JP2007238548A - 含フッ素化合物、およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】新規の含フッ素化合物およびその製造方法の提供。
【解決手段】下記(1)で表わされる含フッ素化合物。
(ただし、式(1)中の記号は以下の意味を示す。
R1:水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、ベンジル基を表す。フェニル基およびベンジル基は置換基を有していても良い。
R2、R3、R4、R5:それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基、フェニル基、シクロヘキシル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表わす。フェニル基およびシクロヘキシル基は置換基を有していても良い。R2とR3、R3とR4、R4とR5、R2とR5はそれぞれ共同して環を形成していてもよく、該環は酸素原子を介在していても良い。
R6:フッ素原子、または水素原子。)
【選択図】なし
【解決手段】下記(1)で表わされる含フッ素化合物。
(ただし、式(1)中の記号は以下の意味を示す。
R1:水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、ベンジル基を表す。フェニル基およびベンジル基は置換基を有していても良い。
R2、R3、R4、R5:それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基、フェニル基、シクロヘキシル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表わす。フェニル基およびシクロヘキシル基は置換基を有していても良い。R2とR3、R3とR4、R4とR5、R2とR5はそれぞれ共同して環を形成していてもよく、該環は酸素原子を介在していても良い。
R6:フッ素原子、または水素原子。)
【選択図】なし
Description
本発明は新規な含フッ素化合物およびその製造方法に関するものである。本発明の含フッ素化合物は医薬、農薬の合成中間体として、あるいは液晶等の機能性材料の合成中間体として有用な化合物である。
共役ジエン類とフルオロアクリル酸類の環化付加反応として、2,3,3−トリフルオロアクリル酸エステルとのDiels−Alder反応等が知られている(非特許文献1参照)。しかし、医薬、農薬および液晶等の機能性材料の合成中間体として用いるためには、希望する用途に適した最終生成物を得るために、より多様な中間体が必要である。
日本化学会第85春季年会(2005)講演予稿集1C2−07「トリフルオロアクリル酸エステルと各種1,3−ジエンとのDiels−Alder反応」
本発明者等は、共役ジエン類とフルオロビニルスルホン酸類の環化付加反応および該反応により得られる生成物について鋭意検討することにより、新規の含フッ素化合物を見出した。本発明は、該新規の含フッ素化合物およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、医薬または農薬の合成中間体として、あるいは液晶等の機能性材料の合成中間体として有用な化合物である新規な含フッ素化合物およびその製造方法を提供するものである。
本発明の新規な含フッ素化合物は下記式(1)で表わされる。
(ただし、式(1)中の記号は以下の意味を示す。
R1:水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、ベンジル基を表す。フェニル基およびベンジル基は置換基を有していても良い。
R2、R3、R4、R5:それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基、フェニル基、シクロヘキシル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表わす。フェニル基およびシクロヘキシル基は置換基を有していても良い。R2とR3、R3とR4、R4とR5、R2とR5はそれぞれ共同して環を形成していてもよく、該環は酸素原子を介在していても良い。
R6:フッ素原子、または水素原子。)
本発明の新規な含フッ素化合物は下記式(1)で表わされる。
R1:水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、ベンジル基を表す。フェニル基およびベンジル基は置換基を有していても良い。
R2、R3、R4、R5:それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基、フェニル基、シクロヘキシル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表わす。フェニル基およびシクロヘキシル基は置換基を有していても良い。R2とR3、R3とR4、R4とR5、R2とR5はそれぞれ共同して環を形成していてもよく、該環は酸素原子を介在していても良い。
R6:フッ素原子、または水素原子。)
式(1)で表される本発明の含フッ素化合物は、医農薬の合成中間体や、液晶等の機能性材料の合成中間体として有用である。式(1)で表される含フッ素化合物は、式(2)及び式(3)の化合物を原料として容易に製造することができる。
式(1)中のR1は水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、ベンジル基を表す。フェニル基およびベンジル基は置換基を有していても良い。置換基としてはフッ素、塩素、臭素などのハロゲン、シアノ基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基等が挙げられる。なお、置換基が炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、または炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基である場合、炭素数1〜5であることが好ましい。具体的には後述する。R1としては、炭素数1〜5のアルキル基が置換したフェニル基が好ましい。
式(1)中のR2、R3、R4およびR5はそれぞれ独立して水素、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基、フェニル基、シクロヘキシル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表わす。フェニル基およびシクロヘキシル基は置換基を有していても良い。
アルキル基およびアルコキシ基としては、直鎖、分岐ともに炭素数1〜5が好ましい。直鎖のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等が好ましい。分岐のアルキル基としてはイソプロピル基、t−ブチル基等が好ましい。直鎖のアルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基等が好ましい。分岐のアルコキシ基としてはイソプロポキシ基、t−ブトキシ基等が好ましい。またフェニル基、シクロヘキシル基は置換基を有していても良い。置換基としてはフッ素、塩素、臭素などのハロゲン、シアノ基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基等が挙げられる。なお、置換基が炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、または炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基である場合、これらの基は上記具体例を挙げたものであることが好ましい。
R2およびR5としては、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、置換基を有していてもよいフェニル基、シクロヘキシル基が好ましく、特に、置換基を有していてもよいフェニル基、シクロヘキシル基が好ましい。
R3およびR4としては、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基およびトリアルキルシリルオキシ基が好ましく、特に水素原子および炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。
R2およびR5としては、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、置換基を有していてもよいフェニル基、シクロヘキシル基が好ましく、特に、置換基を有していてもよいフェニル基、シクロヘキシル基が好ましい。
R3およびR4としては、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基およびトリアルキルシリルオキシ基が好ましく、特に水素原子および炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。
また、R2とR3、R3とR4、R4とR5、R2とR5はそれぞれ共同して環を形成していてもよい。この場合、環は酸素原子を介在していても良い。酸素原子を介在する環の具体例としては、エーテル結合を有する環が挙げられる。
式(1)中のR6はフッ素原子、または水素原子を表し、フッ素原子が好ましい。
本発明の式(1)で表わされる新規な含フッ素化合物は、下式(2)で表わされる含フッ素ビニルスルホン酸誘導体と下式(3)で表わされる共役ジエン類とを反応させることにより製造することができる。
(ただし、式(2)および式(3)中の記号は以下の意味を示す。
R1、R2、R3、R4、R5およびR6は前記と同じ意味を表す。
R7、R8:フッ素原子または水素原子。ただし、式(2)において、R7またはR8の少なくとも一方はフッ素原子である。)
R1、R2、R3、R4、R5およびR6は前記と同じ意味を表す。
R7、R8:フッ素原子または水素原子。ただし、式(2)において、R7またはR8の少なくとも一方はフッ素原子である。)
式(3)で表される共役ジエン類の具体例としては下記のような構造が挙げられる。但し、式(3)に含まれ、Diels−Alder反応に用いられる共役ジエンであれば、以下の例示の構造に限られない。
上記構造の中で、「Ph」、「Cy」および「TMSO」は、式(1)の化合物の具体例について定義したのと同様である。
式(2)で表わされる含フッ素ビニルスルホン酸誘導体は、例えば、Okanoら(Okano, Takashi; Chokai,Masayuki; Hiraishi, Makiko; Yoshzawa, Michito; Kusukawa, Takahiro; Fujita, Makoto. Tetrahedron(2004), 60(18), 4031−4035)による公知の方法で合成することができる。なお、上記文献はCF2=CF−SPhで表される化合物の合成方法であるが、これは定法によりCF2=CF−SO2−Phへ合成することができる。また、上記文献ではPh−SO2−SPhを原料として用いていることから、本願においてR1が置換基を有さないフェニル基の場合に該当するが、原料をPh−SO2−SPh−CH3などに代えることで式(2)で表される他の含フッ素ビニルスルホン酸誘導体を合成することができる。更に、原料であるCF2=CF−LiをCHF=CF−Liなどに適宜変更することで、式(2)においてR7またはR8が水素原子である化合物も合成できる。
また、式(2)で表される含フッ素ビニルスルホン酸誘導体において、R7とR8が共にフッ素原子であり、R1がトシル基(前記の「Tol−p」)である場合は下記のような方法でも合成することができる。下式(4)で表されるチオール誘導体をNaHと反応させて下式(5)で表されるナトリウムチオラートを合成し、これと1,2,−ジブロモ−1,1,2,2,−テトラフルオロエタンとを反応させて、式(6)で表される2−ブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエチルスルフィド誘導体を合成し、これに触媒量のヨウ素存在下でMgを反応させて還元的β脱離を行い式(7)で表されるトリフルオロビニルスルフィド誘導体を合成し、これをm−クロロ過安息香酸(mCPBA)で酸化することにより式(2−1)で表される化合物、つまり本発明における式(2)で表される含フッ素ビニルスルホン酸誘導体を得ることができる。なお、式(2)のR1、R7およびR8については、原料等を適宜選択することで他の選択肢についても同様に合成することができる。
式(3)で表わされる共役ジエン類は、例えば、Okamotoら(Okamoto,T.;Kobayashi,K.;Oka,S.;Tanimoto,S,J.Org.Chem.,1988,53,4897−4901)による公知の方法や、Wangら(Wang.Y.;West,F.G.Synthesis.,2002,1,99−103)による公知の方法で容易に合成することができる。また、式(3)で表される共役ジエン類は市販品を用いてもよい。
式(3)で表される共役ジエン類が固体状の場合は、式(2)で表される含フッ素ビニルスルホン酸誘導体1モルに対して1〜20倍モル用いて溶媒系で反応させるのが好ましく、特に1〜5倍モル用いるのが好ましい。一方、式(3)で表される共役ジエン類が溶媒状の場合は、共役ジエン類を溶媒として用いた無溶媒系で反応されることが好ましい。ただし共役ジエン類が溶液状である場合に溶媒系で反応させても良く、その場合は式(2)で表される含フッ素ビニルスルホン酸誘導体1モルに対して、共役ジエン類を1〜20倍モル用いて溶媒系で反応させるのが好ましく、特に1〜5倍モル用いるのが好ましい。
上記の反応は、溶媒中で実施してもよい。溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒、スルホラン、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロルエタン、パークレン等の塩素系溶媒を用いることができるが、特にトルエンが好ましい。
溶媒を使用する場合、式(2)で表される含フッ素ビニルスルホン酸誘導体1モルに対し、0.1倍量から100倍量使用するのが好ましく、特に0.5倍量から20倍量使用するのが好ましい。
溶媒を使用する場合、式(2)で表される含フッ素ビニルスルホン酸誘導体1モルに対し、0.1倍量から100倍量使用するのが好ましく、特に0.5倍量から20倍量使用するのが好ましい。
反応温度は0℃から200℃が好ましく、特に60℃から150℃が好ましい。
反応時間は0.5時間から48時間が好ましく、特に3時間から24時間が好ましい。
所望により反応系にハイドロキノン等の重合禁止剤を添加することができる。
反応時間は0.5時間から48時間が好ましく、特に3時間から24時間が好ましい。
所望により反応系にハイドロキノン等の重合禁止剤を添加することができる。
反応後、通常の後処理作業および精製作業を実施することにより式(1)で表わされる新規な含フッ素化合物を得ることができる。
以下に実施例を示して、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下に示す同定データは下記の装置で測定したものである。
1H NMR:Bruker社製 DRX−500(500MHz,FT)
13C NMR:Bruker社製 DRX−500(125.75MHz,FT)
19F NMR:Bruker社製 DPX−300(282.38MHz,FT)
赤外吸収スペクトル:島津製作所製 FTIR−8200 PC フーリエ変換赤外分光光度計
マススペクトル:日本電子製JMS−700 質量分析計
1H NMR:Bruker社製 DRX−500(500MHz,FT)
13C NMR:Bruker社製 DRX−500(125.75MHz,FT)
19F NMR:Bruker社製 DPX−300(282.38MHz,FT)
赤外吸収スペクトル:島津製作所製 FTIR−8200 PC フーリエ変換赤外分光光度計
マススペクトル:日本電子製JMS−700 質量分析計
(参考例1)trans−1−フェニル−1,3−ブタジエンの合成
アルゴン雰囲気下、フレームドライした三つ口フラスコに、ヨードメタン(和光純薬工業株式会社製)とトリフェニルホスフィン(和光純薬工業株式会社製)より調製したヨウ化メチルトリフェニルホスホニウム(6.063g,15mmol)とTHF(100mL)を入れ、0℃に冷却した。ここに、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(和光純薬工業株式会社製、9.4ml,15mmol)を温度が上がらないようにゆっくり滴下し、0℃で15分間攪拌した。1時間後、trans−シンナムアルデヒド(和光純薬工業社製、1.322g,10mmol)を加え、室温で1時間攪拌した後、還流温度で5時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を吸引ろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン)で単離精製し、trans−1−フェニル−1,3−ブタジエン(下記式)を単離収率56%で得た。
1H NMR(500.13Hz,CDCl3, Me4Si)δ=5.21(dd,J=10.1,0.5Hz,1H),5.37(dd,J=16.9,0.5Hz,1H),6.54(ddd,J=16.9,10.1Hz,1H),6.70(d,J=16.9Hz,1H),6.82(dd,J=16.9,10.1Hz,1H),7.24〜7.45(m,5H)ppm
アルゴン雰囲気下、フレームドライした三つ口フラスコに、ヨードメタン(和光純薬工業株式会社製)とトリフェニルホスフィン(和光純薬工業株式会社製)より調製したヨウ化メチルトリフェニルホスホニウム(6.063g,15mmol)とTHF(100mL)を入れ、0℃に冷却した。ここに、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(和光純薬工業株式会社製、9.4ml,15mmol)を温度が上がらないようにゆっくり滴下し、0℃で15分間攪拌した。1時間後、trans−シンナムアルデヒド(和光純薬工業社製、1.322g,10mmol)を加え、室温で1時間攪拌した後、還流温度で5時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を吸引ろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン)で単離精製し、trans−1−フェニル−1,3−ブタジエン(下記式)を単離収率56%で得た。
(参考例2)
上記Okanoらの公知の方法で1,2,2−トリフルオロビニル−p−メチルフェニルスルホンを合成した。
1H NMR [500.13 MHz, CDCl3, Me4Si] δ=2.49 [s, 3H], 7.41 [d, J=8.3 Hz, 2H], 7.87 [d, J=8.3 Hz, 2H];
19F NMR [282.37MHz, CDCl3, CFCl3] δ=−85.9 [dd, J=31.1, 36.7 Hz, 1F], −95.5 [dd, J=31.1, 118.6 Hz, 1F], −175.6 [dd, J=36.7, 118.6 Hz, 1F].
上記Okanoらの公知の方法で1,2,2−トリフルオロビニル−p−メチルフェニルスルホンを合成した。
19F NMR [282.37MHz, CDCl3, CFCl3] δ=−85.9 [dd, J=31.1, 36.7 Hz, 1F], −95.5 [dd, J=31.1, 118.6 Hz, 1F], −175.6 [dd, J=36.7, 118.6 Hz, 1F].
(実施例1)
4,5,5−トリフルオロ−3−フェニル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンの合成
アルゴン雰囲気下,フレームドライ下三つ口フラスコに、参考例2で合成した1,2,2−トリフルオロビニル−p−メチルフェニルスルホン(0.07g, 0.3 mmol),参考例1で合成した1−フェニル−1,3−ブタジエン (0.17g, 1.3 mmol)、触媒量のヒドロキノン(和光純薬工業株式会社製)及びトルエン (5 mL) を入れ,還流温度で24 時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を氷水 (10 mL) に加えて、エーテル抽出 (10 mL×3) を行った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥した後、ろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル 5:1) で単離精製し、4,5,5−トリフルオロ−3−フェニル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンを単離収率82%(異性体比=51:49) で得た。
4,5,5−トリフルオロ−3−フェニル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンの合成
アルゴン雰囲気下,フレームドライ下三つ口フラスコに、参考例2で合成した1,2,2−トリフルオロビニル−p−メチルフェニルスルホン(0.07g, 0.3 mmol),参考例1で合成した1−フェニル−1,3−ブタジエン (0.17g, 1.3 mmol)、触媒量のヒドロキノン(和光純薬工業株式会社製)及びトルエン (5 mL) を入れ,還流温度で24 時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を氷水 (10 mL) に加えて、エーテル抽出 (10 mL×3) を行った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥した後、ろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル 5:1) で単離精製し、4,5,5−トリフルオロ−3−フェニル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンを単離収率82%(異性体比=51:49) で得た。
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=2.41 (s, 3H) [for the minor isomer], 2.45 (s, 3H), 2.64 (m, 1H), 2.88 (m, 2H), 3.07 (m, 1H), 3.49 (m, 1H), 3.96 (m, 1H), 6.11 (dd, J=8.4, 7.4 Hz, 1H), 6.54 (m, 3H), 7.34 (m, 14H), 7.84 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.89 (d,J=8.0 Hz, 2H );
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−148.82 (d, J=19.8 Hz,1F), −107.02 (dt, J=209.0, 19.8 Hz), −100.03 (dm,J=211.8 Hz, 1F); −167.73 (m, 1F), −114.44 (dt, J=19.8, 211.8 Hz 1F), −97.95 (d, J=209.8 Hz, 1F) [for the minor isomer];
HRMS (FAB) Found: m/z 367.0975, Calcd for (m+H) C19H18F3O2S: 367.0980.
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−148.82 (d, J=19.8 Hz,1F), −107.02 (dt, J=209.0, 19.8 Hz), −100.03 (dm,J=211.8 Hz, 1F); −167.73 (m, 1F), −114.44 (dt, J=19.8, 211.8 Hz 1F), −97.95 (d, J=209.8 Hz, 1F) [for the minor isomer];
HRMS (FAB) Found: m/z 367.0975, Calcd for (m+H) C19H18F3O2S: 367.0980.
(実施例2)
4,5,5−トリフルオロ−3−シクロヘキシル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンの合成
1−フェニル−1,3−ブタジエンの代わりに、(E)−1−シクロヘキシル−1,3−ブタジエンを使用して実施例1と同様の合成を行い、4,5,5−トリフルオロ−3−シクロヘキシル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンを単離収率57%で得た。
4,5,5−トリフルオロ−3−シクロヘキシル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンの合成
1−フェニル−1,3−ブタジエンの代わりに、(E)−1−シクロヘキシル−1,3−ブタジエンを使用して実施例1と同様の合成を行い、4,5,5−トリフルオロ−3−シクロヘキシル−4−(p−トルエンスルホニル)シクロへキセンを単離収率57%で得た。
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=1.00〜1.31 (m,5H), 1.58〜1.73 (m, 5H), 1.94〜2.04 (m, 1H), 2.41〜2.59 (m, 1H), 2.71 and 2.46 (s, 3H), 2.71〜2.80 (m, 2H), 2.88〜3.01 (m, 1H), 3.27 (m, 1H), 3.71 (m, 1H), 5.29 (dd, J=8.3, 7.1 Hz, 1H), 5.59 (dt, J =15.5, 6.8 Hz, 1H×2), 5.79 (dd, J=7.9, 7.5 Hz, 1H), 7.35 and 7.37 (d, J=8.1 Hz, 2H×2), 7.84 and 7.85 (d, J = 7.3, 7.1 Hz, 2H×2);
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−149.49 (d, J =22.6 Hz, 1F), −114.79 (dt, J=209.0, 19.8Hz, 1F), −98.17 (dm, J=209.5 Hz, 1F); −168.95 (m, 1F), −106.92 (dt, J = 206.1, 19.8 Hz, 1F), −100.57 (dm, J=206.1 Hz, 1F) [for the minor isomer];
IR (neat) 2927 (vs), 2853 (m), 1596 (m), 1551 (vs), 1345 (vs), 1220 (m), 1215 (S), 1157 (s), 1105 (m), 1007 (w), 972 (w) cm−1
HRMS (FAB) Found: m/z 373.1440, Calcd for (m+H) C19H24O2F3S: 373.1449.
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−149.49 (d, J =22.6 Hz, 1F), −114.79 (dt, J=209.0, 19.8Hz, 1F), −98.17 (dm, J=209.5 Hz, 1F); −168.95 (m, 1F), −106.92 (dt, J = 206.1, 19.8 Hz, 1F), −100.57 (dm, J=206.1 Hz, 1F) [for the minor isomer];
IR (neat) 2927 (vs), 2853 (m), 1596 (m), 1551 (vs), 1345 (vs), 1220 (m), 1215 (S), 1157 (s), 1105 (m), 1007 (w), 972 (w) cm−1
HRMS (FAB) Found: m/z 373.1440, Calcd for (m+H) C19H24O2F3S: 373.1449.
(実施例3)
5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−ビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンの合成
1−フェニル−1,3−ブタジエンの代わりに、シクロペンタジエンを使用して実施例1と同様の合成を行い、5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−ビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンを単離収率95%で得た。
5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−ビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンの合成
1−フェニル−1,3−ブタジエンの代わりに、シクロペンタジエンを使用して実施例1と同様の合成を行い、5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−ビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンを単離収率95%で得た。
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=2.03 (m, 1H), 2.15 (m, 1H) [for the minor isomer], 2.46 (s, 3H), 2.60 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.09 (s, 1H) [for the minor isomer], 3.14 (S, 1H), 3.18 (s, 1H) [for the minor isomer], 3.53 (s, 1H), 6.29 (m, 1H), 6.32 (m, 1H), 6.52 (m, 2H) [for the minor isomer], 7.37 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.84 (d, J=8.1 Hz, 2H) [for the minor isomer], 7.88 (d, J=8.1 Hz, 2H);
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−150.28 (s, 1F), −149.28 (d, J=14.1 Hz, 1F) [for the minor isomer], −105.93 (d, J=234.4 Hz, 1F), −105.79 (d, J=234.4 Hz, 1F) [for the minor isomer], −105.06 (d, J=234.4 Hz, 1F), −103.59 (d, J=231.6 Hz, 1F) [for the minor isomer];
IR (KBr) 3004 (w), 1926 (w), 1594 (m), 1330 (vs), 1298 (vs), 1165 (vs), 1081 (vs), 815 (m), 744 (m), 672 (vs), 648 (m), 585 (vs), 535 (s) cm−1;
HRMS (FAB) Found: m/z 325.0490. Calcd for (m+Na)C14H13O2F3NaS: 325.0486.
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−150.28 (s, 1F), −149.28 (d, J=14.1 Hz, 1F) [for the minor isomer], −105.93 (d, J=234.4 Hz, 1F), −105.79 (d, J=234.4 Hz, 1F) [for the minor isomer], −105.06 (d, J=234.4 Hz, 1F), −103.59 (d, J=231.6 Hz, 1F) [for the minor isomer];
IR (KBr) 3004 (w), 1926 (w), 1594 (m), 1330 (vs), 1298 (vs), 1165 (vs), 1081 (vs), 815 (m), 744 (m), 672 (vs), 648 (m), 585 (vs), 535 (s) cm−1;
HRMS (FAB) Found: m/z 325.0490. Calcd for (m+Na)C14H13O2F3NaS: 325.0486.
(実施例4)
5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンの合成
アルゴン雰囲気下、フレームドライした三つ口フラスコに、参考例2で合成した1,2,2−トリフルオロビニルp−メチルフェニルスルホン(0.07g, 0.3 mmol)、フラン(和光純薬工業株式会社製 0.81g, 12mmol)、触媒量のヒドロキノン(和光純薬工業株式会社製)を入れ、還流温度で24時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を氷水 (10 mL) に加えて、エーテル抽出 (10 mL×3) を行った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥した後、ろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル5:1)で単離精製し、5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンを単離収率55%(異性体比=66:34)で得た。
5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンの合成
アルゴン雰囲気下、フレームドライした三つ口フラスコに、参考例2で合成した1,2,2−トリフルオロビニルp−メチルフェニルスルホン(0.07g, 0.3 mmol)、フラン(和光純薬工業株式会社製 0.81g, 12mmol)、触媒量のヒドロキノン(和光純薬工業株式会社製)を入れ、還流温度で24時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を氷水 (10 mL) に加えて、エーテル抽出 (10 mL×3) を行った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥した後、ろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル5:1)で単離精製し、5,5,6−トリフルオロ−6−(p−トルエンスルホニル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]へプト−2−エンを単離収率55%(異性体比=66:34)で得た。
[the major isomer]
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=2.48 (s, 3H), 4.89 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.08 (d, J=6.7 Hz, 1H), 6.68 (d, J=5.6 Hz, 1H), 6.86 (dd, J=5.7, 1.1 Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.83 (d, J=8.0 Hz, 1H);
19F NMR (282.38MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−156.87 (dd, J=8.5, 5.6 Hz, 1F), −114.34 (dd, J=231.5, 14.1, 11、3 Hz, 1F), −106.07 (d, J=231.5 Hz, 1F);
IR (KBr) 3122 (s), 3023 (s), 2926 (m), 1595 (vs), 1493 (w), 1404 (m) cm−1.
[the minor isomer]
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=2.47 (s, 3H), 4.98 (d, J=5.7 Hz, 1H), 5.46 (s, 1H), 6.61 (d, J=5.7 Hz, 1H), 6.64 (d,J=5.7 Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.90 (d, J=8.0 Hz, 1H);
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−149.97 (br, 1F), −113.75 (dd, J=237.2, 5,6 Hz, 1F), −105.67 (d, J=231.5 Hz, 1F);
IR (KBr) 3112 (s), 3058 (m), 3042 (m), 2926 (m), 1595 (vs), 1493 (w) cm−1.
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=2.48 (s, 3H), 4.89 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.08 (d, J=6.7 Hz, 1H), 6.68 (d, J=5.6 Hz, 1H), 6.86 (dd, J=5.7, 1.1 Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.83 (d, J=8.0 Hz, 1H);
19F NMR (282.38MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−156.87 (dd, J=8.5, 5.6 Hz, 1F), −114.34 (dd, J=231.5, 14.1, 11、3 Hz, 1F), −106.07 (d, J=231.5 Hz, 1F);
IR (KBr) 3122 (s), 3023 (s), 2926 (m), 1595 (vs), 1493 (w), 1404 (m) cm−1.
[the minor isomer]
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=2.47 (s, 3H), 4.98 (d, J=5.7 Hz, 1H), 5.46 (s, 1H), 6.61 (d, J=5.7 Hz, 1H), 6.64 (d,J=5.7 Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.90 (d, J=8.0 Hz, 1H);
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−149.97 (br, 1F), −113.75 (dd, J=237.2, 5,6 Hz, 1F), −105.67 (d, J=231.5 Hz, 1F);
IR (KBr) 3112 (s), 3058 (m), 3042 (m), 2926 (m), 1595 (vs), 1493 (w) cm−1.
(実施例5)
4,4,5−トリフルオロ−1,2−ジメチル−5−(p−トルエンスルホニル)シクロヘキセンの合成
フランの代わりに、2,3−ジメチルチル−1,3−ブタジエンを使用して実施例4と同様の合成を行い、4,4,5−トリフルオロ−1,2−ジメチル−5−(p−トルエンスルホニル)シクロヘキセンをNMR収率62%で得た。
4,4,5−トリフルオロ−1,2−ジメチル−5−(p−トルエンスルホニル)シクロヘキセンの合成
フランの代わりに、2,3−ジメチルチル−1,3−ブタジエンを使用して実施例4と同様の合成を行い、4,4,5−トリフルオロ−1,2−ジメチル−5−(p−トルエンスルホニル)シクロヘキセンをNMR収率62%で得た。
1H NMR (500.13 MHz, CDCl3, Me4Si) δ=1.66 (s, 3H), 1.71 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.60 (m, 3H), 3.13 (dd, J=34.9 Hz, 1H), 7.37 (d,J=8.1 Hz, 2H);
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−160.40 (m, 1F), −109.51(dt, J=14.1, 11.3 Hz, 1F), −109.32 (dd, J=14.1, 5.6 Hz).
19F NMR (282.37MHz, CDCl3, CFCl3) δ=−160.40 (m, 1F), −109.51(dt, J=14.1, 11.3 Hz, 1F), −109.32 (dd, J=14.1, 5.6 Hz).
Claims (2)
- 下式(1)で表わされる含フッ素化合物。
R1:水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、ベンジル基を表す。フェニル基およびベンジル基は置換基を有していても良い。
R2、R3、R4、R5:それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルコキシ基、フェニル基、シクロヘキシル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表わす。フェニル基およびシクロヘキシル基は置換基を有していても良い。R2とR3、R3とR4、R4とR5、R2とR5はそれぞれ共同して環を形成していてもよく、該環は酸素原子を介在していても良い。
R6:フッ素原子、または水素原子。)
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