JP2007250484A - バッテリ温度調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリ温度調整装置が、バッテリに対する充電電流の受け入れ性がよい温度になるようにバッテリの温度を調整する。
【解決手段】バッテリ温度取得手段11が、車両に搭載されているセンサ30から車両の状態を検出し、処理判断手段12が、バッテリ温度取得手段11が検出した車両の状態に基づいて、加熱・冷却処理を行うか否かを判断し、加熱・冷却処理制御手段13が、バッテリ20に対して加熱・冷却処理制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】バッテリ温度取得手段11が、車両に搭載されているセンサ30から車両の状態を検出し、処理判断手段12が、バッテリ温度取得手段11が検出した車両の状態に基づいて、加熱・冷却処理を行うか否かを判断し、加熱・冷却処理制御手段13が、バッテリ20に対して加熱・冷却処理制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、バッテリ温度調整装置に関し、特に車両に搭載されているバッテリの温度を調整するバッテリ温度調整装置に関する。
近年、急速な自動車普及に伴って自動車の快適性・安全性・利便性の向上に対するニーズが高まっている。そのため、自動車に取り付けられるエアコンやナビゲーションなどの車載電装品が急増している。それによって、バッテリの負荷が増大し、電圧低下や劣化などのバッテリの状態に応じた充電制御が必要になってきている。
そこで、バッテリの充電効率を上げるために、その自動車が消費する電力に合わせて搭載されるオルタネータよりも出力が大きなオルタネータを搭載し、オルタネータを100%で駆動させないことにより充電効率を向上させた充電装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許第3052319号公報
しかし、上記従来の充電装置においては、充電されるバッテリ自体の受け入れ性が考慮されていない。つまり、出力が大きいオルタネータを搭載し、オルタネータの稼働率を低くするとオルタネータの発電効率はよくなるが、バッテリの充電電流の受け入れ性が悪いと充電系全体で考えたときの充電効率が向上しているとは言えないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、バッテリに対する充電電流の受け入れ性がよい温度になるようにバッテリの温度を調整するバッテリ温度調整装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、車両に搭載されているバッテリの温度を調整するバッテリ温度調整装置において、センサから前記バッテリの温度に関する信号を取得するバッテリ温度取得手段と、前記バッテリに対して加熱・冷却処理制御を行う加熱・冷却処理制御手段と、前記バッテリの温度に基づいて、前記加熱・冷却処理制御を行うか否かを判断する処理判断手段とを有することを特徴とするバッテリ温度調整装置が提供される。
これにより、バッテリ温度取得手段が、センサからバッテリの温度に関する信号を取得し、処理判断手段が、バッテリの温度に基づいて、加熱・冷却処理制御を行うか否かを判断し、加熱・冷却処理制御手段が、バッテリに対して加熱・冷却処理制御を行う。
本発明のバッテリ温度調整装置によれば、バッテリの温度に基づいてバッテリの温度を調整するようにしたので、バッテリの充電電流の受け入れ性をよくすることが可能となり、バッテリに対する充電効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に適用される発明の概念図である。図1に示すように、バッテリ温度調整装置10は、センサ30が検知する車両の状態に基づいて、バッテリ20に対する充電電流の受け入れ性が高い温度にバッテリ20の温度を調整する。
図1は、本実施の形態に適用される発明の概念図である。図1に示すように、バッテリ温度調整装置10は、センサ30が検知する車両の状態に基づいて、バッテリ20に対する充電電流の受け入れ性が高い温度にバッテリ20の温度を調整する。
具体的には、バッテリ温度取得手段11は、センサ30からバッテリ20の温度を取得する。そして、処理判断手段12は、バッテリ温度取得手段11からバッテリ20の温度を受け取り、バッテリ20に対して加熱・冷却処理制御を行うか否かを判断し、加熱・冷却処理制御を行うと判断した場合には、加熱・冷却処理制御手段13に対して処理実行命令を出力する。加熱・冷却処理制御手段13は、処理実行命令を受け取ると、受け取った信号に基づいてバッテリ20に対して加熱・冷却処理制御を行う。
また、処理判断手段12は、バッテリ温度取得手段11からバッテリ20の温度を受け取り、バッテリ20に対する加熱・冷却処理制御を中断するか否かを判断する。そして、中断すると判断した場合には、加熱・冷却処理制御手段13に対して処理中断命令を出力する。加熱・冷却処理制御手段13は、処理中断命令を受け取ると、受け取った信号に基づいてバッテリ20に対する加熱・冷却処理制御を中断する。
このようなバッテリ温度調整装置10によれば、バッテリ20の温度を調整することによって充電電流の受け入れ性を高い状態に保つことができる。また、充電電流の受け入れ性を高い状態に保つことができるのでバッテリ20に対する充電効率が向上する。
次に、本発明のバッテリ温度調整装置をマスタECU(Electronic Control Unit)に適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すように、マスタECU100、バッテリ200、およびバッテリ加熱・冷却システム300が電源バス400と通信バス410を介して接続されている。また、マスタECU100には、ナビゲーション500が接続されている。
図2は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すように、マスタECU100、バッテリ200、およびバッテリ加熱・冷却システム300が電源バス400と通信バス410を介して接続されている。また、マスタECU100には、ナビゲーション500が接続されている。
バッテリ200には、バッテリ200の電圧を計る電圧計210、電流を計る電流計220、およびバッテリ液温度を計る液温計230が接続されている。マスタECU100は、電圧計210、電流計220、および液温計230の各々が計測した情報を通信バス410を介して取得する。また、マスタECU100は、通信バス410を介してバッテリ加熱・冷却システム300に、バッテリ200に対して行う加熱・冷却処理に関する指示を行う。なお、この通信バス410は、たとえば、LIN(Local Interconnect Network)を用いる。
バッテリ加熱・冷却システム300は、バッテリ200に対して加熱・冷却処理を行う。具体的には、通信バス410を介してマスタECU100から加熱・冷却処理の指示を受け、その指示に基づいてバッテリ200をバッテリ200が充電電流を受け入れやすい温度に調整する。たとえば、バッテリ200の充電電流を受け入れやすい温度は0℃から40℃である。
なお、電源バス400と通信バス410には、不図示の各種車両に搭載されている補機が接続されており、マスタECU100は、通信バス410を介して各種補機から車両の状態を示す各種情報を取得する。たとえば、車両に搭載されている電装品の使用状況、車外の寒暖などの車両の外部環境、およびオルタネータが故障しているか否かを通信バス410を介して取得する。
次に、バッテリに対して加熱・冷却処理を行うバッテリ加熱・冷却システムの具体的な構成例を図面を参照して説明する。
図3は、バッテリ加熱・冷却システムの構成の一例を示す図である。図3に示すように、バッテリ200には、ダクト600が取り回されている。不図示のフロントグリルを介して吸入ダクト601から取り込まれた走行風は、ダクト602とダクト603を介してダクト600へ送られ、バッテリ200を冷却する。
図3は、バッテリ加熱・冷却システムの構成の一例を示す図である。図3に示すように、バッテリ200には、ダクト600が取り回されている。不図示のフロントグリルを介して吸入ダクト601から取り込まれた走行風は、ダクト602とダクト603を介してダクト600へ送られ、バッテリ200を冷却する。
また、エンジン201には、ダクト604が取り回されている。フロントグリルを介して吸入ダクト601から取り込まれた走行風は、ダクト605を介してダクト604へ送られる。ダクト604を通った空気はエンジンが発生する熱によって温められ、ダクト606とダクト603を介してダクト600へ送られ、バッテリ200を加熱する。
バルブ700は、吸入ダクト601から取り込んだ走行風をダクト602かダクト605のどちらへ送るかを制御する。具体的には、位置aのときには吸入ダクト601から走行風はダクト605へ送られ、位置bのときには走行風はダクト602へ送られる。
バルブ701は、ダクト603へ送る空気をダクト602とダクト606のどちらから引き込むかを制御する。具体的には、位置cのときにダクト606からダクト603へ空気が引き込まれ、位置dのときにダクト602からダクト603へ空気が引き込まれる。
マスタECU100は、制御信号を出力し、バルブ700とバルブ701の位置を制御する。バルブ700が位置aであり、バルブ701が位置cのとき、吸入ダクト601から取り込まれた走行風は、ダクト605を介してエンジン201に取り回されているダクト604へ送られる。エンジン201が発生する熱によってダクト604を通った空気は温められる。温められた空気は、ダクト606とダクト603を通り、バッテリ200に取り回されているダクト600へ送られる。つまり、温められた空気がダクト600を通ることになるのでバッテリ200を加熱することができる。
また、バルブ700が位置bであり、バルブ701が位置dのとき、吸入ダクト601からから取り込まれた走行風は、ダクト602とダクト603を通り、ダクト600へ送られる。つまり、走行風が直接ダクト600を通ることになるのでバッテリ200を冷却することができる。
なお、ダクト600を用いずに、ダクト603からバッテリ200に対して空気を直接当てて、バッテリ200を加熱・冷却する構成としてもよい。また、たとえばバルブ700を位置aとしてバルブ701を位置dとした場合、バルブ700を位置aとしてバルブ701を位置cとした場合に比べて空気をより温めることができる。このとき、空気がより温まった後にバルブ701を位置cとして、より温まった空気がダクト600へ送られるようにすることによりバッテリ200を温めてもよい。
次に、エンジン冷却水を用いてバッテリに対して加熱・冷却処理を行うときのバッテリ加熱・冷却システムの構成例を図面を参照して説明する。
図4は、バッテリ加熱・冷却システムの構成の一例を示す図である。図4に示すように、エンジン201には、ダクト610が取り回されている。ダクト610には、不図示のラジエータが接続されており、ダクト610内の水をラジエータに送ることによって、駆動中のエンジン201が発生した熱によって温められた水を冷やす。
図4は、バッテリ加熱・冷却システムの構成の一例を示す図である。図4に示すように、エンジン201には、ダクト610が取り回されている。ダクト610には、不図示のラジエータが接続されており、ダクト610内の水をラジエータに送ることによって、駆動中のエンジン201が発生した熱によって温められた水を冷やす。
ダクト610には、ダクト611が接続されている。ダクト611には、バルブ710、711を介してダクト612、613、614が接続されている。バッテリ200には、ダクト615が取り回されている。ダクト615には、ダクト612が接続されている。ダクト613には、サブタンク202が接続されており、ダクト614には、保温容器203が接続されている。マスタECU100は、制御信号を出力し、バルブ710とバルブ711の位置を制御する。
バルブ710が位置eであり、バルブ711が位置gのとき、サブタンク202に保存されている水がダクト613とダクト612を介してダクト615へ送られる。また、バルブ710が位置eであり、バルブ711が位置hのとき、保温容器203に保存されている水がダクト614とダクト612を介してダクト615へ送られる。
サブタンク202は、たとえば、常温の水を保存するための容器である。また、保温容器203は、魔法瓶のような保温性の高い容器であり、たとえば、常温より温度が高い水を保存する。駆動中のエンジン201が発生した熱によって温度が上昇したダクト610を通過した水を、エンジン201が停止すると同時にバルブ710を位置fに、バルブ711を位置hにすることによって保温容器203へ回収する。
マスタECU100は、バルブ710を位置eに、バルブ711を位置hにして、保温容器203に回収されている常温より温度が高い水をダクト614とダクト612を介してダクト615へ送ることによって、バッテリ200を加熱する。
また、マスタECU100は、バルブ710を位置eに、バルブ711を位置gにして、サブタンク202に保存されている常温の水をダクト613とダクト612を介してダクト615へ送ることによって、バッテリ200を冷却する。
図5は、本実施の形態に用いるマスタECUのハードウェア構成例を示す図である。図5に示すように、マスタECU100は、マイクロコンピュータ(マイコン)101、I/F(InterFace)102、およびバス103を備えており、I/F102を介して、たとえば外部の通信バス410と接続されている。
マイコン101は、CPU(Central Processing Unit)101a、ROM(Read Only Memory)101b、およびRAM(Random Access Memory)101cを有している。マスタECU100は、CPU101aによって装置全体が制御されている。CPU101aには、マイコン101の内部のバス101dを介してROM101bおよびRAM101cが接続されている。
RAM101cには、CPU101aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM101cには、CPU101aによる処理に必要な各種データが保存される。ROM101bには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
なお、マスタECU100のハードウェアは、図5に示した構成に限るものではない。たとえば、バス103にROMを接続し、このROMにOSやアプリケーションプログラムを格納するようにしてもよい。また、バス103にRAMを接続し、このRAMにデータを一時的に保持するようにしてもよい。以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、マスタECU100が有する処理機能について説明する。
図6は、本実施の形態のマスタECUの処理機能を示す図である。図6に示すように、マスタECU100は、車両状態検出部110、外部環境検出部120、故障検出部130、処理判断部140、および加熱・冷却処理部150を備えている。
図6は、本実施の形態のマスタECUの処理機能を示す図である。図6に示すように、マスタECU100は、車両状態検出部110、外部環境検出部120、故障検出部130、処理判断部140、および加熱・冷却処理部150を備えている。
車両状態検出部110は、車両の状態を検出する。具体的には、車両に搭載されている各種センサから車両の状態を示す情報を取得する。たとえば、バッテリ200の温度を検知する温度センサからバッテリ200の温度を取得する。
外部環境検出部120は、車両の外部の環境を検出する。具体的には、車両に搭載されている車両外部の環境を検知するセンサから外部環境を示す情報を取得する。たとえば、車両外部の外気温を検知する温度センサから外気温を取得する。
故障検出部130は、車両に搭載されている補機の故障を検出する。具体的には、車両に搭載されているオルタネータの故障を検知する。
処理判断部140は、車両状態検出部110、外部環境検出部120、および故障検出部130から各種情報を取得し、バッテリ200に対して加熱・冷却処理を行うか否かを判断する。加熱・冷却処理を行う旨の判断を行ったときには、加熱・冷却処理部150に対して処理指示信号を出力する。
処理判断部140は、車両状態検出部110、外部環境検出部120、および故障検出部130から各種情報を取得し、バッテリ200に対して加熱・冷却処理を行うか否かを判断する。加熱・冷却処理を行う旨の判断を行ったときには、加熱・冷却処理部150に対して処理指示信号を出力する。
加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から受け取った処理指示信号に基づいて、バッテリ200に対して加熱・冷却処理を行う。
以上のような機能を有しているマスタECU100により、以下の処理が行われる。
以上のような機能を有しているマスタECU100により、以下の処理が行われる。
図7は、マスタECUによる加熱・冷却処理の手順を示すフローチャートである。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
〔ステップS11〕車両状態検出部110は、車両に搭載されている補機の消費電力を検出する。また、故障検出部130は、オルタネータが故障しているか否かを検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110と故障検出部130が検出した情報に基づいて加熱・冷却処理を回避するか否かを判断する。具体的には、車両に搭載されている補機の消費電力が一定以上である場合、もしくはオルタネータが故障している場合、加熱・冷却処理を回避する。
〔ステップS11〕車両状態検出部110は、車両に搭載されている補機の消費電力を検出する。また、故障検出部130は、オルタネータが故障しているか否かを検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110と故障検出部130が検出した情報に基づいて加熱・冷却処理を回避するか否かを判断する。具体的には、車両に搭載されている補機の消費電力が一定以上である場合、もしくはオルタネータが故障している場合、加熱・冷却処理を回避する。
加熱・冷却処理を行うとき、バルブの開閉などを行うので電力を消費する。つまり、補機が一定以上の電力を消費している場合、およびオルタネータが故障している場合のように、バッテリ200に負担がかかっている状態において、本来はバッテリ200をよりよい状態にするはずの加熱・冷却処理が、かえってバッテリ200に負担をかける状況であるといえる。
そこで、処理判断部140は、バッテリ200に負担がかかっている状態のときには加熱・冷却処理を行わない旨の判断を行う。処理を回避すると判断した場合には、処理をリターンし、処理を回避すると判断しなかった場合には、処理をステップS12へ進める。
〔ステップS12〕車両状態検出部110は、バッテリ200の温度を検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110から受け取ったバッテリ200の温度が−20℃以下か否かを判断する。−20℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を行う旨の指示信号を出力し、処理をステップS13へ進める。また、−20℃より高かった場合には、処理をステップS16へ進める。
〔ステップS13〕加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から加熱処理を行う旨の指示信号を受け取ると、バッテリ200に対して加熱処理を行う。
〔ステップS14〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が20℃以上か否かを判断する。20℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS15へ進める。また、20℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS14〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が20℃以上か否かを判断する。20℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS15へ進める。また、20℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS15〕加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から処理中断する旨の指示信号を受け取ると、バッテリ200に対して行っている処理を中断する。
〔ステップS16〕車両状態検出部110は、バッテリ200の温度を検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110から受け取ったバッテリ200の温度が60℃以上か否かを判断する。60℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を行う旨の指示信号を出力し、処理をステップS17へ進める。また、60℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS16〕車両状態検出部110は、バッテリ200の温度を検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110から受け取ったバッテリ200の温度が60℃以上か否かを判断する。60℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を行う旨の指示信号を出力し、処理をステップS17へ進める。また、60℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS17〕加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から冷却処理を行う旨の指示信号を受け取ると、バッテリ200に対して冷却処理を行う。
〔ステップS18〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が20℃以下か否かを判断する。20℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS15へ進める。また、20℃より高かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS18〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が20℃以下か否かを判断する。20℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS15へ進める。また、20℃より高かった場合には、処理をリターンする。
このような処理を行うことによって、バッテリ200が充電電流を受け入れやすい温度に調整されるので、バッテリ200に対する充電効率が向上する。
次に、マスタECUによる加熱・冷却処理中に低温予想、および高温予想をする場合の処理について説明する。
次に、マスタECUによる加熱・冷却処理中に低温予想、および高温予想をする場合の処理について説明する。
図8は、マスタECUによる別の加熱・冷却処理の手順を示すフローチャートである。以下、図8に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
〔ステップS21〕車両状態検出部110は、車両に搭載されている補機の消費電力を検出する。また、故障検出部130は、オルタネータが故障しているか否かを検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110と故障検出部130が検出した情報に基づいて加熱・冷却処理を回避するか否かを判断する。具体的には、車両に搭載されている補機の消費電力が一定以上である場合と、オルタネータが故障している場合には加熱・冷却処理を回避する。
〔ステップS21〕車両状態検出部110は、車両に搭載されている補機の消費電力を検出する。また、故障検出部130は、オルタネータが故障しているか否かを検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110と故障検出部130が検出した情報に基づいて加熱・冷却処理を回避するか否かを判断する。具体的には、車両に搭載されている補機の消費電力が一定以上である場合と、オルタネータが故障している場合には加熱・冷却処理を回避する。
加熱・冷却処理を行うとき、バルブの開閉などを行うので電力を消費する。つまり、補機が一定以上の電力を消費している場合、およびオルタネータが故障している場合のように、バッテリ200に負担がかかっている状態において、本来はバッテリ200をよりよい状態にするはずの加熱・冷却処理が、かえってバッテリ200に負担をかける状況であるといえる。
そこで、処理判断部140は、バッテリ200に負担がかかっている状態のときには加熱・冷却処理を行わない旨の判断を行う。処理を回避すると判断した場合には、処理をリターンし、処理を回避すると判断しなかった場合には、処理をステップS22へ進める。
〔ステップS22〕処理判断部140は、車両状態検出部110と外部環境検出部120から情報を得て、バッテリ200の温度が低温になると予想されるか否かを判断する。低温になると予想される場合には、処理をステップS23へ進め、低温になると予想されない場合には、処理をステップS27へ進める。
処理判断部140は、たとえば、外気温が一定値以下である場合、もしくは外気温が一定値以下であり、かつ車両が長時間放置される場合という条件に基づいてバッテリ200が低温になるか否かを判断する。
バッテリ200が低温になると予想されるときには、加熱・冷却処理部150が行う加熱処理を開始する温度、および終了する温度を変更する。あらかじめバッテリ200が低温になると予想されているので、加熱処理を開始する温度を高くすることによって、早期に加熱処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
また、あらかじめバッテリ200が低温になると予想されているので、加熱処理を終了する温度を高くすることによって、加熱処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
加熱処理を開始する温度、および終了する温度を、たとえば、10℃変更して−10℃以下になったら加熱処理を開始し、30℃以上になったら加熱処理を終了する。
〔ステップS23〕車両状態検出部110は、バッテリ200の温度を検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110から受け取ったバッテリ200の温度が−10℃以下か否かを判断する。−10℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を行う旨の指示信号を出力し、処理をステップS24へ進める。また、−10℃より高かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS23〕車両状態検出部110は、バッテリ200の温度を検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110から受け取ったバッテリ200の温度が−10℃以下か否かを判断する。−10℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を行う旨の指示信号を出力し、処理をステップS24へ進める。また、−10℃より高かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS24〕加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から加熱処理を行う旨の指示信号を受け取ると、バッテリ200に対して加熱処理を行う。
〔ステップS25〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が30℃以上か否かを判断する。30℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS26へ進める。また、30℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS25〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が30℃以上か否かを判断する。30℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して加熱処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS26へ進める。また、30℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS26〕加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から処理中断する旨の指示信号を受け取ると、バッテリ200に対して行っている処理を中断する。
〔ステップS27〕処理判断部140は、車両状態検出部110と外部環境検出部120から情報を得て、バッテリ200の温度が高温になると予想されるか否かを判断する。高温になると予想される場合には、処理をステップS28へ進め、高温になると予想されない場合には、処理をリターンする。
〔ステップS27〕処理判断部140は、車両状態検出部110と外部環境検出部120から情報を得て、バッテリ200の温度が高温になると予想されるか否かを判断する。高温になると予想される場合には、処理をステップS28へ進め、高温になると予想されない場合には、処理をリターンする。
処理判断部140は、たとえば、ナビゲーション500に設定された目的地までの経路上に渋滞がある、もしくは予想される場合、ナビゲーション500に設定された目的地までに要する時間内に補助充電が行われる場合、外気温が一定値以上である場合、もしくは外気温が一定値以上であり、かつ車両が長時間放置される場合という条件に基づいてバッテリ200が高温になるか否かを判断する。
バッテリ200が高温になると予想されるときには、加熱・冷却処理部150が行う冷却処理を開始する温度、および終了する温度を変更する。あらかじめバッテリ200が高温になると予想されているので、冷却処理を開始する温度を低くすることによって、早期に冷却処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い高温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
また、あらかじめバッテリ200が高温になると予想されているので、冷却処理を終了する温度を低くすることによって、冷却処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い高温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
冷却処理を開始する温度、および終了する温度を、たとえば、10℃変更して50℃以上になったら冷却処理を開始し、10℃以下になったら冷却処理を終了する。
なお、補助充電とは、補充電とリフレッシュ充電のことを指し、補充電とは、エンジン始動時に検出したバッテリ電圧が低電圧であったとき、もしくはエンジン始動から連続3時間経過したときに10分間の高電圧で行う充電であり、リフレッシュ充電とは、累計20時間走行したときに高電圧で行う充電である。このような補助充電を行うと、バッテリの性質上、充電中はイオンが活性化することによってバッテリの温度が上昇することが予想される。
なお、補助充電とは、補充電とリフレッシュ充電のことを指し、補充電とは、エンジン始動時に検出したバッテリ電圧が低電圧であったとき、もしくはエンジン始動から連続3時間経過したときに10分間の高電圧で行う充電であり、リフレッシュ充電とは、累計20時間走行したときに高電圧で行う充電である。このような補助充電を行うと、バッテリの性質上、充電中はイオンが活性化することによってバッテリの温度が上昇することが予想される。
〔ステップS28〕車両状態検出部110は、バッテリ200の温度を検出する。処理判断部140は、車両状態検出部110から受け取ったバッテリ200の温度が50℃以上か否かを判断する。50℃以上であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を行う旨の指示信号を出力し、処理をステップS29へ進める。また、50℃より低かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS29〕加熱・冷却処理部150は、処理判断部140から冷却処理を行う旨の指示信号を受け取ると、バッテリ200に対して冷却処理を行う。
〔ステップS30〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が10℃以下か否かを判断する。10℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS26へ進める。また、10℃より高かった場合には、処理をリターンする。
〔ステップS30〕処理判断部140は、車両状態検出部110からバッテリ200の温度を受け取り、受け取ったバッテリ200の温度が10℃以下か否かを判断する。10℃以下であった場合には、処理判断部140は、加熱・冷却処理部150に対して冷却処理を中断する旨の指示信号を出力し、処理をステップS26へ進める。また、10℃より高かった場合には、処理をリターンする。
このような処理を行うことによって、バッテリ200が充電電流を受け入れやすい温度に調整される。さらに、車両状態、および外部環境に基づいて加熱・冷却処理を開始する温度、および終了する温度が変更されるので、車両状態、および外部環境に即したバッテリ200に対する温度調整がされる。したがって、よりバッテリ200に対する充電効率が向上する。
なお、上記実施の形態において、バッテリ200が低温になると予想されている場合、加熱処理を開始する温度および終了する温度を10℃変更して、−10℃以下になったら加熱処理を開始し、30℃以上になったら加熱処理を終了する旨の説明をした。また、バッテリ200が高温になると予想されている場合、冷却処理を開始する温度および終了する温度を10℃変更して、50℃以上になったら冷却処理を開始し、10℃以下になったら冷却処理を終了する旨の説明をしたが、加熱・冷却処理を開始または終了する温度をより一層細かく変更してもよい。
以下、加熱・冷却処理を開始または終了する温度を段階的に変更する例を図面を用いて説明する。
図9は、渋滞度と冷却開始温度の関係を示す図である。ナビゲーション500に設定された目的地までの経路上に渋滞がある、もしくは予想される場合、その渋滞の度合い(以下、「渋滞度」という。)が大きくなるほど冷却開始温度を低くすることが示されている。
図9は、渋滞度と冷却開始温度の関係を示す図である。ナビゲーション500に設定された目的地までの経路上に渋滞がある、もしくは予想される場合、その渋滞の度合い(以下、「渋滞度」という。)が大きくなるほど冷却開始温度を低くすることが示されている。
つまり、渋滞度が大きくなるとエンジンルーム内に入り込む走行風がより少なくなると予想され、バッテリ200の温度がより上昇すると予想されるため、渋滞度が大きくなるほど冷却処理を開始する温度を低くすることによって、早期に冷却処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い高温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図10は、渋滞度と冷却終了温度の関係を示す図である。ナビゲーション500に設定された目的地までの経路上に渋滞がある、もしくは予想される場合、渋滞度が大きくなるほど冷却終了温度を低くすることが示されている。
つまり、渋滞度が大きくなるとエンジンルーム内に入り込む走行風がより少なくなると予想され、バッテリ200の温度がより上昇すると予想されるため、渋滞度が大きくなるほど冷却処理を終了する温度を低くすることによって、冷却処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い高温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図11は、補助充電が行われるまでの予想時間と冷却開始温度の関係を示す図である。補助充電が行われるまでの予想時間が短くなるほど冷却開始温度を低くすることが示されている。
つまり、補助充電が行われるとバッテリ200の温度が上昇すると予想されるため、補助充電が行われるまでの予想時間が短くなるほど冷却処理を開始する温度を低くすることによって、早期に冷却処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い高温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図12は、補助充電が行われるまでの予想時間と冷却終了温度の関係を示す図である。補助充電が行われるまでの予想時間が短くなるほど冷却終了温度を低くすることが示されている。
つまり、補助充電が行われるとバッテリ200の温度が上昇すると予想されるため、補助充電が行われるまでの予想時間が短くなるほど冷却処理を終了する温度を低くすることによって、冷却処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い高温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図13は、外気温と加熱開始温度の関係を示す図である。外気温が低くなるほど加熱開始温度を高くすることが示されている。
つまり、外気温が低いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、外気温が低いほど加熱処理を開始する温度を高くすることによって、早期に加熱処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
つまり、外気温が低いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、外気温が低いほど加熱処理を開始する温度を高くすることによって、早期に加熱処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図14は、外気温と加熱終了温度の関係を示す図である。外気温が低くなるほど加熱終了温度を高くすることが示されている。
つまり、外気温が低いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、外気温が低いほど加熱処理を終了する温度を高くすることによって、加熱処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
つまり、外気温が低いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、外気温が低いほど加熱処理を終了する温度を高くすることによって、加熱処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図15は、駐車放置時間と加熱開始温度の関係を示す図である。エンジンを切った状態で駐車する時間(以下、「駐車放置時間」という)が長くなるほど加熱開始温度を高くすることが示されている。
つまり、駐車放置時間が長いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、駐車放置時間が長くなるほど加熱処理を開始する温度を高くすることによって、早期に加熱処理が実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
図16は、駐車放置時間と加熱終了温度の関係を示す図である。駐車放置時間が長くなるほど加熱終了温度を高くすることが示されている。
つまり、駐車放置時間が長いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、駐車放置時間が長くなるほど加熱処理を終了する温度を高くすることによって、加熱処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
つまり、駐車放置時間が長いほどバッテリ200の温度が低下すると予想されるため、駐車放置時間が長くなるほど加熱処理を終了する温度を高くすることによって、加熱処理が長く実行される。すると、バッテリ200が充電電流の受け入れ性が悪い低温になることを防ぎ、より充電電流の受け入れ性がよい状態を保つことが可能となる。
このような処理を行うことによって、バッテリ200が充電電流をより受け入れやすい温度に調整される。さらに、車両状態、および外部環境に基づいて加熱・冷却処理を開始する温度、および終了する温度が変更されるので、車両状態、および外部環境により即したバッテリ200に対する温度調整がされる。したがって、よりバッテリ200に対する充電効率がより向上する。
10 バッテリ温度調整装置
11 バッテリ温度取得手段
12 処理判断手段
13 加熱・冷却処理制御手段
20 バッテリ
30 センサ
11 バッテリ温度取得手段
12 処理判断手段
13 加熱・冷却処理制御手段
20 バッテリ
30 センサ
Claims (2)
- 車両に搭載されているバッテリの温度を調整するバッテリ温度調整装置において、
センサから前記バッテリの温度に関する信号を取得するバッテリ温度取得手段と、
前記バッテリに対して加熱・冷却処理制御を行う加熱・冷却処理制御手段と、
前記バッテリの温度に基づいて、前記加熱・冷却処理制御を行うか否かを判断する処理判断手段と、
を有することを特徴とするバッテリ温度調整装置。 - 前記処理判断手段は、外気温が所定条件を満たし、かつ前記車両がエンジン停止から一定時間経過しているときに前記加熱・冷却処理を開始する温度を変更することを特徴とする請求項1記載のバッテリ温度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006075869A JP2007250484A (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | バッテリ温度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006075869A JP2007250484A (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | バッテリ温度調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007250484A true JP2007250484A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38594530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006075869A Withdrawn JP2007250484A (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | バッテリ温度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007250484A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2043417A2 (en) | 2007-09-27 | 2009-04-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Circuit device, circuit module, and outdoor unit |
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-
2006
- 2006-03-20 JP JP2006075869A patent/JP2007250484A/ja not_active Withdrawn
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JP2021007281A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社デンソー | 車載電源装置の制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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