JP2007237495A - 樹脂シートの製造方法およびそれにより得られた樹脂シート - Google Patents

樹脂シートの製造方法およびそれにより得られた樹脂シート Download PDF

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Daisuke Yamazaki
大輔 山崎
Naritsugu Kumai
現二 熊井
Yoshikuni Morita
佳邦 森田
Takeshi Otani
健 大谷
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Abstract

【課題】光学歪みおよび光軸傾斜が極めて小さく光学フィルム用途に好適な樹脂シートの製造方法およびその方法により得られた樹脂シートを提供すること。
【解決手段】樹脂シートの製造方法は、押出機に取り付けられたダイから溶融状態の環状オレフィン系樹脂を押し出し、ダイから押し出された前記環状オレフィン系樹脂を、当該環状オレフィン系樹脂のTg+5℃以上の温度で周速度の差が±5%以内である2本のロール間を通過させた後、Tg−100℃〜Tg−10℃に冷却してロールから剥離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、優れた光学的特性を有する樹脂シートの製造方法およびそれにより得られた樹脂シートに関する。
リアプロや液晶プロジェクターに代表されるような大型テレビ、モニターでは、スクリーンの前方や後方から照射した光を拡散板などを用いてスクリーンに投影することで画像を見ることができる。近年、画面が大型化するにつれて、画面全体の視認性を改良するために、外光の映り込みを制御する技術が必要となりつつある。外光の映りこみを防止するために、1/4λ板と呼ばれる波長板を用いて、外光による反射を防止する技術はよく使用される。しかし、1/4λ板を用いるときには、その波長板を通過する際に、入射光は直線偏光である必要がある。一方、投射レンズを出た光は、フレネルレンズ、レンチキュラーなどの光学部材を通過する際に、その部材に光学ひずみが発生している場合には、仮に投射レンズを出た後で、1/4λ板に代表されるような波長板で、直線偏光を得ている場合にも、偏光状態が楕円偏光となるために、外光を反射する目的で最外層に設置した1/4λ板を通過する際に、透過率が低減するという問題点を生じる可能性がある。このため、画像の明るさが低下し、結果的に外光の映り込みを防ぎえても、画像の特性は改善されないといった問題が発生していた。
更に、タッチパネルなどの光学部材に使用される光学基板として、耐熱性を重視して、ポリカーボネートやポリエチレンテレフタレートなどのプラスチック板を基板材料に使用することが検討されている。タッチパネルの技術動向として薄型化が志向されているが、このためには、タッチパネル基板を偏光板と組み合わせたタッチパネル偏光板一体型とすることが望ましい。このためには、タッチパネル基板の材料の光学歪がないことが必須となるが、上述の材料による樹脂シートは、構造中に芳香環を持つために、光弾性係数が高く、タッチにより基板に応力がかかると、そこで光学歪が発生する懸念がある。そのため、光弾性係数が小さい、光学歪の無い透明樹脂シートの開発が望まれていた。
一方、特許文献1には、光学歪の少ないシートの成形方法として、金属ロールと金属ベルトの間に樹脂シートを挟んで成形する方法が、また、特許文献2には、ダイリップの開度を規定した方法が開示されており、部分的に残留位相差の小さいシート、フィルムを製造する方法などが開示されているが、視野角特性を向上させる入射角が大きいときのシートの位相差を改善させることができていなかったため、残留位相差が小さいシートを用いても、光学部材にしたときの視野角特性を改善するものにはなっていないという問題が生じていた。
特開2000−219752号公報 特開2000−263628号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、光学歪みおよび光軸傾斜が極めて小さく光学フィルム用途に好適な樹脂シートの製造方法およびその方法により得られた樹脂シートを提供することにある。
本発明に係る樹脂シートの製造方法は、押出機に取り付けられたダイから溶融状態の環状オレフィン系樹脂を押し出し、ダイから押し出された前記環状オレフィン系樹脂を、当
該環状オレフィン系樹脂のTg+5℃以上の温度で周速度の差が±5%以内である2本のロール間を通過させた後、Tg−100℃〜Tg−10℃に冷却してロールから剥離することを特徴とする。
本発明では、前記2本のロールのうち、1本が金属無端ベルトを支持するゴムロールであって、ダイから押し出された環状オレフィン系樹脂を、当該金属無端ベルト表面に接触させて、当該ゴムロールと他のロールとの間を通過させることが好ましい。
本発明に係る樹脂シートは、上記のような製造方法により得られることを特徴とする。
本発明の樹脂シートの製造方法によると、光学歪みおよび光軸傾斜が極めて小さい樹脂シートを製造することができる。
本発明の樹脂シートは、光学歪みおよび光軸傾斜が極めて小さい。
以下、本発明について詳細に説明する。
<環状オレフィン系樹脂>
本発明で得られる樹脂シートは、環状オレフィン系樹脂よりなるものである。この環状オレフィン系樹脂は熱可塑性を有し、他の熱可塑性透明樹脂、例えばポリカーボネートやポリスチレンなどと比較して、分子を配向させたときに、分子の配向による複屈折が生じにくいため、光学分野における種々の用途などに有用である。
かかる環状オレフィン系樹脂としては、下記一般式(1)で表される単量体(以下、「特定単量体」ともいう。)から得られる重合体または共重合体(以下、「(共)重合体」と表現する。)を用いることが好ましく、より好ましくは下記一般式(1’)で表される構造単位を有する(共)重合体、特に好ましくは、上記一般式(2)で表される構造単位を有する(共)重合体である。
Figure 2007237495
(式中、R1〜R4は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜30の炭化水素基、またはその他の1価の有機基であり、それぞれ同一または異なっていても良い。また、R1〜R4
のうち任意の2つが互いに結合して、単環または多環構造を形成しても良い。mは0または正の整数であり、pは0または正の整数である。)
Figure 2007237495
(式中、R1〜R4 、p、mの定義は上記式(1)に同じ。)
Figure 2007237495
(式中、R1〜R4 の定義は上記式(1)に同じ。)
具体的には、下記(a)〜(e)に示す重合体または共重合体を好適に用いることができる。
(a)特定単量体の開環重合体(以下、「特定の開環重合体」ともいう。)
(b)特定単量体とこれと共重合可能な環状単量体(特定単量体を除く。以下、「共重合性環状単量体」ともいう。)との開環共重合体(以下、「特定の開環共重合体」ともいう。)
(c)特定単量体と不飽和二重結合含有化合物との飽和共重合体(以下、「特定の飽和共重合体」ともいう。)
(d)特定の開環重合体または特定の開環共重合体(以下、これらを「特定の開環(共)重合体」ともいう。)の水素添加(共)重合体
(e)特定の開環(共)重合体をフリーデルクラフト反応により環化した後、水素添加して得られる水素添加(共)重合体
〔特定単量体〕
好ましい特定単量体としては、上記式(1)中、R1およびR3が水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基であり、R2およびR4が水素原子または一価の有機基であって、R2およびR4の少なくとも一つは水素原子および炭化水素基以外の極性基を示し、mが0〜3の整数、pが0〜3の整数であり、m+pの値が0〜4、更に好ましくは0〜2、特に好ましくは1であるものを挙げることができる。
また、特定単量体のうち、R2およびR4が下記式(3)で表される極性基を有する特定単量体は、ガラス転移温度(以下、「Tg」ともいう)が高く、吸湿性が低い環状オレフィン系熱可塑性樹脂が得られる点で好ましい。
−(CH2)nCOOR5 (3)
(式中、R5は炭素数1〜12の炭化水素基を示し、nは0〜5の整数である。)
上記式(3)において、R5はアルキル基であることが好ましい。
また、nの値が小さいものほど、得られる環状オレフィン系樹脂のTgが高くなるので好ましく、特にnが0である特定単量体は、その合成が容易である点で好ましい。
また、上記式(1)において、R1またはR3はアルキル基であることが好ましく、より好ましくは炭素数が1〜4のアルキル基、さらに好ましくは炭素数が1〜2のアルキル基、特に好ましくはメチル基である。更に、このアルキル基が、上記式(3)で表される極性基が結合した炭素原子と同一の炭素原子に結合されていることが好ましい。
また、上記式(1)においてmが1である特定単量体は、Tgがより高い熱可塑性樹脂組成物が得られる点で好ましい。
上記式(1)で表される特定単量体の具体例としては、
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
トリシクロ[5.2.1.02,6]−8−デセン、
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]−4−ペンタデセン、
ペンタシクロ[7.4.0.12,5.199,12.08,13]−3−ペンタデセン、
トリシクロ[4.4.0.12,5]−3−ウンデセン、
5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−n−プロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、
8−イソプロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、
8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン

8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、
8−メチル−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、
8−メチル−8−n−プロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10
−3−ドデセン、
8−メチル−8−イソプロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10
−3−ドデセン、
8−メチル−8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−
3−ドデセン、
ジメタノオクタヒドロナフタレン、
エチルテトラシクロドデセン、
6−エチリデン−2−テトラシクロドデセン、
トリメタノオクタヒドロナフタレン、
ペンタシクロ[8.4.0.12,5.19,12.08,13]−3−ヘキサデセン、
ヘプタシクロ[8.7.0.13,6.110,17.112,15.02,7.011,16]−4−エイコセン、
ヘプタシクロ[8.8.0.14,7.111,18.113,16.03,8.012,17]−5−ヘンエイコセン、
5−エチリデンビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−エチリデンテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
5−フェニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−フェニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
5−フルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−フルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−ペンタフルオロエチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリス(フルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6,6−テトラフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6,6−テトラキス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、
5,5−ジフルオロ−6,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ジフルオロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリフルオロ−5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−フルオロ−5−ペンタフルオロエチル−6,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ジフルオロ−5−ヘプタフルオロ−iso−プロピル−6−トリフルオロメチ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−クロロ−5,6,6−トリフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ジクロロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリフルオロ−6−トリフルオロメトキシビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリフルオロ−6−ヘプタフルオロプロポキシビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−フルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−フルオロ
メチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−ジフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−ペンタフルオロエチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8−ジフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,9−ジフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、
8,8,9−トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8,9−トリス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−
3−ドデセン、
8,8,9,9−テトラフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8,9,9−テトラキス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8−ジフルオロ−9,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,9−ジフルオロ−8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8,9−トリフルオロ−9−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8,9−トリフルオロ−9−トリフルオロメトキシテトラシクロ[4.4.0.12,5.
7,10]−3−ドデセン、
8,8,9−トリフルオロ−9−ペンタフルオロプロポキシテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−フルオロ−8−ペンタフルオロエチル−9,9−ビス(トリフルオロメチル)テト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,9−ジフルオロ−8−ヘプタフルオロiso−プロピル−9−トリフルオロメチル
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−クロロ−8,9,9−トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ド
デセン、
8,9−ジクロロ−8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.
7,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル)テトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]−3−ドデセンなどを挙げることができる。
これらの特定単量体のうち、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−エチリデンテトラシクロ[4.4.0.12,5.
7,10]−3−ドデセン、8−エチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ド
デセン、ペンタシクロ[7.4.0.12,5.19,12.08,13]−3−ペンタデセンは、優れた耐熱性を有する環状オレフィン系樹脂が得られる点で好ましい。
〔共重合性環状単量体〕
特定の開環共重合体を得るための共重合性環状単量体としては、炭素数が4〜20、特に5〜12のシクロオレフィンを用いることが好ましく、その具体例としては、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロオクテン、トリシクロ[5.2.1.02,6]−3−デセン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどが挙げられる。
〔不飽和二重結合含有化合物〕
特定の飽和共重合体を得るための不飽和二重結合含有化合物としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−非共役ジエン共重合体、
ポリノルボルネンなどの主鎖に炭素−炭素間二重結合を含む不飽和炭化水素系ポリマーを用いることができる。
特定単量体と共重合性環状単量体または不飽和二重結合含有化合物との使用割合は、特定単量体:共重合性環状単量体または不飽和二重結合含有化合物が、重量比で100:0〜50:50であることが好ましく、更に好ましくは100:0〜60:40である。
共重合性環状単量体または不飽和二重結合含有化合物の使用割合が過大である場合には、得られる共重合体のTgが低下し、その結果、樹脂の耐熱性が低下するため、耐熱性の高いシートを得ることが困難となる。
〔開環重合触媒〕
特定単量体の開環重合反応はメタセシス触媒の存在下に行われる。このメタセシス触媒は、タングステン化合物、モリブデン化合物およびレニウム化合物から選ばれた少なくとも1種の金属化合物(以下、「(a)成分」という。)と、周期表第1族元素(例えばLi、Na、Kなど)、第2族元素(例えばMg、Caなど)、第12族元素(例えばZn、Cd、Hgなど)、第13族元素(例えばB、Alなど)、第4族元素(例えばTi、Zrなど)あるいは第14族元素(例えばSi、Sn、Pbなど)の化合物であって、少なくとも1つの当該元素−炭素結合あるいは当該元素−水素結合を有するものから選ばれた少なくとも1種の化合物(以下、「(b)成分」という。)との組み合わせからなるものであり、触媒活性を高めるために添加剤(以下、「(c)成分」という。)が含有されていてもよい。
上記(a)成分を構成する好適な金属化合物の具体例としては、WCl6、MoCl5、ReOCl3 などの特開平1−240517号公報に記載の金属化合物を挙げることができる。
上記(b)成分を構成する化合物の具体例としては、n−C49Li、(C25)3Al、(C25)2AlCl、(C25)1.5AlCl1.5、(C25)AlCl2、メチルアルモキサン、LiHなどの特開平1−240517号公報に記載の化合物を挙げることができる。
上記(c)成分としては、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、アミン類などを好適に用いることができるが、その他に特開平1−240517号公報に示される化合物を用いることができる。
〔水素添加〕
本発明に用いられる環状オレフィン系樹脂としては、上記の特定の(共)開環重合体および特定の飽和共重合体の他に、特定の(共)開環重合体に水素添加して得られる水素添加(共)重合体、および特定の(共)開環重合体をフリーデルクラフト反応により環化した後、これに水素添加して得られる水素添加(共)重合体を用いることができる。
このような水素添加(共)重合体は、優れた熱安定性を有するものであるため、成形加工を行う際や製品として使用する際に、加熱によってその特性が劣化することを防止することができる。
ここに、水素添加(共)重合体における水素添加率は、通常50%以上、好ましく70%以上、より好ましくは90%以上、更に好ましくは95%以上、特に好ましくは97%以上である。
本発明に用いられる環状オレフィン系樹脂は、30℃のクロロホルム中で測定した固有
粘度(ηinh)が0.2〜5.0dl/gであることが好ましい。
また、環状オレフィン系樹脂の平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されるポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)が8,000〜10
0,000、重量平均分子量(Mw)が20,000〜300,000の範囲のものが好適である。
更に、環状オレフィン系樹脂のビカット軟化点は、160℃以上であることが好ましい。
<樹脂シート>
本発明の製法により得られる樹脂シートは、その厚みが0.2〜1.0mmであり、好ましくは0.3〜1.0mm、さらに好ましくは0.5〜1.0mmである。
樹脂シートの厚み分布は、通常、平均値に対して、±5%以内、好ましくは±4%以内、さらに好ましくは、±3%以内、特に好ましくは、±2%以内である。厚み分布が±5%を超えると、位相差の入射角の依存性が大きくなり好ましくない。
また、本発明で得られる樹脂シートは、入射角を0度として測定した面内位相差R0
10nm以下、好ましくは8nm以下、特に好ましくは5nm以下であり、厚み方向の位相差Rthが20nm以下、好ましくは18nm以下、特に好ましくは15nm以下であり、シート厚み(z)方向の光軸傾斜角±5°以下の等方的な光学シートである。なお、光学的に等方的なフィルムとは、長手方向、幅方向、厚み方向の屈折率の差が、非常に小さく、屈折率差に厚みを乗じて得られる位相差が小さいものを表す。
更に、本発明で得られる樹脂シートは、その全光線透過率が85%以上、特に90%以上の透明樹脂シートであることが好ましい。
本発明で得られる樹脂シートは、その厚みおよび残留位相差が特定の範囲にあるため、優れた光学特性を有するものであり、偏光板、位相差版、拡散板、レンチキュラー、フレネルレンズ等に好適に用いることができる。
<樹脂シートの製造方法>
本発明における樹脂シートの製造方法は、押出機に取り付けられたダイから溶融状態の環状オレフィン系樹脂を押し出し、ダイから押し出された環状オレフィン系樹脂を、当該環状オレフィン系樹脂のTg+5℃以上の温度条件下で2本のロール間を通過させ、その後、通常、冷却して剥離し、シート化することを特徴とする。環状オレフィン系樹脂を溶融する方法としては、押出機により樹脂を溶融する方法が好ましく、当該溶融樹脂をギアポンプにより定量供給し、これを金属フィルター等でろ過して不純物を除去した後、ダイにてフィルム形状に賦型しつつ押し出す方法が好ましい。
ダイから押出されたフィルムを冷却してシート化する方法としては、ニップロール方式、静電印加方式、エアナイフ方式、カレンダー方式、片面ベルト方式、両面ベルト方式、3本ロール方式などが挙げられるが、光学歪の少ないシートを製造するには、片面ベルト式、中でも図1に示されるような、スリーブ式と呼ばれるシート製造装置が好ましく用いられる。
本発明の樹脂シートの製造方法においては、ダイ出口のリップ間隙と所望のシートの厚みから求められる引き落とし比vを、
v=ダイ出口開度(mm)/樹脂シートの厚み(mm)
として定義したとき、当該引き落とし比vが例えば1.05以上3以下である。この値は、好ましくは1.08〜1.45、特に好ましくは1.1〜1.4である。当該引き落とし比となるような条件で製造することにより、光学歪の少ない樹脂シートが得られる。
vの値が1.05未満であると、得られる樹脂シートが厚みムラを有するものとなることがあり好ましくない。一方、vの値が3を超える場合には、樹脂シートの厚みムラに対する影響は大きくはないが、樹脂シートが流れ(x)方向に引き伸ばされることにより分子配向が起こり、x方向の屈折率が大きくなることがある。このため、屈折率の異方性を表す指標である残留位相差(または残留複屈折)が大きくなる。
特に、金属ベルトを支持するロールを用いて樹脂シートの両面圧着を行うと、樹脂シートのz方向の配向が完全に緩和されるためにz軸方向の屈折率Nzが小さくなる。このため、
th=((Nx+Ny)/2−Nz)×d
(ここで、dは樹脂シートの厚みである)
で表される、Rthが大きくなりやすくなる。Rthが大きくなると、樹脂シートを光学部材と貼合したとき斜め方向からの位相差が大きくなるために、斜め方向からの視野角特性が悪くなる。このため、引き落とし比率を大きくすることは、斜めからの視野角特性を悪化させるために好ましくない。
引き落とし比vを導き出すダイ出口開度は、吐出口のリップ間隔を調整することによって調整することができる。リップ間隔を得られる樹脂シートの厚みよりもはるかに大きくとると、ロールの転写前にバンクと呼ばれる樹脂だまりが発生し、これを巻き込むと樹脂シートの残留位相差が大きくなったり、バンクが厚み方向につぶされることにより視野角が狭くなったりするなどの問題点が生じるために、好ましくない。
図1は、本発明の樹脂シートの製造方法に用いられる製造装置の一例における概略を示す説明図である。この図において、10は押出機、11は押出機10の先端に取り付けられたダイであり、このダイ11は、その吐出口12が下方を向くよう配置されている。また、ダイ11の下方には、金属製のロール20および金属製無端ベルトよりなるベルト30が、互いに圧接された状態で、かつ、両者の接触端Eがダイ11の吐出口12の直下に位置された状態で配置されている。
このベルト30は、その内面に接するよう設けられた第1の保持ロール31および第2の保持ロール32によって、ロール20に圧接された状態で、かつ、張力が作用された状態で保持されている。ベルト30の裏側には温度調節器50が設けられており、この温度調節器50によりベルト30が加熱または冷却されるようになっている。ダイ11の吐出口12から吐出された樹脂は、ロール20と第1の保持ロール31の間を通過し、ロール20に圧着される。さらに、ロール20に圧着された環状オレフィン系樹脂を当該ロール20から剥離するための剥離用ロール40が、ロール20に平行に並ぶよう配置されている。
押出機10としては、単軸、二軸、遊星式、コニーダーなどいずれを用いても良いが、好ましくは、単軸押出機が用いられる。また、押出機のスクリュー形状としては、ベント型、先端ダルメージ型、フルフライト型などが上げられるが、好ましくはフルフライト型である。樹脂の計量に使用されるギアポンプは、内部潤滑式、外部潤滑式いずれを使用しても良いが、中でも外部潤滑方式が好ましい。
異物のろ過に使用するフィルターに関しては、リーフディスクタイプ、キャンドルフィルタータイプ、リーフタイプ、スクリーンメッシュなどが挙げられる。
ダイ11としては、ダイ内部の樹脂流動を均一にすることが必須であり、フィルムの厚みの均一性を保つには、ダイ出口近傍でのダイ内部の圧力分布が幅方向で一定であることが必須である。このような条件を満たすものとしては、マニホールドダイ、フィッシュテ
ールダイ、コートハンガーダイなどを用いることができ、これらの中では、コートハンガーダイが好ましい。またダイの流量調整には、ベンディングリップタイプが好ましい。また、ヒートボルト方式による自動制御により厚薄調整を行う機能がついているダイが特に好ましい。流量調整のためにチョークバーを取り付けることや、厚み調整のためのリップブロックを取り付けることは、取り付け部分に段差を生じたり、取り付け部分の隙間などに、空気などをかみこんだりして、焼けの発生原因になったり、ダイラインの原因になりうるので好ましくない。ダイ11の出口は、タングステンカーバイドなどの超硬コーティング等のコーティングがなされていることが好ましい。
ダイ11の材質としては、SCM系の鋼鉄、SUSなどのステンレス材などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、ダイ11としては、その表面にクロム、ニッケル、チタンなどのメッキが施されたもの、PVD(Physical Vapor Deposition)法などにより、TiN、TiAlN、T
iC、CrN、DLC(ダイアモンド状カーボン)などの被膜が形成されたもの、その他のセラミックスが溶射されたもの、表面が窒化処理されたものなどを用いることができる。このようなダイは、表面硬度が高く、樹脂との摩擦が小さいため、得られる透明樹脂シートに、焼けゴミなどが混入することを防止することができると共に、ダイラインが発生することを防止するができる点で、好ましい。
ロール20は、内部に加熱手段および冷却手段を有するものであり、その表面粗さは0.5μm以下、特に、0.3μm以下であることが好ましい。ロール20としては、金属ロールにメッキが施されたものを用いることが好ましく、クロムメッキ、無電解ニッケルメッキなどが施されたものが特に好ましい。ロール20の外径としては、外周400mmΦ以下であることが好ましい。より好ましくは、350mmΦ、さらに好ましくは、300mmΦ以下である。ロール20の外周が400mmΦよりも大きくなると、溶融樹脂がダイから押し出されてロールに接するまでの時間が長くかかるため、押出された樹脂に厚みムラ、配向ムラなどが発生しやすく、得られる樹脂シートの表面外観の悪化や、残留位相差の発生などを招くおそれがある。
ベルト30は、厚みが0.5mm以下であることが好ましく、特に、厚みが0.35mm以下であることが好ましい。ベルト30の厚みが0.5mmを超えると、ベルトを支持する保持ロールの外形を大きくする必要があり、好ましくない。ベルト30としては、継ぎ目のないものを用いることが好ましい。継ぎ目を有するベルトを用いる場合には、得られる透明樹脂シートに継ぎ目の跡が形成されるため好ましくない。また、ベルト30は、その表面粗さが0.3μm以下の鏡面仕上げを施したものを用いることが好ましい。ベルト30を構成する材料としては、ステンレス、ニッケルなどを用いることができる。
第1の保持ロール31は、ロール20と実質的に同一の高さレベルにおいて、当該ロール20に僅かに離間して平行に並ぶよう配置されている。この第1の保持ロール31は、その表面がシリコーンゴムまたその他の耐熱性を有するエラストマーなどによって被覆されていることが好ましく、その被覆層の厚みは5〜15mmであることがさらに好ましい。このような被覆層を設けることにより、ロール20とベルト30とによって環状オレフィン系樹脂を挟圧したときに、当該樹脂に作用する圧縮応力が緩和されるため、得られる樹脂シートにおける残留歪みによる位相差の増加を防止することができる。また、第1の保持ロール31は、内部に加熱手段および冷却手段を有するものであることが好ましい。
第2の保持ロール32は、ロール20の下方において当該ロール20に平行に並ぶよう配置されている。この第2の保持ロールは、ロール20とベルト30との接触距離を調整するための接触距離調整用ロールであり、例えばロール20の中心軸を基準として円弧状に移動可能に設けられている。また、第2の保持ロール32は、内部に加熱手段および冷
却手段を有するものであってもよい。
温度調節器50は、通常、保持ロール31、32の間に設けられ、ベルト30の表面温度の調節に用いられる。当該温度調節器としては、公知の加熱手段および冷却手段を用いることができる。
なお、図1では溶融された環状オレフィン系樹脂1が、ロール20表面と、保持ロール31、32に支持されたベルト30表面とに接する形で、ロール20と保持ロール31の間を通過するように構成されているが、本発明では、環状オレフィン系樹脂がロール20と他のロールとの間を通過するように構成されていてもよく、また保持ロールに支持されたベルトと他の保持ロールに支持されたベルトとの間を通過するように構成されていてもよい。
以上において、ロール20およびベルト30は、ダイ11に可能な限り近接して配置されていることが好ましく、例えばダイ11の吐出口12から、ロール20とベルト30との接触端Eまでを結ぶ垂線の距離Dが300mm以下、特に、250mm以下であることが好ましい。この距離Dが300mmを超える場合には、ダイ11の吐出口12から吐出した溶融状態の環状オレフィン系樹脂が、ロール20とベルト30とによって挟圧されるまでに著しく冷却されるため、残留歪みによる位相差が生じやすくなる。
また、ロール20とベルト30との接触区間(樹脂が挟圧される区間)の長さは、好ましくは200mm以上であり、特に好ましくは250mm以上である。この長さが200mm未満である場合には、環状オレフィン系樹脂を、該樹脂のTg+5℃以上の温度とする区間が短かすぎて良好な光学特性を発現することができない場合がある。
上記の装置により、例えば次のようにして樹脂シートが製造される。
通常、押出機に環状オレフィン系樹脂を投入する前に、当該樹脂に含まれている水分、気体(酸素など)、残溶剤などを予め除去することを目的として、当該樹脂のTg以下の適切な温度で樹脂の乾燥を行う。
乾燥に用いる乾燥機は、好ましくは、不活性ガス循環式乾燥機、真空乾燥機が用いられる。また、ホッパー内で吸湿したり、酸素の吸収を抑制するため、ホッパーを窒素やアルゴンなどの不活性ガスでシールしたり、減圧状態に保持できる真空ホッパーを使用することも好ましい方法である。
押出機シリンダーは、溶融押出中に樹脂が酸化されてゲルなどが発生することを防止するために、窒素やアルゴンなどの不活性ガスによりシールすることが好ましい。
押出機10により溶融された環状オレフィン系樹脂1は、ダイ11の吐出口12から垂直方向である下方に向かってシート状に押し出される。ダイ11出口の温度分布は、好ましくは±1℃以下である。ダイ11出口の温度分布が±2℃を超えていると、樹脂の溶融粘度差が生じ、厚みムラ、応力分布ムラなどが生じやすくなり、好ましくない。
その後、押し出された環状オレフィン系樹脂1が、ロール20とベルト30とによって挟圧され、これにより、当該環状オレフィン系樹脂が冷却される。そして、ロール20の表面に圧着された環状オレフィン系樹脂が、剥離用ロール40によってロール20の表面から剥離されることにより、樹脂シート2が製造される。なお、ベルトに接するように剥離用ロールを配置し、押し出された環状オレフィン系樹脂をベルトの表面に圧着して、ベルトの表面から剥離することにより樹脂シートを得てもよい。
本発明においては、環状オレフィン系樹脂の加工温度すなわち押出機10およびダイ1
1の設定温度は、流動性が均一な溶融状態の樹脂をダイ11から吐出させることができ、樹脂の劣化を抑制することができる観点から、当該環状オレフィン系樹脂のTg+100℃以上でTg+200℃以下であることが好ましい。加工温度がTg+100℃未満である場合には、樹脂の流動性が不均一なため、ダイ11から安定的に吐出せず、得られる樹脂シートに厚みムラなどが生じやすくなり好ましくない。一方、加工温度がTg+200℃を超える場合には、樹脂の分子鎖が切断したり、ダイ11から吐出された際に酸化したりすることにより、当該樹脂が劣化しやすくなる。
ロール20の表面温度は、ロール20とベルト30とによって挟圧される環状オレフィン系樹脂を、該樹脂のTg+5℃以上の温度としうる温度である。ロール20の表面温度が、上記温度未満である場合には、優れた光学特性を有する樹脂シートが得られにくくなる。
また、同様の理由から、ベルト30の表面温度は、ロール20とベルト30とによって挟圧される環状オレフィン系樹脂を、該樹脂のTg+5℃以上の温度としうる温度である。
具体的には、ロール20の表面温度が環状オレフィン系樹脂のTg−60℃〜Tg+20℃、好ましくはTg−40℃〜Tg+10℃であり、ベルト30の表面温度が環状オレフィン系樹脂のTg−50℃〜Tg、好ましくはTg−30℃〜Tg−5℃である。ロール20の表面温度は、ロール20内部に設けられた加熱手段および冷却手段により調節される。また、ベルト30の表面温度は、温度調節器50および必要に応じて保持ロール31、32内部に設けられた加熱手段および冷却手段により調節される。
また、ロール20とベルト30とが接触する部分において、環状オレフィン系樹脂を、該樹脂のTg+5℃以上の温度としうる区間の長さは、好ましくは30mm以上であり、30〜300mmの範囲にあることがより好ましい。30mm未満の場合には、実質的に加熱している効果が出ず、300mmを超えると装置が大きくなりすぎるために好ましくない。
ロール20とベルト30との周速度は、実質的に等しいことが好ましく、周速度の差は±5%以内、好ましくは±1%以内である。またロール20の外周の周速度およびベルト30の外周の周速度は、好ましくは2〜20m/分、より好ましくは4〜10m/分である。周速度が2m/分より遅い場合には、ダイ11とロール20の間(エアギャップ間)でシートの揺れが発生し、シートの流れ方向と直角方向に筋が発生する危険があり好ましくない。20m/分より速い場合には、環状オレフィン系樹脂をロール20から剥離する際の樹脂温度が高くなりすぎてしまい、好ましくない。
ロール20の表面に圧着された環状オレフィン系樹脂を、当該ロール20から剥離する際の該樹脂の温度は、Tg−100℃〜Tg−10℃、好ましくはTg−90℃〜Tg−20℃であることが好ましい。この温度より低い温度で剥離すると、表面にしわが発生するために外観が不良となることがあり、この温度より高い温度で剥離すると、残留位相差が高くなり当方的なフィルムを得られにくいという問題がある。
樹脂シートの引き取り速度は、ロール20の回転周速度より低いことが好ましく、具体的には、ロール20の回転周速度をV1、樹脂シートSの引き取り速度をV2としたとき、比V2/V1が0.7〜0.99であることが好ましく、より好ましくは0.75〜0.9、特に好ましくは0.8〜0.85である。この比V2/V1が0.7未満である場合には、シートに垂れなどが生じやすく、一方、この比V2/V1が0.99を超える場合には、シートに過大な張力が作用し、当該シートが破断したりすることがある。
[実施例]
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。なお、以下において、「部」、「%」は、特に断りのない限り「重量部」、「重量%」を意味する。
[MFR]
東洋精機製作所製メルトフローレートを用いて、260℃の荷重10kg、オリフィス2.095mmの条件で測定した。
[ガラス転移温度(Tg)]
セイコーインスツルメンツ社製の示差走査熱量計(DSC)を用い、窒素雰囲気下で昇温速度が20℃/分の条件でガラス転移温度を測定した。
[透過光の面内位相差(R0)]
王子計測機器(株)製の「KOBRA−21ADH」を用い、シートに垂直に光が入射したときの面内位相差(R0)を波長590nmにおいて測定した。
[シート厚み方向の光軸傾斜角度]
王子計測機器(株)製の「KOBRA−21ADH」を用い、シートの幅方向(TD)を傾斜軸とした測定を行い、傾斜角度50°での位相差および光軸の傾斜角度を測定した。測定波長は590nmとした。
<合成例1>
<環状オレフィン系熱可塑性樹脂の種類>
窒素置換した反応容器に、特定単量体として、8−メチル−8−カルボキシメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン 237.5部と、特定単量体としてビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 12.5部と、分子量調整剤として1−ヘキセ
ン 25部と、溶媒としてトルエン 750部とを仕込み、この溶液を60℃に加熱した。ついで、反応容器内の溶液に、重合触媒としてトリエチルアルミニウム 1.5モル/l
を含有するトルエン溶液 0.62部と、t−ブタノールおよびメタノールで変性した六
塩化タングステン(t−ブタノール:メタノール:タングステン=0.35モル:0.3モル:1モル)を含有する濃度 0.05モル/lのトルエン溶液 3.7部とを添加し、この系を80℃で3時間加熱攪拌することにより開環共重合反応させて開環重合体溶液を得た。この開環共重合体を、樹脂A−1とする。
この樹脂A−1について、トルエンを脱気しながら、ギアポンプを用いて下流に押出を行い、公称の目開きを5μmとした日本精線製の金属繊維焼結フィルタを用いて、溶融ろ過を行い280℃でストランド状に樹脂を押したものを、0.2μmのPVDF製フィルターを通して清浄にしたイオン交換水に通して、50℃まで冷却し、ストランドカッターでカットし、ペレットを得た。得られたペレットのガラス転移温度(Tg)は150℃であり、260℃のMFRは32g/10minであった。
また、この樹脂A−1について、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC、溶媒;テトラヒドロフラン)により、ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を測定したところ、数平均分子量(Mn)は19,790、重量平
均分子量(Mw)は61,000、分子量分布(Mw/Mn)は3.08であった。
得られたペレットは上記の清浄なイオン交換水で再度洗浄を行い、40メッシュパスの切粉量を10ppm以下としたことを確認し、5μm以上の異物が検出されないステンレス製コンテナに導入した。
<合成例2>
特定単量体として、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン 215部と、特定単量体としてビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン 35部と、分子量調整剤として1−ヘキセン 33部と、溶媒としてトルエン
750部とを仕込み、そのほかの製造方法は合成例1と同様の方法により、樹脂A−2
を得た。合成例1と同様に仕上げを行い、ペレットを得た。得られたペレットの物性は、ガラス転移温度は126℃であり、260℃のMFRは43g/10minであった。
また、この樹脂の数平均分子量(Mn)は21,000、重量平均分子量(Mw)は6
4,000、分子量分布(Mw/Mn)は3.05であった。
得られたペレットは上記の清浄なイオン交換水で再度洗浄を行い、40メッシュパスの切粉量を10ppm以下としたことを確認し、5μm以上の異物が検出されないステンレス製コンテナに導入した。
合成例1で得られた樹脂A−1のペレットを用い、ペレットを入れたコンテナを乾燥機に接続して、窒素雰囲気下で窒素ガスを用いて、乾燥機に搬送した。窒素充填式乾燥機を用いて、ペレットを100℃×4時間乾燥を行った。このとき、乾燥機の出口のペレットを採取し、切粉量が10ppm以下であることを確認した。乾燥機の出口に直結している押出機にペレットを導いた。75mmφ押出機を用いて、270℃でペレットを溶融しながら、ギアポンプで供給量を50kg/hrとして樹脂を定量供給し、公称の目開きを5μmとした日本精線製の金属繊維焼結フィルタを用いて、溶融ろ過を行った。フィルタの大きさは、8.8インチのサイズのリーフディスクフィルターを使用し、枚数は45枚とした。コートハンガー型のTダイ(550mm幅;クローレン製)を用いて、Tダイ出口の間隔を0.5mmとして、280℃で膜状に押出した。TダイのエッジのRは12μmとなるWCコーティングを施した。Tダイの出口からロールへの圧着点の距離は62mmとして、この間の空気などの揺らぎを抑えるために、遮風板を設けた。
押出したシートを、表面粗さが0.1sの鏡面ロールと、0.3mm厚の金属ベルトの間に挟んで、ロールの鏡面をシートに面上に転写した。シートの膜厚は250μmであった。金属ベルト(幅600mm)は、ゴム被覆のロールと、冷却ロールにより保持したもので、市販のスリーブ式転写ロール(千葉機械工業製)を用いて、転写した。転写するときのロール間隔は、0.15mmであり、転写圧力は、4kgf/cm2の線圧であった
このときの、鏡面ロールの外周の周速度を4m/分とした。ゴム被覆ロールの周速度も4m/分で制御を実施した。ゴムロールのゴム皮膜の厚みは10mmとし、ゴム硬度は70度とした。このときの鏡面ロールの温度は、オイル温調機を用いて145℃、ゴム被覆ロールの温度は、145℃とした。また、ゴム被覆ロールの下流側に金属ロールを設置し、この二本のロールで金属ベルトを保持した。ゴム被覆ロールと金属ロールの間に、赤外線ヒーターを設置し、金属ベルトの裏側からシートの加温を実施した。金属ベルトの裏面の温度を接触式温度計を用いて測定したところ、160℃以上の温度である区間が120mmであった。
この後、剥離ロールを用いて、シートをロールからはがした。剥離ロールの表面温度は、上流側が140℃、下流側が125℃として、下流側の剥離ロールからシートを剥離する点のシートの温度を測定したところ、117℃であった。
剥離したシートは、張力を4kgfの一定張力で、引き取った。得られたシートの厚み
をマイクロメーターを用いて測定したところ300μmであった。またこのシートを40mm角にカットし、面内位相差R0を測定したところ、3nmであった。また、入射角度
40度での位相差は7nmであった。ここから計算した厚み方向の位相差Rthは11nmであった。さらに光軸は、流れ方向に対して全幅に対して±0.5度以下のずれであった。光軸傾斜角度を測定したところ、全幅に対して±0.3度以下であった。
合成例2で得られた樹脂A−2を用いた他は、実施例1と同様の押出機、引き取り装置を使用した。押出機の温度を260℃に設定し、引き取り装置の冷却ロールとゴムロールの温度を120℃に設定した。金属ベルトの裏側の温度が135℃以上である区間の長さは130mmであった。
また剥離ロール1、2はそれぞれ、115、105℃として、シートの剥離時の温度は、98℃であった。剥離したシートの膜厚は300μmであった。
剥離したシートは、張力を4kgfの一定張力で、引き取った。得られたシートを40mm角にカットし、面内位相差R0を測定したところ、0.3nmであった。また、入射
角度40度での位相差は1.2nmであった。ここから計算した厚み方向の位相差Rthは8nmであった。さらに光軸は、流れ方向に対して全幅に対して±0.5度以下のずれであった。光軸傾斜角度を測定したところ、全幅に対して±0.3度以下であった。
[比較例1]
実施例1で用いた原料の樹脂A−1を用いて、押出機の条件は実施例1と同様の条件を用いて、引き取り装置の温度条件も実施例1と同様の条件で、金属ベルトの間の赤外線ヒーターの設置のみをせずにシートを引き取った。鏡面ロールと金属ベルトの間を通過する際の金属ベルト裏側の温度は130℃が最高温度であった。
剥離したシートは、張力を4kgfの一定張力で、引き取った。得られたシートを40mm角にカットし、面内位相差R0を測定したところ、0.3nmであった。また、入射
角度40度での位相差は6nmであった。ここから計算した厚み方向の位相差Rthは35nmであった。さらに光軸は、流れ方向に対して全幅に対して±0.5度以下のずれであった。光軸傾斜角度を測定したところ、全幅に対して±0.3度以下であった。
[比較例2]
実施例2で用いた原料の樹脂A−2を用いて、押出機の条件は実施例1と同様の条件を用いて、引き取り装置の温度条件は、実施例2と同様の方法で、金属ベルトの間の赤外線ヒーターの設置をせずに、剥離ロール1、2の温度をそれぞれ136、134℃として、シートを引き取った。鏡面ロールと金属ベルトの間を通過する際の金属ベルト裏側の温度は115℃が最高温度であった。下流側の剥離ロールからシートを剥離する点のシートの温度を測定したところ、132℃であった。
剥離したシートは、張力を4kgfの一定張力で、引き取った。得られたシートを40mm角にカットし、面内位相差R0を測定したところ、65nmであった。また、入射角
度40度での位相差は135nmであった。ここから計算した厚み方向の位相差Rthは70nmであった。さらに光軸は、流れ方向に対して全幅に対して±0.5度以下のずれであった。光軸傾斜角度を測定したところ、全幅に対して±0.3度以下であった。
Figure 2007237495
上記の通り、金属ベルトの温度がTgを超える区間が無いと、面内位相差R0は低いも
のの、厚み方向の位相差Rthは高くなることがわかる。一方、剥離温度を上げると、面内位相差R0が大きくなる。
本発明の樹脂シートの製造方法に用いる装置の一例を表す模式図である。
符号の説明
1 溶融状態の環状オレフィン系樹脂
2 樹脂シート
10 押出機
11 ダイ
12 吐出口
20 ロール
30 金属無端ベルト
31 第1の保持ロール
32 第2の保持ロール
40 剥離ロール
50 温度調節器
E ロールと金属無端ベルトの接触端

Claims (3)

  1. 押出機に取り付けられたダイから溶融状態の環状オレフィン系樹脂を押し出し、ダイから押し出された前記環状オレフィン系樹脂を、当該環状オレフィン系樹脂のTg+5℃以上の温度で周速度の差が±5%以内である2本のロール間を通過させた後、Tg−100℃〜Tg−10℃に冷却してロールから剥離することを特徴とする、樹脂シートの製造方法。
  2. 前記2本のロールのうち、1本が金属無端ベルトを支持するゴムロールであって、ダイから押し出された環状オレフィン系樹脂を当該金属無端ベルト表面に接触させて、当該ゴムロールと他のロールとの間を通過させる、請求項1記載の樹脂シートの製造方法。
  3. 請求項1記載の方法により得られる樹脂シート。
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