JP2007248182A - 物体検出装置および物体検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光ダイオードの光が遮られたか否かをフォトダイオードで検出することで物体の有無を検出するような物体検出装置において、低温から高温まで幅広い範囲で検出感度の低下が無いような物体検出装置および物体検出方法を提供する。
【解決手段】発光ダイオードLEDに所定の順電流を流すときに発光ダイオードLEDの温度をサーミスタ6で検出し、検出された温度と予めマイクロコントローラ5に記憶した発光ダイオードLEDの順電流−デューティ比特性のデータから所定の順電流を流すことのできるデューティ比をマイクロコントローラ5で算出し、算出したデューティ比でトランジスタTrのオン/オフを行うことで発光ダイオードLEDに算出したデューティ比で順電流が流れる。
【選択図】図4
【解決手段】発光ダイオードLEDに所定の順電流を流すときに発光ダイオードLEDの温度をサーミスタ6で検出し、検出された温度と予めマイクロコントローラ5に記憶した発光ダイオードLEDの順電流−デューティ比特性のデータから所定の順電流を流すことのできるデューティ比をマイクロコントローラ5で算出し、算出したデューティ比でトランジスタTrのオン/オフを行うことで発光ダイオードLEDに算出したデューティ比で順電流が流れる。
【選択図】図4
Description
本発明は、発光素子から光を照射し、その光を受光素子で検出することにより、物体の有無を検出する物体検出装置および物体検出方法に関する。
従来、例えば光ディスク再生装置における光ディスクの挿排などの検出には、図1に示すような物体検出装置100を用いていた。図1に示した物体検出装置100は、電源ライン12、13と、抵抗R11、R12と、発光ダイオードLEDと、フォトダイオードPDと、検出部14とを備えている。
電源ライン12は所定の電源電圧値V1が与えられており、発光ダイオードLEDに流す順電流を供給する。電源ライン13は所定の電源電圧値V2が与えられており、フォトダイオードPDに流れる受光した光に応じた光電流を供給する。
抵抗R11は発光ダイオードLEDに流す順電流値を所定の値にするために設けられており、電源ライン12と発光ダイオードLEDとの間に接続されている。抵抗R11は発光ダイオードLEDに流す順電流値に合った抵抗値が選択される。抵抗R12はフォトダイオードPDに流れる光電流値を所定の値以下にするために設けられており、電源ライン13とフォトダイオードPDとの間に接続されている。抵抗R12は発光ダイオードLEDに流す最大電流値に合った抵抗値が選択される。
発光ダイオードLEDは、電源ライン12から抵抗R11経由で流れる順電流値に基づいた強さの光を発生する。フォトダイオードPDは、受光した光の強さに基づいた光電流が流れる。
検出部14は、フォトダイオードPDに流れる光電流の有無によって光ディスク17の挿排を検出する。
光ディスク17の挿排を検出するために図1に示す物体検出装置100を使用する場合は、光ディスク再生装置などの挿入口に発光ダイオードLEDとフォトダイオードPDとが互いに向い合うように取りつける。発光ダイオードLEDには常時順電流が流れているので常時発光している。挿排時に光ディスク17が光ディスクが発光ダイオードLEDとフォトダイオードPDの間を通ると発光ダイオードLEDからの光が光ディスク17に遮られ、フォトダイオードPDが光を受光できなくなりフォトダイオードPDに光電流が流れなくなる。検出部14はフォトダイオードPDからの光電流が流れないことを検出して光ディスクの挿排が行われていることを検出する。
上述したような移動物体検出装置100では、発光ダイオードLEDとフォトダイオードPDの温度特性によっては、検出感度が低下することがあった。例えば、図2に発光ダイオードLEDの発光強度−周囲温度特性を、図3にフォトダイオードの光電流−周囲温度特性を示す。図2は横軸に周囲温度、縦軸に一定の順電流を流したときに発する光の強さを示し、図3は横軸に周囲温度、縦軸に一定の光を受光したときの光電流を示している。図2の発光ダイオードLEDは温度が低くなるに従って光が強くなるような特性になっている。図3のフォトダイオードPDは温度が低くなるに従って光電流が減少するような特性になっている。このとき温度の低下によって発光ダイオードLEDの強くなる光量よりも、フォトダイオードPDに流れる電流の減少量の方が大きい場合はフォトダイオードPDの感度が低下し、結果として低温では物体検出装置100の感度が低下してしまう、すなわち光ディスク17の挿排の検知がしにくくなるという問題があった。
また、より多くの順電流を発光ダイオードLEDに流して低温下でもフォトダイオードPDが充分に受光できるような光量を得ようとしても、発光ダイオードLEDは温度が高くなると流せる電流が少なくなるような特性を持つので高温時に定格電流を超えてしまう。特に車載機器等は温度変化が大きいため、そのような用途に用いるときにはより広い範囲の温度で動作することが求められる。
そこで、本発明は、例えば広い範囲の温度で感度の低下無く動作する物体検出装置および物体検出方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、電流を流すことによって光を発することができる発光手段と、光を受光すると受光する光の強度によって流れる電流が変化する受光手段と、前記発光手段からの光を前記受光手段で受光したか否かを検出する検出手段と、を備えた物体検出装置において、前記発光手段の温度を検出する温度検出手段と、前記発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータを予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記データと前記温度検出手段が検出した温度から前記発光手段に流す電流のデューティ比を算出する算出手段と、算出されたデューティ比で前記発光手段に電流を流させる電流制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、電流を流すことによって光を発することができる発光手段からの光を受光すると受光する光の強度に従って流れる電流が変化する受光手段において受光したか否かを検出することで物体の有無を検出する物体検出方法において、前記発光手段の温度を検出し、前記温度と前記発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータを予め記憶し、前記データと前記検出した温度から前記発光手段に流す電流のデューティ比を算出し、算出されたデューティ比で前記発光手段に電流を流すことを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる物体検出装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる物体検出装置は、発光手段の温度を温度検出手段で検出し、その温度と予め記憶した発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータから発光手段に流す電流のデューティ比を算出手段で算出し、電流制御手段が算出されたデューティ比で発光手段に電流を流すように制御する。このようにすることにより、発光手段が温度によって流すことのできる電流が異なり、さらに、デューティ比を変更することで流すことのできる電流を大きくすることができる場合に、温度に応じたデューティ比を設定することで発光手段に一定の電流を流すことができる。したがって、低温から高温まで広い範囲で感度の低下が無く検出動作を行うことができる。
また、算出手段は、温度検出手段が検出する温度が高くなるにしたがってデューティ比を小さくするようにしてもよい。このようにすることにより、発光手段が温度が高くなるにしたがって流せる電流を少なくしなければならないような特性を持つときに、デューティ比を小さくすることで電流を少なくせずに流すことができる。
また、検出手段は、受光手段の電流が所定期間、所定値以下の電流値となった場合に物体を検出したと判断してもよい。このようにすることにより、物体が受光手段と発光手段の間を通ったことで発光手段からの光が遮られたことを検出することができる。
また、本発明の一実施形態にかかる物体検出方法は、発光手段の温度を検出し、その温度と予め記憶した発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータから発光手段に流す電流のデューティ比を算出し、算出されたデューティ比で発光手段に電流を流すようにする。このようにすることにより、発光手段が温度によって流すことのできる電流が異なり、さらに、デューティ比を変更することで流すことのできる電流を大きくすることができる場合に、温度に応じたデューティ比を設定することで発光手段に一定の電流を流すことができる。したがって、低温から高温まで広い範囲で感度の低下が無く検出動作を行うことができる。
本発明の一実施例にかかる移動物体検出装置1を図4ないし図6を参照して説明する。物体検出装置1は、図示しない光ディスク再生装置に備えられ、光ディスクの挿入口における光ディスク7の挿排を検出する装置である。物体検出装置1は図4に示すように電源ライン2、3と、抵抗R1、R2、R3と、発光ダイオードLEDと、フォトダイオードPDと、検出部4と、マイクロコントローラ5と、サーミスタ6と、トランジスタTrとを備えている。
電源ライン2は所定の電源電圧値V1が与えられており、発光ダイオードLEDに流す順電流を供給する。電源ライン3は所定の電源電圧値V2が与えられており、フォトダイオードPDに流れる光電流を供給する。なお、電源ライン2と3に与える電圧値V1とV2は同じ電圧値でもよいし、異なってもよい。
抵抗R1は発光ダイオードLEDに流す順電流値を所定の値にするために設けられており、電源ライン2と発光ダイオードLEDとの間に接続されている。抵抗R1は発光ダイオードLEDに流す順電流値に合った抵抗値が選択される。抵抗R2はフォトダイオードPDに流れる光電流値を所定の値以下にするために設けられており、電源ライン3とフォトダイオードPDとの間に接続されている。抵抗R2は発光ダイオードLEDに流れる最大光電流値に合った抵抗値が選択される。抵抗R3は、トランジスタTrのベースに流す電流を所定の値にするために設けられており、トランジスタTrとマイクロコントローラ5との間に接続されている。抵抗R3はトランジスタTrの定格に合ったベース電流値になるような抵抗値が選択される。
発光手段としての発光ダイオードLEDは、電源ライン2から抵抗R1経由で流れる順電流値に応じた強さの光を発生する。受光手段としてのフォトダイオードPDは、受光した光の強さに応じた光電流が流れる。物体検出装置1を図示しない光ディスク再生装置に使用する場合は、光ディスク再生装置の光ディスク挿入口に発光ダイオードLEDとフォトダイオードPDとが互いに向い合うように取りつける。
検出手段としての検出部4は、フォトダイオードPDに流れる光電流値が所定値以下か否かによって光ディスク7の挿排を検出する。
記憶手段、算出手段、電流制御手段としてのマイクロコントローラ5は、CPU、ROM、RAMを備え、サーミスタ6の抵抗の変化から温度を検出し、その温度からROMに記憶した発光ダイオードLEDの周囲温度毎の順電流−デューティ比特性のデータを基に抵抗R3経由でトランジスタTrのベースに流す電流のデューティ比を決定し、決定したデューティ比で電流を流す。ここで、サーミスタ6の検出する温度は発光ダイオードLEDの周囲温度と同程度の温度である。
温度検出手段としてのサーミスタ6は、温度によって抵抗値が変化する素子であり、マイクロコントローラ5に接続されている。
トランジスタTrは、発光ダイオードLEDとグランドGNDとの間に接続されており、マイクロコントローラ5からの制御によってオン/オフが切り替わるスイッチとして機能する。
以上のような構成からなる物体検出装置1において、光ディスク7の挿排の検出を行う際の動作を説明する。まず、デューティ比100%のときの発光ダイオードLEDの順電流−周囲温度特性は図5に示すような特性となる。図5は縦軸に順電流を、横軸に周囲温度を示している。例えば、電流値Xアンペアを発光ダイオードLEDに流せるように抵抗R1を設定したとき、A℃まではマイクロコントローラ5は抵抗R3経由で流すトランジスタTrのベース電流を常時流し続けられる(デューティ比100%)のでトランジスタTrは常時オン状態となる。したがって発光ダイオードLEDにはXアンペアが常時流れることで常時発光している。一方フォトダイオードPDは発光ダイオードLEDからの光を常時受光しているので、フォトダイオードPDには所定値より大きい光電流が流れている。検出部4は、フォトトランジスタPDからの光電流を検出して、所定値よりも大きいことから光ディスク7が検出されていない、すなわち光ディスク再生装置が挿排状態にないと判断する。そして、光ディスク7が挿入はたは排出されると、光ディスク7が発光ダイオードLEDとフォトダイオードPDとの間を通るため、その間発光ダイオードLEDの光が光ディスク7に遮られフォトダイオードPDで受光できなくなる。フォトダイオードPDが光ディスク7に遮られると、フォトダイオードPDには所定時間の間所定値以下の光電流しか流れなくなるので、検出部4では、その光電流値に基づいて光ディスク7の検出、すなわち挿排が行われていると判断する。なお、所定時間とは光ディスク7により発光ダイオードLEDの光が遮られていると検出できる時間であり、所定値以下の電流とは光ディスク7により発光ダイオードLEDの光が遮られていると検出できる光電流値である。
しかし、図5によると発光ダイオードLEDはデューティ比100%でA℃まではXアンペア流すことができるが、A℃より高温になると定格を超えてしまいXアンペア流すことができない。例えば、図5において周囲温度がB℃であるときは発光ダイオードLEDにはXアンペアよりも小さいYアンペアしか流すことができない。
ここで、図6に発光ダイオードLEDの順電流−デューティ比特性の一例を示す。図6は縦軸に順電流を、横軸にデューティ比を示し、周囲温度は一定である。図6によると発光ダイオードLEDに流す順電流のデューティ比を小さくすることで発光ダイオードLEDに流すことのできる順電流を大きくすることができる。したがって、温度変化に応じてデューティ比を変化させることで高温時でもXアンペア流すことができるようになる。例えば、図6がA℃よりも高温の周囲温度であるB℃での順電流−デューティ比特性であった場合、Xアンペアが図6に図示した点だった場合は、デューティ比を100%から約60%にすることで、発光ダイオードLEDにYアンペアしか流せなかった順電流がXアンペア流せるようになる。
すなわち、発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータとして図6のような特性図を周囲温度に応じて複数用意し(周囲温度によってその特性は異なる)、検出した周囲温度に合った特性図からXアンペア流すことのできるデューティ比を算出することで低温から高温まで感度の低下が起こらないような順電流を流すことができる。なお、本実施例における低温から高温の範囲は発光ダイオードとフォトダイオードの動作温度の下限から上限の範囲を指すものとする。
上述したような動作を行う際のマイクロコントローラ5の動作を図7に示す。
まず、ステップS1において、サーミスタ6の抵抗値から現在の温度を検出し、ステップS2に進む。
次に、ステップS2において、ステップS1で検出した温度から、その温度対応の順電流−デューティ比特性のデータをROMから読み出し、Xアンペア流すことのできるデューティ比を算出する。
次に、ステップS3において、ステップS2で算出したデューティ比でトランジスタTrのベース電流を流し、ステップS1に戻る。トランジスタTrはステップS3で算出したデューティ比でオン/オフを繰り返すので、発光ダイオードLEDに流れる順電流もステップS2で算出したデューティ比で流れる。すなわち、マイクロコントローラ5のROMに記憶した順電流とデューティ比の関係を示すデータとサーミスタ6で検出した温度から発光ダイオードLEDに流す順電流のデューティ比を算出して、算出されたデューティ比でトランジスタTrをオン/オフすることで発光ダイオードLEDに算出したデューティ比の電流を流させている。
なお、デューティ比を100%未満に変化させると発光ダイオードLEDは短時間に点滅動作を行うようになるが、その周波数は、検出手段4が光ディスク7により発光ダイオードLEDの光が遮られていると検出する所定時間よりも短い周期となるような周波数とする必要がある。
本実施例によれば、光ディスク再生装置の光ディスク挿排の検出のために備えられた物体検出装置1において、発光ダイオードLEDの周囲温度が変化しても、発光ダイオードLEDに一定の順電流を流すために予め温度ごとの発光ダイオードLEDの定格電流とデューティ比との関係を示すデータをマイクロコントローラ5のROMに記憶し、サーミスタ6から検出した温度に対応した発光ダイオードLEDの定格電流とデューティ比との関係から一定の順電流を流せるデューティ比を算出し、マイクロコントローラ5から発光ダイオードLEDと直列に接続したトランジスタTrを算出したデューティ比でオン/オフさせることで、発光ダイオードLEDに算出したデューティ比で一定の順電流値を流すことができる。よって、低温に合わせた順電流値を設定した場合は、低温ではデューティ比を100%にし、温度が上がるにしたがって、定格電流を超えないように、デューティ比を下げるようにできる。したがって、低温から高温までの広い範囲に渡って感度良く光ディスク7の挿排を検出することができる。
なお、上述した実施例においては、受光手段としてフォトダイオードを用いていたが、フォトトランジスタなど、受光した光に応じて電流または電圧が変化するような素子であればよい。
また、温度検出手段として、サーミスタを用いたが、熱電対など他の温度センサを用いてもよい。
前述した実施例によれば、以下の物体検出装置および物体検出方法が得られる。
(付記1)電流を流すことによって光を発することができる発光ダイオードLEDと、光を受光すると受光する光の強度に従って流れる電流が変化するフォトダイオードPDと、発光ダイオードLEDからの光をフォトダイオードPDで受光したか否かを検出する検出部4とを備えた物体検出装置1において、発光ダイオードLEDの温度を検出するサーミスタ6と、発光ダイオードLEDに流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータを予め記憶するマイクロコントローラ5と、マイクロコントローラ5に記憶したデータとサーミスタ6が検出した温度から発光ダイオードLEDに流す電流のデューティ比を算出するマイクロコントローラ5と、算出されたデューティ比で発光ダイオードLEDに電流を流させるマイクロコントローラ5と、を備えたことを特徴とする物体検出装置1。
この物体検出装置1によれば、発光ダイオードLEDが温度によって流すことのできる電流が異なり、さらに、デューティ比を変更することで流すことのできる電流を大きくすることができる場合に、温度に応じたデューティ比を設定することで発光ダイオードLEDに一定の電流を流すことができる。したがって、低温から高温まで広い範囲で感度の低下が無く検出動作を行うことができる。
(付記2)電流を流すことによって光を発することができる発光ダイオードLEDからの光を受光すると受光する光の強度に従って流れる電流が変化するフォトダイオードPDが受光したか否かを検出することで物体の有無を検出する物体検出方法において、発光ダイオードLEDの温度を検出し、温度と発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータを予め記憶し、データと検出した温度から発光ダイオードLEDに流す電流のデューティ比を算出し、算出されたデューティ比で発光ダイオードLEDに電流を流すことを特徴とする物体検出方法。
この物体検出方法によれば、発光ダイオードLEDが温度によって流すことのできる電流が異なり、さらに、デューティ比を変更することで流すことのできる電流を大きくすることができる場合に、温度に応じたデューティ比を設定することで発光ダイオードLEDに一定の電流を流すことができる。したがって、低温から高温まで広い範囲で感度の低下が無く検出動作を行うことができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 物体検出装置
4 検出部(検出手段)
5 マイクロコントローラ(記憶手段、算出手段、電流制御手段)
6 サーミスタ(温度検出手段)
LED 発光ダイオード(発光手段)
PD フォトダイオード(受光手段)
4 検出部(検出手段)
5 マイクロコントローラ(記憶手段、算出手段、電流制御手段)
6 サーミスタ(温度検出手段)
LED 発光ダイオード(発光手段)
PD フォトダイオード(受光手段)
Claims (4)
- 電流を流すことによって光を発することができる発光手段と、光を受光すると受光する光の強度によって流れる電流が変化する受光手段と、前記発光手段からの光を前記受光手段で受光したか否かを検出する検出手段と、を備えた物体検出装置において、
前記発光手段の温度を検出する温度検出手段と、
前記発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータを予め記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した前記データと前記温度検出手段が検出した温度から前記発光手段に流す電流のデューティ比を算出する算出手段と、
算出されたデューティ比で前記発光手段に電流を流させる電流制御手段と、
を備えたことを特徴とする物体検出装置。 - 前記算出手段は、前記温度検出手段が検出する温度が高くなるにしたがって前記デューティ比を小さくすることを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
- 前記検出手段が、前記受光手段の電流が所定期間、所定値以下の電流値となった場合に物体を検出したと判断することを特徴とする請求項1または2に記載の物体検出装置。
- 電流を流すことによって光を発することができる発光手段からの光を受光すると受光する光の強度に従って流れる電流が変化する受光手段が受光したか否かを検出することで物体の有無を検出する物体検出方法において、
前記発光手段の温度を検出し、前記温度と前記発光手段に流すことのできる電流とデューティ比との関係を示すデータを予め記憶し、前記データと前記検出した温度から前記発光手段に流す電流のデューティ比を算出し、算出されたデューティ比で前記発光手段に電流を流すことを特徴とする物体検出方法。
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JP2006070401A JP2007248182A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 物体検出装置および物体検出方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014087618A1 (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | 株式会社デンソー | 光センサ |
JP2015052564A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社デンソー | 光センサ |
CN113504747A (zh) * | 2021-06-23 | 2021-10-15 | 犇畅电子科技(苏州)有限公司 | 一种螺丝整列机的光耦控制检测设备 |
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2006
- 2006-03-15 JP JP2006070401A patent/JP2007248182A/ja not_active Withdrawn
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