JP2007253060A - 除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント空調装置 - Google Patents

除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却能力に優れ、設備コスト廉価構造が簡易な除湿ロータを提供すること。
【解決手段】外周壁2と内周壁3の間に多数の隔壁4により互いに隔絶され、片側から反対側へ吹き抜ける空気通路Aが複数設けられてなる回転可能なドーナツ型円筒1を形成し、このドーナツ型円筒1を形成する外周壁および内周壁には多数の貫通孔2a、3aが穿設され、前記ドーナツ型円筒1の前記空気通路Aは回転軸に対して平行または同心円状に配列した隔壁4によって形成され、この隔壁4には複数の通気孔が穿ってあり、他方、前記空気通路Aと異なる方向に空気が通過するように前記ドーナツ型円筒の中心から外方に向かって多数配列した隔壁5によって空気通路Bを形成し、この空気通路Bは前記内周壁3の貫通3aに連通し、前記外周壁2の貫通孔2aから排出するように形成し、前記内周壁に内接して半周壁に多数の貫通孔6aを穿設し、片側側面が閉塞された固定部材6を配置してなる構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭空調システム等に使用される小型の除湿ロータに関する。特に、小型除湿ロータを備えたデシカント空調装置に関する。
従来のデシカント空調装置50においては、導入部と排気部の空気通路に跨って除湿ロータ51と顕熱ロータ52とを備えたものが主流であり、顕熱ロータ52の近傍にボイラやガスタービンの廃熱によって加熱された温水を循環する熱交換器53を必要としていた。
このような熱エネルギーを使用することであり、不経済であるという問題があった。さらに、顕熱ロータを使用することで、再生側より若干の湿度を持ち込むため、せっかく除湿ロータで下げた湿度を上げてしまうという問題もあった。
そこで、この問題を解決する手段として、家庭でも簡易に設置できる小型の除湿ロータが要望されている。
特開平11−132500号公報第1頁
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたもので、冷却能力に優れ、しかも設備コストやランニングコストが安価な除湿ロータを提供することである。
本発明の課題は、顕熱ロータなどを使用せず簡易な構成により小型のデシカント空調装置を提供することである。
前記課題を達成するために本発明における除湿ロータは、外周壁と内周壁の間に多数の隔壁により互いに隔絶され、片側から反対側へ吹き抜ける空気通路Aが複数設けられてなる回転可能なドーナツ型円筒を形成し、このドーナツ型円筒を形成する外周壁および内周壁には多数の貫通孔が穿設され、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aは回転軸に対して平行または同心円状に配列した隔壁によって形成され、この隔壁には複数の通気孔が穿ってあり、他方、前記空気通路Aと異なる方向に空気が通過するように前記ドーナツ型円筒の中心から外方に向かって平行または放射状に多数配列した隔壁によって空気通路Bを形成し、この空気通路Bは前記内周壁の貫通孔と前記外周壁の貫通孔とが連通してなり、
半円周壁に多数の貫通孔を穿設し、片側側面を閉塞してなる固定部材を前記ドーナツ型円筒の前記内周壁内に配設し、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aの吸気口から流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記内周壁の前記固定部材の側面開口部から流入した空気は、前記内周壁の半周壁の貫通孔から空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、前記空気通路Aを通過する空気は前記吸気口の反対側に除湿され乾燥されて排気される除湿ロータの構成である。
また、本発明の課題は、前記ドーナツ型円筒の内周壁の内側に密接して固定部材として固定筒を配置し、この固定筒の半円周壁にのみ空気が通過する通気孔を穿設してなり、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aに吸気口から流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記内周壁の前記固定筒の開口部から流入した空気は、前記固定筒の通気孔から前記内周壁の貫通孔、空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、前記空気通路Aを通過する空気は前記吸気口の反対側に除湿され乾燥されて排気される除湿ロータの構成によって達成できる。
更に、本発明の課題は、外気を導入する導入部と、外気または室内空気からの還気が排気通路を経由して再生外気として外部に排出される排気部とを隔壁を設けて形成し、前記導入部から導入された導入通路を経由する外気を除湿すると共に他方、排気通路の再生外気を吸引して温度を下げる機能を有する除湿ロータを前記導入部と前記排気通路に跨がって配置し、この除湿ロータによって除湿された外気を室内へ供給する給気側を適温、低湿度にすると共に室内からの排気通路を含む再生外気を高温、中湿度にして室内側に配置し、排気部の排気通路に設けた熱交換部によって温度を上昇させられた再生外気を排気するようにしたデシカント空調装置において、前記除湿ロータとして、外周壁と内周壁の間に多数の隔壁により互いに隔絶され、片側から反対側へ吹き抜ける空気通路Aが複数設けられてなる回転可能なドーナツ型円筒を形成し、このドーナツ型円筒を形成する外周壁および内周壁には多数の貫通孔が穿設され、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aは回転軸に対して平行または同心円状に配列した隔壁によって形成され、この隔壁には複数の通気孔が穿ってあり、他方、前記空気通路Aと異なる方向に空気が通過するように前記ドーナツ型円筒の中心から外方に向かって平行または放射状に多数配列した隔壁によって空気通路Bを形成し、この空気通路Bは前記内周壁の貫通孔と前記外周壁の貫通孔とが連通してなり、半円周壁に多数の貫通孔を穿設し、片側側面を閉塞してなる固定部材を前記ドーナツ型円筒の前記内周壁内に嵌合配設し、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aの吸気口から流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記内周壁の前記固定部材の側面開口部から流入した空気は、前記内周壁の半周壁の貫通孔から空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、前記空気通路Aを通過する空気は前記吸気口の反対側に除湿され乾燥されて排気する除湿ロータを備えたデシカント空調装置の構成で達成できる。
このように構成された除湿ロータは、除湿が必要な空気は、温度の低い空気との接触による熱交換作用により効率良く顕熱が奪われるので、空調に適合する適正な温度の乾燥空気を得ることが可能となる。
また、本発明における除湿ロータは、複数の前記空気通路を隔壁で仕切られた層状に形成し、一方の空気通路Aには常温の外気の空気を導入し、排気する供給通路となし、この空気通路Aと直行する方向に形成される隣接する他方の空気通路Bには温度の低い冷気を吹き込む、または空気通路A内に水分を吸収し易い吸水性物質が配置されていてもよい。前記空気通路Aを形成する隔壁には複数の通気孔が形成されている除湿ロータの構成により達成できる。
このように構成された除湿ロータを備えるデシカント空調装置は、顕熱ロータを備えていないから全体をコンパクトに製造することができる。省コストでコンパクトなデシカント空調装置を提供することが可能となる。
特に、本発明の除湿ロータを備えたデシカント空調装置の除湿ロータへ吸気する再生空気を温める温水コイルとして、熱源を太陽熱温水器の熱源を利用することにより、低いコストの空調装置を提供することができる。
本発明の除湿ロータは、常温より低い温度の冷気を供給して空気通路Bを通過させるとき空気通路Aを通過する常温の空気が除湿されて温度が低下して室内側に供給されるから、顕熱ロータを必要とせず、また、他の熱交換器も必要とせず、そのまま室内に供給することができる。
本発明の除湿ロータは、隔壁として吸水性能に優れる不織布、例えば紙材を使用するのが好ましい。空気通路A,Bを交差して形成して気化熱を利用しているから低廉の除湿装置を製造することができコンパクトの製造できるから家庭用としての需要が期待される空調装置である。
以上説明したように、本発明に係わる除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント空調装置は、隔壁により互いに隔絶された複数の空気通路が設けられたドーナツ型円筒としたことにより、顕熱ロータを使用せずに常温の外気が室内に供給する温度に低下させることができる。このドーナツ型円筒の内周壁内に供給する温度の低い冷気としては、外気などの空気の導入部に水を貯水する水槽部を配置し、ここを通過させて外気の温度を下げてよい。
また、隣接する一方の空気通路は乾燥した空気の通路となし、隣接する他方の空気通路には水分を吸収し易い吸水性物質が配置され、前記通路の隔壁には複数の孔が穿孔される構成にしたことにより、冷却に必要な乾燥した高温の空気は、気化する湿気を含んだ空気が直接触れ合うことなく気化現象により顕熱のみが効率良く奪われるので、空調に適合する適正な空気を得ることができる。
また、アトマイザー等の余分な設備を必要とせず、冷却用の水も気化蒸発を利用しているので、多大な量を必要とせず、設備コストの低減とランニングコストの低減を図ることができる。
更に、本発明における除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント装置は、前記隣接する空気通路の空気の流れは、互いに直交する方向なので、乾燥した高温の空気と気化蒸発する湿気を含んだ空気とは互いに直交する方向に動くので、効率よく冷却することができる。
本発明に係る除湿ロータの実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係わる除湿ロータの実施形態の概略を示す斜視図、図2は図1の除湿ロータの縦断断面図である。図3は図1の除湿ロータの実施形態の原理を概略説明図、図4は図3の要部を説明する断面図である。図5は本発明のデシカント空調装置の実施形態の概略説明図である。
図6は他の実施形態のデシカント空調装置の概略説明図である。図7は従来のデシカント空調装置を示す説明図である。
本発明の除湿ロータは、図1または図2に示すように、多数の貫通孔2aを有する外周壁2と同じく多数の貫通孔3aを有する内周壁3とドーナツ型円筒1に形成し、この外周壁2と内周壁3との間に平行板状または同心円状に多数の隔壁4を所定の間隔で軸線に平行または同心円状に設けて空気通路Aを形成し、外気側の流入口から吸気された空気が除湿ロータ1の片側(図1右側)を通過して排出される。このドーナツ型円筒1は回転可能に設けてある。
これら隔壁4間に内周壁3から外周壁2に向かって放射状に隔壁5を多数配列して空気通路Bを形成し、内周壁3の貫通孔3aから流入した空気が外周壁2の貫通孔2aから排気するように形成してある。この内周壁2の片方側は閉塞され遮断されている。この外周壁3と内周壁2とからなるドーナツ型円筒1は回転可能なように形成してある。
このドーナツ型円筒1の内部構造は図3または図4に示すように空気通路Aを形成する隔壁4,4と空気通路Bを形成する隔壁5,5とは交互に交差するように配列してある。空気通路Aには水分を吸収し易い吸水物質が充填されていてもよい。空気通路Bには低い温度の空気を通過させる。
この内周壁3の内周面に密接して固定部材である固定筒6が配置してあり、この固定筒6の半円周壁(図2の下半分側)には多数の通気孔6aが穿ってある。また、この固定筒6に代えて内周壁3内に開口部を分割する固定部材として仕切板を内周壁3の内面に密接して配置して分割して固定する。この分割された開口部の一方、例えば、図2に示すように下側にのみ湿気を含んだ空気を供給する。
隔壁4または隔壁5は、アルミ等の金属ケースの内部に熱伝導率の良好なアルミや銅等の金属やプラスチック等から薄く形成された複数の隔壁2をスタック状に設けたものである。この隔壁4の一方の側には空気通路Aである通路が形成されており、他方の側には水分を吸収し易い不織布等の吸水性物質が交互に配置され、前記空気通路Aに直交する空気通路Bである排気路を形成している。
この空気通路Bに送気する温度の低い空気として、湿気(水)を含んだ20〜30℃の空気、また、特開2004−116856号公報に記載されるような多段式間接気化冷却装置による冷気を送ることもできる。
このように構成される本発明の除湿ロータを説明する。
図面に示すドーナツ型円筒1の除湿ロータは、図1に示すように、内周壁3に密接する固定部材の円筒6内に温度の低い空気、冷気を手前側から吹き込むと同時に外気(または還気)の吸気口となっており、この外気が除湿ロータ1の吸水剤を配置した空気通路Bを通って空気通路Bの冷気と熱交換されて乾燥され高温の乾いた空気が外周壁2か排出される。
そして、除湿ロータのドーナツ型円筒1の吸入側の反対側が吐出側となっており、この除湿ロータで温度が上げられた乾燥空気が吐出側に排気されるようになっている。
さらに、この除湿ロータの図2における上側には、外気(室内)の温熱(再生)コイル7を通過した空気が空気通路Aを通過して吸水物質を再生してファン8により排気される。
従って、空気通路Aを通る高温の乾燥した空気と空気通路Bを通過して排出する方向は、互いに直交する方向となっており、この隔壁4に接触して空気通路Aを通過する高温の乾燥した空気が排気されるようになっている。
このように構成された除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント装置は、除湿ロータの図2下側の空気通路Aを通過した高温(60°C)の乾いた空気(絶対湿度8g/Kg)が通り、排気される。空気通路Bの冷気は気化現象を起こして水分が蒸発する。この蒸発気化現象により気化熱が奪われることとなる。この気化熱が奪われることにより隔壁4が熱せられ、空気通路Bを通過して排出される。
さらに、除湿ロータは冷却効果を高めるために、図3または図4に示すように、空気通路Aと空気通路Bの間の隔壁2に複数の通気孔2aが形成されており、乾燥した空気の一部(25〜30%程度)を空気通路Bに導入されるようになっている。そのため、空気通路Aの乾燥した高温の除湿空気は、直接湿った吸水性物質に当たるので、さらに気化現象を促進して冷却効果を高めることが可能となる。また、この状態においても空気通路A内の乾燥した空気は、その湿度(潜熱)は下がらずそのままの状態が保たれる。温度が上がらず充分な除湿が可能となる。
つぎに、上述した除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント空調装置を、図5を参照して説明する。図5においてデシカント空調装置は、給気送風機11により吸気口から導入された外気を除湿ロータ10にて乾燥し、高温化された空気を前述した室内(または外気)からの還気はフィルタを通過して再生コイル7に導入され、除湿ロータ10を通過させて排気送風機8により排気される。また、ボイラやマイクロガスタービンなどの廃熱を利用した温水を循環する温熱コイル7により加熱された空気を除湿ロータ10に供給し、空気通路Aの吸水性物質を再生し、この排気を排気送風機8により排気口より排気する。
このように構成されたデシカント空調装置は、除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント装置を備えたことで飛躍的に冷却を向上することができ、しかも様々な汎用空調機器に使用することができるのでその用途が飛躍的に拡大するものである。また、このデシカント空調装置は、複雑な機構ユニットを追加する必要がないのでコスト的にも安価となり、熱エネルギーを有効に使用することから熱エネルギーの節約もできる。
本発明の除湿ロータを備えたデシカント空調装置の他の実施形態を図6に示す。この場合の除湿ロータ10に供給する冷気として間接型気化装置の冷気を供給するようにしてある。
本発明に係わる除湿ロータの実施の形態を示す概略斜視図である。 図1の除湿ロータの断面図である。 (A)縦断正面図 (B)縦断側面図である。 図1の除湿ロータの内部構造を説明する斜視図である。 図3の概略説明の縦断側面図である。 本発明の除湿ロータおよびその除湿ロータを備えたデシカント空調装置の構成を示すブロック図である。 本発明のデシカント空調装置の他の実施形態の概略説明図である。 従来のデシカント空調装置を示す説明図である。
符号の説明
1 ドーナツ型円筒
2 外周壁
2a 貫通孔
3 内周壁
4 隔壁
5 隔壁
6 固定筒
7 温熱(再生)コイル
8 排気ファン
10 除湿ロータ
11 給気送風機

Claims (5)

  1. 外周壁と内周壁の間に多数の隔壁により互いに隔絶され、片側から反対側へ吹き抜ける空気通路Aが複数設けられてなる回転可能なドーナツ型円筒を形成し、このドーナツ型円筒を形成する外周壁および内周壁には多数の貫通孔が穿設され、
    前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aは回転軸に対して平行または同心円状に配列した隔壁によって形成され、この隔壁には複数の通気孔が穿ってあり、
    他方、前記空気通路Aと異なる方向に空気が通過するように前記ドーナツ型円筒の中心から外方に向かって平行または放射状に多数配列した隔壁によって空気通路Bを形成し、この空気通路Bは前記内周壁の貫通孔と前記外周壁の貫通孔とが連通してなり、
    半円周壁に多数の貫通孔を穿設し、片側側面を閉塞してなる固定部材を前記ドーナツ型円筒の前記内周壁内に嵌合配設し、
    前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aの吸気口から流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記内周壁の前記固定部材の側面開口部から流入した空気は、前記内周壁の半周壁の貫通孔から空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、前記空気通路Aを通過する空気は前記吸気口の反対側に除湿され乾燥されて排気されることを特徴とする除湿ロータ。
  2. 外周壁と内周壁の間に多数の隔壁により互いに隔絶され、片側から反対側へ吹き抜ける空気通路Aが複数設けられてなる回転可能なドーナツ型円筒を形成し、このドーナツ型円筒を形成する外周壁および内周壁には多数の貫通孔が穿設され、
    前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aは回転軸に対して平行または同心円状に配列した隔壁によって形成され、この隔壁には複数の通気孔が穿ってあり、
    他方、前記空気通路Aと異なる方向に空気が通過するように前記ドーナツ型円筒の中心から外方に向かって平行または放射状に多数配列した隔壁によって空気通路Bを形成し、この空気通路Bは前記内周壁の貫通孔と前記外周壁の貫通孔とが連通してなり、
    半円周壁に多数の貫通孔を穿設し、片側側面を閉塞してなる固定筒を前記ドーナツ型円筒の前記内周壁内に嵌合配設し、
    前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aの吸気口から流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記内周壁の前記固定部材の側面開口部から流入した空気は、前記内周壁の半周壁の貫通孔から空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、前記空気通路Aを通過する空気は前記吸気口の反対側に除湿され乾燥されて排気されることを特徴とする除湿ロータ。
  3. 外気を導入する導入部と、外気または室内空気からの還気が排気通路を経由して再生外気として外部に排出される排気部とを隔壁を設けて形成し、前記導入部から導入された導入通路を経由する外気を除湿すると共に他方、排気通路の再生外気を吸引して温度を下げる機能を有する除湿ロータを前記導入部と前記排気通路に跨がって配置し、この除湿ロータによって除湿された外気を室内へ供給する給気側を適温、低湿度にすると共に室内からの排気通路を含む再生外気を高温、中湿度にして室内側に配置し、排気部の排気通路に設けた熱交換部によって温度を上昇させられた再生外気を排気するようにしたデシカント空調装置において、
    前記除湿ロータとして、外周壁と内周壁の間に多数の隔壁により互いに隔絶され、片側から反対側へ吹き抜ける空気通路Aが複数設けられてなる回転可能なドーナツ型円筒を形成し、このドーナツ型円筒を形成する外周壁および内周壁には多数の貫通孔が穿設され、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aは回転軸に対して平行または同心円状に配列した隔壁によって形成され、この隔壁には複数の通気孔が穿ってあり、他方、前記空気通路Aと異なる方向に空気が通過するように前記ドーナツ型円筒の中心から外方に向かって平行または放射状に多数配列した隔壁によって空気通路Bを形成し、この空気通路Bは前記内周壁の貫通孔と前記外周壁の貫通孔とが連通してなり、半円周壁に多数の貫通孔を穿設し、片側側面を閉塞してなる固定部材を前記ドーナツ型円筒の前記内周壁内に嵌合配設し、前記ドーナツ型円筒の前記空気通路Aの吸気口から流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記内周壁の前記固定部材の側面開口部から流入した空気は、前記内周壁の半周壁の貫通孔から空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、前記空気通路Aを通過する空気は前記吸気口の反対側に除湿され乾燥されて排気する除湿ロータを配置してなることを特徴とするデシカント空調装置。
  4. 前記内周壁に内接して固定部材である固定筒を配置し、この固定筒の半円部周壁のみ空気抜け用の多数の開孔を穿設し、
    前記空気通路Aに流入した空気は回転軸に平行に吹き抜け排気されるとともに前記固定筒の開口部から流入した冷気は、前記開孔部から空気通路Bを経て外周壁の貫通孔から排出され、この空気通路Bを通過する冷気により除湿されて空気通路Aからの空気は室内側に排気され、他方、室内から温められた処理気体は前記除湿ロータの外部からの冷気が進入しない除湿ロータの再生側の空気通路Aを通過して排気されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の除湿ロータを備えたデシカント空調装置。
  5. 複数の前記空気通路を平行な層状に形成し、一方の空気通路Aは乾燥した空気を導入し、冷却して排気する供給通路となし、この空気通路Aと直行する方向に形成される隣接する他方の空気通路Bには外部に配置した冷気発生装置からの通過する冷気の水分を吸収し易い吸水性物質が配置され、前記空気通路Aを形成する隔壁には複数の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の除湿ロータを備えたデシカント空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101026394B1 (ko) 2008-11-04 2011-04-07 김천곤 흡습탑용 공기 유통 장치
JP2017051901A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社アースクリーン東北 除湿材、除湿ロータ、及び、デシカント空調装置
WO2022191023A1 (ja) * 2021-03-09 2022-09-15 シャープ株式会社 除湿機

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