JP2007239248A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前方からシャッター部の組み付けが容易であり、手の感触においても、視覚的にも組み付け完了を確認でき、不用意にその係合が解除されることがないこと。
【解決手段】便器等の清掃の際に、肛門洗浄用ノズル本体20、ビデ用ノズル本体40の先端部を覆うシャッター6を有するシャッター部7は、本体ベース1と係合するシャッター部7の係合を解除する操作部75a,75bがシャッター6の裏側に位置しているから、不用意に操作部75a,75bを操作することがない。また、操作部75a,75bは、互いに逆方向の外力を付与することによって係合を解除するものであるから、通常の清掃等の作業においては、互いに逆方向の外力が生じ、それが操作部75a,75bに加わることがないから、安定した取り付け状態が維持できる。シャッター部7の洗浄のための分解、組み立てにしても、前方から作業を行うことができるから、その作業性がよい。
【選択図】図7

Description

本発明は、水洗便器に設置される人体局部洗浄装置に関し、特に、洗浄水を噴出するノズルの前方に位置するシャッター構造に関するものである。
一般に、この種の人体局部洗浄装置は、洗浄水を噴出するノズルをケーシングに収納し、ノズルの先端がケーシング内に入った位置から洗浄動作を行う位置まで、ケーシングの出入口を通して往復移動するようにしている。洗浄動作をするとき、ノズルが人体局部に接近するので、ノズルに汚水や汚物が付着し易くなる。そのため、ノズルに筒状のノズルカバー体を着脱可能に取り付けて、少なくともノズルの先端付近に汚水や汚物の付着による汚染を防止している。また、ノズルと重なり合う吐出孔をノズルカバーに設けて、ノズルから噴出する洗浄水が吐出孔を通って噴出するようにしている。
具体的には、従来の人体局部洗浄装置として特許文献1の発明がある。即ち、特許文献1の発明は、洗浄水を噴出するノズルを保持する着脱機構を有するノズルマウントと、便器側の開口部と便器外とを遮断するように設けられた着脱機構を有するシャッター部と、前記ノズルマウントから延伸した着脱を容易にするガイドとを具備し、前記ノズルマウントに着脱機構を設けて目立たなくし、かつ、シャッター部の取り付けの際にも、ガイドに添って差し込むだけで容易に装着できるという技術思想を開示している。
そして、シャッター部によって開口部内に尿等の汚水が浸入することを防止し、かつ、シャッター部が見えづらくても容易に着脱できるようにしている。
特開2005−171541
ところで、上記特許文献1では、便器上に設けられ、内部に人体の局部を洗う洗浄手段を内装する本体と、前記本体の前部に開口部を有し、前記開口部と便器内とを遮断するための、着脱機構を有するシャッター部と着脱を容易にするガイドを設けたものである。
しかし、上記着脱機構は、ノズルマウント先端の下側にあるツメを掛ける孔とシャッター部の下側にあるツメから構成され、着脱の際、手の入れやすい本体の下側から手を入れることができ、その際、万一、シャッター部を落としても手の中に落ちる構成となり便器内に落ちづらくなる。上記シャッター部の下側にあるツメは、弾性結合するものであるから、便器の清掃等で目が届かないから、下方向から上記シャッター部の下側にあるツメを束子、ゴム手袋の手等で押圧すると、その解除の感覚が分からないまま、結合を解除してしまう場合がある。そのような場合には、清掃の後、数日経った後、使用者が予期していない時に、シャッター部が落下し、水洗の水によって流してしまうことが想定される。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、前方からシャッター部の組み付けが容易であり、手の感触においても、視覚的にも組み付け完了を確認でき、不用意にその係合が解除されることがない人体局部洗浄装置の提供を課題とするものである。
請求項1にかかる人体局部洗浄装置は、前側が便鉢側に近接するように便器後部に配置される本体ベースと、前記本体ベースの先端部に着脱自在に装着された着脱ベースと、前記着脱ベースの下面に設けられ、スナップアクションにより前記着脱ベースを前記本体ベースの先端部の底面部に取り付けると共に、前記着脱ベース下面に平行する作用力により前記取り付けが解除される操作部及び前記着脱ベースの開口を覆うように前記着脱ベースの上側に軸支されたシャッターとを有するシャッター部と、局部洗浄の直前に前記シャッターを押し開いて前記本体ベース側から前記便鉢側に延出するノズル本体とを具備するものである。
ここで、上記シャッター部は、前記本体ベース側に形成した凹部孔と前記シャッター部の着脱ベース側に突出する係合突起を設け、前記シャッターの背後に位置する操作部を有するものであればよい。また、上記ノズル本体は、肛門洗浄用ノズルとビデ用ノズルの何れかを1個または2個とすることができる。そして、上記本体ベースは、前記電気モータの取り付け、前記ノズル本体をスライド移動自在に取り付けるもので、人体局部洗浄装置の骨格を形成するものであればよく、全体を一体に構成する態様、2分割以上に分割された態様の何れであってもよい。そして、上記ノズル本体の先端部を覆うシャッターは、ノズル本体の移動によって開閉するものであるが、本発明を実施する場合には、ノズル本体の移動の直前に電気的または機械的に開閉するものであってもよい。
更に、上記シャッター部は、前記本体ベース側に形成した凹部孔と前記シャッター部の着脱ベース側に突出する係合突起を設けたものであり、上記本体ベース側に形成した凹部孔は、四角な貫通孔または下端が開放された略コ字状の貫通孔または窪みとすることができるが、本発明では、汚したくない位置であり、窪みの角には汚れが溜まり易いので、貫通孔が望ましい。
請求項2にかかる人体局部洗浄装置の前記操作部は、弾性を有する略U字型の開口の両側に配設され、前記着脱ベースの裏面側に係止される係合突起と、前記係合突起の両側部の一方または両方に形成された外方向に突出する係合子とを備え、前記係合子は、前記係合突起が前記本体ベースの先端部の底面側に形成された受容部の平行する壁の間に挿入されたとき、前記受容部の壁に設けられた凹部孔に弾性係合するものである。
ここで、上記本体ベース側に形成した凹部孔は、貫通孔または窪みとすることができるが、本発明では、汚れが発生し汚れやすい箇所であるから、汚したくない位置であり、窪みの角には汚れが溜まり易いので、貫通孔が望ましい。また、略U字状とした係合突起は、同時に互いに反対方向の力である内側に外力を付与するものであり、仮に、一方に外力を加えても、同時に弾性結合が取れなくするものである。また、弾性歪を特定の箇所で耐えさせるものではなく、広範としたものであるが、本発明を実施しようとする場合には、対向する2枚板または略V字状に配設した板状物とすることができる。
請求項3にかかる人体局部洗浄装置の前記ノズル本体は、肛門洗浄用ノズル本体とビデ用ノズル本体とからなり、前記双方のノズル本体は前記着脱ベースの開口を通過するときは、隔壁により分離された状態で移動するものである。
上記隔壁は、前記着脱ベースの構造的強度を増し、かつ、2本のノズル本体を先端部においてもガイドでき、その故障を少なくすることができる。
請求項4にかかる人体局部洗浄装置の前記シャッター部と前記本体ベースの先端部との着脱は、前記シャッター部の開口の内壁が前記本体ベースの先端部から突出する突起ガイドによってガイドされるものである。
上記突起ガイド及び嵌合ガイドは、両者間が嵌合され、結合位置が特定される形態のものであればよい。
請求項5にかかる人体局部洗浄装置の前記操作部は、前記シャッター部の前記裏面に突出した態様で設けられており、少なくともその50%以上は、前記シャッターの遊端部側にて隠されているものである。ここで、前記操作部の50%以上を隠すとは、操作部が露出している箇所のみでは、操作部の一方に束子、作業中の手袋の一部が引っかかったとしても、同時に異なる方向の外力が加わらないから、不用意に離脱することがない。
請求項1の人体局部洗浄装置によれば、シャッター部は、前側が便鉢側に近接するように便器後部に配置される本体ベースの先端部に、着脱自在に装着された着脱ベースの下面に設けられ、スナップアクションにより前記着脱ベースを前記本体ベースの先端部の底面部に取り付けると共に、前記着脱ベース下面に平行する作用力により前記取り付けが解除される操作部及び前記着脱ベースの開口を覆うように前記着脱ベースの上側に軸支されたシャッターとを有し、通常状態で前記シャッター部の着脱ベース側と前記本体ベース側とが係合し、前記係合を解除するとき、互いに反対方向の向きの外力を付与して弾性変形させる操作部を有し、かつ、前記操作部は前記シャッターの背後に位置するものである。
したがって、便器、便座等人体局部洗浄装置の清掃の際に、ノズル本体の先端部を覆うシャッターを配設したシャッター部は、本体ベースと係合するシャッター部の係合を解除する操作部が、シャッターの裏側に位置し、不用意に操作部を操作することがない。また、操作部は、互いに逆方向の外力を付与することによって前記係合を解除するものであるから、通常の清掃等の作業においては、互いに逆方向の外力が生じ、それが操作部に加わることがないから、清掃時に誤って外れることなく、安定した取り付け状態が維持できる。そして、シャッター部の洗浄のための分解、組み立てにしても、前方から作業を行うことができるから、その作業性がよい。よって、前方からシャッター部の組み付けが容易であり、手の感触においても、視覚的にも組み付け完了を確認でき、不用意にその係合が解除されることがない。
請求項2の人体局部洗浄装置の前記操作部は、弾性を有する略U字型の開口の両側に配設され、前記着脱ベースの裏面側に係止される係合突起と、前記係合突起の両側部の一方または両方に形成された外方向に突出する係合子とを備え、前記係合子は、前記係合突起が前記本体ベースの先端部の底面側に形成された受容部の平行する壁の間に挿入されたとき、前記受容部の壁に設けられた凹部孔に弾性係合するものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、略U字状とした係合突起は、同時に互いに反対方向の力である内側に外力を付与するものであり、外力を加えても、簡単に弾性結合が解除されることがない。また、係合突起は略U字状であるから、弾性歪を特定の箇所に集中されるものではなく、広範としたものであるから、耐久性を長くすることができる。
請求項3における人体局部洗浄装置の前記ノズル本体は、肛門洗浄用ノズル本体とビデ用ノズル本体とからなり、前記双方のノズル本体は前記着脱ベースの開口を通過するときは、隔壁により分離された状態で移動するものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、前記隔壁が前記着脱ベースの構造的強度を増し、かつ、2本のノズル本体を先端部においてもガイドでき、その故障を少なくすることができる。
請求項4における人体局部洗浄装置の前記シャッター部と前記本体ベースの先端部との着脱は、前記シャッター部の開口の内壁が前記本体ベースの先端部から突出する突起ガイドによってガイドされるものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、上記突起ガイド及び嵌合ガイドは、両者間が嵌合され、結合位置が特定されるから、シャッター部に加わる外力によって変形し、操作部に予期しない外力が加わることを防止できる。
請求項5における人体局部洗浄装置の前記操作部は、前記シャッター部の前記裏面に突出した態様で設けられており、少なくともその50%以上は、前記シャッターの遊端部側にて隠されているものであるから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、前記操作部の50%以上を隠すものであるから、操作部が露出している箇所では、その装着状態が確認でき、また、仮に、操作部の一方に束子、作業中の手袋の一部が引っかかったとしても、同時に異なる方向の外力が加わらないから、不用意に離脱することがない。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の全体斜視図、図2は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の右側面図、図3は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の左側面図、図4は図2の矢印A方向から見たA矢視図、図5は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のノズル本体を下方向に移動させた状態の右側面図、図6は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の肛門洗浄用ノズル本体の拡大中央横断面図、そして、図7は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部と本体ベースとの着脱関係を図2の矢印B方向から見た要部斜視図、図8は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部の取り付け状態を図2の矢印B方向から見た要部斜視図、図9は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部の部品構成を示す構成図で、(a)は着脱ベースの正面、平面、底面、側面背面図、(b)はシャッターの正面、側面図である。図10は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部と着脱ベースとの展開を示す斜視図である。図11は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部と本体ベースとの取り付け状態を示す下から見た説明図である。
まず、図1乃至図6を用いて、肛門洗浄用ノズル及びビデ用ノズルについて説明する。
図1、図2、図4乃至図6において、本体ベース1は本実施の形態1にかかる人体局部洗浄装置10の骨子となるもので、各種の部品を取り付けられる合成樹脂またはアルミニウム等で形成されたものである。この本体ベース1は公知のように、前側が図示しない便鉢側に近接するように便器後部に配置される。肛門洗浄用モータ11は、1個以上のギアを介して肛門洗浄用ノズル本体20を移動させるピニオン12を正回転または逆回転させ、そのピニオン12と噛み合うラック21によって肛門洗浄用ノズル本体20を上下方向(その長さ方向)にスライド移動させるものである。即ち、本体ベース1には、肛門洗浄用ノズル本体20がスライド移動する長さ方向に案内する図示しない案内溝が形成され、肛門洗浄用ノズル本体20はそれに噛み合っている。肛門洗浄用ノズル本体20はその図示しない案内溝に沿って直線運動を行うことになる。この肛門洗浄用ノズル本体20は、上下の対向する平行面からなる2面を直線平面とし、その下方の面にラック21を形成している。このラック21は、肛門洗浄用ノズル本体20を上下方向にスライド移動する範囲以上に形成されている。このように、肛門洗浄用ノズル本体20にラック21を配設した範囲は、ピニオン12を正回転または逆回転させることによって、肛門洗浄用ノズル本体20を移動させる移動駆動部22を形成している。
肛門洗浄用ノズル本体20の内部には、流体管29が設けられることにより、肛門洗浄用ノズル本体20の内部には、第1通路20aと第2通路20bが画成される。第1通路20a(第2通路20b)の基端側は、ポート25a(25b)、ホース26a(26b)を介して、流量調整弁を兼ねる水路切換弁27の吐出ポート(図示略)に連結されている。しかして、電気モータ28で駆動される水路切換弁27の入力ポート27aに圧送された温水は、図示されない制御機構に指示されたシャワー洗浄態様に応じて、ホース26aのみ(ホース26a及び26b)並びにポート25aのみ(ポート25a及び25b)を介して、第1通路20aのみ(第1通路20a及び第2通路20b)に導入された後、噴射ロ36とラップする噴射ガイドロ37から臀部に向けて噴射される。温水の圧力、流量及び通過通路を変更することにより、洗浄面積や噴出高さを変更できるようになっている。
また、移動駆動部22は、本実施の形態においては、肛門洗浄用ノズル本体20の認識しやすさにより平行面からなる2面を直線平面としているが、本発明を実施する場合には、少なくとも一面、即ち、下方向の面を平面とし、その平面を用いてラック21を形成するものであればよい。勿論、この平面は、歯と歯の間の歯底面のみを平面とするものであってもよい。したがって、移動駆動部22は、ラック21と噛み合い、回転自在に固定されたピニオン12の回転によって本体ベース1から進退する伸縮移動自在となる。
肛門洗浄用ノズル本体20の移動駆動部22の下端には、移動駆動部22の径よりも小さい径で、かつ、その外周を円筒状に形成した小径部31を有している。また、小径部31の外周の下端付近には、Oリング32が配設されている。そして、小径部31の中央部より移動駆動部22寄りには、略円柱状で1〜3mm程度の高さの係合片33が配設されている。この係合片33は、円柱形状に限定されるものではなく、面取りした多角柱であってもよい。何れにせよ、機械的強度を高くした構造とする必要がある。
そして、肛門洗浄用ノズル本体20の小径部31には、小径部31を覆うように挿着されるノズルカバー30を有している。ノズルカバー30は、Oリング32と弾接する内径を有し、肛門洗浄用ノズル本体20の長さ方向に挿入するとき、小径部31に配設した係合片33を所定の位置までガイドするスリット34を有している。
また、使用状態でノズルカバー30を回動したときに、スリット34は係合片33との間で、スナップ動作による係合を行うものである。ノズルカバー30の回転角度は、本実施の形態では、肛門洗浄用ノズル本体20の上面も平面とした外形としているから、肛門洗浄用ノズル本体20の移動駆動部22の外周形状とノズルカバー30の外周形状が一致したとき、即ち、長さ方向の直角断面が略円形であるから、肛門洗浄用ノズル本体20の上平面が移動駆動部22とノズルカバー30の上平面が一致したとき、係合位置となり、これは、視覚的にも確認できるし、手触りでも確認できる。
このスナップ動作は、予め、肛門洗浄用ノズル本体20の移動駆動部22の位置とノズルカバー30の位置とが結合した位置で、スリット34と係合片33とのスナップ動作が完了するように設定しておけば、長さ方向の直角断面が略円形であるから、肛門洗浄用ノズル本体20の上平面が移動駆動部22とノズルカバー30の上平面が一致したとき、係合位置となり、このスナップ動作は、手触り感覚として確認できる。
即ち、本発明の実施の形態では、 長さ方向の直角断面が略小判形であるから、肛門洗浄用ノズル本体20の上平面が移動駆動部22とノズルカバー30の上平面が一致したとき、係合位置となり、視覚的で確認できるし、手触りでも確認できることになる。
本実施の形態の流体管29は、図6に示すように、移動駆動部22を通過して、移動駆動部22の下端にある小径部31から突出し、ノズルカバー30の内部に挿着されている噴射ガイド35に接続されている。噴射ガイド35には噴射口36が配設されていて、流体管29の洗浄水は噴射ガイド35の噴射口36から噴射される。なお、噴射口36にはノズルカバー30の噴射ガイド口37が位置し、噴射口36以外の位置を覆っている。
したがって、ノズルカバー30が汚れる可能性がある。そこで、ノズルカバー30を取り外して洗浄することにより、常にノズルカバー30を清潔に維持することができる。
次に、図1、図3、図4を用いて、ビデ用ノズルについて説明する。
図1、図3、図4において、ビデ用モータ51はビデ用ノズル本体40を移動させるピニオン52を回転させ、ピニオン52と噛み合うラック41によってビデ用ノズル本体40を上下方向に移動させるものである。ビデ用モータ51は、1個以上のギアを介してビデ用ノズル本体40を移動させるピニオン52を正回転または逆回転させ、そのピニオン52と噛み合うラック41によってビデ用ノズル本体40を上下方向にスライド移動させるものである。このビデ用ノズル本体40は、上下の対向する平行面からなる2面を直線平面とし、その下方の面にラック41を形成している。このラック41は、ビデ用ノズル本体40を上下方向にスライド移動する範囲以上に形成されている。このように、ビデ用ノズル本体40にラック41を配設した範囲は、ピニオン52を正回転または逆回転させることによって、ビデ用ノズル本体40を移動させる移動駆動部42を形成している。
ビデ用ノズル本体40は、ビデとしてソフトな噴流が好まれることから肛門洗浄用ノズル本体20のように、格別、流体抵抗を低くする必要がないので、1本の流体管44が接続され、ビデ用ノズル本体40の移動駆動部42の上端に接続端部45を介して接続されている。即ち、ビデ用ノズル本体40には、ラック41を配設した移動駆動部42の上部に1個の導入口45を配設し、更に、導入口45に1本の流体管44を接続し、洗浄水送給バルブ27からビデ用ノズル本体40までの洗浄水の通路としている。フレキシブル流体管44が接続された移動駆動部42の上端に配設され接続端部45は、本実施の形態においては、直接移動駆動部42の内部を介して洗浄水を供給する流路を形成している。
また、移動駆動部42は、本実施の形態においては、ビデ用ノズル本体40の認識しやすさにより平行面からなる2面を直線平面としているが、本発明を実施する場合には、少なくとも一面、即ち、下方向の面を平面とし、その平面にラック41を形成するものであればよい。勿論、この平面は、歯と歯の間の歯底面のみを平面とするものであってもよい。したがって、移動駆動部42は、ラック41と噛み合い、回転自在に固定されたピニオン52の回転によって本体ベース1から進退する伸縮移動自在となっている。
ビデ用ノズル本体40の移動駆動部42の下端には、肛門洗浄用ノズル本体20の構成と同様に、ビデ用ノズル本体40の小径部には、小径部を覆うように挿着されるノズルカバー60を有している。ノズルカバー60は、Oリングと弾接する内径を有し、ビデ用ノズル本体40の長さ方向に挿入するとき、小径部に配設した係合片を所定の位置までガイドするスリットを有している。
また、ビデ用ノズル本体40の図示しない小径部にノズルカバー60を挿入し、回動したときに、スナップ動作による係合を行い、ノズルカバー60は小径部と係合状態となる。ノズルカバー60の回転角度は、本実施の形態では、ビデ用ノズル本体40の上面も平面とした外形としているから、ビデ用ノズル本体40の移動駆動部42の外周形状とノズルカバー60の外周形状が一致したとき、即ち、長さ方向の直角断面が略円形であるから、ビデ用ノズル本体40の上平面が移動駆動部42とノズルカバー60の上平面が一致したとき、係合位置となり、これは、視覚的でも確認できるし、手触りでも確認できる。また、ビデ用ノズル本体40の小径部に形成した係合片の位置とノズルカバー60のスナップ動作後の結合した位置は、スナップ動作が完了した係合状態にあるから、その位置を視覚的に確認することによって、ビデ用ノズル本体40とノズルカバー60の係合を認識することもできる。このように接続されることによって、移動駆動部42の内部を通過する洗浄水は、移動駆動部42の下端にある小径部に接続されたノズルカバー60の内部に導かれ、ノズルカバー60に形成されている複数の噴射口から噴射される。
上記実施の形態における人体局部洗浄装置においては、肛門洗浄用ノズルとビデ用ノズルに適用する場合について説明したが、本発明を実施する場合には、肛門洗浄用ノズルとビデ用ノズルの何れにも適用することができる。
次に、図7乃至図10を用いて、シャッター6の構造について説明する。
図7乃至図10において、肛門洗浄用ノズル本体20のノズルカバー30、ビデ用ノズル本体40のノズルカバー60は、前述したように、何れも洗浄のために取り外し自在となっている。そのため、ノズルカバー30及びノズルカバー60の下端は、本体ベース1から突出し、シャッター部7によって本体ベース1内に収容されたような形態を採っている。本体ベース1の下端には、左右・上下方向の移動を規制し、挿着をガイドする突起ガイド3a,3bが設けられている。突起ガイド3a,3bは本体ベース1の下端開口の両側に配設され、並行する板状の直角三角形状を呈しており、挿入初期の移動角度範囲を広くしている。
また、肛門洗浄用ノズル本体20のノズルカバー30及びビデ用ノズル本体40のノズルカバー60が突出する開口の下側中央には、略コ字状に開口する受容部4を有している。受容部4の両側の並行する係合片4a,4bには、下に開口する凹部孔5a,5bが形成されている。なお、この受容部4の凹部孔5a,5bは、四角な貫通孔または下端が開放された略コ字状の貫通孔とするのが望ましいが、単なる窪みとすることもできる。本実施の形態では、汚したくない位置であり、一般に、窪みの角には汚れが溜まり易いので、貫通孔とするのが望ましい。本実施の形態の下に開口する凹部孔5a,5bは、汚れが溜り難く落下する構造としている。
シャッター部7は、ノズルカバー30及びノズルカバー60が突出する開口の中央には、隔壁71を有し、前記開口に対応する形状の着脱ベース70が母体となっている。この隔壁71は、着脱ベース70の構造的強度を増し、かつ、2本の肛門洗浄用ノズル本体20またはビデ用ノズル本体40からなるノズル本体を先端部においてもガイドでき、その故障を少なくすることができる。着脱ベース70の両側の内面には、突起ガイド3a,3bを収容する嵌合ガイド72a,72bが形成されている。突起ガイド3a,3b及び嵌合ガイド72a,72bは、両者が嵌合し、結合位置となったとき、結合が特定される形態のものであればよい。即ち、その突起ガイド3a,3bと嵌合ガイド72a,72bとの形状を任意に設定することができる。このときの突起ガイド3a,3bと嵌合ガイド72a,72bとのがたつきが、両者間の組み付け精度を特定することとなる。
着脱ベース70の中央の下部には、弾性を持たせた開口を正面側としてなる略U字状の係合突起73が形成されている。係合突起73の外側には、三角柱状の係合子74a,74bが形成されている。この係合突起73は、受容部4の凹部孔5a,5bに係合するものである。係合突起73の開口端部には両側を挟持することにより、その係合を解除する操作部75a,75bとなっている。操作部75a,75bの両側を挟持するとは、互いに逆方向の外力を付与することによって、係合突起73の係合子74a,74bと、受容部4の凹部孔5a,5bとの係合を解除することになる。
ここで、図11を用いてシャッター部7と本体ベース1との分離及び組み付け状態を説明する。
本体ベース1からシャッター部7を分離し、肛門洗浄用ノズル本体20からノズルカバー30、ビデ用ノズル本体40からノズルカバー60を取り外し、必要に応じてノズルカバー30、ノズルカバー60を洗浄する。そして、ノズルカバー30、ノズルカバー60を肛門洗浄用ノズル本体20、ビデ用ノズル本体40に装着する。その後、図11(a)に示すように、本体ベース1に対してシャッター部7の係合突起73を本体ベース1の受容部4に対向させる。着脱ベース70の両側の嵌合ガイド72a,72bを突起ガイド3a,3bに対向させる。そして、図11(b)に示すように、本体ベース1に対してシャッター部7の係合突起73を本体ベース1の受容部4に挿入し、係合突起73の係合子74a,74bを受容部4の凹部孔5a,5bに弾性的に係合させる。
ここで、係合突起73の係合子74a,74bを受容部4の凹部孔5a,5bに弾性的に係合する構成は、自己の弾性によって、受容部4の凹部孔5a,5bに係合子74a,74bが係合する機能を有するものであることから、本発明を実施する場合には、一般的にスナップアクションと呼称されている係合手段が使用できる。
その後、本体ベース1からシャッター部7を分離する場合には、まず、図11(c)に示すように、シャッター6が閉じているとき、それを開放して、操作部75a,75bを指で摘まみ、そこに挟持力を付与すると、つまり、着脱ベース70の下面に平行する力を作用させると、弾性的に係合している係合突起73の係合子74a,74bが、受容部4の凹部孔5a,5bから離れる。この状態で、図11(d)に示すように、本体ベース1からシャッター部7を引き離すことにより、本体ベース1からシャッター部7を分離することができる。
そして、着脱ベース70には、上部両側位置に嵌合軸受部76a,76bが形成されていて、側面から見て、く字状に曲折されたシャッター6の両側の支軸6a,6bをスナップ挿入することにより、シャッター6が回動自在となっている。通常、肛門洗浄用ノズル本体20とビデ用ノズル本体40が出入りする場合には、肛門洗浄用ノズル本体20とビデ用ノズル本体40がシャッター6の内面に当接して開放し、収まったとき、シャッター6が自重で閉じるものである。本実施の形態では、シャッター6が閉じているとき、シャッター6の背後に位置する操作部75a,75bは、その一部が確認できる程度に隠れている。
発明者等の実験によれば、シャッター6の背後に位置する操作部75a,75bは、便器外から確認できる方が、清掃の際にシャッター部7の存在が確認でき、肛門洗浄用ノズル本体20からノズルカバー30及びビデ用ノズル本体40からノズルカバー60を取り外す位置、その操作の必要性が認識でき、かつ、その作業が容易になる。しかし、通常、操作部75a,75bの50%以下程度がシャッター6の下部から露出している状態であると、清掃作業においても、その存在に気をつけて作業を行い、また、30%以下程度がシャッター6の下部から露出している状態であっても、清掃作業においては、束子やゴム手袋がシャッター6の下端のガイド機能によって引っかかることがなくなり、不用意に操作部75a,75bに外力を加え、係合突起73の係合子74a,74bと受容部4の凹部孔5a,5bとの係合を解除することがない。
即ち、本件発明の実施の形態における人体局部洗浄装置10は、下面にラック21,41を形成し、ラック21,41と噛み合うピニオン12,52を肛門洗浄用モータ11またはビデ用モータ51からなる電気モータによって回転させることによってスライド移動自在とした肛門洗浄用ノズル本体20またはビデ用ノズル本体40からなるノズル本体と、肛門洗浄用モータ11またはビデ用モータ51からなる電気モータを取り付け、肛門洗浄用ノズル本体20またはビデ用ノズル本体40からなるノズル本体をスライド移動自在に保持する本体ベース1と、肛門洗浄用ノズル本体20またはビデ用ノズル本体40からなるノズル本体の先端部を覆うシャッター6と、シャッター6を回動自在に軸支すると共に、本体ベース1に対して取り付ける着脱ベース70からなるシャッター部7とを具備し、シャッター部7は、本体ベース1側に形成した凹部孔5a,5bとシャッター部7の着脱ベース70側に突出する係合突起73を設け、通常状態で係合突起73と凹部孔5a,5bとが係合し、互いに逆方向の外力を付与することによって前記係合を解除する操作部75a,75bとを有し、操作部75a,75bはシャッター6の背後に位置するものである。
上記実施の形態における人体局部洗浄装置10は、前側が便鉢側に近接するように便器後部に配置される本体ベース1と、本体ベース1の先端部に着脱自在に装着された着脱ベース70と、着脱ベース70の下面に設けられ、スナップアクションにより着脱ベース70を本体ベース1の先端部の底面側に取り付けると共に、着脱ベース70下面に平行する作用力により前記取り付けが解除される操作部75a,75b及び着脱ベース70の開口を覆うように着脱ベース70の上側に軸支されたシャッター6とを有するシャッター部7と、局部洗浄の直前にシャッター6を押し開いて本体ベース1側から前記便鉢側に延出する肛門洗浄用ノズル本体20、ビデ用ノズル本体40からなるノズル本体とを具備する発明とすることができる。
したがって、便器、便座等人体局部洗浄装置の清掃の際に、肛門洗浄用ノズル本体20及び/またはビデ用ノズル本体40の先端部を覆うシャッター6を配設したシャッター部7は、本体ベース1と係合するシャッター部7の係合を解除する操作部75a,75bが、シャッター6の裏側に位置し、不用意に操作部75a,75bを操作することがない。また、操作部75a,75bは、互いに逆方向の外力を付与することによって係合を解除するものであるから、通常の清掃等の作業においては、互いに逆方向の外力が生じ、それが操作部75a,75bに加わることがないから、安定した取り付け状態が維持できる。そして、シャッター部7の洗浄のための分解、組み立てにしても、前方から作業を行うことができるから、その作業性がよい。よって、前方からシャッター部7の組み付けが容易であり、手の感触においても、視覚的にも組み付け完了を確認でき、不用意にその係合が解除されることがない。
上記実施の形態における人体局部洗浄装置においては、便器、便座等の清掃の際に、肛門洗浄用ノズル本体20またはビデ用ノズル本体40からなるノズル本体の先端部を覆うシャッター6を有するシャッター部7は、本体ベース1と係合するシャッター部7の係合を解除する操作部75a,75bがシャッター6の裏側に位置し、不用意に操作部75a,75bを操作することがない。また、操作部75a,75bは、互いに逆方向の外力を付与することによって係合を解除するものであるから、通常の清掃等の作業においては、互いに逆方向の外力が生じ、それが操作部75a,75bに加わることがないから、安定した取り付け状態が維持できる。そして、シャッター部7の洗浄のための分解、組み立てにしても、前方から作業を行うことができるから、その作業性がよい。
よって、前方からシャッター部7の組み付けが容易であり、手の感触においても、視覚的にも組み付け完了を確認でき、不用意にその係合が解除されることがない。
また、上記実施の形態における人体局部洗浄装置のシャッター部7は、本体ベース1側に形成した凹部孔5a,5bは2箇所であり、シャッター部7の操作部75a,75bの係合突起73は略U字状とし、その先端部の両側の操作部75a,75bを挟持することにより、係合を解除するものであるから、略U字状とした係合突起73は、同時に互いに反対方向の力である内側に外力を付与するものであり、外力を加えても、簡単に弾性結合が解除されることがない。また、係合突起73は略U字状であるから、弾性歪を特定の箇所に集中されるものではなく、広範囲としたものであるから、耐久性を長くすることができる。
このように、人体局部洗浄装置の操作部75a,75bは、弾性を有する略U字型の開口の両側に配設され、着脱ベース70の裏面側に係止される係合突起73と、係合突起73の両側部の一方または両方に形成された外方向に突出する係合子74a,74bとを備え、係合子74a,74bは、係合突起73が本体ベース1の先端部の底面側に形成された受容部4の平行する壁の間に挿入されたとき、受容部4の壁に設けられた凹部孔5a,5bに弾性係合するものである。
そして、上記実施の形態における人体局部洗浄装置のシャッター部7の着脱ベース70は、本体ベース1側に形成したスライド移動自在とした2本の肛門洗浄用ノズル本体20またはビデ用ノズル本体40からなるノズル本体を分離するように中央に2分する隔壁71を設けたものであるから、隔壁71が着脱ベース70の構造的強度を増し、かつ、2本の肛門洗浄用ノズル本体20及びビデ用ノズル本体40からなるノズル本体を先端部においてもガイドでき、その故障を少なくすることができる。
このように、人体局部洗浄装置のノズル本体は、肛門洗浄用ノズル本体20とビデ用ノズル本体40とからなり、前記肛門洗浄用ノズル本体20及びビデ用ノズル本体40からなる双方のノズル本体は着脱ベース70の開口を通過するときは、隔壁71により分離された状態で移動するものである。
更に、上記実施の形態における人体局部洗浄装置のシャッター部7の着脱ベース70は、本体ベース1の両側に形成した突起ガイド3a,3bに嵌合する嵌合ガイド72a,72bを形成したものであるから、突起ガイド3a,3b及び嵌合ガイド72a,72bは、両者間が嵌合され、結合位置が特定されるから、シャッター部7に加わる外力によって変形し、操作部75a,75bに予期しない外力が加わることを防止できる。
このように、人体局部洗浄装置のシャッター部7と本体ベース1の先端部との着脱は、シャッター部7の開口の内壁が本体ベース1の先端部から突出する突起ガイド3a,3bによってガイドされるものである。
また、上記実施の形態における人体局部洗浄装置のシャッター部7のシャッター6は、操作部75a,75bの50%以上を隠すように背後に配設したものであるから、操作部75a,75bの50%以上を隠すものであり、操作部75a,75bが露出している箇所では、その装着状態が確認でき、また、仮に、操作部75a,75bの一方に束子、作業中の手袋の一部が引っかかったとしても、同時に異なる方向の外力が加わらないから、不用意に離脱することがない。
このように、人体局部洗浄装置の操作部75a,75bは、シャッター部7の裏面に突出した態様で設けられており、少なくともその50%以上は、シャッター6の遊端部側にて隠されているものであるから、操作部75a,75bの50%以上を隠すものである。
そして、上記実施の形態における人体局部洗浄装置のシャッター部7は、通常状態でシャッター部7の着脱ベース70側に設けた係合突起73と本体ベース1側に形成した凹部孔5a,5bとが係合し、前記係合を解除するとき、係合突起73に対し互いに反対方向の向きの外力を付与して弾性変形させる操作部75a,75bを有し、かつ、操作部75a,75bはシャッター6の背後に位置するものである。ところで、このときのシャッター部7の着脱ベース70側に設けた係合突起73と本体ベース1側に形成した凹部孔5a,5bは、シャッター部7の着脱ベース70側に設けた係合突起73と本体ベース1側に形成した凹部孔5a,5bとを逆にすることができる。この場合には、凹部孔5a,5b側が弾性を持つときには、強度及び構造等を必要に応じた値とする必要がある。
即ち、上記実施の形態における人体局部洗浄装置のシャッター部7は、通常状態でシャッター部7の着脱ベース70側と本体ベース1側とが係合し、前記係合を解除するとき、互いに反対方向の向きの外力を付与して弾性変形させる操作部75a,75bを有し、かつ、部75a,75bはシャッター6の背後に位置する構成とすることができる。
図1は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の全体斜視図である。 図2は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の右側面図である。 図3は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の左側面図である。 図4は図2の矢印A方向から見たA矢視図である。 図5は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のノズル本体を下方向に移動させた状態の右側面図である。 図6は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置の肛門洗浄用ノズル本体の拡大中央横断面図である。 図7は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部と本体ベースとの着脱関係を図2の矢印B方向から見た要部斜視図である。 図8は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部の取り付け状態を図2の矢印B方向から見た要部斜視図である。 図9は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部の部品構成を示す構成図で、(a)は着脱ベースの正面、平面、底面、側面背面図、(b)はシャッターの正面、側面図である。 図10は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部と着脱ベースとの展開を示す斜視図である。 図11は本発明の実施の形態1における人体局部洗浄装置のシャッター部と本体ベースとの取り付け状態を示す下から見た説明図である。
符号の説明
1 本体ベース
3a,3b 突起ガイド
5a,5b 凹部孔
4 受容部
6 シャッター
7 シャッター部
10 人体局部洗浄装置
11 肛門洗浄用モータ
12,52 ピニオン
20 肛門洗浄用ノズル本体
21,41 ラック
30,60 ノズルカバー
40 ビデ用ノズル本体
51 ビデ用モータ
70 着脱ベース
72a,72b 嵌合ガイド
73 係合突起
74a,74b 係合子
75a,75b 操作部

Claims (5)

  1. 前側が便鉢側に近接するように便器後部に配置される本体ベースと、
    前記本体ベースの先端部に着脱自在に装着された着脱ベース、前記着脱ベースの下面に設けられ、スナップアクションにより前記着脱ベースを前記本体ベースの先端部の底面部に取り付けると共に、前記着脱ベース下面に平行する作用力により前記取り付けが解除される操作部及び前記着脱ベースの開口を覆うように前記着脱ベースの上側に軸支されたシャッターとを有するシャッター部と、
    局部洗浄の直前に前記シャッターを押し開いて前記本体ベース側から前記便鉢側に延出するノズル本体と
    を具備することを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 前記操作部は、弾性を有する略U字型の開口の両側に配設され、前記着脱ベースの裏面側に係止される係合突起と、前記係合突起の両側部の一方または両方に形成された外方向に突出する係合子とを備え、
    前記係合子は、前記係合突起が前記本体ベースの先端部の底面側に形成された受容部の平行する壁の間に挿入されたとき、前記受容部の壁に設けられた凹部孔に弾性係合する請求項1記載の人体局部洗浄装置。
  3. 前記ノズル本体は、肛門洗浄用ノズル本体とビデ用ノズル本体とからなり、前記双方のノズル本体は前記着脱ベースの開口を通過するときは、隔壁により分離された状態で移動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の人体局部洗浄装置。
  4. 前記シャッター部と前記本体ベースの先端部との着脱は、前記シャッター部の開口の内壁が前記本体ベースの先端部から突出する突起ガイドによってガイドされる請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の人体局部洗浄装置。
  5. 前記操作部は、前記シャッター部の前記裏面に突出した態様で設けられており、少なくともその50%以上は、前記シャッターの遊端部側にて隠されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の人体局部洗浄装置。
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