents
複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法、および、複数の処理装置を備えたシステム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明のトレース方法は、一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、前記プログラムを実行する処理装置が、そのプログラムに対応するタスク制御ブロックを生成するステップと、前記プログラムを実行する処理装置が、トレース処理の実行時に、そのタスク制御ブロックに指定されるトレース情報出力先領域にトレース情報を出力するように指定して、そのタスク制御ブロックに指定されるトレーサを実行するステップを備える。
【選択図】図10
Description
従来のNUMAシステムでは、特定のノードのメモリモジュール内に、トレース情報を格納する領域が確保される。例えば、図12に示すように、トレース処理を実行しているCPUのノードが、トレース情報を格納する領域が確保されたメモリモジュールのノードと異なっている場合、ノード間でのメモリアクセスを行う必要があり、アクセスのオーバーヘッドが大きくなる。このため、そのノード間でのメモリアクセスが始まってから、ノード間のバスを使用する優先度の高い他の処理による割り込みが発生しても、その優先度の高い他の処理を待たせなければならない。
http://sourceforge.jp/projects/lkst/ http://www.opersys.com/LTT/
NUMAシステムは、複数のノードを備えることができるシステムである。すなわち、NUMAシステムは、1以上のノードによって構成される。それぞれのノードは、1以上のCPUがメモリモジュールとともにボード上に搭載されて構成される。
図1では、2つのCPUがメモリモジュールとともにボード上に搭載されたノード11及びノード15がバス19を介して接続されている。
NUMAシステム上のいずれかのノード、例えば、ノード11が後述のBOOT CPUが存在するノードとなる。このノード11のメモリモジュール14上には、例えば、タスク管理機構、そのタスク管理機構が生成したタスク制御ブロックのリスト、トレースを実行するプログラムであるトレーサ(コピー元のオリジナル)が存在する。
図2において、まず、システムの電源がONになったときに、ファームウェアによって、NUMAシステムを構成する複数のCPUのうちの1つがブート処理を行うCPUとして決定される。このCPUを以下ではブートCPU(BOOT CPU)と呼ぶ。
そして、ステップS103で、CPUをプロセス(ジョブ、タスクともいう)に割り当てる(プロセスを管理する)スケジューラがBOOT CPUによって初期化される。すなわち、プロセスを管理するのに必要なデータ構造が初期化される。
ステップS105では、デバイスが発行する割り込みに対するメモリ上の位置を管理するテーブルの初期化がBOOT CPUによって実行される。
ステップS107では、NUMA用管理テーブルの初期化が行われる。このステップでは、BOOT CPUによって、NUMA用管理テーブルの領域が自身の属するノードのメモリ上に確保されるとともに、BOOT CPU、および、システムが備える他のCPUによって、自身の情報がそのNUMA用管理テーブルに書き込まれる。
図4は、図2のステップS109の処理をより詳細に示すフローチャートである。
図5に示すように、トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域では、CPU_ID(CPU番号)、そのCPU_IDのCPUが属するノードのノードID(ノード番号)、そのノードIDを持つノードのメモリモジュール上に確保されたトレース情報を格納する領域へのポインタ、そのノードIDを持つノードのメモリモジュール上に確保されたトレース処理を実行するトレーサを格納する領域へのポインタの各項目が、CPU_ID毎に一定の順番(例えば、CPU_IDの昇順)に並んでいる。
再び図2の処理化処理の説明に戻る。
図2のステップS110では、BOOT CPUによって、各種デバイスドライバの初期化が行われる。続く、ステップS111では、BOOT CPUによって、アイドルタスクが生成され、ステップS112では、BOOT CPUによって、デフォルトで動作するプロセスが生成され、ステップS113では、BOOT CPUによって、タスクスイッチ、すなわち、スケジューラが実行される。
図6に示すように、タスク管理部21は、トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、タスク(プロセス、ジョブともいう)を管理するための情報であるタスク制御ブロックを生成するタスク制御ブロック生成部22、タスク制御ブロックの情報を、例えば、そのタスクを担当するCPUの移送時等に変更するタスク制御ブロック情報変更部23、CPUをタスクに割り当てるスケジューラ24を備える。
図7に示すように、タスク制御ブロックには、そのタスクを担当するCPUのCPU_ID(CPU番号)、そのCPU_IDのCPUが属するノードのノードID(ノード番号)、そのノードIDを持つノードのメモリモジュール上に確保されたトレース情報を格納する領域へのポインタ、そのノードIDを持つノードのメモリモジュール上に確保されたトレース処理を実行するトレーサを格納する領域へのポインタの各項目が、CPU_ID毎に一定の順番(例えば、CPU_IDの昇順)に並んでいる。
図9では、例えば、アプリケーション・プログラムのそれぞれのサブルーチンに入った場合と、出た場合に、そのことを示すマークをトレース情報として出力する場合が想定されている。すなわち、図に示すように、アプリケーション・プログラムが実行中にサブルーチン「Sub1」に入った場合、“Sub1”という情報をトレース情報として出力する指示が、(1)で、アプリケーション・プログラムからOSになされる。
そして、ステップS403において、担当のCPUによって、ステップS402で取得したトレース情報記憶領域にトレース情報を出力するように指定して、ステップS401で取得したアドレス上のトレーサ・プログラムを実行させる。
この通知を受けて、移送元CPUによって、ステップS502で、移送されるタスクに対応するタスク制御ブロックの、そのタスクを担当するCPUの項目が、移送先CPUのCPU_IDで上書きされる。
移送先CPUは、このトラップを受け取って、ステップS507で、そのタスクを再開する。
(付記1) 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、前記プログラムを実行する処理装置が、そのプログラムに対応するタスク制御ブロックを生成するステップと、
前記プログラムを実行する処理装置が、トレース処理の実行時に、そのタスク制御ブロックに指定されるトレース情報出力先領域にトレース情報を出力するように指定して、そのタスク制御ブロックに指定されるトレーサを実行するステップを備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記2) 前記各処理装置は、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域に、自身のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を書き込むに際して、自身が属するノードの一次記憶領域上に存在する、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先を指定することを特徴とする付記1記載の複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記3) 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
前記複数の処理装置のうちで、予め定められた処理装置が、一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先をトレース処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を、自身のノードの一次記憶領域上に確保するステップと、
前記複数の処理装置が、自身のノードの一次記憶領域上に、トレース情報を出力する領域を確保するステップと、
前記複数の処理装置のうちで、トレースを実行するトレーサの格納元領域があるノードの処理装置を除く処理装置が、前記トレーサを格納する領域を自身のノードの一次記憶上に確保するステップと、
その確保した領域に、トレーサの格納元領域からトレーサをコピーするステップと、
前記複数の処理装置が、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域に、自身の、トレース情報の出力先領域と、トレーサの格納先領域についての情報を書き込むステップと、
トレース対象とするプログラムのタスク制御ブロックの生成時に、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、そのタスクを担当する処理装置が、自身の処理装置を識別する情報と、その自身の処理装置に対応する、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先を該タスク制御ブロックに書き込むステップと、
トレース対象とするプログラムの実行時に、前記担当する処理装置が、そのプログラムのタスク制御ブロックから、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先を取得するステップと、
前記担当する処理装置が、前記取得したトレーサの格納先のトレーサを実行するとともに、前記取得した出力先にトレース情報を出力するステップ、を備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記4) 前記複数の処理装置のうちで、予め定められた処理装置によって、ノードとそのノードが備える処理装置を対応付けたシステム構成情報記憶領域を自身のノードの一次記憶領域上に確保するステップと、
前記複数の処理装置によって、それぞれ自身の情報を前記システム構成情報記憶領域に書き込むステップをさらに備え、
前記トレースを実行するトレーサを格納する領域を自身のノードの一次記憶上に確保するステップを実行するに際して、自身が、トレーサの格納元領域があるノードに存在するかどうかを前記システム構成情報記憶領域確認を基に、確認することを特徴とする付記3記載の複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記5) 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、前記プログラムを実行する処理装置が、そのプログラムに対応するタスク制御ブロックを生成するステップと、
前記タスクの移送が決定した場合に、前記タスクを担当していた移送元処理装置が、対応するタスク制御ブロックについて、担当の処理装置を移送先処理装置に書き換えるとともに、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先についても、その移送先処理装置に対応するものに書き換えるステップ、を備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記6) 前記各処理装置は、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域に、自身のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を書き込むに際して、自身が属するノードの一次記憶領域上に存在する、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先を指定することを特徴とする付記5記載の複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記7) 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
前記複数の処理装置のうちで、予め定められた処理装置が、一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を、自身のノードの一次記憶領域上に確保するステップと、
前記複数の処理装置が、自身のノードの一次記憶領域上に、トレース情報を出力する領域を確保するステップと、
前記複数の処理装置のうちで、トレースを実行するトレーサの格納元領域があるノードの処理装置を除く処理装置が、前記トレーサを格納する領域を自身のノードの一次記憶上に確保するステップと、
その確保した領域に、トレーサの格納元領域からトレーサをコピーするステップと、
前記複数の処理装置が、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域に、自身の、トレース情報の出力先領域と、トレーサの格納先領域についての情報を書き込むステップと、
トレース対象とするプログラムのタスク制御ブロックの生成時に、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、そのタスクを担当する処理装置が、自身の処理装置を識別する情報と、その自身の処理装置に対応する、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先を該タスク制御ブロックに書き込むステップと、
前記タスクの移送が決定した場合に、前記タスクを担当していた移送元処理装置が、対応するタスク制御ブロックについて、担当の処理装置を移送先処理装置に書き換えるとともに、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先についても、その移送先処理装置に対応するものに書き換えるステップ、を備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
(付記8) 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムにおいて、
前記各ノードが備える一次記憶領域上には、トレース情報を出力する領域と、トレースを実行するトレーサを格納する領域が設けられ、
前記複数のノードのうちの、予め定められたノードの一次記憶領域には、処理装置毎に対応する一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域がさらに設けられ、
トレース対象とするプログラムのタスク制御ブロックの生成時に、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、そのタスクを担当する処理装置によって、自身の処理装置を識別する情報と、その自身の処理装置に対応する、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先が該タスク制御ブロックに書き込まれ、
トレース対象とするプログラムの実行時に、前記担当する処理装置によって、そのプログラムのタスク制御ブロックから、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先が取得され、
前記担当する処理装置によって、前記取得されたトレーサの格納先からトレーサをフェッチされて実行されるとともに、前記取得された出力先にトレース情報が出力されることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム。
(付記9) 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムにおいて、
前記各ノードが備える一次記憶領域上には、トレース情報を出力する領域と、トレースを実行するトレーサを格納する領域が設けられ、
前記複数のノードのうちの、予め定められたノードの一次記憶領域には、処理装置毎に対応する一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域がさらに設けられ、
トレース対象とするプログラムのタスク制御ブロックの生成時に、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、そのタスクを担当する処理装置によって、自身の処理装置を識別する情報と、その自身の処理装置に対応する、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先が該タスク制御ブロックに書き込まれ、
タスクの移送が決定した場合に、前記タスクを担当していた移送元処理装置によって、対応するタスク制御ブロックについて、担当の処理装置を移送先処理装置に書き換えられるとともに、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先についても、その移送先処理装置に対応するものに書き換えられることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム。
12、13、16、17 CPU
14、18 メモリモジュール
19 バス
21 タスク管理機構(タスク管理部)
22 タスク制御ブロック生成部
23 タスク制御ブロック情報変更部
24 スケジューラ
Claims (5)
- 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、前記プログラムを実行する処理装置が、そのプログラムに対応するタスク制御ブロックを生成するステップと、
前記プログラムを実行する処理装置が、トレース処理の実行時に、そのタスク制御ブロックに指定されるトレース情報出力先領域にトレース情報を出力するように指定して、そのタスク制御ブロックに指定されるトレーサを実行するステップを備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。 - 前記各処理装置は、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域に、自身のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を書き込むに際して、自身が属するノードの一次記憶領域上に存在する、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先を指定することを特徴とする請求項1記載の複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
- 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
前記複数の処理装置のうちで、予め定められた処理装置が、一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先をトレース処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を、自身のノードの一次記憶領域上に確保するステップと、
前記複数の処理装置が、自身のノードの一次記憶領域上に、トレース情報を出力する領域を確保するステップと、
前記複数の処理装置のうちで、トレースを実行するトレーサの格納元領域があるノードの処理装置を除く処理装置が、前記トレーサを格納する領域を自身のノードの一次記憶上に確保するステップと、
その確保した領域に、トレーサの格納元領域からトレーサをコピーするステップと、
前記複数の処理装置が、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域に、自身の、トレース情報の出力先領域と、トレーサの格納先領域についての情報を書き込むステップと、
トレース対象とするプログラムのタスク制御ブロックの生成時に、前記トレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、そのタスクを担当する処理装置が、自身の処理装置を識別する情報と、その自身の処理装置に対応する、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先を該タスク制御ブロックに書き込むステップと、
トレース対象とするプログラムの実行時に、前記担当する処理装置が、そのプログラムのタスク制御ブロックから、前記トレーサの格納先および前記トレース情報の出力先を取得するステップと、
前記担当する処理装置が、前記取得したトレーサの格納先のトレーサを実行するとともに、前記取得した出力先にトレース情報を出力するステップ、を備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。 - 前記複数の処理装置のうちで、予め定められた処理装置によって、ノードとそのノードが備える処理装置を対応付けたシステム構成情報記憶領域を自身のノードの一次記憶領域上に確保するステップと、
前記複数の処理装置によって、それぞれ自身の情報を前記システム構成情報記憶領域に書き込むステップをさらに備え、
前記トレースを実行するトレーサを格納する領域を自身のノードの一次記憶上に確保するステップを実行するに際して、自身が、トレーサの格納元領域があるノードに存在するかどうかを前記システム構成情報記憶領域確認を基に、確認することを特徴とする請求項3記載の複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。 - 複数の処理装置と、それら処理装置がトレース処理の実行時にアクセスする一次記憶領域から構成されるノードを複数備え、それらノードがバスを介して接続されたシステムがそのシステム上で実行されるプログラムをトレースする方法において、
一次記憶領域上のトレーサの格納先とトレース情報の出力先を処理装置毎に対応付けたトレーサ格納先トレース情報出力先記憶領域を基に、前記プログラムを実行する処理装置が、そのプログラムに対応するタスク制御ブロックを生成するステップと、
前記タスクの移送が決定した場合に、前記タスクを担当していた移送元処理装置が、対応するタスク制御ブロックについて、担当の処理装置を移送先処理装置に書き換えるとともに、トレーサの格納先およびトレース情報の出力先についても、その移送先処理装置に対応するものに書き換えるステップ、を備えることを特徴とする複数の処理装置を備えたシステム上で実行されるプログラムのトレース方法。
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