JP2007234517A - 冷陰極蛍光ランプの駆動方法 - Google Patents

冷陰極蛍光ランプの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蛍光体の発光ちらつきを抑制し、かつ、輝度を向上させ発光効率をアップすること。
【解決手段】アノード13側に正極性電圧(第1電圧)を印加してカソード14上の多数の電子放出点それぞれから電界集中によりアノード13に向けて電子を放出させ、この放出した電子をアノード13上の蛍光体12に衝突させて該蛍光体12を励起発光させる冷陰極蛍光ランプの駆動方法において、第1電圧をアノード13に印加する第1ステップと、この第1電圧の印加により蛍光体12にチャージアップした電子をカソード14に正極性電圧(第2電圧)を印加して除電する第2ステップとを繰り返し、蛍光体12の発光ちらつきを抑制する駆動方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、アノード側に正極性電圧を印加してカソード上の多数の電子放出点それぞれから電界集中によりアノードに向けて電子を放出させ、この放出した電子をアノード上の蛍光体に衝突させて該蛍光体を励起発光させる冷陰極蛍光ランプの駆動方法に関するものである。
上記冷陰極蛍光ランプの駆動方法としては、アノード側に直流電源の正極性電圧を印加してカソード上の多数の電子放出点それぞれから電界集中によりアノードに向けて電子を放出させ、この放出した電子をアノード面上の蛍光体に衝突させて該蛍光体を励起発光させるようになっている(特許文献1)。
このような駆動方法による課題を図8(a)(b)(c)を参照して説明する。図8(a)は冷陰極蛍光ランプの一部の構造を示す断面図である。図8(a)において11は真空封止されたガラス管、12は蛍光体、13はアノード、14はカソードである。また、14n1,14n2,14n3,…はカソード14上の例えばスピント型の電子放出点である。
アノード13に直流電源60の正極性の電圧を印加した場合、カソード14上の各電子放出点14n1,14n2,14n3,…それぞれに電界が集中して該電子15n1,15n2,15n3,…それぞれから電子がアノード13に向けて放出される。この放出された電子15n1,15n2,15n3,…は蛍光体12の対応する各領域12n1,12n2,12n3,…に衝突することにより蛍光体12はその各領域12n1,12n2,12n3,…において励起発光する。
このような場合、蛍光体12に衝突した電子15n1,15n2,15n3,…の一部16n1,16n2,16n3,…が該蛍光体12の各領域12n1,12n2,12n3,…にチャージアップ(帯電)すると、その後で電子放出点14n1,14n2,14n3,…から放出してくる電子は上記各領域に先にチャージアップしている電子16n1,16n2,16n3,…に反発されて蛍光体12に到達できない、いわゆる電子の蹴られ現象を生じてしまい、また、到達することができても、例えば図8(b)で示すように上記領域に近い蛍光体12の別の領域12n1´,12n2´,12n3´,…に破線で示すように軌道を曲げられて電子衝突して当該別の領域12n1´,12n2´,12n3´,…が励起発光するようになる。そのため、図8(c)のd1→d2→d3→…で示すように蛍光体12の各発光領域に対応して光るガラス管11の管面11a上の各領域では、それまで励起発光して明るかった当初の領域11n1,11n2,11n3,…は暗くなり、それまで暗かった別の領域11n1´,11n2´,11n3´,…は励起発光して明るくなる。もちろん、電子はチャージアップ状態により、様々な領域に衝突する方向に電子軌道が曲げられ、曲げられた先の領域に衝突して発光する。なお、図8(c)で白抜き丸印は明るい輝度で発光する領域、黒抜き丸印は発光状態から非発光状態になって発光していない領域である。
以上の結果、従来の駆動方法では、ガラス管11の管面11aにおける発光は明暗のちらつき、すなわち、上記した白抜きと黒抜きとで示す多数の明暗斑点の集合からなりその明暗斑点の集合状態が定まらず複雑ランダムに変化するような発光状態が発生していた。また、暗い領域が存在することにより、輝度の大きさにも影響している。さらにチャージアップ状態が持続する期間が長いために発光に寄与しないエネルギが熱に変わりガラス管11の管面11aの温度が極めて高温になってしまい、冷陰極蛍光ランプを扱い難くすると共にエネルギ損失も大きい。
そこで、このようなチャージアップを防止するために蛍光体12の内面に例えば、アルミニウム蒸着によりアルミニウムの薄膜シートを設け、この薄膜シートでチャージアップを防止することが考えられるが、薄膜シートのシート抵抗によりチャージアップを緩和させるのに時間を要しており、その間は蛍光体12の各領域に向けて電子放出して発光させることができないので発光のちらつきを十分に抑制することができない。特に、冷陰極蛍光ランプの管径が数mm程度の極細管になってくると、このようなアルミニウム蒸着は困難であり冷陰極蛍光ランプを製作し難くする。
また、冷陰極蛍光ランプの管径がさらに1mm程度前後の極細管の内部をガラス管11内面に非接触状態でその内部に長手方向にカソード14を線状に空中架設している場合、線状のカソード14がクーロン力でアノード13側に引き寄せられて接触してしまい、これも発光のちらつきを引き起こしてしまう。
特開2000−090812号公報
本発明により解決すべき課題は、蛍光体の発光ちらつきを抑制して均一発光を可能とし、輝度を向上して発光効率をアップ可能とし、管面温度の高温化を抑制し、かつ、製作容易化を達成可能とすることである。
本発明による冷陰極蛍光ランプの駆動方法は、アノード側に正極性電圧(第1電圧)を印加してカソード上の多数の電子放出点それぞれから電界集中によりアノードに向けて電子を放出させ、この放出した電子をアノード上の蛍光体に衝突させて該蛍光体を励起発光させる冷陰極蛍光ランプの駆動方法において、第1電圧をアノードに印加して蛍光体を発光させる第1ステップと、このステップにより蛍光体にチャージアップした電子を、カソードに正極性電圧(第2電圧)を印加して、除電する第2ステップと、を繰り返して、蛍光体の発光ちらつきを抑制することを特徴とするものである。
本発明では、第1ステップにより例えば多数の各電子放出点に対応する蛍光体の各蛍光体領域は各電子放出点それぞれから放出した電子が衝突して発光することができるとともに、第2ステップにより、当該蛍光体の各蛍光体領域にチャージアップしている電子は徐電され、次のサイクルの第1ステップでは電子が軌道を曲げられることなく対応する各蛍光体領域に電子衝突してそれぞれの領域を発光させることができるようになる。
したがって、本発明では以下の作用効果を発揮することができる。
第1に、蛍光体の発光領域のすべてにわたり発光ちらつきがなくなり、すなわち、具体的には、従来のような明暗斑点が無くなることにより、その明暗斑点が複雑ランダムに入り組んだ状態がなくなり、全体的にソフトで均一な発光状態を得ることができる。
第2に、従来のような暗斑点が無くなることにより、全体の輝度が向上し、発光効率をアップすることができるようになる。
第3に、チャージアップの持続が短いために電子放出に用いたエネルギをほとんど発光に寄与させることができ、その分、ランプの管面温度の高温化が解消しランプが扱い易くなり、消費エネルギ損失を小さくすることができる。特に、本発明では、管径が数mm程度の極細管の冷陰極蛍光ランプであっても、容易に製作することができる。
第4に、冷陰極蛍光ランプの管径がさらに1mm程度前後の極細管の内部をガラス管内面に非接触状態でその内部に長手方向にカソードを線状に空中架設するような場合でも、その線状のカソードがクーロン力でアノード側に引き寄せられて接触することを無くすことができ、この接触による発光のちらつきを解消することができる。
本発明の好適な一態様は、第1、第2電圧を、電圧の波形、大きさ、周波数が設定された電圧印加単位ごとに印加することである。
この態様では、第1ステップで波形、大きさ、周波数を蛍光体の発光状態に応じて設定した1つないしは複数の電圧印加単位で第1電圧を構成し、その構成した第1電圧でもってアノードに印加することができるから、冷陰極蛍光ランプの輝度、調光、等を適宜に設定することができる。すなわち、冷陰極蛍光ランプの用途に応じて第1ステップでは第1電圧の波形を正弦波やパルス波形やその他の波形とし、大きさを数kVとし、周波数を数10Hzから数10kHzまで設定し、また、第2ステップでは第1ステップにおける第1電圧の構成に対応して第2電圧の波形、大きさ、周波数を設定して除電することができ、蛍光体の発光ちらつきをより効果的に抑制することができる。
本発明の好適な一態様は、第1ステップでは、第1電圧を1電圧印加単位で印加するかまたは複数の電圧印加単位で続けて印加し、第2ステップでは、第2電圧を1電圧印加単位で印加するかまたは複数の電圧印加単位で続けて印加することである。
この態様では例えば第1ステップでは第1電圧を複数の電圧印加単位で連続して印加し、第2ステップでは第2電圧を1電圧印加単位で印加する場合では、蛍光体を発光させるための第1電圧の印加期間を長くし、チャージアップを抑制するための第2電圧の印加期間を短くすることができる。また、その逆も可能である。
本発明のより好適な一態様は、第2電圧の電圧印加単位を、正弦波交流電圧の半サイクルとすることである。
本発明のより好適な一態様は、上記第2電圧の立ち上がり速度を調整可能とすることである。
本発明のより好適な一態様は、上記冷陰極蛍光ランプは、そのアノードが一方向に細長いガラス管の内面に形成され、そのカソードが、ガラス管の略中央をガラス管長手方向に線状に空中架設されている。
この態様において、より好ましい態様はガラス管の管径が5mm以下である。
また、この態様においてさらにより好ましい態様は、カソードが、導線と、該導線の表面に形成された、nmオーダーの微細突起を電子放出点として多数有する炭素膜を備えたものである。
本発明によれば、蛍光体の発光駆動に関して、蛍光体の発光ちらつきを抑制して均一に発光させることができるとともに、全体の輝度が向上し、発光効率が大きくアップする。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係る冷陰極蛍光ランプの駆動方法を説明する。
図1は、同駆動方法の実施に用いる冷陰極蛍光ランプとその駆動電源とを示す図、図2(a)は冷陰極蛍光ランプの側面図、図2(b)は図2(a)の冷陰極蛍光ランプの部分断面図、図3(a)は冷陰極蛍光ランプの駆動方法における第1ステップの説明に供する図、図3(b)は同方法における第2ステップの説明に供する図である。
これらの図を参照して、10は冷陰極蛍光ランプ、20は商用交流電源、30は高圧トランス、40は電源スイッチ、50は可変抵抗器により構成された調光部である。商用交流電源20と高圧トランス30との間にスライダックを介装してもよい。この冷陰極蛍光ランプ10は高圧トランス30、電源スイッチ40、調光部50と共にユニット化することができる。調光部50を操作することにより、冷陰極蛍光ランプ10の発光を調光することができる。また、商用交流電源20を用いるので、通常の100V、50Hzや60Hz等のコンセントにプラグを差し込むだけで使用することができ、家庭用として簡便な照明ランプとなる。
冷陰極蛍光ランプ10は、真空封止されたガラス管11内に、蛍光体12付きのアノード13と、線状のカソード14とが対向配置されて構成されている。カソード14はガラス管11の略中央をガラス管11長手方向に線状に延びている。なお、ガラス管11の形状はバックライトを始めとして光源の用途に応じて様々な形態をとることができるものであり、実施の形態のように細管形状に限定されず、図示略のフラットパネル形状とすることができる。アノード13はITO(酸化インジウム・錫)やアルミニウム等の金属をスパッタリングやEB蒸着等により薄膜状にして形成されている。蛍光体12は、アノード13にスラリー塗布法、スクリーン印刷法、電気永動法、沈降法等により塗布等により形成されている。カソード14は、導線14aと、該導線14aの表面に形成された、nmオーダーの微細突起を電子放出点として多数有する炭素膜14bとを備えたものである。この炭素膜14bは例えばカーボンナノチューブ、カーボンナノウォール、針状炭素膜、等がある。
実施の形態の駆動方法の第1ステップにおいては、図3(a)で示すようにアノード13とカソード14との間においてアノード13に交流電圧Vacの正の半サイクル電圧(正極性電圧である第1電圧)VacPを印加することにより、カソード14上の多数の電子放出点14n1,14n2,14n3,…それぞれに電界を集中させて該電子放出点14n1,14n2,14n3,…それぞれから電子15n1,15n2,15n3,…を放出させる。この放出した電子15n1,15n2,15n3,…は蛍光体12の対応する領域12n1,12n2,12n3,…に衝突し、蛍光体12は発光する。この蛍光体12の発光17はアノード13およびガラス管11を介して外部に放射される。
実施の形態の駆動方法の第2ステップにおいては、図3(b)で示すように正の半サイクル電圧VacPの印加後、交流電圧Vacの負の半サイクル電圧(カソード14側からは正極性電圧である第2電圧)VacNがカソード14に印加される。この印加により、蛍光体12にチャージアップされている電子16n1,16n2,16n3,…は除電される。
以上の第1、第2ステップを交互に繰り返して、蛍光体12は電子のチャージアップに伴う発光ちらつきが抑制され均一発光することができる。
このようにして蛍光体12が均一発光すると、図4のガラス管11の管面11aの電子放出点14n1,14n2,14n3,…に対応する領域11n1,11n2,11n3,…は、d1→d2→d3→…で示すように、従来のように明暗に輝度変化することが無く、また、領域11n1´,11n2´,11n3´,…も従来のように明暗に輝度変化することが無くなり、したがって、全体的にほぼ一様な輝度で発光(ただし管面11a自体が発光するのではないが外部からの視認では管面11aがあたかも発光しているように見える状態の発光)することができ、発光ちらつきが解消される。すなわち、従来では、発光領域と非発光領域とがチャージアップ状態で定まらず、発光領域が次に非発光領域に急激に変化し、また、その発光領域の位置が変動しており、その発光ちらつきの理解のため図8(c)で示すように白抜きと黒抜きとで示したが、実施の形態では、領域11n1,11n2,11n3,…は発光領域として安定し、その隣接の領域11n1´,11n2´,11n3´,…は発光しなくても、発光と非発光とを繰り返さないので、領域11n1,11n2,11n3,…の安定した発光によりほぼ白抜きで表されるように発光と同等の発光状態として視認することができる。
以上の結果、実施の形態の駆動方法では、管面11aの発光状態が当該管面11a全体にわたり、発光領域と非発光領域の変動が抑制されるために全体の輝度変化が少なくなりソフトで均一な発光状態に駆動することができ、照明ランプとして用いた場合に好適な冷陰極蛍光ランプを提供することができるようになる。
アノード13とカソード14との間の交流電圧Vacにおいては、図5(a)で示すように、第1電圧VacPと第2電圧VacNは全周期がT1+T2で第1電圧VacPは1つの期間T1で1つの電圧印加単位、第2電圧VacNは1つの期間T2で1つの電圧印加単位をなしている。図5(a)で示す第1電圧VacP、第2電圧VacNは、期間T1,T2が相等しいとき、電圧波形が共に正弦波であり、電圧の大きさも共に等しいため、図1で示す商用交流電源20の電圧を高圧トランス30で昇圧した電圧に相当することができる。
また、図5(b)で示すように、上記第1ステップでは、第1電圧VacPは2以上の複数の電圧印加単位で続けて印加し、上記第2ステップでは、第2電圧VacNを1電圧印加単位で印加してもよい。
また、図5(c)で示すように、上記第1ステップでは、第1電圧VacPは1電圧印加単位で印加し、上記第2ステップでは、第2電圧VacNを2以上の複数の電圧印加単位で続けて印加してもよい。
また、図5(d)で示すように、上記第1、第2ステップでは、第1電圧VacPと第2電圧VacNのデューティ比(電圧印加期間T1,T2の比率)は、デューティ比を変えてもよい。
また、図5(e)で示すように、上記第1、第2ステップでは、第1電圧VacP、第2電圧VacNの電圧波形をパルス状であってもよい。この場合、第1電圧VacPの電圧波形をパルス状とし、第2電圧VacNの電圧波形を正弦波状としてもよいし、その逆でもよい。
また、交流電源30は商用であったが、図6(a)で示すように、直流電源30aとフルブリッジインバータ30bとで構成することができる。このフルブリッジインバータ30bにおける半導体素子等からなるスイッチング素子SW1ないしSW4を高速で図示略の駆動回路でスイッチング駆動することにより、高圧トランス30の一次側に電流id1,id2を流して、二次側に高周波例えば数10kHz程度の高周波の交流電圧Vacを発生させることにより、この冷陰極蛍光ランプ10を例えば、液晶表示装置用バックライトとして用いることができるようになる。なお、この交流電圧Vacは例えば図6(b)で示すように期間T1で第1電圧VacP、期間T2で第2電圧VacN、期間T3は休止期間とする波形の交流電圧として冷陰極蛍光ランプ10を駆動することができる。
さらには、第2電圧VacNの立ち上がり速度を図7で示すように調整可能としてもよい。図7では第2電圧VacNの印加期間T21,T22,T23,…のように短くして、第2電圧VacNのdV/dtで表すことができる立ち上がり速度をV1,V2,V3…のように早くしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、種々な変更ないしは変形を含むものである。
図1は本発明の実施の形態に係る冷陰極蛍光ランプの駆動方法の実施に用いる冷陰極蛍光ランプとその駆動電源とを示す図である。 図2(a)は冷陰極蛍光ランプの側面図、図2(b)は図2(a)の冷陰極蛍光ランプの部分断面図である。 図3(a)は冷陰極蛍光ランプの駆動方法における第1ステップを示す図、図3(b)は同方法における第2ステップを示す図である。 図4は冷陰極蛍光ランプの発光状態を示す図である。 図5(a)ないし(e)は冷陰極蛍光ランプの駆動電圧の波形を示す図である。 図6(a)は交流電源の変形例を示す図、図6(b)はその交流電源による電圧波形を示す図である。 図7は立ち上がり速度が異なる第2電圧VacNの波形を示す図である。 図8(a)は従来の冷陰極蛍光ランプの駆動方法の実施に用いる冷陰極蛍光ランプとその駆動電源とを示す図、図8(b)は従来の駆動方法による課題の説明に供する図、図8(c)は従来の駆動方法による冷陰極蛍光ランプの発光状態を示す図である。
符号の説明
10 冷陰極蛍光ランプ
11 ガラス管
12 蛍光体
13 アノード
14 カソード
20 交流電源
30 トランス
40 電源スイッチ
50 調光部

Claims (8)

  1. アノード側に正極性電圧(第1電圧)を印加してカソード上の多数の電子放出点それぞれから電界集中によりアノードに向けて電子を放出させ、この放出した電子をアノード上の蛍光体に衝突させて該蛍光体を励起発光させる冷陰極蛍光ランプの駆動方法において、
    第1電圧をアノードに印加して蛍光体を発光させる第1ステップと、
    このステップにより蛍光体にチャージアップした電子を、カソードに正極性電圧(第2電圧)を印加して、除電する第2ステップと、
    を繰り返して、蛍光体の発光ちらつきを抑制する、ことを特徴とする冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  2. 第1、第2電圧を、電圧の波形、大きさ、周波数が設定された電圧印加単位ごとに印加する、ことを特徴とする請求項1に記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  3. 第1ステップでは、第1電圧を1電圧印加単位で印加するかまたは複数の電圧印加単位で続けて印加し、
    第2ステップでは、第2電圧を1電圧印加単位で印加するかまたは複数の電圧印加単位で続けて印加する、ことを特徴とする請求項2に記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  4. 上記第2電圧の電圧印加単位を、正弦波交流電圧の半サイクルとする、ことを特徴とする請求項2に記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  5. 上記第2電圧の立ち上がり速度を調整可能とする、ことを特徴とする請求項4に記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  6. 上記冷陰極蛍光ランプは、そのアノードが一方向に細長いガラス管の内面に形成され、そのカソードが、ガラス管の略中央をガラス管長手方向に線状に空中架設されている、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  7. 上記ガラス管の管径が5mm以下である、ことを特徴とする請求項6に記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
  8. 上記カソードは、導線と、該導線の表面に形成された、nmオーダーの微細突起を電子放出点として多数有する炭素膜を備えたものである、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の冷陰極蛍光ランプの駆動方法。
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