JP2007255657A - 鞘管工法用パイプ - Google Patents

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和成 鎌込
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Abstract

【課題】十分な強度を確保しつつ、パイプ全体の外径を抑制すると共に、カラーが邪魔にならないリフトイン工法などの鞘管工法用パイプを提供すること。
【解決手段】管本体10と、この管本体10の一端部に取り付けられたカラー20とを備えると共に、カゴ型の管運搬台車2を使用して非開削で管路を更生するリフトイン工法などの鞘管工法に利用される鞘管工法用パイプ1であって、管本体10は、強化プラスチックによって形成されると共に、一端部に中間部11よりも外径の小さい受口側小径部12を有し、カラー20は、管本体10よりも硬質な金属によって形成されると共に、受口側小径部12に内周面が接着され且つ先端部が受口側小径部12よりも軸方向に延在されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、管本体の一端部に取り付けられたカラーを備えると共に、管運搬台車を使用して非開削で管路を更生する鞘管工法に利用される鞘管工法用パイプに関するものである。
従来から、強化プラスチック製推進管の一端に、同一軸心のカラーを嵌着して受口を形成した推進管継手が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この推進管継手では、推進管の一端の外周面を管軸方向所要長さにわたって同一深さ欠如して他の部分よりも小径とし、この小径部にパッキングを介してカラーを嵌着している。
ここで、カラーと推進管との外径を同一にすると共に、推進管の一端の欠如深さをカラーの厚みとパッキングの圧縮厚みの和になるようにして、カラーの外周面と推進管の外周面とを面一にしている。
特開2000−28036号公報
ところで、上述の推進管継手では、推進管及びカラーが共に強化プラスチックによって形成されており、十分な強度を確保するためにそれぞれの厚みを大きくしなければならず、推進管継手の全体の外径が非常に大きくなるという問題が生じていた。
特に、リフトイン工法などの鞘管工法では管路の断面積が比較的小さいために管全体の外径が大きくならないようにする必要があり、管の厚みが大きくなると、その分内径が小さくなって必要流量を確保できないおそれがあった。
そこで、この発明は、十分な強度を確保しつつ、パイプ全体の外径を抑制すると共に、カラーが邪魔にならない鞘管工法用パイプを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、管本体と、この管本体の一端部に取り付けられたカラーとを備えると共に、管運搬台車を使用して非開削で管路を更生する鞘管工法に利用される鞘管工法用パイプであって、前記管本体は、強化プラスチックによって形成されると共に、前記一端部に中間部よりも外径の小さい受口側小径部を有し、前記カラーは、前記管本体よりも硬質な金属によって形成されると共に、前記受口側小径部に内周面が接着され且つ先端部が前記受口側小径部よりも軸方向に延在されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞘管工法用パイプにおいて、前記カラーの内周面には、前記受口側小径部との間に介在される非膨張性パッキンと、この非膨張性パッキンに隣接する水膨張性パッキンとが設けられていることを特徴としている。
本願請求項1の発明によれば、カラーが管本体よりも硬質な金属によって形成されているので、厚みを大きくしなくとも十分な強度を確保することができ、管本体の厚みやカラーの厚みを抑制することができる。そのため、パイプの外径を抑制しつつ、内径を大きくして必要流量を確保することが可能となる。
また、カラーを管本体の一端部に設けられた受口側小径部に接着することで、カラーが管本体の外周面から径方向にほとんど突出することがなくなり、カラーが邪魔になることを防止できる。
これにより、鞘管工法の使用に有効な鞘管工法用パイプを提供することが可能となる。
本願請求項2の発明によれば、カラーの内周面と受口側小径部との間に非膨張性パッキンが介在されるので、カラーと管本体との間に隙間が生じず、確実に密着させることが可能となる。
さらに、非膨張性パッキンに隣接して水膨張性パッキンが設けられているので、他のパイプがカラー内に挿入された際に、この他のパイプとカラーとの間に水が浸入しても、この水により水膨張性パッキンが膨張する。
そのため、他のパイプとカラーとの間が確実に止水でき、漏水を防止することができる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の鞘管工法用パイプを説明する。
図1において、1は本発明に係る鞘管工法用パイプ(以下、パイプという)であり、管本体10と、この管本体10の一端部に取り付けられたカラー20とを備えている。
このパイプ1は、例えば非開削で管路を更生する鞘管工法の一つであるリフトイン工法に使用されるものである。
リフトイン工法とは、図5に示すように、カゴ型の管運搬台車2を使用して既設管K内の所定位置までパイプ1を運搬して管路を更生する工法である。
なお、カゴ型の管運搬台車2は、図5に示す低重心バッテリーカー3によって移動させられることが一般的であるが、既設管Kの内径が小さい場合やバッテリーカー3が使用できない場合は人力で運搬する。
このようなリフトイン工法により、軌条設置や台車設置スペースが不要になって管路の2サイズダウン更生が可能になると共に、パイプ1の長距離運搬が可能となる。そのため、施工工程や交通規制を抑制し、コスト減縮を図ることができる。
この鞘管工法に使用されるパイプ1の管本体10は、繊維強化プラスチック(FRP)によって形成されており、ここではガラス繊維、不飽和ポリエステル樹脂、硅砂を含む強化プラスチック複合管である。
この管本体10は、図2に示すように、両端部の外周面が軸方向所定長さにわたって一定深さ削られ、それぞれ中間部11よりも外径の小さい受口側小径部12と、差口側小径部13とが形成されている。
受口側小径部12は、カラー20が取り付けられて他のパイプ1が差し込まれる受口にされている。この受口側小径部12の切削深さは、カラー20の厚みと後述する非膨張性パッキン21の厚みとの和にほぼ等しくされている。
差口側小径部13は、先端に先細りとなるテーパ面13aが形成され、他のパイプ1に差し込まれる差口にされている。この差口側小径部13の切削深さは、カラー20の厚みと後述する水膨張性パッキン22の厚みとの和にほぼ等しくされている。
カラー20は、両端が開口した円筒形状を呈しており、管本体10よりも硬質な金属によって形成されると共に、外周面20a及び内周面20bの全面にわたって腐食防止塗料(図示せず)が塗布されている。
さらに、このカラー20の内周面20bには、非膨張性ゴムにより形成された非膨張性パッキン21と、水膨張性ゴムにより形成された水膨張性パッキン22とが設けられている。
なお、「非膨張性ゴム」とは、水に浸されても水分を含まずに体積が変化しない性質を有するゴム材であり、「水膨張性ゴム」とは、水に浸されると水分を含んで体積が膨張する性質を有するゴム材のことである。
非膨張性パッキン21は、表面が平坦なリング形状を呈しており、カラー20の内周面20bに接着剤(図示せず)で接着固定されている。また、この非膨張性パッキン21の軸方向長さは、受口側小径部12の軸方向長さと同じ長さになっている。
水膨張性パッキン22は、表面に内側に向かって先細りになった断面三角形状の突条22aが複数設けられたリング形状を呈しており、非膨張性パッキン21と隣接してカラー20の内周面20bに接着剤(図示せず)で接着固定されている。各突条22aは、それぞれ非膨張性パッキン21側に向かって傾斜している。また、この水膨張性パッキン22の軸方向長さは、差口側小径部13の軸方向長さと同じ長さになっている。
そして、このカラー20は、非膨張性パッキン21の内周面が図示しない接着剤によって管本体10の受口側小径部12に接着固定されている。これにより、受口側小径部12とカラー20との間に非膨張性パッキン21が介在される。
またこのとき、水膨張性パッキン22が設けられたカラー20の先端側は、受口側小径部12よりも軸方向に突出するように延在されている。
次に、この発明の鞘管工法用パイプ1の作用について説明する。
このパイプ1を施工するには、まずパイプ1をカゴ型の管運搬台車2で担ぎ上げ、このカゴ型の管運搬台車2ごとバッテリーカー3によって既設管K内の所定位置まで運搬する。ここで、あらかじめ設けられた立坑Tからパイプ1やカゴ型の管運搬台車2、バッテリーカー3等を既設管K内に搬入する。
そして、あらかじめ既設管K内に設置されているパイプ1(以下、既設パイプ1という)に新たに搬入されたパイプ1´(以下、新設パイプ1´という)を接続する。
このパイプ1,1´の接続は、図4に示すように、既設パイプ1の受口側小径部12に取り付けられたカラー20内に、新設パイプ1´の差口側小径部13´を挿入することで行われる。
ここで、水膨張性パッキン22が挿入方向である非膨張性パッキン21側に向かって傾斜しているので、差口側小径部13´をカラー20内に挿入すると、水膨張性パッキン22が傾斜方向に撓んで差口側小径部13´を円滑に挿入することができる。
なお、この差口側小径部13´の先端にテーパ面13aが形成されているので、さらに円滑に挿入することができる。
そして、カラー20内に挿入された差口側小径部13´は既設パイプ1の受口側小径部12の端面に突き当てられ、既設パイプ1の管本体10の内周面と、新設パイプ1´の管本体10´の内周面とが面一になる。
一方、差口側小径部13´は、切削深さがカラー20の厚みと水膨張性パッキン22の厚みとの和にほぼ等しくされているので、新設パイプ1´の管本体10´の外周面とカラー20の外周面とがほぼ面一になる。
さらに、受口側小径部12は、切削深さがカラー20の厚みと非膨張性パッキン21の厚みとの和にほぼ等しくされているので、既設パイプ1の管本体10の外周面とカラー20の外周面とがほぼ面一になっている。
これにより、カラー20が管本体10,10´の外周面から径方向にほとんど突出することがなくなり、カラー20が新設パイプ1´の施工時に邪魔になることを防止できる。特に、既設管Kが湾曲している場合に、カラー20が引っかかることがなくなり容易に既設パイプ1及び新設パイプ1´を通過させることが可能となる。
また、カラー20が管本体10、10´よりも硬質な金属によって形成されているので、カラー20や管本体10、10´の厚みを大きくすることなく十分な強度を確保することができる。そのため、既設パイプ1及び新設パイプ1´の外径を抑制しつつ、内径を大きくして必要流量を確保することが可能となる。
さらに、カラー20の内周面と受口側小径部12との間に非膨張性パッキン21が介在されているので、カラー20と管本体10との間に隙間が生じず、確実に密着させることが可能となる。
特に、ここでは非膨張性パッキン21が受口側小径部12に接着剤によって接着固定されているので、密着性を向上して漏水を確実に防止することができる。
そして、非膨張性パッキン21に隣接して水膨張性パッキン22が設けられているので、新設パイプ1´の差口側小径部13´がカラー20内に挿入された際に、新設パイプ1´とカラー20との間に水が浸入しても、この侵入した水により水膨張性パッキン22が膨張する。
そのため、新設パイプ1´とカラー20との間が確実に止水でき、漏水を防止することができる。
この発明に係る鞘管工法用パイプの全体を示す側面図である。 図1に示す鞘管工法用パイプの断面図である。 図2に示すA部の拡大図である。 既設パイプと新設パイプとを接合したときの要部拡大断面図である。 リフトイン工法の概要を示す説明図である。
符号の説明
1 鞘管工法用パイプ
2 カゴ型の管運搬台車
10 管本体
11 中間部
12 受口側小径部
20 カラー

Claims (2)

  1. 管本体と、この管本体の一端部に取り付けられたカラーとを備えると共に、管運搬台車を使用して非開削で管路を更生する鞘管工法に利用される鞘管工法用パイプであって、
    前記管本体は、強化プラスチックによって形成されると共に、前記一端部に中間部よりも外径の小さい受口側小径部を有し、
    前記カラーは、前記管本体よりも硬質な金属によって形成されると共に、前記受口側小径部に内周面が接着され且つ先端部が前記受口側小径部よりも軸方向に延在されていることを特徴とする鞘管工法用パイプ。
  2. 前記カラーの内周面には、前記受口側小径部との間に介在される非膨張性パッキンと、この非膨張性パッキンに隣接する水膨張性パッキンとが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞘管工法用パイプ。



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