JP2007256053A - 位置計測方法及びデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スループットの低下を招かずに物体の位置情報を高い精度で計測することができる位置計測方法及び装置、並びに当該方法を用いるデバイス製造方法を提供する。
【解決手段】まず、ウェハ等の物体上の計測対象領域R1を撮像して得られた画像信号と、予め求められている第1テンプレート信号との相関を求めて、物体の第1位置情報を求める。次に、計測対象領域R1内を撮像して得られた信号に基づいて、計測対象領域R2の位置計測に用いる第2テンプレート信号を生成する。そして、計測対象領域R2内を撮像して得られた第2信号と第2テンプレート信号との相関を求めて、物体の第2位置情報を求める。
【選択図】図6
【解決手段】まず、ウェハ等の物体上の計測対象領域R1を撮像して得られた画像信号と、予め求められている第1テンプレート信号との相関を求めて、物体の第1位置情報を求める。次に、計測対象領域R1内を撮像して得られた信号に基づいて、計測対象領域R2の位置計測に用いる第2テンプレート信号を生成する。そして、計測対象領域R2内を撮像して得られた第2信号と第2テンプレート信号との相関を求めて、物体の第2位置情報を求める。
【選択図】図6
Description
本発明は、物体の位置情報を計測する位置計測方法、及び当該方法を用いるデバイス製造方法に関する。
半導体素子、液晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド、その他のデバイスは、複数のマスクを交換しながら露光処理、現像処理、及び各種の基板処理(エッチング処理等)を数回〜数十回程度繰り返し行い、複数のレイヤを重ね合わせることにより製造される。露光装置を用いた露光処理においては、各レイヤを形成する度に、マスク及び基板の位置計測並びにマスクと基板との位置合わせ(以下、これらをアライメントという)を行うアライメント工程、露光光をマスクに照射してマスクを介した露光光で基板を露光する露光工程が行われる。
上記のアライメント工程では、アライメントセンサを用いてマスク又は基板の位置計測が行われる。ここで、基板上にはマスクに形成されたパターンを転写すべき領域である複数のショット領域が設定されており、基板の位置計測においては各ショット領域の位置が求められる。各ショット領域には位置計測用のマークが付設されており、このマークをアライメントセンサで計測することで各ショット領域の位置が求められる。基板のマークを計測するアライメントセンサは低倍(第1の倍率)の光学系と高倍(第1の倍率よりも高倍率の第2の倍率)の光学系とを備えており、まず低倍の光学系で計測視野を広くしてマークの大まかな位置情報を計測(サーチ計測)し、次いでサーチ計測の計測結果に基づいて基板の位置を補正した上で高倍の光学系で高い精度でマークの位置情報を計測(ファイン計測)している。
尚、以下の特許文献1には、まず基板上の全ショット領域のマークを計測し、その計測結果からショット領域の配列誤差の特徴を求め、次に得られたショット領域の配列誤差からショット領域毎に異なるアライメントモードを使用して目標位置を算出する方法が開示されている。また、以下の特許文献2には、基板上に形成されたパターンから特徴のあるパターンを複数抽出して位置計測用のテンプレートとし、そのテンプレートを用いて基板の位置情報を計測する方法が開示されている。
特許第3261793号公報
国際公開第05/001593号パンフレット
ところで、上述のサーチ計測では基板上に形成された数個(例えば、2個)のマーク(サーチマーク)の計測が行われるが、従来はスループットの低下を防止するために、位置計測処理に要する時間が極力短くなるように計測処理の仕様が定められている。例えば、サーチ計測で2つのマークを計測する場合には、1つ目のマークの画像情報を撮像してから2つ目のマークの画像情報を撮像するまでには基板の移動距離が長いため、ある程度画像情報の画像処理に要する時間が長くなってもスループットの低下は生じない。これに対し、2つ目のマークの画像情報を撮像してからファイン計測に移行する際には基板の移動距離が短いため、2つ目のマークの画像情報に対する画像処理に許容される時間は短くなるという状況にある。かかる状況の下では、2つ目のマークの画像情報を画像処理する際に許容される時間内で処理が終了するアルゴリズム等が採用されている。
しかしながら、短時間で処理が終了するアルゴリズムは高度な処理ができず、単純形状のパターンに対しての位置計測のみが可能である、或いは高精度な位置計測ができない等の制約が多い。サーチ計測は、上述の通り、マークの大まかな位置情報を求めるものであるが、サーチ計測結果に基づいて基板の位置補正を行った上でファイン計測が行われるため、最終的なファイン計測の計測精度を向上させるためにはラフ計測でもある程度の計測精度は必要になる。また、高度な処理ができないアルゴリズムでは誤検出する可能性が高く、ファイン計測での精度低下を引き起こす一因となる。このように、ファイン計測の計測精度を向上させる観点からはラフ計測においても極力精度が高い位置計測が可能なアルゴリズムを用いるのが望まれる。尚、このような要望は、ラフ計測の場合に限られず、物体上における複数位置の位置情報を計測する場合に求められる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、スループットの低下を招かずに物体の位置情報を高い精度で計測することができる位置計測方法及び装置、並びに当該方法を用いるデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明の第1の観点による位置計測方法は、物体(W)上の互いに離間した第1領域(P11)、及び第2領域(R2)を撮像して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、前記第1領域を撮像して得られた第1信号と、予め求められている第1テンプレート信号との相関を求めて、前記物体の第1位置情報を求める第1ステップ(S14)と、前記第1領域内(P11内のRR1)を撮像して得られた信号に基づいて、前記第2領域(R2)の位置計測に用いる第2テンプレート信号を生成する第2ステップ(S15)と、前記第2領域内(R2を含むP12)を撮像して得られた第2信号と前記第2テンプレート信号との相関を求めて、前記物体の第2位置情報を求める第3ステップ(S18)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、物体上の第1領域は予め求められている第1テンプレート信号を用いたテンプレートマッチング処理がなされ、第2領域については今計測しようとしているウェハを実際に撮像した信号から得られる第2テンプレート信号を用いたテンプレートマッチング処理がなされる。
また、本発明の第2の観点による位置計測方法は、物体(W)上の互いに離間した複数の領域を検出して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、前記物体上の第1領域(P21)を検出して得られた第1信号に基づいて、前記物体の第1位置情報を求める第1ステップ(S24)と、前記第1ステップでの検出結果に基づいて、前記第1領域から離間し、且つ該第1領域よりも大きさの小さい第2領域(R3)を特定する第2ステップ(S25)と、前記第2領域を検出して得られた第2信号に基づいて、前記物体の第2位置情報を求める第3ステップ(S28)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、物体上の第1領域を検出して得られた第1信号に基づいて第1位置情報が求められると共に、次に検出すべき第2領域(第1領域よりも小さい領域)の特定を行い、第2位置情報はその特定された小さい第2領域を検出することで得ることができるので、第2位置情報領域の計測に要する時間を第1位置情報よりも短縮することができる。
また、本発明の第3の観点による位置計測方法は、物体(W)上の互いに離間した第1領域、及び第2領域を検出して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、前記第1領域(P11)を検出して得られた第1信号に対して、第1位置算出手法を用いて前記物体の第1位置情報を求める第1ステップ(S14)と、前記第2領域(R2)を検出して得られた第2信号に対して、前記第1位置算出手法とは異なる第2位置算出手法を用いて前記物体の第2位置情報を求める第2ステップ(S18)と、前記第1ステップの検出結果と前記第2ステップの検出結果とに基づいて、前記物体の全体的な伸縮、及び回転を求める第3ステップ(S19)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、物体上の第1領域を撮像して得られた第1信号に対して第1位置算出手法を用いて第1位置情報を求め、第2領域を撮像して得られた第2信号に対して第2位置算出手法を用いて第2位置を求められる。
本発明の第1の観点による位置計測方法は、物体(W)上の互いに離間した第1領域(P11)、及び第2領域(R2)を撮像して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、前記第1領域を撮像して得られた第1信号と、予め求められている第1テンプレート信号との相関を求めて、前記物体の第1位置情報を求める第1ステップ(S14)と、前記第1領域内(P11内のRR1)を撮像して得られた信号に基づいて、前記第2領域(R2)の位置計測に用いる第2テンプレート信号を生成する第2ステップ(S15)と、前記第2領域内(R2を含むP12)を撮像して得られた第2信号と前記第2テンプレート信号との相関を求めて、前記物体の第2位置情報を求める第3ステップ(S18)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、物体上の第1領域は予め求められている第1テンプレート信号を用いたテンプレートマッチング処理がなされ、第2領域については今計測しようとしているウェハを実際に撮像した信号から得られる第2テンプレート信号を用いたテンプレートマッチング処理がなされる。
また、本発明の第2の観点による位置計測方法は、物体(W)上の互いに離間した複数の領域を検出して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、前記物体上の第1領域(P21)を検出して得られた第1信号に基づいて、前記物体の第1位置情報を求める第1ステップ(S24)と、前記第1ステップでの検出結果に基づいて、前記第1領域から離間し、且つ該第1領域よりも大きさの小さい第2領域(R3)を特定する第2ステップ(S25)と、前記第2領域を検出して得られた第2信号に基づいて、前記物体の第2位置情報を求める第3ステップ(S28)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、物体上の第1領域を検出して得られた第1信号に基づいて第1位置情報が求められると共に、次に検出すべき第2領域(第1領域よりも小さい領域)の特定を行い、第2位置情報はその特定された小さい第2領域を検出することで得ることができるので、第2位置情報領域の計測に要する時間を第1位置情報よりも短縮することができる。
また、本発明の第3の観点による位置計測方法は、物体(W)上の互いに離間した第1領域、及び第2領域を検出して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、前記第1領域(P11)を検出して得られた第1信号に対して、第1位置算出手法を用いて前記物体の第1位置情報を求める第1ステップ(S14)と、前記第2領域(R2)を検出して得られた第2信号に対して、前記第1位置算出手法とは異なる第2位置算出手法を用いて前記物体の第2位置情報を求める第2ステップ(S18)と、前記第1ステップの検出結果と前記第2ステップの検出結果とに基づいて、前記物体の全体的な伸縮、及び回転を求める第3ステップ(S19)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、物体上の第1領域を撮像して得られた第1信号に対して第1位置算出手法を用いて第1位置情報を求め、第2領域を撮像して得られた第2信号に対して第2位置算出手法を用いて第2位置を求められる。
本発明によれば、スループットの低下を招かずに、及び/又は、誤計測の削減を図りつつ、物体の位置情報を高い精度で計測することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による位置計測方法及びデバイス製造方法について詳細に説明する。
〔露光装置〕
図1は、本発明の実施形態による位置計測方法及びデバイス製造方法が用いられる露光装置EXの概略構成を示す側面図である。尚、図1に示す露光装置EXは、半導体素子を製造するための露光装置であって、所謂ステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影型の露光装置である。尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。このXYZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、露光時におけるレチクルR及びウェハWの同期移動方向(走査方向)はY方向に設定されているものとする。
図1は、本発明の実施形態による位置計測方法及びデバイス製造方法が用いられる露光装置EXの概略構成を示す側面図である。尚、図1に示す露光装置EXは、半導体素子を製造するための露光装置であって、所謂ステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影型の露光装置である。尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。このXYZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、露光時におけるレチクルR及びウェハWの同期移動方向(走査方向)はY方向に設定されているものとする。
図1に示す露光装置EXは、レチクルR上のX方向に延びるスリット状(矩形状又は円弧状)の照明領域を均一な照度を有する露光光ELで照明する照明光学系ILSと、レチクルRを保持するレチクルステージRSTと、レチクルRのパターンDPの像をフォトレジストが塗布されたウェハW上に投影する投影光学系PLと、ウェハWを保持するウェハステージWSTと、これらを制御する主制御系MCとを含んで構成されている。
照明光学系ILSは、光源ユニット、オプティカル・インテグレータを含む照度均一化光学系、ビームスプリッタ、集光レンズ系、レチクルブラインド、及び結像レンズ系等(何れも不図示)を含んで構成されている。この照明光学系の構成等については、例えば特開平9−320956に開示されている。ここで、上記の光源ユニットとしては、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)、若しくはF2レーザ光源(波長157nm)、Kr2レーザ光源(波長146nm)、Ar2レーザ光源(波長126nm)等の紫外レーザ光源、銅蒸気レーザ光源、YAGレーザの高調波発生光源、固体レーザ(半導体レーザ等)の高調波発生装置、又は水銀ランプ(i線等)等を使用することができる。
レチクルステージRSTは、真空吸着又は静電吸着等によりレチクルRを保持するものであり、照明光学系の下方(−Z方向)に水平に配置されたレチクル支持台(定盤)11の上面上で走査方向(Y方向)に所定ストロークで移動可能に構成されている。また、このレチクルステージRSTは、レチクル支持台11に対してX方向、Y方向、及びZ軸回りの回転方向(θZ方向)にそれぞれ微小駆動可能に構成されている。レチクルステージRST上の一端には移動鏡12が設けられており、レチクル支持台11上にはレーザ干渉計(以下、レチクル干渉計という)13が配置されている。レチクル干渉計13により検出されたレチクルステージRSTの位置情報は、装置全体の動作を統轄制御する主制御系MCに供給される。主制御系MCは、レチクルステージRSTを駆動するレチクル駆動装置14を介してレチクルステージRSTの動作を制御する。
上述した投影光学系PLは、複数の屈折光学素子(レンズ素子)を含んで構成され、物体面(レチクルR)側と像面(ウェハW)側との両方がテレセントリックで所定の縮小倍率β(βは例えば1/4,1/5等)を有する屈折光学系が使用されている。この投影光学系PLの光軸AXの方向は、XY平面に直交するZ方向に設定されている。尚、投影光学系PLが備える複数のレンズ素子の硝材は、露光光ELの波長に応じて、例えば石英又は蛍石が用いられる。
ウェハステージWSTは、投影光学系PLの下方(−Z方向)に配置されており、真空吸着又は静電吸着等によりウェハWを保持する。このウェハステージWSTは、ウェハ支持台(定盤)16の上面上で走査方向(Y方向)に所定ストロークで移動可能に構成されているとともに、X方向及びY方向にステップ移動可能に構成されており、更にZ方向へ微動(X軸回りの回転及びY軸回りの回転を含む)可能に構成されている。このウェハステージWSTによって、ウェハWをX方向及びY方向へ移動させることができ、またウェハWのZ方向の位置及び姿勢(X軸周りの回転及びY軸周りの回転)を調整することができる。ウェハステージWST上の一端には移動鏡17が設けられており、ウェハステージWSTの外部にはレーザ光を移動鏡17の鏡面(反射面)に照射するレーザ干渉計(以下、ウェハ干渉計という)18が設けられている。ウェハ干渉計18の検出結果は主制御系MCに供給される。主制御系MCは、ウェハ干渉計18の検出結果に基づいてウェハ駆動装置19を介してウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御する。
また、本実施形態の露光装置EXは、送光系20a及び送光系20bから構成され、投影光学系PLに関してレチクルR上の照明領域と共役なウェハW上の露光スリット領域の内部及びその近傍に設定された複数の検出点でそれぞれウェハWの表面のZ方向(光軸AX方向)の位置を検出する多点AFセンサ20を投影光学系PLの側方に備える。多点AFセンサ20は、投影光学系PLの光軸AX方向におけるウェハWの表面位置及び姿勢(X軸,Y軸周りの回転θX,θY:レベリング)を検出するものである。この多点AFセンサ20の検出結果は主制御系MCに供給される。主制御系MCは、多点AFセンサ20の検出結果に基づいてウェハ駆動装置19を介してウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御する。
更に、本実施形態の露光装置EXは、投影光学系PLのY方向の側面に、ウェハWの位置情報を計測するためのアライメントセンサ21が配置されている。このアライメントセンサ21は、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等の撮像素子を備えており、FIA(Field Image Alignment)方式で計測視野内に配置されたウェハW上を撮像する。尚、アライメントセンサ21の光軸は、投影光学系PLの光軸AXと平行とされている。以上のアライメントセンサ21の詳細な構成は、例えば特開平9−219354号公報及びこれに対応する米国特許第5,859,707号等に開示されている。また、アライメントセンサ21は、低倍(第1の倍率)の光学系と高倍(該第1の倍率よりも高倍率の第2の倍率)の光学系とを備えており、低倍の光学系で計測視野を広くしてアライメントマーク(サーチアライメントマーク兼ファイン(EGA)アライメントマーク)AMの大まかな位置情報を計測(サーチアライメント計測)し、高倍の光学系で高い精度でアライメントマークAMの位置情報を計測(ファインアライメント(EGA)計測)する。アライメントセンサ21で撮像された画像信号は主制御系MCに供給される。そして、主制御系MCにおいて、各種の処理が行われてウェハWの位置情報(例えば、アライメントマークAMの位置情報)が求められる。
ここで、主制御系MCで行われる各種処理には、例えば折り返し自己相関処理、所定のテンプレートを用いたテンプレートマッチング処理、前述の特許文献2に開示された方法を用いてウェハW上に形成されたパターンの特徴部分(特徴パターン)を抽出し、その抽出した特徴パターンに相当する信号をテンプレート信号として使用してテンプレートマッチングを行う処理(以下では、「回路パターンマッチング処理」という)等がある。或いは、エッジ位置計測処理(アライメントマークAMの輪郭を求める処理、得られた輪郭からアライメントマークをなすマーク要素各々のエッジ位置を検出する処理、検出したエッジ位置からマーク中心を求める処理)等がある。尚、ウェハWにはアライメントマークAMが複数形成されているが、図1においては簡略化のために1つのみを図示している。
本実施形態においては、ウェハW上に形成されたアライメントマークAMを計測してその位置情報を計測するのみならず、ウェハW上に形成されたパターンを撮像して、そのパターンからアライメントマークAMの位置情報を間接的に計測することも可能である。つまり、上記の回路パターンマッチング処理では、ウェハW上に形成されたパターンのうちの特徴部分を抽出し、その抽出した特徴パターンとアライメントマークAMとの設計上の位置関係から、アライメントマークAMの位置情報を間接的に求めることができる。また、回路パターンマッチング処理では、ウェハ上にサーチアライメントマークが存在していない場合でも、回路パターンのウェハ上での設計上の位置関係から、そのショット領域の位置情報を間接的に求めることができる。尚、回路パターンマッチング処理は、従来のテンプレートマッチング処理よりも処理に要する時間が長いが、ウェハWがウェハステージWST上に載置されたときの位置誤差(プリアライメントの位置誤差)を従来よりも許容することができ、更に高い精度で位置計測することができるという利点がある。
主制御系MCは、求められたサーチアライメントマークの位置情報に基づいて、引き続きEGA計測を行うようにアライメントセンサ21を制御する。ここで、EGA計測とは、ウェハ上の複数のショット領域(計測サンプルショット領域)に付随してそれぞれ設けられている、EGA計測用マークAMの位置を計測することである。通常は、3ショット領域以上のサンプルショットのEGAマークAMの位置が計測され、その各マークAMの計測結果を統計演算処理(EGA演算処理)することにより、ウェハ上の全てのショット領域の配列座標が求められる。尚、EGA計測においては、アライメントセンサ21の光学系を、前述の高倍(第2の倍率)の光学系に切り換えた上で、高精度なマーク計測を行う。
尚、本実施形態では、EGAマークとサーチマークと兼用したマークAMを使用しているため、サーチ計測用ショットと、EGA計測用ショットとを兼用するようにすれば全体としてウェハ計測時間の短縮を図ることができる。例えば、2つ目のサーチショットをサーチ計測した後に、アライメントセンサ21を高倍光学系に設定して引き続きその2つ目のサーチショットに付随したマークAMを最初のEGA計測マークとしてEGA計測を開始するようにすれば、2つ目のサーチ計測から1つ目のEGA計測までにウェハを移動させる距離が極めて短いものにすることができて、計測スループットを短縮できる効果がある。勿論、サーチ計測ショットとEGA計測ショットとを、完全に異なる組み合わせにするようにしても良い。そして、主制御系MCの制御の下、EGA計測により求めたショット領域の配列に従って、ウェハ駆動装置19を介してウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御しながら、レチクルステージRSTとの相対的な位置関係を調整しつつ、ウェハ上をレチクルパターンで露光する処理を行う。
主制御系MCには、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の端末装置TEが接続されている。この端末装置TEは、キーボード等の入力装置及び液晶表示装置等の表示装置を備えており、入力装置から入力されたユーザの指示を主制御系MCに出力するとともに、主制御系MCから出力される露光装置EXの動作状態を示す各種情報を表示装置に表示する。端末装置TEを介したユーザの指示には種々のものがあるが、例えばウェハWの位置情報を計測する際に用いる処理の種類(上述のテンプレートマッチング、回路パターンマッチング、エッジ位置計測処理等)を選択する指示がある。また、本実施形態では、マーク毎に処理の種類を変えることが可能である。具体的には、サーチ計測時には複数(例えば、2個)のサーチマークが計測されるが、各サーチマークの位置を計測するために用いるアルゴリズムを変えることができる。サーチマークの計測に用いるアルゴリズムも端末装置TEから指示することができる。
次に、レチクルRのパターンが転写されるウェハWについて説明する。図2は、ウェハWの全体を示す平面図である。ウェハWは、例えばシリコン等の半導体基板であり、その上面には、図2に示す通り、X方向及びY方向に複数のショット領域SAが配列されている。レチクルRのパターンは、これらショット領域SAを単位として転写される。即ち、ウェハWには、ショット領域SAを単位としてレチクルRの繰り返しパターンが形成されている。各ショット領域SAはX方向又はY方向に延びる複数のストリートライン(スクライブライン)によって各々分離されている。ストリートラインSL上には、各ショット領域SAに付随するアライメントマークAMが形成されている。
本実施形態では、ウェハW上に複数設けられたショット領域SAのうち、図2中において斜線を付した2つのショット領域SA1,SA2に付随するアライメントマークAMがサーチマークとして用いられるものとする。図3は、ショット領域SA1の拡大図である。図3に示す通り、ストリートラインSL上であって、ショット領域SA,SA1の近傍にはアライメントマークAMがそれぞれ形成されている。ショット領域SA1に付随して形成されたアライメントマークAMがサーチマークM1として用いられる。また、図3に示す通り、ショット領域SA,SA1に形成されたパターンのうちの特徴パターンが形成された領域に符号PTを付してある。
尚、図3に示したアライメントマークAMは、Y方向に延びる矩形形状のマーク要素がX方向に複数配列されたライン・アンド・スペースパターンであるが、本実施形態で用いられるアライメントマークAMは、この種のマークに限られる訳ではなく、任意のマークを用いることができる。また、各ショット領域SAに付随するアライメントマークAMをサーチマークの兼用として用いるのではなく、アライメントマークAMとは別にサーチ計測専用のサーチマークを形成しても良い。
図2に示す通り、サーチマーク計測用のショット領域SA1,SA2は、極力離間するように配置されている。これは、1つのサーチマークの計測結果に基づいて、ウェハWのX方向の位置ずれ及びY方向の位置ずれのみならず、ウェハWのXY平面内の回転を高精度に計測するためである。但し、ウェハWの端部は中心部よりも変形量が大きいと考えられるため、ある程度端部から離間した位置に配置されたショット領域SA1,SA2がサーチ計測用ショットとして用いられている。
〔位置計測方法〕
次に、本発明の実施形態による位置計測方法について、ウェハW上に形成されたサーチマークを計測する場合を例に挙げて説明する。尚、サーチマークの計測においては、ショット領域SA1に付随するサーチマークM1、ショット領域SA2に付随するサーチマークM2の順で計測されるものとする。まず、サーチマークM1,M2とアライメントセンサ21が撮像する領域との関係について説明する。サーチ計測では、サーチマークM1が含まれる領域、サーチマークM2が含まれる領域をそれぞれアライメントセンサ21で撮像し、得られた画像信号の画像処理を行って、サーチマークM1,M2の位置情報を求めるのが基本である。
次に、本発明の実施形態による位置計測方法について、ウェハW上に形成されたサーチマークを計測する場合を例に挙げて説明する。尚、サーチマークの計測においては、ショット領域SA1に付随するサーチマークM1、ショット領域SA2に付随するサーチマークM2の順で計測されるものとする。まず、サーチマークM1,M2とアライメントセンサ21が撮像する領域との関係について説明する。サーチ計測では、サーチマークM1が含まれる領域、サーチマークM2が含まれる領域をそれぞれアライメントセンサ21で撮像し、得られた画像信号の画像処理を行って、サーチマークM1,M2の位置情報を求めるのが基本である。
しかしながら、上述した通り、本実施形態では、ウェハW上に形成されたパターンの特徴パターンを抽出し、その結果から間接的にサーチマークM1,M2の位置情報を計測することもできる。このため、図4に示す通り、アライメントセンサ21でサーチマークM1,M2の何れかが含まれる領域を撮像した場合、及びサーチマークM1,M2の何れも含まれないサーチマークM1,M2の近傍の領域を撮像した場合の何れの場合においてもサーチマークM1,M2の計測が可能である。
図4は、サーチマークM1とアライメントセンサ21による撮像位置との位置関係を説明するための図である。尚、図4において、一点鎖線で示す矩形形状の領域はアライメントセンサ21でサーチ計測を行う際に一度に計測される計測対象領域を示している。つまり、この領域の大きさがアライメントセンサ21の計測視野の大きさを示しており、この領域の大きさを単位としてウェハW上が撮像される。尚、図4においては、計測対象領域の大きさ(アライメントセンサ21の計測視野の大きさ)をショット領域の大きさと同程度に図示しているが、これらの大小関係は任意で良い。図4に示す計測対象領域P1にはサーチマークM1と特徴パターンの形成領域PTとが含まれており、計測対象領域P2にはサーチマークM1は含まれずに特徴パターンの形成領域PTが含まれている。
主制御系MCは、アライメントセンサ21で計測対象領域P1を撮像して得られる画像情報から、サーチマークM1の位置を直接求めることができ、また、その画像情報から特徴パターンを抽出して特徴パターンとサーチマークM1との設計上の位置関係からサーチマークM1の位置情報を間接的に求めることもできる。或いは、アライメントセンサ21で計測対象領域P2を撮像して得られる画像情報から特徴パターンを抽出し、抽出した特徴パターンとサーチマークM1との設計上の位置関係からサーチマークM1の位置情報を間接的に求めることもできる。尚、サーチマークM1を計測する場合のみならず、サーチマークM2を計測する場合も同様である。
以上の通り、本実施形態では、サーチマークM1,M2を計測する場合には、必ずしもこれらを撮像する必要はない。このため、以下の説明では、サーチマークM1,M2の計測といった場合には、サーチマークM1,M2の何れかのみがアライメントセンサ21の計測視野に配置された状態で行う場合、サーチマークM1,M2の何れか及び特徴パターンの形成領域PTがアライメントセンサ21の計測視野に配置された状態で行う場合、並び特徴パターンの形成領域PTのみがアライメントセンサ21の計測視野に配置された状態で行う場合の全ての場合を含むものとする。
また、サーチマークM1,M2を計測する場合には、サーチマークM1,M2、及びこれらの近傍に形成された特定パターンの形成領域PTの少なくとも1つが含まれる領域がアライメントセンサ21で撮像される。よって、サーチマークM1に関する計測対象領域には、サーチマークM1とサーチマークM1の近傍に位置する特定パターンの形成領域PTとの少なくとも一方が含まれ、サーチマークM2に関する計測対象領域には、サーチマークM2とサーチマークM2の近傍に位置する特定パターンの形成領域PTとの少なくとも一方が含まれる。次に、サーチマークM1,M2を順に計測する方法について説明する。サーチマークM1,M2を計測する方法として以下に説明する複数種類の計測方法がある。以下、これらの計測方法について順に説明する。尚、これらの計測方法は、ユーザが端末装置TEを操作して指示することにより選択される。
〈第1計測方法〉
本計測手法では、テンプレートマッチング方法により、ウェハの位置計測を行うものである。上述のように、サーチアライメントでは、ウェハ上の2箇所をサーチ計測するものであるが、その2箇所のうちの最初の箇所に対して使用するテンプレート(第1のテンプレート信号)は、予め用意しておくものとする。
本計測手法では、テンプレートマッチング方法により、ウェハの位置計測を行うものである。上述のように、サーチアライメントでは、ウェハ上の2箇所をサーチ計測するものであるが、その2箇所のうちの最初の箇所に対して使用するテンプレート(第1のテンプレート信号)は、予め用意しておくものとする。
この第1のテンプレート信号としては、例えば、回路パターンの設計上のデータに基づいて、予め特徴的なパターン(後述する特徴パターンのPT)を抽出しておき、その抽出した回路パターンの設計データに対して像形成シミュレーションを施して作成された信号を、第1のテンプレート信号として記憶しておく。そして、ロット内のウェハ(ロット先頭のウェハも含めて)の、それぞれ最初のサーチ箇所をサーチ計測する際には、その記憶した第1のテンプレート信号を使って、テンプレートマッチング処理を行うものとする(つまり、図6に示された計測対象領域P11を、特徴パターンPTと同じサイズの第1テンプレートを使ってテンプレートマッチングを行う)。
或いは、前述の特許文献2に開示された方法を使って、実際にウェハを撮像した画像データの中から特徴パターンを抽出して、その抽出した特徴パターン(後述の特徴パターンPT)に相当する画像データを第1のテンプレート信号として使用するようにしても良い。この手法で第1テンプレート信号を作成する場合について、以下にその手順を説明する。まず、ロット先頭のウェハ(1枚目のウェハ)に対して、ウェハ上の2箇所のサーチアライメント処理を、従来と同様の手法(従来のサーチアライメント処理手法)で行っておく。その後で、その1枚目のウェハの最初のサーチ計測箇所を、再度サーチ計測(撮像)処理して、その最初のサーチ計測領域の画像信号を得る。そして、その得られた画像信号の中から、特許文献2の手法を用いて特徴的なパターンを抽出する。
尚、この特徴パターンは、ウェハが特定のプリアライメント精度の下でウェハステージ上に投入された際に、そのプリアライメント精度の範囲内でサーチ計測系の計測視野に変動があったとしても、そのサーチ計測系の計測視野内に必ず存在することとなるパターンである。そして、その抽出された特徴パターンに相当する信号を第1テンプレート信号として記憶する。そして、以降のウェハ(ロット内の2枚目以降のウェハ)において、それぞれ1つめのサーチ計測箇所をサーチ計測する際には、その記憶した第1のテンプレート信号を使ってテンプレートマッチング処理を行うものとする(つまり、図6に示された計測対象領域P11を、特徴パターンPTと同じサイズの第1テンプレートを使ってテンプレートマッチングを行う)。
以降では、上述のようにして第1のテンプレート信号が予め得られた後に実行される処理について、図5,図6を用いて説明する。尚、第1のテンプレート信号を、上述の特許文献2の手法で作成した場合(つまり、ロット内の先頭ウェハを用いて第1テンプレート信号を作成した場合)においては、図5の処理はロット内の2枚目以降のウェハに対する処理となる。
図5はサーチマークM1,M2の第1計測方法を示すフローチャートであり、図6は第1計測方法を用いてサーチマークM1,M2を計測する状態を示す上面図である。尚、図6に示す通り、サーチマークM1が付随するショット領域SA1、及びサーチマークM2が付随するショット領域SA2の内部には同様のパターンが形成されており、そのパターンには特徴パターンの形成領域PTが含まれているものとする。
サーチ計測が開始されると、まず主制御系MCは、サーチマークM1の設計上の位置情報に基づいて、ウェハ干渉計18の検出結果をモニタしつつウェハステージWSTを駆動し、サーチマークM1に関する計測対象領域P11がアライメントセンサ21の計測視野に配置されるようウェハWを移動させる(ステップS11)。ここでは、計測対象領域P11に特徴パターンの形成領域PTが含まれているものとする。ウェハWの移動を終えると、アライメントセンサ21でサーチマークM1に関する計測対象領域P11を撮像する(ステップS12)。撮像された画像信号は、主制御系MCに供給される。
サーチマークM1に関する計測対象領域P11の撮像を終えると、主制御系MCは、ウェハ干渉計18の検出結果をモニタしつつウェハステージWSTを駆動し、サーチマークM2の計測のためにウェハWの移動を開始する(ステップS13)。また、主制御系MCは、アライメントセンサ21から供給された画像信号(計測対象領域P11を撮像した画像信号)に対して、(既述のような手法でもって)予め求められている第1のテンプレート信号を使って、所謂テンプレートマッチング計測処理を行う。そして、このテンプレートマッチング処理において、両信号間における相関値が最も高くなる位置を求める。その求められた位置は、アライメントセンサ21が撮像した画像信号の中において(即ち、計測対象領域P11の画像信号の中で)、上述の特徴的なパターン(特徴パターンPT)が存在する位置(特定パターンを代表する代表位置)ということになる。次に、この代表位置を基準として、特徴パターンとサーチマークM1との設計上の位置関係からサーチマークM1の位置情報を算出する(ステップS14)。
サーチマークM1の位置情報が算出されると、主制御系MCは、ステップS12で得られた画像信号からサーチマークM2の位置計測に用いるテンプレート(第2のテンプレート信号)を新たに作成する(ステップS15)。ここで、サーチマークM2の位置計測のためのテンプレート(第2のテンプレート信号)を新たに作成する理由は、サーチマークM1の位置計測の際に探索した計測対象領域P11よりも狭い探索範囲を探索できるようにすると共に、テンプレートのサイズも小さくすることでその計測処理に要する時間を短縮するためである。
この第2のテンプレート信号を作成する手法としては、既述の特許文献2に記載の手法を用いる方法が挙げられる。主制御系MCは、サーチマークM1に関する計測対象領域P11を撮像して得られた画像信号から、サーチマークM2の位置を計測する際に使用するテンプレート(第2のテンプレート)を作成するための画像信号を切り出す。この画像信号の切り出しは、サーチマークM1の計測結果から算出されるサーチマーク位置のオフセット(XY座標系におけるサーチマークM1の設計値と実測値との差異/X,Yオフセット)と、そのオフセットから推定されるウェハの回転及び伸縮を鑑みて決定される。
具体的に図6を用いて説明すると、まず、計測対象領域P11よりも小さく、且つ特徴パターンの形成領域PTが含まれる所定サイズの領域R1を仮定する。その領域R1が上述のオフセットや、想定されるウェハの伸縮、回転を鑑みて取りうるべき位置に位置された場合(領域R1′、領域R1″)であっても、必ず取りうる領域(3つの領域R1,R1′,R1″が重なる領域)RR1が切り出される領域となる。そして、この領域RR1に含まれ、パターンPT(第1のテンプレート)のサイズよりも小さく、且つ3つの領域を足し合わせた領域(R1+R1′+R1″)の中で特徴的なパターンを含む領域(例えば、図中のT2)に相当する画像信号を、第2のテンプレート信号として抽出して記憶する。このようにして、領域P11のサーチ画像から、サーチマークM2の位置計測をするための第2のテンプレート信号が作成されることになる。
尚、第2のテンプレート信号を求める際には、必ずしも上記手法(上記特許文献2の手法)を用いなくても良い。例えば、サーチマークM1の位置計測結果に基づいて、上記マーク位置オフセット、及び推定されるウェハ伸縮、ウェハ回転を考慮して、特徴的なパターン領域が存在するであろう領域T2を推定し、その推定された領域に相当する画像信号を第2のテンプレート信号として記憶するようにしても良い。
上記ステップS14,S15でなされる一連の処理は、ウェハWがウェハステージにより、サーチマークM1を計測するための位置から、サーチマークM2を計測するための位置へ移動している最中に行われる。尚、サーチマークM2の位置計測を行う際に、テンプレートマッチング計測処理がなされる領域としては、計測対象領域(サーチ計測領域/サーチアライメントの視野領域)P12よりも小さい領域R2(上記領域R1と同サイズで且つ付随するショットに関する位置関係が同じ位置関係となる位置に存在する領域)が設定されることになる。
そのサーチマークM2の位置計測を行うには、まずサーチマークM2に関する計測対象領域P12をアライメントセンサ21の計測視野内に配置する(ステップS16)。この計測対象領域P12には、特徴パターンの形成領域PTが含まれており、当然ながら、領域R2、領域T2も含まれている。ウェハWの配置(サーチマークM2の計測位置へのウェハステージの移動)が完了すると、アライメントセンサ21でサーチマークM2に関する計測対象領域P12を撮像する(ステップS17)。
ステップS17で撮像された画像信号は、主制御系MCに供給される。アライメントセンサ21から画像信号が供給されると、主制御系MCはステップS15で求めたテンプレート(第2のテンプレートT2)を用いてテンプレートマッチング計測処理を行い、サーチマークM2の位置計測を行う(ステップS18)。尚、ここで行われるテンプレートマッチングは、アライメントセンサ21で撮像されたサーチマークM2に関する計測対象領域P12の全体ではなく、ショット領域SA2内における特徴パターンPTの周辺の領域R2(領域R1と同じ大きさ)に相当する画像信号に対して、第2のテンプレート信号(領域T2に相当するテンプレート信号)を使って行うものである。このため、計測処理に要する時間を短縮することができ、サーチマークM2の位置情報を高速に求めることができる。以上の処理を終えると、サーチマークM1,M2の計測結果からウェハWのX方向及びY方向の位置ずれ量並びにウェハWのXY面内における伸縮量及び回転量を求め(ステップS19)、それらを補正した上で、ファイン計測に移行する。
以上の通り、第1のサーチマークM1の位置計測を行う際には、予め求められている第1のテンプレート(上述の回路パターンマッチング処理の手法(上述の特許文献2に開示されている手法)の一部を用いて、或いは回路パターンの設計値から抽出した特徴パターンを光学シミュレーションして得られたテンプレート信号)を使って、テンプレートマッチング計測処理を行うので、スループットの低下を招くことなく、サーチマークM1の位置を高精度に求めることができる。
尚、上述の回路パターンマッチング処理の手法を用いてテンプレートを作成するには、処理に時間を要するが、第1サーチ計測位置から第2サーチ計測位置へウェハWが移動している最中に、その処理手法を使って第2のテンプレートを作成するようにすれば、テンプレート作成処理時間をウェハWの移動に隠すことができる。また、その第2テンプレートを第1のテンプレートよりも小さくすることもできるので、第2のサーチマークM2の位置計測を、正確で且つ高速(短時間)に行うことが可能となる。
尚、以上の説明では、サーチマークM1,M2に関する計測対象領域P11,P12の双方にサーチマークM1,M2が含まれていない例について説明したが、計測対象領域P11,P12の双方にサーチマークM1,M2がそれぞれ含まれている場合にも適応が可能である。かかる場合には、例えば、サーチマークM1に関する計測対象領域P11に含まれる特徴パターンの形成領域PTからサーチマークM1の位置情報を間接的に求めるとともに、画像信号からサーチマークM1を含む領域を切り出して新たなテンプレートを作成し、そのテンプレートを用いてテンプレートマッチングによりサーチマークM2の位置情報を直接求めても良い。
また、上述した例では、サーチマークM2の位置計測にテンプレートマッチングを用いたが、そのテンプレートマッチングに用いるテンプレートをX方向又はY方向に沿う一次元データに変換し、その変換後のデータをテンプレートとして用いても良い。かかる場合には、テンプレートマッチングを行う画像信号をX方向又はY方向に積算して一次元データに変換し、一次元データ同士でテンプレートマッチングを行う。かかる一次元データを用いることで、位置計測処理を高速化することができるとともに、積算によるノイズの平滑効果を得ることができ、高速、ロバストなサーチ計測が可能となる。
〈第2計測方法〉
図7はサーチマークM1,M2の第2計測方法を示すフローチャートであり、図8は第2計測方法を用いてサーチマークM1,M2を計測する状態を示す上面図である。尚、本計測方法では、テンプレートマッチング以外にエッジ位置計測処理等を用いることができる。また、第1計測方法では、サーチマークM1,M2の位置計測処理に異なるアルゴリズムを用いていたが、本計測方法はサーチマークM1,M2の位置計測処理に同じアルゴリズムを用いる場合、異なるアルゴリズムを用いる場合の双方の場合に適用することができる。
図7はサーチマークM1,M2の第2計測方法を示すフローチャートであり、図8は第2計測方法を用いてサーチマークM1,M2を計測する状態を示す上面図である。尚、本計測方法では、テンプレートマッチング以外にエッジ位置計測処理等を用いることができる。また、第1計測方法では、サーチマークM1,M2の位置計測処理に異なるアルゴリズムを用いていたが、本計測方法はサーチマークM1,M2の位置計測処理に同じアルゴリズムを用いる場合、異なるアルゴリズムを用いる場合の双方の場合に適用することができる。
サーチ計測が開始されると、主制御系MCは、サーチマークM1に関する計測対象領域P21がアライメントセンサ21の計測視野に配置されるようウェハWを移動させ(ステップS21)、サーチマークM1に関する計測対象領域P21を撮像する(ステップS22)。サーチマークM1に関する計測対象領域P21の撮像を終えると、主制御系MCは、サーチマークM2の計測のためにウェハWの移動を開始する(ステップS23)。
また、主制御系MCは、アライメントセンサ21から供給された画像信号に対してエッジ位置計測処理を行い、サーチマークM1の位置情報を計測する(ステップS24)。次いで、主制御系MCは、ステップS22で得られた画像信号からサーチマークM2を計測すべき領域である特定領域を設定する(ステップS25)。ここで、特定領域としては、例えば図8中のサーチマークM2が含まれる領域R3を設定する。図8に示す通り、サーチマークM1,M2の周囲には同様のパターンが形成されているため、計測対象領域P21の画像信号からサーチマークM2を計測すべき領域である特定領域を特定できる。
以上の処理を終えると、主制御系MCは、移動中のウェハWを減速させ、サーチマークM2に関する計測対象領域P22をアライメントセンサ21の計測視野に配置し(ステップS26)、アライメントセンサ21でサーチマークM2に関する計測対象領域P22を撮像する(ステップS27)。アライメントセンサ21から画像信号が供給されると、主制御系MCは、画像信号からステップS25で特定した領域に関する信号を抽出し、その抽出した信号を用いてサーチマークM2の位置情報を算出する(ステップS28)。
ここではアライメントセンサ21で撮像されたサーチマークM2に関する計測対象領域P22の全体ではなく、ステップS25で特定された領域R3に関する信号のみを用いてサーチマークM2の位置計測が行われるため、サーチマークM2の位置情報を高速に求めることができる。以上の処理を終えると、サーチマークM1,M2の計測結果からウェハWのX方向及びY方向の位置ずれ量並びにウェハWのXY面内における回転量を補正した上で、ファイン計測に移行する。以上の通り、計測範囲が広いサーチマークM1の位置情報計測はウェハWの移動中に行い、サーチマークM2の位置計測は範囲を特定して行っているため、スループットの低下を招かずに短時間で位置計測を行うことができる。
〈第3計測方法〉
図9は、第3計測方法を用いてサーチマークを計測する状態を示す上面図である。本計測方法では、サーチマークが異なる種類のマークを含む場合を対象としており、2つ目のサーチ計測の際には、例えばマークの形状が簡易で計測により時間がかからない方のマークを計測することで、計測スループットの向上を図るものである。図9に示す通り、サーチマークM1が「十」形状のマークm11と、それよりも形状が簡易な「−」形状のマークm12とからなり、サーチマークM2が「十」形状のマークm21と「−」形状のマークm22とからなる場合を考える。本計測方法では、まず、計測対象範囲P31を撮像して得られる画像信号に含まれるマークm11に関する信号からサーチマークM1の位置情報(X,Y方向の位置情報)を計測する。次に、計測対象範囲P32を撮像して得られる画像信号に含まれる形状が簡易な方のマークm22に関する信号からサーチマークM2の位置情報を計測する。
図9は、第3計測方法を用いてサーチマークを計測する状態を示す上面図である。本計測方法では、サーチマークが異なる種類のマークを含む場合を対象としており、2つ目のサーチ計測の際には、例えばマークの形状が簡易で計測により時間がかからない方のマークを計測することで、計測スループットの向上を図るものである。図9に示す通り、サーチマークM1が「十」形状のマークm11と、それよりも形状が簡易な「−」形状のマークm12とからなり、サーチマークM2が「十」形状のマークm21と「−」形状のマークm22とからなる場合を考える。本計測方法では、まず、計測対象範囲P31を撮像して得られる画像信号に含まれるマークm11に関する信号からサーチマークM1の位置情報(X,Y方向の位置情報)を計測する。次に、計測対象範囲P32を撮像して得られる画像信号に含まれる形状が簡易な方のマークm22に関する信号からサーチマークM2の位置情報を計測する。
ここで、サーチマークM1の計測結果からウェハWのX,Y方向の位置ずれを求め、サーチマークM1,M2の計測結果からXY面内におけるウェハWの回転量を計測している。尚、マークm11,m12、マークm21,m22、及びサーチマークM1,M2は所定の位置関係をもって配置されているため、これらのマークをアライメントセンサ21の計測視野に配置することは問題がない。尚、「−」形状のマークm22の計測時間を短縮するために、第2実施形態と同様に、マークの計測範囲を特定しても良い。
尚、以上のサーチ計測を終えると、その計測結果に基づいてウェハWの位置が補正され、ファイン計測に移行してEGA計測によりショット領域の配列が求められる。そして、その配列に従ってウェハWの位置合わせを行って各ショット領域が露光される。
m11,m12 マーク
m21,m22 マーク
P11,P12 計測対象領域
P21,P22 計測対象領域
P31,P32 計測対象領域
W ウェハ
m21,m22 マーク
P11,P12 計測対象領域
P21,P22 計測対象領域
P31,P32 計測対象領域
W ウェハ
Claims (9)
- 物体上の互いに離間した第1領域、及び第2領域を撮像して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、
前記第1領域を撮像して得られた第1信号と、予め求められている第1テンプレート信号との相関を求めて、前記物体の第1位置情報を求める第1ステップと、
前記第1領域内を撮像して得られた信号に基づいて、前記第2領域の位置計測に用いる第2テンプレート信号を生成する第2ステップと、
前記第2領域内を撮像して得られた第2信号と前記第2テンプレート信号との相関を求めて、前記物体の第2位置情報を求める第3ステップと
を含むことを特徴とする位置計測方法。 - 前記第2ステップは、前記第1領域内であって且つ該第1領域よりも狭い領域である特定領域を撮像して得られた信号に基づいて、前記第1領域よりも狭い前記第2領域をテンプレートマッチング処理する際に使用する前記第2テンプレート信号を生成するステップであることを特徴とする請求項1記載の位置計測方法。
- 物体上の互いに離間した複数の領域を検出して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、
前記物体上の第1領域を検出して得られた第1信号に基づいて、前記物体の第1位置情報を求める第1ステップと、
前記第1ステップでの検出結果に基づいて、前記第1領域から離間し、且つ該第1領域よりも大きさの小さい第2領域を特定する第2ステップと、
前記第2領域を検出して得られた第2信号に基づいて、前記物体の第2位置情報を求める第3ステップと
を含むことを特徴とする位置計測方法。 - 前記第1ステップ及び前記第3ステップは、共に同一の位置算出手法を用いて前記物体の位置情報を求めることを特徴とする請求項3記載の位置計測方法。
- 前記第1ステップ及び前記第3ステップは、互いに異なる位置算出手法を用いて前記物体の位置情報を求めることを特徴とする請求項3記載の位置計測方法。
- 物体上の互いに離間した第1領域、及び第2領域を検出して、前記物体の位置情報を計測する位置計測方法であって、
前記第1領域を検出して得られた第1信号に対して、第1位置算出手法を用いて前記物体の第1位置情報を求める第1ステップと、
前記第2領域を検出して得られた第2信号に対して、前記第1位置算出手法とは異なる第2位置算出手法を用いて前記物体の第2位置情報を求める第2ステップと
前記第1ステップの検出結果と前記第2ステップの検出結果とに基づいて、前記物体の全体的な伸縮、及び回転を求める第3ステップと
を含むことを特徴とする位置計測方法。 - 前記第1位置算出手法が前記第1位置情報を求めるのに要する時間は、前記第2位置算出手法が前記第2位置情報を求めるのに要する時間よりも長いことを特徴とする請求項6記載の位置計測方法。
- 前記物体上には所定のパターンが繰り返される繰り返しパターンが形成されており、
前記第1領域及び前記第2領域は、前記所定のパターンの少なくとも一部が共に含まれるように前記物体上に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の位置計測方法。 - 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の位置計測方法を用いて、前記物体としての基板の位置情報を計測する工程と、
前記計測工程の計測結果に基づいて位置決めされた前記基板上に、所定のデバイスパターンを露光転写する工程と
を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006080342A JP2007256053A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 位置計測方法及びデバイス製造方法 |
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JP2006080342A JP2007256053A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 位置計測方法及びデバイス製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018174011A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 住友重機械工業株式会社 | 位置検出装置及び位置検出方法 |
-
2006
- 2006-03-23 JP JP2006080342A patent/JP2007256053A/ja not_active Withdrawn
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