JP2007240257A - 電子機器及びプログラマブル論理回路の動作検証方法 - Google Patents

電子機器及びプログラマブル論理回路の動作検証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器が有するプログラマブル論理回路における伝搬特性の異常の有無を検証可能とする。
【解決手段】画像処理装置1は、制御部による制御の下、スキャナ系画像処理FPGA161、メモリ制御FPGA162、プリント制御FPGA163の動作検証を行う際に、論理回路部分から出力される信号の出力タイミングを固定する。このため、画像処理装置1は、固定した出力タイミングにより期待される信号のタイミングと実際に出力される信号のタイミングとを比較することができ、FPGAの出力部分に関するデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。FPGAから出力される信号をループバックする構成を有するため、FPGAの入出力部分におけるデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。いずれかのFPGAの出力タイミングから順次固定して検証することができ、個々のFPGAにおける伝搬特性の以上の有無を検証することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラマブル論理回路を有する電子機器及びプログラマブル論理回路の動作検証方法に関する。
複写機等の画像処理を行う装置においては、複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(FPGA:Field Programmable Gate Array)等の論理回路を備え、当該論理回路に予め設計された画像処理アルゴリズムに基づいて複雑な画像処理を実現している。この論理回路において、ASICは回路を形成後に書き換え不可能な論理回路であるが、FPGAはコンフィグレーションデータに基づいて回路の書き換えが容易に行える。このため、この論理回路を有する画像処理装置では、市場出荷後に発生した機能追加等のアップグレードや不具合修正への対応を考慮し、変更の可能性がある部分にはFPGAを用いることがあった。
このFPGAを用いた画像処理装置では、書き換え前の状態では問題なく動作していてもアルゴリズムの改良等でFPGAの回路を新しく書き換えた場合にデータ受け渡しができなくなってしまう虞があるため、書き換え後などに動作試験を行う必要がある。この画像処理装置の論理回路が適正に動作するか否かの試験については、例えば、ループバック回路を用いることで各機能ブロック間の接続テストを容易に行うことを可能とする半導体集積回路の技術が特許文献1に開示されている。
特開2001−308278号公報
しかしながら、上記従来技術では、FPGAにおける各機能部分の接続テストや機能検証を行うことはできるが、入出力部分等における伝搬特性の異常によるデータ伝搬の遅延などの障害検証までは行うことができなかった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、電子機器が有するプログラマブル論理回路における伝搬特性の異常の有無を検証可能とすることである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、プログラマブル論理回路を有し、このプログラマブル論理回路内に書き込まれた論理回路で制御手段からの指示に応じた処理を行う機能部を有する電子機器において、前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを固定する出力固定手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記機能部から出力する信号をループバックするループバック手段を更に有し、前記出力固定手段は、前記ループバック回路によりループバックされた信号とループバック前の信号とを比較して前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記出力タイミングを固定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記機能部は、前記プログラマブル論理回路を複数有し、前記前記出力固定手段は、前記機能部における複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングをいずれかのプログラマブル論理回路から順次固定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記機能部における前記複数のプログラマブル論理回路は従属的に接続され、前記出力固定手段は、前記従属的に接続された複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記従属的に接続される下位のプログラマブル論理回路から上位のプログラマブル論理回路に向かって、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを順次固定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、プログラマブル論理回路を有し、このプログラマブル論理回路内に書き込まれた論理回路で制御手段からの指示に応じた処理を行う機能部を有する電子機器における当該プログラマブル論理回路の動作検証方法であって、前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを固定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記機能部から出力する信号をループバックし、当該ループバックされた信号とループバック前の信号とを比較して前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記出力タイミングを固定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記機能部は、前記プログラマブル論理回路を複数有し、前記機能部における複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングをいずれかのプログラマブル論理回路から順次固定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記機能部における前記複数のプログラマブル論理回路は従属的に接続され、前記従属的に接続された複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記従属的に接続される下位のプログラマブル論理回路から上位のプログラマブル論理回路に向かって、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを順次固定することを特徴とする。
請求項1、5に記載の発明によれば、機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、論理回路から出力される信号の出力タイミングを固定することができ、その動作検証において固定した出力タイミングにより期待される信号のタイミングと実際に出力される信号のタイミングとを比較することができるため、プログラマブル論理回路の出力部分に関するデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。
請求項2、6に記載の発明によれば、機能部から出力する信号をループバックすることができるため、プログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、入出力部分に関するデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。
請求項3、7に記載の発明によれば、複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、いずれかのプログラマブル論理回路から順次出力タイミングを固定して動作検証することができるため、個々のプログラマブル論理回路におけるデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。
請求項4、8に記載の発明によれば、従属的に接続された複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、従属的に接続される下位のプログラマブル論理回路から上位のプログラマブル論理回路に向かって順次出力タイミングを固定して動作検証することができるため、どのプログラマブル論理回路の入出力部分に伝搬特性の異常があるかを下位のプログラマブル論理回路から順に特定することができる。
以下、図1〜図5を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。この実施の形態における説明では、本発明に係る電子機器としてFPGAが搭載された画像処理部を有する画像処理装置の例を示し、当該FPGAの動作検証処理を説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されないものとする。
図1は、本発明である画像処理装置1の機能的構成を模式的に示すブロック図であり、図2は、スキャナ系画像処理FPGA161の内部構成を例示するブロック図であり、図3は、画像処理装置1におけるデータの流れを模式的に示す概念図であり、図4は、画像処理装置1におけるFPGAの動作検証処理を示すフローチャートであり、図5は、画像処理装置1におけるFPGAの動作検証処理時の信号を例示するタイミングチャートである。
先ず、画像処理装置1の構成について説明する。画像処理装置1は、図1に示すように、制御部11、操作部12、表示部13、記憶部14、スキャナ部15、画像処理部16、プリンタ部17、TG18及びI/F部19a、19bを有する構成である。例えば、画像処理装置1は、制御部11における制御の下、紙などの媒体からスキャナ部15で読み取った画像を画像処理部16で画像処理を施し、プリンタ部17において他の媒体への画像形成を行う複写機などである。
制御部11は、特に図示しないROM(Read Only Memory)、CPU(Central Processing Unit:中央処理ユニット)及びワーク用のRAM(Random Access Memory)を有している。ROMには当該画像処理装置1全体を制御するためのシステムプログラムデータが格納される。RAMは制御部11が画像処理装置1を制御する際の作業用の格納領域を提供する。CPUは、ROMに格納されたシステムプログラムや記憶部14に格納された各種アプリケーションプログラム又は設定データをRAMの作業領域に順次展開して実行し、画像処理装置1を構成する各部に制御信号を送ることで画像処理装置1の動作を統括制御する。
操作部12は、文字入力キー、数字入力キー又はその他各種機能キーに対応付けられたキーや、マウス又はタッチパネルなどのポインティングデバイスを含み、キー操作等により押下されたキーやポインティングデバイスにおける操作に対応する操作信号を制御部11に出力する。なお、操作部12は、表示部13と一体的にタッチパネルを構成する態様としてもよい。
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、有機又は無機ELD(ElectroLuminescence Display)、プラズマディスプレイ等から構成されており、制御部11による制御の下、当該制御部11から入力される表示データに基づく画像を画面上に表示する。
記憶部14は、磁気的・光学的記憶媒体、半導体等の不揮発性メモリ等から構成されており、制御部11からの指示に応じたデータの読み取りや書き込みを行う。記憶部14が格納するデータとしては、制御部11が読み込んで実行することで各種機能部を動作させるための種々のアプリケーションプログラムや設定データなどがある。なお、記憶部14は、上述した磁気的・光学的記憶媒体又は半導体等を着脱可能に装填する機構を備える構成であってよく、例えば、フラッシュメモリ、MO(Magneto-Optic)ディスク、CD−R/RW、DVD±R/RW、HDD(Hard Disk Drive)等が外部から装填され、制御部11により読み出される構成であってもよい。
スキャナ部15は、光源、CCD(Charge-Coupled Device)、駆動回路等をコンタクトガラスの下部に備え(いずれも図示略)、制御部11の制御の下、コンタクトガラスに載置された原稿から画像データを取得して制御部11へ出力する。
画像処理部16は、FPGAにより制御部11からの指示に応じた画像処理を行う機能部であり、従属的に接続されたスキャナ系画像処理FPGA161、メモリ制御FPGA162及びプリント制御FPGA163を有する。スキャナ系画像処理FPGA161は、スキャナ部15で読み取った画像データに対する画像処理を行う回路部である。メモリ制御FPGA162は、記憶部14又はスキャナ部15からの画像データの入力や記憶部14又はプリンタ部17に対する画像データの出力を制御する回路部である。プリント制御FPGA163は、プリントに適した画像データをプリンタ部17に出力するための画像処理を行う回路部である。
画像処理部16は、上述したスキャナ系画像処理FPGA161、メモリ制御FPGA162及びプリント制御FPGA163の処理により、記憶部14やスキャナ部15から入力される画像データに対して二値化処理、階調変換、色変換、鮮鋭化処理又は画像抽出等の各種画像処理を行い、その画像処理後の画像データを記憶部14やプリンタ部17へ出力する。
ここで、画像処理部16におけるFPGAの内部構成について、スキャナ系画像処理FPGA161を一例として説明する。なお、スキャナ系画像処理FPGA161等のFPGAの内部は、多数のCLB(Configurable Logic Block)により構成されおり、CLB同士はCLB間にある配線リソースにより結線することが可能である。そして、このFPGAは、画像処理装置1の電源投入時などにおいて制御部11が読み込んで行う初期化処理により、当該制御部11内のROMや記憶部14に格納されたコンフィギュレーションデータに基づいたコンフィギュレーション(書き込み)が行われることで、論理処理を行う構成が形成される。以下で説明する内部構成は、上述したコンフィギュレーション後の構成である。
図2に示すように、スキャナ系画像処理FPGA161は、外部から同期信号INDEX_IN、副走査領域信号VV_IN、主走査領域信号HV_IN、画像データ信号DATA_IN、クロック信号CLK_INを入力するための端子T1〜T5、同期信号INDEX_OUT、副走査領域信号VV_OUT、主走査領域信号HV_OUT、画像データ信号DATA_OUTを出力するための端子T6〜T9、入力されたデータ信号にクロック信号に同期した所定の論理処理を行って出力する論理回路LO、当該論理回路LOと端子T1〜T5との間を接続する配線を含むバッファB1〜B5及び論理回路LOと端子T6〜T9との間を接続する配線を含むバッファB6〜B9を有する構成である。
論理回路LOは、前述のコンフィギュレーションによりCLBのファンクションジェネレータに生成された入力信号同期回路部LO1、画像処理回路部LO2及び出力信号固定値生成回路部LO3を有し、その入力信号同期回路部LO1、画像処理回路部LO2及び出力信号固定値生成回路部LO3の前後には入力されるクロック信号CLK_INに応じた同期をとるためのフリップフロップ回路DFF1〜DFF17を有する構成である。
この論理回路LOにおいて、入力信号同期回路部LO1は、入力される同期信号INDEX_INと他の信号との同期をとるための論理回路部である。画像処理回路部LO2は、入力される信号に対して制御部11からの指示に応じた画像処理を行うための論理回路部である。出力信号固定値生成回路部LO3は、制御部11からの指示の応じたタイミングや値で信号を出力するための論理回路部である。
スキャナ系画像処理FPGA161は、上述した出力信号固定値生成回路部LO3により制御部11の制御に応じて出力信号のタイミングや値を固定することができる。このため、制御部11は、スキャナ系画像処理FPGA161の動作検証を検証する場合、出力信号固定値生成回路部LO3で固定した出力タイミングにより期待される信号のタイミングと端子T6〜T9から出力される信号のタイミングとを比較することで、バッファB6〜B9やその配線に因る伝搬特性の異常に基づくデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。また、端子T6〜T9から出力する信号を端子T1〜T4にループバックして動作を検証する場合は、バッファB1〜B9のいずれか、つまり論理回路LO以外の入出力部分に関するデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。
なお、メモリ制御FPGA162、プリント制御FPGA163については、個別の説明は省略するが、基本的には上述したスキャナ系画像処理FPGA161と同様の構成である。つまり、論理回路LO部分において、入力信号同期回路部LO1と、メモリ制御のための処理又はプリント系画像処理のための機能回路部と、出力信号固定値生成回路部LO3とを有する構成である。
プリンタ部17は、制御部11の制御の下、入力される画像データに基づいて紙などの記録媒体にインクジェット方式、電子写真方式、感熱方式又は昇華方式などの画像形成方法で画像形成をおこなう機能部である。
TG18は、制御部11の制御の下、水晶発振などにより常時一定周波数のクロック信号CLKを各部に提供する回路部である。画像処理装置1の各部は、このクロック信号CLKに同期して制御部11からの制御に基づいた動作処理を行い、処理タイミングを同期させることができる。
I/F部19aはスキャナ部15と画像処理部16とを電気的に接続するためのインターフェイスであり、I/F部19bは画像処理部16とプリンタ部17とを電気的に接続するためのインターフェイスである。I/F部19a、19bは、制御部11からの指示に基づいてI/F部19bの出力をI/F部19aの入力へループバックする。
ここで、I/F部19a、19bから入出力する画像データの流れについて説明する。図3に示すように、I/F部19aを介して入力される画像データは、経路R1、スキャナ系画像処理FPGA161、経路R2を経由してメモリ制御FPGA162に入力され、記憶部14に格納する場合は経路R3側に出力される。また、プリント出力する場合の画像データは、メモリ制御FPGA162から経路R5側に出力され、プリント制御FPGA163、経路R6を経由してI/F部19bから出力される。記憶部14に格納された画像データは、経路R4を経由してメモリ制御FPGA162に入力され、前述した経路を経てプリント出力される。このため、通常の画像処理時であって、スキャナ部15から読み取った画像データや記憶部14に格納された画像データに画像処理を施してプリンタ部17からプリント出力する場合は、上述した経路で画像データが流れる。
I/F部19bは、制御部11からの指示に応じて経路R6から入力されるデータの出力をプリンタ部17側から経路R7側へ切り換える構成を有する。経路R7はI/F部19aにデータを入力するループバック経路であり、I/F部19aは当該経路R7から入力されたデータを経路R1へ出力する。このため、制御部11は、画像データなどを経路R4から経路R7を経由して経路R3へ戻るようにループバックすることができ、記憶部14から経路R4に流したデータと経路R3から受け取ったデータとを比較することでFPGAの動作検証を行うことができる。
次に、制御部11が制御して行う、画像処理部16におけるFPGAの動作検証処理について詳細に説明する。図3、図4に示すように、制御部11は、画像処理部16における画像処理なしで単に記憶部14から経路R4に流したデータと経路R3から受け取ったデータとを比較するループバック検証を行い(ステップS11)、経路R4に流した信号から期待される信号タイミングと経路R3から得られるループバック結果(信号タイミング)とが等しいか否かの判定(ステップS12)、つまり、データ伝搬の遅延等の障害の有無を判定する。ステップS12の判定結果が等しい場合は、正常であることが表示部13の表示画面などに出力され(ステップS13)、終了する。
このループバック検証については、例えば図5に示すように、正常時は時刻t1〜t2の主走査領域信号HV_OUTの立ち上がり区間に応じて画像データの出力が期待される画像データ信号DATA_OUTに対し、ループバック後の信号が時刻t1から空白部分X1の後に画像データが出力される画像データ信号DATA_OUT_Aや、時刻t2の前に空白部分X2がある画像データ信号DATA_OUT_Bなどであるか否かである。
ステップS12において、判定結果が等しくない場合、つまり、データ伝搬の遅延等の障害が発生している場合は、不一致箇所のデータ値やタイミングずれが抽出され(ステップS14)、スキャナ系画像処理FPGA161の出力がその抽出された値やタイミングずれで固定され(ステップS15)、ループバック検証が行われて(ステップS16)、期待値である固定された値やタイミングずれと等しいループバック結果であるか否か、つまり、スキャナ系画像処理FPGA161の出力から経路R2を経由してメモリ制御FPGA162の入力までの伝搬特性が正常であるか否かが判定され(ステップS17)、等しくない場合はスキャナ系画像処理FPGA161とメモリ制御FPGA162との間のタイミング不具合が表示部13などに出力され(ステップS18)、終了する。
ステップS17において、判定結果が等しい場合、つまり、スキャナ系画像処理FPGA161とメモリ制御FPGA162との間の入出力部分の伝搬特性が正常である場合は、プリント制御FPGA163の出力が抽出された値やタイミングずれで固定され(ステップS19)、ループバック検証が行われて(ステップS20)、期待値である固定された値やタイミングずれと等しいループバック結果であるか否か、つまり、プリント制御FPGA163の出力からステップS14〜S17までの処理で正常であると判定された前の部分であるスキャナ系画像処理FPGA161の入力までの伝搬特性が正常であるか否かが判定され(ステップS21)、等しくない場合はプリント制御FPGA163とスキャナ系画像処理FPGA161との間のタイミング不具合が表示部13などに出力され(ステップS22)、終了する。
ステップS21において、判定結果が等しい場合、つまり、プリント制御FPGA163と経路R7を経由したスキャナ系画像処理FPGA161との間の入出力部分の伝搬特性が正常である場合は、メモリ制御FPGA162の出力が抽出された値やタイミングずれで固定され(ステップS23)、ループバック検証が行われて(ステップS24)、期待値である固定された値やタイミングずれと等しいループバック結果であるか否か、つまり、メモリ制御FPGA162の出力からステップS14〜S21までの処理で正常であると判定された前の部分であるプリント制御FPGA163の入力までの伝搬特性が正常であるか否かが判定され(ステップS25)、等しくない場合はメモリ制御FPGA162とプリント制御FPGA163との間のタイミング不具合が表示部13などに出力され(ステップS26)、終了する。
なお、ステップS25において、判定結果が等しい場合は、残りの部分である記憶部14とメモリ制御FPGA162との間のタイミング不具合が表示部13などに出力され(ステップS27)、終了する。
上述したループバックによる複数のFPGAの動作検証処理により、画像処理装置1は、いずれかのFPGAにおける論理回路の出力タイミングから順次固定して検証することができる。また、画像処理装置1は、複数のFPGAが従属的に接続される場合に、下位のFPGAから上位のFPGAに向かって論理回路の出力タイミングを順次固定して検証することができる。
以上のように、画像処理装置1は、制御部11の制御の下、スキャナ系画像処理FPGA161、メモリ制御FPGA162、プリント制御FPGA163等の動作検証を行う際に、論理回路部分から出力される信号の出力タイミングを固定する構成である。このため、画像処理装置1は、固定した出力タイミングにより期待される信号のタイミングと実際に出力される信号のタイミングとを比較することができ、FPGAの出力部分に関するデータ伝搬の遅延等の障害を検証することがでるため、より正確なFPGAの機能検証を行うことができる。
さらに、画像処理装置1は、FPGAから出力される信号をループバックする構成を有するため、FPGAの入出力部分におけるデータ伝搬の遅延等の障害を検証することができる。
さらに、画像処理装置1は、スキャナ系画像処理FPGA161、メモリ制御FPGA162、プリント制御FPGA163の動作検証を行う際に、いずれかのFPGAにおける論理回路の出力タイミングから順次固定して検証することができ、個々のFPGAにおける伝搬特性の異常の有無を検証することができる。
さらに、画像処理装置1は、複数のFPGAが従属的に接続される場合に、下位のFPGAから上位のFPGAに向かって論理回路の出力タイミングを順次固定して検証することができるため、どの入出力部分に伝搬特性の異常があるかを下位のFPGAから順に正確に特定することができる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明の一例を示すものであり、これに限定するものではない。本実施の形態における画像処理装置1の構成及び動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、画像処理装置1におけるプログラマブル論理回路はFPGAの場合を説明したが、SPLD(Simple PLD)やCPLD(Complex PLD)等であってよく、特に本実施の形態に限定するものではない。
また、本実施の形態では、スキャナ部15及びプリンタ部17を備える複写機の構成を例示したが、スキャナを備えずにプリントだけを行うプリンタ、プリンタを備えずに原稿の読み取りだけを行うスキャナ、或いは、スキャナ及びプリンタを備えずにFPGAでの画像処理のみを行う構成であってもよい。
また、FPGAを有する機能部は、画像処理部16に限定することなく、操作部12、表示部13、記憶部14、スキャナ部15又はプリンタ部17のいずれの機能部であってもよい。また、FPGAを有する機能部を備える装置としては、本実施の形態で例示した画像処理装置以外に、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報端末や携帯電話などの通信装置など、各種電子機器であってよく、特に限定しない。
本発明である画像処理装置1の機能的構成を模式的に示すブロック図である。 スキャナ系画像処理FPGA161の内部構成を例示するブロック図である。 画像処理装置1におけるデータの流れを模式的に示す概念図である。 画像処理装置1におけるFPGAの動作検証処理を示すフローチャートである。 画像処理装置1におけるFPGAの動作検証処理時の信号を例示するタイミングチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置(電子機器)
11 制御部(制御手段、出力固定手段)
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
15 スキャナ部
16 画像処理部(機能部)
17 プリンタ部
18 TG
19a、19b I/F部(ループバック手段)
161 スキャナ系画像処理FPGA(プログラマブル論理回路)
162 メモリ制御FPGA(プログラマブル論理回路)
163 プリント制御FPGA(プログラマブル論理回路)
B1〜B9 バッファ
DFF1〜DFF17 フリップフロップ回路
LO 論理回路
LO1 入力信号同期回路部
LO2 画像処理回路部
LO3 出力信号固定値生成回路部(出力固定手段)
T1〜T9 端子
CLK クロック信号
INDEX 同期信号
VV 副走査領域信号
HV 主走査領域信号
DATA 画像データ信号
R1〜R7 経路
t1、t2、t3 時刻
X1、X2 空白部分

Claims (8)

  1. プログラマブル論理回路を有し、このプログラマブル論理回路内に書き込まれた論理回路で制御手段からの指示に応じた処理を行う機能部を有する電子機器において、
    前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを固定する出力固定手段を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記機能部から出力する信号をループバックするループバック手段を更に有し、
    前記出力固定手段は、前記ループバック回路によりループバックされた信号とループバック前の信号とを比較して前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記出力タイミングを固定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記機能部は、前記プログラマブル論理回路を複数有し、
    前記前記出力固定手段は、前記機能部における複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングをいずれかのプログラマブル論理回路から順次固定することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記機能部における前記複数のプログラマブル論理回路は従属的に接続され、
    前記出力固定手段は、前記従属的に接続された複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記従属的に接続される下位のプログラマブル論理回路から上位のプログラマブル論理回路に向かって、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを順次固定することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. プログラマブル論理回路を有し、このプログラマブル論理回路内に書き込まれた論理回路で制御手段からの指示に応じた処理を行う機能部を有する電子機器における当該プログラマブル論理回路の動作検証方法であって、
    前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを固定することを特徴とするプログラマブル論理回路の動作検証方法。
  6. 前記機能部から出力する信号をループバックし、当該ループバックされた信号とループバック前の信号とを比較して前記機能部におけるプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記出力タイミングを固定することを特徴とする請求項5に記載のプログラマブル論理回路の動作検証方法。
  7. 前記機能部は、前記プログラマブル論理回路を複数有し、
    前記機能部における複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングをいずれかのプログラマブル論理回路から順次固定することを特徴とする請求項6に記載のプログラマブル論理回路の動作検証方法。
  8. 前記機能部における前記複数のプログラマブル論理回路は従属的に接続され、
    前記従属的に接続された複数のプログラマブル論理回路の動作検証を行う際に、前記従属的に接続される下位のプログラマブル論理回路から上位のプログラマブル論理回路に向かって、前記プログラマブル論理回路内における論理回路から出力される信号の出力タイミングを順次固定することを特徴とする請求項7に記載のプログラマブル論理回路の動作検証方法。
JP2006061275A 2006-03-07 2006-03-07 電子機器及びプログラマブル論理回路の動作検証方法 Pending JP2007240257A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011216008A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Kyocera Mita Corp 不正書き換え検出回路、画像形成装置
JP2012014321A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 集積回路
JP7048776B1 (ja) * 2021-01-22 2022-04-05 Necプラットフォームズ株式会社 プログラマブルデバイス、システム、検証支援方法、およびプログラム

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