JP2007245451A - 液体噴射装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、液体が無駄なく使え、メインタンクの液体残量エンド時またはメインタンク交換時に液体供給路への空気進入を防止できる信頼性の高い液体噴射装置の提供を目的とする。
【解決手段】液体噴射装置において、液体を貯留する可撓性袋を有するメインタンクと、前記メインタンクと前記液体噴射ヘッドの間に設けられて液体を貯留する可撓性袋を有する中間タンクと、前記メインタンクから前記中間タンクへ液体を圧送するポンプと、前記メインタンクと前記ポンプの間の流路での圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段が負圧を検知したとき、前記ポンプの動作を停止し、前記ポンプの動作を停止後、前記ポンプの送液方向を逆転するように制御する制御部と、を有する
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット方式の液体噴射装置に関し、詳しくは密閉液体パックの交換時期を検知し、交換を報知する液体噴射装置に関する。
例えばオフィス向けまたは業務用に提供されるインクジェット式記録装置においては、比較的大量の印刷に対応させるために、大容量のインクカートリッジを配備する必要が生じ、このために各色のインクカートリッジを例えば装置本体側に配置されたカートリッジホルダに装着させる構成とされている。そして、記録ヘッドが搭載されたキャリッジ上には中間タンクが配置され、前記各インクカートリッジから各中間タンクに対してインク補給チューブを介してそれぞれインクを補給し、さらに各中間タンクからそれぞれ記録ヘッドに対してインクを供給するように構成されている。
このような構成の記録装置に用いられるインクカートリッジにおいては、カートリッジホルダに装填された状態で、各インクカートリッジがインクエンド状態であるか否かを検証するインクエンド判定手段が備えられる。
インクカートリッジから可撓性袋体からなる中間タンクに対するインクの補給時間が所定の時間を経過しても中間タンクに対するインクの補給量が不十分な場合において、インクカートリッジがインクエンド状態であると判定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、定量ポンプによる補給方法はインクの粘度や装置の中でメインタンクのレイアウトによらず比較的安定した補給が出来る利点があり有効な手段である(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−273906号公報 特開2002−301826号公報
しかしながら、特許文献1の補給時間の経過で補給状態を判定する方法は、インクの粘度や、温度によってインク補給量が変動し、正確にインクエンド状態を検知することができない。
また、特許文献2の定量ポンプによる補給法では、可撓性袋体中間タンクの適正量の上限Hと下限Lを検出するのにある程度のインク量が必要なことである。例えば上限Hと下限Lの差インク量が10mlの場合、下限Lでインク補給開始時のメインタンクの残量が8mlの場合と2mlの場合ではインクエンド判定が出てポンプが停止するまでのメインタンクとポンプ間の流路内の負圧値が大きく異なる。インク補給開始時のメインタンクの残量が少ない場合はメインタンクとポンプ間の流路内の負圧値が異常に大きくなる。その結果、何度か装着交換を行ったメインタンクのゴム栓とインク導出針部からインク供給路に空気が進入することがある。また、流路内の負圧値が異常に大きくなるとポンプに負荷がかかり、シール部材の耐久性を低下させる懸念もある。
さらに、もう一つの問題点は、メインタンク交換時にインク導出針からポンプ間の流路に空気が進入することを防ぐためにポンプを逆転させてインクを中間タンクからメインタンクに戻す際、上記の通りメインタンクとポンプ間の流路内の負圧値にバラツキがあるので、一定量戻す方式ではメインタンクとポンプ間の流路内圧が大気圧まで戻りきらなかったり、あるいは余計に戻しすぎたりすることがある。メインタンクとポンプ間の流路内圧が大気圧まで戻りきらない場合はこの流路内に空気が入り込み、本来の機能を果たし得ない。
そこで、本発明は、液体が無駄なく使え、メインタンクの液体残量エンド時またはメインタンク交換時に液体供給路への空気進入を防止できる信頼性の高い液体噴射装置の提供を目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
(1)
液体を吐出する複数の吐出口を有する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給部と、を有する液体噴射装置において、
液体を貯留する可撓性袋を有するメインタンクと、
前記メインタンクと前記液体噴射ヘッドの間に設けられて液体を貯留する可撓性袋を有する中間タンクと、
前記メインタンクから前記中間タンクへ液体を圧送するポンプと、
前記メインタンクと前記ポンプの間の流路での圧力を検知する圧力検知手段と、
前記圧力検知手段が負圧を検知したとき、前記ポンプの動作を停止し、前記ポンプの動作を停止後、前記ポンプの送液方向を逆転するように制御する制御部と、を有することを特徴とする液体噴射装置。
(2)
前記制御部は、前記圧力検知手段が検知した圧力が所定の圧力に戻るまで送液を逆転させたあと、装置本体に液体の交換を促すように報知するように制御することを特徴とする(1)に記載の液体噴射装置。
(3)
前記液体はインクジェット用のインクであり、前記インクは、少なくとも水、水溶性有機溶剤および顔料を含有し、水の含有量が全インク質量の10質量%以上、50質量%未満であり、前記水溶性有機溶剤のうち最も多く含有される水溶性有機溶剤のSP値が16.5以上24.6未満であり、前記水溶性有機溶剤の含有量が、全インク質量の30質量%以上であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の液体噴射装置。
(4)
前記液体噴射装置を備えたことを特徴とする(1)乃至(3)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
可撓性袋体からなるメインタンクに収容されたインクをポンプにより可撓性袋体からなる中間タンクに補給するインク供給装置において、メインタンクのインクエンド検出をメインタンクとポンプ間の流路に設けた圧力検知手段により、リアルタイムに判定するのでインクが無駄なく使え、流路が過負圧になることを防げるのでインク導出針からの空気進入を防止でき、またポンプに過負荷をかけることがなくなる。さらに、インク導出針からポンプ間の流路に空気か進入することを防ぐためにポンプを逆転させてインクを中間タンクからメインタンクに戻す際にも、メインタンクとポンプ間の流路に設けた圧力検知手段により検知して大気圧になるように戻し量を制御するので、メインタンク交換時に流路に空気が進入することを確実に防止できる信頼性の高い液体噴射装置が可能になる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。液体噴射装置の実施の形態の一例としてインクジェット記録装置を用いて説明する。
図5は、本発明に係る液体噴射装置を用いたインクジェット記録装置の断面図である。
Aはインクジェット記録装置全体を示し、3は画像が記録された記録媒体(用紙)Pが排出され積載される排紙部である。インクジェット記録装置Aには、本発明に係る液体噴射装置を構成する、印字ヘッド(液体噴射ヘッド)50、インクパック(メインタンク)11、送液ポンプ(ポンプ)22、補給流路21、中間タンク31、搬送部2及び記録媒体Pが収納された給紙部1が設けられてる。
制御部4は、例えば、ROMに記憶されたプログラムに従い、インクジェット記録装置を構成する各種手段を作動させ、原稿の画像情報を読取り、または、インターフェース(図示せず)を介して外部の情報機器から画像情報等を入力し、その情報を記憶し、そして記録媒体に記録して出力する一連の画像情報記録制御を実行させるプリンタ機能や、プリンタ機能を確実に実行できるように各種手段の調整や保全等を行うメンテナンス機能を備えている。
印字ヘッド50は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(BK)のそれぞれのインクを吐出するために、複数の吐出口を備えた印字ヘッドが4色分設けられ、更に、図示はしないが、例えば、それぞれの印字ヘッドに対応したインク吐出作動を行わせるための駆動回路等が一体的に組み込まれている。
メンテナンス台60は、印字作動をしばらく中断する場合などに、印字ヘッド50の吐出口にホコリやゴミが付着したり、あるいはインクが乾燥して目詰まり状態にならないように吐出口付近を覆うキャップを取り付けたり、あるいは、印字作動を中断した後の次の印字作動開始前に、または、一定期間毎に、吐出口からインクを吐出させたり、吐出口を清掃したりして、目詰まり状態を回復させて正常なインク吐出動作ができるようにしている。
記録媒体Pの搬送は、給紙部1に収納されている記録媒体Pを送り出しローラR1により1枚ずつ取り出す。取り出された記録媒体Pを1対のローラR2が1対のローラR3方向に送る。ローラR3に挟持された記録媒体Pは更に搬送部2へと送られる。
搬送部2を介して搬送される記録媒体Pは、印字ヘッド50に対向して、一定の速度で搬送されながら画像が記録される。
その後、排紙搬送動作が実行され、画像が記録された記録媒体Pが1対のローラR8により挟持され排紙部3へと排紙されるようになっている。
1は本発明に係るインク供給およびヘッド回復系の構成の模式図である。
印字ヘッド50に必要な背圧は、可撓性袋体からなる中間タンク31と印字ヘッド50の吐出口との水頭差により設定される。
印字時インクは、中間タンク31から共通流路34、分配器41、個別ヘッド供給路45を介して個別ヘッド51の吐出により自給される。中間タンク31への補給は、膨らみ検知センサ32により補給が必要と判断されたときにインクパック11から補給流路21を通って送液ポンプ22により中間タンク31へ所定量送液補給される。共通流路34の途中に設けられた分配器41は印字ヘッド50を構成する個別ヘッド51に供給するインクの流路抵抗を均一化するために設けられ、短時間供給源の役割を果たす。
印字ヘッド50回復時、インクは、中間タンク31をバイパスする加圧流路24を経由して、送液ポンプ22により送液され、個別ヘッド弁46により選択された個別ヘッド51のノズルより押出される。インクの垂れが納まった後、メンテナンス台60に配されているワイパーブレード61によりノズル面がワイピングされる。
分配器41の上部からは空気抜きポンプ73を有する空気抜き流路71が配管されており、インク初期導入時およびインク供給路に空気が進入したときにこの流路から空気が排出される。圧力検知手段である圧力センサ26はインクパック11のエンドを検出し、圧力センサ43は加圧押出し時の過加圧を検知する。
図2は、図1のインクパック11〜送液ポンプ22を拡大した模式図である。
インクパック11は、インク袋11a、口栓11bとシールゴム11cからなり、大気とは密閉されている。補給流路21の先にはインク導出針12が取り付けてあり、インク導出針12をシールゴムに突き刺すことでインクパック11と補給流路12間が開通する。逆に、インク導出針をシールゴムから抜き出すことでインクパック11と補給流路12間が離間する。そのとき、シールゴムはインクパック11の大気からの密閉状態を保持する。
図3は、本発明に係るインクパック11が空になった場合、および送液ポンプ22を逆転してインクをインクパック11側に戻した場合のインクの送液量と補給流路21の圧力変化の実験結果を示す。送液ポンプ22によって強制的にインクを引き出した場合が曲線1で、強制的にインクを引き出した後、送液ポンプ22を逆転してインクをインクパック11側に戻した場合が曲線2である。
曲線1は、引き出しインク量と圧力センサ26で測定した補給流路21の内圧のリニアリティーが良好で、また、曲線2とのヒステリシスが比較的小さい範囲、例えば、補給流路21の内圧が−10kPa〜−40kPaの範囲でインクパック11のインクエンドの判定の設定が可能である。
図4は、本発明に係るインク補給及びエンド検出動作のフローチャートの一例である。
中間タンク31へのインク補給とインクパック11のインクエンド検出した時の動作について図4を用いて説明する。
ステップS1では、中間タンク31のインク残量を膨らみセンサ32で検知する。検知結果が下限値以下、すなわち、中間タンクのインク残量が少ない(ステップS1:YES)場合はステップS2へ、下限値より大きい、すなわち中間タンクのインク残量が多い(ステップS1:NO)場合はステップS7へ進む。ここで下限値とは予め設定された値で、例えば、中間タンクのインク容量の半分くらいとする。
ステップS2では、圧力センサ26が補給流路21の内圧を検知する。検知された圧力が規定負圧以下である、すなわち、インクパックが空であると判断した(ステップS2:YES)場合はステップS3へ、規定負圧より大きい(ステップS2:NO)場合はステップS8へ進む。ここで、規定負圧とは、図3で説明した−10kPa〜−40kPaの範囲内の値で予め設定されたものである。
ステップS3では、送液ポンプ22が送液方向を逆転させる。すなわち、中間タンク31からインクパック11の方向へ送液する。
ステップS4では、圧力センサ26の測定値が大気圧になったかを判断する。大気圧になった(ステップS4:YES)場合はステップS5へ進み、大気圧に達しない、すなわち負圧(ステップS4:NO)場合はステップS3へ戻り、大気圧になるのを待つ。
ステップS5では、送液ポンプ22を停止する。
ステップS6では、インクパック11の交換を装置本体に報知する。
ステップS7では、印字可能状態であり、印字指令があれば印字を行い、指令がない場合はそのままステップS1へ戻る。
ステップS8では、送液ポンプ22がインクパック11から中間タンク31の方向へ送液(補給)する。
ステップS5の送液ポンプ22を停止した時点で、インク導出針12を含む補給流路21は大気圧と同圧力になり、インク導出針12から補給流露21へ空気が進入しない状態である。この状態でインク導出針12をインクパックから抜き取り、新しいインクパックのゴム栓に突き刺してインクパックの交換を行っても空気の進入は起こらない。
なお、本実施の形態において、液体噴射装置としてインクジェット記録装置を例にとり説明したが、LSI製造装置や医療用マイクロチップ製造装置等に対しても適用可能である。
次に、本液体噴射装置(インクジェット記録装置)で用いられる液体(インク)の一例について説明する。
液体噴射装置用インク(以下、単にインクともいう)においては、少なくとも水、水溶性有機溶剤および顔料を含有する。ここで、水溶性有機溶剤としては水と混合するものであれば良く含有比率も任意である。また、二種類以上の水溶性有機溶剤を併用することも可能である。しかしながら、連続的に出射を続ける時のキャビテーションの発生を抑えるために、前記水溶性有機溶剤のうち最も多く含有する水溶性有機溶剤のSP値が16.5以上24.6未満であり、さらに前記SP値が16.5以上24.6未満の水溶性有機溶剤の含有量が、全インク質量の30質量%以上である溶剤組成にすることが好ましい。この溶剤組成は水よりも疎水性の高い水溶性有機溶剤を多く含有することからインク全体の溶解度が高く、結果として連続出射時のキャビテーション発生が起こりにくい。
溶剤の溶解度パラメーター(SP値)とは、分子凝集エネルギーの平方根で表される値で、R.F.Fedors, Polymer Engineering Science, 14, p147(1974)に記載の方法で計算することができる。単位は(MPa)1/2であり、25℃における値を指す。
以下、SP値が16.5以上24.6未満に該当する水溶性有機溶剤の例をSP値と共に示す。いうまでもなく本インクはこれに限定されるものではない。
エチレングリコールモノメチルエーテル(SP値:24.5)
エチレングリコールモノエチルエーテル(23.5)
エチレングリコールモノブチルエーテル(22.1)
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル(22.3)
ジエチレングリコールモノメチルエーテル(23.0)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(22.4)
ジエチレングリコールモノブチルエーテル(21.5)
ジエチレングリコールジエチルエーテル(16.8)
トリエチレングリコールモノメチルエーテル(22.1)
トリエチレングリコールモノエチルエーテル(21.7)
トリエチレングリコールモノブチルエーテル(21.1)
プロピレングリコールモノメチルエーテル(23.0)
プロピレングリコールモノフェニルエーテル(24.2)
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(21.3)
トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(20.4)
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(21.8)
本インクでは、SP値が16.5以上24.6未満の水溶性有機溶剤に加えて、従来公知の各種水溶性有機溶剤を併用することができる。
この併用する溶媒として好ましく用いられる水溶性有機溶剤の例としては、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール等)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げられる。
本インクにおいて使用できる顔料としては、従来公知のものを特に制限なく使用でき、水分散性顔料、溶剤分散性顔料等何れも使用可能であり、例えば、不溶性顔料、レーキ顔料等の有機顔料及び、カーボンブラック等の無機顔料を好ましく用いることができる。この顔料は、インク中で分散された状態で存在させ、この分散の方式としては、自己分散、界面活性剤を用いた分散、ポリマー分散、マイクロカプセル分散の何れでも良いが、ポリマー分散、マイクロカプセル分散が定着性の点から特に好ましい。
不溶性顔料としては、特に限定するものではないが、例えば、アゾ、アゾメチン、メチン、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、キナクリドン、アントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、イソインドリノン、イソインドリン、アジン、オキサジン、チアジン、ジオキサジン、チアゾール、フタロシアニン、ジケトピロロピロール等が好ましい。
好ましく用いることのできる具体的顔料としては、以下の顔料が挙げられる。
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド222、C.I.ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー15:3、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
また、ブラック用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック6、C.I.ピグメントブラック7等が挙げられる。
本インクに含有する顔料の分散状態の平均粒子径は、50nm以上、200nm未満であることが好ましい。顔料分散体の平均粒子径が50nm未満あるいは200nm以上では顔料分散体の安定性が悪くなりやすく、インクの保存安定性が劣化しやすくなる。
顔料分散体の粒子径測定は、動的光散乱法、電気泳動法等を用いた市販の粒径測定機器により求めることが出来るが、動的光散乱法による測定が簡便でこの粒子径領域の精度が良く多用される。
用いられる顔料は、分散剤及びその他所望する諸目的に応じて必要な添加物と共に分散機により分散して用いることが好ましい。分散機としては従来公知のボールミル、サンドミル、ラインミル、高圧ホモジナイザー等が使用できる。中でもサンドミルによる分散により製造されるインクの粒度分布がシャープであり好ましい。また、サンドミル分散に使用するビーズの材質はビーズ破片やイオン成分のコンタミネーションの点から、ジルコニアまたはジルコンが好ましい。さらに、このビーズ径としては0.3mm〜3mmが好ましい。
本インクでは、上記分散において高分子分散剤を用いることが好ましい。
高分子分散剤とは、分子量が5000以上、200000以下の高分子成分を有する。高分子分散剤の種類としては、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体からなるブロック共重合体、ランダム共重合体およびこれらの塩、ポリオキシアルキレン、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等を挙げることができる。
酸性の高分子分散剤の場合、中和塩基で中和して添加することが好ましい。ここで中和塩基は特に限定されないが、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン等の有機塩基であることが好ましい。
また、高分子分散剤の添加量としては、顔料に対し10〜100質量%であることが好ましい。
本インクでは、上記説明した以外に、必要に応じて、出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤、例えば、多糖類、粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して用いることができ、例えば、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリコンオイル等の油滴微粒子、特開昭57−74193号、同57−87988号及び同62−261476号に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192号、同57−87989号、同60−72785号、同61−146591号、特開平1−95091号及び同3−13376号等に記載されている退色防止剤、特開昭59−42993号、同59−52689号、同62−280069号、同61−242871号及び特開平4−219266号等に記載されている蛍光増白剤等を挙げることができる。
上記構成からなる本インクは、インクの表面張力としては、25℃で25〜40mN/mであることが好ましく、より好ましくは25〜35mN/mであり、更に好ましくは30〜35mN/mである。また、インクの粘度としては、25℃で1〜40mPa・sであることが好ましく、より好ましくは5〜40mPa・sであり、更に好ましくは5〜20mPa・sである。
当然、本液体噴射装置で用いられるのは、前述したインクに限るものではない。
その他、液体噴射装置を構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係るインク供給およびヘッド回復系の構成実施例の模式図である。 図1のインクパック11〜送液ポンプ22を拡大した模式図である。 本発明に係るインクの送液量と補給流路21の圧力変化の実験結果を示す。 本発明に係るインク補給及びエンド検出動作のフローチャートの一例である。 本発明に係る液体噴射装置を用いたインクジェット記録装置の断面図である。
符号の説明
11 インクパック
12 インク導出針
21 補給流路
22 送液ポンプ
26 圧力センサ
31 中間タンク
32 膨らみ検知センサ
50 印字ヘッド
51 個別ヘッド

Claims (4)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口を有する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給部と、を有する液体噴射装置において、
    液体を貯留する可撓性袋を有するメインタンクと、
    前記メインタンクと前記液体噴射ヘッドの間に設けられて液体を貯留する可撓性袋を有する中間タンクと、
    前記メインタンクから前記中間タンクへ液体を圧送するポンプと、
    前記メインタンクと前記ポンプの間の流路での圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段が負圧を検知したとき、前記ポンプの動作を停止し、前記ポンプの動作を停止後、前記ポンプの送液方向を逆転するように制御する制御部と、を有することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記制御部は、前記圧力検知手段が検知した圧力が所定の圧力に戻るまで送液を逆転させたあと、装置本体に液体の交換を促すように報知するように制御することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体はインクジェット用のインクであり、前記インクは、少なくとも水、水溶性有機溶剤および顔料を含有し、水の含有量が全インク質量の10質量%以上、50質量%未満であり、前記水溶性有機溶剤のうち最も多く含有される水溶性有機溶剤のSP値が16.5以上24.6未満であり、前記水溶性有機溶剤の含有量が、全インク質量の30質量%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記液体噴射装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
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