JP2007244026A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】界磁磁石を大きくしつつバックヨークとしての界磁子コアの機能を高める。
【解決手段】電機子2は界磁子1Aの内周面18によって囲まれる。界磁子磁石10は界磁子コア100に埋め込まれ、内周面18に対峙する内周側磁極面101N,102Sと、外周面17に対峙する外周側磁極面101S,102Nとを有する。いずれもN極の内周側磁極面101Nが周方向において隣接位置15で、いずれもS極の内周側磁極面102Sが周方向において隣接位置16で、それぞれ相互に隣接する。内周側磁極面101N,102Sは、周方向において二つの隣接位置15,16との間に存する磁束阻害位置13において境界103を介して相互に隣接する。境界103は内周面18外周面17との間での磁束の流れを阻害する。界磁磁石10の磁束阻害位置13での端部の方が、その反対側の端部よりも内周面18に近い。
【選択図】図2

Description

この発明は回転電機に関し、特に埋込磁石型の界磁子で電機子を囲む構造に関する。
電動機や発電機は固定子と回転子とを有する回転電機である。そして回転子が固定子を囲む構成は、いわゆるアウターロータ型として知られている。界磁磁束(以下、単に「界磁」と称する)を発生する界磁子が回転子として、電機子巻線が巻回されて回転磁界を発生する電機子が固定子として、それぞれ採用される回転界磁型が一般的ではあるが、その逆の選択もあり得る。ここではアウターロータ型との名称に倣い、回転電機の構成として界磁子が電機子を囲む構成を、アウターフィールドエレメント型と仮称することにする。
アウターフィールドエレメント型において、界磁を界磁磁石によって発生させる構造では、界磁磁石の体積を大きくすることができるので、小型化しても界磁を大きくすることができる。但し界磁磁石が界磁子のコアを介さずに電機子に対して露呈する構造、いわゆる表面磁石型の構造では、電機子からの回転磁界が直接に界磁磁石に供給されることになる。これは界磁磁石の減磁のみならず、例えば界磁磁石に固有抵抗の低いNd−Fe−B系の焼結材料を用いた場合、渦電流を発生させて損失が増大し、また界磁磁石が発熱してしまう。特にPWMインバータを用いた制御では、直接に界磁磁石に働く磁束に高調波が多く含まれるため、渦電流による影響が顕著となる。
界磁磁石での渦電流発生を回避するためには、界磁磁石を界磁子コアに埋め込んで、電機子からの回転磁界が直接に界磁磁石に供給されないことが望ましい。かかる構造はいわゆる埋込磁石型として知られている。
特開2002−356190号公報 特開2004−23976号公報 特開2004−301038号公報
しかしながら、アウターフィールドエレメント型において、埋込磁石型を採用し、かつ界磁磁石の体積を大きくするためには界磁子の磁極の境界でのバックヨークとしての界磁子コアの機能は低くなってしまう。アウターフィールドエレメント型の界磁子において、界磁子コアに埋め込まれる界磁磁石の寸法を大きくすると、その端部が界磁子コアの外周面に近づくことになる。つまり界磁磁石よりも外周面側にある界磁子コアは、界磁磁石の端部近傍で径方向における長さ(周方向についての幅)が小さくなる。そして従来の界磁子では隣接して配置された界磁磁石同士の間が界磁子の磁極の境界となるので、外周面側を経由する磁束を通すためのバックヨークとしての界磁子コアの機能は低下する。
また界磁磁石の寸法を大きくすると、その中心部が界磁子コアの内周面に近づくことになる。つまり界磁子磁石のうちで磁束発生に最も重要な役割を果たす部分が、最も減磁し易い位置に配置されることになる。
また、界磁磁石の端部から、界磁子コアの内周面に近接する位置までの間には、空隙を設ける必要がある。これは隣接する界磁磁石同士の間で、界磁磁石と内周面との間の界磁子コアを介して、磁束が界磁子内で短絡的に流れることを防止するためである。しかしながらこのような空隙の存在は界磁子コアの体積を損なってしまい、磁性体としての利用効率を低下させる。
これを避けるためには、特許文献1〜3に紹介された技術のように界磁子の磁極一つ当たりに複数枚の界磁磁石を電機子に向けて凹となる形状に配置することも一つの解決方法ではある。しかしこれは界磁磁石の個数を磁極の2倍またはそれ以上に増やすことになり望ましくない。更に界磁子コアに界磁磁石を埋め込むための孔も複雑となる。
このような構成で界磁磁石の個数を減らし、また上記の孔を複雑にしない工夫として、電機子に向けて開口する凹部を呈する界磁磁石を用いることもできる(例えば特許文献2)。しかしそのような形状の界磁磁石は曲率が大きくなり、界磁子の作製に必要な寸法精度を得ることが困難である。
また特許文献3に示されたように、界磁子コアの外径を磁極の境界近傍で大きくすることは、特に回転界磁型であり、かつアウターフィールドエレメント型の界磁子においては、風損が増大するので望ましくない。
更に特許文献1〜3に紹介された技術は、埋込磁石型における利点であるリラクタンストルクの利用という観点でも望ましくない。複数枚の界磁磁石を電機子に向けて凹となる形状に配置していることにより、磁極中央部の界磁磁石よりも外周面側に位置する界磁子コアは、その周方向についての幅が小さくなる。しかしこの位置の電機子コアはいわゆるq軸磁路を形成するため、界磁磁石を上記のように配置すると、いわゆるq軸インダクタンスを低めてしまうことになる。他方、いわゆるd軸磁路は界磁磁石を横断するため、いわゆるd軸インダクタンスはq軸インダクタンスよりも小さい(逆突極性)。よって上記のq軸インダクタンスの低下は、リラクタンストルクがd軸インダクタンスとq軸インダクタンスとの差に基づくことに鑑みれば、リラクタンストルクの低下を招来する。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので埋込磁石型であり、アウターフィールドエレメント型の界磁子を採用しながらも、界磁磁石を大きくしつつ界磁に対するバックヨークとしての界磁子コアの機能を、界磁子コアの厚さの割に高める技術を提供することを目的とする。また、リラクタンストルクを有効に利用しやすくすることも目的とする。
この発明にかかる回転電機は、回転軸(Q)に平行な外周面(17)及び内周面(18)を有する界磁子(1A〜1H)と、前記内周面によって囲まれる電機子(2)とを備える。
そしてその第1の態様では、前記界磁子は、界磁子コア(100)と、前記回転軸についての周方向に配列して前記界磁子コア(100)に埋め込まれ、前記内周面に対峙する内周側磁極面(101N,102S)と、前記外周面に対峙する外周側磁極面(101S,102N)とを有する界磁磁石(10;101,102)の複数と、前記内周面と前記外周面との間での磁束の流れを阻害する磁束阻害部(103;130)とを含む。そしていずれも第1の極性(N)である一対の前記内周側磁極面(101N)が前記周方向において第1の位置(15)で相互に隣接し、いずれも第2の極性(S)である一対の前記内周側磁極面(102S)が前記周方向において第2の位置(16)で相互に隣接する。そして相互に極性(N,S)が異なる一対の前記内周側磁極面(101N,102S)が、前記周方向において前記第1の位置と前記第2の位置との間に存する第3の位置(13)において前記磁束阻害部を介して相互に隣接する。そして前記界磁磁石の前記磁束阻害部側の端部の方が、前記磁束阻害部とは反対側の端部よりも、前記内周面に近い。
この発明にかかる回転電機の第2の態様は、その第1の態様であって、前記磁束阻害部(103)及びこれを介して相互に隣接する一対の前記界磁磁石(101,102)とは一体の永久磁石材料で形成され、前記磁束阻害部は前記永久磁石材料の無着磁部で構成され、前記界磁磁石は前記永久磁石材料の着磁部で構成される。
この発明にかかる回転電機の第3の態様は、その第1の態様であって、前記磁束阻害部(130)は、前記第3の位置において一対の前記界磁磁石(101,102)に挟まれた非磁性体である。
この発明にかかる回転電機の第4の態様は、その第1の態様乃至第3の態様のいずれかであって、前記第3の位置(13)と前記内周面(18)との間の前記界磁子コア(100)には欠損(105,106,107,108)が設けられる。
この発明にかかる回転電機の第5の態様は、その第4の態様であって、前記欠損は前記内周面(18)において前記電機子に向けて開口する凹部(105,108)である。
この発明にかかる回転電機の第6の態様は、その第4の態様であって、前記欠損(106,107)は前記内周面(18)と離隔して設けられる。
この発明にかかる回転電機の第7の態様は、その第1の態様乃至第6の態様のいずれかであって、前記界磁子コア(100)は、前記第3の位置(13)と前記外周面(17)との間で結合する複数の界磁子コア部品(110)で構成される。
この発明にかかる回転電機の第8の態様は、その第1の態様乃至第7の態様のいずれかであって、前記第3の位置(13)から前記周方向に沿って離れるにつれ、前記内周面(18)と前記電機子(2)との間の距離は狭くなる。
この発明にかかる回転電機の第9の態様は、その第1の態様乃至第8の態様のいずれかであって、前記界磁磁石は前記内周面(18)に対して凸に湾曲する。
この発明にかかる回転電機の第10の態様は、その第1の態様乃至第9の態様のいずれかであって、前記界磁磁石は焼結されたNd−Fe−Bを用いて構成される。
この発明にかかる回転電機の第11の態様は、その第1の態様乃至第10の態様のいずれかであって、前記界磁磁石は前記内周側磁極面(101N,102S)と前記外周側磁極面(101S,102N)とを結ぶ方向を磁化容易軸とする異方性を有する材料で構成される。
この発明にかかる回転電機の第12の態様は、その第1の態様乃至第11の態様のいずれかであって、前記第1の位置(15)又は前記第2の位置(16)で隣接する一対の前記内周側磁極面(101N,102S)の間に介在する非磁性体(104)を更に備える。
この発明にかかる回転電機の第13の態様は、その第1の態様乃至第12の態様のいずれかであって、前記電機子(2)に巻回される電機子巻線が集中巻きで巻回される。
この発明にかかる回転電機の第1の態様によれば、第3の位置においては、界磁子の磁極の境界が形成され、しかも界磁磁石と外周面との間にある界磁子コアの厚さを大きく採ることができる。よって界磁磁石における渦電流損、発熱、減磁を低減する観点及びリラクタンストルクの利用という観点で望ましい埋込磁石型であり、かつ電機子を囲む構造の界磁子でありながらも、界磁磁石を大きくしつつ界磁に対するバックヨークとしての界磁子コアの機能をその厚さに比して向上させる。
更に、磁束阻害部が第3の位置に存するので、界磁子の磁極の境界を経由する経路のインダクタンスよりも、第1の位置あるいは第2の位置の内周側に存する界磁子コアを経由する経路のインダクタンスの方が小さいため、いわゆるq軸磁路は後者の経路が主たる経路となる。そして第1の位置あるいは第2の位置では界磁磁石と内周面との間にある界磁子コアの厚さを大きく採ることができる。よってq軸磁路のインダクタンスを小さくし、リラクタンストルクを向上させることができる。しかも同じq軸磁路の界磁子における両端の周方向の位置が小さいので、占積率が高い整列巻を実現しやすい集中巻で巻回された電機子巻線を有する電機子においてリラクタンストルクを利用しやすい。
この発明にかかる回転電機の第2の態様によれば、磁束阻害部及びこれを介して相互に隣接する一対の界磁磁石を得るための構成が簡易となる。また無着磁部が存在することで、電機子と界磁子との間のギャップにおける磁束密度の高調波が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。
この発明にかかる回転電機の第3の態様によれば、非磁性体が存在することで、電機子と界磁子との間のギャップにおける磁束密度の高調波が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。
この発明にかかる回転電機の第4の態様や第5の態様によれば、欠損が存在することで、電機子と界磁子との間のギャップにおける磁束密度の高調波が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。また第3の位置において隣接して極性が相互に異なる一対の内周側磁極面同士の間での磁束の流れが、欠損によって妨げられる。これにより多くの界磁を電機子に鎖交させることができる。
この発明にかかる回転電機の第6の態様によれば、欠損が内周面の円筒形状を損なわないので、風損を増加させずに第4の態様にかかる回転電機の効果を得ることができる。
この発明にかかる回転電機の第7の態様によれば、界磁子コアを複数の部品の組み合わせで形成することができるので、環状で一体の界磁子コアを作製する場合と比較して、界磁子コアの材料についての歩留まりが向上する。また界磁磁石を埋設することが容易となる。
この発明にかかる回転電機の第8の態様によれば、電機子と界磁子との間のギャップにおける磁束密度の高調波及び変化が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。
この発明にかかる回転電機の第9の態様によれば、内周側磁極面を大きくすることができる。
この発明にかかる回転電機の第10の態様によれば、飽和磁束密度が高いので、界磁を大きくできる。さらに、渦電流による損失や発熱を抑制できる。
この発明にかかる回転電機の第11の態様によれば、界磁の磁束密度が高められ、また着磁して界磁磁石を形成する場合の着磁性が向上する。
この発明にかかる回転電機の第12の態様によれば、界磁磁石が発生する界磁が短絡的に流れることを回避する。
この発明にかかる回転電機の第13の態様によれば、占積率が高い整列巻を採用しやすい。
第1の実施の形態.
図1はこの発明にかかる回転電機の構成を例示する断面図であり、回転軸Qに垂直な断面を示している。回転電機は界磁子1Aと電機子2とを備えている。電機子2はここでは12極の場合が例示されている。
界磁子1Aは回転軸Qに平行な外周面17及び内周面18を有する。外周面17及び内周面18は例えばいずれも円筒形である。電機子2は内周面18によって囲まれる。
界磁子1Aは界磁子コア100と、界磁を発生させる複数の(ここでは8個の場合を例示)界磁磁石10を備えている。界磁磁石10は、界磁子コア100に埋め込まれ、回転軸Qについての周方向に配列される。
図2は図1の一部を拡大して示す断面図である。界磁磁石10は内周面18に対峙する内周側磁極面101N,102Sと、外周面に対峙する外周側磁極面101S,102Nとを有する。内周側磁極面101Nと外周側磁極面102Nとは同じくN極の磁極面であり、外周側磁極面101Sと内周側磁極面102Sとは同じくS極の磁極面である。界磁磁石10は内周側磁極面101Nと外周側磁極面101Sとを有する界磁磁石101と、内周側磁極面102Nと外周側磁極面102Sとを有する界磁磁石102から構成されていると把握することもできる。なお、全図において、界磁磁石10において「N」「S」と附された記号は、それぞれ内周側磁極面101Nの磁極がN極であり、外周側磁極面102Sの磁極がS極であることを示しており、回転軸Qに垂直な断面における磁極の極性を示すものではない。
異なる界磁磁石10に属して、いずれもN極である内周側磁極面101Nが周方向において隣接位置15で相互に近接する。また異なる界磁磁石10に属して、いずれもS極である内周側磁極面102Sが周方向において隣接位置16で相互に近接する。隣接位置15,16において、界磁磁石10の周方向端部には空隙104が設けられている。空隙104が設けられていることにより、隣接位置15,16において界磁子コア100の周方向における幅が狭くなり、この位置での界磁子コア100は磁気飽和し易くなる。これにより、内周側磁極面101Nと外周側磁極面101Sとの間で磁束が短絡的に流れたり、内周側磁極面102Sと外周側磁極面102Nとの間で磁束が短絡的に流れたりすることを抑制する。
なお、隣接位置15,16における界磁子コア100は、界磁磁石10を埋設するための孔を打ち抜く加工に起因して特性が劣化し、透磁率が低くなっている。しかし、熱処理によって比透磁率を1に近づけうる軟磁性材料を用いることにより、界磁子コア100のうち、隣接位置15,16において選択的に透磁率を低下させることが望ましい。上記のような、磁束が短絡的に流れることを抑制する効果が高まるからである。
この観点からはまた、隣接位置15,16近傍で外周面17側において、界磁子コア100の磁気特性を劣化させる構成を採用することも望ましい。当該構成は具体的には例えば、界磁子コア100を電磁鋼板を積層して構成する場合、これらを締結する締結具を貫挿する為の孔や、電磁鋼板同士が絡み合う厚み方向の凹凸を設けることで実現できる。
空隙104は隣接位置15,16において隣接する界磁磁石10同士の間で連通し、一纏まりに形成してもよい。他方、空隙104は隣接位置15,16における周方向の寸法を小さくし、d軸インダクタンスを低下させてもよい。この場合には逆突極性の突極比を高め、リラクタンストルクを高めることができる。このような場合においても上記の短絡的な磁束の流出入を抑制するためには、空隙104は隣接位置15,16から径方向に伸びることも望ましい。
また、空隙104には非磁性体たる空気が存在するが、ここに他の非磁性体を充填してもよい。
周方向における隣接位置15,16との間には、磁束阻害位置13が存在し、ここにおいて相互に極性が異なる一対の内周側磁極面101N,102Sが隣接する。磁束阻害位置13には界磁磁石101,102の境界103が存在する。この境界103において界磁磁石101,102が隣接するので、内周面18と外周面17との間での磁束の流れが阻害される。つまり境界13は当該方向への磁束の流れを阻害する磁束阻害部として機能する。
そして、界磁磁石10の磁束阻害位置13側(即ち境界103側)の端部の方が、磁束阻害位置13とは反対側(即ち隣接位置15,16側)の端部よりも、内周面18に近い。
磁束阻害位置13においては、界磁子1Aの磁極の境界が形成されることになる。しかも界磁磁石10(あるいは界磁磁石101,102)の寸法を大きくし、その端部を外周面17近傍まで配置しても、これと外周面17との間にある界磁子コア100の厚さを大きく採ることができる。よって界磁子1Aは、界磁磁石10における渦電流損、発熱、減磁を低減する観点及びリラクタンストルクの利用という観点で望ましい埋込磁石型であり、かつ電機子2を囲む構造でありながらも、界磁磁石10を大きくしつつ界磁に対するバックヨークとしての界磁子コア100の機能は、その厚さの割に高めることができる。
なお、界磁磁石10との端部(隣接位置15,16近傍)と外周面17との間の界磁子コア100の幅は、大きく採ることが望ましい。界磁子1Aが回転子である場合、遠心力に抗して界磁磁石10を保持する必要があるからである。例えば当該幅は、界磁磁石10の中央部(境界103近傍)と内周面18との間の界磁子コア100の幅よりも大きく選定される。
更に、境界103が磁束阻害位置13において磁束阻害部として機能するので、界磁子1Aの磁極の境界でもある境界103を経由する経路R1のインダクタンスよりも、隣接位置15,16の内周面18側に存する界磁子コア100を経由する経路R2のインダクタンスの方が小さい。このため、いわゆるq軸磁路は経路R2が主たる経路となる。
そして隣接位置15,16では界磁磁石10(あるいは界磁磁石101,102)と内周面18との間にある界磁子コア108の厚さを大きく採ることができる。よってq軸磁路のインダクタンスを小さくして逆突極性の突極比を高め、リラクタンストルクを向上させることができる。
しかも同じq軸磁路の、界磁子1Aにおける両端R2a,R2bの周方向の間隔が小さいので、電機子2の電機子巻線の巻回方法として集中巻を採用する場合に、リラクタンストルクを利用しやすい。集中巻を採用することは、占積率が高い整列巻を実現しやすいという利点がある。
なお、電機子2は内周面18に向かって開口し、巻線が巻回される巻線用溝21が設けられるが、集中巻が採用される場合には、当該巻線用溝21は例えば界磁子1Aの極数の1.5倍となる。図1では界磁磁石10が8個設けられているので、巻線用溝21は12個設けられている。但し界磁子1Aの極数と巻線用溝21の個数の関係は上記に限定されない。界磁磁石10が8個設けられ、巻線用溝21は9個設けられてもよい。このような構造では、コギングトルクが小さいことが知られている。
境界103が周方向に幅を有していてもよい。そして境界103及びこれを介して相互に隣接する界磁磁石101,102とは一体の永久磁石材料(例えばNd−Fe−B)で形成されてもよい。これにより、界磁磁石の個数が極数と一致し、界磁磁石の数を低減できる。この場合、境界103は永久磁石材料の無着磁部で実現できる。また界磁磁石101,102は着磁部で実現できる。これにより、界磁磁石101,102、境界103を得るための構成が簡易となる。また無着磁部が存在することで、電機子2と界磁子1Aとの間のギャップにおける磁束密度の高調波が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。
さらに、界磁磁石101,102の内周面18に最も近接した位置は境界103近傍であり、この位置での減磁が顕著であったとしても、磁極としての機能が受ける影響は少ないし、もとよりこの部分は無着磁部分、もしくは着磁強度の弱い場所である。
永久磁石材料に例えば飽和磁束密度が大きく、界磁を大きくするNd−Fe−Bを採用しても、界磁子コア100に界磁磁石10が埋め込まれているので、渦電流は問題とならない。
永久磁石材料には、内周側磁極面101N,102Sと外周側磁極面101S,102Nとを結ぶ方向を磁化容易軸とする異方性を有することが望ましい。界磁の磁束密度が高められ、また着磁して界磁磁石を形成する場合の着磁性が向上するからである。
かかる異方性が存在する場合、着磁の強度は境界103に近づくほど弱くなることが望ましい。電機子2と界磁子1Aとの間のギャップにおける磁束密度の高調波は低減されるからである。
他方、永久磁石材料に、磁化が等方性であるものを採用することもできる。この場合、境界103近傍の磁化の方向は、回転軸Qに垂直な平面内で傾斜して遷移する。これは内周側磁極面101N,102Sと外周側磁極面101S,102Nとを結ぶ方向についてみれば、着磁の強度は境界103に近づくほど弱くなることと等価となる。よって電機子2と界磁子1Aとの間のギャップにおける磁束密度の高調波は低減される。
永久磁石材料への着磁は、永久磁石材料単体に対して行ってもよいし、界磁子を構成した状態で行ってもよい。また、界磁磁石101,102を別個に着磁した後に、境界103を介して隣接させ、あるいはこれらを接着してもよい。
界磁子コア100の回転軸Q方向の長さは、電機子2のコアよりも、若干大きいことが望ましい。界磁磁石10の磁束は界磁子コア100を介してギャップに到達するので、回転軸Q方向に磁束を流し、電機子2へと磁束を効率よく集めるためである。
界磁子コア100は、圧粉鉄心で形成してもよいし、電磁鋼板を積層してもよい。また周方向と径方向とに磁気特性が優れた二方向性電磁鋼板を丸めて構成してもよい。
第2の実施の形態.
図3乃至図6はいずれもこの発明にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図であり、回転軸Qに垂直な断面を示している。
図3乃至図6は、第1の実施の形態に示された界磁子1Aと置換して回転電機を構成できる界磁子1B〜1Eの構成のうち、磁束阻害位置13近傍を拡大して部分的に示している。界磁子1B〜1Eのいずれにおいても磁束阻害位置13と内周面18との間の界磁子コア100には欠損が設けられている。
当該欠損は、図3に示された界磁子1Bでは凹部105として、図4に示された界磁子1Cでは凹部106として、図5に示された界磁子1Dでは欠損部107として、図6に示された界磁子1Eでは切欠き108として、それぞれ例示されている。
このような欠損が存在することで、電機子2(図1)と界磁子1B〜1Eとの間のギャップにおける磁束密度の高調波が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。また磁束阻害位置13において隣接して極性が相互に異なる一対の内周側磁極面101N,102S同士の間での磁束の流れが、欠損によって妨げられる。これにより多くの界磁を電機子2に鎖交させることができる。
凹部105(図3)や切欠き108(図6)は、内周面18において電機子2に向けて開口する。特に切欠き108は磁束阻害位置近傍13で界磁磁石10を露呈させるので、内周側磁極面101N,102S同士の間で磁束が短絡的に流れることを抑制する効果が高い。
凹部106(図4)や欠損部107(図5)は、内周面18と離隔して設けられる。これらが設けられても内周面18の円筒形状を損なわないので、風損を増加させない。欠損部107は界磁磁石10に対しても離隔しており、欠損部107と界磁磁石10との間には界磁子コア100が残置している。これに対して凹部106は欠損部107と界磁磁石10との間には界磁子コア100が残置していないので、内周側磁極面101N,102S同士の間で磁束が短絡的に流れることを抑制する効果が高い。
なお、凹部105,106、欠損部107、切欠き108が設けられることにより、界磁子を構成した状態で永久磁石材料の着磁を行う場合に、境界103に無着磁部分を形成しやすい点で有利である。
第3の実施の形態.
図7はこの発明にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成を例示する断面図であり、回転軸Qに垂直な断面を示している。本実施の形態では第2の実施の形態において図6で紹介した界磁子1Eの外形を採用しているが、上述の界磁子1A〜1Dを採用することもできる。
本実施の形態にかかる界磁子では、界磁子コア100は、磁束阻害位置13と外周面17との間で結合する複数の界磁子コア部品110で構成される。このように界磁子コア100を複数の界磁子コア部品110の組み合わせで形成することができるので、環状で一体の界磁子コアを作製する場合と比較して、界磁子コアの材料(例えば電磁鋼板)についての歩留まりが向上する。圧粉鉄心を用いる場合には、焼結の際のプレスを小型化できる点で有利である。また界磁磁石10を埋設することが容易となる。
図8は界磁子コア部品110の形状を示す断面図である。例えば界磁子コア部品110は電磁鋼板で作成され、その厚み方向に積層されてから、相互に組み合わされて界磁子コア100を構成することができる。
界磁子コア部品110の外形は、界磁子コア100の外周面17及び内周面18(図7)をそれぞれ構成する外周面110c及び内周面110dを有し、更に界磁子コア100の周方向には端部110p,110qを有している。端部110pには凸部110aが、端部110qには凹部110bが、それぞれ周方向に向かって突出/陥没して設けられている。一の界磁子コア部品110の凸部110aと他の界磁子コア部品110の凹部110bとを嵌合させて組み合わせることにより、界磁子コア100が構成される。
界磁子コア部品110は界磁磁石10を埋め込むための孔を構成する鞘状部110e,110fを有している。鞘状部110e,110fは、それぞれ凸部110a側及び凹部110b側で開口する。一の界磁子コア100の鞘状部110eと、他の界磁子コア100の鞘状部110fとが組合わさって、界磁磁石10を埋め込むための孔を構成する。この際、鞘状部110e,110fのそれぞれの盲部端110g,110hには図2で例示された空隙104が形成可能となる。
内周面110dは、凸部110aが形成されていない位置での端部110pから距離d1で、凹部110bが形成されていない位置での端部110qから距離d2で、それぞれ退いており、隣接する二つの界磁子コア部品110同士で凸部110aと凹部110bとが嵌合した場合、図6、図7に示された切欠き108が形成される。内周面110dの形状を適宜に設計することにより、凹部105(図3)、凹部106(図4)、欠損部107(図5)を形成することができる。
第4の実施の形態.
図9はこの発明にかかる回転電機に利用できる界磁子1Fの構成の一部を例示する断面図であり、回転軸Qに垂直な断面を示している。界磁子1Fは第1の実施の形態に示された界磁子1Aと置換して回転電機を構成でき、図9ではその磁束阻害位置13近傍を拡大して部分的に示している。
図9では円筒状の仮想内周面19を付記している。界磁子1Fでは、磁束阻害位置13から周方向に沿って離れるにつれ、内周面18と電機子2(図1参照)との間の距離は狭くなる。換言すれば、磁束阻害位置13に近づくほど、内周面18は外周面17側へと湾曲する。例えば隣接位置15,16近傍では内周面18は断面視上で円弧であり、隣接位置15,16と磁束阻害位置13との間のある位置から磁束阻害位置13に至る間では、内周面18が断面視上、上記円弧の接線として現れる形状を採ってもよい。
このような内周面18の形状により、電機子と界磁子との間のギャップにおける磁束密度の高調波及び変化が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。
図9では界磁子1B(図3)に示された凹部105と同様の凹部109を備えている場合が例示されている。しかし凹部109は凹部105(図3)、凹部106(図4)、欠損部107(図5)、切欠き108(図6)と置換することもできるし、界磁子1A(図1、図2)のように欠損を設けない場合にも本実施の形態で示された内周面18を採用することができる。
第5の実施の形態.
図10はこの発明にかかる回転電機に利用できる界磁子1Gの構成の一部を例示する断面図であり、回転軸Qに垂直な断面を示している。界磁子1Gは第1の実施の形態に示された界磁子1Aと置換して回転電機を構成でき、図10ではその磁束阻害位置13近傍を拡大して部分的に示している。
界磁子1Gでは、非磁性体の磁束阻害部130が磁束阻害位置13において一対の界磁磁石101,102に挟まれて設けられる。このように界磁磁石101,102の間に非磁性体が存在することで、磁束阻害位置13において内周面18と外周面17との間での磁束の流れが阻害される。よって第1の実施の形態における境界103と同じ機能が果たされ、第1の実施の形態で示された効果が得られる。
また境界103が周方向に幅を有している場合、例えば永久磁石材料の無着磁部が磁束阻害位置13に設けられている場合と同様に、電機子1Gと界磁子2(図1、図2)との間のギャップにおける磁束密度の高調波が低減される。従って回転電機の回転むら及び振動を低減できる。
このような磁束阻害部130が採用される場合であっても、第2乃至第4の実施の形態に示された技術を適用できることは明白である。
第6の実施の形態.
図11はこの発明にかかる回転電機に利用できる界磁子1Hの構成を例示する断面図であり、回転軸Qに垂直な断面を示している。界磁子1Hは第1の実施の形態に示された界磁子1Aと置換して回転電機を構成できる。
界磁子1Gでは、界磁磁石10が内周面18に対して凸に湾曲する。これは内周側磁極面を大きくすることができる観点で望ましい。
界磁子1Gが採用される場合であっても、第1乃至第5の実施の形態に示された技術を適用できることは明白である。
この発明の第1の実施の形態にかかる回転電機の構成を例示する断面図である。 図1の一部を拡大して示す断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図である。 この発明の第3の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成を例示する断面図である。 界磁子コア部品の形状を示す断面図である。 この発明の第4の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図である。 この発明の第5の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成の一部を例示する断面図である。 この発明の第6の実施の形態にかかる回転電機に利用できる界磁子の構成を例示する断面図である。
符号の説明
1A〜1H 界磁子
2 電機子
10,101,102 界磁磁石
100 界磁子コア
101N,102S 内周側磁極面
101S,102N 外周側磁極面
104 空隙
105,106,109 凹部
107 欠損部
108 切欠き
110 界磁子コア部品
13 磁束阻害位置
130 非磁性体
15,16 隣接位置
17 外周面
18 内周面
19 仮想内周面
Q 回転軸

Claims (13)

  1. 回転軸(Q)に平行な外周面(17)及び内周面(18)を有する界磁子(1A〜1H)と、
    前記内周面によって囲まれる電機子(2)と
    を備え、
    前記界磁子は、
    界磁子コア(100)と、
    前記回転軸についての周方向に配列して前記界磁子コア(100)に埋め込まれ、前記内周面に対峙する内周側磁極面(101N,102S)と、前記外周面に対峙する外周側磁極面(101S,102N)とを有する界磁磁石(10;101,102)の複数と、
    前記内周面と前記外周面との間での磁束の流れを阻害する磁束阻害部(103;130)と
    を含み、
    いずれも第1の極性(N)である一対の前記内周側磁極面(101N)が前記周方向において第1の位置(15)で相互に隣接し、
    いずれも第2の極性(S)である一対の前記内周側磁極面(102S)が前記周方向において第2の位置(16)で相互に隣接し、
    相互に極性(N,S)が異なる一対の前記内周側磁極面(101N,102S)が、前記周方向において前記第1の位置と前記第2の位置との間に存する第3の位置(13)において前記磁束阻害部を介して相互に隣接し、
    前記界磁磁石の前記磁束阻害部側の端部の方が、前記磁束阻害部とは反対側の端部よりも、前記内周面に近い回転電機。
  2. 前記磁束阻害部(103)及びこれを介して相互に隣接する一対の前記界磁磁石(101,102)とは一体の永久磁石材料で形成され、
    前記磁束阻害部は前記永久磁石材料の無着磁部で構成され、
    前記界磁磁石は前記永久磁石材料の着磁部で構成される、請求項1記載の回転電機。
  3. 前記磁束阻害部(130)は、前記第3の位置において一対の前記界磁磁石(101,102)に挟まれた非磁性体である、請求項1記載の回転電機。
  4. 前記第3の位置(13)と前記内周面(18)との間の前記界磁子コア(100)には欠損(105,106,107,108)が設けられる、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の回転電機。
  5. 前記欠損は前記内周面(18)において前記電機子に向けて開口する凹部(105,108)である、請求項4記載の回転電機。
  6. 前記欠損(106,107)は前記内周面(18)と離隔して設けられる、請求項4記載の回転電機。
  7. 前記界磁子コア(100)は、前記第3の位置(13)と前記外周面(17)との間で結合する複数の界磁子コア部品(110)で構成される、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の回転電機。
  8. 前記第3の位置(13)から前記周方向に沿って離れるにつれ、前記内周面(18)と前記電機子(2)との間の距離は狭くなる、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の回転電機。
  9. 前記界磁磁石は前記内周面(18)に対して凸に湾曲する、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の回転電機。
  10. 前記界磁磁石は焼結されたNd−Fe−Bを用いて構成される、請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の回転電機。
  11. 前記界磁磁石は前記内周側磁極面(101N,102S)と前記外周側磁極面(101S,102N)とを結ぶ方向を磁化容易軸とする異方性を有する材料で構成される、請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の回転電機。
  12. 前記第1の位置(15)又は前記第2の位置(16)で隣接する一対の前記内周側磁極面(101N,102S)の間に介在する非磁性体(104)
    を更に備える、請求項1乃至請求項11のいずれか一つに記載の回転電機。
  13. 前記電機子(2)に巻回される電機子巻線が集中巻きで巻回される、請求項1乃至請求項12のいずれか一つに記載の回転電機。
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