JP2007255577A - リンク機構 - Google Patents

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Masakatsu Fujie
正克 藤江
Kazutaka Toyoda
和孝 豊田
Hiroshi Kobayashi
洋 小林
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Abstract

【課題】 一対の部材を平行状態のまま360度の範囲で相対回転可能にする。
【解決手段】 第1及び第2の部材11,12と、第1の部材11の下面側と第2の部材12の上面側との間にそれぞれ相対回転可能に連結された第1、第2及び第3の連結部材16,17,18とを備えてリンク機構10が構成されている。ここで、第1の部材11と第1の連結部材16との第1の連結点21、同部材11と第2の連結部材17との第3の連結点23、及び同部材11と第3の連結部材18との第3の連結点25は一直線上に配置されず、第2の部材12と第1の連結部材16との第2の連結点22、同部材12と第2の連結部材17との第4の連結点24、及び同部材12と第3の連結部材18との第6の連結点26も一直線上に配置されず、第1〜第4の連結点21〜24が平行四辺形の端点となり、第3〜第6の連結点23〜26が平行四辺形の端点となる。
【選択図】 図1

Description

本発明はリンク機構に係り、更に詳しくは、マスタースレーブ方式の手術支援ロボットのマスターマニピュレータにおけるアームの回転機構に好適となるリンク機構に関する。
近年、大きな切開を要さずに患者への負担を少なくする低侵襲手術が注目されており、この低侵襲手術を行うための手術支援ロボットが種々研究開発されている。この手術支援ロボットには、内視鏡や処置具等の術具を医師が遠隔操作するマスタースレーブ方式が採用されている。ここで、医師の操作装置となるマスターマニピュレータは、相互に平行となる一対のアームを含み、マスターマニピュレータに所望の回転動作を行わせるために、前記各アームは、その平行状態を維持したまま所定の部位を中心として回転運動可能にすることが要請される。ここで、特許文献1の医療用マニピュレータには、そのマスターマニピュレータの一部に平行リンク機構が設けられている。
図9に概略化して示されるように、この平行リンク機構50は、相互に平行となる一対のアーム51,51と、これらアーム51,51の図9中上下二箇所において、当該アーム51,51の各下面(図9中奥側の面)間を相対回転可能に連結する連結部材53,53とを備えている。
特開平8−224245号公報
しかしながら、前記平行リンク機構50にあっては、その構造上、一方のアーム51を他方のアーム51に対して360度回転させることができない。すなわち、各アーム51,51はほぼ同一面上に位置するため、図9の下側の連結部材53を固定した状態で、各アーム51,51を反時計方向に回転させると、図10に示されるように、回転途中で各アーム51,51が干渉してしまい、以降の同方向の回転が不可能になる。
そこで、このような問題に鑑み、本発明者らは、図11に示されるように、平行リンク機構50を変形させたリンク機構60を案出した。このリンク機構60は、図9の平行リンク機構50に対して連結部材53,53の連結状態を変えたものである。具体的に、ここでの連結部材53,53は、図11中右側のアーム51の下面(同図中奥側の面)と同図中左側のアーム51の上面とが、同図中上下二箇所で相対回転可能に連結される。
このリンク機構60では、各アーム51,51が同一面上に位置しなくなったため、一方のアーム51を他方のアーム51に対して360度回転させることが可能になったが、当該アーム51,51の回転過程で思案点が生じ、図12のような姿勢になることも可能で、このときには、各アーム51,51が相互に平行な状態とならない。従って、一方のアーム51を他方のアーム51に対して360度回転させる際に、各アーム51,51の平行状態を確実に維持することができない。
本発明は、このような課題に着目して案出されたものであり、その目的は、一方の部材が他方の部材に対して360度回転させることができ、しかも、当該回転過程において、これら部材の平行状態を確実に維持することができるリンク機構を提供することにある。
(1)前記目的を達成するため、本発明は、第1及び第2の部材と、これら第1及び第2の部材を連結する連結手段とを備えたリンク機構において、
前記連結手段は、前記第1の部材の下面側と前記第2の部材の上面側との間にそれぞれ連結される第1、第2及び第3の連結部材を備え、
前記第1の連結部材は、前記第1の部材との第1の連結点で相対回転可能に連結されるとともに、前記第2の部材との第2の連結点で相対回転可能に連結され、
前記第2の連結部材は、前記第1の部材との第3の連結点で相対回転可能に連結されるとともに、前記第2の部材との第4の連結点で相対回転可能に連結され、
前記第3の連結部材は、前記第1の部材との第5の連結点で相対回転可能に連結されるとともに、前記第2の部材との第6の連結点で相対回転可能に連結され、
前記各連結点は、前記第1、第3及び第5の連結点が一直線上に配置されず、且つ、前記第2、第4及び第6の連結点が一直線上に配置されず、且つ、前記第1〜第4の連結点が所定の平行四辺形の端点となり、且つ、前記第3〜第6の連結点が所定の平行四辺形の端点となるように位置設定される、という構成を採っている。
(2)また、前記第1、第3及び第5の連結点は、前記第1及び第3の連結点を結ぶ直線と前記第3及び第5の連結点を結ぶ直線とのなす角度がほぼ90度となるように位置設定される、という構成を採ることが好ましい。
なお、本特許請求の範囲及び本明細書において、特に明示しない限り、「上面」は、図1における手前側の面を意味し、「下面」は、同図における奥行側の面を意味する。
前記(1)の構成によれば、第1若しくは第2の部材のうち一方の部材が他方の部材に対してスムーズに360度回転させることができ、しかも、思案点を生じずに、常時、第1及び第2の部材を相互に平行な状態で相対回転させることができ、当該回転過程で各部材の平行状態を確実に維持することができる。
前記(2)のように構成することで、最も回転を安定的に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係るリンク機構は、マスタースレーブ方式の手術支援ロボットにおけるマスターマニピュレータの一部分に用いられるが、当該マスターマニピュレータの構造自体は、本発明の要旨ではないため説明を省略する。従って、以下においては、前記マスターマニピュレータに適用される本発明のリンク機構に焦点を絞り、概略化した図を用いて説明する。
図1には、本実施形態に係るリンク機構の概略斜視図が示されている。この図において、リンク機構10は、ほぼL字状の角材からなる図1中手前側の第1の部材11と、この第1の部材11の図1中奥側に配置され、第1の部材11とほぼ同一形状に設けられた第2の部材12と、これら第1及び第2の部材11,12を相対回転可能に連結する連結手段14とを備えて構成されている。
前記連結手段14は、第1の部材11の下面側と第2の部材12の上面側との間にそれぞれ連結される第1、第2及び第3の連結部材16,17,18を備えており、これら連結部材16〜18は、特に限定されるものではないが、角部分が面取りされた角材により形成されている。
前記第1の連結部材16は、第1及び第2の部材11,12の図1中各左端側間にピン等により回転可能に連結される。ここで、第1の部材11と第1の連結部材16との連結部位が第1の連結点21となり、また、第2の部材12と第1の連結部材16との連結部位が第2の連結点22となる。
前記第2の連結部材17は、第1及び第2の部材11,12の各屈曲部分間にピン等により回転可能に連結される。ここで、第1の部材11と第2の連結部材17との連結部位が第3の連結点23となり、また、第2の部材12と第2の連結部材17との連結部位が第4の連結点24となる。
前記第3の連結部材18は、第1及び第2の部材11,12の図1中各上端側間にピン等により回転可能に連結される。ここで、第1の部材11と第3の連結部材18との連結部位が第5の連結点25となり、また、第2の部材12と第3の連結部材18との連結部位が第6の連結点26となる。
前記第1〜第4の連結点21〜24は、所定の平行四辺形の端点となり、且つ、前記第3〜第6の連結点23〜26は、所定の平行四辺形の端点となるように設定されている。
次に、前記リンク機構10の動作について、図1〜図8により説明する。
先ず、第2の部材12を固定し、図1の状態から、第1の部材11を第2の部材12に対して反時計方向に45度回転させると、図2のような状態になる。更に、第1の部材11を第2の部材12に対して45度づつ反時計方向に回転させると、図3〜図8に示されるような状態となり、その後、図1の状態に戻る。このように、第1の部材11は、第2の部材12に対して常時平行な状態のまま全周回転(360度回転)させることができる。
なお、第1及び第2の部材11,12や第1〜第3の連結部材16〜18は、前記実施形態の形状に限定されず様々な形状を採用することができる。要するに、各連結点21〜26の位置関係として、第1の部材11上の各連結点すなわち第1、第3及び第5の連結点21,23,25が一直線上に配置されず、且つ、第2の部材12上の各連結点すなわち第2、第4及び第6の連結点22,24,26が一直線上に配置されず、且つ、第1〜第4の連結点21〜24が所定の平行四辺形の端点となり、且つ、第3〜第6の連結点23〜26が所定の平行四辺形の端点となっていればよい。
その他、本発明における各部の構成は図示構成例に限定されるものではなく、実質的に同様の作用を奏する限りにおいて、種々の変更が可能である。
本発明は、マスタースレーブ方式の手術支援ロボットのマスターマニピュレータの一部構造として適用可能である他、スレーブマニピュレータの構造等の手術支援ロボットの他の構造、更には、マスタースレーブ式の他の操作装置、多関節ロボットの作業装置、重機、車両、家具等の各種装置器具の回転機構の一部としても適用可能である。
本実施形態に係るリンク機構の概略斜視図。 図1の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略斜視図。 図2の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略平面図。 図3の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略平面図。 図4の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略平面図。 図5の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略平面図。 図6の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略平面図。 図7の状態から第1の部材を反時計方向に45度回転させた状態を示す概略平面図。 従来の平行リンク機構の概略斜視図。 図9の平行リンク機構で問題となる状態を示す概略斜視図。 図9の平行リンク機構を変形したリンク機構の概略斜視図。 図11のリンク機構で問題となる状態を示す概略斜視図。
符号の説明
10 リンク機構
11 第1の部材
12 第2の部材
14 連結手段
16 第1の連結部材
17 第2の連結部材
18 第3の連結部材
21 第1の連結点
22 第2の連結点
23 第3の連結点
24 第4の連結点
25 第5の連結点
26 第6の連結点

Claims (2)

  1. 第1及び第2の部材と、これら第1及び第2の部材を連結する連結手段とを備えたリンク機構において、
    前記連結手段は、前記第1の部材の下面側と前記第2の部材の上面側との間にそれぞれ連結される第1、第2及び第3の連結部材を備え、
    前記第1の連結部材は、前記第1の部材との第1の連結点で相対回転可能に連結されるとともに、前記第2の部材との第2の連結点で相対回転可能に連結され、
    前記第2の連結部材は、前記第1の部材との第3の連結点で相対回転可能に連結されるとともに、前記第2の部材との第4の連結点で相対回転可能に連結され、
    前記第3の連結部材は、前記第1の部材との第5の連結点で相対回転可能に連結されるとともに、前記第2の部材との第6の連結点で相対回転可能に連結され、
    前記各連結点は、前記第1、第3及び第5の連結点が一直線上に配置されず、且つ、前記第2、第4及び第6の連結点が一直線上に配置されず、且つ、前記第1〜第4の連結点が所定の平行四辺形の端点となり、且つ、前記第3〜第6の連結点が所定の平行四辺形の端点となるように位置設定されていることを特徴とするリンク機構。
  2. 前記第1、第3及び第5の連結点は、前記第1及び第3の連結点を結ぶ直線と前記第3及び第5の連結点を結ぶ直線とのなす角度がほぼ90度となるように位置設定されていることを特徴とする請求項1記載のリンク機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101919739A (zh) * 2010-09-07 2010-12-22 天津大学 一种具有大运动空间高结构刚性的微创机器人机械臂
JP2015194219A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 Sppテクノロジーズ株式会社 リンク装置

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