JP2007250744A - 放熱構造体、電子機器、及びその製造方法 - Google Patents

放熱構造体、電子機器、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】電子機器の回路動作時において、電子部品からリード線及びプリント配線板へと伝導する熱を確実に放熱する。
【解決手段】電子部品13とプリント配線板11とを結線する一対のリード線15の各々に、1枚の第1平板状体23、または、1枚の第1平板状体と1枚以上の第2平板状体29とからなる放熱構造体17を、プリント配線板から離間して取り付ける。この放熱構造体の放熱面18は、プリント配線板の主表面11aに対し垂直となるように取り付けられる。
【選択図】図1

Description

この発明は、リード線、電子部品、プリント配線板を有する電子機器において、特に、リード線、及びリード線とプリント配線板との接続部を放熱するための放熱構造体に関する。
従来から、リード線、電子部品、及びプリント配線板を有する電子機器、つまり、リード線によって電気的に接続された、抵抗器、ダイオード、コンデンサ、その他の電子部品とプリント配線板とを有する電子機器が用いられている。この電子機器において、回路動作時に各電子部品が発熱し、その熱が、それらとプリント配線板とを結線するリード線、及びリード線とプリント配線板との接続部であるプリント配線板のスルーホールに熱伝導する。この熱伝導によって、プリント配線板が劣化してしまうという問題がある。この熱伝導による、このプリント配線板の劣化について、以下、簡単に説明する。
通常、抵抗器等の電子部品は、周囲の温度条件に応じて消費電力が設定される。例えば、周囲の温度が高い場合は、消費電力を抑えることによって、発熱を抑制する必要がある。また、消費電力の増大を抑制する、すなわち発熱を抑制する際には、電子部品本体に直接放熱構造体を取り付ける等の方法が用いられる。
しかし、電子部品本体に直接放熱構造体を取り付けることによって、電子部品本体の放熱を行うことは可能であるが、電子部品からの発熱により、リード線へ伝導し、更に、プリント配線板のスルーホールまで及ぶ熱については、この電子部品本体に取り付けた放熱構造体では抑制できない。このような熱伝導により、スルーホールの温度が上昇することによって、プリント配線板が劣化してしまうという問題が生じる。
ここで、上述の熱伝導による問題を解決するに当たり、例えば、特許文献1によって開示されたリード線、電子部品、及びプリント配線板を有する電子機器用の放熱構造体が知られている。特許文献1によれば、放熱構造体として、熱伝導性の良い銅合金や真鍮等の金属で構成されたフィンが、プリント配線板のスルーホール上に接触して設けられている。そして、このフィンにスルーホールまで達するように設けられた貫通孔に、一端が電子部品に接続されたリード線の他端を挿入し、固定する。そして、フィンを挿通したリード線の他端は、プリント配線板に接続されている。また、フィンは、2枚の平部と、この2枚の平部を連結する筒部とからなり、筒部にリード線を挿入するための貫通孔が設けられている。
この特許文献1によって開示された放熱構造体によれば、回路動作時において、電子部品からリード線に伝導した熱は、リード線が熱伝導性の良いフィンに挿入されている部分において放熱される。従って、電子部品で発生した熱が、プリント配線板まで伝導するのを防止できる。
また、リード線付き電子部品実装プリント配線板は、回路動作時において、伝導熱だけでなく、発熱している抵抗器等の電子部品本体が、直接プリント配線板に与える熱的影響についても考慮する必要がある。発熱している電子部品がプリント配線板に接触してしまうと、接触した部分及びその周辺部において、直接的な熱による温度上昇が起こり、その結果、プリント配線板の劣化が生じてしまう。従って、電子部品とプリント配線板との間に空間を確保する必要がある。通常は、リード線で電子部品を支持することによって、電子部品とプリント配線板との間に空間を確保する。しかし、リード線が細く、柔軟な場合においては、電子機器を支持した状態で固定することが困難である。
そこで、周知の通り、従来は、電子部品とプリント配線板とを結線しているリード線を用いて、以下のような方法によって、この電子部品とプリント配線板との間の空間を確保している。すなわち、細く、柔軟なリード線を用いる場合、耐熱性である樹脂系の接着剤によってリード線を硬化することにより、電子部品とプリント配線板との間の空間を保持した状態で、電子部品の位置が固定される。
実開平3−61386号公報
しかし、上述した特許文献1によって開示されたリード線、電子部品、及びプリント配線板を有する電子機器用の放熱構造体は、放熱を行うフィンが、プリント配線板のスルーホール上に接触して設けられている。従って、リード線から放熱された熱が、フィンを介してプリント配線板のスルーホール周辺部に伝導してしまう。そのため、特許文献1における放熱構造体では、プリント配線板のスルーホール周辺部における温度上昇を、完全に抑制することができない。
また、特許文献1における放熱構造体としてのフィンは、貫通孔に、一端が電子部品に接続されたリード線の他端が挿通されることによって、リード線に取り付けられる。そして、フィンが取り付けられた後、リード線の他端は、プリント配線板に接続される。そのため、このフィンは、リード線によって、電子部品とプリント配線板とを接続した後に、取り付けることができない。従って、電子機器の製造後において、例えば、電気用品安全法のチェック、ユーザークレーム等によって、既製の電子機器に放熱構造体を取り付ける必要が生じた場合においても、特許文献1におけるフィンでは、対応することが不可能である。
また、特許文献1における放熱構造体としてのフィンは、上述したように、リード線とプリント配線板とを接続するための半田付けを行う前に、リード線に取り付けなければならない。従って、リード線とプリント配線板との接続部に対して半田付けを行う時点において、既にリード線に放熱構造体が取り付けられている。そのため、この半田付けの際の熱が、放熱構造体によって放熱されてしまい、接続部の固定が十分になされない。従って、リード線とプリント配線板とが、確実に接続されず、接続不良が生じる恐れがある。
また、特許文献1における放熱構造体としてのフィンは、2枚の平部と、この2枚の平部を平部の中心部で連結する筒部とからなり、平部がプリント配線板に対して平行となるように、取り付けられる。従って、このフィンは、プリント配線板を水平方向に置く場合には、横方向に延びた構造となる。そのため、2枚の平部間において、熱が留まってしまい、放熱の効果を十分に奏し得ない。
また、従来周知の電子機器では、細く、柔軟なリード線を用いる場合は、電子部品とプリント配線板との間の空間を保持した状態で固定するために、耐熱性である樹脂系の接着剤によってリード線を硬化する工程を行う必要がある。しかし、この工程では、接着剤が固まるまで、電子機器の製造プロセスが中断されてしまう。従って、製造のスループットが悪化し、その結果、コストの増大にも繋がってしまう。
この発明の目的は、電子機器の回路動作時において、電子部品からリード線及びプリント配線板へと伝導する熱を確実に放熱できる放熱構造体、及びこの放熱構造体を具える電子機器を提供することにある。また、この放熱構造体を有する電子機器を製造するに当たり、電子部品、リード線及びプリント配線板を接続した後においても、放熱構造体の取り付けを可能とし、更に、細く、柔軟なリード線を用いる場合でも、製造のスループットが悪化することなく電子部品を固定できる電子機器の製造方法についても提案する。
そこで、上述の目的の達成を図るため、この発明の第1の要旨によれば、電子機器は以下のような特徴を有している。
すなわち、この発明の電子機器は、まず、平板状のプリント配線板と、電子部品と、一対のリード線とを具えている。このリード線は、一端が電子部品に接続され、他端がプリント配線板に接続されていて、電子部品をプリント配線板から離間させて支持している。更に、リード線の各々には、プリント配線板の主表面に垂直な平板状の放熱面を有する放熱構造体が、プリント配線板上から離間して取り付けられている。
ここで、上述の電子機器において、プリント配線板と放熱構造体との間に、台座を設けることによって、放熱構造体をプリント配線板上に固定する構成としてもよい。
また、この発明の第2の要旨によれば、放熱構造体は、以下のような特徴を有している。
すなわち、この発明の放熱構造体は、第1平板状体と、この第1平板状体の放熱面から突出形成されて、リード線を係合させるための爪部とを具えている。
また、この発明の第3の要旨によれば、放熱構造体は、以下のような特徴を有しているものを用いてもよい。
すなわち、この発明の放熱構造体は、リード線を係合させるための爪部が放熱面から突出形成された第1平板状体と、第2平板状体とを具えている。そして、爪部は、第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、これら2つの爪部間には、第2平板状体の厚みに等しい幅の直線状の第1スリットが、垂直方向に、第1半分に渡って形成されている。また、第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されている。この第2スリットの第1半分側の幅は、第1平板状体の厚みに等しく、第2半分の残部は、第1平板状体及びリード線を挿通可能な幅となるように形成されている。そして、これら第1及び第2スリットを利用して、第1平板状体及び第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせることによって、放熱構造体を構成している。
また、この発明の第4の要旨によれば、放熱構造体は、以下のような特徴を有しているものを用いてもよい。
すなわち、この発明の放熱構造体は、リード線を係合させるための爪部が放熱面から突出形成された第1平板状体と、2つの第2平板状体とを具えている。そして、爪部は、第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、これら2つの爪部間には、第2平板状体の厚みに等しい幅の直線状の2つの第1スリットが、互いに平行に垂直方向に第1半分に渡って形成されている。また、第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されている。この第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、第2半分の残部は、第1平板状体及びリード線を挿通可能な幅となるように形成されている。そして、第1平板状体の一方の第1スリットと、一方の第2平板状体の第2スリットとを利用して、第1平板状体及び一方の第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせ、更に、第1平板状体の他方の第1スリットと、他方の第2平板状体の第2スリットとを利用して、第1平板状体及び他方の第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせることによって、放熱構造体を構成している。
また、この発明の第5の要旨によれば、上述の電子機器の製造方法は、以下の第1工程から第3工程までの各工程を含む。
すなわち、まず第1工程では、平板状のプリント配線板、一対のリード線の各々の一端が接続されている電子部品、及び放熱構造体を用意する。
次に、第2工程では、リード線によって電子部品をプリント配線板上から離間させて支持させた状態で、このリード線の他端とプリント配線板とを接続部し、この接続部に半田付けを行う。
次に、第3工程では、リード線の各々に、プリント配線板上から離間して、プリント配線板の主表面に垂直な平板状の放熱面を有する放熱構造体を取り付ける。
ここで、第3工程において、放熱構造体に台座を取り付け、しかる後、この台座を、プリント配線板の主表面上に、放熱構造体の放熱面が垂直となるように固定すると同時に、放熱構造体をリード線の各々に取り付けてもよい。
第1の要旨に係る電子機器によれば、放熱構造体が、リード線の各々に、プリント配線板から離間して取り付けられており、放熱構造体とプリント配線板とが接触していない。そのため、上述の特許文献1により開示された放熱構造体のように、放熱された熱が、放熱構造体を介してプリント配線板のスルーホール周辺部に熱伝導してしまう恐れはない。従って、スルーホールの温度上昇が起こらず、プリント配線板が劣化してしまうこともない。
また、第1の要旨に係る電子機器によれば、放熱構造体は、プリント配線板の主表面に対して、平板状の放熱面が垂直方向となるように取り付けられている。そのため、プリント配線板を水平方向に置く場合において、放熱され下から上へと移動する熱が、滞留することなく発散される。従って、特許文献1における、横方向に延びているために熱が留まりやすい放熱構造体と比して、放熱の効果を十分に奏し得る。
また、第1の要旨に係る電子機器によれば、プリント配線板と放熱構造体との間に、台座を設けることによって、放熱構造体をプリント配線板に固定することができる。台座を用いて、放熱構造体を固定することによって、一対のリード線、及びこのリード線と接続されている電子部品についても固定される。従って、細く、柔軟なリード線を用いる場合においても、電子部品及び放熱構造体とプリント配線板との間の空間を確保した状態で、電子部品及び放熱構造体の位置を固定することが可能である。このように、電子機器及び放熱構造体を、プリント配線板から確実に離間することによって、電子機器及び放熱構造体とプリント配線板とが接触することによる、直接的な熱からの温度上昇を防止することができる。
また、第2の要旨に係る放熱構造体は、放熱面に、リード線を係合させるための爪部を具えている。この爪部に、リード線を掛け、その後、リード線を包み込むように爪部を折り曲げ、更に、この爪部とリード線との接続箇所に半田付けを行うことによって、リード線と放熱構造体とを接続する。従って、特許文献1により開示された、貫通孔にリード線を挿通させた後に、半田付けを行うことによってプリント基板とリード線との接続を行う放熱構造のように、リード線とプリント配線板との接続部に半田付けを行う以前に、放熱構造体とプリント配線板とを接続する必要がない。そのため、電子機器の製造後において、電気用品安全法のチェック、ユーザークレーム等によって、既製の電子機器に放熱構造体を取り付ける必要が生じた場合でも、容易に、第2の要旨に係る放熱構造体を、電子機器に取り付けることが可能である。
また、第3の要旨に係る放熱構造体は、第1平板状体と第2平板状体との2つの平板状体を組み合わせることによって構成されている。従って、1つの平板状体から成る第2の要旨に係る放熱構造体と比して、放熱面の面積、及び放熱構造体の体積が大きくなるため、より効率的に放熱の効果を奏し得る。また、第2の要旨に係る放熱構造体と同様に、放熱面に、リード線を係合させるための爪部を具えている。従って、第3の要旨に係る放熱構造体は、リード線の一端と電子部品と、及びリード線の他端とプリント配線板との接続を行った後に、電子機器に取り付けることが可能である。
また、第4の要旨に係る放熱構造体は、第1平板状体と2つの第2平板状体との3つの平板状体を組み合わせることによって構成されている。従って、1つの平板状体から成る第2の要旨に係る放熱構造体、及び2つの平板状体から成る第3の要旨に係る放熱構造体と比して、放熱面の面積、及び放熱構造体の体積が大きくなるため、より効率的に放熱の効果を奏し得る。また、第2及び3の要旨に係る放熱構造体と同様に、放熱面に、リード線を係合させるための爪部を具えている。従って、第4の要旨に係る放熱構造体は、リード線とプリント配線板との接続を行った後に、電子機器に取り付けることが可能である。
また、第5の要旨に係る電子機器の製造方法によれば、第2工程において、リード線とプリント配線板との接続部を半田付けする。そして、この第2工程の後に、放熱構造体を取り付ける第3工程を行う。従って、リード線とプリント配線板とを接続するための半田付けを行う時点において、放熱構造体は、リード線に取り付けられていない。そのため、特許文献1における構造のように、リード線とプリント配線板とを接続するための半田付けの際の熱が、放熱構造体によって、放熱されてしまう恐れはない。従って、リード線とプリント配線板とは、確実に接続され、接続不良が生じることはない。
また、第5の要旨に係る電子機器の製造方法によれば、第3工程において、放熱構造体に台座を取り付け、この台座をプリント配線板の主表面上に固定することによって、放熱構造体、一対の放熱構造体間のリード線、及びこのリード線によって接続されている電子部品を固定することができる。従って、細く、柔軟なリード線を用いる場合において、従来のように、接着剤によってリード線を硬化する工程を行う必要がない。そのため、接着剤が固まるまで、電子機器の製造プロセスを中断する必要がなく、製造のスループットが悪化することはなく、コストの増大に繋がることもない。
以下、図面を参照して、この発明に係る電子機器、その製造方法、及び放熱構造体について説明する。なお、各図は、この発明が理解できる程度に、各構成要素の形状、大きさ、及び配置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、この発明の構成は、何ら図示の構成例にのみ限定されるものではない。
〈第1の実施の形態〉
図1(A)〜(C)は、この発明の第1の実施の形態の電子機器の説明に供する図である。そして、(A)は電子機器を正面から見た図、(B)は電子機器を上側から見た図、また(C)は電子機器を側面から見た図である。
この実施の形態の構成の電子機器は、プリント配線板11、電子部品13、一対のリード線15、及び放熱構造体17を具えている。
プリント配線板11は、通常用いられる平板状の基板であり、リード線15を挿通し、接続するための貫通孔、すなわちスルーホール19を有している。
また、電子部品13とは、抵抗器、ダイオード、コンデンサ、その他の、電子機器が通常具えている部品であって、回路動作時に発熱が生じる部品である。この電子部品13の外部接続用の端子には、一対のリード線15の一端が接続されている。そして、それぞれのリード線15の他端が、プリント配線板11のスルーホール19に挿入されることによって、電子部品13とプリント配線板11とが電気的に結線されている。ここで、リード線15とプリント配線板11との接続部は、半田付けされることによって接続されている。
また、この一対のリード線15は、電子部品13を支持しており、プリント配線板11と電子部品13とが接触しないように、プリント配線板11の主表面11aから電子部品13を離間させている。
また、この一対のリード線15には、それぞれ放熱構造体17が取り付けられている。そして、これら放熱構造体17は、プリント配線板11と接触しないように、プリント配線板11の主表面11aから離間されて、リード線15に取り付けられている。ここで、これら放熱構造体17は、1枚の第1平板状体23、または、1枚の第1平板状体23と1枚以上の第2平板状体29とを組み合わせることによって構成されており、放熱面18がプリント配線板11の主表面11aに対して、垂直となるように取り付けられている。これら平板状体の平面形状は、例えば、矩形とするが、もし設計上必要があるならば、他の形状としてもよい。図1では、1枚の第1平板状体23と2枚の第2平板状体29からなる放熱構造体17を具えた電子機器を例に挙げて示す。ここで、第1平板状体23の放熱面18を放熱面18a、また、第2平板状体29の放熱面18を放熱面18bと称する。これら放熱構造体17は、熱伝導性が良く、加工、組立が容易な材料、例えば、従来周知の銅等の材料によって構成されている。また、放熱構造体17とリード線15とは、放熱構造体17が有している爪部25によって係合されている。すなわち、リード線15をこの爪部25に掛け、その後、この爪部25を折り曲げることによって、爪部25でリード線15を包み込む。更に、この係合部分を半田付けによって固定することによって、放熱構造体17とリード線15とが係合されている。この場合、放熱効果を高めるためには、リード線15と放熱面18aとを接触させて係合させるのがよい。
ここで、放熱構造体17については、後述の第3〜第5の実施の形態において、より詳細に説明する。
上述の第1の実施の形態における電子機器によれば、回路動作時において、電子部品13からリード線15へと伝導した熱が、プリント配線板11へ及ぶ前に、リード線15に放熱面18aが接触して取り付けられた放熱構造体17によって放熱される。
また、第1の実施の形態における電子機器によれば、放熱構造体17が、リード線15の各々に、プリント配線板11から離間して取り付けられており、放熱構造体17とプリント配線板11とが接触していない。そのため、上述の特許文献1により開示された放熱構造体のように、放熱された熱が、放熱構造体を介してプリント配線板のスルーホール周辺部に熱伝導してしまう恐れはない。従って、回路動作時において、電子部品13からリード線15へ伝導した熱を放熱し、更に、その放熱した熱についてもスルーホール19に伝導することが防止されている。そのため、スルーホール19の温度上昇は起こらず、プリント配線板11の劣化が防止される。
また、第1の実施の形態における電子機器によれば、放熱構造体17は、プリント配線板11の主表面11aに対して、平板状の放熱面18が垂直方向となるように取り付けられている。そのため、プリント配線板11を水平方向に置く場合において、放熱され下から上へと移動する熱が、滞留することなく発散される。従って、特許文献1における、横方向に延びているために熱が留まりやすい放熱構造体と比して、放熱の効果を十分に奏し得る。
〈第2の実施の形態〉
図2(A)〜(C)は、この発明の第2の実施の形態の電子機器の説明に供する図である。そして、(A)は正面から電子機器を見た図、(B)は上側から電子機器を見た図、また(C)は電子機器を側面から見た図である。
この第2の実施の形態における電子機器が、第1の実施の形態における電子機器と構成上相違するのは、プリント配線板11と放熱構造体17との間に台座21を具えている点である。その他の構成要素及び作用効果は、同一であるので、その重複説明は省略する。
この第2の実施の形態では、離間されて具えられたプリント配線板11と放熱構造体17とが、これらの間に設けられた台座21によって固定されている。この台座21は、リード線15が細く、柔軟な場合において、リード線15のみで、電子部品13及び放熱構造体17とプリント配線板11との間に空間を確保し、支持することが困難な場合に設けられる。
ここで、この構成例では、この台座21と放熱構造体17とは、台座21の上側表面21aに形成された、放熱構造体17の底面と同様な形状の溝(図示せず)に、放熱構造体17を挿入することによって結合されている。この溝を介して、台座21と放熱構造体17とを結合させることによって、放熱構造体17をしっかりと固定するとともに、放熱構造体17とプリント配線板11との空間を、より良好に確保できる。また、台座21とプリント配線板11とは、ねじ止め、その他の任意好適な方法によって結合されている。
また、この台座21は、ナイロン、ポリカーボネイト等の、放熱構造体と比して、熱伝導率の低い材料によって構成されている。従って、回路動作時において、放熱構造体17によってリード線15から放熱された熱が、台座21を介してプリント配線板11に伝導してしまう恐れはなく、熱伝導によるプリント配線板11の劣化に繋がることはない。
上述の第2の実施の形態における電子機器によれば、プリント配線板11と放熱構造体17との間に、台座21を設けることによって、放熱構造体17をプリント配線板11に固定することができる。そして、台座21を用いて、放熱構造体17を固定することによって、一対のリード線15、及びこのリード線15によって接続されている電子部品13についても固定される。従って、細く、柔軟なリード線15を用いる場合においても、電子部品13及び放熱構造体17とプリント配線板11との間の空間を確保した状態で、電子部品13及び放熱構造体17の位置を固定することが可能である。このように、電子機器及び放熱構造体17を、プリント配線板11から確実に離間することによって、電子機器及び放熱構造体17とプリント配線板11とが接触することによる、直接的な熱からの温度上昇を防止することができる。
〈第3の実施の形態〉
図3は、この発明の第3の実施の形態における放熱構造体の説明に供する図である。
この第3の実施の形態では、上述の第1または第2の実施の形態において、電子機器が具える放熱構造体17について説明する。
この実施の形態における放熱構造体17は、第1平板状体23と、放熱面18aから突出形成されて、リード線15を係合させるための爪部25とを具えている。ここで、この第3の実施の形態における放熱構造体17を、特に放熱構造体17aと称する。また、この第3の実施の形態における放熱構造体17aを構成している第1平板状体23を、特に第1平板状体23aと称する。
ここで、この放熱構造体17aを構成する第1平板状体23aは、熱伝導性が良く、加工、組立が容易な材料、例えば、従来周知の銅等の材料を用いるのがよい。
また、爪部25は、第1平板状体23aの垂直方向の中心軸Oの両側に、この中心軸と平行な切り込みを入れ、その後、この切り込みの外側部分の第1平板状体23aを2回折り曲げることで、それぞれ個別に同一放熱面18a側にL字状に形成される。折り曲げ端部分を、第1平板状体23aの表面と平行にしておくと、リード線15を掛ける作業が容易となる。この爪部25に、リード線15を掛け、その後、リード線15を包み込むように爪部25を折り曲げ、更に、この爪部25とリード線15との係合部分に半田付けを行うことによって、リード線15と放熱構造体17aの放熱面18aとを接触させて係合する。
この第3の実施の形態における放熱構造体17aによれば、爪部25を用いて上述の方法によって、リード線15との係合を行うため、既にリード線15とプリント配線板11とが、半田付けにより接続された後の電子機器においても、取り付けを行うことが可能である。従って、特許文献1により開示された、貫通孔にリード線を挿通させた後に、半田付けを行うことによってプリント配線板とリード線との接続を行う電子機器のように、リード線とプリント配線板との接続部に半田付けを行う以前に、放熱構造体とプリント配線板とを接続する必要がない。そのため、電子機器の製造後において、電気用品安全法のチェック、ユーザークレーム等によって、既製の電子機器に放熱構造体を取り付ける必要が生じた場合でも、容易に、この第3の実施の形態における放熱構造体17aを、電子機器に取り付けることが可能である。
〈第4の実施の形態〉
図4は、この発明の第4の実施の形態における放熱構造体の説明に供する図である。
この第4の実施の形態では、上述の第1または第2の実施の形態において、電子機器が具える放熱構造体17であって、第1平板状体23と第2平板状体29との、2つの平板状体を組み合わせることによって形成される放熱構造体について説明する。
この実施の形態における放熱構造体17は、リード線15を係合させるための爪部25が放熱面18aから突出形成された第1平板状体23と、第2平板状体29とを具えている。ここで、この実施の形態における放熱構造体が具えている第1平板状体23を図5で、第2平板状体29を図6で、それぞれ示す。また、この第4の実施の形態における放熱構造体17を、特に放熱構造体17bと称する。また、この第4の実施の形態における放熱構造体17bが具えている第1平板状体23を、特に第1平板状体23bと称する。
ここで、第1平板状体23b及び第2平板状体29は、上述の第3の実施の形態における平板状体と同様に、熱伝導性が良く、加工、組立が容易な材料、例えば、従来周知の銅等の材料を用いるのがよい。
また、爪部25についても、上述の第3の実施の形態と同様に、平板状体の垂直方向の中心軸の両側に、この中心軸と平行な切り込みを入れ、その後この切り込みの外側部分の平板状体を、2回折り曲げることで、それぞれ同一放熱面18a側にL字状に、個別の爪部25が形成される。これら爪部25に、リード線15を掛け、その後、リード線15を包み込むように爪部25を折り曲げ、更に、これら爪部25とリード線15との係合部分に半田付けを行うことによって、リード線15と放熱構造体17bとを係合する。
また、第1平板状体23bには第1スリット27が形成されている(図5参照)。図5に示す構成例では、この第1スリット27は、第1平板状体23bを上下方向に二分した下側の半分、すなわち第1半分24aに、下端から上方へと形成されている。ここで、二分した上側の半分を第2半分24bと称する。この第1スリット27は、2つの爪部25間に、第2平板状体29の厚みに等しい幅の直線状の切り込みを、垂直方向に、第1半分24aに渡って設けることで形成されている。
また、第2平板状体29には、第1平板状体23bと同様に、第2スリット31が形成されている(図6参照)。この第2スリット31は、直線状の切り込みを、第2平板状体29の上端から下方へ向かって垂直方向に、第2半分30bに渡って設けることで形成されている。ここで、この第2スリット31は、第1スリット27とは異なり、第2半分30bのうち、第1半分30a側の幅が、第1平板状体23bの厚みに等しく、第2半分30bの残部が、第1平板状体23b及びリード線15を挿通可能な幅となるように形成されている。ここで、第2スリット31における第1平板状体23bの厚みに等しい幅である第1半分30a側の部分を、第2スリット31aと称し、また、第2スリット31における第1平板状体23b及びリード線15を挿通可能な幅である残部を、第2スリット31bと称する。
そして、上述の第1スリット27及び第2スリット31を利用して、第1平板状体23b及び第2平板状体29を共通の中心軸で直交に組み合わせることによって、図4に示すような放熱構造体17bを構成している。
ここで、第1スリット27は、幅が第2平板状体29の厚みで形成されているため、第2平板状体29は、密着して第1スリット27に結合している。また、第2スリット31では、幅が第1平板状体23bの厚みで形成されている第2スリット31aは、第1平板状体23bと密着して結合している。そして、第1平板状体23b及びリード線15を挿通可能な幅で形成されている第2スリット31bは、第1平板状体23bの爪部25を具えていない側の放熱面18aと、第2スリット31bの一方の内側側面とは、密着しているが、第1平板状体23bの爪部25を具えている側の放熱面18aと、第2スリット31bの他方の内側側面とは、密着していない。この密着していない第1平板状体23bの爪部25を具えている側の放熱面18aと、第2スリット31bの他方の内側側面との間は、リード線15を挿通することが可能な幅となっている。
この実施の形態における放熱構造体17bは、2つの爪部25及び第2スリット31bに、リード線15を掛け、その後、リード線15を包み込むように爪部25を折り曲げ、更に、この爪部25とリード線15との係合部分に半田付けを行うことによって、放熱面18aと接触するようにリード線15と係合される。
この第4の実施の形態における放熱構造体17bによれば、爪部25を用いて上述の方法によって、リード線15との係合を行うため、上述の第3の実施の形態における放熱構造体17aと同様に、既に電子部品13、リード線15、及びプリント配線板11が、半田付けにより接続された後の電子機器においても、取り付けを行うことが可能である。従って、特許文献1により開示された、貫通孔にリード線を挿通させた後に、半田付けを行うことによってプリント配線板とリード線との接続を行う放熱構造のように、リード線とプリント配線板との接続部に半田付けを行う以前に、放熱構造体とプリント配線板とを接続する必要がない。そのため、電子機器の製造後において、電気用品安全法のチェック、ユーザークレーム等によって、既製の電子機器に放熱構造体を取り付ける必要が生じた場合でも、容易に、この第4の実施の形態における放熱構造体17bを、電子機器に取り付けることが可能である。
また、この第4の実施の形態における放熱構造体17bは、第1平板状体23bと第2平板状体29との2つの平板状体を組み合わせることによって構成されている。従って、1つの平板状体から成る第3の実施の形態における放熱構造体17aと比して、放熱面18の面積、及び放熱構造体17の体積が大きくなるため、より効率的に放熱の効果を奏し得る。
〈第5の実施の形態〉
図7は、この発明の第5の実施の形態における放熱構造体の説明に供する図である。
この第5の実施の形態における放熱構造体17が、上述の第4の実施の形態における放熱構造体17bと構成上相違するのは、第1平板状体23が2つの第1スリット27を有しており、これら2つの第1スリット27を利用することで、第1平板状体23と2つの第2平板状体29とを組み合わせて構成される点である。その他の構成要素及び作用効果は、同一であるので、その重複説明は省略する。
この実施の形態における放熱構造体17は、リード線15を係合させるための爪部25が放熱面18aから突出形成された第1平板状体23と、2つの第2平板状体29とを具えている。ここで、この実施の形態における放熱構造体17が具えている第1平板状体23を図8で、第2平板状体29は、上述の第4の実施の形態と共通であるため、図6で、それぞれ示す。また、ここで、この第5の実施の形態における放熱構造体17を、特に放熱構造体17cと称する。また、この第5の実施の形態における放熱構造体17cが具えている第1平板状体23を、特に第1平板状体23cと称する。
ここで、第1平板状体23cは、この第1平板状体23cの垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面18a側に、個別に設けられている2つの爪部25間に、2つの第1スリット27が形成されている(図8参照)。これら2つの第1スリット27は、直線状であり、互いに平行に垂直方向に第1半分24aに渡って形成されている。また、これら2つの第1スリット27は、それぞれ第2平板状体29の厚みに等しい幅を有している。
この第5の実施の形態における放熱構造体17cが具える2つの第2平板状体29は、上述した第4の実施の形態における放熱構造体17bが具える第2平板状体29と同じものを2つ用いればよく、それぞれが、第2スリット31を有している(図6参照)。
そして、第1平板状体23cの2つの第1スリット27の一方の第1スリット27と、一方の第2平板状体29の第2スリット31とを利用して、第1平板状体23c及び一方の第2平板状体29を共通の中心軸で直交に組み合わせる。更に、第1平板状体23cの他方の第1スリット27と、他方の第2平板状体29の第2スリット31とを利用して、第1平板状体23c及び他方の第2平板状体29を共通の中心軸で直交に組み合わせることによって、図7に示すような放熱構造体17cを構成している。
この第5の実施の形態における放熱構造体17cは、第1平板状体23c及び2つの第2平板状体29の3つの平板状体を組み合わせることによって構成されている。従って、1つの平板状体から成る第3の実施の形態における放熱構造体17a、及び2つの平板状体から成る第4の実施の形態における放熱構造体17bと比して、放熱面18の面積、及び放熱構造体17の体積が大きくなるため、より効率的に放熱の効果を奏し得る。
ここで、この実施の形態では、第1平板状体23cに2つの第1スリット27を形成することで、第1平板状体23c及び2つの第2平板状体29の3つの平板状体からなる放熱構造体17cについて説明した。しかし、この第5の実施の形態における放熱構造体17cは、第1平板状体23cに形成する第1スリット27の数を増やすことによって、3つ以上の第2平板状体29を取り付けることが可能である。従って、電子部品13の発熱量、電子機器の大きさ等の設計に応じて、任意好適な数の第2平板状体29を設けることができる。
〈第6の実施の形態〉
第6の実施の形態では、上述の第1の実施の形態で説明した電子機器を製造する方法について、図9及び図1を参照して説明する。この製造方法は、第1工程から第3工程までを含んでいる。以下、第1工程から順に各工程につき説明する。ここで、図9(A)〜(C)は、第6の実施の形態における第2工程によって得られた構造体を示す図であり、(A)は構造体正面から見た図、(B)は構造体上側から見た図、また(C)は構造体を側面から見た図である。また、図1(A)〜(C)は、第6の実施の形態における第3工程によって得られた構造体であるとともに、上述の第1の実施の形態における電子機器を示す図である。そして、(A)は電子機器を正面から見た図、(B)は電子機器を上側から見た図、また(C)は電子機器を側面から見た図である。
まず、第1工程では、プリント配線板11、一対のリード線15の各々の一端が接続されている電子部品13、及び放熱構造体17を用意する(図示せず)。
プリント配線板11及び一対のリード線15の各々の一端が接続されている電子部品13については、上述の第1の実施の形態において既に説明したように、それぞれ従来周知のものを用意すればよい。すなわち、プリント配線板11は、通常用いられる平板状の基板であり、スルーホール19、つまり、リード線15を挿通し、接続するための貫通孔を有している。また、電子部品13は、抵抗器、ダイオード、コンデンサ等の、電子機器が通常具えている、回路動作時に発熱が生じる部品であり、この電子部品13には一対のリード線15の各々の一端が接続されている。
また、このリード線15は、電子部品13及び放熱構造体17をプリント配線板11上から離間させて支持する必要があるため、太さ、硬度等について考慮しなければならない。すなわち、電子部品13及び放熱構造体17の大きさ、または、重量等が大きくなる場合は、それらをプリント配線板11から離間させて、支持することが可能な太さ、硬度等を有したリード線15を用意する必要がある。従って、ここで用意する電子部品13が具えるリード線15は、用いる電子部品13及び放熱構造体17の大きさ、または、重量等に応じて、任意好適な太さ、硬度等を有しているのが良い。
また、この第1工程において用意する放熱構造体17は、上述の第3〜5の実施の形態において説明した放熱構造体17の中から、設計に応じて任意好適なものを選べば良い。この実施の形態では、一例として、第5の実施の形態において説明した、1枚の第1平板状体23と2枚の第2平板状体29とからなる放熱構造体17を用いる場合について、説明する。
次に、第2工程では、プリント配線板11と一対のリード線15とを半田付けすることで、図9に示すような構造体を得る。
一端が電子部品13と接続されているリード線15の他端は、プリント配線板11に設けられているスルーホール19に挿入され、その後、半田付けによって、固定、接続される。
ここで、リード線15によってプリント配線板11と電気的に接続された電子部品13は、このリード線15によって、プリント配線板11の主表面11a上から、離間されて支持されている。
次に、第3工程では、一対のリード線15の各々に、プリント配線板11上から離間して、放熱構造体17を取り付けることによって、図1に示すような構造体を得る。
ここで、放熱構造体17は、既に説明したように、第1平板状体23に爪部25を有し、2つの第2平板状体29に、それぞれ第2スリット31における残部31bを有しており、この爪部25及び残部31bを用いることによって、放熱構造体17とリード線15との係合を行う。すなわち、爪部25及び残部31bに、リード線15を掛け、その後、リード線15を包み込むように爪部25を折り曲げ、更に、爪部25とリード線15との係合部分に半田付けを行うことによって、リード線15と放熱構造体17とを係合する。
また、放熱構造体17は、プリント配線板11の主表面11aに対して、平板状の放熱面18が垂直方向に位置するように取り付けられる。
この実施の形態における電子機器の製造方法によれば、第2工程において、リード線15の他端とプリント配線板11との接続部を半田付けする。そして、この第2工程の後に、放熱構造体17を取り付ける第3工程を行う。従って、リード線15とプリント配線板11とを接続するための半田付けを行う時点において、放熱構造体17は、リード線15に取り付けられていない。そのため、特許文献1における構造のように、リード線とプリント配線板とを接続するための半田付けの際の熱が、放熱構造体によって、放熱されてしまう恐れはない。従って、リード線15とプリント配線板11と、及びリード線15と電子部品13とは、確実に接続され、接続不良が生じることはない。
〈第7の実施の形態〉
第7の実施の形態では、上述の第2の実施の形態で説明した電子機器を製造する方法について、図10、11及び図2を参照して説明する。この第7の実施の形態における電子機器の製造方法が、第6の実施の形態における電子機器の製造方法と構成上相違するのは、第3工程において、プリント配線板11と放熱構造体17との間に台座21を取り付ける点である。その他の構成要素及び作用効果は、同一であるので、その重複説明は省略する。
ここで、図10は、この実施の形態における第3工程で用いられる台座21を示す図であり、また、図11は、放熱構造体17と台座21とを組み合わせることによって得られた構造体を示す図である。
また、この実施の形態では、一例として、第5の実施の形態において説明した、1枚の第1平板状体23と2枚の第2平板状体29とからなる放熱構造体を用いる場合について、説明する。
この実施の形態では、まず、第3工程において、放熱構造体17に図10で示した台座21を取り付けることによって、図11に示すような構造体を得る。この台座21と放熱構造体17とは、台座21の上側表面21aに形成された、放熱構造体17の底面と同様な形状の溝33に、放熱構造体17を挿入することによって結合される。ここで、この台座21が取り付けられた放熱構造体17を、以下、台座付き放熱構造体37と称する。
しかる後、この台座付き放熱構造体37を、台座21とプリント配線板11とを、また、放熱構造体17とリード線15とをそれぞれ結合することによって、図9で示した上述の第6の実施の形態における第2工程によって得られた構造体に取り付け、図2に示す構造体を得る。
ここで、台座21とプリント配線板11とは、プリント配線板11に貫通孔を空けることで、台座21に予め設けられたねじ止め用貫通孔35を利用して、ねじ止めすることによって結合される。
ここで、この台座付き放熱構造体37における放熱構造体17は、放熱面18がプリント配線板11の主表面11a上に対して、垂直となるように取り付けられる。
また、この台座21は、第2の実施の形態において既に説明したように、リード線15が細く、柔軟な場合において、リード線15のみで、電子部品13及び放熱構造体17とプリント配線板11との間に空間を確保し、支持することが困難な場合に設けられる。
また、この台座21は、ナイロン、ポリカーボネイト等の、放熱構造体と比して、熱伝導率の低い材料によって構成されている。従って、この実施の形態によって製造された電子機器の回路動作時において、放熱構造体17によってリード線15から放熱された熱が、台座21を介してプリント配線板11に伝導してしまう恐れはなく、熱伝導によるプリント配線板11の劣化に繋がることはない。
この第7の実施の形態における電子機器の製造方法によれば、第3工程において、放熱構造体17に台座21を取り付け、この台座21をプリント配線板11の主表面11a上に固定することによって、放熱構造体17、一対のリード線15、及びこのリード線15によって接続されている電子部品13を固定することができる。従って、細く、柔軟なリード線15を用いる場合において、従来のように、接着剤によってリード線を硬化する工程を行う必要がない。そのため、接着剤が固まるまで、電子機器の製造プロセスを中断する必要がなく、製造のスループットが悪化することはなく、コストの増大に繋がることもない。
この発明の第1の実施の形態における電子機器であり、また、第6の実施の形態における電子機器の製造方法によって製造された電子機器を示す図である。そして、(A)は正面図、(B)は平面図、また(C)は側面図である。 この発明の第2の実施の形態における電子機器であり、また、第7の実施の形態における電子機器の製造方法によって製造された電子機器を示す図である。そして、(A)は正面図、(B)は平面図、また(C)は側面図である。 この発明の第3の実施の形態における放熱構造体を示す図である。 この発明の第4の実施の形態における放熱構造体を示す図である。 この発明の第4の実施の形態における放熱構造体が具える、第1平板状体を示す図である。 この発明の第4及び第5の実施の形態における放熱構造体が具える、第2平板状体を示す図である。 この発明の第5の実施の形態における放熱構造体を示す図である。 この発明の第5の実施の形態における放熱構造体が具える、第1平板状体を示す図である。 この発明の第6の実施の形態における電子機器の製造方法の、第2工程によって得られた構造体を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、また(C)は側面図である。 この発明の第2の実施の形態における電子機器が具える台座であり、また、第7の実施の形態における電子機器の製造方法で用いられる台座を示す図である。 この発明の第7の実施の形態における電子機器の製造方法の、第3工程によって、形成される台座付き放熱構造体を示す図である。
符号の説明
11:プリント配線板
11a:プリント配線板の主表面
13:電子部品
15:リード線
17:放熱構造体
17a:第3の実施の形態における放熱構造体
17b:第4の実施の形態における放熱構造体
17c:第5の実施の形態における放熱構造体
18:放熱面
18a:第1平板状体の放熱面
18b:第2平板状体の放熱面
19:スルーホール
21:台座
21a:台座の上側表面
23:第1平板状体
23a:第3の実施の形態における第1平板状体
23b:第4の実施の形態における第1平板状体
23c:第5の実施の形態における第1平板状体
24a:第1平板状体の第1半分
24b:第1平板状体の第2半分
25:爪部
27:第1スリット
29:第2平板状体
30a:第2平板状体の第1半分
30b:第2平板状体の第2半分
31:第2スリット
31a:第2スリットにおける第1平板状体の厚みに等しい幅である第1半分側の部分
31b:第2スリットにおける第1平板状体及びリード線を挿通可能な幅である残部
33:溝
35:ねじ止め用貫通孔
37:台座付き放熱構造体

Claims (15)

  1. 平板状のプリント配線板と、
    電子部品と、
    一端が該電子部品に接続され、他端が前記プリント配線板に接続されていて、前記電子部品を前記プリント配線板上から離間させて支持している一対のリード線と、
    該リード線の各々に、前記プリント配線板から離間して取り付けられている、前記プリント配線板の主表面に垂直な平板状の放熱面を有する放熱構造体と
    を具えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記放熱構造体は、第1平板状体と、該第1平板状体の前記放熱面から突出形成されて、前記リード線を係合させるための爪部とを具えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記放熱構造体は、前記リード線を係合させるための爪部が前記放熱面から突出形成された第1平板状体と、第2平板状体とを具え、
    前記爪部は、前記第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、
    前記第1平板状体の2つの前記爪部間には、前記第2平板状体の厚みに等しい幅の直線状の第1スリットが、垂直方向に、第1半分に渡って形成されており、
    前記第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されており、
    該第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、前記第2半分の残部は、前記第1平板状体及び前記リード線を挿通可能な幅としてあり、
    前記第1及び第2スリットを利用して、前記第1及び第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせて成ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記放熱構造体は、前記リード線を係合させるための爪部が前記放熱面から突出形成された第1平板状体と、2つの第2平板状体とを具え、
    前記爪部は、前記第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、
    前記第1平板状体の2つの前記爪部間には、前記第2平板状体の厚みに等しい幅の、直線状の、2つの第1スリットが、互いに平行に、垂直方向に、第1半分に渡って形成されており、
    前記第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されており、
    該第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、前記第2半分の残部は、前記第1平板状体及び前記リード線を挿通可能な幅としてあり、
    前記第1平板状体の一方の前記第1スリットと、一方の前記第2平板状体の前記第2スリットとを利用して、前記第1平板状体及び一方の前記第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせ、
    前記第1平板状体の他方の前記第1スリットと、他方の前記第2平板状体の前記第2スリットとを利用して、前記第1平板状体及び他方の前記第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせて成ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記プリント配線板と前記放熱構造体との間に、台座を設けることによって、前記放熱構造体が前記プリント配線板に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記台座は、前記放熱構造体よりも熱伝導率の低い材料からなることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 平板状体と、該平板状体の放熱面から突出形成されて、リード線を係合させるための爪部とを具えることを特徴とする放熱構造体。
  8. リード線を係合させるための爪部が放熱面から突出形成された第1平板状体と、第2平板状体とを具え、
    前記爪部は、前記第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、
    前記第1平板状体の2つの前記爪部間には、前記第2平板状体の厚みに等しい幅の直線状の第1スリットが、垂直方向に、第1半分に渡って形成されており、
    前記第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されており、
    該第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、前記第2半分の残部は、前記第1平板状体及び前記リード線を挿通可能な幅としてあり、
    前記第1及び第2スリットを利用して、前記第1及び第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせて成ることを特徴とする放熱構造体。
  9. リード線を係合させるための爪部が放熱面から突出形成された第1平板状体と、2つの第2平板状体とを具え、
    前記爪部は、前記第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、
    前記第1平板状体の2つの前記爪部間には、前記第2平板状体の厚みに等しい幅の直線状の2つの第1スリットが、互いに平行に垂直方向に第1半分に渡って形成されており、
    前記第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されており、
    該第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、前記第2半分の残部は、前記第1平板状体及び前記リード線を挿通可能な幅としてあり、
    前記第1平板状体の一方の前記第1スリットと、一方の前記第2平板状体の前記第2スリットとを利用して、前記第1及び一方の前記第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせ、
    前記第1平板状体の他方の前記第1スリットと、他方の前記第2平板状体の前記第2スリットとを利用して、前記第1及び他方の前記第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせて成ることを特徴とする放熱構造体。
  10. 平板状のプリント配線板、一対のリード線の各々の一端が接続されている電子部品、及び放熱構造体を用意する第1工程と、
    該第1工程の後に、前記リード線によって前記電子部品を前記プリント配線板上から離間させて支持させた状態で、前記リード線の他端と前記プリント配線板との接続部に半田付けを行う第2工程と、
    該第2工程の後に、前記リード線の各々に、前記プリント配線板上から離間して、前記プリント配線板の主表面に垂直な平板状の放熱面を有する前記放熱構造体を取り付ける第3工程と
    を含むことを特徴とする電子機器の製造方法。
  11. 前記第1工程において、平板状体と、該平板状体の放熱面から突出形成されて、前記リード線を係合させるための爪部とを具える前記放熱構造体を用意することを特徴とする請求項10に記載の電子機器の製造方法。
  12. 前記第1工程において、前記リード線を係合させるための爪部が放熱面から突出形成された第1平板状体と、第2平板状体とを具え、
    前記爪部は、前記第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、
    前記第1平板状体の2つの前記爪部間には、前記第2平板状体の厚みに等しい幅の直線状の第1スリットが、垂直方向に、第1半分に渡って形成されており、
    前記第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されており、
    該第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、前記第2半分の残部は、前記第1平板状体及び前記リード線を挿通可能な幅としてあり、
    前記第1及び第2スリットを利用して、前記第1及び第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせて成る前記放熱構造体を用意することを特徴とする請求項10に記載の電子機器の製造方法。
  13. 前記第1工程において、前記リード線を係合させるための爪部が放熱面から突出形成された第1平板状体と、2つの第2平板状体とを具え、
    前記爪部は、前記第1平板状体の垂直方向の中心軸の両側であって、同一放熱面側に、個別に設けられており、
    前記第1平板状体の2つの前記爪部間には、前記第2平板状体の厚みに等しい幅の、直線状の、2つの第1スリットが、互いに平行に、垂直方向に、第1半分に渡って形成されており、
    前記第2平板状体には、直線状の第2スリットが、垂直方向に、第2半分に渡って形成されており、
    該第2スリットの第1半分側の幅は、前記第1平板状体の厚みに等しく、前記第2半分の残部は、前記第1平板状体及び前記リード線を挿通可能な幅としてあり、
    前記第1平板状体の一方の前記第1スリットと、一方の前記第2平板状体の前記第2スリットとを利用して、前記第1平板状体及び一方の前記第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせ、
    前記第1平板状体の他方の前記第1スリットと、他方の前記第2平板状体の前記第2スリットとを利用して、前記第1平板状体及び他方の前記第2平板状体を共通の中心軸で直交に組み合わせて成る前記放熱構造体を用意することを特徴とする請求項10に記載の電子機器の製造方法。
  14. 前記第3工程が、前記放熱構造体に台座を取り付け、しかる後、該台座を、前記プリント配線板の主表面上に、前記放熱構造体の放熱面が垂直となるように固定すると同時に、前記放熱構造体を前記リード線の各々に取り付ける工程であることを特徴とする請求項10に記載の電子機器の製造方法。
  15. 前記台座は、前記放熱構造体よりも熱伝導率の低い材料からなることを特徴とする請求項14に記載の電子機器の製造方法。
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