JP2007256806A - 文書データ処理装置および文書データ処理プログラム - Google Patents

文書データ処理装置および文書データ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】文書データの作成者個人に対する指導者による適切な指導に有用な文書データ分析を行なう。
【解決手段】文書データ処理装置1が作成者端末装置2からの文書データを入力すると、文書データチェック部13はこの文書データ中の文節や単語を解析し、これらのうち記憶部12に予め記憶された項目に対応する不適切事項を検出する。記録処理部14は、文書データチェック部13が検出した不適切事項の発生頻度を項目、作成者および文書データごとに記憶部12に記憶する。各作成者に関わる項目ごとの発生頻度の総計の計算の指示を示す制御信号を文書データ処理装置1が指導者端末装置3から入力すると、統計処理部15は記憶部12に記憶される各作成者に関わる項目ごとの発生頻度の総計を計算する。そしてレポート生成部16は統計処理部15による計算結果を示すグラフを生成して指導者端末装置3に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、文書データ中の不適切事項の検出を行なう文書データ処理装置および文書データ処理プログラムに関する。
図21は、従来の文書チェック手法の一例を示す図である。図21に示したような文書チェック手法では当該文書の内容の指導者は主に電子メールやface to faceなどの形式で作成者との間のマンツーマンによる文書チェック及び修正指導を行なう。
図22は、従来の文書データチェック手法の一例を示す図である。図22に示したような文書チェックの手法では指導者は文書データ中の誤記などの不適切事項の条件およびこの不適切事項の指導者による修正意見を示す情報をチェックルールデータベース(DB)に格納した上で、文書データ処理装置が作成者からの文書データを入力する。文書データ処理装置は、この文書データの内容とチェックルールデータベース中の条件とを照合することで文書データ中の不適切事項を検出し、この不適切事項の情報およびこの修正意見を示す情報を作成者にフィードバックする。
また、チェックおよびフィードバックの効率化のために、例えば特許文献1に開示されたように、文書データに含まれる不適切事項のうち重要度が高いとして予め定められた条件にしたがった不適切事項を検出するものがある。
特開平8−30598号公報
図21に示したような手法では、指導者は同時に複数の作成者に対する指導を行なえないため効率が悪い。また、図22に示したような手法では、指導者はそれぞれの不適切事項に対して独自の修正意見を作成者に提示できるが、この修正意見は各作成者の書き習慣などを考慮したものではないので、指導者は各作成者に必要十分な指導を個別に行なうことはできない。また、これらの修正意見は指導者が予め登録したものであるので、指導者は新たに発生した問題点や傾向に応じた指摘を作成者に行なうことは出来ない。
そこで、本発明の目的は、文書データの作成者個人に対する指導者による適切な指導に有用な文書データ分析を行なうことが可能になる文書データ処理装置および文書データ処理プログラムを提供することにある。
すなわち、本発明に係わる文書データ処理装置は、入力した文書データ中の予め定められた条件に従った不適切事項を検出し、検出した不適切事項のうち同一の条件にしたがった不適切事項の発生頻度を条件ごとに集計し、集計した発生頻度の分析条件を入力し、この入力した条件にしたがって集計済みの発生頻度を分析することを特徴とする。
本発明に係わる文書データ処理装置では、文書データの作成者個人に対する指導者による適切な指導に有用な文書データ分析を行なうことができる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置1は、装置全体の処理を司る制御部11、記憶部12、文書データチェック部13、記録処理部14、統計処理部15、レポート生成部16および入出力インタフェース17を備え、それぞれがバス18を介して相互に接続される。
記憶部12は例えばハ−ドディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置である。記憶部12は制御用のプログラムに加え、チェックルールデータベースや問題点データベースを記憶する。これらのデータベースについては後述する。記憶部12は制御部11による各種処理のワークメモリとしても機能する。
入出力インタフェース17は外部の作成者端末装置2および指導者端末装置3と接続される。
文書データチェック部13は文書データに含まれる不適切事項を検出する。記録処理部14は文書データチェック部13による検出結果を記憶部12に記録する。統計処理部15は記録処理部14により記憶部12に記憶された検出結果の統計処理を指導者端末装置3からの統計指示にもとづいて行なう。
レポート生成部16は統計処理部15による統計結果をもとに文書データの不適切事項の発生頻度を示すグラフを生成する。
図2は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置と接続される作成者端末の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置1と接続される作成者端末装置2は文書データを作成するユーザが取り扱う端末装置である。作成者端末装置2は装置全体の処理を司る制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、入出力インタフェース25を備え、それぞれがバス26を介して相互に接続される。
記憶部22は例えばハ−ドディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置である。記憶部22は制御用のプログラムを記憶する。記憶部22は制御部21による各種処理のワークメモリとしても機能する。
入力部23は例えばキーボードやマウスであり、文書データの新規作成にかかる操作を受け付ける。入出力インタフェース25は外部記憶装置とケーブルを介して接続可能であり、この外部記憶装置との間で文書データを入出力することもできる。
図3は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置と接続される指導者端末の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置1と接続される指導者端末装置3は文書データの作成指導者が取り扱う端末装置である。指導者端末装置3は装置全体の処理を司る制御部31、記憶部32、入力部33、表示部34、入出力インタフェース35を備え、それぞれがバス36を介して相互に接続される。
記憶部32は例えばハ−ドディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置である。記憶部32は制御用のプログラムを記憶する。記憶部32は制御部31による各種処理のワークメモリとしても機能する。入力部33は例えばキーボードやマウスであり、文書データの指導用資料の作成にかかる操作を受け付ける。
図4は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の記憶部に記憶されるチェックルールデータベースの構成例を表形式で示す図である。
このチェックルールデータベースでは、文書データ中の不適切事項の大分類項目、小分類項目、チェックルールおよびコメントを示す情報が関連付けられて管理される。大分類項目は不適切事項の大まかな分類名称および通し番号でなる。単一の大分類項目には複数の小分類項目が関連付けられる。大分類項目は不適切事項の詳細な分類名称および通し番号でなる。
チェックルールはこれと関連付けられる小分類項目に関する不適切事項に該当する文書データ中の記載事項の条件が示される。コメントは、これと関連付けられる小分類項目に関する不適切事項が文書データ中に含まれることを作成者に明示するためのメッセージ情報である。
次に、図1に示した構成の文書データ処理装置の動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。図6は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置が取り扱う各種情報の遷移例を示す図である。
まず、作成者端末装置2の入力部23に対する操作により文書データが作成(ステップS1)されると、制御部21はこの文書データを記憶部22に記憶する。この文書データは例えばビジネス文書のデータである。
制御部21は、入力部23に対して文書データのチェック要求にかかる操作がなされると、記憶部22に記憶される文書データに作成者氏名およびアクセス時刻の情報を付加して(ステップS2)入出力インタフェース25を介して文書データ処理装置1に出力する。
図7は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置に入力される文書データの一例を示す図である。図7に示した文書データは、本文、タイトル、作成者氏名およびアクセス時刻の情報を含む。
文書データ処理装置1の入出力インタフェース17が作成者端末装置2からの文書データを入力すると、制御部11はこの文書データに含まれる言語構造を例えば形態素解析などにより解析し、文書データ中の各単語や各文節を検出する。
制御部11はこの検出した各単語や各文節と記憶部12に記憶されるチェックルールデータベースとを照合することで、文書データ中のエラー、つまり不適切事項を検出する(ステップS3)。
例えば制御部11は文書データ中の単語のうち、チェックルールデータベース上の小分類項目「1、誤入力」と関連付けられるチェックルールにしたがって記載された単語が存在する場合には、この単語が誤入力であるとみなす。
文書データチェック部13は文書データ中に不適切事項が存在する場合には、この不適切事項の詳細を示すエラーリストを生成し、このエラーリスト、文書データの作成者氏名、アクセス時刻、タイトルおよび本文を関連づけた情報を入出力インタフェース17を介して作成者端末装置2に出力する。
図8は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置に入力された文書データチェック部が生成したエラーリストの一例を示す図である。
エラーリストは不適切事項の検出順を示すエラー番号、大分類番号、小分類番号、コメントおよび当該不適切事項の位置情報が不適切事項ごとに関連付けられて管理される情報である。
作成者端末装置2の入出力インタフェース25が文書データ処理装置1からの情報を入力すると、制御部21はこの情報を表示部24に表示させる。
また、文書データ処理装置1の制御部11は文書データチェック部13が生成したエラーリストおよび作成者氏名の情報を記録処理部14へ出力する。記録処理部14はこのエラーリストの情報を入力すると、このエラーリストで示される各エラー番号に対応付けられる小分類番号の数を、記憶部22に記憶される問題点データベースに反映する(ステップS4)。
図9は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の記憶部に記憶される問題点データベースの一例を表形式で示す図である。
この問題点データベースでは、異なるユーザがそれぞれ作成した文書データ中に含まれる不適切事項の個数の情報が大項目番号、小項目番号と関連付けられて項目番号、作成者および文書データごとに管理される。
例えば制御部11は「作成者A」が作成して当該「作成者A」の作成者端末装置2から1回目に入力した文書データ中の前述した大項目番号「1」に属する小項目番号「1」に対応する不適切事項が5箇所存在する場合には、図9に示すように記憶部12に記憶される問題点データベースのうち「作成者A」用のデータベース中の大項目番号「1」、小項目番号「1」および「1回目」に対応する個数の欄に前述した不適切事項の個数である「5」が反映される。
指導者は指導者端末装置3を用いて問題点データベースで管理される不適切箇所の個数の分析を文書データ処理装置1に指示することができる。
例えば問題点データベースで管理される各作成者の予め定めた回数分の文書データに含まれる不適切箇所の個数のうち、同一の小項目番号についての個数の総計を小項目番号ごとに計算する指示を示す操作を指導者端末装置3の入力部33に対して行なうと、制御部31はこの指示を示す制御信号を入出力インタフェース35を介して文書データ処理装置1に出力する。
文書データ処理装置1の入出力インタフェース17が指導者端末装置3からの制御信号を入力する(ステップS5)と、制御部11はこの信号で示される指示にしたがった統計処理の指示を示す制御信号を統計処理部15に出力する。
統計処理部15は制御部11からの制御信号を入力すると、記憶部12に記憶される問題点データベースを読み込み、このデータベースで示される情報のうち制御部11からの制御信号で示される指示にしたがった統計処理を行なう(ステップS6)。
図10は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部が生成した統計結果の一例を表形式で示す図である。
図10に示した統計結果では、「作成者A」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の小項目番号「1」乃至「12」までの項目番号ごとの合計値、「作成者B」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の項目番号ごとの合計値、「作成者C」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の合計値が示される。
また、図10で示される総和とは前述したユーザごとの同一種別の不適切箇所の合計値の項目番号ごとの総和を示す。ここでは各ユーザが作成した文書データとは当該ユーザが作成して文書データチェック部13による検出がなされた過去6回分の文書データを示す。
統計処理部15は前述した統計結果の情報をレポート生成部16に出力する。レポート生成部16は統計処理部15からの情報を入力すると、この情報で示される統計結果を示すグラフを生成する。
図11および図12は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置のレポート生成部が生成した不適切事項の発生頻度のグラフの一例を示す図である。
ここではレポート生成部16は図11に示した形式のグラフおよび図12に示した形式のグラフをそれぞれ生成して、このグラフの画像の情報を入出力インタフェース17を介して指導者端末装置3に出力する。
図11に示したグラフは前述した統計結果で示される不適切箇所の個数の項目番号ごとの棒グラフである。また、図12に示したグラフは前述した統計結果で示される不適切箇所の個数の項目番号ごとの折れ線グラフである。図12に示したグラフは文書データ中の不適切箇所の種別の各作成者による傾向を指導者が把握するためのグラフであり、各作成者についての同一種別の不適切箇所の総計は含まれない。
指導者端末装置3の入出力インタフェース35が文書データ処理装置1からの情報を入力すると、この情報で示されるグラフの画像を表示部34に表示させる。
指導者は、表示部34に表示されたグラフを参照することで、各作成者の個人、または全員に対して文書データの作成に関する指摘事項を検討して、これを口頭、電話および電子メールなどにより作成者に伝達する。
例えば図11に示したグラフでは、指導者は「作成者A」、「作成者B」および「作成者C」の全員は小項目番号「1」,「2」,「3」,「10」,「11」,「12」に対応する不適切箇所を文書データ中に含ませる傾向が強く、特に小項目番号「1」,「2」,「3」対応する不適切箇所を文書データ中に含ませる傾向が特に強いことを容易に把握できる。
また、図11に示したグラフでは、指導者は「作成者A」および「作成者B」は小項目番号「1」,「2」,「3」に対応する不適切箇所を文書データ中に含ませる傾向が「作成者C」と比較して強いことを容易に把握できる。また、このグラフでは指導者は、「作成者C」は小項目番号「7」,「8」,「9」以外の各項目番号に対応する不適切箇所を文書データ中に含ませる傾向が「作成者A」および「作成者B」と比較して強いことを容易に把握できる。
以上のように、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置では、各ユーザが作成した文書データ中に含まれる予め定めた条件にしたがった不適切箇所の発生頻度を記録しておき、この記録した結果をもとにして、不適切箇所の項目ごとの発生頻度を分析し、この結果を指導者端末装置3に出力することができる。よって、指導者は文書データ作成に関する各作成者に共通の問題やありがちな問題が発見できるので、文書データの作成者に対する適切な指導に有用な文書データ分析を行なうことができる。
次に、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部15による統計処理の変形例を説明する。図13は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部が生成した統計結果の一例を表形式で示す図である。
図13に示した統計結果は、「作成者A」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の平均値、「作成者B」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の平均値、「作成者C」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の平均値、および、「作成者A」、「作成者B」および「作成者C」の3名が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の平均値を示す。
ここでは各ユーザが作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の数とは当該ユーザが作成して文書データチェック部13による検出がなされた過去6回分の文書データに含まれる不適切箇所の数を示す。
図14は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置のレポート生成部が生成した不適切事項の発生頻度のグラフの一例を示す図である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る文書データ処理装置1の構成は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
図15は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の構成例を示すブロック図である。
図15に示すように本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置1は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置1と比較して作成者分類部19をさらに備える。
図16は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。図17は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置が取り扱う各種情報の遷移例を示す図である。
図16に示されたステップS11〜S14までの処理は第1の実施形態で説明したステップS1〜S4の処理と同じである。
ステップS14の処理後、指導者は指導者端末装置3を用いて作成者の分類を文書データ処理装置1に指示することができる。作成者の分類とは作成者の集団のうち作成済み文書データ中の不適切箇所の傾向が異なる作成者を異なるグループに属する作成者として分類し、不適切箇所の傾向が似ている作成者を同じグループに属する作成者として分離することである。
例えば、指導者が指導者端末装置3の入力部33に対して前述した不適切箇所の統計の項目番号ごとの計算指示を示す操作に加え、問題点データベースで管理される各作成者の予め定めた回数分の文書データに含まれる不適切箇所の個数に基づいた作成者の分類指示を示す操作を行なうと、制御部31はこの指示を示す制御信号を入出力インタフェース35を介して文書データ処理装置1に出力する。この分類指示には分類対象の作成者全員の氏名および項目番号といった各種条件の情報が含まれる。
文書データ処理装置1の入出力インタフェース17が指導者端末装置3からの制御信号を入力する(ステップS15)と、制御部11はこの信号で示される指示にしたがった統計処理の指示を示す制御信号を統計処理部15に出力する。
統計処理部15は制御部11からの制御信号を入力すると、記憶部12に記憶される問題点データベースを読み込み、このデータベースで示される情報のうち制御部11からの制御信号で示される指示にしたがった統計処理を行なう(ステップS16)。
図18は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部が生成した統計結果の一例を表形式で示す図である。
図18に示した指定項目番号とは小項目番号の先頭から末尾までのうち指導者端末装置3により入力された分類条件において選択された番号である。図18では指定項目番号は小項目番号「1」乃至「12」までの連続した番号であるが、これに限らず不連続の番号であってもよい。
また、図18に示した統計結果では、「作成者A」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の小項目番号「1」乃至「12」までの項目番号ごとの合計値、「作成者B」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の項目番号ごとの合計値、「作成者C」が作成した文書データに関する同一種別の不適切箇所の合計値が示される。
統計処理部15は前述した統計結果の情報を作成者分類部19に出力する。作成者分類部19は統計処理部15からの情報を入力すると、この情報で示される作成者特徴ベクトルを計算する。
作成者特徴ベクトルXは以下の式(1)で示される。
X=〔x,x,…,x …式(1)
式(1)中のnは特徴の次元数であり、xはi番目の特徴値(発生頻度)であり、Tはベクトルの転置を示す。ここでは特徴の次元数は指定項目番号の数である。また、ここではi番目の特徴値は同一作成者によるi番目の指定項目番号に対応する不適切事項の発生数である。
例えば「作成者A」の特徴ベクトルXは以下の式(2)で示される。
=〔30,26,20,1,2,3,8,7,…〕 …式(2)
作成者分類部19は、この特徴ベクトルの計算を分類条件で指定された各作成者について行なう。作成者分類部19は、これら計算した特徴ベクトルを比較して、類似度が予め定められた条件を満たす特徴ベクトルに関わる作成者を文書データの作成傾向が似ている作成者同士であるとみなして、同一のグループ名に関連付ける。
作成者分類部19は、全ての作成者の氏名がグループ名と対応付けた場合には、各作成者が属するグループ名を示す作成者分類リストを生成して、これをレポート生成部16に出力する(ステップS17)。
図19は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の作成者分類部が生成した作成者分類リストの一例を示す図である。図20は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置による作成者分類形態の一例を示す図である。
レポート生成部16は、前述したようには統計処理部15からの情報を入力すると、この情報で示される統計結果を示すグラフを生成し、このグラフの情報を作成者分類部19からの作成者分類リストとともに入出力インタフェース17を介して指導者端末装置3に出力する。
指導者端末装置3の入出力インタフェース35が文書データ処理装置1からの情報を入力すると、この情報で示されるグラフの画像および作成者分類リストを表示部34に表示させる。
指導者は、表示部34に表示されたグラフおよび作成者分類リストを参照することで、各作成者の個人、または全員に対して文書データの作成に関する指摘事項を検討できる上、文書データの作成傾向が似ている作成者の集合を容易に認識することができる。
図19に示した例では、指導者は作成者分類リストを参照することで「作成者A」と「作成者B」が同一のグループに属することを容易に認識できる。指導者は文書データの作成傾向が似ている作成者の集合を認識できれば、文書データの作成に関する指摘事項を各作成者に共通した指摘事項として検討できる。よって、指導者は作成者ごとに個別に指摘事項を検討する必要が無くなるので文書作成指導にかかる負担が軽減される。
また、この実施形態では文書データ処理装置1は問題の発生頻度をそのまま用いて作成者分類を行なったが、これに限らず例えば相対発生頻度を用いてもよい。相対発生頻度rfは以下の式(3)によって求められる。
Figure 2007256806
この式(3)で示したafは単一の指定項目番号に関わる不適切事項の発生頻度であり、nは文書のチェック回数である。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置と接続される作成者端末の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置と接続される指導者端末の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の記憶部に記憶されるチェックリストデータベースの構成例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置が取り扱う各種情報の遷移例を示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置に入力される文書データの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置に入力された文書データチェック部が生成したエラーリストの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の記憶部に記憶される問題点データベースの一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部が生成した統計結果の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置のレポート生成部が生成した不適切事項の発生頻度のグラフの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置のレポート生成部が生成した不適切事項の発生頻度のグラフの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部が生成した統計結果の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態にしたがった文書データ処理装置のレポート生成部が生成した不適切事項の発生頻度のグラフの一例を示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置が取り扱う各種情報の遷移例を示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の統計処理部が生成した統計結果の一例を表形式で示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置の作成者分類部が生成した作成者分類リストの一例を示す図。 本発明の第2の実施形態にしたがった文書データ処理装置による作成者分類形態の一例を示す図。 従来の文書チェック手法の一例を示す図。 従来の文書データチェック手法の一例を示す図。
符号の説明
1…文書データ処理装置、2…作成者端末装置、3…指導者端末装置、11,21,31…制御部、12,22,32…記憶部、13,23,33…文書データチェック部、14,24,34…記録処理部、15,25,35…統計処理部、16…レポート生成部、17,25,35…入出力インタフェース、18,26,36…バス、19…作成者分類部。

Claims (5)

  1. 文書データを入力する文書入力手段と、
    この入力した文書データ中の予め定められた条件に従った不適切事項を検出する検出手段と、
    この検出手段が検出した不適切事項のうち同一の前記条件にしたがった不適切事項の発生頻度を条件ごとに集計する集計手段と、
    この集計手段による集計結果の分析条件を入力する条件入力手段と、
    この条件入力手段により入力した条件にしたがって前記集計手段による集計結果を分析する分析手段と
    を備えたことを特徴とする文書データ処理装置。
  2. 前記文書入力手段は、異なる文書データをそれぞれ入力し、
    前記集計手段は、
    前記検出手段が検出した不適切事項のうち同一の前記条件にしたがった不適切事項の発生頻度を前記条件および文書データごとに集計する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書データ処理装置。
  3. 前記集計手段は、
    前記文書入力手段が複数の作成者による文書データをそれぞれ入力した場合で前記検出手段が検出した不適切事項のうち同一の前記条件にしたがった不適切事項の発生頻度を条件および作成者ごとに集計する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書データ処理装置。
  4. 前記分析手段は、
    前記集計手段により集計した不適切事項の発生頻度に関わる前記各条件の類似度が予め定められた基準を満たす各作成者の情報を関連付けて出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の文書データ処理装置。
  5. コンピュータを
    文書データを入力する文書入力手段、
    この入力した文書データ中の予め定められた条件に従った不適切事項を検出する検出手段、
    前記検出手段が検出した不適切事項のうち同一の前記条件にしたがった不適切事項の発生頻度を条件ごとに集計する集計手段、
    この集計手段による集計結果の分析条件を入力する条件入力手段、
    この条件入力手段により入力した条件にしたがって前記集計手段による集計結果を分析する分析手段
    として機能させるようにした、コンピュータ読み取り可能な文書データ処理プログラム。
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