JP2007248248A - 計測器及び刈取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測対象物までの距離を計測する計測器及び該計測器を備えた刈取機の提供。
【解決手段】受信する信号(反射波)に対して2つの閾値V1,V2を設定しておき、信号レベルが閾値V1を越える時間T1と信号レベルが閾値V2を越える時間T2とを検出する。(T1,V1)及び(T2,V2)の双方を通る直線において、信号レベルがゼロとなる時間を求め、求めた時間を反射波の受信時間として決定する。また、決定した受信時間を用いて圃場面に対する刈取部の高さを算出し、算出した高さに基づいて刈高さの調整を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、計測対象物までの距離を計測する計測器及び該計測器を備えた刈取機に関する。
従来、コンバインの刈取部は、その支持フレームを走行機体に立設した回動支持部に軸支し、この回動支持部を中心に支持フレームの下方を油圧シリンダの伸縮動作で上下動することにより、刈取部を昇降させて刈高さを調節するように構成されている。
刈高さの調節では、圃場面に対する刈取部の高さを超音波センサなどの非接触型のセンサを用いて検出し、検出した高さに応じて刈取部の昇降移動を制御する手法が公知となっている(例えば、特許文献1)。
特開昭58−101610号公報
超音波センサは、通常、計測対象物である圃場面に向けて超音波を発する発信部と、計測対象物から反射される超音波を受信する受信部とを備えており、超音波を発してから受信部にて反射波を受信するまでの時間を計測することにより、計測対象物までの距離を計測していた。図8は従来の超音波センサの動作を説明する説明図である。図8(a)は発振波の信号波形を示しており、図8(b)は反射波の信号波形を示している。なお、横軸は時間を表し、縦軸は信号レベルを表している。
超音波センサから発振される超音波は、図8(a)に示すような矩形波である。これに対し、圃場面によって反射された反射波は、図8(b)に示すように信号の立ち上がり及び立ち下がりの部分が緩やかになり、しかもノイズが重畳されたような信号となる。従来では、反射波の信号レベルに対して閾値を1つだけ設定し、その閾値を越える時間を受信時間として定めていた。例えば、図8(b)の例において閾値をV1とした場合、従来の決定方法では受信時間はT1となり、本来の受信時間T0から大きくずれ、穀稈の刈高さを良好に定めることができないという問題点を有していた。閾値V1を小さな値に設定した場合、T0とT1との差を小さくすることが可能であるが、信号レベルが小さい所では大きなノイズが重畳し易いため、必ずしも時間T1を良好に決定することができないという問題点を有していた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、受信する信号に対して異なる2つの閾値を設定しておき、受信した信号のレベルが閾値の一方を越える時間と他方を越える時間とに基づく演算により、信号の受信時間を決定する構成とすることにより、反射信号を受信する時間の検出精度を高めることができ、計測対象物までの距離を正確に計測することができる計測器及びこの計測器を備えた刈取機を提供することを目的とする。
第1発明に係る計測器は、計測対象物に対して信号を発信する発信手段と、前記計測対象物にて反射された信号を受信する受信手段とを備え、該発信手段が信号を発信してから前記受信手段が信号を受信するまでの時間を計測して前記計測対象物までの距離を計測する計測器において、前記受信手段が受信する信号に対して異なる2つの閾値を設定する手段と、前記受信手段にて受信した信号のレベルと前記閾値との大小を比較する手段と、前記信号のレベルが前記閾値の一方を越える時間と前記閾値の他方を越える時間とに基づく演算により、前記受信手段による前記信号の受信時間を決定する手段とを備え、決定した受信時間に基づいて前記計測対象物までの距離を計測するようにしてあることを特徴とする。
第1発明にあっては、受信する信号に対して異なる2つの閾値を設定しておき、受信した信号のレベルが閾値の一方を越える時間と他方を越える時間とに基づく演算により、信号の受信時間を決定するようにしているため、受信した信号の立ち上がり部分が緩やかな波形をしている場合であっても、受信時間の検出精度が低下しないため、計測対象物までの距離が正確に求まる。
第2発明に係る計測器は、設定してある閾値をV1,V2(ただし、V2>V1)、受信した信号のレベルがV1を越える時間をT1、V2を越える時間をT2とした場合、前記受信時間を、T1−(T2−T1)×V1/(V2−V1)により算出する手段を備えることを特徴とする。
第2発明にあっては、所定の演算により受信時間が決定される。反射波の立ち上がり部分が時間に対して直線的に増加すると仮定した場合、(T1,V1)及び(T2,V2)を通る直線は、時間T及び信号レベルVを変数として、V=(V2−V1)/(T2−T1)T+V1−(V2−V1)/(T2−T1)T1となる。受信時間は、信号レベルVがゼロとなる時間Tとして算出される。
第3発明に係る刈取機は、走行機体と、圃場に植立する穀稈を刈取る刈取部と、穀稈の刈高さを調節すべく前記刈取部を前記走行機体に対して昇降させる昇降手段とを備える刈取機において、第1発明又は第2発明に記載の計測器と、圃場面からの前記刈取部の高さを前記計測器を用いて計測する手段と、計測した高さに基づいて前記昇降手段による前記刈取部の昇降移動を制御する手段とを備えることを特徴とする。
第3発明にあっては、第1発明又は第2発明に記載の計測器で計測した圃場面からの刈取部の高さに基づいて刈取部の昇降移動を制御するようにしているため、圃場面の高さを正確に把握することができ、刈高さを適切に調整することができる。
第1発明による場合は、受信する信号に対して異なる2つの閾値を設定しておき、受信した信号のレベルが閾値の一方を越える時間と他方を越える時間とに基づく演算により、信号の受信時間を決定するようにしている。したがって、受信した信号の立ち上がり部分が緩やかな波形をしている場合であっても、受信時間の検出精度が低下しないため、計測対象物までの距離を正確に求めることができる。
第2発明による場合は、所定の演算により受信時間が決定することができる。反射波の立ち上がり部分が時間に対して直線的に増加すると仮定した場合、(T1,V1)及び(T2,V2)を通る直線は、時間T及び信号レベルVを変数として、V=(V2−V1)/(T2−T1)T+V1−(V2−V1)/(T2−T1)T1となる。受信時間は、信号レベルVがゼロとなる時間Tとして算出することができる。すなわち、2つの閾値V1,V2を設定しておき、コンパレータなどによる比較判定、CPUなどによる演算処理を利用して信号の受信時間を求めることができる。
第3発明による場合は、第1発明又は第2発明に記載の計測器で計測した圃場面からの刈取部の高さに基づいて刈取部の昇降移動を制御するようにしている。したがって、圃場面の高さを正確に把握することができ、刈高さを適切に調整することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係るコンバインの平面図であり、図2は同じく左側側面図である。図中1は左右一対の走行クローラ2にて支持された走行機体であり、走行機体1の進行方向右側には、操縦座席、走行機体1を操向操作するための操向ハンドル、刈取作業、脱穀作業、排出作業等を指示するための各種操作パネル14(図3参照)を備える操縦室3が設けられている。また、その後方には収穫した穀物を貯留するための穀物タンク7が設けられている。更に、操縦室3の下部にはエンジンが設けられており、エンジンの動力を走行用ミッションケースを介して走行クローラ2に伝達させることにより、走行機体1を走行させるように構成されている。
走行機体1の前部には、複数組の分草体41、穀稈引起装置42、及び刈刃43、並びに穀稈搬送装置44を備えた刈取部4が昇降シリンダ45を介して昇降可能に装着されている。また、走行機体1の左側には、フィードチェーン51が装備された脱穀装置5が配設されており、刈取部4から搬送された穀稈の根元部をフィードチェーン51にて受け継いで挟持搬送すると共に、その穀稈の穂先部を脱穀装置5内の扱胴52及び処理胴53にて脱穀するようにしている。なお、排藁は、フィードチェーン51の後端で排藁チェーン55に受け継がれ、走行機体1の後端から圃場に排出される。扱胴52の下方には、チャフシーブ等による搖動選別と唐箕ファンの風による風選別とを行うための選別装置56が設けられている。選別装置56にて選別されて集積された穀粒は、図示しない揚穀コンベアによって穀物タンク7内に集められる。穀物タンク7内に集められた穀粒は、エンジンの動力にて回転するスクリューコンベアを装備した底コンベア71から、排出オーガ8を介して、穀物搬送用のトラックの荷台等に排出される。
本実施の形態に係るコンバインは、走行機体1と刈取部4との相対高さを検出するセンサとして回動ポテンショメータ式の昇降ポジションセンサ11を備えている。昇降ポジションセンサ11は、走行機体1に立設された軸受ブラケット111に固定されており、その感知回動アームを軸受ブラケット111に回動自在に支持された水平筒112に当接させ、水平筒112の回動角度を検出する。昇降ポジションセンサ11により検出される回動角度は、昇降筒フレーム113の回動角度に相当するため、この回動角度に基づいて走行機体1に対する刈取部4の昇降位置を検出できるように構成されている。より具体的には、昇降ポジションセンサ11が検出した回動角度に基づいて後述する中央処理装置101(図3参照)が演算処理を行うことにより、走行クローラ2の底面を基準面として刈取部4のデバイダ先端の高さを算出する。
また、コンバインは、圃場面に対する刈取部4の高さを検出するセンサとして超音波センサ12を備えている。超音波センサ12は、前述した穀稈引起装置42の裏面側に設けたブラケットに配置され、圃場面に向けて超音波を発信する発信回路122と圃場面から反射される超音波を受信する受信回路123とを備えている(図4参照)。超音波センサ12の設置高さと刈刃43の設置高さとが異なる場合には、超音波センサ12の検出値から所定の演算を行うことにより、刈高さを求めるようにしている。
本実施の形態のコンバインは、昇降ポジションセンサ11によって検出される刈取部4の走行機体1に対する相対的な高さと、超音波センサ12によって検出される刈取部4の圃場面からの高さとに基づいて、刈取部4の昇降移動を制御し、穀稈の刈高さを調整する。
以下、本実施の形態に係るコンバインの制御系の構成について説明する。図3は本実施の形態に係るコンバインの制御系の構成を示すブロック図である。コンバインは、ハードウェア各部の動作を制御するために制御装置100を備えている。制御装置100が制御するハードウェアには、刈取部4の昇降移動を制御するために、前述した昇降シリンダ45を制御する電磁制御弁15が含まれる。
制御装置100は、昇降ポジションセンサ11、超音波センサ12、車速センサ13などの各種センサ、及び操作パネル14から入力される各種信号に基づいて演算処理を実行する中央処理装置101(以下、CPUという)、ハードウェア各部を制御するための制御プログラムを格納したROM102、CPU101の演算中に生成されるデータを一時的に保持するRAM103、及び時間を計時するタイマ104により構成される。CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムを必要に応じてRAM103にロードして実行し、制御装置100に接続されたハードウェア各部の動作を制御することにより全体として本発明に係る刈取機として動作させるように構成されている。
図4は超音波センサ12の内部構成を示すブロック図である。超音波センサ12は、タイミング回路121、発信回路122、受信回路123、反射波増幅回路124、及びAD変換回路125を備えている。タイミング回路121は、前述した制御装置100が出力する制御信号に従ってトリガー信号を発信回路122へ出力する。発信回路122は、図に示していない振動子を備えており、タイミング回路121が出力するトリガー信号に従って振動子を励振させることにより、超音波を発生させる。発信回路122によって発生する超音波は計測対象物である圃場面に向けて放射され、圃場面で反射した超音波が受信回路123によって受信される。
受信回路123は、超音波を受信してアナログ形式の電気信号に変換する。反射波増幅回路124は、受信回路123が出力する電気信号を増幅し、得られた電気信号をAD変換回路125へ出力する。AD変換回路125は、入力された反射波増幅回路124からの電気信号をデジタル形式の電気信号へと変換し、センサ出力として制御装置100へ出力する。
次に、超音波センサ12の動作について説明する。図5は超音波センサ12の動作を説明する説明図である。図5(a)は超音波の発信時の信号波形(発振波の波形)を示しており、図5(b)は超音波の受信時の信号波形(反射波の波形)を示している。なお、横軸は時間を表し、縦軸は信号レベルを表している。
超音波センサ12から放射される超音波は、例えば、図5(a)に示すように所定時間一定の信号レベルを有する矩形波である。これに対し、圃場面によって反射された反射波は、図5(b)に示すように信号の立ち上がり及び立ち下がりの部分が緩やかになり、しかもノイズが重畳されたような信号となる。従来では、反射波の信号レベルに対して閾値を1つだけ設定し、その閾値を越える時間を受信時間として定めていた。例えば、図5(b)の例において閾値をV1とした場合、従来の決定方法では受信時間はT1となり、本来の受信時間T0から大きくずれていることが分かる。閾値V1を小さな値に設定した場合、T0とT1との差を小さくすることが可能であるが、信号レベルが小さい所では大きなノイズが重畳し易いため、必ずしも時間T1を良好に決定することができないという問題点を有していた。
そこで、本実施の形態では、反射波の信号レベルに対して2つの閾値V1,V2を設定しておき、反射波の信号レベルが閾値V1を越える時間T1と閾値V2を越える時間T2とに基づいて反射波の受信時間を決定することをCPU101の演算処理により行う。なお、2つの閾値V1,V2はROM102に格納されており、必要に応じてRAM103上に読込まれる。
具体的には、反射波の立ち上がり部分が時間に対して直線的に増加すると仮定し、(T1,V1)及び(T2,V2)を通る直線で外挿して受信時間を求める。すなわち、(T1,V1)及び(T2,V2)を通る直線は、時間T及び信号レベルVを変数として、V=(V2−V1)/(T2−T1)T+V1−(V2−V1)/(T2−T1)T1となるため、信号レベルVがゼロとなる時間Tを求め、受信時間を決定する。算出される受信時間は、T1−(T2−T1)×V1/(V2−V1)となり、本来の受信時間T0に近い値となる。
次に、刈取部4の高さ制御について説明する。図6は制御装置100が刈高さ制御を行う際の処理手順を説明するフローチャートである。制御装置100のCPU101は、超音波センサ12のセンサ出力を適宜のサンプリングレートで取込む(ステップS11)。
次いで、CPU101は、取込んだセンサ出力に基づいて、反射波の信号レベルが設定してある閾値V1より大きいか否かを判断する(ステップS12)。反射波の信号レベルが閾値V1以下であると判断した場合(S12:NO)、取込んだセンサ出力と閾値V1との比較を順次行い、反射波の信号レベルが閾値V1より大きくなるまで待機する。
そして、反射波の信号レベルが閾値V1より大きいと判断した場合(S12:YES)、CPU101は、反射波の信号レベルが閾値V1を始めて越えたときの時間をT1としてRAM103に記憶させる(ステップS13)。
次いで、CPU101は、取込んだセンサ出力に基づいて、反射波の信号レベルが設定してある閾値V2より大きいか否かを判断する(ステップS14)。反射波の信号レベルが閾値V2以下であると判断した場合(S14:NO)、取込んだセンサ出力と閾値V2との比較を順次行い、反射波の信号レベルが閾値V2より大きくなるまで待機する。
そして、反射波の信号レベルが閾値V2より大きいと判断した場合(S14:YES)、CPU101は、反射波の信号レベルが閾値V2を始めて越えたときの時間をT2としてRAM103に記憶させる(ステップS15)。
次いで、CPU101は、反射波の受信時間を演算により決定する(ステップS16)。前述したように、本実施の形態では、反射波の信号レベルが閾値V1を越える時間T1と閾値V2を越える時間T2とに基づいて受信時間を決定する。具体的には、T1−(T2−T1)×V1/(V2−V1)の演算を行う。
次いで、CPU101は、ステップS16で算出した受信時間を用いて圃場面からの刈取部4の高さを算出する(ステップS17)。そして、算出した刈取部4の高さと走行機体1に対する刈取部4の相対的な高さとに基づいて刈取部4に対する上昇下降力を決定し、CPU101が電磁制御弁15を制御して昇降シリンダ45を伸長又は収縮させることにより刈取部の昇降移動を制御する(ステップS18)。
実施の形態2.
実施の形態1では、超音波センサ12のセンサ出力を基にCPU101が2つの閾値V1,V2とのレベル判定処理、及び受信時間の算出を行う構成としたが、超音波センサ12にこれらの判定・演算処理の機能を持たせる構成であってもよい。
なお、超音波センサ12以外の構成については実施の形態1と全く同様であるため、その説明を省略することとする。
図7は実施の形態2に係る超音波センサ22の内部構成を示すブロック図である。超音波センサ22は、タイミング回路221、発信回路222、受信回路223、反射波増幅回路224、AD変換回路225、レベル判定回路226A,226B、及び演算回路227を備えている。
タイミング回路221は、外部から入力される制御信号に従ってトリガー信号を発信回路222及び2つのレベル判定回路226A,226Bへ出力する。発信回路222は、図に示していない振動子を備えており、タイミング回路221が出力するトリガー信号に従って振動子を励振させることにより、超音波を発生させる。発信回路222によって発生する超音波は計測対象物である圃場面に向けて放射され、圃場面で反射した超音波が受信回路223によって受信される。
受信回路223は、超音波を受信してアナログ形式の電気信号に変換する。反射波増幅回路224は、受信回路223が出力する電気信号を増幅し、得られた電気信号をAD変換回路225へ出力する。AD変換回路225は、入力された反射波増幅回路224からの電気信号をデジタル形式の電気信号へと変換し、変換した電気信号を2つのレベル判定回路226A,226Bへ出力する。
レベル判定回路226A,226Bは、それぞれコンパレータ及びタイマを備えており、タイミング回路221から出力されるトリガー信号が入力されたときにタイマを作動させる。レベル判定回路226Aは、AD変換回路225が出力するデジタル形式の電気信号とコンパレータにて設定している閾値V1とを比較し、電気信号のレベルが閾値V1を越えるときの時間(T1)を演算回路227へ出力する。同様に、レベル判定回路226Bは、AD変換回路225が出力するデジタル形式の電気信号とコンパレータにて設定している閾値V2とを比較し、電気信号のレベルが閾値V2を越えるときの時間(T2)を演算回路227へ出力する。
演算回路227は、レベル判定回路226Aから出力される時間T1とレベル判定回路226Bから出力される時間T2とを用いて所定の演算を行い、超音波を受信した時間(受信時間)を決定する。受信時間の算出方法は、実施の形態1と同じであり、T1−(T2−T1)×V1/(V2−V1)の値を算出する。
なお、以上の実施の形態では、圃場面に対する刈取部4の高さを検出するために超音波センサ12(又は超音波センサ22)を用いる構成としたが、光学センサなどの他の非接触型センサを用いる構成としてもよい。
本実施の形態に係るコンバインの平面図である。 本実施の形態に係るコンバインの左側側面図である。 本実施の形態に係るコンバインの制御系の構成を示すブロック図である。 超音波センサの内部構成を示すブロック図である。 超音波センサの動作を説明する説明図である。 制御装置が刈高さ制御を行う際の処理手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る超音波センサの内部構成を示すブロック図である。 従来の超音波センサの動作を説明する説明図である。
符号の説明
11 昇降ポジションセンサ
12 超音波センサ
13 車速センサ
14 操作パネル
15 電磁制御弁
45 昇降シリンダ
100 制御装置
101 中央処理装置(CPU)
102 ROM
103 RAM
104 タイマ
121 タイミング回路
122 発信回路
123 受信回路
124 反射波増幅回路
125 AD変換回路

Claims (3)

  1. 計測対象物に対して信号を発信する発信手段と、前記計測対象物にて反射された信号を受信する受信手段とを備え、該発信手段が信号を発信してから前記受信手段が信号を受信するまでの時間を計測して前記計測対象物までの距離を計測する計測器において、
    前記受信手段が受信する信号に対して異なる2つの閾値を設定する手段と、前記受信手段にて受信した信号のレベルと前記閾値との大小を比較する手段と、前記信号のレベルが前記閾値の一方を越える時間と前記閾値の他方を越える時間とに基づく演算により、前記受信手段による前記信号の受信時間を決定する手段とを備え、決定した受信時間に基づいて前記計測対象物までの距離を計測するようにしてあることを特徴とする計測器。
  2. 設定してある閾値をV1,V2(ただし、V2>V1)、受信した信号のレベルがV1を越える時間をT1、V2を越える時間をT2とした場合、前記受信時間を、T1−(T2−T1)×V1/(V2−V1)により算出する手段を備えることを特徴とする計測器。
  3. 走行機体と、圃場に植立する穀稈を刈取る刈取部と、穀稈の刈高さを調節すべく前記刈取部を前記走行機体に対して昇降させる昇降手段とを備える刈取機において、
    請求項1又は請求項2に記載の計測器と、圃場面からの前記刈取部の高さを前記計測器を用いて計測する手段と、計測した高さに基づいて前記昇降手段による前記刈取部の昇降移動を制御する手段とを備えることを特徴とする刈取機。
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