JP2007245210A - 溶接品質判定装置および溶接品質判定方法 - Google Patents

溶接品質判定装置および溶接品質判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接品質判定精度を向上させる。
【解決手段】電極間隔を単位時間ごとに測定し、電極間隔の値がいったん上昇した後下降した、再上昇する場合をスパッタあり、電極間隔が通電開始後上昇することなく下降する場合を打点一異常と判定して、スパッタの有無、打点位置異常の有無に層別してから、それぞれの場合で溶接品質の判定を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、溶接品質判定装置および溶接品質判定方法に関する。
鋼板のスポット溶接において、溶接品質を向上させるために、溶接中の板厚の膨張量をリアルタイムで測定して溶接品質を判定する技術がある。そのような技術の一つに、溶接電流通電中に得られた母材の熱膨張波形から単位時間ごとの近似直線式を求め、その熱膨張波形の傾きが最大の近似直線式、傾きが最小の近似直線式を選択し、一方で、母材の収縮時における2次近似曲線式を母材の熱膨張波形から求め、傾きが最大の近似直線式同最小の近似直線式、および2次近似曲線式のそれぞれが得られた時刻を求め、傾きが最大の近似直線式、同最小の近似直線式、2次近似曲線式、および、それらの近似直線式が得られた時刻に基づいて、ナゲット生成過程の特徴パラメータを生成し、得られた特徴パラメータから、層別分析部または重回帰分析の少なくとも一方の分析によりナゲット径を推定して、溶接具合を判断する方法がある(特許文献1参照)。
特開2003−181649号公報
しかしながら、従来の方法では、スパッタの発生異常や打点位置のずれなどがある場合に、母材の熱膨張波形に不連続点が生じてしまうため、このような母材の熱膨張波形に不連続点が発生した場合に適切な判断を下すことができないという問題がある。
そこで本発明の目的は、母材の熱膨張波形に不連続点が生じた場合でも正確に溶接品質を判定することのできる溶接品質判定方法およびその装置の提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、被溶接部材を挟む溶接用電極間の間隔を単位時間ごとに測定する電極間隔測定手段と、測定された単位時間ごとの電極間隔を電極間隔データとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記電極間隔データから、電極間隔が通電開始後いったん増加した後電極間隔が所定量以上の減少量で減少し始めた減少開始点、および減少後電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定し、電極間隔の最大値があらかじめ決められた値以下で、かつ前記最大値から減少開始点検出後の電極間隔の最小値までの値が所定量以上の場合に打点位置異常ありと判定する判定手段と、を有することを特徴とする溶接品質判定装置である。
また、上記課題を解決するための本発明は、単位時間ごとに測定された被溶接部材を挟む溶接用電極間の間隔のデータから、電極間隔が通電開始後いったん増加した後電極間隔が所定量以上の減少量で減少し始めた減少開始点、および減少後電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定し、電極間隔の最大値が通電開始時点の間隔以下で、かつ前記最大値から減少開始点検出後の電極間隔の最小値までの値が所定量以上の場合に打点位置異常ありと判定することを特徴とする溶接品質判定方法である。
本発明によれば、電極間隔の減少開始点、減少開始点後再び電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定し、電極間隔の最大値があらかじめ決められた値以下、たとえば通電開始時の電極間隔の値以下で、かつ最大値から減少開始点検出後の電極間隔の最小値が所定量以上の場合に打点位置異常ありと判定することとしたので、電極間隔データの波形が急激に落ち込むような不連続点がある場合にも、そのような不連続点の発生を検出することで、スパッタの発生や打点位置異常を検出してそれぞれの場合を的確に送別することができる。そして、不良原因となるスパッタの発生や打点位置異常の場合のそれぞれについて溶接品質の判定を行うこととしたので、溶接品質判定の精度を上げることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる溶接品質判定方法およびその装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、単相交流スポット溶接装置を用いて一般的な軟鋼板をスポット溶接する場合を例示する。
本実施形態では、基本的には、溶接電流通電中の母材の膨張状態および溶接電流通電終了後の母材の収縮状態(ナゲット形成過程)を溶接機の電極間変位量から、スパッタの発生、打点位置の異常などを層別することで、これら異常の発生をそれぞれの場合に分けた上で溶接品質の良否判定を行うものである。
図1は、本発明にかかる溶接品質判定装置の機能ブロック図である。
溶接品質判定装置1は、電極間隔測定部10、溶接シーケンス部12、層別分析部13、品質判定部14、記憶部15、クロック発生部16から構成される。
このような溶接品質判定装置1は、実際には、パソコンなどのコンピュータによって、後述する層別判定手順に従って作成されたプログラムが実行されることにより各部の機能が実施されるものである。したがって、実際の装置構成にあっては、図示したように各部の機能が機能ごとに分けられている必要ない。
また、溶接品質判定装置1は、図示しないが、コンピュータが通常備えているキーボード、タッチパネル、ペンタブレット、マウスなどの入力デバイス、ディプレイ、プリンタなどの出力デバイス、および他のコンピュータなどと接続するためのネットワーク接続機能などを有する。
また、ここでは溶接品質判定装置1として溶接シーケンス部12を内蔵させているが、これは、溶接機のコントローラによって機能させ、溶接品質判定装置1自体は層別分析部13、品質判定部14、および記憶部15などからなるようにしてもよい。
以下溶接品質判定装置の機能を図1を参照して詳しく説明する。
電極間隔測定部10(電極間隔測定手段)は、電極がナゲット形成過程でどのように移動するのかを測定する部分である。母材にスポット溶接を施す場合、母材を溶接機50の電極で挟み、その状態で母材に溶接電流を供給する。溶接電流の供給が始まると電極に挟まれている部分の母材が膨張し、溶接電流の供給が終わるとその部分の母材が収縮する。電極は、この母材の膨張・収縮に従って上下に移動する。電極間隔測定部10は、溶接機50に取り付けられているセンサ11によって電極間隔を検出する。センサ11は、たとえば溶接機50の電極の一方または両方を送り出すためのモータやギア機構に取り付けられたエンコーダなどである。
電極間隔測定部10は、測定した電極間隔の値を、スポット溶接開始時を基準としてクロック発生部16からのクロック信号に基づいて単位時間ごとに取得し、取得時刻と共に記憶部15に記憶させる。この単位時間ごとに取得した電極間隔のデータが電極間隔データとなる。
溶接シーケンス部12は、クロック発生部16から出力されるクロック信号に基づいて時間ごとに溶接時の通電量を制御する。
層別分析部13(層別手段)は、溶接状態の層別を行う。溶接状態の層別とは、本実施形態においては、ワークの溶接時にスパッタの異常が発生したもの、打点位置の異常(以下打点位置異常と称する)が発生したもの、両方とも発生していないもののそれぞれに分別することをいう。
品質判定部14は(品質判定手段)は、層別分析部13によって層別された溶接状態ごとに、溶接点の品質を判定する。ここでの品質判定は、実際にタガネ判定を行った結果とその溶接点の電極間隔データから算出した特徴パラメータと、今回の溶接における電極間隔データから算出した特徴パラメータとを対比することで行われる。
ここで特徴パラメータ同士を単純に比較しただけでは、特徴パラメータの値自体がさまざまであるのでそれだけで合否判定することは難しい。しかし特徴パラメータの値は溶接品質の合否(すなわちタガネ判定結果)に応じて特徴的な傾向を示すことがわかった。そこで、この傾向をタガネ判定結果と組み合わせることで判別式を作成し、この判別式により判定することとした。
判別式は、あらかじめスパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合の溶接をそれぞれタガネ判定した結果を目的変数とし、そのタガネ判定を行った溶接時の電極間隔データから取得した特徴パラメータを説明変数として、溶接良と不良とを判定する式である(詳細後述)。なお、判別式は品質判定部14に記憶している。
記憶部15(記憶手段)は、電極間隔測定部10で測定された電極間隔の値を、その値を取得した時間と共に記憶する。
クロック発生部16は、溶接品質判定装置1を構成するすべての構成要素にクロック信号を供給する部分である。上述の電極間隔測定部10を初めとするすべての構成要素は、このクロック信号に基づいて動作する。
次に、本発明にかかる溶接品質判定方法を説明する。
図2は層別手順を示すフローチャートである。
まず、溶接品質判定装置1は、層別分析部13が溶接シーケンス部12によって溶接シーケンスが開始されて溶接機50によって溶接が開始されると同時に、溶接開始時を基準として時刻を計時するために時刻を0に設定する(時刻クリアS1)。
続いて、電極間隔測定部10が、電極に設けられているセンサ11からの信号によって母材の熱膨張または収縮による電極間隔を単位時間Stごとに測定する(S2)。そして電極間隔測定部10は測定された電極間隔を、単位時間Stごとの時刻と共に電極間隔データとして記憶部15に記憶させる(S3)。なお、サンプリングの単位時間St(たとえば10msec)はあらかじめ設定されている。
層別分析部13は、一つの溶接打点の溶接終了後、記憶部15に蓄積された電極間隔データに基づいて層別に必要な特徴パラメータを算出する(S4)。特徴パラメータについての詳細は後に説明する。
層別分析部13は、特徴パラメータの算出後、まず、得られた特徴パラメータから打点位置異常か否かを判定する(S5)。
判定の結果、打点位置異常がある場合は(S6:Yes)、品質判定部14が打点位置異常処理を行う(S100以降の処理)。
打点位置異常は、端打ちと、より程度の悪いはみ出しとがある。これら打点位置異常については後述する。
まず、品質判定部14は端打ちかはみ出しかを判定する(S100)。
判定の結果、はみ出しと判定された場合(S101:Yes)は、そのままその溶接点不良を記録する(S110)。不良された溶接点は、たとえばその溶接位置(または溶接点を示す識別番号など)と共に不良である旨記憶部15に記憶する。また、同時にディスプレイなどに表示を行うようにしてもよいし、さらに他のコンピュータなどへその旨を伝えるようにしてもよい(以下、その他の判定結果についても同様である)。
一方、はみ出しにまでは至らない端打ちの場合は(S101:No)、続いて、品質判定部14が端打ちにおけるタガネデータ判別を行う(S102)。タガネデータ判別についての詳細は後述するが、この処理は、端打がある場合でもタガネ判定の結果、溶接部分が十分な強度を持っているものもあるため、ここで、そのようなものを電極間隔データから判定して良品として取り出すのである。
ここで良品と判定された場合は(S103:Yes)、その旨を記憶部15に記憶し(S104)、不良と判定された場合はその旨を記憶部15に記憶する(S105)。
ステップS6で打点位置異常がないと判定された場合は、層別分析部13が特徴パラメータからスパッタの有無を判定する(S7)。
判定の結果、スパッタがある場合は(S8:Yes)、品質判定部14がスパッタ発生時の処理を行う(S200以降の処理)。
スパッが発生した場合は、品質判定部14が電極間隔データからタガネデータ判別を行う(S200)。これは、スパッタが発生した場合でもタガネ判定の結果では溶接した部分が十分な強度で接合しているものもあるため、スパッタの発生だけで溶接不良とはせずに、電極間隔データから良品を取り出すための処理である。
ここで良品と判定された場合は(S201:Yes)、その旨を記憶部15に記憶し(S202)、不良と判定された場合はその旨を記憶部15に記憶する(S203)。
一方、スパッタがないと判定された場合は(S8:No)、品質判定部14が続いて特徴パラメータから異常なし打点のタガネデータ判別を行う(S9)。タガネデータ判定の結果、良品と判定された場合は(S10:Yes)、その旨を記憶部15に記憶し(S11)、不良と判定された場合はその旨を記憶部15に記憶する(S12)。そして処理をすべて終了する。
図3は、端打ちを説明するための図面である。
溶接する部材に対する打点は、図3(a)に示すように、スポットナゲット100が溶接する板101の内側に完全にある場合A1およびA2、板101の端から一部が出ている場合Bがある。このうちA1およびA2は端打ちとはならない。一方、Bは端打という。このBようなもののうち、その程度が悪く、電極のほとんどがはみ出したような状態の場合をはみ出しと称する。
端打ちおよびはみ出し判定基準は、図3(B)に示すように、形成されるナゲット100を円とみなし、板101からはみ出す方向の直径をa、はみ出さない方向の直径をbとすると、(a+b)/2<基準ナゲット径の場合をはみ出し、(a+b)/2≧基準ナゲット径の場合を端打ち(はみ出しではない)とする。本実施形態では、特徴パラメータから端打ち、はみ出しのいずれであるかを判定している。
次に、特徴パラメータとその特徴パラメータを使用した層別の方法を具体的な電極間隔波形(熱膨張波形)を参照して説明する。
図4は、電極間隔データを時間軸に沿って示したグラフである。このグラフはスパッタや端打ちなどの不良原因となる不連続部分のない波形のグラフである。
図示するように溶接の際の電極間隔波形は、溶接シーケンスに従って変化する。溶接シーケンスは、スクイズ、第1通電、第2通電、第3通電、ホールドの順となる。
電極間隔波形は、通電開始前スクイズのときの電極間隔を0とし、正常な溶接の場合は、図4に示したように、第1通電のときにアップスロープが形成され、クール(通電を一時止める)のときもナゲットは膨張を続けるためそのまま増加して第2通電を経て第3通電の後半からホールドにかけて減少する形状を示す。すなわち、電極間隔データの波形に不連続点はない。
図5は、スパッタが発生した場合の電極間隔波形を示すグラフである。
図示するように、スパッタが発生して溶接部材の一部が溶けて飛び出したような場合は、初め電極間隔は若干増加するものの、スパッタの発生と共に急激に減少する。この減少開始点が特徴パラメータDownStartFlgであり、落ち込んだ最小値が特徴パラメータMaxDownである。電極間隔の最大値が特徴パラメータHmaxである。Hmaxは、スパッタが発生した場合、DownStartFlgより前に一度あるだけである。MaxDown後再び電極間隔が増加に転ずる再増加開始点が特徴パラメータDownEndFlgである。このMaxDown後の最大増加率を示す特徴パラメータをSpaSlopeMaxとする。そしてMaxDown後の最大値を特徴パラメータHmax2とする。また、溶接終了後(ホールド期間終了後)の最終的な電極間隔の値を特徴パラメータHendとする。
この波形から、スパッタ発生時は電極間隔がわずかに増加するものの急激に減少して最小値となり、その後電極間隔が増加に転ずるものの一度記録した最大値まで戻らないという特徴的なパターンを示していることがわかる。
この特徴的なパターンを検出するために、本実施形態では、3つの特徴パラメータを用いている。まず、通電が開始されると、いったん電極間隔が0よりも大きくなるので、Hmax>0である。そして電極間隔が所定量以上の減少量で減少し始めた減少開始点DownStartFlg、MaxDownを経て再び電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点DownEndFlgである。これらの3つの特徴パラメータが検出される場合にスパッタありと判定する。すなわち、電極間隔が通電開始後いったん増加した後、電極間隔が所定量以上の減少量で減少し始めた減少開始点、減少開始点後の電極間隔の最小値を記録した後再び電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定するのである。
これらの特徴パラメータの具体的な検出方法は、まず、Hmaxは0より大きいか否かを判定すればよい。
減少開始点DownStartFlgは、第1通電の開始から第3通電の間で、電極間隔の波形は5ポイント以上落ち込み続け、しかもその5ポイントの減少量があらかじめ定めた所定量以上となるとき、その5ポイント以上の減少が開始したポイントを減少開始点DownStartFlgとする。ここで、5ポイントの「ポイント」とは、電極間隔データ自体が単位時間ごとに計測しているため1ポイントが一つの単位時間に相当する。また、ここでの所定量は、たとえば実際に行われた複数の溶接結果から、スパッタ発生時の5ポイント分の落ち込み量を統計処理によりあらかじめ求めた値である。たとえば最小値や3σの値などを使用するとよい。
続いてDownStartFlgを立てた時点のポイント(DownStartFlgyほり5ポイント先のポイントP1)に対して、それ以降のポイントを次々に対比して行き、P1以降のポイントで所定量以上増加したポイントがあるときとき、その増加開始のポイントをDownEndFlgとする。ここでの所定量も前記同様に実際にスパッタが発生したときのデータから設定するとよい。したがって、このスパッタを検出するだけであれば、最小値MaxDownは検出する必要はない。
図6は、端打ちのあった場合の電極間隔波形を示すグラフである。
図示するように、端打ちやはみ出しがある場合、電極間隔はスクイズ時の0からほとんど増加せず、0を最大値Hmaxとして急激に減少する。最小値を記録した後、若干増加するが、Hmaxに至ることなくHmax2を記録してだらだらと低下して終了してしまう。
したがって、端打ちおよびはみ出しは、電極間隔の最大値Hmax≦0であり、かつ減少開始点DownStartFlg検出後、最大値Hmax(この場合Hmaxは実質的に0である)から電極間隔の最小値MaxDownまでの落ち込み量が所定量以上大きい場合に端打ちまたははみ出し(すなわち打点位置異常)ありと判定することができる。
なお、ごく希に端打ちの場合でも、Hmaxが0を若干超えるケースがあるため、Hmax≦xとしてxをあらかじめ実験などにより求めて、0より大きい値に設定してもよい。
ここでは、所定量は実際に端打ちおよびはみ出しが発生したときのデータから設定するとよい。
図7は、はみ出しのあった場合の電極間隔波形を示すグラフである。
端打ちと波形形状的には大きな違いはないが、HmaxからMaxDownまでの大きさが端打ち(図6)と比較して大きい。つまり、端打ちよりもはみ出しのほうが波形の落ち込み量、すなわち電極間隔の0からの減少量が多くなるのである。
したがって、端打ちおよびはみ出しを判定するには、所定量を2段階とする。つまり、1段階目の所定量(第1の所定量)を超えて2段階目の所定量(第2の所定量)を超えない場合は端打ちとする。この場合、本実施形態では、上述したとおり、端打ちと判定された場合でもさらにタガネデータ判定を行うことで、溶接自体に問題が発生していない程度の端打ちは合格としている。一方、2段階目の所定量(第2の所定量)を超えて減少する場合には、はみ出しと判定する。この場合、本実施形態ではタガネ判定によって合格することはまずないので、タガネデータ判定を行うことなく溶接不良としている。
図6および図7に示した場合には、第1の所定量を−100μm、第2の所定量を−2000μmとすることで、端打ちとはみ出しを分けることができる。なお、これら第1および第2の所定量は、溶接する板厚や材質により異なるので、それらに合わせてあらかじめ実験により求めたり、これまで実際に行われた溶接の電極間隔データなどから設定することになる。
次にタガネデータ判定について説明する。
タガネデータ判定は、実際の溶接後の溶接点において、スパッタ発生品および端打ち発生品にタガネ判定を行って、タガネ判定合格品と不合格品それぞれの電極間隔データから特徴パラメータを算出して、判定するものである。
なお、タガネ判定は、通常の溶接作業において昔から行われているものであり、実際に溶接されたワークにタガネを打ち込んではがれるか否かを確かめる方法である。
このタガネデータ判定は、タガネ判定の合否(OKまたはNG)を目的変数、電極間隔データから得られる特徴パラメータを説明変数とする判定式を導入した。
スパッタが発生した場合のタガネデータ判定と、端打ちが発生した場合のタガネデータ判定、および両方とも発生しない場合のタガネデータ判定は、いずれも基本的に同じ処理であり、それぞれの場合に分けて作成した判別式を用いることが異なるのみである。
図8は、特徴パラメータを説明するための図面である。
特徴パラメータは、電極間隔波形の電極間隔が増加する方向のときの上昇時傾き最大値θmax、この上昇時傾き最大値θmaxの直線がY軸を横切る値θmaxa、上昇時傾き最大値θmaxを記録したときの時間θmaxT、最大値Hmax、上昇時傾き最大値θmaxの直線と最大値Hmaxが交わる点Ver、Verのときの時間VerT、上昇時傾き最小値θmin、傾き最小値θminを記録したときの時間θminT、電極間隔波形の電極間隔が増加する方向のときの下降時傾き最大値d_θmax、この下降時傾き最大値d_θmaxの直線がY軸を横切る値d_θmaxa、下降時傾き最大値d_θmaxを記録したときの時間d_θmaxT、下降時傾き最小値d_θmin、最大値Hmaxを記録したときの時間PeakTである。また、図8に示すHmax以降の収縮部分を2次近似してY=ax2+bx+cとした場合のaをX0、bをX1、cをX2として用いている。そしてさらに上述した最小値MaxDown、MaxDown後の最大増加率SpaSlopeMax(MaxDown後の波形の上昇時における傾き最大値である)、最終的な電極間隔の値Hendを用いる。
判別式は下記のとおりである。
Y=αθmaxa+β(d_θmaxa/100)+γθmaxa+δ(θmaxa/100)+εθmax+ζθmaxa+ηθmaxT+θ(θmaxT/100)+ιd_θmax+κ(d_θmax)+λd_θmaxT+μ(d_θmaxT/100)+νθmin+ξ(d_θmin×100)+οθminT+π(θminT/100)+ρHend+σHend+τ(Hmax−Hend)+υ(Hmax−Hend)+φHmax+χHmax+ψpeakT+ωPeakT+α1VerT+β1X2+γ1(X2×100)+δ1X1+ε1X1+ζ1X0+η1X0+θ1(T1+T2+T3+T4)+ι1Hmax2+κ1(Hmax2−Hend)+λ1MaxDown+μ1SpaSlopemax
なお、式中、各項の前に付いているα、β、γ、δ、ε、ζ、η、θ、ι、κ、λ、μ、ν、ξ、ο、π、ρ、σ、τ、υ、φ、χ、ψ、ω、α1、β1、γ1、δ1、ε1、ζ1、η1、θ1、ι1、κ1、λ1、μ1はこの判別式を判別スコアとして使用するための調整係数である。この調整係数は、タガネ判定の結果、合格となる場合にYの値が0以上となり、不合格となる場合に0未満となるように設定する。具体的には、コンピュータを使用して設定する。その際用いるソフトウェアとしては、たとえば、JUSE−StatWorks(登録商標)株式会社日本科学技術研修所製を使用することができる。また、サンプル数は、説明変数以上は最低必要であるが、たとえば100〜200程度あれば好ましい。
各特徴パラメータにおける傾きθは、電極間隔を単位時間Stごとに計測しているのでその時間単位Tnを刻み幅の基準として任意に決めた時間幅Twにより傾きを得るための近時直線式を算出する。これにより近時直線式は、電極間隔を測定した回数n個(n=測定総時間Ts/単位時間St)から時間幅Twを単位時間Stで除算した解を引いた数N(N=n−Tw/St)だけ得られることになる。したがって、θmax、θminなどは、これら得られた直線近似式の中で最も傾きを示す係数が大きなものを選択することになる。
なお、近似直線式を算出するための時間幅Twは、特に決まったものはなく任意でよいが、この時間幅Twを狭くするほど波形解析の精度が向上するものの、処理に時間がかかるようになる。したがって、スパッタや打点位置異常の発生による波形の落ち込みを十分に確認することができる程度であればよい。
本実施形態では、実際に溶接を行ったワークを用いて、スパッタの発生もなく、打点位置異常もない溶接点についてタガネ合格したものがY≧0となる判別式(第1の判別式という)、端打ち発生時の溶接点についてタガネ合格したものがY≧0となる判別式(第2の判別式という)、およびスパッタ発生時の溶接点についてタガネ合格したものがY≧0となる判別式(第3の判別式という)をそれぞれ作成しておいて溶接判定に使用する。なお、溶接判定に使用する際の調整係数は上述した第1〜第3の判定式を作成した際に作ったものを使用する。
そして、判別式のYの値を溶接後の電極間隔データから得られる各特徴パラメータを用いて算出して、そのYの値が0以上の場合に、合格品(良品)と判定する。
以上のように、本実施形態によれば、まず、電極間隔データからスパッタの有無、打点位置異常の有無を層別(分別)して、スパッタ発生時および打点位置異常のうち端仕打ちと判定された溶接点については、さらにその中に良品があるか否かを判別することとしたので、さまざまな溶接状態に対して精度よく溶接品質を判定することができる。
特に、電極間隔の減少開始点、減少開始点後の電極間隔の最小値の後、再び電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定し、電極間隔の最大値が通電開始時点の間隔以下で、かつ最大値から減少開始点検出後の電極間隔の最小値が所定量以上の場合に打点位置異常ありと判定することとしたので、電極間隔データの波形が急激に落ち込むような不連続点がある場合に、そのような不連続点の発生を検出することで容易に層別することができるのである。
なお、本実施形態では、層別に際して、先に打点位置異常の有無を判定し、その次スパッタの有無を判定することとしている。これは、これまでの経験上、打点位置異常がある場合、不良品なる可能性が高く、特にはみ出しがある場合にはほとんどが不良であるため、先にこの打点位置異常を層別することで、その後の処理を省略することが可能となるからである。これにより、複数の溶接点を連続的に溶接する場合、少しでも処理を早くすることができる。もちろん、スパッタの有無を先に判別しても差し支えない。
以上本発明を適用した実施形態を説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではない。たとえば、上述した実施形態では、スパッタおよび打点位置異常の両方ともない場合においてもタガネデータ判定を行うこととしているが、これに代えて、スパッタおよび打点位置異常の両方ともない場合は従来法(たとえば特許文献1)により品質判定を行ってもよい。
そのほか、層別判定だけを実行し、スパッタまたは打点位置異常のいずれかがある場合は、すべて不良とするようにしてもよい。
本発明にかかる溶接品質判定装置の機能ブロック図である。 層別手順を示すフローチャートである。 端打ちを説明するための図面である。 電極間隔データを時間軸に沿って示したグラフである。 スパッタが発生した場合の電極間隔波形を示すグラフである。 端打ちのあった場合の電極間隔波形を示すグラフである。 はみ出しのあった場合の電極間隔波形を示すグラフである。 特徴パラメータを説明するための図面である。
符号の説明
1…溶接品質判定装置、
10…電極間隔測定部、
11…センサ、
12…溶接シーケンス部、
13…層別分析部、
14…品質判定部、
15…記憶部、
16…クロック発生部、
50…溶接機。

Claims (6)

  1. 被溶接部材を挟む溶接用電極間の間隔を単位時間ごとに測定する電極間隔測定手段と、
    測定された単位時間ごとの電極間隔を電極間隔データとして記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記電極間隔データから、電極間隔が通電開始後いったん増加した後電極間隔が所定量以上の減少量で減少し始めた減少開始点、および減少後電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定し、電極間隔の最大値があらかじめ決められた値以下で、かつ前記最大値から減少開始点検出後の電極間隔の最小値までの値が所定量以上の場合に打点位置異常ありと判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする溶接品質判定装置。
  2. 前記あらかじめ決められた値は、通電開始時の電極間隔の値であることを特徴とする請求項1記載の溶接品質判定装置。
  3. 前記判定手段によって層別されたスパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合のそれぞれについて電極間隔データから特徴パラメータを算出し、
    当該算出した特徴パラメータの値を、あらかじめ設定した判別式に入れることでと、スパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合のそれについて溶接状態を判定する品質判定手段をさらに有し、
    前記判別式は、あらかじめスパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合の溶接をそれぞれタガネ判定した結果を目的変数とし、そのタガネ判定を行った溶接時の電極間隔データから取得した特徴パラメータを説明変数として、溶接良と不良とを判定する式であることを特徴とする請求項1または2記載の溶接品質判定装置。
  4. 単位時間ごとに測定された被溶接部材を挟む溶接用電極間の間隔のデータから、電極間隔が通電開始後いったん増加した後電極間隔が所定量以上の減少量で減少し始めた減少開始点、および減少後電極間隔が所定量以上増加を開始した再増加開始点を検出した場合にスパッタ発生ありと判定し、電極間隔の最大値があらかじめ決められた値以下で、かつ前記最大値から減少開始点検出後の電極間隔の最小値までの値が所定量以上の場合に打点位置異常ありと判定することを特徴とする溶接品質判定方法。
  5. 前記あらかじめ決められた値は、通電開始時の電極間隔の値であることを特徴とする請求項4記載の溶接品質判定方法。
  6. 前記判定されたスパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合のそれぞれについて電極間隔データから特徴パラメータを算出し、
    当該算出した特徴パラメータの値を、あらかじめ設定した判別式に入れることで、スパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合のそれについて溶接状態を判定する、
    前記判別式は、あらかじめスパッタ発生あり、打点位置異常あり、およびスパッタ発生も打点位置異常もない場合の溶接をそれぞれタガネ判定した結果を目的変数とし、そのタガネ判定を行った溶接時の電極間隔データから取得した特徴パラメータを説明変数として、溶接良と不良とを判定する式であること特徴とする請求項4または5記載の溶接品質判定方法。
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