JP2007240151A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ヒートポンプ給湯装置に内蔵され、タンク内の高温水と熱交換する熱交換手段である温水熱交換パイプを備えた温水暖房ユニット等を運転したときに生じる中温水を冷媒と熱交換し、効率よく湯の加熱を行うことを目的としたものである。
【解決手段】大気熱を冷媒に回収する大気熱交換器7を介して水を加熱するヒートポンプユニット1と、加熱された湯を貯めるタンク13と、タンク13内の中温水を循環させ熱回収する熱回収手段である冷媒加熱用熱交換器5と、タンク13内の高温水と熱交換する熱交換手段である温水熱交換パイプ28とを備え、ヒートポンプユニット1の熱回収手段として、大気熱を用いるか、タンク内の中温水を用いるかを切り換えるようにすることで、効率よく湯を加熱することを可能にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として温水熱交換負荷を備え、大気熱を利用するヒートポンプ給湯装置に関するものである。
従来のこの種のヒートポンプ給湯装置は、図4に示すような構成となっていた。以下、その構成を図4に基づいて説明する。図4において、41はヒートポンプユニットで、冷媒を加熱する圧縮機42と、膨張弁43と、給湯用熱交換器44と、大気熱交換器45を備えている。46はタンクユニットで、給湯用のカランCが配管接続されたタンク47と、給水管Dと、タンク47の下部の水温を検出する入水サーミスタMと、積層ポンプ48を備えている。49は温水暖房ユニットで、タンク47内の高温水と熱交換する温水熱交換パイプ50と、温水循環ポンプ51と、送風機52と、温風熱交換器53を備えている。
次に上記構成において、動作を説明する。まず、冷媒を圧縮機42で高温高圧にした後に、給湯用熱交換器44で積層ポンプ48により循環するタンク47内の水と熱交換させ、タンク47の水を温める。給湯用熱交換器44から膨張弁43を通った後に冷媒は凝縮液化するが、大気熱交換器45で、大気熱と熱交換することにより蒸発ガス化され、その蒸発ガス化した冷媒を再び圧縮機42に流入させるというサイクルを繰り返すことにより貯湯を行う。
次に給湯を行うにはカランCを開くとタンク47上部より高温水が出湯され、同時にタンク47の下部には給水管Dより低温の水道水が供給される。
一方、温水暖房ユニット49は、温水循環ポンプ51により温水熱交換パイプ50内を流れる循環水を、タンク47内に貯湯されている高温水と熱交換させることにより温め、さらに送風機52と温風熱交換器53により室内空気を温め温風暖房を行う。
近年、ヒートポンプ給湯装置の場合、単なる湯の沸き上げと貯湯機能だけでなく、温水暖房等の暖房機能付加への要望が高まっている。
しかしながら、温水暖房等の暖房負荷は必要熱量が大きく、長時間暖房運転を行うと、給湯には使えるが、暖房運転に対しては十分な熱量供給が行えない使い勝手の悪い中温水が大量に貯湯されてしまう。
ヒートポンプ給湯装置は、低温の水道水と大気熱から熱を回収し、さらに圧縮機で高温に加熱した冷媒とを熱交換させることにより、効率的に高温の湯を沸き上げ、ランニングコストでメリットを出そうとするものである。
しかし、タンク内の給湯には使えるが、暖房運転に対しては十分な熱量供給が行えない中温水と冷媒を熱交換させても熱交換効率が低下し、結果としてランニングコストが高くなり、必ずしもユーザーの期待に添ったものでなくなるという課題を有していた。
また、中温水を加熱する場合にはCOP(エネルギー消費効率)が1以下となることを防ぐために、入水サーミスターMが所定温度以上を検出すると、加熱動作を行わないよう
に制御している。
すなわち、中温水をユーザーが給湯に使用し、給水管Dから低温の水道水がタンク内に供給され、入水サーミスタMが所定温度以下の水の流入を検出しない限りは加熱動作を行わないので、高温水が確実に得られず、使い勝手の面でも課題を有していた。
本発明は上記課題を解決するために、大気熱を冷媒に回収し熱交換器を介して水を加熱するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットで加熱された湯を貯めるタンクと、前記タンク内の中温水を循環させ熱回収する熱回収手段と、前記タンク内の高温水と熱交換する熱交換手段とを備え、前記ヒートポンプユニットの熱回収手段として、大気熱を用いるか、前記タンク内の略中間部から取り出した中温水を用いるかを切り換えるようにした構成としている。
上記発明によれば、冷媒は大気熱より熱回収するか、タンク内に中温水がある場合には中温水を利用して熱回収するように切り換えられることにより、タンク内の高温水と熱交換して運転する温水暖房ユニット等の熱交換手段を運転し中温水が生じても、中温水の温度を低下させ、効率良く湯を沸き上げることができる。
本発明は、冷媒は大気熱より熱回収するか、タンク内に中温水がある場合には中温水を利用して熱回収するように切り換えられることにより、タンク内の高温水と熱交換して運転する温水暖房ユニット等の熱交換手段を運転し中温水が生じても、中温水の熱を冷媒の加熱に使うことにより温度を低下させ、効率よく湯を沸き上げ、ランニングコストメリットが出せる、使い勝手の良いヒートポンプ給湯装置を提供できる。
本発明の請求項1に記載したヒートポンプ給湯装置は、大気熱を冷媒に回収し熱交換器を介して水を加熱するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットで加熱された湯を貯めるタンクと、前記タンク内の中温水を循環させ熱回収する熱回収手段と、前記タンク内の高温水と熱交換する熱交換手段とを備え、前記ヒートポンプユニットの熱回収手段として、大気熱を用いるか、前記タンク内の略中間部から取り出した中温水を用いるかを切り換えるようにした構成としている。
そして、冷媒は大気熱より熱回収するか、タンク内に中温水がある場合には中温水を利用して熱回収するように切り換えられることにより、タンク内の高温水と熱交換して運転する温水暖房ユニット等の熱交換手段を運転し中温水が生じても、中温水の熱を冷媒加熱に使うことにより中温水の温度を低下させ、効率よく湯を沸き上げ、ランニングコストメリットが出せる使い勝手の良いヒートポンプ給湯装置を提供できる。
本発明の請求項2に記載したヒートポンプ給湯装置は、ヒートポンプユニットの熱回収手段として、タンク内の中温水を用いた場合は、熱回収後の中温水を再度ヒートポンプユニットで加熱し、タンク上部よりタンク内に戻すようにした構成としている。
そして、中温水より加熱した高温水をタンク上部に戻すようにしていることにより、タンク上部に確実に高温水が確保でき、使い勝手の良いヒートポンプ給湯装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置のシステム構成図ある。図1において、1はヒートポンプユニットで、2は冷媒を加熱する圧縮機、3は加熱された冷媒を熱交換させて水を温める給湯用熱交換器、4は冷媒を減圧膨張させる第1膨張弁、5は減圧膨張した冷媒を湯と熱交換して加熱する熱回収手段の1つとなる冷媒加熱用熱交換器、6は第2膨張弁、7は大気熱より熱を回収し、冷媒を気化蒸発させるもう1つの熱回収手段である大気熱交換器、8は大気熱交換器7の入口側に設けられた第1電磁弁、9はバイパス回路で、このバイパス回路9の入り口側には第2電磁弁10が設けられており、圧縮機2と、給湯用熱交換器3と、第1膨張弁4と、冷媒加熱用熱交換器5と、第2膨張便6と、大気熱交換器7と、第1電磁弁8と、バイパス回路9と、第2電磁弁10とで第1冷媒加熱回路11を形成している。
12はタンクユニットで、13は湯を貯めるタンク、Wはタンク13に水道水を供給する給水管、14は循環パイプで、タンク下部15の水を給湯用熱交換器3からタンク上部16へと導く配管で、配管途中にタンク下部15の水をタンク上部16に送る積層ポンプ17と、タンク下部15からタンク上部16方向のみに水が流れるよう制御する第1逆止弁18を設けており、タンク13と、循環パイプ14と、積層ポンプ17と、第1逆止弁18と、給湯用熱交換器3とで沸き上げ回路19を形成している。Fはタンク上部16の湯温を検出する湯温サーミスター、Gはタンク下部15の湯温を検出する入水サーミスター、Hはタンク上部16に配管接続された給湯管で給湯口であるカランKが接続されている。
20はタンク略中間部21の湯の取出口Aから冷媒加熱用熱交換器5を通り、循環パイプ14の第1逆止弁18よりも下流側の略T字接続部Bに配管接続された第2冷媒加熱パイプで、冷媒加熱用熱交換器5の出口側には温度検出器22と、循環パイプ17を流れる水が第2冷媒加熱パイプ20に流れ込むのを防止する第2逆止弁23と、タンク略中間部21の湯を導く冷媒加熱用ポンプ24を備えており、第2冷媒加熱パイプ20と、冷媒加熱用熱交換器5と、温度検出器22と、第2逆止弁23と、冷媒加熱用ポンプ24とで第2冷媒加熱回路25を形成している。
26は温水熱交換負荷である温水暖房ユニットで、温水循環ポンプ27によりタンク13の湯の取出口Aより上方に位置させた温水循環パイプ28(熱交換手段)内に、タンク13内の高温水と熱交換する循環水を循環させ、室内に温風を供給するための送風機29と温風熱交換器30を備えている。
次に以上のような構成にて、大気熱交換器7を使って大気熱を熱回収した場合の湯の沸き上げ動作について説明する。
まず、圧縮機2から吐出した高温高圧のガス冷媒は、給湯用熱交換器3に流入する。一方タンク下部16の水は、積層ポンプ17によって循環パイプ14を通り給湯用熱交換器3に流入し、ここで冷媒の凝縮熱によって循環パイプ14内の水は加熱され、高温水となってタンク上部16に流入する。また、凝縮液化した冷媒は第1減圧弁4で減圧され、冷媒加熱用熱交換器5に流入する。そして冷媒は、第2減圧弁6を通りさらに減圧され開弁された第1電磁弁8から大気熱交換器7で熱回収された大気熱により気化蒸発させられ、再び圧縮機2に流入して1サイクルの運転となる。
尚、大気熱交換器7により熱回収を行う場合には、バイパス回路9の入口側の第2電磁弁10は閉塞するように制御され、冷媒加熱用ポンプ24も駆動しないように制御されている。
次に給湯動作について説明する。まず、カランKを開けると、給湯管より高温水が出湯される。高温水が出湯されると同時にタンク下部15には給水管Wより低温の水道水が供給される。
次にタンク13内の高温水と熱交換して暖房を行う温水暖房ユニット26の動作について説明する。
まず、温水循環ポンプ27が駆動すると、温水熱交換パイプ28内の循環水がタンク上部16の高温水と熱交換し加熱され、温風熱交換器30で送風機29により室内空気と熱交換し、室内に温風を供給する。室内で熱交換した循環水は再びタンク上部16に流入して1サイクルの運転となる。
このときタンク上部16の高温水は、温水熱交換パイプ28内を流れる循環水との熱交換により中温水となり、タンク上部16からタンク略中間部21へと位置を下げる。すなわち、暖房運転によりタンク略中間部21には、中温水が蓄積される。
また、温水熱交換パイプ28は、湯の取出口Aよりも上方に位置していることにより、高温水を積極的に熱交換できるようにしており、必要熱量が多い暖房運転が長時間できるようにしている。
次にタンク13内の中温水を循環させて第2冷媒加熱回路5により熱回収した場合の沸き上げ動作について説明する。
中温水を利用して第2冷媒加熱回路5での湯の加熱動作を行うのは、例えば、温水暖房ユニット26より供給される温風温度がユーザーの設定した温度に達しなかった場合、かつタンク上部16の湯温サーミスターFで検出される湯温が所定温度以下であることが検出され、タンク上部16に暖房運転に必要な高温水がないと判断した場合、あるいはタンク下部15の入水サーミスターGが所定温度以上を検出し、タンク上部16に高温水が殆どないと判断した場合である。
まず、冷媒加熱用ポンプ24が駆動すると、タンク略中間部21の湯の取出口Aから中温水が第2冷媒加熱パイプ20に流入する。
一方、給湯用熱交換器3から第1膨張弁4を通った後の減圧膨張された冷媒は、冷媒加熱用熱交換器5で中温水と熱交換することにより加熱され、第2膨張弁で減圧膨張した後に第2電磁弁10が開弁されたバイパス回路9を通って圧縮機2へと流入する。圧縮機2に流入した冷媒は、高温高圧になって吐出され、給湯用熱交換器3で第2冷媒加熱回路25を経て循環パイプ14へと流入してきた熱交換後の温度の低下した中温水と熱交換し、加熱された中温水は高温水となり、タンク上部16に流入しタンク13内に貯湯される。
一方、給湯用熱交換器3で熱交換した後の冷媒は液化凝縮し、第1膨張弁で減圧膨張した後、再び冷媒加熱用熱交換器5に流入し、上記動作を繰り返し中温水を高温水に沸き上げる。
尚、冷媒加熱用ポンプ24が駆動した場合には、第1電磁弁8は閉塞するように制御され、冷媒が大気熱交換器7側に流入することはない。これは、たとえ大気の温度が冷媒の温度より高くても、冷媒は既に冷媒加熱用熱交換器5で加熱されていることにより、大気熱交換器で熱交換させても熱交換効率が悪く、大気熱交換器7を動かす分だけ余分な電力を消費することになるからである。
上記中温水を利用した沸き上げ動作において、冷媒加熱用熱交換器5と熱交換した後の中温水の温度が所定温度以下でないことを温度検出器22が検出した場合、あるいは、給湯用熱交換器5の出口に設けられた温度検出器Eが所定温度以下の場合には、冷媒加熱用ポンプ24の流量が減少するように流量調整し、中温水の温度を低下させる。それでもなお温度検出器22が所定温度以下でないことを検出した場合には、第2冷媒加熱回路25より供給される中温水の加熱動作を停止するようにしている。
また、本実施例では第1逆止弁18と、第2逆止弁23により沸き上げ回路19と第2冷媒加熱回路25の流路制御を行ったが、循環パイプ14に冷媒加熱パイプ20を接している略T字接続部Bに冷媒加熱用ポンプ24駆動時には循環パイプ14側に中温水が流れ込まないようにし、冷媒加熱用ポンプ24が駆動していないときには、冷媒加熱パイプ20側には水が流れ込まないよう制御する流路制御弁(図示せず)を設けても同じ動作を行うことができる。
(実施例2)
図2は本発明の実施例2におけるヒートポンプ給湯装置のシステム図である。実施例1と同一符号のものは同一構造を有するものであり説明は省略する。
31はタンク略中間部21の湯の取出口Aから冷媒加熱用熱交換器5を通り、循環パイプ14に設けられた第1逆止弁18よりも下流側に配管接続された第2冷媒加熱パイプで、冷媒加熱用熱交換器5の出口側には温度検出器22と、この温度検出器22が所定温度以下のときのみ湯の取出口Aから取り入れた湯を循環パイプ17に流し、所定温度以上を検出したときにはタンク下部15に湯を戻す流路切換弁32と、循環パイプ17を流れる水が2冷媒加熱パイプ30に流れ込むのを防止する第2逆止弁23と、タンク略中間部21の湯を導く冷媒加熱用ポンプ24を備えており、循環パイプ14と、冷媒加熱用熱交換器5と、温度検出器22と、流路切換弁32と、第2逆止弁23と、冷媒加熱用ポンプ24とで第2冷媒加熱回路33を形成している。34は流路切換弁32からタンク下部15に配管接続された戻りパイプである。
次にタンク13内の中温水を循環させて第2冷媒加熱回路33により熱回収し、温度検出手段22で検出される中温水の温度が所定温度以下の場合の沸き上げ動作について説明する。
まず、冷媒加熱用ポンプ24が駆動すると、タンク略中間部21の湯の取出口Aから中温水が第2冷媒加熱パイプ31に流入する。
一方、給湯用熱交換器3から第1膨張弁4を通った後の減圧膨張された冷媒は、冷媒加熱用熱交換器5で中温水と熱交換することにより加熱され、第2膨張弁で減圧膨張した後に第2電磁弁10が開弁されたバイパス回路9を通って圧縮機2へと流入する。圧縮機2に流入した冷媒は、高温高圧になって吐出され、給湯用熱交換器3に流入する。
中温水は第2冷媒加熱回路33で冷媒との熱交換により温度低下し、沸き上げ回路19側に流路が開かれた流路切換弁32から循環パイプ14へと流入し、給湯用熱交換器3で高温高圧の冷媒により加熱され高温水となり、タンク上部16に流入しタンク13内に貯湯される。
一方、給湯用熱交換器3で熱交換した後の冷媒は液化凝縮し、第1膨張弁で減圧膨張した後、再び冷媒加熱用熱交換器5に流入し、上記動作を繰り返し中温水を高温水に沸き上げる。
ただし、給湯用熱交換器3の出口側の温度検出器Eで検出された高温水の温度が所定温度以下のときには、流路切換弁32の弁開度を制御し、中温水の一部を戻りパイプ34からタンク下部15に戻し、沸き上げ回路19側に流れる中温水の流量を調節することにより沸き上げ温度を確保するようにしている。しかしながら、流路切換弁32での流量調節後も温度検出器Eが所定温度以下を検出したときには、第2冷媒加熱回路5から供給される中温水の加熱動作を停止するようにしている。
また中温水の一部を水温の低いタンク下部15に戻すことは、中温水の温度を低下させる効果があり、中温水を無駄なく効率的に加熱する有効な手段である。
尚、実施例1と同じように、冷媒加熱用ポンプ24が駆動した場合には、第1電磁弁8は閉塞するように制御され、冷媒が大気熱交換器7側に流入することはない。
次に冷媒加熱用熱交換器5と熱交換した後の中温水の温度が所定温度以下でないことを温度検出器22が検出した場合の中温水を利用した沸き上げ動作について説明する。
冷媒加熱用熱交換器5と熱交換した後の中温水の温度が所定温度以下でないときは、冷媒加熱用ポンプ24から取り込まれる中温水の流量が減少するように調節し、冷媒加熱用熱交換器5での湯温低下を促進させるようにする。そして、温度検出器22が所定温度以下を検出したときの加熱動作は、前述した第2冷媒加熱回路33による中温水の加熱動作と同じである。
(実施例3)
図3は本発明の実施例3におけるヒートポンプ給湯装置のシステム図である。実施例1および実施例2と同一符号のものは同一構造を有するものであり説明は省略する。
35は外部温水熱交換器で、タンク上部16に配管接続された往き管36と、タンク略中間部21の湯の取出口Aの上方に配管接続された戻り管37に接続されている。38は外部熱交換器35に内蔵された熱交コイルで、温水熱交換負荷である温水暖房ユニット26の温水循環パイプ39に接続されており、内部に循環ポンプ27により循環する熱交換用の循環水が入っている。40は熱交ポンプで、戻り管37の配管途中に接続されており、タンク上部16の高温水を外部温水熱交換器35に取り入れる。
次に外部温水熱交換器35内を流れるタンク13内の高温水と熱交換して暖房を行う温水暖房ユニット26の動作について説明する。
まず、温水循環ポンプ27が駆動すると、温水循環パイプ39内の循環水がタンク上部16から外部温水熱交換器35内に引き込まれた高温水と熱交コイル38部分で熱交換し加熱され、温風熱交換器30で送風機29により室内空気と熱交換し、室内に温風を供給する。室内で熱交換した循環水は再び外部温水熱交換器35に流入して1サイクルの運転となる。
一方、外部温水熱交換器35内で循環水と熱交換した湯は、中温水となってタンク略中間部21に戻される。
尚、本実施例3では、外部温水熱交換器35により温水暖房ユニットを運転したが、タンク上部16の高温水と熱交換して循環水を加熱する点において、その効果は実施例1同じである。また、本実施例3では熱交換後の中温水を戻り管37から直接タンク略中間部21に戻したが、実施例1においては、タンク13内に発生する自然対流により中間水がタンク略中間部に蓄積されるようになっており、同様の結果が得られる。
以上の説明から明らかなように、冷媒は大気熱より熱回収するか、タンク内に中温水がある場合には中温水を利用して熱回収するように切り換えられることにより、タンク内の高温水と熱交換して運転する温水暖房ユニット等の熱交換手段を運転し中温水が生じても、中温水の熱を冷媒の加熱に使うことにより温度を低下させ、効率よく湯を沸き上げ、ランニングコストメリットが出せる、使い勝手の良いヒートポンプ給湯装置を提供できる。
また、中温水より加熱した高温水をタンク上部に戻すようにしていることにより、タンク上部に高温水が確実に確保でき、使い勝手の良いヒートポンプ給湯装置を提供できる。
また、タンク内の高温水と熱交換する温水暖房ユニット等の温水熱交換負荷による暖房運転を行い中温水が生じても、タンク略中間部からタンク内の中温水を冷媒加熱用ポンプにより冷媒加熱用熱交換器へと導き、中温水と熱交換することにより冷媒を加熱するようにしているので、温水熱交換負荷が必要とする高温水を効率よく確保でき、使い勝手の悪い中温水の割合を低下させることができる。
また、冷媒と熱交換した後の中温水を流路切換弁により湯温に応じて沸き上げ回路に戻すか、水温の低いタンク下部に戻すかを制御することにより、中温水による沸き上げをより効率よく行うことができる。
また、冷媒と熱交換した後の中温水の温度低下が所定温度以下のときのみ中温水を給湯用熱交換器で加熱することにより、より効率よく中温水と冷媒を熱交換させることができ、熱交換効率が向上することにより給湯用熱交換器を小さくすることが可能となる。
また、第2冷媒加熱回路を通過した後の中温水の温度低下が十分でなく、給湯用熱交換器での冷媒による中温水への熱交換効率が低下するなどの原因により沸き上げ温度が所定温度以下となった場合には、第2冷媒加熱回路による加熱動作を停止することにより、COPが1以下となることを防ぐことができると共に、タンク上部に高温水以外が貯まらないようにできる。
また、給湯用熱交換器で沸き上げられた湯の温度が所定温度以下のときには、流路切換弁から沸き上げ回路に流れる中温水の流量を絞ることにより、確実に中温水を高温水に沸き上げることができ、その結果、確実にタンク上部に高温水を確保することができると共に、タンク内での高温水の占める割合を増加させることができる。
また、給湯用熱交換器で沸き上げられた湯の温度が所定温度以下のときは、冷媒加熱用ポンプから沸き上げ回路に流れる中温水の流量を絞ることにより、確実に中温水を高温水に沸き上げることができ、その結果、確実にタンク上部に高温水を確保することができると共に、タンク内での高温水の占める割合を増加させることができる。
また、温水熱交換負荷を中温水が多く貯まっている第2冷媒加熱回路の湯の取出口よりも上方に位置させていることにより、温水熱交換負荷はタンク上部の高温水と優先的に熱交換することができ、その結果、長時間運転しても能力低下しにくく、ユーザーの要望に添った使い勝手のよいヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
また、第2冷媒加熱回路で検出される中温水の湯温が所定温度以下の場合には、第1電磁弁を閉塞し、大気熱交換器による冷媒の加熱を行わないようにし、より積極的に中温水を利用した沸き上げを行い、中温水を給湯で使用しなくても効率よくタンク内での高温水の占める割合を増加させることができる。
また、第2冷媒加熱回路で中温水による冷媒の加熱を行うときには、積層ポンプの運転を停止するように制御するので、より確実に中温水のみを高温水に沸き上げることができ、タンク内の中温水の割合を確実に低下させることができる使い勝手のよいヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置のシステム構成図 本発明の実施例2におけるヒートポンプ給湯装置のシステム構成図 本発明の実施例3におけるヒートポンプ給湯装置のシステム構成図 従来のヒートポンプ給湯装置のシステム構成図
符号の説明
1 ヒートポンプユニット
2 圧縮機
3 給湯用熱交換器
5 冷媒加熱用熱交換器(熱回収手段)
7 大気熱交換器(熱回収手段)
9 バイパス回路
11 第1冷媒加熱回路
12 タンクユニット
13 タンク
19 沸き上げ回路
25 第2冷媒加熱回路
26 温水暖房ユニット
28 温水熱交換パイプ(熱交換手段)

Claims (2)

  1. 大気熱を冷媒に回収し熱交換器を介して水を加熱するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットで加熱された湯を貯めるタンクと、前記タンク内の略中間部から取り出した中温水を循環させ熱回収する熱回収手段と、前記タンク内の高温水と熱交換する熱交換手段とを備え、前記ヒートポンプユニットの熱回収手段として、大気熱を用いるか、前記タンク内の略中間部から取り出した中温水を用いるかを切り換えるようにしたヒートポンプ給湯装置。
  2. ヒートポンプユニットの熱回収手段として、タンク内の中温水を用いた場合は、熱回収後の中温水を再度ヒートポンプユニットで加熱し、タンク上部よりタンク内に戻すようにした請求項1記載のヒ−トポンプ給湯装置。
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